一条メガソーラー長野佐久穂海瀬発電所 ( 仮称 ) 事業に係る環境影響評価方法書に対する佐久穂町長意見 意見内容 [p002] 6-2 対象事業実施区域及び調査範囲〇佐久穂町地下水保全条例では行為地より 300m 以上離れた場所である事を定めているため 調査地域を対象事業実施区域から 200m 程度

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土地利用計画 土地利用計画面積表 土地利用の区分区分面積 ( m2 ) 比率 (%) 備考 発電施設用地パネル 19, パワーコンディショナー 緑地 5, 計画地面積 24, 太陽光パネル配置図 発電施設計画 発電施設の概要 発電設備規格

資 料 第 1 71 回神戸市環境影響評価審査会 No. 6 住民説明会報告書 平成 30 年 1 月 熊本鉄構株式会社

第 4 章環境要因及び環境要素の抽出

(仮称)三重県(鳥羽市)太陽光発電所新築工事 用地造成事業に係る簡易的環境影響評価書

環境保全に関する協定書 ( 基準協定 ) 旭川市 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) は, 乙が旭川市内で施工する事業 ( 以下 事業 という ) について, 次のとおり協定を締結する ( 法令等の厳守 ) 第 1 条 乙は, 事業実施に当り, 森林法, 北海道自然環境等保全条例

1 吾妻町 平成18年3月27日に東村と合併し東吾妻町になりました 2 六合村 平成22年3月28日に中之条町に編入しました 5.2-2

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

300122ー25説明会用資料

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2 自然景観への配慮 (1) 良好な自然景観の保全 地形改変に際し現地形維持の努力 国の名勝指定を含む周辺の自然景観の保全 最小限の既存樹木の伐採 良好な景観を形成している樹木の保全 郷土種が含まれている表土の活用 植栽木の健全な維持 管理 良好な自然の利用者に対する配慮 (2) 緑化等による修景

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豊かで極めて閑静であることを踏まえ 事業者として 当該住民等の一番の不安がどこにあるのか その感得に誠実に努めること なお 環境影響評価の実施に当たっては 対象事業実施区域及びその周辺の現状の的確な把握が不可欠なため 準備書の作成に当たっては 当該区域及びその周辺の要所の現場写真を使用する等して 閲

立川市雨水浸透施設設置基準 1. 目的この設置基準は 立川市雨水浸透施設設置補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) の雨水浸透施設の設置にあたり 必要な事項を定めることを目的とする 2. 用語の定義補助対象の雨水浸透施設とは 雨水浸透ます 及び 雨水浸透管 とし 雨水浸透施設の設置に伴い発生する

はじめに 弊社 ( 四日市足見川メガソーラー合同会社 ) では この度 三重県四日市市山田町 波木町及び小林町地内において 四日市足見川メガソーラー事業 を計画しました この事業の計画を進めるにあたり 本事業が三重県環境影響評価条例 ( 平成 10 年三重県条例第 49 号 ) の対象事業 ( 条例

環境影響評価方法書の公告 縦覧及び意見募集について 公告日 : 平成 28 年 9 月 28 日 ( 水 ) 縦覧期間 : 平成 28 年 9 月 28 日 ( 水 ) から10 月 27 日 ( 木 ) 縦覧場所 : 長野県環境部環境政策課 長野県佐久地方事務所環境課 佐久市役所環境部環境政策課

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目 次 桂川本川 桂川 ( 上 ) 雑水川 七谷川 犬飼川 法貴谷川 千々川 東所川 園部川 天神川 陣田川

(6) 本事業計画の実施に伴い使用する建設機械 車両 資材の搬出入及びその経路等については 生活環境への影響が大きく懸念される事項であることから 道路拡幅等を含め予め綿密に検討すること なお 上記輸送経路については 住宅等の分布に加えて 砂防指定地や日光国立公園等の重要な景観資源等の所在にも留意し

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第 4 章特定産業廃棄物に起因する支障除去等の内容に関する事項 4.1 特定支障除去等事業の実施に関する計画 (1) 廃棄物の飛散流出防止ア廃棄物の飛散流出防止対策当該地内への雨水浸透を抑制し 処分場からの汚染地下水の拡散防止を図るとともに 露出廃棄物の飛散流出防止を図るため 覆土工対策を実施する

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

事前協議終了通知書

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

第 1 章環境監視調査の項目及び調査の手法 1.1 調査項目及び調査時期 平成 28 年度に実施した事後調査の調査項目及び調査時期を表 に 調査 工程を表 に示します だみ 大気質 表 平成 28 年度に実施した環境監視調査の調査項目

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3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

様式第1号(第1条関係)

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Microsoft Word - 03第3章(p37-45)

