第 章図面の描き方を練習しよう () この章では 下図のような簡単な図面の作成を通して TurboCADの基本的な操作を練習します 練習のポイント TurboCADでは コマンド ( ツール ) の選択方法に メニューから選択する方法 ツールバーから選択する方法 ショートカットキーを使う方法 ツールパレットから選択する方法など 多彩な方法があります 練習ではとくにコマンドの選択方法を指定せずに 直線ツール ( 図形入力 線分 / 直線 ) のように記しますので 自分の好みの方法でコマンドを選択してください CAD で図面を描く際の代表的な方法に グリッド ( 画面に表示される格子状の 800 00 000 00 00 700
マス目 ) を利用し グリッドに沿って作図していく方法があります もちろん TurboCADでもグリッドを利用した作図方法は行えますが ここではグリッドを使わずに作図を練習をします というのも グリッドを利用した方法は グリッドサイズの倍数で寸法を指定していくことになるため この方法だけに頼ってしまうと柔軟にサイズを指定していくことが難しくなるからです なお ここで掲載した画面図では 見やすさを考えてグリッドの表示をオフにしてありますが 練習の際にはグリッドが表示されていても問題はありません TurboCADでは それぞれの図形にプロパティが設定されます このプロパティとは 単純な線ならば線の種類や色 太さなど 二重線ならばそれらに加えて線の間隔 また寸法線ならば寸法値の表記方法など 図形に備わっているさまざまな属性のことです 練習ではプロパティを設定する方法やプロパティを変更する方法が各所に登場します TurboCADでは 作図中にマウスの右ボタンをクリックするとメニューが表示されます このメニューのことを ローカルメニュー と呼びます 上記のプロパティの設定 変更などもローカルメニューから行います TurboCADの操作を習得する際は ローカルメニューから選択できる機能を把握しながら練習をしてください
ページ設定ウィザードで新規図面を作成 () TurboCAD を起動します メニューからファイル 新規作成を選択します 新規図 面のダイアログが表示されます 新規図面のダイアログが表示されたら [ ページ設定ウィザード ] をクリックして選択します ページ設定ウィザードが起動されます 新規図面ダイアログについては リファレンスマニュアル - 新規作成 を参照してください ページ設定ウィザードで新規図面を作成 () [ ページ設定ウィザード ] をクリックして選択する ページ設定ウィザードの最初の画面 ( ウィザード ペ ージ ) では [ メートル ] がチェックされていることを確認して [ 次へ ] ボタンをクリックします この画面で [ メートル ] を選択すると 図面の中で使われる単位系がメートル法になります 日本での作図ではほとんどの場合 [ メートル ] を選択することになります [ メートル ] がチェックされていることを確認する ページ設定ウィザードで新規図面を作成 () 次の画面 ( ウィザード ページ ) では 単位の種類や小数点以下の有効桁数を指定します 今回の練習では 右図のような初期設定のまま [ 次へ ] ボタンをクリックします
ページ設定ウィザードで新規図面を作成 () 次の画面 ( ウィザード ページ ) では用紙のサイズや用紙サイズに Aを選択向き 図面情報などを入力します 用紙のサイズと向きを図のように設定し 図面情報に適当なものを入力したら [ 次へ ] ボタンをクリックします 図面情報はとくに入力しなくても 図面の作成自体には関係ありません この情報は図面を開くときに参照できますので 適切なものを入力しておくと必要な図面を手早く開くことが可能になります なお すでに作成済みの図面の図面情報を変更したい場合は その図面のファイルを開いてファイル 図面情報を選択します 次の画面 ( ウィザード ページ ) では図面の縮尺を設 定します ここでは右図のようにスケールに [:0] を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします 用紙の向きに [ 横 ] を選択 ページ設定ウィザードで新規図面を作成 () 図面情報に適当な情報を入力する [:0] を選択 6 ページ設定ウィザードで新規図面を作成 (6) 次の画面 ( ウィザード ページ ) では とくになにも指 定せずに [ 次へ ] ボタンをクリックします TurboCAD では モデル空間 と呼ばれる作図スペースに基本的な作図を行い 作図した図面の縮尺を変えたり視点を変えたものを ペーパー空間 と呼ばれるスペースに配置して印刷用に複雑なレイアウトを実現することが可能です このとき図面をレイアウトする枠のことを ビューポート と呼びます ただし この練習のように単純な図面の場合はモデル空間のみを使用することで構いません そのため ここではビューポートは作成しません 6
