Microsoft Word 経理規程細則-H doc

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社会福祉法人同仁会経理規則実施規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社会福祉法人同仁会経理規則 ( 以下 経理規則 という ) を実施するために必要な事項を定める ( 共通収入支出の配分 ) 第 2 条経理規則第 7 条第 1 項及び第 2 項に定める 合理的な基準に基づいて配分する 基準は 別

日本基準基礎講座 有形固定資産

法人単位貸借対照表 平成 29 年 3 月 31 日現在 第三号第一様式 ( 第二十七条第四項関係 ) 法人名 : 社会福祉法人水巻みなみ保育所 資産の部当年度末前年度末 増減 負債の部当年度末前年度末 流動資産 23,113,482 23,430, ,370 流動負債 5,252,27

第28期貸借対照表

平成 28 年度社会福祉法人七施会 財務諸表に対する注記 ( 法人全体用 ) 1. 継続事業の前提に関する注記該当なし 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価方法 1 満期保有目的の債券以外の有価証券原価法 (2) 固定資産の減価償却方法 1 有形固定資産定額法 2 無形固定資産定額法 3リー

第4期電子公告(東京)

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

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平成18年度注記事項

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

財務諸表に対する注記

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

第4期 決算報告書

「資産除去債務に関する会計基準(案)」及び

スライド 1

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社会福祉法人指導監査基準 ( 財務管理 措置費 ) 1 経理規程 着眼点根拠法令等備考 (1) 経理規程は, 適正に作成されているか 留意事項 1(4), 定款例 34, 規程 (2) 内部牽制組織が確立されているか 留意事項 1, 平 12 児発 471 号 1 会計責任者及び出納職員は, 理事長

Taro-入門ⅠA-2019.jtd


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第 10 条財政調整引当資産は 次に掲げる財産を持って構成する (1) 前条に掲げる資産として寄付された財産 (2) 理事会で前条に掲げる資産に繰り入れることを決議した財産 第 11 条財政調整引当資産については 会長及び財産 資産管理責任者は その資産価値の維持を前提に 適正な管理に努めなければな

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

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科目当年度前年度増減 [ 負債の部 ] 流動負債未払金 3,44,15,654 3,486,316,11-46,3,357 給付金未払金 3,137,757,265 3,192,611,196-54,853,931 年金未払金 287,13, ,91,778 7,228,646 その他未

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独立行政法人会計基準改定(案)

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

貸借対照表 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 厚生年金勘定 ) ( 単位 : 円 ) 科 目 金 額 資産の部 Ⅰ 流動資産 現金及び預金 11,313,520,485 有価証券 13,390,000,000 販売用不動産 93,938,423,482 未収金 389,813,000 未

国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3

決算書類(H25年度)

Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

第6期決算公告

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計 算 書 類

第101期(平成15年度)中間決算の概要

UIプロジェクトX

移行認定の申請書類目次

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

第 47 期末貸借対照表 2019 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 9,306,841 流 動 負 債 2,136,829 現 金 及 び 預 金 8,614,645 未 払 金 808,785 立 替

会社情報業績データ153 (3) 責任準備金残高の内訳 区 分 保険料積立金 未経過保険料 払戻積立金 危険準備金 合 計 平成 26 年度末 60,938,274 11,675,615 2,498,711 75,112,601 平成 27 年度末 58,405,526 11,582,129 2,3

新規文書1

Microsoft Word - 6回引当金.doc

Taro-中期計画(別紙)

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営 業 報 告 書

Microsoft Word - 不動産ファンドに関する国際財務報告基準 第6回.doc

2. 基準差調整表 当行は 日本基準に準拠した財務諸表に加えて IFRS 財務諸表を参考情報として開示しております 日本基準と IFRS では重要な会計方針が異なることから 以下のとおり当行の資産 負債及び資本に対する調整表並びに当期利益の調整表を記載しております (1) 資産 負債及び資本に対する

表紙-補正予算書

営 業 報 告 書

第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

貸借対照表 ( 平成 25 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 14,146,891 流動負債 10,030,277 現金及び預金 2,491,769 買 掛 金 7,290,606 売 掛 金 9,256,869 リ

