データ連携基盤サブワーキンググループ(第1回)

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資料 4-1 データ連携基盤の取組 IT 総合戦略室

デジタル社会に向けての推進方針 世界最先端 IT 国家創造宣言 (IT 戦略 )[2017 5 30] データ標準化 ( 語彙 コード 文字等 ) API 官民データ活用推進基本法 基本計画 [ 法律 :2016 12 14 計画 :2017 5 30] 相互に連携して 自らの情報システムに係る規格の整備及び互換性の確保 業務の見直しその他必要な措置 ( 基本法 15 条 ) 情報システムの相互の連携を確保するための基盤の整備その他の必要な措置 ( 基本法 15 条 ) データ連携のためのプラットフォーム整備 ( 基本計画 ) デジタル ガバメント推進方針 実行計画 [ 方針 :2017 5 30 計画 :2018 1 16] サービスデザイン 官民連携を実現するプラットフォーム 文字情報基盤 行政データ連携標準 共通語彙基盤 オープンデータ基本方針 [2017 5 30] 公開データの形式等 1

行政におけるデータ標準化の重要性 データ駆動型の社会を作るには データのインターオペラビリティの確保が重要であり その核になるのがデータの標準化 申請 届出文書 公開情報の標準化を通じて データの標準を広げていく 現在過渡期将来 行政 行政 行政 標準化 データ形式がバラバラであり 相互接続が大変 行政が データ標準化を図ることで データ流でつながる組織にもデータの標準が広がる 最終的に社会に定着し 効率的な社会基盤が使えるようになる 各組織内のデータは独自でもよい オープンデータも標準化することにより 申請系だけではなく 行政データを活用したアプリケーションにも波及させることが可能 2

官民データ活用基盤の整備状況 デジタル 100% に向け 分野横断的に横断できるプラットフォームを整備 デジタル ガバメントを中核に展開予定 推奨データセット オープンデータカタログ 先行適用事例として法人活動のデータ標準を推進 法人の標準データの整備 申請書類等の標準化 社会活動の基盤としてデータ標準化を推進 府省での大規模導入開始 個人活動の基盤を整備 調達データ検討中 制度データ提供 法人インフォ開始 イベントデータ提供 共通語彙基盤の提供 行政データ連携標準 α 版 文字環境の整備 データに関するガイド類 マイナポータル開始 情報連携ネットワーク稼働 政府統一利用指針 ニーズの高いデータを提供するのにデータ標準を活用 標準ベースのデータを公開 棚卸実施中 本人確認見直中 ワンスオンリー実証 整備完了 推進中 赤枠はデータ標準関連 データ活用の取り組み 3

データ体系の全体像 データ利活用のためには 基本データからの積み上げに基づく体系の中で管理し 相互運用性を確保していく 応用データ 応用サービスに必要で追加したコード 独自コード 推奨データセット 公開ドラフト 具体的対象物に関するデータセット ( 官民データ法の推進の一環で作成 ) 具体的対象物に関するデータセット ( コミュニティやプロジェクトで作成 ) 共通データ コード体系 データモデル記述 (DMD) 実装モデル群 ( 策定中 ) 共通語彙基盤 ( コア ) 施設 イベント等 社会で実際に使うためのデータセットを定義 ( 実装モデル群と DMD は将来融合 ) ( 社会の情報化 デジタル ガバメントのために整備中 ) 法人 連絡先等 社会で共通に使われるデータ項目と構造を定義 ( 社会の情報化 デジタル ガバメントのために整備中 ) 社会全体で使うコードを規定 行政データ連携標準 ( 策定中 ) コンピュータ上で表現する基本情報に関するデータ形式を規定 文字情報基盤 フリガナローマ字英字 ( 検討中 ) コンピュータ上で使用する文字に関する規程 データ ( 日付 時刻 住所 郵便番号 地理座標 電話番号等 ) コード ( 施設等 町字等 ) マスターデータガイドコードガイド API ガイド文字導入ガイド ( 策定中 ) 4

