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資 料 食品中の放射性物質の最近の検出状況 平成 年 月 消費者庁食品安全委員会厚生労働省農林水産省 目次 農林水産物の放射性物質対策 ~ 8 検査の仕組み 9~5 検査の結果 6~5

農林水産物の放射性物質対策 基準値を超える食品が流通しないよう 検査を実施し 結果に基づき 出荷制限を実施原子力災害対策本部 設定 解除の指示 関係都県等 食品の検査計画の策定 検査の実施 食品の出荷制限 摂取制限の実施 食品の出荷制限 摂取制限の設定 解除 解除の申請 要請 支援 報告 厚生労働省 食品中の放射性物質基準値の設定 検査結果の情報公開 支援 農林水産省 連携 検査に関する技術的助言 検査計画の策定支援 生産現場での放射性物質の低減対策等に関する技術的助言 資材中の暫定許容値等の設定 農林水産物の放射性物質対策 諮問 答申 食品安全委員会 食品中の放射性物質の食品健康影響評価 原子力規制委員会 放射線審議会 食品中の放射性物質の基準値は 食品の国際規格を策定しているコーデックス委員会 が指標としている 年間線量 ミリシーベルト ( 介入線量レベル ) を踏まえるとともに 食品安全委員会による食品健康影響評価を受け 厚生労働省薬事 食品衛生審議会等での議論を踏まえて設定している (FAO( 国連食糧農業機関 ) と WHO( 世界保健機関 ) の合同委員会 ) 食品から追加的に受ける線量 ( 人体への影響 ) の上限 年間線量 ミリシーベルト 食品 kg あたりの量に換算 放射性セシウムの基準値 品群 基準値 飲料 乳 5 乳児 品 5 般 品 ( 平成 4 年 4 月 ~ 現在 ) ( 単位 : ベクレル /kg)

農林水産物の放射性物質対策 検査計画 出荷制限等の品目 区域の設定 解除の考え方 ( ガイドライン ) 平成 年 4 月 4 日原子力災害対策本部策定最新の知見を反映して適宜改正しており 直近では平成 年 月 日に改正 国が検査対象都県に対象品目 検査頻度等を設定放射性セシウムが高く検出される可能性のある品目等を重点的に検査 厚生労働省 検査対象都県に対し 検査計画の策定 検査の実施を通知 ( 検査対象以外の自治体に対しては 検査を実施する場合の参考として通知 ) 検査結果は 厚生労働省にて取りまとめ すべて公表 平成 年 月までの検査結果等を踏まえて以下について設定 対象自治体 対象品目 放射性セシウムの検出レベルの高い食品( 野生きのこ 山菜類 野生鳥獣肉等 ) 飼養管理の影響を大きく受ける食品( 乳 牛肉 ) 生産資材への影響の状況から 検査が必要な食品( 原木きのこ類 ) 水産物 出荷制限の解除後の品目等 対象区域 検査頻度 : 検出レベル 品目の生産 出荷等の実態に応じて実施参考 :https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/9868.html 農林水産物の放射性物質対策 4 4 基準値を上回ったときの対応 : 出荷制限 摂取制限 原 災害対策特別措置法に基づく指 地域的な広がりが確認された場合に 出荷制限 著しく 濃度の値が検出された場合は 摂取制限 出荷制限 摂取制限の品 区域の設定条件 地域的な広がりが確認された場合に 地域 品 を指定して設定 地域は 都道府県域を原則 ただし 治体による管理が可能であれば 管理状況等を考慮し 市町村 地域ごとに細分して区域を設定 出荷制限 摂取制限の品 区域の解除 当該 治体からの申請による 解除対象の区域は 集荷実態等を踏まえ複数区域に分割が可能 直近 ヶ 以内の検査結果が 市町村当たり か所以上 すべて基準値以下 など 地域的な広がりが確認された場合 著しい 濃度が確認された場合 モニタリング検査基準値超過出荷制限摂取制限 * 品中の放射性物質検査は主として出荷前の段階において実施されている 基準値を超過するものは 出荷制限が指 されている地域のものがほとんどであり 廃棄等の適切な措置が取られる * 出荷制限が指 された品 区域については 家庭で栽培 採取された場合にも 較的多くの放射性物質が含まれている可能性があるので 頻繁に べることは避けてください 5