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第 36 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部 負債の部 Ⅰ. 流 動 資 産 909,595 Ⅰ. 流 動 負 債 208,875 現金及び預金 508,

販売用不動産の時価評価の基準(案)と論点

第21期(2019年3月期) 決算公告

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

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貸 借 対 照 表 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 科 目 金額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 4,007 流動負債 4,646 現金及び預金 2,258 買掛金 358 売掛金 990 リース債務 2,842 有価証券 700 未払金 284 貯蔵品

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営業報告書

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

3. 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は 次のとおりです 科目当期末残高 ( うち指定正味財産からの充当額 ) ( うち一般正味財産からの充当額 ) ( うち負債に対応する額 ) 基本財産投資有価証券 800,000,000 (662,334,000) (137

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本実務対応報告の概要 以下の概要は 本実務対応報告の内容を要約したものです 範囲 ( 本実務対応報告第 3 項 ) 本実務対応報告は 資金決済法に規定する仮想通貨を対象とする ただし 自己 ( 自己の関係会社を含む ) の発行した資金決済法に規定する仮想通貨は除く 仮想通貨交換業者又はが保有する仮想

第 14 期 ( 平成 30 年 3 月期 ) 決算公告 平成 30 年 6 月 21 日 東京都港区白金一丁目 17 番 3 号 NBF プラチナタワー サクサ株式会社 代表取締役社長 磯野文久

事業活動内訳表 第二号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 サ収経常経費寄附金 675,00

PowerPoint プレゼンテーション

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Microsoft Word - 第4回固定資産取引:問題

平成29年度 財産勘定 重要な会計方針等

平成28年度 第144回 日商簿記検定 1級 会計学 解説


計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

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協会基金の有効活用・見直しに伴う経理規則等の一部改正について

第69回取締役会議案書

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営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

Microsoft Word - 決箊喬å‚−表紎_18年度(第26æœ�ï¼›

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

立及び運営のための資産を取得するのです 2) 私立学校を創立するためには 校地 校舎 機器備品 運営資金が必要です これらの元手 ( 財産 資金 ) は 個人または多数人による財産の寄付により準備されます この寄附された財産の取得価額が基本金となります それゆえ 第 1 号基本金は校地 校舎 機器備

職員退職手当支給規程

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

第 21 期貸借対照表 平成 29 年 6 月 15 日 東京都千代田区一番町 29 番地 2 さわかみ投信株式会社 代表取締役社長澤上龍 流動資産 現金及び預金 直販顧客分別金信託 未収委託者報酬 前払費用 繰延税金資産 その他 固定資産 ( 有形固定資産 ) 建物 器具備品 リース資産 ( 無形

Transcription:

社会福祉法人ぴゅあ経理規程細則 目次 1. 総則 2. 経理規程第 6 条に定める共通収入支出の配分に関する細則 3. 経理規程第 37 条に定める資金の積立に関する細則 4. 経理規程第 44 条に定める固定資産の評価に関する細則 5. 経理規程第 46 条に定めるリース会計に関する細則 6. 経理規程第 48 条に定める固定資産の改良と修繕 ( 資本的支出 ) に関する細則 7. 経理規程第 52 条に定める減価償却に関する細則 8. 経理規程第 53 条に定める退職給付引当金に関する細則 9. 経理規程第 54 条に定める賞与引当金に関する細則 10. 経理規程第 55 条に定める徴収不能引当金に関する細則 11. 経理規程に定める重要性に関する細則 12. 経理規程第 68 条に定める契約書の作成を省略することができる場合に関する細則 附則 1

