平成 22 年度中間決算概要
1. 利益の状況 ( 連結 ) 22 年度中間期 ( 単位 : 百万円 %) 21 年度前年同期比中間期増減額増減率 経常収益 46,787 47,542 755 1.58 経常利益 10,382 9,290 1,092 11.75 中間純利益 4,501 4,155 346 8.32 2. 利益の状況 ( 単体 ) 22 年度中間期 ( 単位 : 百万円 %) 21 年度前年同期比中間期増減額増減率 経常収益 39,171 38,680 491 1.26 業務粗利益 30,808 30,324 484 1.59 うち資金利益 27,908 27,259 649 2.38 うち役務取引等利益 2,425 2,312 113 4.88 うちその他業務利益 474 752 278 36.96 ( うち債券関係損益 ) 1,114 814 300 36.85 経費 19,601 19,186 415 2.16 うち人件費 9,239 9,361 122 1.30 うち物件費 9,070 8,542 528 6.18 一般貸倒引当金繰入額 (A) 471 448 23 5.13 業務純益 11,678 11,586 92 0.79 実質業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) 11,206 11,137 69 0.61 コア業務純益 ( 除く債券関係損益 ) 10,092 10,323 231 2.23 臨時損益 2,732 3,495 763 21.83 うち不良債権処理額 (B) 1,614 2,919 1,305 44.70 うち個別貸倒引当金繰入額 1,643 1,342 301 22.42 うち株式等関係損益 868 36 832 2,311.11 うち退職給付費用 545 652 107 16.41 経常利益 8,928 8,073 855 10.59 特別損益 1,040 938 102 10.87 うち減損損失 ( 固定資産 ) 885 920 35 3.80 税引前中間純利益 7,887 7,134 753 10.55 法人税等合計 ( 注 ) 3,375 2,940 435 14.79 中間純利益 4,512 4,194 318 7.58 参考 与信費用 (A)+(B) 1,142 2,471 1,329 53.78 ( 注 ) 法人税等合計 = 法人税 住民税及び事業税 + 法人税等調整額 1
経常収益 国債等債券売却益及び株式等売却益が減少する一方で クレジットカードの銀行本体発行開始に伴う手数料収入の増加により 役務取引等収益が増加したことなどから 経常収益は前年同期比 4 億 91 百万円増加の 391 億 71 百万円となりました 業務純益 クレジットカードの本体発行開始に伴う経費を計上しましたが 一方で国内預金利回りの低下や国際部門損益の改善などから資金利益が増加したほか 預り資産関連手数料やクレジットカード関連手数料の増加により役務取引等利益も増加したことなどから 業務純益は前年同期比 92 百万円増加の 116 億 78 百万円となりました 一方 コア業務純益では 資金利益及び役務取引等利益が増加する一方で 経費の増加や国債のオプション取引にかかる費用計上などもあり 前年同期比 2 億 31 百万円減少の 100 億 92 百万円となりました 経常利益 株式減損処理額の増加により株式等関係損益が減少しましたが 上記のとおり業務純益が増加したほか 不良債権処理額が減少したことを主因に 経常利益は前年同期比 8 億 55 百万円増加の 89 億 28 百万円となりました 中間純利益以上の要因に加え 固定資産の減損損失などを特別損失に計上した結果 税引後の中間純利益は前年同期比 3 億 18 百万円増加の 45 億 12 百万円となりました 3. 