農林水産物の放射性物質対策 5 生産段階で安全確保の取組を実施 作付制限放射性物質の移行低減対策 要因解析対策検討 吸収抑制対策 資材 飼料の暫定許容値設定 管理 果樹 茶等の低減対策 農地の除染など 放射性物質の検査 超過が確認された場合 出荷制限 農林水産物の放射性物質対策 6 6 カリ施肥による稲の吸収抑制対策 土壌中のカリウムは セシウムと化学的に似た性質を有しており 作物のセシウム吸収を抑える働きがある 土壌中のカリウム濃度が適正な場合 カリ施肥 放射性セシウムの吸収は抑制される Cs Cs Cs 7

農林水産物の放射性物質対策 7 きのこ等の特用林産物の安全確保対策 安全な生産資材の導入 栽培管理ガイドラインの実施 野生の山菜やきのこの採取に関する情報提供 具体的な取組. 安全なきのこ原木 の確保 放射性セシウムの指標値 5 Bq/kg ( きのこ原木 ほだ木の購入支援 きのこ原木の需給のマッチ. きのこ原木 ほだ木の除染や簡易ハウス等の導入. ガイドラインに沿った栽培管理の普及 指導 4. 放射性物質の汚染を低減させる栽培技術の普及 5. ホームページ パンフレットによる情報提供 巡回指導 検査の仕組み 検査対象自治体 (7 都県 ) 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 千葉県 埼玉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 静岡県 検査対象品目の分類 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 原木きのこ類 野菜 いも類 果実類 種実類 米 麦類 豆類 雑穀類 肉類 卵類 原乳 茶 ( 飲用状態 ) きのこ類 ( 栽培 )( 原木きのこ類を除く ) 山菜類等 ( 栽培 ) 原木きのこ類 8 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 きのこ類 ( 野生 ) 山菜類等 ( 野生 ) 野生鳥獣肉類 水産物 はちみつ ( 原木きのこ類は 栽培 / 飼養管理が可能な品目であるものの 生産資材への放射性物質の影響の状況を考慮し 検査を継続する必要がある ) 9

( 参考 ) 検査対象自治体 検査対象自治体の拡大の経緯 H. 4. 4 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 総理指示対象自治体 4 県宮城県 山形県 新潟県 長野県 埼玉県 千葉県 東京都 隣接自治体等 7 県 H. 6.7 神奈川県 茶での暫定規制値超過 県山梨県 静岡県 隣接自治体 県 H. 8. 4 岩手県 秋田県 牛肉での暫定規制値超過 県青森県 隣接自治体 県 検査の仕組み 放射性物質濃度が全体として低下傾向にあり 基準値を超える品目も限定的 栽培 / 飼養管理が可能な品目群と困難な品目群では 放射性物質の検出状況が大きく異なる ( 基準値超過の割合 : 平成 9 年 4 月 ~ 平成 年 月 ) 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 / 約 万点 困難な品目群 85/ 約 万点 栽培 / 飼養管理が可能な品目群を中心に検査を合理化及び効率化

( 参考 ) 検査対象自治体及び検査対象品目 検査対象品目毎に検査対象自治体を定める 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 ( 原木きのこ類を除く ) 直近 年間で 基準値の / の超過がある県では継続 ( 他の都県も必要に応じて実施 ) 原木きのこ類 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 7 都県で実施 ( 参考 ) 検査対象自治体及び検査対象品目 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 ( 原木きのこ類を除く ) 検査対象自治体 直近 年間の検査結果に基づき 基準値の / を超える放射性セシウムが検出された品目が確認されるなど検査を継続する必要がある自治体 検査対象品目及びその対象自治体 の品目基準値の /~ 基準値の品目 宮城県果実類 野菜類 - - 果実類 - - 米 - - 大豆 - - 福島県基準値超 手県 飼養管理の影響を大きく受けるため 継続的なモニタリング検査が必要な品目のうち 乳の検査は福島県において 牛肉の検査は岩手県 宮城県 福島県及び栃木県において実施する 直近 年間 ( 平成 9 年 4 月 日から平成 年 月 8 日まで ) の結果に基づき分類 : 基準値 ( 水産物においては基準値の /) 超過が検出されたもの : 基準値の / の超過が検出されたもの ( 基準値超過が検出されたものを除く ) : 別添において検査対象となっているもの - : 直近 年間の検査結果等に基づいた場合 当該自治体において検査対象として区分されないもの

