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第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

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公共建築改善プロジェクト(仮)

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i-Construction型工事の概要 (素案)

BIM/CIM 活用における 段階モデル確認書 作成マニュアル 試行版 ( 案 ) 平成 31 年 3 月 国土交通省 大臣官房技術調査課

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土木工事に係る設計 調査等業務委託における管理技術者及び照査技術者等の資格要件 別紙 2 1. 管理技術者 照査技術者の資格要件 業務の種類管理技術者照査技術者 設計業務 技術士法 ( 昭和 58 年法律第 25 号 ) 第 2 条に規定する技術士 [ 総合技術 監理部門 ( 業務に該当する選択科目

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土木工事書類スリム化ガイドの発行にあたり 関東地方整備局では 平成 20 年度の 土木工事書類作成マニュアル 策定を契機に 工事書類の簡素化に努めています また 平成 27 年度より 工事書類の提出方法を事前協議で明確にすることで 紙媒体の提出に加えて電子データを提出する二重提出の防止に向けて取り組

屋内 3 次元 測位 + 地図 総合技術開発 現状 屋内 3 次元測位統一的な測位手法 情報交換手順がなく 共通の位置情報基盤が効率的に整備されない 技術開発 屋内外のシームレス測位の実用化 (1) 都市部での衛星測位の適用範囲拡大 (2) パブリックタグ 屋内測位の標準仕様策定 効果 3 次元屋内

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1. 河川 道路関係 ICT の全面的な活用の推進に関する実施方針 ( 平成 31 年度 ) 要領名 U R L ICT の全面的な活用の推進に関する実施方針 ( 平成 31 年度 ) 別紙 (1から23) 一式ダ

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資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

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i-construction ~ 建設現場の生産性革命 ~ 建設業は社会資本の整備の担い手であると同時に 社会の安全 安心の確保を担う 我が国の国土保全上必要不可欠な 地域の守り手 であることから 建設業の賃金水準の向上や休日の拡大等の働き方改革による生産性向上が必要不可欠 国土交通省では 平成 2

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福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

プレゼンテーションタイトル

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はじめに 平成 26 年に品確法 (*1) 及び同法に基づく基本方針 (*2) が改正され 新たに発注者の責務として 適切な工期を設定するよう努めること が規定されました 品確法では 公共工事は 国民生活及び経済活動の基盤となる社会資本を整備するものとして社会経済上重要な意義を有しており その品質は

工事施工中における受発注者間の情報共有システム機能要件 (Rev4.0) 平成 26 年 7 月版 ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 )( 以下 機能要件 ) ( ただし データ連携機能を除く ) 工事帳票 確認 立会願 段階確認書 工事履行報告書 材料確認願 及び 工事打合せ簿 に

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

○○○○○○○の実験

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1. 生産性向上について建設現場での週休二日を拡大 定着させるためには 一層の生産性向上を進め 工期の延伸をできる限り抑制する必要などがあります このため 日建連では 2020 年までを対象期間とした 生産性向上推進要綱 を策定し 発注者 設計者 コンサルタントも巻き込んで生産性向上に取り組むことと

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                            技管第  号


P.1 Ⅵ. 業務評定項目 プロセス評価 結果評価 専門技術力 管理技術力 ケーコショミュ ンニ力 取組姿勢 評価項目評価の視点 提案力 改善力 加点評価 業務執行技術力 施工時への配慮 ( 設計時評価 設計業務を対象に評定する イ ロのいずれかを選択する ) 工程管理能力 減点評価 等 品質管理能

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1. はじめに近年 下水処理場 ( 設備 ) の維持管理では 管理職員の減少と高齢化 施設の老朽化 自然災害リスクの増大等の課題が増大している 日本下水道事業団 ( 以下 JS) においては 人的 物的および資金的資源の有効活用 アセットマネジメント手法を最大限に活用したリスク評価に基づく健全な施設

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工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

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( 対象工事等 ) 第 3 条 (1) 設計業務等は 全件実施とする ただし 建物調査及び工損調査 ( 以下 建物調査等とする ) や現場技術業務委託等については 試行とする (2) 土木工事の写真については 当初設計金額が1,000 万円以上のものは 実施とする また 当初設計金額が1,000 万

ITS CALS Support Center

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目 次 1. 京都府電子納品運用ガイドライン ( 建築工事及び建築設計業務等 ) について 1.1 位置づけ 適用する事業 本ガイドラインに関わる規定類の関係 電子納品の対象とする書類の考え方 2 2. 建築工事 ( または業務 ) における電子納品の流れ 3 3

発注者支援業務(工事監督支援業務)のポイント

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中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

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4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

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工事施工記録写真作成方法 平成 31 年 4 月 名古屋市緑政土木局

