Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

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Microsoft Word - (発出)マル製通知案

Microsoft Word - 【発出版2】製造所取扱いに関するQ&A -

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

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医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

Microsoft Word - 分権_課長通知(平成30年10月17日付薬生薬審発1017第2号)_修正

法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

通知(一括更新手続き)

機器承認

ICH Q4B Annex12

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

(案とれ) 通知案1

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

<4D F736F F F696E74202D CA9976C A A4F8D9190BB91A28BC68ED282CC944692E890A793782E E B8CDD8AB B83685D>

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

平成14年8月  日

医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

00 事務連絡案

(Microsoft Word -

ISO13485:2005 と本邦における QMS との違いについて ( いわゆる追加的要求事項と呼ばれる事項について よく質問があります 品質マニュアル ( 品質管 理監督基準書 ) 作成の際に参考になると幸いです 条項ごとに解説を記載しましたので 参考にしてください 追加的要求事項 1: 製造所

01 施行通知(都道府県宛)

Microsoft Word (最終) 通知案(基本要件12条2項)

(頭紙)公布通知

Microsoft Word - 事務連絡 _7_.doc

事務連絡 平成 28 年 3 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品等の製造業許可 外国製造業者認定等に関する質疑応答集 (Q&A) について 今般 標記 Q&A を別添のとおりとり

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

事務連絡

GVP省令

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請書の作成に際し留意すべき事項について

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

発番_登録認証機関の登録申請の取扱いについて

( 別記 ) 日本化粧品工業連合会会長日本輸入化粧品協会理事長日本パーマネントウェーブ液工業組合理事長日本医薬品添加剤協会会長日本界面活性剤工業会会長日本石鹸洗剤工業会会長日本石鹸洗剤工業組合理事長日本歯磨工業会会長日本ヘアカラー工業会会長日本浴用剤工業会会長日本エアゾール協会専務理事日本エアゾール

Microsoft Word - (発番:案1)承認申請に関するQ&A

施行通知○【発番入】

Microsoft Word (全文)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について

【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

Microsoft Word - 【施行】180406無低介護医療院事業の税制通知

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

00(自治体宛て)病院、診療所等の業務委託について 新旧対照表

konbi

260401【厚生局宛て】施行通知

医政総発 0129 第 3 号医政経発 0129 第 2 号薬生総発 0129 第 3 号薬生監麻発 0129 第 2 号平成 31 年 1 月 29 日 公益社団法人日本薬剤師会会長殿 厚 生 労 働 省 医 政 局 総 務 課 長 ( 公 印 省 略 ) 厚 生 労 働 省 医 政 局 経 済

Microsoft Word - 施行1 滅菌バリデーション改正

(3) 承認申請書への添付文書案の添付医薬品 医療機器及び再生医療等製品の承認申請書に添付すべき資料として 添付文書等記載事項に関する資料を追加すること ( 新施行規則第 40 条 第 114 条の19 第 137 条の23 関係 ) 3 副作用等の報告の見直し (1) 医療機関等からの副作用等の報

3. 実施時期平成 29 年 4 月 3 日より本件改修後のQMS 調査申請書の作成及び機構受付が可能となります 4. その他 本改修により承認申請書とQMS 調査申請書の同時申請が可能となるのは 両申請書をDW APで作成した場合に限ります (FD 申請ソフトによる申請の場合は同時申請できません

Taro-施行通知

2 旧基準の廃止及び経過措置について 本通知の施行に伴い 旧基準を廃止すること なお 平成 27 年 11 月 24 日まで の間は従前の例によることができること 3 既存の通知等の取扱いについて既存の通知等については 別途の通知等が発出されない限り旧基準を新基準と読み替えるなど 必要な読替えを行っ

施行通知○【発番入】

薬食発第      号

資料編 に委託して製造をする場合を含み 他から委託を受けて製 造する場合を含まない ) をし 又は輸入した化粧品を製造 販売のために出荷することをいう 製造販売業者 とは 会社の経営陣 ( 取締役等 ) を指します 薬事法施行規則第 92 条 (4) ロット とは 一の製造期間内に一連の製造工程によ

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

170214_【社労士会】事務連絡(期間短縮省令)

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

Taro-再製造単回使用医療機器基準

指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

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Microsoft Word _ネットQA(その2)set

薬食審査発第 号

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

別添 保発 0204 第 2 号 平成 28 年 2 月 4 日 都道府県知事殿 厚生労働省保険局長 公印省略 健康保険法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 通知 ) 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 27 年法律第 31 号 以下

(電子メール施行)

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

別紙 1 販売名 医療機器保険適用希望書 ( 決定区分 A1( 包括 )) 整理番号 : 空欄で提出 薬事法承認又は認証された販売名を記載 製品名 製品コード 製品名 製品コード JAN コードの場合必ず 13 桁 薬事法承認書又は認証書上 薬事法承認書又は認証書上記載 記載された類別を記載 された

資料2旅館業法整理(案)

