参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

2

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

Microsoft Word 同意指針(公表).doc

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

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計画書

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市街化調整区域内における地区計画について

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筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

Microsoft Word - 別添資料


市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

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大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

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Microsoft PowerPoint PPT

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

スライド 1

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目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

土師地区地区計画

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生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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目次 第 1 章背景 目的 1 第 2 章対象外区域 3 第 3 章運用の考え方 4 第 4 章運用の基準 6 第 5 章提案の審査 9

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

に基づく保安林指定計画地 (8) 自然環境保全法 ( 昭和 47 年法律第 85 号 ) 第 14 条第 1 項に規定する原生自然環境保全地域及び同法第 22 条第 12 項に規定する自然環境保全地域が指定されている土地の区域 (9) 自然公園法 ( 昭和 32 年法律第 161 号 ) 第 13

用途地域の指定のない地域の建築形態規制\(素案\)

栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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Microsoft Word - 01 表紙 (案 修正版H ).docx

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

2 自然条件 (2) 歴史的条件

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

工業地域用途地域の一つで 主として工業の業務の利便の増進を図る地域のこと 住宅や店舗は建てられるが 学校や病院 ホテルなどは建てられない 高次都市機能行政 教育 文化 情報 商業 交通 レジャーなど都市自体が持つ住民生活や企業の経済活動に対する各種のサービス機能のうち 受益圏が広域にわたる質の高い機

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

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目 次 1. 趣旨 背景 1-2 基本方針を策定する目的 2. 区域区分変更の考え方 関連法令等 2-2 基本的な考え方 2-3 目標年次 2-4 目標年次における市街化区域の規模の設定 3. 市街化区域への編入 編入の考え方 3-2 編入基準 3-3 編入を保留

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

周南4市市街化調整区域における地区計画運用指針

国土技術政策総合研究所 プロジェクト研究報告

第3 復興整備計画 参考様式集

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の各種原単位を考慮する また 開発計画の熟度等により 次回の区域区分見直しまでの間に市街化区域への編入を行うことが望ましいと想定される区域の土地利用を弾力的に取り扱うため 市街地に収容すべき人口フレームの一部を保留フレームとし 市街化調整区域内で市街化区域に編入すべき状況が整うと見込まれる区域に配分

(3) 集落地域整備法 ( 昭和 62 年法律第 63 号 ) 第 3 条に規定する集落地域 ( 同法第 4 条第 1 項に規定する集落地域整備基本方針が策定された場合にあっては 同条第 2 項第 1 号に掲げる事項の内容に該当する集落地域に限る ) (4) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

矢巾町市街化調整区域における地区計画ガイドライン 1 目的このガイドラインは 矢巾町市街化調整区域における土地利用方針に示した市街化調整区域における地区計画制度の有効な活用が図られるよう 地区計画の考え方を示すことにより 市街化調整区域における良好な環境の維持及び土地利用の形成に寄与することを目的と

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

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予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

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目 次 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の経緯 1 第 Ⅰ 章市街化調整区域における土地利用の基本的な考え方 2 第 Ⅱ 章市街化調整区域における地区計画の導入 2 2 市街化調整区域における地区計画の基本事項 3 1 共通事項 3 2 地区計画整備計画に関する事項 3 (1)

Microsoft Word - 03第3章(p37-45)

Transcription:

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

24

1. 区域区分の二次検討 (1) 検討の手順と一次検討の結果 1 人口 10 万人未満の区域区分非設定区域における検討手順人口 10 万人に達しない非線引き都市計画区域にあっても 人口 土地利用 産業活動等の拡大が顕著である場合 及び開発プロジェクト等の影響で市街地拡大が予想される場合及び郊外部における自然的環境の保全の必要性がある場合においては 区域区分の適用を検討する また 線引き都市計画区域や人口 10 万人以上の人口増加都市計画区域に隣接または近接する区域については これら拠点都市との一体的な都市計画区域の再編を前提として 区域区分制度の適用を検討する 一次検討 区域区分適用の必要性が高い 区域区分非設定区域 ( 人口 10 万人未満 ) チェックシートによる評価 区域区分適用の必要性が低い ( 注 ) 一次検討 : 定量的評価 ( 都市計画区域間の相対的な判断 ) 二次検討 : 総合評価 ( 都市計画区域毎に固有の即地的な判断 ) 将来における市街地拡大の可能性 郊外部における自然的環境の保全の必要性 都市計画区域の再編の検討 隣接 近接する都市計画区域との関連性 二次検討 区域区分を適用する場合の課題の検討区域区分を適用しない場合の課題の検討 総合評価 対象市町 関係機関との調整等 区域区分を適用しない場合の課題の検討区域区分を適用する場合の課題の検討 判 定 区域区分の適用 今後の土地利用規制への対応 区域区分を適用しない 今後の土地利用規制への対応 区域区分非設定区域 ( 人口 10 万人未満 ) における区域区分適用要否の検討手順 25

