農 業 1 学習指導要領改訂の趣旨 職業に関する各教科 ( 農業 工業 商業 水産 家庭 看護 情報 福祉 ) においては 科学技術の進展 グローバル化 産業構造の変化等に伴い 必要とされる専門的な知識 技術の高度化への対応や 多様な課題に対応できる課題解決能力を育成することが重要で あることから

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各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

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Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7

123

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人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

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1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

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考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

スライド 1

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

福祉科の指導法 単位数履修方法配当年次 4 R 2 年以上 科目コード EC3704 担当教員佐藤暢芳 ( 上 ) 赤塚俊治 ( 下 ) 2017 年 11 月 20 日までに履修登録し,2019 年 3 月までに単位修得してください 2014 年度までの入学者が履修登録可能です 科目の内容 福祉科

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ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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34 県立鶴岡工業高等学校 ( 全日制 ) 工業科 ( 機械科 電気電子科 情報通信科 建築科 環境化学科 ) ものづくりに興味や関心があり 将来は工業に関する知識や技術を活かした分野で活躍することを強く望む者 評定合計が 27 以上の者 志望動機が明確であり 志望学科に関する学習やものづくりに強い

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

家 庭 1 学習指導要領改訂の趣旨 職業に関する各教科 ( 農業 工業 商業 水産 家庭 看護 情報 福祉 ) においては 科学技術の進展 グローバル化 産業構造の変化等に伴い 必要とされる専門的な知識 技術の高度化への対応や 多様な課題に対応できる課題解決能力を育成することが重要であることから 地

34 県立鶴岡工業高等学校 ( 全日制 ) 工業科 ( 機械科 電気電子科 情報通信科 建築科 環境化学科 ) 次のいずれかに該当する者 1 文化的活動や体育的活動において地区大会を経て 県大会に出場した者 2 部長 副部長 選抜選手として活動した者で 部活動 研究活動で活躍することを強く望む者 3

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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的な供給や 地域経済を支え 国土 環境保全や景観形成等の多面的な機能を有している農業や農村の役割は ますます重要となっている また 日本と欧州連合 (EU) の経済連携協定 (EPA) 交渉妥結などの世界的な流れや 人口減少社会に伴う国内市場の縮小と世界規模での食市場の増大への対応など 日本農業もグ

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

り込んで獲得するものではなく 探究の過程を通して 自分自身で取捨 選択し 整理し 既にもっている知識や体験と結び付けながら 構造化され 身に付けていくものである そして こうした過程を経て獲得された知識は 実社会 実生活における様々な課題の解決に活用可能な生きて働く知識 すなわち概念として形成されて

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5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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イ 地 学 基 礎 2 地 学 基 礎 2 地 学 4 地 学 4 理科課題研究 1 必履修科目は 科学と人間生活 物理基礎 化学基礎 生物基礎 地 学基礎 のうち 科学と人間生活 を含む 2 科目 又は 物理基礎 化学 基礎 生物基礎 地学基礎 のうちから 3 科目 各科目の特徴 < 科学と人間生

20情報【授業】

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

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高等学校学習指導要領解説 地理歴史編

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

(2) 各学年の目標 ア 知識 に関する目標 社会生活についての総合的な理解 第 3 学年 身近な地域や市区町村の地理的環境 地域の安全を守るための諸活動や地域 の産業と消費生活の様子 地域の様子の移り変わりについて 人々の生活と の関連を踏まえて理解する 第 4 学年 県の地理的環境の特色 地域の

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

Gifu University Faculty of Engineering

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

Ⅳ 電気電子工学科 1 教育研究上の目的電気電子技術に関して社会貢献できる能力と物事を総合的に判断し得る能力を養うと共に, 課題解決のためのチームワーク力と論理的思考力を身に付けることによって, 今後の社会環境の変化により生じる新たな要望に対して良識ある倫理観をもって対応でき, かつ国際的視野に立っ

愛媛県学力向上5か年計画

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授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

15 県立村山産業高等学校 ( 全日制 ) 工業科 ( 機械科 電子情報科 ) 知徳体が調和した人間を目指し 誠実な行動ができる生徒 将来 地域の産業 社会の発展に貢献しようとする強い気持ちを持った生徒 将来のスペシャリストになるという明確な目的意識を持ち そのために必要な知識 技術及び技能を身につ