1. 総則 ( 目的 ) 第 1 条この細則は 社会福祉法人ぴゅあ経理規程 ( 以下 経理規程 という ) を実施するために必要な事項について定めるものとする 2. 経理規程第 6 条に定める共通収入支出の配分に関する細則 ( 配分基準 ) 第 1 条経理規程第 6 条第 1 項及び第 2 項に定める 合理的な基準に基づいて配分する 基準は 別添 1 共通経費の配分基準表のとおりとする 2 前項の配分基準は 支出及び費用の項目ごとに その発生に最も密接に関連する量的基準 ( 例えば人数 時間 面積等による基準 又はこれらの2 以上の要素を合わせた複合基準 ) を選択して適用するものとする 3 一度選択した配分基準は 状況の変化等により当該基準を適用することが不合理であると認められるようになった場合を除き 継続的に適用するものとする 3. 経理規程第 37 条に定める資金の積立に関する細則 ( 積立 ) 第 1 条経理規程第 37 条に定める積立資産は 使用計画に定めた積立額を積み立てるものとする ( 取崩 ) 第 2 条経理規程第 37 条に定める積立資産は 次に掲げる場合にそれぞれに掲げる金額を取崩すものとする (1) 当該積立資産の目的である支出があった場合当該積立資産の金額範囲内の目的支出額 (2) 当該積立資産の目的である支出が行われないことが理事会で決定した場合当該積立資産の総額 (3) 当該積立資産を積立目的以外に使用する場合当該積立資産について理事会で取り崩すことと決めた金額 4. 経理規程第 44 条に定める固定資産の評価に関する細則 ( 付随費用 ) 第 1 条経理規程第 46 条第 1 項 (1)(2) に定める直接付随費用とは 当該固定資産を取得し 事業の用に供するために要した費用で次の (1) 及び (2) に掲げるものとする (1) 当該固定資産を取得するために直接要した費用の額 2

1 引取運賃 2 荷役費 3 運送保険料 4 購入手数料 5 関税 6 その他その固定資産を取得するために直接要した費用の額 (2) その固定資産を事業の用に供するために直接要した費用の額 2 次の (1) 及び (2) に掲げるものは 前項の規定にかかわらず付随費用から除外することができるものとする (1) 不動産取得税 自動車取得税 (2) 登録免許税その他登記登録に関する費用 3 次に掲げるものは 第 1 項に掲げる付随費用からは除外するものとする (1) 建設変更に伴い変更前に支出した当該建物建設のための調査費 測量費 設計費等の費用で 変更後に不要となったもの (2) 契約解除による違約金 (3) 建物建設に伴う落成式等の費用 ( 時価 ) 第 2 条経理規程第 44 条第 3 項に定める時価とは 公正な評価額 ( 観察可能な市場価格 又は観察可能な市場価格によることができない場合おいては合理的に算定された価額 ) をいうものとする 次に掲げる資産については それぞれに掲げる価額を合理的に算定された価額とすることができるものとする (1) 土地次の1 又は2の価格 1 不動産鑑定評価基準 に基づく正常価格 2 公示価格 都道府県基準地価格 路線価による相続税評価額又は固定資産税評価額を基準として それに合理的な調整を加えた価格 (2) 建物等次の1 又は2の価格 1 不動産鑑定評価基準 に基づく正常価格 2 販売業者 物件売買仲介業者など第三者が算定した価格 5. 経理規程第 46 条に定めるリース会計に関する細則 ( 利息相当額の配分方法 ) 第 1 条経理規程第 46 条第 1 項に定める利息法とは リース料総額に占める各会計期間の支払利息相当額を リース債務の未返済元本残高 ( 貸借対照表のリース債務の金額をいう ) に一定の率を乗じて算出する方法をいう 当該利率はリース料総額の現在価値がリース取引開始日におけるリース資産 ( リース債務の計上金額と同じ ) の計上額と等しくなる利率として求めるものとする 3