預金 貸出金 有価証券の残高 ( 単体 ) 22 年 9 月末 22 年 3 月末 ( 単位 : 億円 %) 22 年 3 月末比増減額増減率 預金 33,940 34,434 493 1.43 うち個人預金 22,142 22,145 2 0.01 貸出金 21,632 21,536 95 0.44 うち消費者ローン 4,601 4,635 33 0.72 住宅ローン 4,066 4,129 63 1.52 その他ローン 535 505 29 5.85 有価証券 14,032 13,383 648 4.84 預金 公金預金が増加したほか 個人預金もほぼ横ばいとなりましたが 法人預金及び金融機関預金が減少した結果 前期末残高に比べ 493 億円減少し 中間期末残高は 3 兆 3,940 億円となりました 貸出金 住宅ローンなどの個人向け貸出が減少したほか 企業の資金需要が低迷する山陰両県などで法人向け貸出が減少しましたが 東京地区での企業の資金需要に対応したことなどから 前期末残高に比べ 95 億円増加し 中間期末残高は 2 兆 1,632 億円となりました 有価証券 市場動向や投資環境を勘案し 引き続き安全性 効率性を重視した投資に努めた結果 前期末残高に比べ 648 億円増加し 中間期末残高は 1 兆 4,032 億円となりました 預り資産残高 ( 単位 : 億円 %) 22 年 9 月末 22 年 3 月末 22 年 3 月末比増減額増減率 預り資産残高 3,102 3,201 99 3.10 公共債 1,157 1,255 97 7.78 投資信託 825 885 59 6.72 年金保険 1,119 1,061 57 5.44 2
4. 自己資本比率 ( 国内基準 ) ( 単位 : 百万円 %) 連結 自己資本比率 16.60 16.08 0.52 うちTierⅠ 比率 15.96 15.42 0.54 うちコアTierⅠ 比率 14.28 13.73 0.55 自己資本 262,461 259,244 3,217 リスク アセット等 1,580,193 1,611,605 31,412 単体 自己資本比率 16.00 15.55 0.45 うちTierⅠ 比率 15.19 14.75 0.44 うちコアTierⅠ 比率 13.55 13.09 0.46 自己資本 247,406 244,580 2,826 リスク アセット等 1,546,015 1,572,205 26,190 単体の税効果相当額 ( 下表 (A)) は253 億円で 基本的項目 (TierⅠ) に占める割合は10.79% 貸借対照表上の純資産合計に占める割合は9.11% となりました また 貸借対照表に計上した繰延税金資産 ( 下表 (B): 表示は繰延税金負債 ) は 14 億円で 基本的項目 (TierⅠ) に占める割合は 0.62% 貸借対照表上の純資産合計に占める割合は 0.52% となりました 繰延税金資産 ( 単体 ) の発生要因別残高 ( 単位 : 百万円 ) 繰延税金資産合計 1 25,549 26,223 674 貸倒引当金 15,737 15,939 202 減価償却費 1,909 1,636 273 有価証券評価損 1,481 1,826 345 退職給付引当金 4,156 3,965 191 その他 5,009 5,042 33 うち繰延ヘッジ損失 2 - - - 評価性引当額 ( ) 2,744 2,186 558 繰延税金負債合計 3 27,020 16,159 10,861 その他有価証券評価差額金 4 26,803 15,873 10,930 その他 217 285 68 うち繰延ヘッジ利益 5 20 142 122 税効果相当額 (A) (1-2)-(3-4-5) 25,352 26,080 728 貸借対照表上の繰延税金資産 (B) 1-3 1,470 10,064 11,534 ( 注 )22 年 9 月末の 貸借対照表上の繰延税金資産 (B) は 繰延税金負債となったためマイナス表示しております 参考 自己資本 ( 基本的項目 (TierⅠ)+ 補完的項目 (TierⅡ)- 控除項目 ) 自己資本比率( 国内基準 ) = リスク アセット等 TierⅠ 比率 = TierⅠ リスク アセット等 コアTierⅠ 比率 = (TierⅠ- 税効果相当額 ) リスク アセット等 3
5. 有価証券関係損益 ( 単体 ) ( 単位 : 百万円 ) 22 年度中間期 21 年度中間期 前年同期比 債券関係損益 1,114 814 300 売却益 1,295 1,421 126 償還益 - 13 13 売却損 180 566 386 償還損 - 53 53 償却 - 0 0 株式等関係損益 868 36 832 売却益 300 512 212 売却損 304 236 68 償却 865 312 553 6. 