2 一次検討結果 ( 広域方針より抜粋 ) 区域区分適用の必要性が低い C. 区域区分適用の有無の検討チェックシート ( 人口 10 万人未満 ) 市町村番号 13 市町村名美祢市 < 検討項目 > < 評価指標 > < 評価指標と判断基準 > < 指標別評価 > < 項目別評価 > < 指標別評価 >のうち < 判断基準 > 市町村値 > 区域指定都市平均値 : 適合 1つ以上 : 適合市町村値 < 区域指定都市平均値 : 不適合全て : 不適合 ( ただし 1-3 1-5 2-2は0%) 1) 人口動向 1-1. 人口増減率 -4.74 % < -1.87 % : 不適合 1-2. 世帯数増減率 -1.54 % < 1.71 % : 不適合 1-3.DID 人口増減率 - % < 0 % : 適合 1-4. 用途内人口増減率 -0.12 % > -0.42 % : 適合 1-5. 用途白地人口増減率 -8.63 % < 0.00 % : 不適合 2) 土地利用動向 2-1. 開発許可面積 1,771 m2 / 千人 < 7,223 m2 / 千人 : 不適合 2-2.DID 面積増減率 - % < 0 % 3) 産業動向 3-1. 商業販売額増減率 -15.40 % > -17.26 % : 適合 : 不適合 3-2. 工業出荷額増減率 -16.14 % < 24.81 % : 不適合 : 適合 3-3. 観光入込客増減率 -38.07 % < 11.18 % : 不適合 一次検討による評価 < 項目別評価 > のうち 全 て : 必要性は高い 1 つ以上 : 必要性は低い : 区域区分適用の必要性は低い C. 区域区分適用の有無の検討チェックシート ( 人口 10 万人未満 ) 市町村番号 45 市町村名秋芳町 < 検討項目 > < 評価指標 > < 評価指標と判断基準 > < 指標別評価 > < 項目別評価 > < 指標別評価 >のうち < 判断基準 > 市町村値 > 区域指定都市平均値 : 適合 1つ以上 : 適合市町村値 < 区域指定都市平均値 : 不適合全て : 不適合 ( ただし 1-3 1-5 2-2は0%) 1) 人口動向 1-1. 人口増減率 -7.84 % < -1.87 % : 不適合 1-2. 世帯数増減率 -2.12 % < 1.71 % : 不適合 1-3.DID 人口増減率 - % < 0 % : 不適合 1-4. 用途内人口増減率 用途なし % < -0.42 % 1-5. 用途白地人口増減率 用途なし % < 0.00 % 2) 土地利用動向 2-1. 開発許可面積 0 m2 / 千人 < 7,223 m2 / 千人 : 不適合 2-2.DID 面積増減率 - % < 0 % 3) 産業動向 3-1. 商業販売額増減率 -23.12 % < -17.26 % : 不適合 : 不適合 3-2. 工業出荷額増減率 253.85 % > 24.81 % : 適合 : 適合 3-3. 観光入込客増減率 -17.81 % < 11.18 % : 不適合 一次検討による評価 < 項目別評価 > のうち 全 て : 必要性は高い 1 つ以上 : 必要性は低い : 区域区分適用の必要性は低い 26

( 参考 ) 再編 合同化後の都市計画区域の場合 C. 区域区分適用の有無の検討チェックシート ( 人口 10 万人未満 ) エリア番号 K エリア名美祢都市計画区域 ( 美祢 秋芳 ) < 検討項目 > < 評価指標 > < 評価指標と判断基準 > < 指標別評価 > < 項目別評価 > < 指標別評価 >のうち < 判断基準 > 市町村値 > 区域指定都市平均値 : 適合 1つ以上 : 適合市町村値 < 区域指定都市平均値 : 不適合全て : 不適合 ( ただし 1-3 1-5 2-2は0%) 1) 人口動向 1-1. 人口増減率 -5.54 % < -1.87 % : 不適合 1-2. 世帯数増減率 -1.69 % < 1.71 % : 不適合 1-3.DID 人口増減率 - % < 0 % : 適合 1-4. 用途内人口増減率 -0.12 % > -0.42 % : 適合 1-5. 用途白地人口増減率 -8.63 % < 0.00 % : 不適合 2) 土地利用動向 2-1. 開発許可面積 1,325 m2 / 千人 < 7,223 m2 / 千人 : 不適合 ( 人口千人当たり ) : 不適合 2-2.DID 面積増減率 - % < 0 % 3) 産業動向 3-1. 商業販売額増減率 -16.90 % > -17.26 % : 適合 3-2. 工業出荷額増減率 -0.15 % < 24.81 % : 不適合 : 適合 3-3. 観光入込客増減率 -25.12 % < 11.18 % : 不適合 一次検討による評価 < 項目別評価 > のうち 全 て : 必要性は高い 1 つ以上 : 必要性は低い : 区域区分適用の必要性は低い 27