6. 経理規程第 48 条に定める固定資産の改良と修繕 ( 資本的支出 ) に関する細則 ( 資本的支出と修繕費の区分 ) 第 1 条経理規程第 48 条第 1 項に定める固定資産の性能の向上 改良又は耐用年数を延長するために要した支出で固定資産の価額に加算するものを資本的支出とする 第 2 条固定資産に関わる支出が 前条の資本的支出と経理規程第 48 条第 2 項に定める修繕費のいずれに該当するかの判定にあたっては 継続的に利用することを条件として 別添 2の 資本的支出と修繕費の区分判定表 を利用して行うことができるものとする ただし 前条に定める原則に照らし 当該判定表によることが明らかに不合理と認められる場合には 個々の支出内容を吟味して判定するものとする 7. 経理規程第 52 条に定める減価償却に関する細則 ( 期中に増加又は減少した資産の償却費 ) 第 1 条期中において資産を取得し 又は譲渡 売却若しくは除却した場合において当該資産の経理規程第 52 条第 1 項及び第 3 項に定める減価償却の計算は 当該資産の当期における使用月数に応じて行うものとする ( 中古資産の耐用年数 ) 第 2 条中古資産を取得した場合における経理規程第 52 条第 4 項に定める耐用年数は 次のいずれかとする (1) 当該資産を当該事業の用に供した以後の使用可能期間の年数 (2) 次の簡便法より計算した残存耐用年数ただし 当該中古資産を事業の用に供するために支出した資本的支出の額が中古資産の取得価額の 50% を超える場合には 簡便法により計算した年数によることはできない 1 法定耐用年数の全部を経過したもの法定耐用年数 20%= 残存耐用年数 2 法定耐用年数の一部を経過したもの法定耐用年数 - 経過年数 +( 経過年数 20%)= 残存耐用年数上記 1 又は2の算式により計算した年数に1 年未満の端数がある時はこれを1 年とし 当該年数が2 年未満であるときは2 年とする ( 計上時期 ) 第 3 条月次原価計算又は月次損益予算管理を行うため 減価償却費の計上を月次決算で行う必要がある場合には 毎会計期間開始の時に当該会計期間の減価償却予定額を計算し この予定額を当該会計期間の月数で除した金額を月次決算において減価償却費として計上するものとする また 当該会計期間に月割り計上した減価償却費の合計額は 会計年度末において当該会計期間に負担すべき減価償却費の年間計上額に洗い替えるものとする 4

8. 経理規程第 53 条に定める退職給付引当金に関する細則 ( 戻入の時期と金額 ) 第 1 条経理規程第 53 条に定める退職給付引当金は 前会計年度末の退職給付引当金の設定対象者が退職した場合には 当該退職者の退職時に 当該退職者に係る前会計年度末の退職給付引当金を退職金 ( 勘定科目は退職給付費用とする ) に充当するものとする 9. 経理規程第 54 条に定める賞与引当金に関する細則 ( 計上額 ) 第 1 条経理規程第 54 条に定める賞与引当金は 原則として 過去の実績 同業他法人の支払状況 労使間の協定内容 法人の業績 法人の人事政策などを勘案して 翌会計期間に支給する賞与の額及び当該賞与に係る法定福利費 ( 当法人の負担額に限る 以下 賞与等 という ) の合計額を見積り その合計額のうち当会計期間に対応する金額を賞与引当金として計上するものとする ( 戻入の時期と金額 ) 第 2 条前条に定める賞与引当金は 前会計年度末に賞与引当金の設定対象となっている賞与の支給があった場合には 当該賞与支給時に 当該賞与引当金を当該賞与支給額及び法定福利費に充当するものとする 10. 経理規程第 55 条に定める徴収不能引当金に関する細則 ( 計上時期 ) 第 1 条経理規程第 55 条に定める徴収不能引当金は 毎会計年度末に当該会計期間の末日における金銭債権に係る徴収不能引当金を計上するものとする ( 計上額 ) 第 2 条前条に定める徴収不能引当金は 会計年度末の金銭債権を個別に評価する債権 ( 以下 個別評価債権 という ) と その他の債権 ( 以下 一括評価債権 という ) に区分して計算するものとする 2 前項に定める個別評価債権は 次の (1) の債権とし その債権に対する徴収不能引当金は 次の (2) により算定するものとする (1) 徴収不能の可能性が極めて高い債権徴収不能の可能性が極めて高い債権とは 破産 経営破綻 ( 以下 破産等 という ) 又は実質的に破産等に陥っている債務者に対する債権をいう 破産等の状態に陥っている債務者とは 法的 形式的な破産等の事実が発生している債務者をいい 例えば 破産 清算 会社整理 和議等の事由が生じている債務者をいう 実質的に破産等に陥っている債務者とは 法的 形式的に破産等の事実は発生していないが 深刻な状態にあると認められる債務者をいうものとする 5