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

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第 4 章環境影響評価の項目の選定 対象事業に係る環境影響評価の項目は 三重県環境影響評価技術指針 ( 平成 11 年 5 月 25 日 三重県告示第 274 号 )( 以下 技術指針という ) の 第 5 環境影響評価の項目の選定 に基づき 対象事業に係る工事の実施 土地又は工作物の存在及び供用に

調査時点工事の終了後とする 調査期間調査地点調査手法5.2 生物の生育 生息基盤 5.2 生物の生育 生息基盤 (1) 東京 2020 大会の大会開催前 1) は 表 に示すとおりである 区分 予測条件の状況 表 ( 東京 2020 大会の開催前 ) 生物 生態系の賦存地の改

神奈川県環境影響評価技術指針 第 2 章各論第 1 大気汚染 1 調査の手法 (1) 調査すべき情報ア大気汚染の発生源の状況 ( ア ) 固定発生源の状況工場 事業場 廃棄物処理施設等の主要な大気汚染の発生源の分布状況 ( イ ) 移動発生源の状況道路等の位置 規模 構造及び供用の方法並びに自動車等

添付資料 〇添付 -1: 大気質に係る追加調査候補地点 〇添付 -2: 大気質に係る予測手法の変更 〇添付 -3: 騒音 振動 低周波音に係る追加調査候補地点 〇添付 -4: 水質に係る追加調査候補地点 〇添付 -5: 植物 動物に係る環境影響評価項目の変更植物 動物に係る環境影響評価項目選定理由の

和泉市の宅地開発における制度

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再販入札⇒先着順物件調書

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の洪水調節計画は 河川整備基本方針レベルの洪水から決められており ダムによる洪水調節効果を発揮する 遊水地案 は 遊水地の洪水調節計画は大戸川の河川整備計画レベルの洪水から決めることを想定しており 遊水地による洪水調節効果が完全には発揮されないことがある 瀬田川新堰案 は 瀬田川新堰の洪水調節計画は

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神奈川県環境影響評価技術指針 神奈川県環境影響評価技術指針 改正 平成 10 年 2 月 6 日環審第 73 号平成 11 年 5 月 28 日環審第 15 号平成 12 年 5 月 1 日環計第 9 号平成 12 年 12 月 26 日環計第 82 号平成 20 年 3 月 27 日環計第 125


第 2 意見調査計画書は おおむね 2020 年東京オリンピック パラリンピック環境アセスメント指針 ( 実施段階環境アセスメント及びフォローアップ編 ) に従って作成されたものであると認められる なお 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会実施段階環境影響評価書案 を作成するに当たっ

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周南4市市街化調整区域における地区計画運用指針

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八王子市雨水浸透施設設置基準 1. 目的この設置基準は 八王子市雨水浸透施設設置補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) の雨水浸透施設の設置にあたり 必要な事項を定めることを目的とする 2. 用語の定義雨水浸透施設とは 屋根に降った雨水を浸透させる構造をもった次に掲げる施設をいう (1) 雨水浸

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環境影響評価の項目の選定 対象事業に係る環境影響評価の項目は 三重県環境影響評価技術指針 ( 平成 11 年 5 月 25 日三重県告示第 274 号 平成 28 年 4 月 1 日改正 )( 以下 技術指針 という ) の 第 5 環境影響評価の項目の選定 に基づき 対象事業に係る工事の実施 土地

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

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はじめに 宅地造成等規制法が昭和 36 年に制定されてからおよそ半世紀を経過しました この間 平成 18 年には同法制定以来初めての抜本改正が行われています この改正は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 ) 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 ) などで被災例が多かった大規模盛土造成地に対応するの

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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2 本日の内容 1 神奈川県内に適用される土壌汚染関係法令 2 土壌汚染対策法による取組み 3 神奈川県生活環境の保全等に関する条例による取組み 4 神奈川県の土壌汚染対策相談窓口

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図


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利水補給

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4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

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つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

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茨木市では 緑あふれる魅力あるまちづくりを進めるため 民有地での緑化について その費用の一部を補助しています 生垣を設置 壁面を緑化 道路に面して新たに生垣を設置する 道路にはみ出している生垣を改良する [ 生垣緑化 ] 道路 壁面 擁壁 フェンス 市街化区域で 道路から眺望できる建築物や擁壁の壁面

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

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第3 復興整備計画 参考様式集

資料 1 整備用地の候補地絞り込み条件について ( 案 ) 1. 基本的な考え方 整備用地の候補地選定にあたっては 環境面や経済面など様々な観点から 客観性 合理性 妥当性がある選定条件を採用する必要があります 基本計画検討委員会では 整備用地の選定基準などの候補地を絞り込むための選定条件について検