7 ページ設定ウィザードで新規図面を作成 (7) 次の画面 ( ウィザード ページ6 ) では とくに何もチェックを付けずに [ 完了 ] ボタンをクリックします 新規に図面が作成されます [ 設定保存 ] にチェックを付けると TurboCAD のデフォルト設定が変更され 新規図面ウィザードで設定した内容になります 8 スナップモードを設定する チェックをはずす チェックを入れる あらかじめスナップモードを適切なものに設定します メニューのモード スナップ スナップオプションを選 択します スナップとフィードバック表示ダイアログが表 示されます ダイアログ中央のスナップ方法のオプションから [ 頂点 ] [ 交点 ] にチェックを入れ 他のスナップのチェックをは ずします [ スナップなし ] のチェックがはずれていること および [ 磁 石モード ][ スナップ範囲に対象が無ければマウスの位置 を使う ][ 他のスナップを有効にした場合 スナップなし をオフにする ] にチェックが入っていることを確認します [OK] ボタンをクリックします チェックを入れる 9 画面の表示倍率を変更する メニューから表示 ズーム 印刷サイズを選択します 表示 ズーム 印刷サイズを選択する 7
0 レイヤーを作成する () メニューからフォーマット レイヤーを選択します レ イヤーマネージャが表示されます 新規レイヤーボタンをクリックします 新規レイヤーダイアログが表示されます ここでは hojyo とキーボードから入力します [OK] ボタンをクリックします レイヤー名には日本語を使うことも可能ですが 他の CAD とデータを交換する際に日本語では不都合が生じることもあります アルファベットと数字のみを使ってレイヤー名をつけることをおすすめします 新規レイヤーボタン 作成するレイヤーの名称を入力する レイヤーを作成する () 0の~と同様に操作して sen sunpo の つのレイヤーを作成します 閉じるボタンをクリックして レイヤーマネージャを閉じます 閉じるボタン レイヤーマネージャは画面に表示したままで TurboCAD を操作することも可能です また 他のパレットと同じようにパレットエリアに格納することもできます 0~ で作成したレイヤー レイヤーを変更する 直線ツール ( 図形入力 線分 / 直線 ) をクリックして選択します 画面上部にある [ プロパティ ] ツールバーのレイヤーのリストボックスをクリックしてレイヤー名のリストを表示させます [hojyo] をクリックして選択します これで これから描く線が hojyo レイヤーに作成されることになります hojyo を選択 8
垂直線を描く <Shift> キーを押しながら 画面の左端に近い適当な位置の 点 ( 図のA 点 B 点 ) をクリックして垂直線を描きます <Shift> キーを押しながら操作をすると正方モードとなります (p.) 直線ツールを正方モードで操作すると 垂直線や水平線を容易に描けるようになります A B 水平線を描く 直線ツールが選択されたままであることを確認します <Shift> キーを押しながら 画面の下端に近い適当な位置の 点 ( 図のC 点 D 点 ) をクリックして水平線を描きます TurboCAD には補助線ツールという補助線を描くための専用のコマンドがあります しかし 補助線ツールで描いた補助線は特殊な線となり 後で編集するために特別な操作が必要になります ここでは 補助線を後で編集することになるため 直線ツールを使って通常の線分として補助線を作成しました C D 線のプロパティを変更する () 選択ツール ( 編集 選択 ) を選択します 先ほど描いた垂直線をクリックして選択します 用紙 ( 画面上の作図領域 ) 上の適当な位置を右クリックするとローカルメニューが表示されます ローカルメニューからプロパティを選択します プロパティダイアログが表示されます 選択ツールを選択してから 先ほど描いた垂直線をダブルクリックしても プロパティダイアログが表示されます 9