( 参考 ) 検査対象自治体及び検査対象品目 神奈山梨県長野県静岡東京都新潟県埼玉県 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 検査対象自治体 栽培 / 飼養管理が困難な品目群は 管理の困難性等を考慮し 検査を継続する必要がある自治体 検査対象品目及びその対象自治体 の品目 基準値の /~ 基準値の品目 岩秋宮福茨栃群千埼東新長静手田城島城木馬葉玉京県県県県県県県県県都川潟野岡県県県県県基準値超 野生のきのこ 山菜類等 野生鳥獣の肉類 野生のきのこ 山菜類等 海産魚種 - - - - - - - - 内水面魚種 - - - - - - - - - - 神奈山形県山梨森県直近 年間 ( 平成 9 年 4 月 日から平成 年 月 8 日まで ) の結果に基づき分類 : 基準値 ( 水産物においては基準値の /) 超過が検出されたもの : 基準値の / の超過が検出されたもの ( 基準値超過が検出されたものを除く ) : 対象品目の管理の困難性 ( 野生のきのこ類 山菜類等 ) 移動性 ( 野生鳥獣の肉類 ) 出荷制限の設定状況 ( 海産魚種 ) を考慮し検査が必要なもの -: 直近 年間の検査結果等に基づいた場合 当該自治体において検査対象として区分されないもの : 該当なし 別表 () 又は () に掲げる自治体においては 検査対象として指定されていない他の品目についても 必要に応じて検査を実施 以下 原木きのこ類及び栽培 / 飼養管理が可能な品目群においても同じ ( 参考 ) 検査対象自治体及び検査対象品目 4 栽培 / 飼養管理が可能な品目群のうち原木きのこ類 検査対象自治体 栽培 / 飼養管理が可能な品目群のうち原木きのこ類は 生産資材への放射性物質の影響の状況を考慮し 検査を継続する必要がある自治体 検査対象品目及びその対象自治体 山形県秋田県群馬県千葉県福島県栃木県岩手県宮城県茨城県森県県原木きのこ類 直近 年間 ( 平成 9 年 4 月 日から平成 年 月 8 日まで ) の結果に基づき分類 : 基準値 ( 水産物においては基準値の /) 超過が検出されたもの : 基準値の / の超過が検出されたもの ( 基準値超過が検出されたものを除く ) : 生産資材への放射性物質の影響の状況から 栽培管理及びモニタリング検査が必要なもの 川県 5 青

検査の結果 検査点数 ( 品目別 平成 9 年度 ) 検査点数品目別の検査点数 ( 括弧内は点数 ( 点 )), 点以上肉類 (,) 水産物 ( 海産 )(,67), 点以上, 点以下 点以上, 点以下 野菜類 いも類 (4,948) 果実類 種実類 (,8) 原木きのこ類 (,84) 山菜類等 ( 野生 )(,45) 野生鳥獣の肉類 (,68) 水産物 ( 淡水産 )(,8) 米 (7) 麦類 (98) 豆類 雑穀類 (75) 卵類 (4) 原乳 (858) 菌床きのこ類 (74) 山菜類等 ( 栽培 )(55) きのこ類 ( 野生 )(99) 点以下茶 ( 飲用状態 )(44) はちみつ (5) 検査の結果 検査点数の推移 6 年度 H 注 H4 H5 H6 H7 H8 H9 検査点数注 合計 9,88,9 48,7,78 6,794 49,8 45,86 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 8,8 88,5,47 5,8 5,89,8,855 原木きのこ類,494,854,678,76,5,554,84 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 6,49,5,77 4,794,596,8,8 その他 ( 加工品注 等 ),,6,84,46,457,59,4 注 出荷前の検査注 H 年 月を含む注 農林水産物を乾燥させたり 漬けるなどしたもの 7