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第1号様式(第9条第1項関係)

平成 29 年 7 月 20 日滝川タイムライン検討会気象台資料 気象庁札幌管区気象台 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 大雨警報 ( 浸水害 ) 洪水警報の基準改正 表面雨量指数の活用による大雨警報 ( 浸水害 )

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第 3 章切土, 盛土, 大規模盛土, のり面保護工, 自然斜面等 3.1 切土 1. 切土のり面勾配 切土のり面勾配は, のり高及びのり面の土質等に応じて適切に設定するものとします その設定にあたっては, 切土するのり面の土質の確認を前提として, 表.3-1 を標準とします 崖の高さが 5m 以下

JFE○○発電所リフレッシュ計画

地下水の水質及び水位地下水の水質及び水位について 工事の実施による影響 ( 工事の実施に伴う地下水位の変化 地下水位流動方向に対する影響 並びに土地の造成工事による降雨時の濁水の影響及びコンクリート打設工事及び地盤改良によるアルカリ排水の影響 ) を把握するために調査を実施した また

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ⅱ 調査地点調査地点は 事業実施区域の敷地境界 2 地点とし 調査時において 風上 風下となる地点とした 調査地点を図 7.4-1に示す ⅲ 調査方法調査方法を表 7.4-3に示す 表 悪臭の調査方法 調査項目 悪臭の状況 気象の状況 調査方法 臭気指数 : 三点比較式臭袋法試料採取時の

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地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

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9 箇所名 江戸川区 -1 都道府県東京都 市区町村江戸川区 地区 清新町, 臨海町 2/6 発生面積 中 地形分類 盛土地 液状化発生履歴 近傍では1855 安政江戸地震 1894 東京湾北部地震 1923 大正関東地震の際に履歴あり 土地改変履歴 国道 367 号より北側は昭和 46~5 年 南

別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

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一条メガソーラー長野佐久穂海瀬発電所 ( 仮称 ) 事業に係る環境影響評価方法書に対する佐久穂町長意見 意見内容 [p002] 6-2 対象事業実施区域及び調査範囲〇佐久穂町地下水保全条例では行為地より 300m 以上離れた場所である事を定めているため 調査地域を対象事業実施区域から 200m 程度を 300m に変更すること ( 佐久穂町地下水保全条例 (H24/9/25 条例 18 号 ) 地下水採取について必要な規制をおこなう 町内全域を保全地域とする ( 第 7 条 )20m 以上の井戸 河川等の水源地附近から 300m 以上離れていること ( 第 9 条 )) [p009] アソーラーパネル及びソーラーパネル架台〇 地表面に木くずチップ ( 敷均し厚 90mm) を敷き詰める とあるが 雨水によりパネルから流れ落ちる流水によりチップの流出が予想される 流出による低地への堆積や調整池への流入が懸念される チップの締固め等が必要でないか 〇 ソーラーパネル架台の杭は 1,000mm の貫入深さを基準として とあるが 地盤が一律だとは考えられない 突風によりパネルの巻き上げ飛び散りが懸念される 地盤 ( 地質 ) の状況により架台固定方法の検討が必要である 〇架台の劣化や金属腐食からの影響が懸念される 架台 ( 杭 ) の材質は何を考えているか明確にする必要がある 〇パネル設置面に帯工設置 ( チップ流出防止 ガリ防止 滑動防止 床止め ( 板柵 ネット柵等 )) の検討が必要である 〇パネル設置面に承水路 排水路の設置が必要である [p010] イパワーコンディショナー〇パワーコンディショナーはパネルより高さがある機器となる また設置台数も 60 台と多いことから色や設置場所については景観に考慮したものとされたい 低周波音がなるべく少ない機器の選定を行うこと ウ送変電設備〇昇圧変圧器や送変電設備についてもパワーコンディショナーと同様の考慮をすること [p011] 3 緑化計画〇 造成によって発生する盛土法面については 緑化を行う計画である とあるが 種子吹付では在来種の種子を 芝張りでは寒冷地用張芝を 植栽では在来木を選定し環境への考慮と法面の保護を図ること 4 防災計画〇 工事中は事業区域外への土砂流出を防ぐ為の 仮設沈砂池を設け防止に努める とあるが 仮設沈砂池の構造が 空堀の沈砂池では崩落により下流域への土砂の流出が危惧される 〇 供用時には 調整池で沈砂機能を持たせる計画である とあるが 定期的な沈砂除去をしなければ調整池としての機能が損なわれてしまう 施設稼働計画 ( 施設管理維持計画を含む ) を提示する必要がある