工事書類の作成上の留意事項 3 つの原則 ( 監督職員等 施工者共通 ) の徹底 現行ルールの徹底書類の作成を指示しない 受けとらない 提出しないを徹底甲乙対等の立場設計不備に対する補完の書類等の作成を指示しない協議書等については ポイントを絞り簡潔に作成簡素化した書類や不要な書類が提出されても受け

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目次 1. はじめに... 1 (1) 静岡市電子納品実施マニュアル入門編 工事 の位置づけ... 1 (2) 電子納品とは... 1 (3) 静岡市の電子納品導入計画 電子納品のフロー 準備... 2 (1) 電子納品の適用範囲... 2 (2) 対象となる電子成果

電子納品特記仕様書 業務 1 適用本業務は, 電子納品の対象業務とする 電子納品とは, 調査, 設計, 工事などの各業務段階の最終成果を電子成果品として納品するものとする をいう ここでいう電子成果品とは, 盛岡市電子納品ガイドライン ( 案 )( 以下, ガイドライン という ) に基づいて作成し

2 採用する受注者選定方式の検討について廃棄物処理施設整備事業で一般的に採用されている受注者選定方式は表 -2のとおりです 受注者選定方式の検討に際しての論点を下記に整理しましたので 採用する受注者選定方式について審議をお願いいたします 本施設に求められる5つの整備基本方針に合致した施設の整備運営に

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愛媛県電子納品チェックソフト Ver 機能改善項目 愛媛県電子納品チェックソフトバージョン より 下記の内容が変更されます XML のチェック DRAWING.XML DRAWINGS.XML DRAWINGF.XML 平面図 位置図以外の図面について

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Ⅵ 記録映像製作業務 1. 企画業務 2. 撮影業務 3. 編集業務

内容 1. 開発の背景 2. スマートインフラマネジメントシステム ( i DREAMs ) 3. インフラ施設の維持管理への適用 4. 今後の展望 2

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テーマ : コンクリート舗装工事の効率化に貢献する技術 〇技術公募の対象とする技術 コンクリート舗装に関する新設工事あるいは補修工事の効率化に資する技術であること 施工管理の効率化に資する技術であること 国土交通省 土木工事施工管理基準及び規格値 の出来形の規格値を満たすこと 舗装の構造に関する技術

有資格者一覧表 ( 全 107 種類 ) 資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目 測量士 河川砂防及び海岸 海洋 測量士補 港湾及び空港 1 級建築士 電力土木 2 級建築士 道路 構造設計 1 級建築士 鉄道 設備設計 1 級建築士 上

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図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22

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1. 休日 適正工期の確保について 働き方改革関連法がいよいよ今年 4 月に施行します そんな中で建設業界でも 大手ゼネコンで組織する日本建設業連合会 ( 日建連 ) が 2019 年度末までに 4 週 6 閉所以上を実現することを中間目標とし 2021 年度末までにすべての事業所で週休二日 ( 土

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頑張ろう! 日本の土木 地理院タイルを で使い倒す 井上修 オートデスク株式会社オープンフォーマット評議会理事土木学会土木情報学委員会国土基盤モデル小委員会委員 1

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医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

電子成果品及び工事帳票の作成における留意点 一般事項 監督職員へ納品する電子媒体作成の留意事項を次に示します ア ) ハードディスク上で電子媒体への格納イメージどおりに電子成果品及び工事帳票が整理されていることを確認します イ ) 管理ファイルを電子納品チェックシステムまたは市販の電子

内容 ( 再確認 ) 請負工事に関連する道路施設について以下のデータを 作成する (1) 道路施設基本データ詳細情報 (2) イメージデータ : 道路施設一般図 (3) イメージデータ : 現況写真 (4) 道路施設基本データ位置図 (1) 道路施設基本データ詳細情報以下の詳細情報群 (CSV テ

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平成 24 年 8 月 7 日情報化施工推進会議 ( 第 10 回 ) 資料 3-2 CIM(Construction Information Modeling) の導入検討について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1

CIM の導入検討 ( 建設分野における BIM の導入 ) BIM(Building Information Modeling) ( 建築分野 ) コンピュータ上に作成した 3 次元の形状情報に加え 室等の名称や仕上げ 材料 部材の仕様 性能 コスト情報等 建物の属性情報を併せもつ建物情報モデル (BIM モデル ) を構築すること BIM の活用により 設計 ~ 施工 維持管理に至るまでの建築ライフサイクルのあらゆる工程で効率化に繋がる 国際的に 試行プロジェクトが数多くなされ また 国際標準化が進む CIM(Construction Information Modeling) ( 建設分野 ) 建築分野でのBIMを建設分野に拡大導入して 建設事業全体での生産性の向上を図る H24 年度 : 1 導入検討及び 2モデル事業にて試行実施 <イメージ> 維持計画設計施工管理期待される効果 ICT( 情報通信技術 ) 活用 情報共有 設計支援 自動施工 測量等 情報の有効活用 ( 設計の可視化 ) 設計の最適化 ( 整合性の確保 ) 施工の効率化 高度化 ( 情報化施工 ) 構造物情報の一元化 統合化 環境性能評価 構造解析等 維持管理の効率化 高度化 2