教育研究グループ報告書

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平成30年度シラバス作成要領

訂されている 幼稚園 小 中学校学習指導要領改訂の基本的な考え方として 次の 3つがあげられる 1. 子供たちに求められる資質 能力を明確にし それらを社会と共有していくという社会に開かれた教育課程を実現していく 2. 現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で 知識の理解の質を高めていく 3

平成18年度標準調査票

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平成 30 年 4 月 1 日 平成 30 年度 第 70 回 日本連合教育会研究大会 桐生大会 大会主題 分科会研究協議題 等 Ⅰ 大会主題及び大会主題設定の趣旨 Ⅱ 分科会研究協議題 研究協議題設定の理由 研究協議の視点 (1) 第 1 分科会国語 (2) 第 2 分科会 社会 (3) 第 3

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○数学科 2年 連立方程式

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4.原稿(資料)

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2021 年度入学者選抜について ~ ひとりひとりの個性と可能性を見つめる入試へ ~ 4 月 4 日 関西学院大学 関西学院の使命は キリスト教主義教育によって Mastery for Service を体現する世界市民 を育み 世に輩出することにあります 世界市民 とは 他者と対話し共感する能力を

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授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

北九州市学力向上ステップアップ事業第Ⅱ期推進指定校 実施計画

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

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農 業 1 学習指導要領改訂の趣旨 職業に関する各教科 ( 農業 工業 商業 水産 家庭 看護 情報 福祉 ) においては 科学技術の進展 グローバル化 産業構造の変化等に伴い 必要とされる専門的な知識 技術の高度化への対応や 多様な課題に対応できる課題解決能力を育成することが重要で あることから 地域や産業界との連携の下 産業現場等における長期間の実習等の実践的 な学習活動をより一層充実させることや 職業学科に学んだ生徒の大学等との接続が課題 として指摘されている こうしたことから 今回改訂された学習指導要領では 産業教育において育成を目指す 資質 能力を 知識及び技術 思考力 判断力 表現力等 学びに向かう力 人間 性等 の三つの柱に沿って整理するとともに 職業人として必要な豊かな人間性を育み よりよい社会の構築を目指して自ら学ぶ 産業の振興や社会貢献 協働的に取り組 む ことについて新たに明示されたものとなっている また 地域や社会の発展を担う職業人を育成するため 社会や産業の変化の状況等を踏 まえ 持続可能な社会の構築 情報化の一層の進展 グローバル化などへの対応の視点か ら 各教科の学習内容の改善 充実が図られている 教科 農業 については 安定的な食料生産の必要性や農業のグローバル化への対応な ど農業を取り巻く社会的環境の変化を踏まえ 農業や農業関連産業を通して 地域や社会 の健全で持続的な発展を担う職業人を育成するため 次のような改善 充実が図られた 現在の 農業経営 食品産業分野 と バイオテクノロジー分野 を再構造化し バイオテクノロジーを含む 農業生産や農業経営の分野 と 食品製造や食品流 通の分野 に整理 農業の各分野において 持続可能で多様な環境に対応した学習の充実 農業経営のグローバル化や法人化 六次産業化や企業参入等に対応した経営感覚 の醸成を図るための学習の充実 安全 安心な食料の持続的な生産と供給に対応した学習の一層の充実 農業の技術革新と高度化等に対応した学習の充実 農業の持つ多面的な特質を学習内容とした地域資源に関する学習の充実 2 改訂の内容 (1) 教科の目標の改善 教科 農業 の目標 農業の見方 考え方を働かせ 実践的 体験的な学習活動を行うことなどを通して 農業や農業関連 産業を通じ 地域や社会の健全で持続的な発展を担う職業人として必要な資質 能力を次のとおり育 成することを目指す 農業の見方 考え方 とは 農業や農業関連産業に関する事象を 安定的な食料生産と環境保全及び資源活用等の視点で捉え 持続可能で創造的な農業や地域振興と関連付けることを意味している - 農業 1 -