〇調整池 ( 沈砂池 ) の位置決定根拠を提示すること 〇工事完了後の調整池の沈砂機能 沈砂量についての提示をすること 〇調整池の洪水調整時間の提示と 堆積土の排土処理方法の提示をすること 〇抜井川には漁業権があるため 事前に漁協との協議が必要である 1 工事計画概要〇 工事関係車両の通行ルートは図 1-6-6 表 1-6-4 に示す とあるが 大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 同時期の工事があるとすれば 工事車両の重複路線もあり 大日向地区の工事関係車両の通行ルートも提示すべきではないか [p014] 表 1-6-5 工事工程表〇海瀬発電所事業の工事工程表を提示するのみでなく 同時期の工事があるとすれば 大日向地区の工事工程表も提示すべきでないか [p015] ア防災工事〇 法面排水処理として法面排水工 縦排水工 小段排水工の設置 必要に応じて埋設工及び水抜層 ( フィルター層 ) を設置する とあるが 法面排水処理は切土 盛土のすべてに実施し法面の崩落防止や土砂の流出防止を図り 存在 供用による影響を最小限に行うこと 必要に応じて埋設工及び水抜層 ( フィルター層 ) を設置する とあるが 基準を提示すること 〇盛法部に板柵等の崩落防止工設置が必要である 〇盛法部最大高は 近傍類似地区造成箇所を参考とし 小段 ( 犬走り ) には必要に応じて水路 承水路を設置する 〇 洪水調整のため 事業区域内に計 8 か所の調整池を設置する計画である とあるが 設置場所の地盤調査はどのように行うのか ( ボーリング調査の深度は ) 〇 また 盛土の法尻には法面の安定を確保するため 擁壁を設置する とあるが 土圧を考え擁壁の高さや材質 ( 場所によっては天然石積 ) を検討し景観への考慮をすること 盛土法面のすべてに法尻擁壁を設置するのか ( 設置基準を提示すること ) 〇 造成工事に先立ち 工事中の事業区域外への土砂流出を防止する目的で仮設沈砂池を設置する とあるが 仮設沈砂池の構造が 空堀の沈砂池では崩落により下流域への土砂の流出が危惧される イ伐採工事〇 樹木を段階的に伐採 除根し とあるが 除根により地盤がゆるむため 地盤沈下や崩壊が生じないよう そのつど建設機械を用いた締固めを行う必要がある 〇 木くずチップの敷均し厚は 長野県条例に則り 10 cm以下とする とあるが 雨水によりパネルから流れ落ちる流水によりチップの流出が予想される 流出による低地への体積や調整池への流入が懸念される チップの締固め等が必要でないか 木くずチップの敷均し厚は 長野県条例に則り 10cm 以下とする とあるが 廃棄物の適正な処理の確保に関する条例施行規則 2-1c 第 6 条 であるとすれば条例の出典を提示すること 木くずチップの敷均し厚は 長野県条例に則り 10cm 以下とする とあるが 長野県林業総合センター研究報告第 21 号 (2006) によると 造林地でチップの植生抑制効果は 10 cm 厚では 1 年で無散布と同程度の植被率となり 抑制効果が無くなった とあるが 10 cm 厚の根拠を提示すること 木くずチップの 不足する場合は優先場所を特定し敷均しする とあるが 木くずチップを敷均さない設置面もあるということか [p016] ウ造成工事

