核医学診断用装置 Discovery NM 630 Discovery NM/CT 670 Optima NM/CT 640 クイックガイド ( 補足資料 ) この資料は 製造元から提供される取扱説明書の操作方法 注意事項等を簡潔に記載したものであるため 装置の操作にあたっては 製造元から提供される取扱説明書を参照してください 安全使用に関しての注意等は省略されている場合があります 安全使用のための注意 患者さんの安全確保のために 守っていただきたい事項などにつきましては 取扱い説明書 添付文書に従ってください GE Healthcare Japan MI 営業推進部 1 /6
1. テーブルパット使用時の注意 テーブルパットには左右にフラップがついているため 患者様の腕 指等の挟みこみ 心電計ケーブル等の巻き込み 物の脱落防止に役立ちます フラップが適切に固定されてないと SPECT 収集時に自動近接機構が感知して回転半径が大きくなったり 干渉する場合があります また フラップの切込み側を使用する場合は患者様の腕や着衣などが挟み込まれないよう十分注意してポジショニングを行ってください 使用方法と注意点 1 フラップには切り込みがあります 写真のように 切り込みをガントリー側にして使用して下さい Whole Body スキャン時にフラップの干渉により Detector#2 が離れることを防ぐためです 2 フラップの切込み部分に患者様をポジショニングする場合は 患者様の腕や衣服が寝台移動時に挟み込まれないよう十分ご注意ください 3 収集開始後は患者様より目を離さないようにお願いします 切込み側 2 /6
2. 多目的腕サポート ストラップ使用時の注意 Unload 時において 多目的腕サポート ストラップ ( 以下ストラップ ) をマットレスの下に配置して使用する場合は ストラップがテーブルに挟まり 腕を圧迫する可能性があるのでご注意ください テーブルインしている状態から Unload を行う場合 まれにマットレスの下に位置しているストラップがテーブルに挟まり 患者様の腕や体を圧迫することがあります 以下の点に注意してポジショニングを実施してください また ストラップの使用法に関しては NM カメラ多目的腕サポート ストラップユーザー ガイドに記載がございます 多目的腕サポート ストラップ使用方法と注意点 1 患者様の体ごと固定する方法 テーブルパットの下にストラップを通し 患者様の腕などがテーブルと接触しないように ゆるみの無いようしっかりと固定します 患者様の腕がテーブルより下に位置しないようにしっかりと固定してください 固定が不十分な場合 腕がテーブルより下に落ちてテーブルにストラップが挟まる恐れがあります 2 患者様の腕のみを固定する方法 (1 の体ごと固定する方法と組み合わせてご使用ください ) 両方のストラップを患者の右腕 A の上 左腕 B の下に通します C のように 腕を保持しているストラップをゆるみの無ようしっかりと固定します 固定が不十分な場合 腕がテーブルより下に落ちてテーブルにストラップが挟まる恐れがあります 3 /6
3. Auto Body Contouring 機能使用時の注意 WholeBody 収集,SPECT 収集において Auto Body Contouring( 体輪郭自動検出機能 ) を使用する場合は収集開始時のポジショニングにご注意ください WholeBody 収集では 頭部領域を収集した後 テーブルは 2 番目の FOV に移動します ポジショニングが適切でない場合この段階で 検出器が患者様のあごや鼻などにまれに接触することがあります 以下の正しいポジショニングを実施してください また この詳細についてはオペレータ向けシステムの概要と安全マニュアル第 6 章に記載がございます 2-1. Whole Body 収集時の正しいポジショニング 1 患者様の頭頂は視野の端 ( 黒線表示 ) の近位に合わせてください 2GDU もしくはコンソール画面にて頭頂が視野から外れていないことを確認の上 収集を開始してください 3 収集開始後は患者様より目を離さないようにお願いします 正しいポジショニング : 頭頂部を視野端に合わせます 枕を使用する場合は特に注意してください 患者様の鼻や顎が体の部位で最も高い部分になっていないか確認してください ( 頭頸部領域の固定具 補助具 マスク等含む ) 不適切なポジショニング : 頭部を高く上げ 頭頂部が視野端よりはなれています 4 /6
2-2. SPECT 収集時の正しいポジショニング同様に SPECT 収集時も 患者さまの頭部を枕で上げている場合は 検出器が 患者さまのあごや鼻と接触する可能性があるため あご又は鼻が解剖学的構造の 最も高い位置にないことをご確認の上収集を行ってください 収集開始後は患者様より目を離さないようにお願いします 枕を使用する場合は特に注意してください 患者様の鼻や顎が体の部位で最も高い部分になっていないか確認してください ( 頭頸部領域の固定具 補助具 マスク等含む ) 患者様の頭部を枕で上げて収集する場合 黒っぽいタオルやスポンジ等 赤外線センサーが感知可能な物体を胸部上に配置して収集を行って下さい 2-3. Auto Body Contouring 機能使用時のその他の注意事項 1 白い掛布などは 赤外線を反射してしまい センサーが反応しないことがあります 2 酸素吸入用などの透明なマスクにはセンサーが反応しないことがあります 3 センサーが毛髪に反応することがありますが その場合は一度コントローラーの Enable Bar を 握って止め 再度収集を開始してください 5 /6
4. その他収集時の注意事項 3-1. 脳血流収集時の正しいポジショニング 1 テーブルは最大まで引き出した状態で使用します 2 収集開始前に Detector を 360 度回転させて 患者さんと接触しないか確認して下さい 3 収集開始後は患者様より目を離さぬようお願いします 脳血流検査では Auto Body Contouring 機能を使用しないため 収集開始前に患者様との接触がないか確認が必要です 3-2.Whole Body 収集時 Multi FOV SPECT 収集時の正しいポジショニング 1Whole Body 収集や Multi FOV SPECT( 複数 Step の SPECT) 収集では 収集中テーブルが移動します テーブル移動中は患者さんの手とテーブルが接触しないようポジショニングします 2 収集開始後は患者様より目を離さぬようお願いします テーブルパットで患者様の腕がテーブルと接触しないようしっかりと固定します 3-3. テーブル移行時は心電計のケーブルの巻き込みや補助具の接触に注意して下さい 6 /6
核医学診断用装置 Discovery NM 630, Discovery NM/CT 670 Optima NM/CT 640 クイックガイド ( 補足資料 ) 薬事販売名称 : 核医学診断用装置 Discovery NM 630 医療機器認証番号 : 管理医療機器 223ACBZX00079000 核医学診断用検出器回転型 SPECT 装置 JMDN 40642000 薬事販売名称 : 核医学診断用装置 Discovery NM/CT 670 医療機器認証番号 : 222ACBZX00088000 管理医療機器 X 線 CT 組合せ型 SPECT 装置 JMDN 70010020 薬事販売名称 : 核医学診断用装置 Optima NM/CT 640 医療機器認証番号 : 223ACBZX00079000 管理医療機器 : X 線 CT 組合せ型 SPECT 装置 JMDN 70010020 製造販売業者の名称と連絡先 発行部署 製造販売業者 : GE ヘルスケア ジャパン株式会社住所 : 東京都日野市旭が丘 4-7-127 発行部署 : ヘルスケア統括本部 MI 営業推進部 7 /6