知識及び技術 思考力 判断力 表現力等 学びに向かう力 人間性等 (1) 農業の各分野について体系的 (2) 農業に関する課題を発見し (3) 職業人として必要な豊かな 系統的に理解するとともに 職業人に求められる倫理観を踏 人間性を育み よりよい社会 関連する技術を身に付けるよう まえ合理的かつ創造的に解決す の構築を目指して自ら学び にする る力を養う 農業の振興や社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う 体系的 系統的に理解するとともに 関連する技術を身に付けるようにする とは 農業や農業関連産業は 農業に関する個別の知識や技術ではなく それらが相互に関連付けられるとともに 具体的に農業や農業関連産業と結び付くなどした知識や技術を身に付けることを示している 職業人に求められる倫理観を踏まえ合理的かつ創造的に解決する力を養う とは 農業学習を通して未来を切り拓くための力を養うとともに 農業や農業関連産業に関する課題を発見し 利益や効率 成果だけを優先するのではなく 課題に向き合い 科学的な根拠に基づき答えを導き 職業人に求められる倫理観を踏まえ合理的かつ創造的に解決する力のことを示している 農業の振興や社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う とは 社会の信頼を得て農業や農業関連産業に従事するための倫理観 遵法精神 規範意識 責任感 協調性 リーダーシップなど社会を担う職業人として必要な豊かな人間性を育み よりよい社会の構築を目指して自ら学び 農業の振興や社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養うことを示している (2) 科目の改善 ア 科目構成 改 訂 現 行 学習指導要領 科 目 名 解説に記載さ 科 目 名 標準単位数 れている単位数 < 基礎的な科目 > 共分農業と環境 4~6 農業と環境 3~6 名農業と情報 3~6 農業情報処理 2~6 < 総合的な科目 > 通 課 題 研 究 6~8 課 題 研 究 4~8 総 合 実 習 4~6 総 合 実 習 4~6 作 物 4~8 作 物 4~8 野 菜 4~8 野 菜 4~8 果 樹 4~8 果 樹 4~8 草 花 4~8 草 花 4~8 1 畜 産 4~10 畜 産 8~12 分栽 培 と 環 境 2~6 - 農業 2 -

分飼 育 と 環 境 2~6 整農 業 経 営 4~6 農 業 経 営 4~6 農 業 機 械 4~6 農 業 機 械 2~6 植物バイオテクノロジー 4~6 食 品 製 造 4~8 食 品 製 造 4~8 食 品 化 学 4~8 食 品 化 学 4~8 2 名食 品 微 生 物 4~6 微 生 物 利 用 2~6 植物バイオテクノロジー 2~6 動物バイオテクノロジー 2~6 農 業 経 済 4~6 食 品 流 通 4~6 食 品 流 通 4~6 森 林 科 学 6~8 森 林 科 学 6~8 森 林 経 営 4~8 森 林 経 営 4~8 林 産 物 利 用 6~8 林 産 物 利 用 2~8 農業土木設計 6~8 農業土木設計 6~8 3 農業土木施工 4~8 農業土木施工 4~6 水 循 環 4~6 水 循 環 2~6 造 園 計 画 6~8 造 園 計 画 6~10 整造園施工管理 4~6 造 園 技 術 4~6 整造 園 植 栽 4~6 環境緑化材料 2~6 測 量 6~8 測 量 6~8 4 生物活用 4~6 生物活用 2~5 名地域資源活用 4~8 グリーンライフ 2~6 30 科目 30 科目 分分類整理 整整理統合 名名称変更 原則履修科目は従前と同様に 農業と環境 と 課題研究 分野を 共通 及び 1 農業生産や農業経営 2 食品製造や食品流通 3 国 土保全や環境創造 4 資源活用や地域振興 の五つとして再構成 プロジェクト学習の意義やプロセス(1 課題設定 2 計画立案 3 実施 4まとめ ( 反省 評価 )) 並びに実践について 農業と情報 農業機械 を除く全ての科 目に位置付け 農業と環境 で学習していた農業と環境の関係性について 持続可能で多様な環 境に対応するよう新たに 栽培と環境 飼育と環境 とに分類整理 経営感覚の醸成と商品開発などへつなげるために 農業経営 食品流通 でマ ーケティングに関する学習内容を充実 生産系の科目である 作物 野菜 果樹 草花 畜産 などにおいて 起業や六次産業化に関わる内容を扱うことを明記 農業と環境 総合実習 作物 野菜 果樹 草花 畜産 食品 製造 などの科目において 農業生産工程管理 (GAP) や危害分析 重要管理点方 - 農業 3 -