〇 盛土工はダンプで運搬した土砂をブルドーザーによる敷均し 締固めを行う となっているが 土地の安定性を考慮し締固めはローラーに準ずる建設機械を用いた締固めとする 〇調整池の上部はほとんどが盛土工となっている (p008 図 1-6-4 切盛計画から ) 土砂の流れ込みを軽減する考慮が必要である 〇事業区域の地質は八千穂層 ( 文献 : 佐久町史 - 自然編 ) となっている 八千穂層は各累層により形成されている 一律的な土処理でなく累層に合わせた土処理が必要となる 〇切土量 盛土量とも 800,000 m3と莫大な土量となり 地形が大幅に改変してしまう 保水能力低下からの災害等が懸念される 切土量 盛土量の縮小を検討すること 〇造成面の安定を保つためにも 盛土は工事区域外も含めて良質土を使用する 又 区域外の採土候補地も検討すること エ法面工事〇 法面工事は 切土法面は 1:1.2~ 法面整形を行い 種子吹付工 種子散布工等はできるだけ在来種を用い 早期の緑化に努めるとともに法面保護を行う とあるが 安定勾配と緑化による法面保護に併せ 15 ページ ア防災工事法面排水処理として法面排水工 縦排水工 小段排水工の設置 必要に応じて埋設工及び水抜層 ( フィルター層 ) を設置する により土地の安定性を考慮されたい 1 大気質〇 工事車両の走行にあたっては 車両の適切な運行管理により 工事車両の集中化を避ける となっているが 大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 同時期の工事があるとすれば 工事車両の重複路線もあり 集中化を避ける考慮が必要である 〇膨大な面積の造成工事のため砂埃が大気中に拡散される懸念がある 造成工事中の散水等による管理が必要である 〇工事車両等が 事業区域から町道等へ乗り入れる際 車両車輪に付着した土砂を町道に付着させ 乾燥により砂埃が大気中に拡散される懸念がある 影響について考慮が必要である [p017] 2 騒音 振動 低周波音等〇 工事車両の走行にあたっては 車両の適切な運行管理により 工事車両の集中化を避ける となっているが 大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 同時期の工事があるとすれば 工事車両の重複路線もあり 集中化を避ける考慮が必要である 〇パワーコンディショナーや送変電設備についても 騒音 振動 低周波音等について考慮すべきである 〇樹木伐採で用いるチェンソー等の騒音についても考慮すべきである 〇 伐採樹木は 粉砕チップ化の処理をする となっているが 粉砕機の騒音を考慮すべきである 〇架台は杭により固定予定だが 杭打ちによる騒音を考慮すべきである 〇事業区域に海瀬総合グラウンドが隣接しているので 騒音 振動 低周波音等についての考慮が必要である 3 水質〇 造成工事の施行にあたっては 場外への土砂や濁流の流出防止に努める となっているが 事業区域の下流には水田がある 事業者は排水を抜井川まで既存の農業用水路により排水を考えている 濁流等による水田への影響を考慮すべきである 〇 仮設沈砂池等からの排水を定期的に監視し 場外への土砂や濁流の流出を防止する となっているが 仮設沈砂池の構造が 空堀の沈砂池では崩落により下流域への土砂の流出が危惧される 〇事業区域の近くに生涯学習館がある 生涯学習館の飲料水を含む水に関係する施設設備の全ては敷地内にある井戸水を利用している 森林の伐採や造成により影響が懸念される

〇架台は杭により直接土中に埋設する計画になっている 地面との接触箇所が金属腐食により メッキ成分の亜鉛や鋼鉄の鉄が雨水による流れ出しや地中への浸透により水質を汚染する危惧がある 4 動植物〇 残地森林の確保に加え 造成森林を設けることにより 生息環境の保全に努める とあるが 造成森林については 在来木の植栽での考慮を行うこと 〇敷きならした木くずチップの腐敗物が低地に堆積し 雨水等により その腐敗汚水による動植物への影響が懸念される 〇パネルからの輻射熱により 周辺部の温度上昇がある 温度上昇による動植物の影響を考慮する必要がある 〇約 2 km上流の大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 海瀬発電所事業区域と大日向地区に挟まれる区域についても 特に動物への影響が懸念される 5 廃棄物〇 木くずチップの使用に関する基準 を遵守する とあるが 雨水によりパネルから流れ落ちる流水により 流出による低地への堆積や調整池への流入が懸念される チップの締固め等が必要でないか 6 景観〇 残置森林を確保するとともに 森林伐採は必要最小限に留め 周辺からの影響に配慮する とあるが 事業区域の外周部については パネルを目立たせないためにも 景観に配慮するためにも 造成森林でなく既存の森林を残すべきである 残置森林の確保にあたっては 適宜に森林整備を行い 残置森林の適正な保全に考慮すること 〇ある一定以上の法面については 造成森林や種子の吹付により景観への考慮をする必要がある 〇パワーコンディショナーや特に送変電設備はパネルより高さがあり 景観への影響が懸念される 色や設置場所については景観に考慮したものとされたい 7 その他〇 供用後設備のメンテナンスとして除草作業が必要となるが 除草剤を使用せず 手作業での除草を行い とあるが 農薬 除草剤等を使用しないことが確認できる施設稼働計画 ( 施設管理維持計画を含む ) を提示する必要がある 〇 供用後は 外周部にフェンス及び立ち入り禁止看板を設置し 防犯及び安全管理に努める とあるが フェンスの設置によりシカの動線の変更があり 農地への影響が懸念される 〇フェンスや立ち入り禁止看板の色も景観に考慮したものとすること 〇立ち入り禁止看板だけでなく 設置事業者への連絡手段を事業地に提示すること 〇事業実施区域の現況 CO2 吸収量を提示すること [p018] 6-6 その他 1. 一条メガソーラー長野佐久穂大日向第 1 第 2 太陽光発電所 ( 仮称 ) 事業計画〇わずか 2 km上部での建設であり 海瀬発電所事業の約 4 倍となる計画面積であれば 海瀬発電所事業と一体的な環境影響評価が必要である 2. 発電開始後 20 年以降の計画〇売電期間は 20 年間と決まっている 継続しての発電 送電事業は確定できない 事業を撤退する場合の具体的な計画 ( パネルや架台の処理方法や跡地の利用計画等 ) を示さなければ 本当の環境影響評価にはならず 売電期間だけの一時的なものになってしまうのではないか [p030~034] 2-4 環境保全についての配慮が必要な施設の状況

