第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

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2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

胃がん検診要精検率 ( 平成 25 年度, 男女計 ) 東京都 区部 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区 0% 10% 20% 30% 40% 2.5

がん検診 受診率

10 年間における 26 市の軽自動車税の状況です 各自治体における決算額をはじめ, 増減率, 市税全体に占める割合をみることができます (2) 10 か年の状況 市名 年度 単位 : 百万円 1 八王子市 町 田

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10 年間における 26 市の軽自動車税の状況です 各自治体における決算額をはじめ, 増減率, 市税全体に占める割合をみることができます (2)10 か年の状況 市名 年度 単位 : 百万円 1 八王子市 町 田 市

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

ごみ焼却施設の用地設定

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家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

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Microsoft PowerPoint - H27清掃部(市民説明会第2段)1114.pptx

Microsoft Word 尾張東部基本計画.docx

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

12年~16年



図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります


目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

城陽市ごみ処理基本計画 ( 概要版 ) 城陽市

地域別の一般世帯数における平成 22 年から平成 までの今後 25 年間の増減率をみると 区部では北区を除くすべての地域で増加となり 多摩 島しょにおいては 八王子市をはじめとする 18 地域で増加し 青梅市や福生市などその他の地域では減少することが見込まれる ( 図 1-2) 図 1-2 地域別一

推計方法

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

第 1 号第 1 号 3 平成 26 年度決算の状況を お知らせいたします 平成 2 6 年 1 月からの家庭廃棄物有料化に 伴う は1 億 6,227 万円となっております 収入した手数料の使途は 次のとおりです 右の図は 平成 26 年度のお金の流れです 額と使いみち 1 億 6,227 万円

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2 平成 29 年度の振返り 取組実績 (DO) ( 施策 28 ごみの減量と適正処理 ) 施策の成果向上に向けた主な取組実績 ( 基本的取組別に記載 ) R 推進によるごみの減量市報, 広報誌 ザ リサイクル, 出前講座等, 様々な媒体 機会を活用して, 市民や事業者への効果的なごみ減

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

Microsoft Word - ①表紙

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )

環境アセスメントの実施について

( 資料 1) 施策による減量効果 行動計画項目区分 ごみ組成の品目 1 人 1 日あたり排出量 (g) 発生抑制 1 人 1 日あたり (g) 設定根拠等 減量区分 各種持参運動の推進家庭系容器包装ごみの減量推進 継続燃やせるごみ マイバッグを持参するなどしてレジ袋をもらわないよう

Microsoft Word - あきる野市一般廃棄物処理基本計画 .doc

13【東京都再修正版】平成28年度第2回精神障害者の地域移行担当者等会議【事前課題】シート290222

1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

<第2回 技術検討委員会_計画ごみ質設定根拠(H )>

平成17年国勢調査による

図 1 昼間人口 島 奥多摩町 檜原村 青梅市清瀬市瑞穂町板橋区足立区東村山市北区羽村市武蔵村山市東久留米市葛飾区日の出町東大和市練馬区荒川区福生市西東京市豊島区あきる野市小平市文京区墨田区立川市中野区台東区昭島市国分寺市武蔵野市小金井市杉並区新宿区千代田区江戸川区国立市三鷹市渋谷区府中市中央区八王

[ 第 2 部健康づくりのための取組の実践状況等 ] ー 59 ー


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参考資料2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 2016年

PowerPoint プレゼンテーション

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雑がみと集団回収について

川口市環境基本計画 .indb

平成 28 年 7 月 10 日執行 平成 28 年 7 月 11 日 8 時 50 分確定 たかぎ 鈴木 田中 よこぼり 増山 いわさか トクマ 三宅 マタヨシ 山添 さや まりこ 康夫 喜久 れな ゆきお 洋平 光雄 拓 新党改革 参議院 ( 東京都選出

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

岸和田市分別収集計画

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目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

上牧町一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画概要版 平成 30(2018) 年 3 月 1. 計画策定の背景と目的 上牧町 ( 以下 本町 という ) では 一般廃棄物処理基本計画書 ( 見直し ) 平成 26(2014) 年 10 月 に則り 老朽化した焼却施設の稼働停止 それに伴う焼却処理の民間

プラ協マテリアル2017.indd

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

-- ごみの減量やリサイクルに関して あなたのご家庭で積極的に取り組んでいることは何ですか ( 複数回答 ) マイバックの利用 過剰な包装を断る 使い捨て商品は買わない 食べ残しを減らす 生ごみの水切り 生ごみ処理容器 ( コンポスト ) や電動式生ごみ処理機の活用 雑がみの分別 リサイクルショップ

