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10 生活保護の医療扶助について 生活保護制度では 困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して 医療扶助として医療を提供 医療扶助の対象者 生活保護受給者は 国民健康保険の被保険者から除外されているため ほとんどの生活保護受給者の医療費はその全額全額を医療扶助で負担医療扶助で負担 た

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表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

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番 号

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の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

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険者以外の者に限ります ( 注 2 ) 自損事故条項 無保険車傷害条項または搭乗者傷害条項における被保険者に限ります ( 注 3 ) 無保険車傷害条項においては 被保険者の父母 配偶者または子に生じた損害を含みます ( 3 )( 1 ) または ( 2 ) の規定による解除が損害または傷害の発生した

( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

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する保護者 ( 以下 支給対象者 という ) とする (1) 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 81 条第 2 項に規定する特別支援学級に在籍する児童等の保護者 (2) 前号に掲げる児童等以外のものであって 学校教育法施行令 ( 昭和 28 年政令第 340 号 ) 第 22

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老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

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第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

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152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

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議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

社会福祉協議会 公営住宅法第二条第十六号に規定する事業主体である又は 番号法別表第二の 27 の項 番号法別表第二の 30 の項 番号法別表第二の 31 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務であって主務省令で定めるもの 社会福祉法によ

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議案第 20 号小松島市消防団員等の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例 改正の趣旨 非常勤消防団員等の損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が平成 28 年 4 月 1 日から施行されることに伴い 非常勤消防団員等の公務上の災害に対する損害補償に関し 同一の事由により他の法律による


平成 28 年度版 年金担保融資のごあんない 目 次 1 融資の条件 2 2 資金使途の内容一覧 3 3 年金担保融資の流れ 4 4 借入申込に必要な書類 5 5 ご返済中の留意事項 7 6 年金担保融資以外の融資 給付制度等のご案内 8 7 多重債務の相談窓口 10 平成26年12月1日借入申込分

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平成 30 年 9 月 25 日 諮問 平成 30 年 11 月 13 日審議 ( 第 27 回第 4 部会 ) 平成 30 年 12 月 11 日審議 ( 第 28 回第 4 部会 ) 第 6 審査会の判断の理由審査会は 請求人の主張 審理員意見書等を具体的に検討した結果 以下のように判断する 1

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

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和光市保育の必要性の認定に関する条例施行規則 ( 制定準備資料 ) 資料 2 1 条例第 3 条第 1 項関係 ( 保育の必要性の基準 ) 市長は 小学校就学前子どものうちその保護者のいずれもが次の各号のいずれかの事由 ( 以下 保育の必要性の基準 という ) に該当するものを法第 19 条第 1

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

国民健康保険料の減額・減免等

資料2-1(国保条例)

Transcription:

資料 14 厚生労働省 生活保護制度において 犯罪被害者等給付金等を収入として認定しないこととした場合に改正を検討する必要のある法令等 生活保護法 ( 抄 ) ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) 生活保護法による保護の実施要領について ( 抄 ) ( 昭和 36 年 4 月 1 日付厚生事務次官通知 ) 生活保護法による保護の実施要領について ( 抄 ) ( 昭和 38 年 4 月 1 日付厚生省社会局長通知 ) 生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて ( 抄 ) ( 昭和 38 年 4 月 1 日付厚生省社会局保護課長通知 )

生活保護法 ( 抄 ) ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) ( 保護の補足性 ) 第 4 条 保護は 生活に困窮する者が その利用し得る資産 能力その他あらゆるものを その 最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる 2 民法 ( 明治二十九年法律第八十九号 ) に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする 3 前二項の規定は 急迫した事由がある場合に 必要な保護を行うことを妨げるものではない ( 費用返還義務 ) 第 63 条 被保護者が 急迫の場合等において資力があるにもかかわらず 保護を受けたとき は 保護に要する費用を支弁した都道府県又は市町村に対して すみやかに その受けた保 護金品に相当する金額の範囲内において保護の実施機関の定める額を返還しなければなら ない

生活保護法による保護の実施要領について ( 抄 ) ( 昭和 36 年 4 月 1 日付厚生事務次官通知 ) 第 8 収入の認定収入の認定は 次により行うこと 1 収入に関する申告及び調査 (1)~(4) 略 2 収入額の認定の原則略 3 認定指針 (1)~(2) 略 (3) 次に掲げるものは 収入として認定しないこと ア~エ略オ災害等によって損害を受けたことにより臨時的に受ける補償金 保険金又は見舞金のうち当該被保護世帯の自立更生のためにあてられる額カ~チ略

