法務研修生 支援講座 ゼミガイド 2018 年 6 月版 龍谷大学法科大学院修了生支援室
INDEX I ゼミ紹介 1. 論述演習ゼミ (1) 概要... 2 (2) Aクラス担当講師 : 浅井勇希 中山仁美... 2 (3) Bクラス担当講師 : 大木祐二... 3 2. 予約制個別学習指導担当講師 : 坂口俊幸... 4 II 講師紹介 (1) 浅井勇希 ( あさいゆうき )... 5 (2) 中山仁美 ( なかやまひとみ )... 5 (3) 大木祐二 ( おおきゆうじ )... 6 (4) 坂口俊幸 ( さかぐちとしゆき )... 6 Ⅲ 受講申込方法... 7 1
I ゼミ紹介 1 論述演習ゼミ (1) 概要 受講対象法務研修生 2018 年司法試験受験状況調査及び 2018 年度司法試験短答式成績状況調査 ( 受験者のみ対象 ) に回答済みの方に限ります 但し 2018 年 10 月 1 日時点で 法務研修生の身分を有しない方は 受講できません 実施目的法律基本科目を取り上げ 法律家に必要な事例解析能力 法解釈 適応能力及び論述能力の養成を図ります 実施内容週 1 回 1 回あたり 3 時間程度の頻度で開講し 事例問題演習による論述指導を行います 担当講師 A クラス : 浅井勇希 中山仁美 B クラス : 大木祐二 申込方法法科大学院修了生支援室にメールにて申し込んでください 詳細は P7 の Ⅲ 受講申込方法 にあります 備 考開講日程及び授業内容については 受講生と相談の上 変更することがあります (2) A クラス担当講師 : 浅井勇希 中山仁美 到達目標 2019 年司法試験での最終合格を目指し 論述能力等を養成します 運営方法 A クラスでは 択一試験及び論述試験の双方に対応するための能力を涵養することのできる運営を目標とします 司法試験過去問 予備試験過去問 旧司法試験その他等を幅広く素材とし 択一演習を行うことも予定しています ( 論述試験 択一試験の意味付けについては講師紹介の項も参照してください 初回オリエンテーションでも話をする予定です ) なお ゼミの素材 日程等の詳細については 受講生と協議の上 決定します 2018 年度司法試験の結果が出た頃に 学習計画に関する個人面談を行い その後のゼミ運営に反映させることも検討しています 7 月の授業計画 回 開講日時 授業内容 担当講師 教室 1 7 月 5 日 ( 木 ) 9:30~12:30 全体オリエンテーション 過去問検討予定浅井光 - 研究室 207 2 7 月 11 日 ( 水 ) 9:30~12:30 過去問検討予定中山光 - 研究室 207 3 7 月 17 日 ( 火 ) 9:30~12:30 過去問検討予定浅井光 - 研究室 207 4 7 月 24 日 ( 火 ) 9:30~12:30 過去問検討予定中山光 - 研究室 207 初回のゼミに出席するために必要な予習等の指示 追って指示します 2
(3) B クラス担当講師 : 大木祐二 ゼミ概要 到達目標 運営方法 事例問題を用いた論述演習を中心に実践的な思考を身につける 基礎的な知識を身に付ける リーガルライティングのスキルを身につける 全科目扱います 1 科目 3 4 回の予定です 司法試験合格発表前までは 弁護士実務にも役に立つ事例問題の検討を行い 司法試験合格発表後は司法試験の過去問を中心に事例や法律文書の検討を行っていきます 受講者の希望に応じて, 事例問題に対する自身の解答を発表してもらい, 全員で議論していきます 授業との兼ね合いもあるので 聴講のみ希望される方も遠慮無くご参加ください 楽しくなければ勉強はつまらないし モチベーションが下がれば勉強は継続できないので みんなで目的意識を持って楽しく法律家に必要な知識 技術を身につけられればと思います 7 月の授業計画 回 開講日時 内容 教室 1 7 月 4 日 ( 水 ) 18:00~21:00 ガイダンス 光 - 研究室 207 2 7 月 11 日 ( 水 ) 18:00~21:00 初日のときに今後の予定を決めます 光 - 研究室 207 3 7 月 18 日 ( 水 ) 18:00~21:00 未定光 - 研究室 207 4 7 月 25 日 ( 水 ) 18:00~21:00 未定光 - 研究室 207 初回のゼミに出席するために必要な予習等の指示 今年の司法試験憲法の問題を事前に読んでくれば足ります 3