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7

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< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

提案仕様書

第 3 次十和田市ごみ減量行動計画 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 平成 29 年 10 月 十和田市

【資料2】答申概要(案)

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答申

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

1 総人口の動き

資料-6

環境アセスメントの実施について

新座市分別収集計画


Ⅱ ごみに関する情報提供について 問 6 あなたは下記のごみに関する事項についてどの程度関心がありますか ごみに関する事項 関心の程度 非常に関心がある ある程度関心がある あまり関心がない 全く関心がない 1 ごみの減量化について ごみの再資源化について ご

PowerPoint プレゼンテーション

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ごみ組成調査の手法及び事例紹介

目 次 頁 1 ごみ減量のための ちばルール の改正の背景及び意義 2 2 循環型社会形成推進基本法での 発生抑制 の位置付け 3 3 一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画での 発生抑制 の位置付け 3 4 第 1 ステップ 5 つの施策事業実績 4 5 ごみ減量のための ちばルール 6 (1)

政策提言書(環境厚生)


問 7. 問 6で 1. 委託している とお答えの方にお尋ねします 契約の形態は次のうちどれにあたりますか 1. 従量制 ( 排出する量に応じて金額が変動 ) 2. 定額制 ( 月額または年額固定制など ) 3. その他 ( 具体的に ) 問 8. 問 6で 2. 委託していない とお答えの方にお尋

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目 次 1. ごみの分別区分 ごみ処理フロー ごみの減量 資源化に関する施策 ごみ処理経費 ごみ処理の状況 船橋市の人口と系統別ごみ排出量 可燃ごみの状況 粗大ごみ 不燃ごみの状況


Microsoft Word 結果の概要(30)2.20.doc


5 公害等の苦情の受理状況 (1) 公害苦情の状況 最近の公害に関する苦情は 環境基本法でいう 公害 にあたる大気汚染 水質汚濁 土壌汚染 騒音 振動 地盤沈下 悪臭の 典型 7 公害 に関する苦情よりも 野焼き等の その他公害 の苦情が多くなっており しかも日常生活に密着した感覚的 心理的な苦情が

平成26年度に向けた事務局案

00表紙.pdf

鶴岡市一般廃棄物処理実施計画 H12

Microsoft PowerPoint 崎田委員

歳出 八王子市 ( 単位 : 千円 %) 区 分 平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度決算額構成比決算額構成比決算額構成比決算額構成比決算額構成比 義 人件費 32,494, ,612, ,662,

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみの有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用の負担の公平化 3 3 ご

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さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

平成 23 年度普通会計 2 市順位比較 1 ( 人口一人当たり等 ) ( 速報のため未確定値 ) 項目人口密度歳入額歳出額市税額歳入中の市税割合市税の徴収率市民税個人分順位 ( 人 /km2) ( 千円 ) ( 千円 ) ( 千円 ) (%) (%) ( 円 ) 順位 1 12,7 武蔵野 442

第2章ごみ処理事業の概要

朝日町分別収集計画


11 年 2 月には ごみ非常事態宣言 を発表しました 市民 事業者の皆さまに対し 名古屋市のごみ処理の窮状を率直に伝えるとともに 市民 事業者 行政の協働のもとで 2 世紀中 (2 年間 ) に 2% 2 万トンという大幅なごみ減量を訴えました 11 年 2 月 ごみ非常事態宣言 2 世紀中に 2

目 次 はじめに 1 1 ごみ処理の現状 2 2 福島市一般廃棄物処理基本計画での数値目標と実績 2 3 有料化とは 2 4 有料化の実施状況 3 5 有料化の有効性 (1) 負担の公平性 3 (2) リサイクルの促進 3 (3) ごみ処理手数料の活用 4 6 有料化により生まれる効果 4 7 有料

Transcription:

第 4 回審議会 資料 4 H30.10.4 ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にある資源化率の目標は未達成となっており, 最終処分量は目標であるゼロを維持しています 平成 30(2018) 平成 34(2022) 平成 29 年度指標中間目標年度最終目標年度現状 1 家庭系ごみ原単位 385g/ 人日 380g/ 人日 374.2g/ 人日 2 家庭系ごみ資源化率 44% 45% 41.3% 総資源化率 46% 47% 43.5% 3 最終処分量ゼロゼロゼロ 各指標の計算方法 1 家庭系ごみ原単位 = 家庭系ごみ排出量 資源物収集量 - 集団回収量 人口 365(366) 2 家庭系ごみ資源化率 = 資源物収集量 + 集団回収量 家庭系ごみ排出量 3 総資源化率 = 資源物収集量 + 中間処理施設資源化量 + 集団回収量 ごみ総排出量 (2) 現行計画の施策を維持した場合のごみ量予測について 現行計画に定めたごみ減量 資源化のための施策を維持し, 引き続き市民の皆さんのご協力がいただけた場合,1 人 1 日あたりの可燃 不燃 有害 粗大ごみ排出量 ( 家庭系ごみ原単位 ) は, 平成 34(2022) 年度に 367.6g/ 人日になると予測されます 図 1 現行計画の施策を維持した場合の家庭系ごみ原単位予測 400 g/ 人日 374.2 367.6 350 家庭系ごみ原単位 ( 実績 ) 家庭系ごみ原単位 ( 予測 ) 300 H22 H29 H34 H38 1

一方リサイクルについては, 現行計画の施策を維持し, 市民の皆さんが現状の水準で分別にご協力いただいたとしても, 古紙類やびん 缶など資源物の排出量そのものの減少が予測され, 平成 34(2022) 年度には総資源化率が 42.1%, 家庭系ごみ資源化率が 40.0% と, 低下傾向となることが予測されます 図 2 現行計画の施策を維持した場合の資源化率予測 50% 総資源化率 ( 実績 ) 総資源化率 ( 予測 ) 家庭系ごみ資源化率 ( 実績 ) 家庭系ごみ資源化率 ( 予測 ) 44.7% 45.1% 44.2% 43.5% 43.4% 42.9% 42.6% 42.3% 42.1% 41.8% 41.6% 41.4% 41.2% 41.0% 40% 42.3% 42.3% 41.8% 41.3% 41.2% 40.5% 40.3% 40.2% 40.0% 39.9% 39.8% 39.8% 39.7% 39.6% 30% H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37 H38 H39 排出原単位に将来人口 ( 図 3) をかけると, 年間のごみ排出量が算出されます 排出原単位は減少傾向が見込まれますが, 人口が増加するため, 年間ごみ量はほぼ横ばいになるものと予測されます ( 図 4) なお, 事業系ごみは引き続き増加するものと予測されます 人口 ( 人 ) 300,000 図 3 調布市の人口予測 ( 各年 10 月 1 日 ) 200,000 224,026 224,283 226,291 229,220 231,904 235,420 238,405 240,361 241,472 241,712 233,680 236,961 239,512 240,972 241,652 100,000 人口実績 推計 0 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37 H38 H39 (2013) (2014) (2015) (2016) (2017) (2018) (2019) (2020) (2021) (2022) (2023) (2024) (2025) (2026) (2027) 調布市の将来人口推計 ( 平成 30 年 3 月 ) の基本推計に基づく 2

図 4 ( 参考 ) 現行計画の施策を維持した場合の年間ごみ 資源量予測 家庭系ごみ ( 実績 ) 家庭系ごみ ( 予測 ) 資源物 ( 実績 ) 資源物 ( 予測 ) 事業系可燃ごみ ( 実績 ) 事業系可燃ごみ ( 予測 ) 年間排出量 40,000 31,672 32,138 21,465 t / 年 20,000 22,323 6,164 7,249 0 H22 H29 H34 H38 3

2. 基本方針と数値目標 ( 案 ) (1) 基本方針 1 と数値目標 ( 案 ) 基本方針 1 家庭系ごみの削減 目標設定の考え方 ( 案 ) もう一踏ん張りのごみ削減で, 多摩地域トップクラスを目指します 現行計画策定以降, 市はごみ減量に向けた具体策の提示や, 市民へのわかりやすい広報に努め, 市民とともに考え行動しながら, 家庭系ごみの減量を推進してきました 現行計画における家庭系ごみ原単位の目標を大幅な前倒しで達成したことは, 市民の皆さんのごみ減量努力が反映されているとともに, 現行計画に定めた施策が一定の効果を上げているものと考えられます 現行計画に定めたごみ減量 資源化のための施策を維持し, 引き続き市民の皆さんのご協力をいただけた場合,1 人 1 日当たりの可燃 不燃 有害 粗大ごみ排出量 ( 家庭系ごみ原単位 ) は, 平成 34(2022) 年度に 368g/ 人日になると予測されます 平成 34(2022) 年度に向けては, 現行計画の施策を維持し, 引き続きごみの排出抑制を進めます さらに, 新たな課題である食品ロス削減の取組や,PR 啓発による分別徹底の推進などを進め, 多摩地域でトップクラスを目指して, 家庭系ごみ原単位を 360g/ 人日とすることを計画目標とします なお, 事業系ごみの減量目標については, 本計画の目標年次までの取組の効果を評価 検証した上で, 平成 35(2023) 年度以降の一般廃棄物処理基本計画の策定時に反映するものとします 数値目標 1 家庭系ごみ原単位の目標値 家庭系ごみ原単位 策定年度平成 25 年度 390.2g/ 人日 現状平成 29 年度 374.2g/ 人日 目標平成 34 年度 360g/ 人日 家庭系ごみ原単位 = 家庭系ごみ排出量 資源物収集量 - 集団回収量 人口 365(366) 4

