Microsoft Word - 参考1 第2回評価会議議事概要+

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平成31年度予算概算決定額 森林整備事業 治山事業 林野公共事業 (平成30年度1次補正予算額5,199百万円 182, ,049 百万円 平成30年度第2次補正予算額 32,528百万円) 臨時 特別の措置 として31年度概算決定額44,128百万円を別途措置 対策のポイント 林業の成

試験中 試験中 試験中 12 月下旬 試験中 試験中 試験中 12 月下旬 試験中 試験中 試験中 1 月中旬 試験中 試験中 試験終了 12 月中旬 試験中 試験中 試験中 1 月上旬 試験中 試験中 試験中 1

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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☆配布資料_熊本地震検証

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

H28秋_24地方税財源

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

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2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

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4 被災生活の環境整備主な修正概要 避難所毎に運営マニュアルを作成し 避難所の良好な生活環境を確保するための運営基準等を明確にしておく 避難所運営マニュアルの作成 訓練等を通じて 住民の避難所の運営管理に必要な知識の普及に努める 県 DMAT( 災害時派遣医療チーム ) の活動終了以降の医療提供体制

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

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スライド 1

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

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宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

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10 地震 火山噴火対策等の推進について 近年 我が国は様々な災害に見舞われている 東日本大震災後も 平成 28 年の熊本地震 本年 6 月の大阪府北部地震及び9 月の北海道胆振東部地震など大規模な地震が発生し 多大な人的 物的被害が発生した 地方公共団体においては 突然発生する大規模自然災害に備え

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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第3回検討会_質の向上WG検討状況報告

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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1 首都直下地震対策の具体的な推進 ( 提案要求先内閣官房 内閣府 国土交通省 ) ( 都所管局総務局 政策企画局 ) (1) 首都直下地震等の災害から住民の生命と財産を守るとともに 首都機能への打撃を最小限にとどめるため 財政上の措置を実 施するなど 首都直下地震対策を具体的に推進すること (2)

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2014年度_三木地区概要

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会場 - 全国 9 都市で実施 地 開催 会場 北海道 8 7 ( ) 北海道庁別館 11 階第 4 研修室 8 8 ( ) 札幌市中央区北 3 条 7 丁 巨大災害に備えて 地域別総合防災研修 東北 ( ) ( ) 北陸 ( ) (

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事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

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(案)

1-(1) 中部電力 ( 株 ) 大日本印刷 ( 株 ) と共同で 歩道上の路上変圧器を活用した情報発信の実証実験を実施 ~1/24 国交省実証実験の対象地域に選定 ~ 1 国交省実証実験の対象地域に選定 先週木曜日(1/24) 国土交通省から 無電柱化に伴う一般国道の歩道上に設置されている電力設備

様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の 4 第 1 項の規 定に基づく技術的助言として発出するものであることを申し添える 2

第4次日田市行政改革に向けての方針

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

市街地再開発事業の今後の展開に関する検討会 の目的 目的 行政における再開発実務担当者の 1 問題意識の共有 2 情報交換と継承 3 専門家との交流 4 地方の声を集約する場として活用 目的 1 問題意識の共有 Step1 Step2 各自治体で抱える再開発ビルの再生に 各担当者の自由な発想による活

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

避難所講演資料

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平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

一太郎 10/9/8 文書

験をいかし 地域防災力充実強化計画のような形で 地方公共団体や関係団体の事業まで含む関連施策を網羅した総合計画を作成し 関係者がその実施状況を点検しながら 状況に応じて必要な修正を加えつつ 粘り強く全体を着実に実行するという いわば施策実行のシステムを確立して 地域防災力充実強化の実をあげるようにす

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

政策評価書3-3(4)

平成29年7月九州北部豪雨の概要 7月5日から6日にかけて 停滞した梅雨前線に暖かく 湿った空気が流れ込んだ影響等により 線状降水帯 が形成 維持され 同じ場所に猛烈な雨を継続して 降らせたことから 九州北部地方で記録的な大雨と なった 朝倉では 降り始めから10数時間のうちに500ミリを 超える豪

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

Transcription:

第 2 回鳥取県国土強靱化推進評価会議議事概要 参考 -1 日時 平成 30 年 12 月 21 日 ( 金 ) 13 時 30 分 ~15 時 50 分 場所 鳥取県庁第 33 会議室 ( 第 2 庁舎 4 階 ) 出席者 別添出席者名簿のとおり 1. 開会 ( 司会進行 : 前田課長 ) 2. あいさつ〇柗見委員 ( 座長 ) 〇初参加委員の紹介 ( 前田課長 ) 〇配布資料の確認 ( 倉本課長補佐 ) 3. 報告事項 (1) 第 1 回鳥取県国土強靱化評価会議の概要と対応方針〇資料説明 ( 倉本課長補佐 ) 第 1 回鳥取県国土強靱化評価会議での意見に対する対応方針を説明 参考資料 1 委員からの意見 質問なし (2) 平成 30 年 7 月豪雨を教訓とした安全 避難対策のあり方研究会の概要〇資料説明 ( 倉本課長補佐 ) 平成 30 年 7 月豪雨を教訓とした安全 避難対策のあり方研究会 における報告書概要を説明 参考資料 2 豪雨災害は予見できる災害であるので 被害者ゼロとなるように取り組む必要がある 短期的取組と継続的取組 の中でも 支え愛マップ や 防災リーダー の対策を取り組むことによって 自助 共助を強化し これにより地域の防災ポテンシャルを上げていきたい こうして住民意識が向上すれば 行政からの情報発信も的確に受けることができる ( 柗見座長による補足 ) 委員からの意見 質問なし 4. 議題 (1) 中間評価結果について〇資料説明 ( 倉本課長補佐 ) 地域計画の中間評価結果を説明 資料 1-1 資料 1-2 中間評価は重要業績指標( 以下 KPI) に基づき (1) 進捗に対する評価 (2) 達成度に対する評価 (3) 住民の主体的な取り組みに関する KPI の評価を実施した 〇委員からの主な意見 KPI は確実に積み上げられているので 公表にあたっては 県民にわかりやすく工夫して頂きたい ( 柗見委員 ) 例えば 感震ブレーカー設置率の目標は達成しているが 達成時には目標の見直しも必要ではないか ( 鈴木委員 ) 1

中間評価は当初設定した目標に対して評価を行っており 目標を達成した KPI では目標の上方修正を行っているものもある ( 事務局 ) 来年予定しているパブリックコメントを求める際 3 年間の評価は個別施策分野やリスクシナリオ別で表し 加えるならば全体の進捗状況として H27~H29 年評価の全体比較を示す方が県民には伝わりやすいのではないか ( 柗見委員 ) 日南町に関しては 自主防災組織率は 100% であっても 機材整備や支え愛マップづくりは行っているが 実際の災害時の活動には機能していないこともあり課題となっている ( 渡邉委員 ) 企業の BCP 策定状況はどうか ( 柗見委員 ) 県又は国の支援を受けて BCP を策定した企業数は増加しており 見直しにおいて目標の上方修正を行っている ( 事務局 ) 感震ブレーカー設置に対する行政の助成も必要である ( 柗見委員 ) 住民が災害に対する準備をどういう意識で持つか大事であり 防災意識の醸成を促すためにも行政側の広報の進め方が重要である ( 柗見委員 ) (2) 鳥取県国土強靱化地域計画の見直し素案について〇資料説明 ( 倉本課長補佐 ) 地域計画(2018 改訂版 ) の素案を説明 資料 2-1 最近の災害に対する対応施策や KPI 見直し 追加の概要を説明 資料 2-2 近年の災害関連新聞記事の紹介 参考資料 3 〇委員からの意見 豪雨時における流木は間伐材の放置により 流れ出したケースが多いため その原因となる放置木材の指導を盛り込む必要がある ( 柗見委員 ) 間伐材の処理に関する対応について施策に含まれているか確認する ( 事務局 ) 緊急輸送道路の空洞化対策も重要であるが 北海道胆振東部地震では液状化により道路陥没が発生していることから 液状化対策の検討も必要である ( 柗見委員 ) スマートフォン等充電切れなどは 民間との連携 協働も必要である ( 柗見委員 ) 資料 2-2 の 長期にわたる孤立集落等の発生 は市町村となっており 市町村任せでよいか ( 田中委員 ) 防災ヘリ 道路啓開など 県で対応すべき項目もあり 県と市町村のそれぞれで対応施策が多岐にわたるため 確認して資料 2-2に記載する ( 事務局 ) 罹災証明など住民がどのように対応したらよいかわからないこともあることから 行政書士や弁護士からの法律的なアドバイスなども必要ではないか ( 田中委員 ) 鳥取県中部地震では 県から専門知識を有している人からの説明など 実態としては住民への対応は行っていた ( 事務局 ) 消防庁舎の耐震化は 100% となるのはいつごろか?( 門脇委員 ) 耐震化 100% 達成の時期は未定であるが H32 目標は 64% から 75% に上方修正して確実に耐震化を進めている ( 事務局 ) 今回の北海道胆振東部地震にけるブラックアウトの発生は北海道の地域的な特性が強く 中国地方でブラックアウトが発生する可能性は低い ( 鈴木委員 ) 今回の地域計画見直しでは 最新の災害について十分に取り込まれている ( 坪倉委員 ) 2