BIM の概要 作成 :( 社 )IAI 日本 3

CIM の概念 ( 案 ) <CIM の目指すこと >1 情報の有効活用 2 設計の最適化 3 施工の効率化 高度化 4 維持管理の効率化 高度化 3D モデルの連携 段階的構築 調査 測量 設計 作成 追加するデータ 地形データ(3 次元 ) 詳細設計( 属性含む ) ( 施工段階で作成する方が効率的なデータは概略とする ) ( 発注者 ) 得られる効果 適正な施設更新 3D 管理モデルの活用 3D モデル ( 設計レベル ) 得られる効果 干渉チェック 設計ミスの削減 構造計算 解析 概算コスト比較 構造物イメージの明確化 数量の自動算出 ( 発注者 ) 得られる効果 発注業務の効率化 ( 自動積算 ) 違算の防止 工事数量算出 ( ロット割 ) の効率化 3D モデル例 施工 ( 着手前 ) 作成 追加するデータ 起工測量結果 細部の設計 ( 配筋の詳細図 現地取り付け等 ) ( 発注者 ) 得られる効果 設計変更の効率化 監督 検査の効率化 3D モデル ( 施工レベル ) 得られる効果 干渉チェック 手戻りの削減 情報化施工の推進 施工中 追加するデータ 時間軸(4D) 得られる効果 現場管理の効率化 施工計画の最適化 安全の向上 設計変更の効率化 維持 管理 作成 追加するデータ 点検 補修履歴 現地センサー(ICタグ等) との連動 3D モデル ( 管理レベル ) 得られる効果 施設管理の効率化 高度化 リアルタイム変状監視 施工 ( 完成時 ) 作成 追加するデータ 施工情報( 位置 規格 出来形 品質 数量 ) 維持管理用機器の設定 3D モデル ( 施工完了レベル ) 得られる効果 完成データの精緻化 高度化 4

CIM 導入時の設計 施工プロセスと効果 ( 案 ) ( 土木工事 ) 現行 ( 必要な 3 次元データのレベル ) (CIM による効果 ) 現概略設計概略設計課題3 既存の地形図等を 既存の地形図等を用いた 1概略検討行用いた概略検討詳の細シ設ス測量測量計テにム 地形測量を実施 地形測量を実施おのけまるま細で設計詳細設計部 部設 配筋図等 細部部材までの設材計 段計 数量算出配階+ 用地買収筋か等らま詳で細積算のな積算モ3デ次 部材毎に積み上げ積算ル元 3 次元データによる自動積算 ( 概算 ) 化モはデ施工負ル施工担を 基本は 設計図書通りの施工大導(入 起工測量を実施し 設計と現建す場条件とで不整合があれば設築る計を修正でとも以導下入のし問て題戻いを積算 ( 精算 ) なり積算 ( 精算 ) い) 積み上げ積算による精算生引き出すため 設計 積算 施工の各段階で決定するレベルを見直し次元モデルの作成負担を標準的な範囲に抑えつ 手戻りを最小にし 最大の効率化2精緻な測量成果が無い場合 現地盤との取り付けなどは施工段階での修正等 手が発今後 (CIM) 設計範囲として 構造物の形状を3 次元モデルで従来と同等レベルまで設計 ( 配筋図 現地取り付け部等は概略の設計まで ) 可視化 構造計算 環境評価への活用 + 用地買収 起工測量を実施 配筋の詳細図 現地取り付けは施工者において設計し 施工 情報化施工への 3 次元モデルの活用 3 次元仮想空間による施工計画の検討 出来形 品質を 3 次元データ ( 属性等 ) で納品 検査の自動化 概略数量での発注部分は精算で対応 ( 自動積算 ) 当面の間は従来通り必要だが 3 次元のデジタルデータが整備されることで 将来的には不要になる ( 精緻な 3 次元地理情報 ) 基本は構造物の形状が決定しうるレベルの 3 次元データ 基本は構造物の形状が決定しうるレベルの 3 次元データ 設計時属性 ( 規格 ) 概略積算に必要な部材のみ 精緻な 3 次元データ ( 現地取り付け 構造細目 配筋の詳細図 地下埋設物なども含む ) 設計時 属性 ( 規格 ) 完成時 属性 ( 規格 品質 出来形 施工履歴 ) 精緻な 3 次元データ ( 現地取り付け 構造細目 配筋図 地下埋設物なども含む ) 設計時 属性 ( 規格 ) 完成時 属性 ( 規格 品質 出来形 施工履歴 ) 景観検討 住民説明等への活用 計画検討の効率化 短縮化 ( ルート比較が容易等 ) 構造計算 環境評価の迅速化 図面変更等が容易になることで 設計ミスが減少 概算コストの比較が容易化 輻輳する構造物の干渉確認が容易に 積算の簡素化 ( 事務負担の軽減 ) 地形 周辺構造物 地下埋設物等との干渉チェックを施工段階で実施することで 従来のような設計の手戻りがなくなる 情報化施工への推進 施工計画の最適化 工期の短縮 出来形 品質管理 検査の効率化 積算の迅速化 変更設計 ( 契約 ) が容易に 出来高部分払いの促進 ( キャッシュフローの改善 ) 維持管理維持管理 精緻な 3 次元データ 台帳等を用いた維持管理 (PDF 等 ) 効率的な維持管理 更新の実現 完成図(3 次元データ ) をそのまま維持管理に活 ( 現地取り付け 構造細目 配筋図 地 迅速な変状確認用下埋設物なども含む ) 点検 補修履歴を入力 設計時 属性 ( 規格 ) 現地に設置したセンサー等と連動し 変状をリア 完成時 属性 ( 規格 品質 出来形 施工履ルタイムで計測歴 ) 管理 属性 ( 点検 補修履歴 ) 現地変状センサーや3 次元レーザースキャナーのデータ活用 構造物によっては3 次元データに更なる属性を加えることにより 維持管理での活用のバージョンアップが図れる 5