〇佐久穂町児童館 学童クラブ 子どもセンターの記載がない 搬入ルートに隣接することから考慮が必要である 〇佐久穂町障害者福祉施設 陽だまりの家 の記載がない 搬入ルートの脇になることから特に考慮が必要である 〇海瀬社会体育館 しらかば社会体育館 海瀬総合グラウンドの記載がない 海瀬総合グラウンド利用者ルートは搬入ルートと重複するため考慮が必要である 〇花岡遺跡公園の記載がない 表 2-2-14 対象実施区域周辺の社会福祉施設及び図書館〇対象実施区域周辺の社会福祉施設及び図書館中の ほほえみ は地域活動支援センターでなくグループホームである [p035] 表 2-2-17 水源状況〇事業区域の近くに生涯学習館がある 生涯学習館の飲料水を含む水に関係する施設設備の全ては敷地内にある井戸水を利用している 森林の伐採や造成により影響が懸念される [p057] 表 2-2-43 関係法令による指定規制の状況〇地域森林計画対象森林の民有林で対象事業実施区域が になっているが である [p062] ア佐久穂町環境保全条例〇 佐久穂町は 自然環境並びに生活環境の保全のために守るべき事項等を定めている の後に 基本理念にのっとり 開発行為に関して町と事業者間で開発協定を結び合意形成を図り 自然環境及び生活環境が良好に維持されることを目的としている を加えること [p072] 1. 河川〇台風の度に氾濫した抜井川の治水を目的としたダム 古谷ダムと余地ダムの 存在を記載すべきである [p074] 5. 災害履歴等〇平成 11 年 8 月 13 日 ~16 日発生の豪雨災害についての記載をすべきである 佐久穂町東部地区で被害が多発し 抜井川が氾濫した 今回の事業区域下流に位置し 抜井川が湾曲する箇所にある一の淵橋では欄干まで水位が上昇した 被害が拡大したことから 8 月 15 日に毎年開催される町主催の成人式も中止となった 用水路に転落し死者 1 名も発生した [p096] 表 2-3-22(2) 調査範囲内で記録されている注目すべき種 ( 植物 )(2/2) 〇事業区域南側でシュンランが確認されたことがあるが 注目すべき種にいれるべきでないか [p100] 2 主要な眺望景観表 2-3-25 主要な眺望地点の状況〇地点番号 3 の花岡遺跡公園は眺望の可否で となっているが 花岡遺跡公園の山頂はかつて のろし台 があった事から 物見櫓を建築し周辺が見渡せるようになっている そこからは事業区域は眺望できないのか 眺望できるのであれば 調査地点とすること [p104] 3-7 触れ合い活動の場の状況表 2-3-27 主な触れ合い活動の場〇主な触れ合い活動の場に月見公園も加えるべきでないか