6 線のプロパティを変更する () ダイアログボックスの左上の部分から [ ペン ] をクリックして選択します ペンプロパティが表示されます ダイアログ中央部分にあるパターンの欄から一点鎖線 (DASHDOT) をクリックして選択します 画面右上部にある色のリストボックスから赤を選択します [OK] ボタンをクリックすると 垂直線が赤色の一点鎖線に変更されます <Esc> キーを押して 垂直線の選択を外します [ ペン ] のプロパティシートを表示 一点鎖線を選択 色に赤を選択 7 線のプロパティを変更する () 6 と同様に操作して水平線も赤色の一点鎖 線に変更しておきます 赤色の一点鎖線に変更された 8 垂直線をコピーする () 選択ツールが選択されたままのことを確認します 垂直線をクリックして選択します 直線コピーツール ( 変更 配列 直線 ) を選択します <Tab> キーを 回押すと 画面下部の編集バーの X 増分欄が反転表示するので 00 と数値を入力します 再び <Tab> キーを押すとY 増分の欄が反転表示するので 0 と数値を入力します 6 もう一度 <Tab> キーを押すとセットの欄が反転表示するので と数値を入力します 7 <Enter> キーを押すと線がコピーされます 選択ツールで線を選択してから直線コピーツールを選択する <Tab> キーで編集バーに移動し X 増分 00 Y 増分 0 セット を指定する 0
9 垂直線をコピーする () 選択ツールが選択されていることを確認します 8でコピーされた垂直線をクリックして選択します 直線コピーツールを選択します 00 700 <Tab> キーを押して編集バーに移動し X 増分欄に 700 Y 増分欄に 0 を入力します ( セット欄は前回の のままで OK) <Enter> キーを押すとコピーが実行されます 一点鎖線をコピーする 0 水平線をコピーする () 選択ツールが選択されていることを確認します 画面下部にある水平線をクリックして選択します 直線コピーツールを選択します <Tab> キーを押して編集バーに移動し X 増分欄に 0 Y 増分欄に 00 を入力し 同間隔で 回コピーするためセット欄には を入力します 選択ツールで線を選択してから直線コピーツールを選択する <Tab> キーで編集バーに移動し X 増分 0 Y 増分 00 セット を指定する 水平線をコピーする () <Enter> キーを押すと 右図のようにコピーが実行されます 00 00 お使いになっているディスプレイの解像度により表示範囲が異なるため ここでの作図結果は若干異なるものになっているかもしれません 交差点からはみ出した部分の補助線は後で削除しますので 気にせずに操作を進めてください
二重線を作図する () 二重線折れ線ツール ( 図形入力 二重線 折れ線 ) を選択します 二重線はsenレイヤーに作図することにします [ プロパティ ] ツールバーのレイヤーリストボックスから [sen] をクリックして選択します sen を選択 詳細選択ツールバーは 線分ツールのボタンを長く押すと表示されます 二重線を作図する () 用紙上の任意の位置を右クリックしてローカルメニューを表示します ローカルメニューからプロパティを選択します プロパティダイアログが表示されます ダイアログの左上部から [ 二重線 ] をクリックして二重線プロパティを表示します 間隔欄に と入力して二重線の間隔を mmに設定します [OK] ボタンをクリックします 二重線のプロパティシートを表示 間隔を mm に指定 二重線を作図する () 画面下部にあるステータスバーの SNAP の表示がオンになっていることを確認します ( オンになっていない場合 この部分をクリックしてオンにします ) 一点鎖線の交点付近を右図の A B C D E Fの順にクリックしていきます F 点をクリックしたら用紙上を右クリックしてローカルメニューを表示します A F 点をクリックしたら右クリック D B C 交点にうまくスナップしない場合は 8 で行ったスナップモードの設定を確認してください F E