2 予約制個別学習指導 担当講師 : 坂口俊幸 受講対象法務研修生 2018 年司法試験受験状況調査及び 2018 年度司法試験短答式成績状況調査 ( 受験者のみ対象 ) に回答済みの方に限ります 但し 2018 年 10 月 1 日時点で 法務研修生の身分を有しない方は 受講できません 実施内容 実施方法 コーチング理論を用いた法律学習方法の個別指導を行うことにより 研究生に到達目標を意識させ 合格に向けた計画立案 進捗管理を支援します この個別指導は 事例研究や 知識獲得型のゼミではありません 担当講師がコーチ役となり 勉強方法や モチベーションアップの方法等を個別に指導します スポーツ界では 専門のコーチから指導を受けることにより 高い成果を挙げているアスリートがいることは みなさんご存じの通りです 今回の企画は これを勉強にも応用しようというものです すなわち 一回 60 分程度の個人面談を通して 学生みずからが目標を設定し それを達成するための計画を立案し 実施し 見直すというプロセスを理解し 実施することで 司法試験の合格をめざします 担当講師は知識を与えるのではなく 学生が自覚的 計量的に学習できるよう サポートします 担当講師との面談により 次のことを学生自ら 明確にしていただきます その後も面談を継続することにより フォローします 1 司法試験の受験目的を明確化し 合格後の自分の姿を具体的にイメージできるようにする 2 司法試験に合格するために やるべきこと ( 学習目標 ) を明らかにする 3 目標達成における障害の明確化およびその排除 ( 努力ですが ) に取り組む 4 学習目標を達成するための学習計画を立案する 5 次の面談において 学生自らが 計画の進行状況をチェックし 見直す 7 月の授業計画 開講日時 授業内容 教室 7 月 25 日 ( 水 ) 18:00~20:00 コーチングゼミ光 -201 講義室 4
II 講師紹介 (1) 浅井勇希 ( あさいゆうき ) 所属滋賀弁護士会修習期新 60 期 実務で携わっている業務 民事 刑事全般 ( 特に 刑事 欠陥住宅 交通事故 離婚等 ) 出身法科大学院 ( 区分 ) 得意科目刑事系選択科目労働法 自己紹介 受験生時代の学習方法 学生へのメッセージ 京都大学法科大学院 ( 既修 ) 具体的な冤罪事件を知り 刑事弁護をしたいと考え 法曹を志望しました 実務では 圧倒的に数多い自白事件での更生に資する弁護活動 ( 特に少年事件 ) にやりがいを感じ ときには カウンセリング機能をすることもあります また 日々の事件に熱心に取り組む中で 研究会での研究発表等にもやりがいを感じます 法学部 2~3 回生時は ただひたすら過去問全問 ( 択一 論文 ) を解き 自らの答案スタイル確立を目指しました 法学部 4~5 回生時に 司法試験と並行して従来型の院試を受験し いわゆる紋切型答案を超えて 体系書の言わんとするところを理解するように心がけました 法科大学院時には その延長線上の勉強をしつつも 司法試験が実務家登用試験であることを意識し 判例の重要性を意識しつつ事実認定にも目を向けるようになりました 論述試験は 自分の書きたいことを書く試験ではなく 試験委員が書いて欲しいと思っていることを書く試験であると理解してください 試験委員が書いて欲しいと思っていることを書くためには 書面を通じた試験委員とのコミュニケーション能力を涵養することが必要です その手段が 出題趣旨です また 実務における判例の重要性を否定することはできません 裁判所は この事案をどのように処理するのかという視点も 受験勉強では有用です また 論述試験の答案を書く際に必要な知識は 択一試験の勉強により得ることができます 択一試験と論文試験の有機的関連を考えた ゼミ運営を目標とします 受験勉強はただ漫然とするものではなく 試験に合格するための手段です 毎日の勉強においても 目的である試験と関連づけた 試験を意識した勉強をするように心がけてください (2) 中山仁美 ( なかやまひとみ ) 所属滋賀弁護士会修習期新 60 期 実務で携わっている業務 一般民事 企業法務 刑事 出身法科大学院 ( 区分 ) 得意科目民法 商法選択科目租税法 京都大学法科大学院 ( 既修 ) 自己紹介 受験生時代の学習方法 学生へのメッセージ ロースクール 1 期生となります 実務でやりがいを感じるのは どういう事件であれ 担当してもらってよかったと言ってもらったときや 依頼者のほっとした顔が見られるときです 結果は 事前の準備によるところが大きい と感じるこの頃です 必要以上に時間をかけすぎない 穴を作らない 科目ごとに勉強方法を変えるといった点を重視していました 勉強の素材は 授業の復習や 教科書を中心に勉強していました まだまだ先のことと思っていても あっという間に 試験当日はきます 試験当日にベストをつくすことを見越した勉強を一緒に考えていければと思います 現時点での勉強量 知識量は問いません 文章力 基本的な知識の習得 時間内に課題を見つけて解決する力 三段論法の用い方など合格のために必要なことはいくつかありますが それぞれの方の課題に沿って進めていきたいと考えています 総合力がアップするように準備していきましょう 5
