山口県教育庁社会教育・文化財課

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第2節 茨木市の現況

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資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

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Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申のポイント等)

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について


十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

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1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

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幼稚園 保育所ができること 一緒にやりましょう! 幼稚園 保育所は 子ども同士がふれあう以外に 保護者同士が交流できる場でもあります ここでは 各幼稚園 保育所が保護者と連携するとともに 保護者同士のふれあい つながりづくりに向けた取組みを記載しています 1 ( 幼稚園 保育所 ) 幼稚園 保育所と

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

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- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

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(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

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意見交換別冊資料 教育委員会会議資料 H27.6.18 家庭教育支援の充実 について 山口県教育庁社会教育 文化財課 1 家庭教育支援の主な今日的課題 1 すべての親を対象とする家庭教育支援 現状 仕事で忙しい家庭や 悩みを抱え孤立しがちな家庭など 様々な課題を抱えた家庭の状況 対策 それぞれの家庭がおかれている状況を踏まえたすべての親への学習 相談支援 子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育 ( 文部科学省 ) より 2 1

家庭教育支援の主な今日的課題 2 社会全体による家庭教育支援 現状 地域のつながりの希薄化など 地域全体で親子の 学び や 育ち を支える地域力の低下 対策 地域人材の参画やつながりによる 地域の教育力の向上 学校 家庭 地域の連携による教育支援の充実 子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育 ( 文部科学省 ) より 3 家庭教育支援の主な今日的課題 3 子どもたちの基本的な生活習慣の育成 現状 社会の多様化や生活環境の変化に伴う 子どもたちの生活習慣の乱れ 学習意欲や体力 気力の低下の要因との指摘 対策 学校 家庭 地域 企業等の連携による 早寝早起き朝ごはん 運動の全国展開による気運醸成 4 2

国の動向 教育基本法の改正 ( 平成 18 年 12 月 ) 家庭教育 に関する独立規定の新設 第 10 条 ( 家庭教育 ) 父母その他の保護者は 子の教育について第一義的責任を有するものであって 生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに 自立心を育成し 心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする 2 国及び地方公共団体は 家庭教育の自主性を尊重しつつ 保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない 第 13 条 ( 学校 家庭及び地域住民等の相互の連携教育 ) 学校 家庭及び地域住民その他の関係者は 教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに 相互の連携及び協力に努めるものとする 5 国の動向 教育振興基本計画 ( 平成 25 年 6 月 ) 特に重点的に取り組むべき事項として 家庭教育支援 を位置づけ 豊かなつながりの中での家庭教育支援の充実 ( 中略 ) 地域や学校をはじめとする豊かなつながりの中で家庭教育が行われるよう 親子の育ちを応援する学習機会を充実するとともに コミュニティの協働による家庭教育支援を強化する < 主な取組 > 〇コミュニティの協働による家庭教育支援の推進〇子どもから大人までの生活習慣づくりの推進 6 3

県の計画 山口県教育振興基本計画平成 25~29 年度 山口県の教育目標 7 山口県教育振興基本計画 (H25.10) 地域ぐるみの教育推進プロジェクト 地域ぐるみで幼児期から中学校卒業程度までの子どもの育ちを見守り支援する 地域協育ネット を全県で推進するために コーディネーター等の養成を行うとともに 多様な人材の参画を得ながら 活動の充実を図ります 8 4

地域協育ネット のめざすもの 子どもたちの 生きる力の育成 幼保 小 中の連携の促進 学校づくりと地域づくりの一体的な推進 家庭の教育力の向上 地域の中に仕組みをつくることにより 身近な地域で顔が見える関係が構築でき 孤立しがちな家庭に対しても 同じ立場で柔軟に活動できる人々の協力を得ながら きめ細かな支援を行うことができやすくなります 9 1 意識啓発 情報提供の推進 2 保護者への学習機会の提供 3 地域における相談 支援体制の充実 4 専門家による相談 支援の充実 10 5

1 意識啓発 情報提供の推進 やまぐち家庭教育支援強化月間 (10 月 ) 等による 家庭の元気応援キャンペーン の展開 関係機関等との連携による普及啓発活動の実施 保護者向けリーフレット 夢をはぐくむ家庭の元気 等を通じた家庭における取組の啓発 家庭教育 5 つのポイント の周知 家庭の日 ( 毎月第 3 日曜日を標準 ) の取組の推進 わが家のやくそく大募集 の実施 11 家庭の元気応援キャンペーン 早寝早起き朝ごはん本を読んで外遊びみんな仲良く今日も元気!! 12 6

13 14 7

リーフレット 夢をはぐくむ家庭の元気 の作成 配付状況 H22 小中版を作成小中学生の全家庭に配付 H23 小学校就学時健診時に配付 ( 約 15,000 部 ) 幼児期版を作成 H24 小学校就学時健診時に配付 ( 約 15,000 部 ) 幼稚園 保育所等の全家庭 1 歳半健診等を利用して保護者へ配付 ( 約 90,000 部 ) H25~ 次年度の入学児童に配付 ( 約 15,000 部 ) 1 歳半健診等を利用して保護者へ配付 ( 約 15,000 部 ) 家庭の元気応援キャンペーンの強化月間(10 月 ) に ラジオを通してリーフレットの周知 家庭の元気応援出前講座でリーフレットの周知 15 わが家のやくそく大募集の状況 応募人数 (H22~) 年度 小学校 中学校 計 H22 512 168 680 H23 949 427 1,376 H24 5,010 750 5,760 H25 6,125 916 7,041 H26 7,593 2,450 10,043 6~7 月の市町の小学校校長研修会において わが家のやくそく の募集を依頼 家庭の元気応援キャンペーンの強化月間(10 月 ) の間 県庁エントランスホールや県立図書館 児童センターに実践結果を掲示 16 8