二重線を作図する () ローカルメニューから閉じるを選択すると A 点とF 点の間が結ばれて 二重線の作図が完了します 6 余分な線をトリミングする () 矩形ツール ( 図形入力 矩形 ) を選択します 図のように A B 点をクリックして 二重線を描いた範囲を囲むように四角形を描きます A B 7 余分な線をトリミングする () トリミングツール ( 変更 オブジェクトのトリミング ) を選択します 画面下部のステータスバーに カッター図形を指定します とメッセージが表示されるので 6で描いた四角形をクリックして選択します 選択された四角形はピンク色になります 四角形からはみ出している部分の線分をクリックします すると はみ出している部分の線分が削除されます 四角形からはみ出した線分上でクリック ステータスバー
8 余分な線をトリミングする () 7の手順 と同様に操作してはみ出している線分をすべてクリックしていき 線をトリミングします 9 カッター用図形を削除する 6で描いたカッター用図形の四角は トリミングの操作を終えてしまえば不要なので削除しておきます 選択ツールを選択します 四角形をクリックして選択します <Delete> キーを押すと四角形が削除されます 選択ツールで四角形を選択 <Delete> キーを押せば削除できる 0 平行寸法線を作図する () 平行寸法線ツール ( 寸法 平行 ) を選択します [ プロパティ ] ツールバーのレイヤーリストボックスから [sunpo] をクリックして選択します sunpo を選択する
平行寸法線を作図する () 二重線で描いた図形の上部にはみ出している線分の先端 ( 図の A 点 B 点 ) 付近を順にクリックします 点をクリックすると 画面に仮の寸法線が現れます 二重線の上側の適当な位置をクリックすると その位置に寸法線が描かれます A B スクロールバーを使って適宜画面をスクロールしながら作図を行ってください 平行寸法線を作図する () 平行寸法線ツールが選択されたままのことを確認し ます 画面の左側にはみ出している線分の先端付近 ( 図の A 点 B 点 ) をクリックします 仮の寸法線が画面に表示されます A 二重線の左側の適当な位置をクリックすると その位置 に寸法線が描かれます B 直列寸法線を作図する () 平行寸法線ツールが選択されたままのことを確認します 右図のA 点 B 点 ( 線分の先端付近の点 ) をクリックします 図のような位置に平行寸法線を描きます A B
直列寸法線を作図する () 直列寸法線ツール ( 寸法 直列 ) を選択します で描いた平行寸法線の右端付近 ( 図のA 点 ) をクリックします 図のB 点 ( 線分の先端付近の点 ) をクリックします 直列寸法線が描かれます 作図された直列寸法線 A B 直列寸法線を作図する () 平行寸法線ツールを選択します 右図のA 点 B 点 ( 線分の先端付近の点 ) をクリックします 図のような位置に平行寸法線を描きます A B 6 直列寸法線を作図する () 直列寸法線ツールを選択します で描いた平行寸法線の右端付近 ( 図のA 点 ) をクリックします 図のB 点 ( 線分の先端付近の点 ) をクリックします 直列寸法線が描かれます A B 6
ここのチェックをはずす 7 直列寸法線を作図する () これまでに描いた寸法線をすべて表示するため 作図範囲全体を表示します 画面にフィットツール ( 表示 ズーム 画面にフィット ) を選択します 寸法線全体が表示されます 画面にフィットツール 8 寸法線のプロパティを変更する () 二重線の左側垂直方向に描かれた寸法線は 現在寸法値の表示が水平方向になっています この方向を変更します 選択ツールを選択します 二重線の左側に描かれた寸法線をクリックして選択します 作図領域中の任意の位置を右クリックしてローカルメニューを表示します ローカルメニューからプロパティを選択します プロパティダイアログが表示されます この寸法線を選択する 右クリックしてローカルメニューからプロパティを選択 9 寸法線のプロパティを変更する () ダイアログの左上部から [ フォーマット設定 ] をクリックして選択します フォーマット設定プロパティが表示されます [ 寸法値テキストを強制的に水平にする ] についているチェックをクリックして外します フォーマット設定のプロパティシートを表示 7