(3) 大木祐二 ( おおきゆうじ ) 所属京都弁護士会修習期新 65 期 実務で携わっている業務 民事刑事行政全て ( 渉外除く ) 出身法科大学院 ( 区分 ) 龍谷大学法科大学院 ( 未修 ) 得意科目特になし選択科目労働法 自己紹介 受験生時代の学習方法 学生への メッセージ 経済的に苦労した経験を踏まえて弁護士になろうと決意しました 弁護士として扱っている事件では 司法試験で学んだことを活かすこともあれば 未知の分野に踏み込むこともあります 苦労もありますが 解決に向けて誠心誠意事件に取り組み 依頼者から感謝の言葉をいただくときが最も弁護士になってよかったと思う瞬間です 私は他学部出身であり 修了 1 年目の司法試験不合格となるまで とりあえずがむしゃらに勉強しました しかし 勉強時間 勉強の質 ( 才能 ) 成績 ( 私見 ) のように がむしゃらに勉強するだけでは成績は伸びません 私の場合は 司法試験不合格の後 勉強の時間を少し減らして質を上げることにより 成績が一気に伸び それが次年度の合格につながりました 楽しく勉強するとともに目的意識を持たないと継続できません 途中で投げ出さずに継続して勉強すれば 必ず良い結果が出ると思います (3) 坂口俊幸 ( さかぐちとしゆき ) 所属京都弁護士会修習期新 63 期 実務で携わっている業務 刑事弁護 民事事件全般 破産 家事事件 ビジネスコーチング パーソナルコーチング 出身法科大学院 ( 区分 ) 龍谷大学法科大学院 ( 未修 ) 得意科目憲法 民事全般選択科目倒産法 自己紹介受験生時代の学習方法学生へのメッセージ 私は 20 年以上勤めた銀行を退職後 コーチングの考え方を活用して新司法試験に初回受験で合格しました 司法試験合格という目標に向けて 自ら学習計画 実施 見直しに取り組むことをコーチ役としてフォローしていきます 学修計画を綿密に立て それを実行し うまくいかなければ見直しをして再度計画を立てる その繰り返し 演習には積極的に参加し法的に考える訓練の場として 100 パーセント活用 主役はあなたです 私とゴールまで一緒に走り抜けましょう 6
Ⅲ 受講申込方法 ゼミ名対象申込方法申込期限 論述指導ゼミ 予約制個別学習指導 法務研修生 1 法科大学院修了生支援室宛に 下記項目 1~5 を入力の上 メールにて申込みしてください 2 laws@ad.ryukoku.ac.jp 1 研修生番号 2 氏名 3 希望ゼミ (A B 重複可 ) 4 メールアドレス 5 TEL( 携帯 ) 相談実施日時については 原則として 毎月末に次月の実施予定を掲示 メールでお知らせします 受講希望者は 法科大学院修了生支援室カウンターに設置の受付名簿に必要事項を記入してください ( 先着順受付 ) 受付開始は原則として告知開始時からとし 開講の 2 営業日前まで受け付けます ( ただし 予約が入った相談枠はその時点で受付を終了します ) やむをえない事情により 遅刻 欠席する場合は 必ず事前に法科大学院修了生支援室まで連絡してください 正当な理由なく 無断遅刻 欠席があった場合 以後の受講をお断りすることがあります 6 月 22 日 ( 金 )17:15 開講の 2 営業日前 1. 受講は 2018 年司法試験受験状況調査及び 2018 年度司法試験短答式成績状況調査 ( 受験者のみ対象 ) に回答済みの方に限ります 但し 2018 年 10 月 1 日時点で 法務研修生の身分を有しない方は 受講できません 2. 申込時の個人情報は ゼミ運営のために担当講師に提供することがあります 龍谷大学法科大学院修了生支援室 ( 担当 : 赤松 中村 ) 612-8577 京都市伏見区深草塚本町 67 TEL:075-645-2070 FAX: 075-645-2071 E-mail:laws@ad.ryukoku.ac.jp HP:http://www.ryukoku.ac.jp/faculty/graduate/law_school/support.html 開室時間平日 8:45~17:15 ( 臨時閉室情報は HP をご確認下さい ) 7