文字情報基盤等 戸籍システムや住民基本台帳ネットワークの文字を全て網羅し 全ての国民の氏名をコンピュータで扱うことが可能になるよう 無償のフォントを提供 日常生活での利便性を確保するため これまで外字で表していた戸籍の文字等を JIS 第 4 水準に対応させる縮退マップを提供 ( 法人番号のシステムでは法人名を縮退マップで JIS 第 4 水準に縮退 ) 行政機関の全ての業務で活用可能であり 外字作成 管理コストの削減 システム間の相互運用性の確保が可能 国や他自治体へのデータ連携等も容易 文字情報基盤のフォントを使い国際標準化も完了 文字情報基盤 :IPAmj 明朝フォント ( 漢字 58,814 文字 ) 戸籍統一文字 ( 漢字 55,270 文字 ) 戸籍のオンライン手続に使用することを目的として整理した文字 ( 辞書をベースに整理 ) 住民基本台帳ネットワークシステム統一文字 ( 漢字 19,563 文字 ) JIS X 0213(10,050 文字 ) 常用漢字 (2,136 文字 ) 法令 公用文書 新聞 雑誌 放送等 一般の社会生活において 現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示す 実用上の情報交換の必要性から 出現頻度等を元に文字を選定 (JISX2013:2004) 多くの住民が氏名に使う文字を整理 JIS X 0213(JIS4 水準 ) は 最新の情報機器において正確な表記が可能 戸籍や住民票での表記 渡 文字情報基盤 DB https://mojikiban.ipa.go.jp/ 日常事務での表記 渡辺 実装を進めるため 代替文字 よみがな 英字の扱いを検討開始するとともに 対象も氏名だけでなく 法人名 地名等に拡大 5

行政データ連携標準 ( 仮称 ) ほとんど全てのデータ活用や連携に必要なデータ コードを対象とする データ ( 日付 時刻 住所 郵便番号 座標 電話番号等 ) コード (PoI( 公共施設等 ) 町字等 ) 6

同じデータ項目でもデータ連携はできない データの表記方法が違うとコンピュータは判断できない. 統一ルールが必要 以下もコンピュータでは同じではない 千代田区霞が関 2 丁目 1-2 千代田区霞が関 2-1-2 千代田区霞が関 2-1-2 変換や AI で解決すればという人もいるが それ以前にデータをきれいにすればよい 7

共通語彙基盤 (IMI:Infrastructure for Multi layer Interoperability) 分野横断でのデータ交換を目的としたフレームワーク ( 世界最先端 IT 国家創造宣言で推進 ) デジタル ガバメントの基盤として取り組まれるが 将来は社会全体で活用することを前提に設計を実施 米国政府の推進する NIEM と同様に 社会の中核になるコア語彙と分野別の専門分野 ( ドメイン ) 語彙を体系的に整理 IMIの特徴 分野横断 ( 社会基盤のコアな情報を重点推進 ) グローバル連携 (EU 米国との情報交換) IoTへの配慮 ( 将来的な連携を視野に入れて設計 ) オープンデータでの活用 ( 社会全体のデータ利活用を促進 ) 検索性向上への配慮 ( 検索サービス標準の参照 ) 既存システムへの配慮 ( 既存データを活かしデータ連携時に活用 ) 国内の実装状況 政府機関 自治体 民間で導入が開始 国が保有する 4 百万法人の情報を提供する 法人インフォメーション で IMI を全面採用 埼玉県では県下市町村を含んだ広域の情報提供に導入 多くのオープンデータ関連プロジェクトで活用 病院 建物 所在 ( 住所 ) 施設情報 小学校 建物 所在 ( 住所 ) 施設情報 イベント 建物 所在 ( 住所 ) 海外との連携状況 EU のデータ標準プロジェクト総会に毎年参加 ( 講演等 ) 米国も 2 年に一度情報交換 行政コアデータとオープンデータを同時に進める方式は日本独自の方式で注目されている 建築物情報 建築物情報 診療科 状況 ベッド数 コア語彙 ドメイン語彙 避難所情報生徒数 スケジュール連絡先 体制 創造宣言の中で取り組まれてきたが 官民データ活用推進基本法が整備されたこともあり 重点化 IT 総合戦略室が経済産業省 情報処理推進機構と推進