式 (HACCP) など安全 安心な食料の持続的な生産と供給に対応した生産工程管理に関する学習内容の充実を図ることを明記 微生物利用 で学習していた安全 安心な食品関係の学習内容を更に充実するよう 食品微生物 に名称変更 グリーンライフ で学習していた農業 農村のもつ多面的な特質 ( 地域振興や文化の伝承など ) を学習内容とした地域資源に関する学習の充実を図る視点で整理し 地域資源活用 に名称変更 農業経営 では 農業経済 の経済の仕組みや農産物の輸出入などを経営感覚の醸成へつなげるために統合し マーケティングに関する学習内容を充実を図ることを明記 造園施工管理 及び 造園植栽 では 造園技術 並びに 環境緑化材料 を統合し 造園に関する施工から管理までを学習する科目を 造園施工管理 造園に関する植物の植栽を中心に学習する科目を 造園植栽 とし 学習内容の充実を図ることを明記 進展する産業社会の情報化を見通し 農業の各分野における先進技術や革新技術を題材とした探究的な学習活動を通して 収集した情報と情報手段を適切かつ効果的に活用できるような学習内容の一層の充実を図るため 科目名を従前の 農業情報処理 から 農業と情報 に名称変更 イ原則履修科目の特徴 < 農業と環境 > 目標 農業の見方 考え方を働かせ 実践的 体験的な学習活動を行うことなどを通して 農業の各分 野で活用する基礎的な資質 能力を次のとおり育成することを目指す 知識及び技術 思考力 判断力 表現力等 学びに向かう力 人間性等 農業と環境について体系的 農業と環境に関する課題を発 農業と環境について基礎的な 系統的に理解するとともに 関見し 農業や農業関連産業に携知識と技術が農業の各分野で活 連する技術を身に付けるようにわる者として合理的かつ創造的用できるよう自ら学び 農業の する に解決する力を養う 振興や社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う ( ア ) 内容この科目は (1) 農業と環境 とプロジェクト学習 (2) 暮らしと農業 (3) 農業生産の基礎 (4) 農業と環境のプロジェクト (5) 学校農業クラブ活動の5つの指導項目で構成 ( イ ) 内容の取扱い 農業の社会的な役割と環境や暮らしとの関わりについて 地域農業の見学や地域環境の調査及び統計資料の分析など具体的な学習を通して理解できるよう留意して指導するとともに 地域の実態や学科の特色等に応じて 適切な題材を選定すること 指導項目 の (3) については 農業生物の特性や育成環境との相互関係 具体的な栽培計画 農業生産工程管理などを基礎的な実験 実習を通して学習で - 農業 4 -

きるようにすること 指導項目 の (4) については プロジェクト学習を通して 科学的な見方 考え方を働かせ 農業の各分野に関する学習への興味 関心が高まるよう工夫して指導すること < 課題研究 > 目標 農業の見方 考え方を働かせ 実践的 体験的な学習活動を行うことなどを通して 社会を支え産業の発展を担う職業人として必要な資質 能力を次のとおり育成することを目指す 知識及び技術思考力 判断力 表現力等学びに向かう力 人間性等農業の各分野について体系的農業に関する課題を発見し 課題を解決する力の向上を 系統的に理解するとともに 農業や農業関連産業に携わる者目指して自ら学び 農業の振興相互に関連付けられた技術を身として解決策を探究し 科学的や社会貢献に主体的かつ協働的 ウ に付けるようにする ( ア ) 内容 な根拠に基づいて創造的に解決に取り組む態度を養う する力を養う この科目は 目標に示す資質 能力を身に付けることができるよう (1) 調査 研究 実験 (2) 作品製作等 (3) 産業現場等における実習 (4) 職業資格の取得 (5) 学校農業クラブ活動の五つの指導項目で構成 ( イ ) 内容の取扱い 生徒個々の実態に応じ 農業に関する諸課題や進路に応じた諸課題を自ら見い だし これまで学んだ農業に関する各科目や自身の経験を基に 課題解決に向 けて自発的に創造的及び発展的に取り組むことができるようにすること 生徒の興味 関心 進路希望等に応じて 指導項目 の (1) から (5) までの中 から 個人又はグループで農業に関する適切な課題を設定し 主体的かつ協働 的に取り組む学習活動を通して 専門的な知識 技術などの深化 総合化を図 り 農業に関する課題の解決に取り組むことができるようし 研究の成果につ いて発表する機会を設けるようにすること 主な科目の特徴 < 総合実習 > 目標 農業の見方 考え方を働かせ 実践的 体験的な学習活動を行うことなどを通して 農業の各分野の改善を図る実践的な資質 能力を次のとおり育成することを目指す 知識及び技術思考力 判断力 表現力等学びに向かう力 人間性等 農業を総合的に捉え体系的 農業に関する総合的な課題を 農業の総合的な経営や管理に 系統的に理解するとともに 関発見し 農業や農業関連産業につながる知識や技術が身に付く 連する技術を身に付けるように携わる者として合理的かつ創造よう自ら学び 農業の振興や社 する 的に解決する力を養う 会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う ( ア ) 内容この科目は 目標に示す資質 能力を身に付けることができるよう (1) 栽培 - 農業 5 -