(2) 検討の手順及び二次検討 1 人口 10 万人未満の区域区分非設定区域における区域区分適用の二次検討項目 一次検討による区域区分適用の必要性検討を踏まえ 二次検討として 将来における市街地拡大の可能性検討 郊外部における自然的環境の保全の必要性 隣接する都市計画区域との関連性 及び適用 非適用に際してのその他の課題について整理した上で 総合的な視点から区域区分の適用について判断する 検討項目 将来における市街地拡大の可能性の検討 郊外部における自然的環境の保全の必要性の検討 隣接 近接する都市計画区域との関連性の検討 区域区分を適用しない場合の課題の検討 区域区分を適用する場合の課題の検討 総合評価による区域区分適用の要否の判定 その他の土地利用規制制度の導入検討 検討内容 大規模プロジェクトの影響等を踏まえた将来の人口フレームや産業フレーム等の予測から 市街地内における都市的土地利用の需要を見通すとともに 市街地内の土地利用の現況を把握し 増加人口に伴う住宅用地や産業用地が現在の市街地に収容できるか否か また 市街地周辺におけるスプロール的拡散等についても検討する その結果 市街地拡大の可能性があると認められる場合には 区域区分制度の適用を検討する 区域区分制度の効果として市街化調整区域における開発の抑止が考えられることから 他の法規制のない区域で自然的環境としての保全の必要性があると認められる場合には 区域区分制度の適用を検討する 具体的には 次に示す資料等より 現在の法規制で自然的環境の保全が適切に図られるか否かを検討する 都市計画基礎調査( 法適用現況図 協定締結区域の位置図 地区計画等の位置図 ) 緑の基本計画( 緑の将来像図 緑地等の配置計画図 実現のための施策の方針図 ) 線引き都市計画区域や人口 10 万人以上の人口増加都市計画区域に隣接または近接する区域については これら拠点都市との一体的な都市計画区域として再編することを前提として 区域区分制度の適用を検討する 区域区分を適用しない場合の課題として 用途地域白地地域における別の土地利用規制の適用可能性や 周辺の都市計画区域における土地利用規制との整合等を検討する 別の土地利用規制としては 都市計画法以外の他法令による措置または区域区分以外の都市計画制度による措置があり いずれかの措置を適用することによって目標とする都市像の実現に向けた規制 誘導が可能か否かを判断する 区域区分を適用した場合の課題として 一定の人口密度を有する市街化区域エリアの設定や 周辺の都市計画区域における土地利用規制との整合 さらには市街化調整区域における開発規制のあり方等を検討する 以上の検討を行った上で 対象都市の将来像との整合や 対象市町 関係機関の意向 及び地域特性 実情等についても十分に考慮し 総合的に判断して区域区分の適用が望ましい場合 区域区分の適用を行う 区域区分を適用しない場合又は適用した場合における他法令や区域区分以外の都市計画制度等の導入について検討する 他法令による措置の例区域区分以外の都市計画制度による措置の例 農業振興地域の整備に関する法律に規定する農用地区域 森林法に規定する保安林区域等 自然公園法に規定する特別地域等 自然環境保全法に規定する原生自然環境保全地域等 その他市町条例等による措置 景観計画による届出制度 地域地区の指定 ( 用途地域 特定用途制限地域 風致地区 景観地区 特別緑地保全地区 伝統的建造物群保存地区等 ) 地区計画 集落地区計画の適用 用途地域白地地域における建築形態規制 開発規制 ( 用途地域白地地域における開発許可の最低規模基準の引き下げ ) 等 28