有価証券の評価損益 ( 単体 ) 22 年 9 月末 ( 単位 : 百万円 ) 評価損益 22 年 3 月末比 評価益 評価損 満期保有目的 106 85 185 79 子会社 関連会社株式 - - - - その他有価証券 66,446 26,553 71,397 4,950 株式 463 5,993 4,674 4,210 債券 63,854 29,225 63,997 143 その他 2,128 3,319 2,725 596 合計 66,553 26,639 71,583 5,029 株式 463 5,993 4,674 4,210 債券 63,960 29,310 64,183 222 その他 2,128 3,319 2,725 596 上記評価損益のうち その他有価証券の評価損益 664 億円から これに対する税金相当額 267 億円を差し引いた額 396 億円を 中間貸借対照表の純資産の部に その他有価証券評価差額金 として計上しております 4
7. 不良債権の状況 ( 単体 ) リスク管理債権 ( 単位 : 億円 ) 破綻先債権額 113 130 17 延滞債権額 504 505 0 3カ月以上延滞債権額 0 0 0 貸出条件緩和債権額 97 88 8 リスク管理債権合計 717 725 8 総貸出金に占める割合 (%) 3.31 3.37 0.06 貸倒引当金のリスク管理債権に対する引当率 (%) 62.26 62.15 0.11 貸出金残高 ( 末残 ) 21,632 21,536 95 ( 参考 ) 部分直接償却を実施した場合のリスク管理債権合計 526 532 6 上記の総貸出金に占める割合 (%) 2.45 2.49 0.04 金融再生法開示債権 ( 単位 : 億円 ) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 336 360 24 危険債権 294 288 5 要管理債権 98 89 9 金融再生法開示基準の不良債権合計 729 739 9 総与信に占める割合 (%) 3.29 3.35 0.06 担保 引当等によるカバー率 (%) 87.44 87.94 0.50 貸倒引当金による保全不足に対する引当率 (%) 77.43 78.14 0.71 正常債権 21,384 21,282 102 合 計 22,114 22,021 92 ( 参考 ) 部分直接償却を実施した場合の不良債権合計 530 537 7 上記の総与信に占める割合 (%) 2.41 2.46 0.05 与信費用の推移 ( 単位 : 百万円 ) 22 年度 21 年度 20 年度 中間期 中間期 中間期 個別貸倒引当金繰入額 1,643 1,342 2,351 4,127 6,788 貸出金償却 - 7 7 0 0 その他債権売却損等 29 1,570 1,794 107 184 不良債権処理額 1 1,614 2,919 4,153 4,235 6,974 一般貸倒引当金繰入額 2 471 448 1,310 384 1,400 特定海外債権引当勘定繰入額 3 - - - - - 与信費用 (1+2+3) 1,142 2,471 5,463 3,850 5,573 5
8. 中期経営計画の計数目標と実績 22 年度中間期 ( 実績 ) ( 単位 : 億円 %) 23 年度通期 ( 最終年度目標 ) コア業務純益 100 265 当期純利益 45 90 OHR( 経費 / コア業務粗利益 ) 66.01 60.0 役務収益比率 ( 役務収益 / コア業務粗利益 ) 14.90 19.0 不良債権比率 ( 金融再生法開示基準 ) 3.29 3.0 自己資本比率 16.00 15.0 ( 注 )1. いずれも単体ベース 2. コア業務純益 = 業務純益 - 債券関係損益 + 一般貸倒引当金繰入額 3. コア業務粗利益 = 業務粗利益 - 債券関係損益 4. 役務収益比率の算出に使用する役務収益には クーポンスワップ収益を含む 9. 業績予想 単体 ( 単位 : 百万円 ) 22 年度通期予想 経常収益 75,900 経常利益 15,200 当期純利益 8,500 業務純益 21,800 コア業務純益 20,600 連結 ( 単位 : 百万円 ) 22 年度通期予想 経常収益 91,200 経常利益 17,800 当期純利益 8,600 業績予想の前提としての与信費用予想額 : 単体 22 年度通期予想 46 億円 ( 上期実績 11 億円 下期予想 35 億円 ) 1 株当たり配当予想 : 単体 22 年度中間配当 4 円 00 銭 22 年度期末配当予想 5 円 00 銭 ( 年間配当 9 円 00 銭 ) 以上 6