と飼育 環境等に関する基礎的な実習 (2) 農業の各分野に関する総合的な実習 (3) 農業の産業現場等における総合的な実習 (4) 学校農業クラブ活動の四つの指導項目で構成 ( イ ) 内容の取扱い 農業科に属する各科目の学習と関連付け 総合的な知識と技術の習得につながるよう留意して指導すること なお 実験 実習中の安全を確保するとともに 学習のねらいを明確にするなど課題解決へつながるようにすること 指導項目の(4) については 農業の各分野の学習を基に 学校農業クラブ活動における自主的な研究活動を通して 技術及び経営と管理を体験的に理解させ 実践的な能力と態度を育むよう工夫して指導すること なお 地域の実態や学科の特色等に応じて 適切な題材を選定すること < 農業と情報 > 目標 農業の見方 考え方を働かせ 実践的 体験的な学習活動を行うことなどを通して 農業に関す る情報を主体的に活用するために必要な資質 能力を次のとおり育成することを目指す 知識及び技術 思考力 判断力 表現力等 学びに向かう力 人間性等 農業に関する情報について体 農業情報の活用に関する課題 農業に関する情報について主 系的 系統的に理解するとともを発見し 農業や農業関連産業体的に調査 分析 活用ができ に 関連する技術を身に付けるに携わる者として合理的かつ創るよう自ら学び 農業の振興や ようにする 造的に解決する力を養う 社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う ( ア ) 内容この科目は 目標に示す資質 能力を身に付けることができるよう (1) 産業社会と情報 (2) 農業に関する情報手段 (3) 農業に関する情報の分析と活用 (4) 農業学習と情報活用の四つの指導項目で構成 ( イ ) 内容の取扱い 産業社会における情報の意義を理解させ 農業の各分野における先進技術や革新技術を題材とした探究的な学習活動を通して 創造的思考をもてるよう留意して指導すること 指導項目の(2) 及び (3) については 実習や産業現場の見学などを通して 農業の各分野において 情報と情報手段を適切かつ効果的に活用する能力を育むよう 農業技術の先進的な事例を基に農業経営の発展に向けた探究的な学習活動を取り入れるなど 農業科に属する他の科目との関連を図るようにすること - 農業 6 -