支援物資を運んでも県と市町村が連携できていない場合があったと聞いていることから 県と市町村で十分な連携をして欲しい ( 前田委員 ) NHK データ放送では水位が見られ深刻さもわかるので 自主防災組織の中で 豪雨時にその水位を見るように指導しているケースもある ( 坪倉委員 ) 住民が豪雨時に NHKの映像を見ることは避難判断の上で重要である ( 柗見委員 ) 孤立集落の発生が懸念される携帯電話不感地区では 防災無線で対応できるように進めている ( 渡邉委員 ) 要配慮者への対応は 単に福祉避難所を指定するだけでなく 福祉避難所の運営スタッフ等の養成も必要である ( 渡邉委員 ) 今回提示した見直し素案の方向性については了承 (3) その他〇今後のスケジュール パブリックコメント 1 月下旬 ~2 月上旬 市町村担当者会議 1 月下旬 第 3 回評価会議 2 月中旬以降で日程調整 5. 閉会 〇閉会あいさつ ( 草野次長 ) 以上 3

第 2 回鳥取県国土強靱化推進評価会議での意見と対応方針 意見 対応方針 担当課 パブリックコメントを求める際 3 年間の評価は個別施策分野やリスクシナリオ別で表し 加えて H27~H29 年評価の全体比較を示す方が県民には伝わりやすいのではないか 中間評価資料を修正する 技術企画課 感震ブレーカー設置に 国に対して感震ブレーカー設置に関する補助制度の創設危機管理政 対する行政の助成も必要である を都道府県消防防災 危機管理部局長会を通じて 平成 29 年度以降 継続して要望しているところ 策課 住民が災害に対する準備をどういう意識で持つか大事であり 防災意識の醸成を促すためにも行政側の広報の進め方が重要である 豪雨時における流木は間伐材の放置により 流れ出したケースが多いため その原因となる放置木材の指導を盛り込む必要がある 市町村 県 国が連携して 住民に避難情報や防災気象情報の内容 入手 活用方法 地域の災害リスク情報の内容と取るべき行動をわかりやすく説明することに努める 計画書の P69 P98 を以下のとおり修正する P69 森林の適切な整備と保全を図るため 山地災害防止施設の整備による山腹崩壊等の復旧対策と予防対策を推進する また 地形や地質状況等に応じた適正な間伐等の施業の着実な実施により 荒廃した森林の再生を促進する P98 森林の荒廃防止及び森林の持つ国土保全機能の保全 発揮のため 地域コミュニティ等との連携を図りつつ 造林 間伐等の適正な森林整備や林道等の路網整備 総合的かつ効果的な治山対策等を計画的に推進する ( 以下 略 ) < 補足説明 > 鳥取県では 従来から木材を有効に活用し 林内に放置しないよう間伐材の搬出に対して支援をしている また 平成 31 年度からは 有識者等を交えた検討会により地形や地質等に適した森林管理技術の検討を進め 将来的にはガイドラインの作成を目指している なお 平成 29 年 7 月に発生した九州北部豪雨災害を林野庁が調査したところによると 多くの山腹斜面がその上に生育していた立木とともに崩壊し 大量の流木が発生して下流の甚大な被害に繋がったものとされている 4 危機管理政策課森林づくり推進課

緊急輸送道路の空洞化対策も重要であるが 北海道胆振東部地震では液状化により道路陥没が発生していることから 液状化対策の検討も必要である 資料 2-2の 長期にわたる孤立集落等の発生 は市町村となっており 市町村任せでよいか 支援物資を運んでも県と市町村が連携できていない場合があったと聞いていることから 県と市町村で十分な連携をして欲しい 要配慮者への対応は 単に福祉避難所を指定するだけでなく 福祉避難所の運営スタッフ等の養成も必要である 液状化が発生する可能性が高いと想定される弓浜半島の道路企画課国道 431 号や米子境港線においては 橋梁取付部の沈下防止対策や 下水マンホールの浮上防止対策についての占用者との調整を行っているところである 孤立が発生した集落への救助 支援は市町村を中心に行う危機管理政が 県は関係機関と連携して必要な生活関連物資等の調達 策課配送などの支援を行うこととしている 支援物資の輸送に当たっては 県が各市町村に対し 輸送危機管理政先ごとの引受責任者を確認し 市町村に引受要員の選定 確策課保を依頼するほか 市町村が実施できないときは 県職員を派遣するなど連携して対応することとしている また 今年度 市町村の備蓄倉庫について 周辺道路も含めた台帳を整備することとしており 円滑な連携備蓄物資の輸送体制の確立に努めている さらに 県は災害時に必要に応じて 市町村物資拠点に県トラック協会等から物流専門家を派遣し 市町村の円滑な物流体制の確保を支援することとしている 福祉避難所の多くは 民間の福祉施設のように運営スタッ危機管理政フが配置された施設が指定されているが 福祉避難所に公共策課施設を指定し 運営スタッフの確保や養成が必要なケースもあることから 県では 福祉避難所及び福祉避難スペース確保 運営対策指針 鳥取県避難所運営マニュアル作成指針 を策定し 住民主体の避難所運営により要配慮者へ適切な対応ができるよう支援している なお 平成 31 年度に福祉分野の専門職種団体 ( 社会福祉士会等 ) を交えて 福祉支援チーム (DCAT) も加わった福祉避難所の開設 運営の訓練を行う予定である 5