2 将来における市街地拡大の可能性用途地域内に未利用地が残され 用途白地地域内において人口が減尐傾向にあることや 新たな人口増加を伴う大規模プロジェクトもないことから 将来における市街地の拡大の可能性は低い 3 郊外部における自然的環境の保全の必要性用途白地地域のうち 大部分の田園環境については 農振農用地によりほぼ担保が図られている また 秋芳洞等の貴重な自然環境は 秋吉台国定公園として保全されている 土地利用規制のない丘陵地については 郊外部における開発の圧力が弱いことから 区域区分による積極的な規制の必要性は低い 今後 秋吉台国定公園周辺での観光関連開発等も予想され 自然 田園環境の保全対策が必要となる 29

開発動向と法規制 4 隣接 近接する都市計画区域との関連性 隣接する下関 宇部 ( 仮 ) 山陽小野田及び長門都市計画区域は 地形的に分断されているこ とから 土地利用規制の不整合は生じにくいと考えられる 30

(3) 総合評価 1 区域区分を適用しない場合の課題 1 用途白地地域における 土地利用規制 田園環境の保全については 農振農用地によりほぼ担保が可能と考えられる が 農振白地地域については 他の土地利用制度の導入等により活力を維持 しながら開発をコントロールしていく必要がある 丘陵部の自然的緑地については その良好な環境に適した保全を検討する必 要がある 既存集落や幹線道路沿道及び観光関連開発が予想される地区等においては 土地利用の規制 誘導策を検討する必要がある 2 周辺都市計画区域の土 地利用規制との整合 隣接する下関 宇部 ( 仮 ) 山陽小野田 長門都市計画区域は 地形等で分 断されているため不整合は生じない 2 区域区分を適用する場合の課題 1 一定の人口密度を有する市街化区域の設定 2 周辺都市計画区域の土地利用規制との整合 現行用途地域全体の人口密度 ( 可住地 ) * は平成 17 年度時点で約 14 人 /ha であり 地域特性を考慮した最低の指定基準値 40 人 /ha よりも低いことから 現行の用途地域のうち将来的にも市街化される可能性が低い区域については 市街化調整区域となる可能性が高い 隣接する ( 仮 ) 山陽小野田 長門都市計画区域は 非線引き都市計画区域であるが それぞれの市街地は地形的に分断されており 整合性の問題はない 現行の用途白地地域は 自然的環境等が守られる一方で 現在は認められて 3 市街化調整区域におけいる開発も市街化調整区域として制限される る土地利用 このような市街化調整区域となる地区 特に用途地域からの変更となる地区でのコンセンサスを得ることが相当困難であると考えられる * 人口密度 ( 可住地 ) は 都市計画基礎調査による 3 判定本都市計画区域は 開発圧力が強くなく 人口も減尐傾向にあることなどから 市街地拡大の可能性は低いと判断される したがって 区域区分を定めず 建築形態規制に加え 特定用途制限地域の適用等他の土地利用制度の導入等によって用途白地地域の土地利用のコントロールを図るものとする 4 今後の土地利用規制への対応 ア用途白地地域における土地利用規制イ周辺都市計画区域の土地利用規制との整合 用途白地地域については 建築形態規制に加え 特定用途制限地域の適用等を行い 田園環境との調和に配慮した土地利用の規制 誘導を行う 丘陵部の自然的緑地の保全については 風致地区 特別緑地保全地区等の適用を検討する 既存集落や幹線道路沿道等においては 地区計画 特定用途制限地域の適用等による土地利用の規制 誘導を図る 隣接する ( 仮 ) 山陽小野田 長門都市計画区域 ( 非線引き都市計画区域 ) との整合を図るため上記の用途白地地域における土地利用の規制 誘導を行う 31

区域区分の検討結果 一次検討 区域区分適用の必要性が高い 区域区分非設定区域 ( 人口 10 万人未満 ) チェックシートによる評価 区域区分適用の必要性が低い ( 注 ) 一次検討 : 定量的評価 ( 都市計画区域間の相対的な判断 ) 二次検討 : 総合評価 ( 都市計画区域毎に固有の即地的な判断 ) 二次検討 区域区分を適用する場合の課題の検討区域区分を適用しない場合の課題の検討 都市計画区域の再編の検討 将来における市街地拡大の可能性 郊外部における自然的環境の保全の必要性 総合評価 対象市町 関係機関との調整等 隣接 近接する都市計画区域との関連性 区域区分を適用しない場合の課題の検討区域区分を適用する場合の課題の検討 判 定 区域区分の適用 今後の土地利用規制への対応 区域区分を適用しない 今後の土地利用規制への対応 32