[p115] 表 3-1-1 環境影響評価の項目の選定〇影響要因の区分で 工事による影響に樹木をチップ化するための 粉砕機 を加えるべきである また架台杭の 杭打ち作業 も加えるべきである 〇造成工事による地表の変化や 樹木の伐採 架台杭の埋設により 地下に浸透する水質の変化が考えられる 環境要素で水質の地下水質も調査項目に加えるべきである 〇売電期間は 20 年間と決まっている 継続しての発電 送電事業は確定できない 影響要因の区分に 供用終了後の影響 を加えるべきである 事業を撤退する場合の具体的な計画 ( パネルや架台の処理方法や跡地の利用計画等 ) を示さなければ 本当の環境影響評価にはならず 売電期間だけの一時的なものになってしまうのではないか 〇架台は杭により直接土中に埋設するため 金属腐食により腐食物が雨水による土壌への影響が考えられる 環境要素での土壌汚染で 環境要因での存在 供用による影響で工作物の存在での調査が必要である 〇特に夏季において パネル自体の輻射熱による気温の上昇からの気象変化が危惧される 環境要素で その他の環境要素に 気象変化 を評価項目に加え調査が必要である 〇事業区域での現状の気象関係データ ( 気温 風向 風速 湿度 雨量 日射量 日照時間 ) を調査し 事業実施後との比較を継続して行うこと 〇 本事業では 維持管理等に農薬 除草剤等を使用しない計画であるため とあるが 使用しないことが確認できる施設稼働計画 ( 施設管理維持計画を含む ) を提示する必要がある [p121] 〇表 3-2-12 で 太陽光パネル等の交換 破棄では水質への影響はないと考えられる とあるが 台風等により破損し有害物質が土中に浸透する場合も考慮し 本地域には水道水源 ( 井戸 湧水等 ) があることからも重点化項目とし地下水 湧水等の水質調査も追加すること [p122] 2-7 水象〇約 2 km上流の大日向地区でも同社による約 200ha にも及ぶメガソーラー計画がある 今回の海瀬発電所事業のみでなく 大日向地区事業も含めての 環境要素で水象の河川及び湖沼は標準項目でなく重点化項目とすべきで 詳細な調査 予測 評価を行う必要がある 〇事業区域の下方の近くに生涯学習館がある 生涯学習館の飲料水を含む水に関係する施設設備の全ては敷地内にある井戸水を利用している 環境要素で水象の地下水は簡略化項目でなく標準項目とすべきである 〇事業区域からのすべての水は既存の水路により抜井川まで排水される 既存の水路は農業用水路として利用されている 現在周辺には五つの水利組合 ( 海瀬開田 真木開田 花岡開田 穂積海瀬開田 中原開田 清水上開田 ) があり水路を管理している 環境要素で水象の利水及び水面利用等で標準項目に加えるべきである [p125] 2-10 地形 地質〇事業区域の地質は八千穂層 ( 文献 : 佐久町史 - 自然編 ) となっている 八千穂層は各累層により形成されている 一律的な土処理でなく累層に合わせた土処理が必要となる また事業区域の東側に隣接する箇所は 同じ八千穂層で土砂災害警戒区域に指定されている 環境要素で地形 地質の土地の安定性は標準項目でなく重点化項目とすべきである [p126] 2-11 植物〇土地の造成により表土の状況が大きく変化する 既存植物でも生育できなくなるものや 新しい表土で新たに生育する植物がある事から 環境要素で植物の土壌は簡易化項目でなく標準項目とすべきである

[p130] 2-14 景観〇事業区域は周辺を取り巻くように農地があり 農地に接する里山としての景観を形成している 造成やパネルの設置により佐久穂町らしい景観は大きく変貌してしまう 環境要素で景観について存在 供用による影響は標準項目となっているが 重点化項目とすべきである [p131] 2-15 触れ合い活動の場〇事業区域に 多くの人が利用する海瀬総合グラウンドが隣接している 町内外のスポーツ活動が数多く行われている 環境要素で触れ合い活動の場は簡略化項目でなく標準項目とすべきである [p135] 2-19 その他の環境要素〇パネル設置が約 30ha という広大な面積となる 環境要素でその他の環境要素で光害を標準項目でなく重点化項目とすべきである 〇年間を通じ ( 特に春分 夏至 秋分 冬至 ) ての 日の出から日没までのパネルからの反射を予測し 周辺の人家や農業用ハウス グラウンド等への影響を予測すること [p136] 表 3-3-3 大気質に係る現地調査地点の選定理由〇調査地点の第 4 号調整池予定地は谷合にあり 降下ばいじん等を測定するのに適していない 第 1 号調整池予定地が適当と考える 137 ページの図 3-3-1 大気質調査地点では第 1 号調整池予定地になっている 〇調査地点は事業区域の北側のみを選定している 事業区域は尾根が東西に連なっている そのことからも事業区域の南側でも調査すべきである 〇事業区域の周辺は通常の交通量が少ない地域である事を考慮した評価が必要である [p138] 表 3-3-4 大気質に係る予測手法 ( 工事による影響 ) 〇予測対象時期等が 降下ばいじん量の影響が最大となる造成工事の最盛期 工事箇所からの降下ばいじんによる影響が最大となる時期 とあるが どのような時期か曖昧である 工事施工計画や気象に基づき時期を示すこと 〇上記と同様に 予測対象時期等が 最大となる時期 という表現が 環境要素 ( 騒音 振動 低周波音 水質 水象 地形地質 植物 動物 生態系 景観 触れ合いの場 ) ごとに複数で記載されているが 工事施工計画や施設稼働計画 ( 施設管理維持計画を含む ) を提示しなければ時期が曖昧になり的確な予測ができないのではないか [p139] 表 3-3-7 騒音に係る現地調査地点の設定理由〇調査地点の第 4 号調整池予定地は谷合にあり騒音レベルを測定するのに適していない 影響が顕著に表れる海瀬総合グラウンドでの測定が適当と考える 〇事業区域の周辺は通常の騒音が環境基準を大きく下回っている地域である事を考慮した評価が必要である [p142] 表 3-3-12 振動に係る現地調査地点の設定理由〇調査地点の第 4 号調整池予定地は谷合にあり振動レベルを測定するのに適していない 影響が顕著に表れる海瀬総合グラウンドでの測定が適当と考える 〇事業区域の周辺は通常の振動が環境基準を大きく下回っている地域である事を考慮した評価が必要である [p144]