3 質疑応答 問 1 農業教科 科目による必履修教科 科目の代替における留意点は何か 専門教科 科目を履修することによって 必履修教科 科目の履修と同様の成果が期待できる場合は その専門教科 科目の履修をもって必履修教科 科目の履修の一部又は全部に替えることができる 例えば 農業と情報 の履修により 情報 Ⅰ の履修に代替することなどが考えられるが 全部を代替する場合 農業と情報 の履修単位数は 2 単位以上必要である なお この例示についても 機械的に代替が認められるものではなく 代替する場合には 各学校には説明責任が求められることに留意する 問 2 科目 農業と環境 及び 課題研究 の履修における留意点は何か 農業と環境 は 農業生物の育成と環境の保全 創造についての実践的 体験的 探究的な学習を通して科学的思考力や問題解決能力を育成することをねらいとしている科目であることから 各学校においては 本科目の目標 内容等を踏まえて履修させる必要がある 課題研究 は 農業に関する基礎的 基本的な学習の上に立って 生徒が自ら設定した課題を主体的に探究して解決する学習活動を通して 知識と技術の深化 総合化を図るとともに 自ら課題を発見して解決する力や課題の解決に主体的かつ協働的に取り組む態度を養うことをねらいとした科目である 科目の性格やねらいなどからみて 農業と環境 は低学年で 課題研究 は高学年で履修させることに留意する 問 3 プロジェクト学習の指導上の留意事項は何か 各科目の中で行うプロジェクト学習の指導に当たっては 基礎的 基本的な知識と技術の確実な定着や経済社会の一員として主体的に活動するための能力と態度を育てる観点から 視察や調査 産業現場等における実習など実践的 体験的な学習を重視し 生徒が自ら学習内容に興味 関心をもち 学習意欲が高まるよう配慮することが大切である このことから 指導に当たっては 大きなテーマを設定し 個人や小グループで関連した小さなテーマを設定し 実施 分析 考察 評価しまとめるとともに 大きなテーマでの考察する場面で協議するなど 生徒の思考力 判断力 表現力を育成する言語活動を充実することに留意する 4 新学習指導要領を踏まえた現行学習指導要領における実践事例 (1) 実践のポイント今回の改訂において 生徒が課題意識を持って 主体的 計画的に農業学習に取り組むよう 関係する各科目において プロジェクト学習 の意義やプロセス 並びに実践について明確に位置付けられている このことを踏まえ 専門科目におけるプロジェクト学習の展開方法について科目 食品製造 におけるプロジェクト学習の実践事例を紹介する - 農業 7 -

(2) 実践例 科目名食品製造対象生徒食品科学科 2 学年 (2 単位 )40 名 授業の展開 座学における科目の目標 育成を目指す資質 能力を明確化 3 展開授業 ( 農産加工実習 畜産加工実習 座学 ) であるため クラス 40 名を 13~14 人のグループ構成とし それぞれのグループごとにローテーションで授業を展開 1 食品の製造原理や原材料特性など食品製造に必要な知識と技術 食品の安全性や品質表示など食品製造に関する知識と技術を身に付ける 2 食品産業の現状と動向 生産工程管理に関する課題を発見し 食品の安全性や環境への配慮 法令遵守などの職業人としての倫理観をもって 科学的な根拠などに基づいて創造的に解決する力を養う プロジェクト学習のテーマ 農業鑑定競技会の学習活動の深化 主体的な学習となるように科目に関する適切な課題を設定する テーマ設定の 1 主体的 意欲的に学校農業クラブ活動並びに専門科目の学習に取り組む態度を育成す目的る 2 学習成果を発表し合うことで コミュニケーション力やプレゼンテーション能力を高探究の質の向上を図め 対話的で深い学びにつなげる り 科学的な根拠に基づいて説明ができるようにする 教授 ( 発表 ) 活動と評価 113~14 人のグループの中から無作為に3~4 人の班を作り 事前に農業鑑定競技 ( 食品 ) 大項目 食品製造 の範囲から小項目又は出題の範囲に記載された項目を選択させて 次回授業までに選択した出題範囲について調べ プレゼンテーションの準備を行うように指示する 2 概ね3 週間程度の準備期間とし作成した資料等を提出させる 3 授業内で全班員が教授活動と質疑応答が行うように時間配分し プレゼンテーションを実施する 4プレゼンテーション方法 資料の活用方法 質疑応答等 それぞれの観点別のルーブリックにより評価を行う プレゼンテーションの状況により 授業担当者による補足や学習状況の確認を行う プレゼンテーションの様子 生徒が作成した授業資料 〇プロジェクト学習の成果 プロジェクト学習における 課題設定 から まとめ までの学習過程において 調査 分析 考察などの学習活動により思考力 判断力 表現力を養うことができた プレゼンテーション資料の作成に向けたグループ討議や対話を通じて 課題の発見 テーマ設定段階における情報の収集や整理 結果発表段階での伝達方法について 農業情報処理 で習得した知識 技術を活用しながら取り組み 学習の成果を生徒同士が共有することで課題を解決する力を養うことができた 農業鑑定競技会における得点が向上し 生徒からも 対話の中から課題を見付けたり 解決に向けたヒントを見付けることができ 学習が楽しくなった との感想が多く見られるなど 主体的かつ協働的に取り組む態度を養うことができた プロジェクト学習における学習過程を通じ 学習意欲が喚起され授業参加へのモチベーションの向上につながった - 農業 8 -