検査の結果 濃度別点数注 の推移 ( 栽培 / 飼養管理が可能な品目群注 ) 食品中の放射性セシウムの濃度 (Bq/kg) H H4 H5 H6 H7 H8 H9 5 以下 78,5 (96.74%) 8, (98.94%) 6,5 (99.9%),95 (99.9%),675 (99.95%),56 (99.98%) 9,96 (99.98%) 5 超 5 以下,9 (.47%) 9 (.5%), (.46%) 5 (.8%) 95 (.4%) 4 (.%) (.%) 5 超 以下 96 (.%) 894 (.48%) 884 (.4%) 7 (.%) 6 (.%) (.5%) 4 (.%) 超 59 (.67%) 57 (.9%) 87 (.4%) (.%) 5 (.%) (%) 注 (.5%) 注 出荷前の検査 上段 : 検出点数 下段 : 検査点数に対する検出点数の割合検出限界値未満のものは 便宜上まとめて 5 Bq/kg 以下として集計注 基準値が一般食品と異なる原乳 茶は除く注 特定ほ場のクリ ( 平成 4 年 月以降販売を中止しており 十分な栽培管理をしていないが継続して調査しているもの ) であり 出荷されることはない 検査の結果 4 8 濃度別点数注 の推移 ( 原木きのこ類 ) 食品中の放射性セシウムの濃度 (Bq/kg) H H4 H5 H6 H7 H8 H9 5 以下 977 (65.4%),7 (57.87%),74 (75.9%),6 (88.58%),6 (85.7%),4 (87.8%),9 (9.99%) 5 超 5 以下 (6.76%) 7 (7.%) 8 (9.6%) 9 (.%) 6 (9.6%) 9 (.4%) 77 (7.4%) 5 超 以下 (8.7%) 9 (.4%) 76 (4.5%) 8 (.%) (.85%) (.8%) (.55%) 超 86 (9.%) 5 (.7%) (%) (.%) (%) (%) (.4%) 注 出荷前の検査 上段 : 検出点数 下段 : 検査点数に対する検出点数の割合検出限界値未満のものは 便宜上まとめて 5 Bq/kg 以下として集計 9

検査の結果 5 濃度別点数注 の推移 ( 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 ) 食品中の放射性セシウムの濃度 (Bq/kg) H H4 H5 H6 H7 H8 H9 5 以下,567 (54.95%) 4,85 (7.6%),455 (86.8%),56 (9.77%),4 (94.5%),9 (9.46%) 9,855 (95.%) 5 超 5 以下 78 (.%),4 (.9%),6 (5.64%),68 (4.%) 57 (.65%) 845 (.7%) 54 (.56%) 5 超 以下 8 (.%),66 (7.9%),4 (4.8%) 678 (.7%) 5 (.6%) 45 (.86%) 59 (.4%) 超,4 (.69%),88 (8.9%) 9 (.8%) 54 (.9%) 59 (.%) 45 (.97%) 85 (.89%) 注 出荷前の検査 上段 : 検出点数 下段 : 検査点数に対する検出点数の割合検出限界値未満のものは 便宜上まとめて 5 Bq/kg 以下として集計 検査の結果 6 Bq/kg 超が検出された点数注 の推移 ( 品目等別 ) 栽培 / 飼養管理が可能な品目群 検査年度 H H4 H5 H6 H7 H8 H9 野菜 いも類 果実類 種実類 米 麦類 豆類 雑穀類 肉類 67 (.%) 7 (5.8%) 9 (.%) (.6%) 8 (.9%) 6 (.4%) 卵類 (%) 原乳注 (.%) 8 (.7%) 5 (.4%) 84 (.%) (%) 9 (.5%) 7 (.5 %) (%) (%) 茶注 (.7%) 菌床きのこ類 山菜類等 ( 栽培 ) 7 (.4%) (.7%) (%) 6 (.%) (%) (%) 8 (.8%) (%) 59 (.7%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (.6%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) 注 (.%) (%) 注 4 (.%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) 注 5 (.%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) 栽培 / 飼養管理が困難な品目群 検査年度 H H4 H5 H6 H7 H8 H9 きのこ類 ( 野生 ) 山菜類等 ( 野生 ) 野生鳥獣肉類 水産物 検査年度 H H4 H5 H6 H7 H8 H9 原木きのこ類 海産 淡水産 はちみつ 86 (9%) 6 (%) 8 (%) 7 (6%) 744 (6%) 6 (8%) (%) 5 (%) 8 (8%) 8 (%) 49 (4%) 8 (6.%) 4 (7.%) (%) (%) 46 (8.5%) 8 (5.8%) 47 (%) 9 (.%) 9 (.%) (%) (.%) 4 (5.%) 59 (.%) 49 (6%) 5 (.%) 5 (.5%) (%) (%) 6 (.4%) 6 (.6%) 66 (9%) (%) 4 (.6%) (%) (.%) 4 (.%) 78 (%) (%) (.5%) (%) は 基準値超過がみられた年度 (%) (.4%) 5 (.6%) 9 (.%) (7.9%) (%) (.5%) (%) 注 出荷前の検査 上段 : 検出点数 下段 : 検査点数に対する検出点数の割合注 原乳は5 Bq/kg 茶は飲用状態で Bq/kg (Hは茶葉の状態で検査したため除外) 注 H7の米の 点は 6 年産米が検査されたもの 7 年産米の基準値超過はゼロ 注 4 H7の豆類 雑穀類の 点のうち 点は 6 年産大豆が検査されたもの 7 年産豆類の基準値超過はゼロ 注 5 特定ほ場のクリ ( 平成 4 年 月以降販売を中止しており 十分な栽培管理をしていないが継続して調査しているもの ) であり 出荷されることはない