(2) 徴収不能見込額の算定個別評価債権の金額から回収が確実に見込まれる額を控除して算定するものとする 3 第 1 項に定める一括評価債権は 個別評価債権以外の債権とし その債権に対する徴収不能引当金は 一括評価債権の金額に過去の徴収不能額の発生割合を乗じて算定するものとする ( 戻入の時期と金額 ) 第 3 条前条第 2 項に定める徴収不能引当金は 個別評価債権が徴収不能となることが明らかになった場合には 当該徴収不能引当金を当該徴収不能額に充当するものとする また 徴収不能引当金の対象としていた個別評価債権が回収されるなどして当該計上が不要となった場合には 当該不要となった金額は戻入れ 事業活動計算書 特別増減の部 その他特別収益 徴収不能引当金戻入益として計上するものとする 2 前条第 3 項に定める徴収不能引当金は 一括評価債権が徴収不能となることが明らかになった場合には 一括評価債権に係る徴収不能引当金の帳簿残高を限度として 当該徴収不能引当金を当該徴収不能額に充当するものとする 11. 経理規程に定める重要性に関する細則 ( 重要性の基準 ) 第 1 条経理規程第 53 条 第 54 条 第 55 条第 1 項における重要性の判断は 財務諸表等の利用者が 財務諸表等に記載されたこれらの事項の情報に基づいて判断する場合において 誤りの無い判断ができるか否かを考慮して行う必要がある 2 重要性の判断は 原則として個々の事例ごとに 次に掲げる事項を考慮して行うこととする 12. 経理規程第 68 条に定める契約書の作成を省略することができる場合に関する細則 ( 特に軽微な契約の基準 ) 第 1 条経理規程第 68 条第 2 項における特に軽微な契約の判断は 次に掲げる事項を考慮して行うこととする 物品を購入する場合において 売り人が商品を即納してその物品を引き渡すとき 工事の竣工 役務の完了 物品の納入等が 発注又は依頼からおおよそ1ケ月以内に履行されると思われるもので 契約の相手に複数の候補者が選定可能なとき 2 経理規程第 68 条第 2 項におけるその他これに準ずる書面の判断は 次に掲げる事項を考慮して行うこととする 契約の相手側が作成した様式の発注書の控え 見積書及び納品書 6

附則この細則は 平成 25 年 4 月 1 日から実施する 附則この細則は 平成 26 年 4 月 1 日に遡及して実施する 7

別添 1 共通経費の配分基準表 種類 勘定科目 対象 配分基準 配分割合 人件費 兼務職員 拠点区分間従事割合 常勤換算による 本部棟経費の一部 水道光熱費等 専有面積 使用割合 殿町 8 松原 1 支援 1 ぴゅあほーむ ショート拠点区分のサービス区分間 全勘定科目 利用者数割合 ケアホーム 3 ショート 1 拠点区分略標記法人本部生活介護ぴゅあ殿町生活介護ぴゅあ松原相談支援事業所ぴゅあサポートぴゅあほーむ ショート 略標記本部殿町松原支援ほーむ サービス区分略標記 ぴゅあほーむ ぴゅあショート 略標記 ケアホーム ショート 8

修繕費資本的支出別添 2 資本的支出と修繕費の区分判定表 その支出額は ( 1)20 万円未満である その支出の周期は概ね 3 年以内であ る その支出は明らかにその資産の価値を 高めるもの又は耐久性を増すものであ る ( 2) その支出は通常の維持管理のためのも のである その支出は災害等でき損したものの原 状回復費用である その支出額は ( 1)60 万円未満又は前期末取得価額の 10% 以下である その支出は使用可能期間を延長させる部分の金額又はその資産の価値を増加させる部分の金額である 1 法人は 固定資産の計上基準を参酌し 合理的な金額を定めることができるものとする 2 次に掲げる支出は 当該資産の価値を高めるもの又はその耐久性を増すもの ( 資本的支出 ) に該当す る 1 2 3 避難階段の取付けなど物理的に付加された部分の金額 用途変更の為の模様替え等改造改装に直接要した金額 固定資産の部分品を品質又は性能の高いものに取り替えた場合のその取り替えに要すると認められ る金額 9