CIM の導入検討スケジュール ( 予定 ) H24 上半期 H24 下半期 1 国土交通省で導入する CIM の具体的イメージ ( 先導モデル事業で求めるレベル 一般モデル事業で求めるレベル ) の検討 明確化 1 国土交通省の直轄事業で 先導モデル事業 ( 設計段階 ) での試行開始 2 国土交通省の直轄事業で 一般モデル工事 ( 設計段階 ) での試行開始 3CIM 実用化に向けた技術開発項目の検討 4CIM 実用化に向けての基準等の見直し検討 H25 1) 試行事業のフォローアップ ( 工事に移行したものも継続検討 ) 2) 上記 3 4 の継続検討 とりまとめ (3 については 民間での開発によるところが大きく 段階ごとの技術導入の検討となる ) H26~27 試行工事での結果を反映させて CIM の一般化に向けての基準策定 6

CIM の検討体制 1/2 1) 民間組織による自主的技術検討会 1 CIM 技術検討会 ( 土木関係 ) ( 第 1 回 : 平成 24 年 7 月 4 日 ) 全体検討会 とりまとめ : 日本建設情報総合センター <JACIC> メンバー :JACIC 先端建設技術センター 日本建設機械施工協会 物価調査会 経済調査会 日本建設業連合会 ( 土木 ) 全国建設業協会 建設コンサルタンツ協会 全国測量設計業協会 連合会 全国地質調査業協会連合会 ( オブザーバー : 国土交通省 国土技術政策総合研究所 土木研究所 国土地理院 ) 部門検討会 (1) 基本問題 データモデル 属性 WG (2) 計測技術 情報化施工 WG 2 BIM 技術検討会 ( 営繕関係 ) 日建連 BIM 専門部会 メンバー : 主要ゼネコン ( オブザーバー : 国交省 建築研究所 建築設計団体 ベンダー ) 日本建築学会建築生産 BIM 小委員会 メンバー : 学識経験者 主要ゼネコン ( オブザーバー : 国交省 建築研究所 国総研 ) 7

CIM の検討体制 2/2 2) 行政における制度検討会 BIM CIM 導入検討会 ( 仮称 ) ( 第 1 回 : 平成 24 年 8 月 10 日予定 ) 目的 : 土木 建築での導入の方向性 検討計画 共通検討事項の調整等 事務局 : 国土交通省メンバー国土交通本省 地方整備局 国土技術政策総合研究所 土木研究所 国土地理院 土木学会 建築学会 日本建設業連合会 全国建設業協会 建設コンサルタンツ協会 全国測量設計業協会連合会 全国地質調査業協会連合会 ( オブザーバ : 適宜 ) 検討事項 1) 先導モデル事業 (3 次元モデル 属性データをフルに付与 ) 技術的課題の検討 BIMでの先導的検討項目の効果検証 2) 一般モデル事業 (3 次元モデル 現実的な属性データを付与 ) 技術的課題の検討 基準類の見直し検討 3) 情報化施工技術 計測技術 地質データ より進んだ技術の建設生産システムへの導入 注 ) 必要に応じ 国土交通本省 国土技術政策総合研究所 土木研究所による実務的検討会を設置 8