( 別記 ) 公益社団法人日本医師会会長公益社団法人日本歯科医師会会長公益社団法人日本薬剤師会会長一般社団法人日本病院会会長公益社団法人全日本病院協会会長公益社団法人日本精神科病院協会会長一般社団法人日本医療法人協会会長一般社団法人日本社会医療法人協議会会長公益社団法人全国自治体病院協議会会長一般社

(案)

確定版【都道府県宛】

Microsoft Word - 【施】H26薬食監麻1114第5号プログラムの医療機器への該当性に関する基本的な考え方について

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

薬事法等の一部改正に伴う特許法施行令改正に係る事前評価書

Microsoft Word _特定施設水道連結型スプリンクラー設備の配管における適切な施工について.docx

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

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ナショナル・トラスト税制関係通知

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

別紙 1 地方厚生 ( 支 ) 局保険年金 ( 企業年金 ) 課長殿 年企発 0422 第 1 号 平成 28 年 4 月 22 日 厚生労働省年金局 企業年金国民年金基金課長 ( 公印省略 ) 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する 指導等について 今般 熊本県

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

Transcription:

薬食機参発 1003 第 1 号 平成 26 年 10 月 3 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省大臣官房参事官 ( 医療機器 再生医療等製品審査管理担当 ) ( 公印省略 ) 医療機器及び体外診断用医薬品の製造業の取扱いについて 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 以下 改正法 という ) により 医療機器及び体外診断用医薬品の製造業は登録制に移行され その取扱いについては 薬事法等の一部を改正する法律等の施行等について ( 平成 26 年 8 月 6 日付け薬食発第 0806 第 3 号厚生労働省医薬食品局長通知 ) の第 2のⅡの3 において示しているところです 今般 製造業の登録の範囲の考え方等を下記のとおりとりまとめましたので 御了知の上 貴管内関係業者 関係団体等に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏なきよう 御配慮願います なお 本通知の写しを各地方厚生局長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長 一般社団法人日本医療機器産業連合会会長 日本製薬団体連合会会長 一般社団法人日本臨床検査薬協会会長 米国医療機器 IVD 工業会会長 欧州ビジネス協会医療機器委員会委員長 欧州ビジネス協会臨床検査機器 試薬 ( 体外診断 ) 委員会委員長及び各登録認証機関の長宛て送付することとしています 記 1. 製造業の登録の範囲改正法による改正後の 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 新法 という ) 第 23 条の2の3 第 1 項に基づき 薬事法等の一部を改正する法律及び薬事法等の一部を改正する法 - 1 -

律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令の施行に伴う関係省令の整備等に関する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 87 号 以下 改正省令 という ) による改正後の 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 以下 新施行規則 という ) 第 114 条の8 各号に掲げる製造工程が医療機器及び体外診断用医薬品の製造業の登録対象となるが 製造工程の具体的な考え方は以下のとおりであること (1) 医療機器 1 設計イ承認又は認証を要する医療機器の設計開発に関して責任を有する者がいる施設であって 当該設計開発に係る記録を管理している場所を登録すること なお 当該登録すべき製造所は 改正省令による改正後の 医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令第 169 号 以下 QMS 省令 という ) 第 30 条から第 36 条までの設計開発に係る規定の適合性について調査を受けることに留意すること ロイにより選定した設計開発を行う施設が当該医療機器の製造販売業の主たる機能を有する事務所と同一である場合については 当該施設における製造業の登録は必要としないこと この場合において QMS 省令の設計開発の規定の適合性については当該製造販売業の主たる機能を有する事務所を対象として調査が行われること ハ一般医療機器についてのみ設計開発を行う施設は 登録を要しないこととしたこと 2 主たる組立てその他の主たる製造工程医療機器の製造実態がある施設のうち 当該品目に係る品質管理監督システム又は製品実現について実質的に責任を有する施設を登録すること なお 改正法施行前に既に製造販売している品目に関しては 改正法施行前における薬事法施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 以下 旧施行規則 という ) 第 26 条第 5 項第 1 号又は第 3 号の製造区分の許可又は旧施行規則第 36 条第 4 項第 1 号又は第 3 号の認定を有する製造所から登録対象となる施設を特定することになると考えられること 3 滅菌滅菌医療機器について 滅菌を行う施設を登録すること なお 改正法施行前に既に製造販売している品目に関しては 旧施行規則第 26 条第 5 項第 2 号の製造区分の許可又は旧施行規則第 36 条第 4 項第 2 号の認 - 2 -