具体的なイメージ 今までデータ連携基盤 ( 共通語彙基盤 ) モジュール化することで設計を効率化 インタオペラビリティを確保 9

利用イメージ 目的に合わせて部分利用することで データ連携が可能 10

法人関連プロジェクト 法人インフォメーション 国内全法人の国との取引や届け出等の情報を公開するサイト 共通語彙基盤ベースのデータを活用 法人インフォメーション 先行活用プロジェクト こども霞が関見学デー 夏休みに行う全府省のイベント情報を共通語彙基盤ベースで作成し 検索サイトを整備 従来にない検索性を実現 子ども霞が関 IMI2.4 schema.org identifier 都道府県主催者 関連組織 > 役割 [ 主催者 ] organizer 共催 協力 関連組織 > 役割 [ 共催 協力 ] contributor タイトル 名称 name サブタイトル alternatename 種別 additionaltype 内容 要約 description disambiguatingdescription ワンスオンリープロジェクト 上記サイトのデータを利用して 過去の提出データを再利用できる申請システムを実証中 共通語彙基盤を使った申請書類を導入 サブイベント 関連イベント subevent 学ぶ キーワード workfeatured ふれる 感じる キーワード workfeatured 体を動かす キーワード workfeatured 奏でる キーワード workfeatured 乗る キーワード workfeatured 見る キーワード workfeatured 作る 描く キーワード workfeatured 収穫 採集する キーワード workfeatured その他 キーワード workfeatured url 集合場所 開催場所 > location 建物 開催場所 > location 住所 開催場所 > location 座標 > 緯度座標 > 経度 開催種別所要時間 数量? duration 開始日 期間 > イベントスケジュール > 開始日 startdate 終了日 期間 > イベントスケジュール > 終了日 enddate 開始時間 期間 > イベントスケジュール > 開始時間 startdate 終了時間 期間 > イベントスケジュール > 終了時間 enddate スケジュール備考 期間 > イベントスケジュール > 説明 就学前 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 就学前 ] typicalagerange 小学生低学年 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 小学生低学年 ] typicalagerange 小学生中学年 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 小学生中学年 ] typicalagerange 小学校高学年 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 小学生高学年 ] typicalagerange 中学生 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 中学生 ] typicalagerange 高校生以上 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 高校生以上 ] typicalagerange 対象者備考 利用対象 > 制約 > 制約対象 [ 説明 ] attendee 募集人数 人数 > maximumattendeecapacity 事前登録?? 独自拡張項目 申し込み方法 イベント? ResisterAction>description 申込締切 イベント? ResisterAction>endTime 申込み 問合せ先 連絡先 ResisterAction>name ResisterAction>url 料金種別 isaccessibleforfree 金額 料金 > 価格 > 金額 pricespecification>price 料金備考 料金 > 価格 > 備考? pricespecification>description 11

国際的なインターオペラビリティの実現 日 欧 インタオペラビリティ 米 デジタル シングル マーケット戦略の基盤として重視 実装のための EIRA を提供 政府全体で強力に推進 ベンダも積極的に協力 12

IoT データへの展開 行政データを中核に進めてきたが 行政での IoT 活用や行政データと IoT データを組み合わせた活用も増えてきたことを受け IoT データの相互運用性についても検討を開始 IoT データ構造 (SSN:Semantic Sensor Network Ontrogy 等 ) IoT を活用するためのツール群 データ品質 成熟度 等 IoT データの特徴 精度が必要 誤差が必要 単位情報が必要 測定方法情報が必要 機器情報が必要 リアルタイムデータとバッチデータがある 測定データだけのデータと属性情報を持つデータがある等 13

Society5.0 の基盤 Society5.0 との連携 Society5.0 の各分野をつなぐ基盤として官民データの連携基盤を活用 官民データの連携基盤 データ連携プラットフォーム データの違いを意識することなく 1 つのデータのように活用 環境産業健康気象 各現場は従来のデータを活用可能