生活保護法による保護の実施要領について ( 抄 ) ( 昭和 38 年 4 月 1 日付厚生省社会局長通知 ) 第 8 収入認定の取扱い 1 定期収入の取扱い (1)~(5) 略 2 収入として認定しないものの取扱い (1)~(3) 略 (4) 自立更生のための恵与金 災害等による補償金 保険金若しくは見舞金 指導 指示による売却収入又は死亡による保険金のうち 当該被保護世帯の自立更生のためにあてられることにより収入として認定しない額は 直ちに生業 医療 家屋補修等自立更生のための用途に供されるものに限ること ただし 直ちに生業 医療 家屋補修 就学等にあてられない場合であっても 将来それらにあてることを目的として適当な者に預託されたときは その預託されている間 これを収入として認定しないものとすること また 当該金銭を受領するために必要な交通費等及び補償金等の請求に要する最小限度の費用は 必要経費として控除して差しつかえない (5) (3) の承認又は (4) の収入として認定しない取扱いを行なうに際して 当該貸付資金 補償金等が当該世帯の自立更生に役立つか否かを審査するため必要があるときは 自立更生計画を徴すること (6) 略 3~4 略

生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて ( 抄 ) ( 昭和 38 年 4 月 1 日付厚生省社会局保護課長通知 ) 第 8 収入の認定問 1~ 問 33 略問 34 局長通知第 8の2の (4) のただし書きにいう 適当な者 とは どのような者をいうか 答社会福祉法人 新聞社 当該被保護世帯の自立更生を援助するために特に設立された団体等金融機関以外の者であって 当該金銭を安全に管理しうると認められるものをいう 問 35~39 略問 40 局長通知第 8の2の (3) 及び (4) にいう自立更生のための用途に供される額の認定は どのような基準によるべきか 答被保護世帯の自立更生のための用途に供されるものとしては 次に掲げる経費にあてられる額を認めるものとすること これによりがたい特別の事情がある場合は 厚生労働大臣に情報提供すること なお この場合 恵与された金銭又は補償金等があてられる経費については 保護費支給又は就労に伴う必要経費控除の必要がないものであること (1) 被保護者が災害等により損害を受け 事業用施設 住宅 家具什器等の生活基盤を構成する資産が損われた場合の当該生活基盤の回復に要する経費又は被保護者が災害等により負傷し若しくは疾病にかかった場合の当該負傷若しくは疾病の治療に要する経費 (2) (1) に掲げるもののほか 実施機関が当該被保護世帯の構成 世帯員の稼働能力その他の事情を考慮し 次に掲げる限度内において立てさせた自立更生計画の遂行に要する経費ア当該経費が事業の開始又は継続 技能習得等生業にあてられる場合は 生活福祉資金の更生資金の貸付限度額に相当する額イ当該経費が医療にあてられる場合は 医療扶助基準による医療に要する経費及び医療を受けることに伴って通常必要と認められる経費の合算額ウ当該経費が介護等に充てられる場合は 生活福祉資金の療養 介護資金の貸付限度額に相当する額エ当該経費が家屋補修 配電設備又は上下水道設備の新設 住宅扶助相当の用途等にあてられる場合は 生活福祉資金の住宅資金の改修費の貸付限度額に相当する額オ当該経費が 就学等にあてられる場合は 次に掲げる額 ( ア ) 当該経費が幼稚園等での就園にあてられる場合は 入園料及び保育料その他就園のために必要と認められる最小限度の額

( イ ) 当該経費が義務教育就学にあてられる場合は 入学の支度 学習図書 運動用具等の購入 珠算課外学習 修学旅行参加等就学に伴って社会通念上必要と認められる用途にあてられる最小限度の実費額 ( ウ ) 当該経費が高等学校等 夜間大学又は技能修得費 ( 高等学校等就学費を除く ) の対象となる専修学校若しくは各種学校での就学にあてられる場合は 入学の支度及び就学のために必要と認められる最小限度の額 ( 貸付金については 原則として 高等学校等就学費の支給対象とならない経費及び高等学校等就学費の基準額でまかないきれない経費であって その者の就学のために必要な最小限度の額にあてられる場合に限る ) カ当該経費が 結婚にあてられる場合は寡婦福祉資金の結婚資金の貸付限度額に相当する額キ当該経費が弔慰に当てられる場合は 公害健康被害の補償等に関する法律による葬祭料の額ク当該経費が 当該世帯において利用の必要性が高い生活用品であって 保有を容認されるものの購入にあてられる場合は 直ちに購入にあてられる場合に限り 必要と認められる最小限度の額ケ当該経費が障害 ( 児 ) 者の通院 通所及び通学のために保有を容認される自動車の維持に要する費用にあてられる場合は 当該自動車の利用に伴う燃料費 修理費 自動車損害賠償保障法に基づく保険料 対人 対物賠償に係る任意保険料及び道路運送車両法による自動車の検査に要する費用等として必要と認められる最小限度の額コ当該経費が国民年金受給権を得るために充てられる場合は 国民年金の任意加入保険料の額