g/ 人日 390 390 390 386 図 4 家庭系ごみ原単位の目標値 ( 案 ) 380 378 374 370 現行計画の施策を維持した場合 368 360 目標 目標 360 350 H25 (2013) H29 (2017) H34 (2022) もう一踏ん張りで 1 人 1 日 8 グラムのごみ減量 平成 34(2022) 年度目標の家庭系ごみ原単位目標 360 グラムは, 現行計画の施策を維持した場合の予測値 368 グラムよりも, さらに 8 グラムの削減となります 1 人 1 日あたりもう 8 グラムのごみ減量 2 人家族なら 16 グラム 3 人家族なら 24 グラム 食べ残しをしない, 生ごみを一絞りする, 容器を買ったお店に返すなど, まだやってないな, もう少しできるな, という取組を見つけて試してみませんか? 食べ残しをしない 冷蔵庫で腐らせない ご飯一杯 140 グラム ミニトマト一個約 20 グラム もらわない レジ袋 LL(45 号 ) 8 グラム 生ごみの水を切る 水切りネットで一絞り 16 グラム マイボトルを使う 500ml ペットボトル 25 グラム 資源にする 牛乳 1 リットルパック 30 グラム 発泡トレイ 5 グラム 5

参考 1: 多摩 26 市の家庭系ごみ原単位 ( 平成 29 年度 ) 立川市西東京市府中市国分寺市小金井市三鷹市調布市東村山市東久留米市東大和市清瀬市昭島市日野市多摩市狛江市武蔵野市羽村市八王子市国立市町田市福生市稲城市小平市武蔵村山市青梅市あきる野市 0 200 400 600 358.0 359.4 363.2 368.4 370.9 373.2 374.2 389.7 405.5 411.5 414.5 421.1 422.3 427.4 432.4 435.0 438.0 443.4 446.4 454.0 457.9 464.3 492.2 495.4 499.9 623.4 平均 425.0 7 位 g/ 人日 資料 : 多摩地域ごみ実態調査平成 29 年度版 ( 公財 ) 東京市町村自治調査会より作成 参考 2: 平成 29 年度の可燃ごみ組成分析結果 グラフは, 平成 29 年度の家庭系可燃ごみの組成分析結果です ( 平成 29 年 8 月, 平成 30 年 2 月の 2 回の平均 ) 可燃ごみの約 3/4 は, 厨芥類 ( 生ごみ ) と紙類で占められていることが分かりま す 全体の 52.5% と最も多い厨芥類 ( 生ごみ ) の中には, 食べ残しや未利用食品とい った 食品ロス が含ま れています その割合 は, 可燃ごみ全体の 9.9% となっています 紙類 (23.5%) や布類 (2.7%), プラスチック 類 (6.4%) の中にも, まだ資源化できるもの, 例えば雑がみや容器包装 プラスチックなどがある 程度含まれているものと 考えられます ゴム 皮革類 2.7% プラスチック類 6.4% 草木類 0.4% 布類 ( 繊維類 ) 2.7% その他可燃物不燃物 0.4% 11.6% 6 紙類 23.5% 厨芥類 52.5% 未利用食品 6.9% 食べ残し 3.0% 調理くず 42.6%