定を有する製造所から登録対象となる施設を全て特定することになると考えら れること 4 国内における最終製品の保管最終製品を保管する施設のうち 市場への出荷判定時に製品を保管している施設を登録すること なお 改正法施行前に既に製造販売している医療機器に関しては 旧施行規則第 26 条第 5 項第 4 号の製造区分の許可を有する製造所であって 包装又は表示を行った後に他の製造所において市場への出荷判定を行う場合は 包装及び表示を行う製造所は新法下では登録対象とならず 市場への出荷判定を行う製造所を登録することになると考えられること (2) 体外診断用医薬品 ( 放射性体外診断用医薬品は除く ) 1 設計イ承認又は認証を要する体外診断用医薬品の設計開発に関して責任を有する者がいる施設であって 当該設計開発に係る記録を管理している場所を登録すること なお 当該登録すべき製造所は QMS 省令第 30 条から第 36 条までの設計開発に係る規定の適合性について調査を受けることに留意すること ロイにより選定した設計開発を行う施設が当該体外診断用医薬品の製造販売業の主たる機能を有する事務所と同一である場合については 当該施設における製造業の登録は必要としないこと この場合において QMS 省令の設計開発の規定の適合性については当該製造販売業の主たる機能を有する事務所を対象として調査が行われること ハ承認又は認証が不要な体外診断用医薬品についてのみ設計開発を行う施設は 登録を要しないこととしたこと 2 反応に関与する成分の最終容器への充填工程反応に関与する成分を直接の容器等へ充填する製造工程を行う施設を登録すること なお 改正法施行前に既に製造販売している品目に関しては 旧施行規則第 26 条第 2 項第 2 号の製造区分の許可又は第 36 条第 2 項第 2 号の認定製造所が登録対象になると考えられること 3 国内における最終製品の保管最終製品を保管する施設のうち 市場への出荷判定時に製品を保管している施設を登録すること - 3 -

なお 改正法施行前に既に製造販売している体外診断用医薬品に関しては 旧施行規則第 26 条第 2 項第 3 号の製造区分の許可を有する製造所であって 包装又は表示を行った後に他の製造所において市場への出荷判定を行う場合は 包装及び表示を行う製造所は新法下では登録対象とならず 市場への出荷判定を行う製造所を登録することになると考えられること (3) 放射性体外診断用医薬品 1 設計 上記 (2)1 と同様であること 2 反応に関与する成分の最終容器への充填工程以降の全ての製造工程上記 (2)2の製造工程から上記(2)3の最終製品を出荷するために保管するまでの工程における全ての施設を登録すること なお 改正法施行前に既に製造販売している品目に関しては 旧施行規則第 26 条第 2 項第 1 号の製造区分の許可又は第 36 条第 2 項第 1 号の認定製造所が登録対象になると考えられること 2. 医療機器の責任技術者又は体外診断用医薬品の管理者 (1) 医療機器の製造工程のうち設計のみを行う製造所は 製造業者が設計にかかる部門の責任者として規定する者を医療機器責任技術者とすることができること ( 新施行規則第 114 条の 53 第 3 項 ) その他の医療機器の製造所における責任技術者の資格要件については従来と同様であること ( 同条第 1 項及び第 2 項 ) (2) 体外診断用医薬品の製造所における管理者は 従来どおり薬剤師であること ( 新法第 23 条の2の 14 第 5 項 ) 体外診断用医薬品の製造工程のうち設計のみを行う製造所の管理者については 他の体外診断用医薬品の製造所の管理者との兼務が可能であること ただし 設計のみを行う製造所及び他の製造所における業務に支障を生じない範囲とすること 3. 修理業の特例改正後の 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年政令第 11 号 ) 第 56 条により 原則として医療機器の製造業者が自ら製造する医療機器を修理する場合について修理業に関する規定が適用されないこととされているが 医療機器の製造工程のうち設計又は最終製品の保管のみを行う場合は修理業の特例が適用されないため 修理業の許可が必要となること ( 新施行規則第 196 条 ) 実際に修理業の特例が適用されるかどうかについては 品目ご - 4 -

とに承認書 認証書又は製造販売届に記載される製造所の製造工程等の情報に基づ き判断されることになること 4. その他 (1) 製造業の登録については 医療機器製造業又は体外診断用医薬品製造業として登録されるため 例えば 1.(1)1 から4までの製造工程のうち複数の製造工程を行う施設については 医療機器製造業として登録するのみで 製造所の責任技術者は1 人置くことでよいこと (2) 改正法附則第 4 条及び第 7 条により医療機器の製造業の登録を受けたものとみなされる者 ( 以下 みなし医療機器製造業者 という ) における製造業登録番号については 改正前の許可番号又は認定番号を用いること ただし 地方厚生局から許可を受けている施設については 登録権者が知事に移行することから 許可番号の読替え等により新たに登録番号を付番することになるが 具体的には該当する製造業者や当該製造所の所在地の都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課宛てに直接連絡して調整するものであること この場合 改正法施行後は新たに付番された登録番号を用いること (3) 改正法附則第 4 条及び第 7 条により体外診断用医薬品の製造業の登録を受けたものとみなされる者 ( 以下 みなし体外診断用医薬品製造業者 という ) における製造業登録番号については 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について ( 平成 26 年 8 月 21 日付け薬食機参発 0821 第 1 号 薬食安発 0821 第 1 号厚生労働省大臣官房参事官 ( 医療機器 再生医療等製品審査管理担当 ) 厚生労働省医薬食品局安全対策課長連名通知 ) による新たに付番された登録番号を用いること - 5 -