取組例 やくそく : 時間をまもる ( 小 1) 子の感想 : 時間通りにお勉強するのはむずかしかったけど がんばった 親の感想 : 時間やルールを守るといったことが 小学生として一歩でも 成長できたかなと思います やくそく : 自分から進んであいさつする ( 小 4) 子の感想 : 自分で心がけてあいさつすることができた 親の感想 : 以前に比べると意識的にあいさつする様子が見られるように なった 人と話すことに自信がついてきたようです やくそく : ご飯のときにはテレビをつけない ( 小 6) 子の感想 : このやくそくを守ると家族との会話も増え 信頼も深まった 親の感想 : テレビを消していると自然と家族との会話が増え 子どもの 様子や気持ちなどが分かり良いことだと思います 17 2 保護者への学習機会の提供 PTA や企業を対象とした家庭教育出前講座の 実施 家庭教育の充実に向けた PTA 指導者の育成 おやじの会の活動を通じた父親の学習機会の充実 18 9

家庭教育出前講座の実施 H15~ 企業等家庭教育出前講座 ( 企業対象 ) H23~ 家庭の元気応援出前講座 ( 幼 小 P 対象 ) 年間 35 回程度の講座を実施 H26 年度 実施数 32 講座 ( 幼 7 小 23 企 2) 受講者累計 6,679 人 ワークショップ形式で実施 19 出前講座受講者の感想 グループの皆さんと交流がもてて楽しかった また同じような子育ての問題を抱えているのだということが分かり ほっとしました ワークショップで 他の人と悩みが共有でき またいろいろなイデをもらえてよかったです なかなか他の家庭の話を聞く機会がないので とてもよい場だったと思います 大人同士のつながりも大切だなと思いました 大人同士のよい関係が 子どもにもよい仲間づくり よい友達づくりにつながると思いました 20 10

山口県 PTA 指導者研修会 期日 7 月 25 日 ( 土 ) 場所山口南総合センター 内容事例発表 講演演題 : 困難を抱える子ども 家庭への支援 ~SSW の活動をとおして ~ 講師 : 子どもと親のサポートセンター SSW エリスーパーバイザー岩金俊充氏 21 〇おやじの会 平成 26 年度末 190 団体 おやじの学校 ( 年 3 回開催 ) 県内で活動する おやじの会 会員が一堂に会 し 相互の情報交換をとおして 活動の充実や ネットワーク化を図り 父親が家庭教育に参加する気運を醸成 22 11

3 地域における相談 支援体制の充実 身近な地域で家庭への教育支援を行う体制づくりの促進 地域協育ネット を活用した支援のネットワークの構築 家庭教育講座や家庭教育サロンの実施 家庭教育支援者の養成 活用 家庭教育ドバイザー養成講座 の開催 家庭教育ドバイザーステップップ講座 の開催 23 家庭教育ドバイザー養成講座 平成 18 年度から実施 講座数年 8 回 : 必修講座 4 回 選択講座 4 回 必修 4 回 と 選択 1 回 以上の出席で修了 平成 26 年度修了者 42 人 ( 累計 260 人 ) 修了者の活動内容 小学校の就学時健診等での家庭教育学級の講師 放課後児童クラブ 放課後子ども教室の支援員 家庭教育講座の開催 家庭教育サロンでの相談活動等 24 12

4 専門家による相談 支援の充実 やまぐち総合教育支援センターでの相談 支援の充実 〇 子どもと親のサポートセンター における相談 支援体制の強化 ( 相談内容 ) 子育て 家庭教育など子どもの教育に関する全般的なこと ( 相談方法 ) 電話相談 来所相談 要請相談 ( 専門家 ) 臨床心理士 SSW 電話相談員 25 家庭教育支援の充実に向けて すべての親が安心して家庭教育が行えるようにするために 地域人材の力を活かし 地域の実情や課題に沿った家庭教育支援の充実 家庭教育支援者の裾野の拡大 家庭教育ドバイザーやリーダーの養成 身近な支援体制の一層の充実 ( 家庭教育支援チームの編成 ) チームによる相談の場 学習の場の創出 多様な人材の参加による幅広い事案への対応 26 13

学校 情報共有 協働 福祉部局 家庭教育ドバイザー ( 個人的活動中心 ) 家庭教育支援チーム ( 組織的活動 ) 専門的対応が必要な家庭 リーダー 家庭訪問による相談 家庭教育ドバイザー養成講座 資人質材向育上成 SSW 等 家庭教育ドバイザーステップップ講座 空き教室等を活用した相談 学習機会の提供 不安や悩みを抱えている家庭 すべての家庭 = 家庭教育ドバイザー 14