0 寸法線のプロパティを変更する () [OK] ボタンをクリックします すると 寸法値が水平方向ではなく垂直方向に変わります 寸法値の表示向きが変更された 寸法線のプロパティを変更する () 8 0 と同様に操作して 二重線の右側にある寸 法線も寸法値の方向を変えておきます これで当初の練習図面 (p.) が完成しました ファイルを保存する 完成した図面をファイルとして保存します メニューからファイル 別名で保存を選択します 名前を付けて保存ダイアログが表示されます ファイル名の欄に適当なファイル名を入力して [ 保存 ] ボタンをクリックします 図面情報を確認するダイアログが表示されるので 内容を確認 ( 必要に応じて入力 ) して [OK] ボタンをクリックします ファイル名を入力する 名前を付けて保存ダイアログにおける操作は他の一般的な Windows アプリケーションと同様です ファイルを保存するフォルダを変更したい場合などは 一般的な Windows の操作に従ってください 8
印刷をする () 完成した図面を印刷することにしてみましょう 図面を印刷するときは まずページ設定を確認します メニューからファイル ページ設定を選択します ページ設定ダイアログが表示されます ダイアログの右側には 印刷用紙と描いた図面の関係が簡略化されて表示 ( プレビュー表示 ) されています 印刷を実行するためには Windows のシステムにプリンタが正しくセットアップされていることが必要です なお ダイアログ内の表示は セットアップされているプリンタによって異なります 印刷をする () ダイアログの下部にある [ 中央に配置 ] をクリックしてチェックします 図面が印刷用紙中央に配置されたことを プレビュー表示で確認してください [ 印刷 ] ボタンをクリックすると印刷が実行されます [OK] ボタンをクリックしてページ設定ダイアログを閉じます ここの印刷用紙の設定を下の図面用紙サイズと合わせておく 印刷プレビューの表示 [ 中央に配置 ] オプションに似たものに [ フィット ] ボタンがあります [ フィット ] ボタンをクリックすると 印刷用紙全体に描いた図面が納まるように調整してくれます ただし [ フィット ] ボタンを使うと最初に設定した縮尺は無視されてしまいます ここをチェックする プレビューで用紙内に図面が納まったことを確認 レイヤーの利用方法 () この練習では 図面を描く前にレイヤーを作成し ( 0 ) 補助線( 実際には一点鎖線の線分 ) 二重線 寸法線をそれぞれ別のレイヤーに作成しました レイヤーを利用するのは CADに慣れていないと理解しづらいものです 最後にレイヤーの効能を確認してみることにしましょう とくにレイヤーの表示を操作していない状態では 画面には右図のように表示されているはずです 9
6 レイヤーの利用方法 () メニューからフォーマット レイヤーを選択します レイヤーマネージャが表示されます レイヤーの一覧が表示されている箇所のが表示されている列は 画面に表示されるレイヤーを示しています 現在はすべてのレイヤーに目のマーク ( ) がついています hojyoとsunpoレイヤーの目のマークをクリックしてマークを消すと そのレイヤーに作図した内容が画面から消えます 表示させないレイヤーをクリックして目のマークを消す 7 レイヤーの利用方法 () レイヤーマネージャの閉じるボタンをクリックして表示を確認します 画面では 補助線と寸法線が消え二重線のみの表示になっています また このまま印刷を実行すれば 二重線のみを印刷できます 8 レイヤーの利用方法 () レイヤーを利用すると他にも便利な機能がいろいろと利用できます 例えば が表示されている列はレイヤーのロックを示しています この列でチェックを付けたレイヤーはロックがかけられ 図形の編集や削除などの操作ができなくなります この機能をうまく使えば 複雑な図面を描くときに うっかり必要な線や図形を消してしまうという間違いがなくなります レイヤーに描く線の色や種類は あらかじめ設定しておくことが可能です たとえば補助線用のレイヤーに描く線ならば 赤色の一点鎖線などと設定しておくことが可能です この章では 線のプロパティの変更を練習するために レイヤーで線のプロパティを設定しませんでしたが 第 章の練習ではあらかじめレイヤーに線のプロパティを設定してから作図を行います 60