(2) 基本方針 2 と数値目標 ( 案 ) 基本方針 2 さらなるリサイクルの推進 目標設定の考え方 ワンステップ上の分別徹底で, 資源化率の維持を目指します 資源化率は低下傾向にありますが, これは新聞紙や雑誌といった古紙類の排出量そのものが減少しているためであり, 市民の皆さんの分別協力が特段悪くなっているためではありません 資源の排出量の減少は, 排出抑制の観点から必ずしも悪いことではありません しかし, 組成分析調査結果を見ると, 可燃ごみの中には資源化可能な紙類や, 分別されない容器包装プラスチックが未だ混入しているものと推測されます ( 前ページ参考 2) そこで, 資源分別をさらに徹底し, 資源化率を平成 29(2017) 年度実績の水準に維持することを計画目標とします 数値目標 2 家庭系ごみ資源化率, 総資源化率の目標値 家庭系ごみ資源化率 策定年度平成 25 年度 42.9% 現状平成 29 年度 41.3% 目標平成 34 年度 41% 総資源化率 策定年度平成 25 年度 46.0% 現状平成 29 年度 43.5% 目標平成 34 年度 43% 家庭系ごみ資源化率 = 資源物収集量 + 集団回収量 家庭系ごみ排出量 総資源化率 = 資源物収集量 + 中間処理施設資源化量 + 集団回収量 ごみ総排出量 7

図 5 家庭系ごみ資源化率, 総資源化率の目標値 ( 案 ) 50% 総資源化率 家庭系ごみ資源化率 45% 40% 46.0% 42.9% 44.7% 45.1% 42.3% 42.3% 44.2% 41.8% 43.5% 43% 41.3% 41% 42% 40% 現行計画の施策を維持した場合 目標 35% H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 参考 3: 多摩 26 市の総資源化率 ( 平成 29 年度 ) 0% 20% 40% 60% 小金井市国分寺市調布市東村山市立川市西東京市府中市三鷹市武蔵野市東久留米市狛江市東大和市清瀬市国立市羽村市昭島市福生市青梅市多摩市日野市小平市八王子市武蔵村山市町田市稲城市あきる野市 56.5% 45.6% 43.5% 43.2% 42.4% 42.2% 40.5% 40.0% 39.9% 39.5% 37.6% 36.5% 36.5% 36.3% 36.1% 35.9% 35.7% 35.1% 35.1% 34.9% 34.2% 33.9% 33.8% 32.3% 31.5% 31.2% 平均 37.4% 3 位 資料 : 多摩地域ごみ実態調査平成 29 年度版 ( 公財 ) 東京市町村自治調査会より作成 8

(3) 基本方針 3 と数値目標 ( 案 ) 基本方針 3 適正かつ安定的な処理の確保 目標設定の考え方 ( 案 ) 最終処分量ゼロを維持します 本市では, 平成 25 年のクリーンプラザふじみの稼働後も, 可燃物を焼却した後の焼却残渣のエコセメント化, リサイクルセンターでのプラスチック等の選別残渣のエネルギー回収により, 最終処分量ゼロを維持しています 引き続き, 適正かつ安定的な処理を確保し, 最終処分量ゼロを維持していきます 数値目標 3 最終処分量の目標値 策定年度平成 25 年度 ゼロ 現状平成 29 年度 ゼロ 目標平成 34 年度 ゼロ 適正処理 ってなんだろう? 可燃ごみを焼却処理したり, 不燃ごみなどを破砕 選別して資源を取り出したりすることを 中間処理 といいます ふじみ衛生組合の焼却施設 クリーンプラザふじみ と破砕 選別施設 リサイクルセンター は, どのような 適正処理 を目指しているのでしょうか 生活環境に影響がないことごみの中間処理に当たり, まず排出ガスや臭気, 騒音などで施設周辺の生活環境に影響がないようにするのは当然のことです クリーンプラザふじみやリサイクルセンターでは, 厳しい排出ガス自主規制値を定め, 臭気 騒音等の対策を徹底しています エコセメント事業のシンボルマークエコタロー 資源の有効利用と最終処分の ゼロ化 へ リサイクルセンターでは機械や手選別によって, 金属類やプラ スチックなどの資源物を選別し, 選別残渣は焼却処理していま す 焼却残渣 ( 焼却灰 ) は東京たま広域資源循環組合のエコセメ ント化施設でセメント化し, 有効利用しています ( 右の写真 ) 地球環境への配慮 土木 建築工事やコンクリート製品に使われるエコセメント 施設の維持 管理の際の省エネはもちろんのこと, ごみ焼却エネルギーを利用して発電 売電する ことにより, 地球温暖化防止に貢献しています 適正処理 を支えるのは 正しい分別 です モバイルバッテリーなどの充電池やガスボンベが火災事故の原因になったり, 水銀含有物が焼却対象ごみに混入して焼却施設が停止したりすることもあります リサイクルだけではなく, 適正処理 のための分別にも取組みましょう 9