( 参考 ) 検査の結果 ~6 のとりまとめ方法 島島島 ( ( ( 元にしている検査データ 厚生労働省のウェブページで公表している検査データ参考 : 厚生労働省ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/455.html 検査結果が公表された日付で 各年度毎に集計 ( 平成 年度は 平成 年 月を含む ) ガイドラインで検査対象自治体となっている 7 都県で 生産 検査された農林水産物を抽出 ( 流通品は含まない ) 注掲載している割合は小数点以下を四捨五入しているため 合計しても必ずしも % とはならない場合がある 検査の結果 ( 食品から受ける放射線量 ) 流通食品での調査 ( マーケットバスケット調査 ) 各地で流通する食品を購入し 放射性セシウムを精密に測定国民の食品摂取量 ( 国民健康 栄養調査 ) の 地域別平均に基づいて購入し 混合して測定 通常の食事の形態に従った 簡単な調理をして測定 生鮮食品はできるだけ地元産 近隣産のものを購入 この測定結果をもとに 食品から人が 年間に受ける放射線量を計算 ( 平成 9 年 9 月調査 ) ( ミリシーヘ ルト ). 線量の上限値 (ミリシーベルト/ 年 )..8.6.5.4.... 北海道 岩手 放射性セシウムから受ける年間の放射線量 年間の放射線量 :.6~. ミリシーベルト 実際の線量は 基準値の設定根拠である年間 ミリシーベルトの % 以下 宮城 津)福 福 福 栃 り)り)通 通 木 浜 中 会 出典 : 厚生労働省ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin-detailed.html 茨城 埼玉 東京 神奈川 新潟 大阪 高知 長崎

( 参考 ) 牛肉の検査結果 ( 全国 ) 食品中の放射性セシウムの濃度 ( 各欄は 検査点数に対する検出点数の割合 ) 牛肉 (Bq/kg) H H4 H5 H6 H7 H8 H9 5 以下 98.9% 99.985% 99.997% % % 99.999 % % 5 超 以下.768%.%.% % %.% % 超.%.% % % % % % 検査点数 84,66 86,7 44,9 5,6 7,647 6,6 54,964 栽培/ 飼養管理が可能な品目群 ( 牛肉を除いたもの ) 注 (Bq/kg) H H4 H5 H6 H7 H8 H9 5 以下 95.78% 97.4% 96.856% 99.95% 99.89% 99.95% 99.95% 5 超 以下.6%.8%.86%.85%.5%.5%.4% 超.7%.44%.8%.9%.% %.% 検査点数,747 6,889,66, 6,96,86 9,79 注 地方自治体 (7 都県以外も含む ) から厚生労働省に報告されたもののうち 産地が明確なものを集計 ( 流通品は含まない ) 注 原木きのこ類 基準値が一般食品と異なる原乳 茶は除く注 掲載している割合は小数点以下を四捨五入しているため 合計しても必ずしも % とはならない場合がある 4 ( 参考 ) 海水 海底土のモニタリング調査 福島県及び隣接県沿岸の海水 海底土中の放射性セシウム濃度は低下傾向 5. 海水 (Bq/L) 海底土 (Bq/kg 乾土 ).. 福島第一原発 7..8 9. 96..4 ( 原子力規制委員会 文部科学省作成資料をもとに水産庁で編集 ) 5

検査結果の詳細は 農林水産省ホームページをご覧下さい 食品中の放射性セシウム濃度の検査結果 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/radio_nuclide/index.html