表 3-3-17 低周波音に係る現地調査地点の設定理由〇調査地点に影響が顕著に表れる海瀬総合グラウンドも加えるべきである [p150] 3-6 水象〇現在と事業実施後の比較をするため 農林水産省土地改良事業方式にて 現況 計画用排水系統及び模式図の作成をすること ( 例 : 地目又は 土地利用別に流出率を設定して ) 〇事業実施による 関係河川及び 水路の流量測定を実施すること 〇事業区域周辺の地下水 ( 井戸 ( 浅井戸 深井戸 )) 湧水井 池の調査 確認 工事前に能力確認 ( 井戸揚水試験の実施 既存井戸実施時期 ) が必要となる ( 佐久穂町環境保全条例 第 19 条 第 16 条第 2 項の規定により開発行為の許可を受けた者であっても その開発行為によって附近の湧水及び深井戸等の水位の減少若しくは 低下又は これらの水質の汚濁が認められる場合は直ちに開発行為を中断し 原因を究明するとともに その原因が開発行為に 最悪の場合は中止 ) [p151] 表 3-3-5 水象調査地域〇事業区域からのすべての水は抜井川まで排水される 抜井川は上流にダムがあるために護岸工事が実施してない箇所がある 事業区域から排水される抜井川から千曲川までの間を調査地域とすべきである 特に護岸工事の行われていない箇所での調査が必要となる 〇僅か約 2 km上流の大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 約 200ha にも及ぶ広大な面積であり そのほとんどが山林である 山林の伐採による保水力の低下が危惧される 大日向地区は地元でも 石山 と言われているように 表土が少ない ( 保水力のない ) 地表 ( 地質 ) となっている 大日向地区の排水もすべて抜井川に流れ込むことから 抜井川の水位の上昇が明らかに考えられる 海瀬発電所事業のみでなく 大日向地区事業も含めての調査を実施すると共に 頻度 時期等が年 4 回 ( 豊水期 2 回 渇水期 2 回 ) となっているが 台風などの豪雨時も必ず調査をすべきである 〇事業区域からのすべての水は既存の水路により抜井川まで排水される 既存の水路は農業用水路として利用されている 現在周辺には五つの水利組合 ( 海瀬開田 真木開田 花岡開田 穂積海瀬開田 中原開田 清水上開田 ) があり水路を管理している 調整池から抜井川までの排水の経路 ( 図 1-6-3 排水計画 ) についてはすべて調査が必要である [p156] 表 3-3-33 現地調査内容 ( 地形 地質 ) 〇ボーリング調査は強固な岩盤が確認されるまでの調査を行うこと [p157] 図 3-3-7 地形 地質調査地域〇事業区域の東側に隣接する箇所には 事業区域内と同じ地層の八千穂層で土砂災害警戒区域に指定されている 接する事業区域でのボーリングの箇所は 1 箇所しか計画されていない 複数個所のボーリングが必要である [p163] 図 3-3-9 動物調査地域〇約 2 km上流の大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある 海瀬地区と大日向地区に挟まれる館 旭区域についても 調査をする必要がある [p165] 3-11 生態系〇 生態系項目では 原則として生態系独自の現地調査等は想定せず となっているが 現在ニホンジカによる農作物等への被害が事業区域周辺で多発している 太陽光パネル設置

外周をフェンス設置することによりニホンジカ動線の変化が予測される また大日向地区でも同社によるメガソーラー計画がある そのため事業区域周辺でのニホンジカの生育状況等を適切に調査し 生態系及び近隣区域への影響を解析する必要がある [p166] 表 3-3-49 景観に係る現地調査地点の設定理由〇調査地点に 物見櫓を建築し周辺が見渡せるようになっている花岡遺跡公園と 町内外のスポーツ活動が数多く行われている海瀬総合グラウンドを加える [p172] 3-14 廃棄物等〇売電期間は 20 年間と決まっている 継続しての発電 送電事業は確定できない 影響要因の区分に 供用終了後の影響 を加える [ 頁外 ] 〇以前に事業者により実施された説明会は具体的な計画が示されていなかった 方法書の決定後 前回と同様に 区長 水利組合 地域住民を対象とした説明会の開催を実施すること 〇施設管理にあたっては 年間を通じ常駐の管理者を置き 発電送電の安全管理や降雨時の見回り等 常に施設の保全を図ること