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日本語参考資料最新版英語はこちら 安定性の高い絶縁型誤差アンプ 特長 時間と温度に対して安定初期精度 : 0.5% 全温度範囲で % 精度タイプ II またはタイプ III 補償回路と互換リファレンス電圧 :.5 V DOSA と互換低消費電力動作 : 合計 7 ma 以下広い電圧電源範囲 V DD : V~0 V V DD : V~0 V 帯域幅 : 400 khz アイソレーション電圧 :.5 kv rms 安全性と規制の認定 ( 申請中 ) UL 認定 :,500 V rms 分間の UL 577 規格 CSA Component Acceptance Notice #5A に準拠 VDE 適合性認定済み DIN V VDE V 0884-0 (VDE V 0884-0): 006- V IORM = 560 V ピーク広い温度範囲動作周囲温度 : 40 C~+5 C 最大ジャンクション温度 : 50 C 概要 は アナログ デバイセズの icoupler 技術を採用した絶縁型誤差アンプです は リニア帰還電源用として最適です の 次側コントローラにより 広く採用されているフォトカプラ ソリューションおよびシャント レギュレータ ソリューションに比較して優れた過渡応答 電力密度 安定性が可能になりました 寿命と高温度に対して電流変換比が不確定なフォトカプラ採用のソリューションとは異なり の伝達関数は寿命中変化せず さらに 40 C~+5 C の広い温度範囲で安定しています は 電源ループ補償技術で広く採用されている広帯域オペアンプを内蔵しています は 高速な過渡状態と過電流状態に対応する帰還ループを実現するためには十分高速です また 電源出力セットポイントと比較するための高精度.5 V リファレンス電圧も内蔵しています は.5 kv rms のアイソレーション電圧定格を持つ小型の 6 ピン QSOP パッケージを採用しています アプリケーション リニア電源インバータ無停電電源 (UPS) DOSA 互換モジュール電圧モニタ 機能ブロック図 V DD 6 V DD GND 5 GND V REG REG REG 4 V REG OUT 4 OUT NC EA OUT EA OUT 5 6 7 Rx Tx 0 +IN IN COMP GND 8 9 GND 5-00 図. 米国特許 5,95,849; 6,87,065; 7,075,9 で保護されています その他の特許は申請中です アナログ デバイセズ社は 提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが その情報の利用に関して あるいは利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません また アナログ デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません 仕様は 予告なく変更される場合があります 本紙記載の商標および登録商標は それぞれの所有者の財産です 日本語版資料は REVISION が古い場合があります 最新の内容については 英語版をご参照ください 0 Analog Devices, Inc. All rights reserved. 本社 / 05-689 東京都港区海岸 -6- ニューピア竹芝サウスタワービル電話 0(540)800 大阪営業所 / 5-000 大阪府大阪市淀川区宮原 -5-6 新大阪トラストタワー電話 06(650)6868

目次 特長... アプリケーション... 概要... 機能ブロック図... 改訂履歴... 仕様... パッケージ特性... 4 適用規格... 4 絶縁および安全性関連の仕様... 4 推奨動作条件... 4 DIN V VDE V 0884-0 (VDE V 0884-0) 絶縁特性... 5 絶対最大定格... 6 ESD の注意... 6 ピン配置およびピン機能説明... 7 代表的な性能特性... 8 テスト回路... アプリケーション情報... 動作原理... 高精度回路の動作... アプリケーションのブロック図... 出力電圧の設定... DOSA モジュール アプリケーション... 4 DC 高精度と磁界耐性... 4 絶縁寿命... 5 パッケージとオーダー情報... 6 外形寸法... 6 オーダー ガイド... 6 改訂履歴 / Revision 0: Initial Version - /6 -

仕様 V DD = V DD = V~0 V T A = T MIN~ T MAX 特に指定のない限り すべての typ 仕様は T A = 5 C V DD = V DD = 5 V で規定します 表. Parameter Test Conditions/Comments Min Typ Max Unit ACCURACY (.5 V EA OUT )/.5 V 00%; see Figure 8 Initial Error T A = 5 C 0.5 0.5 % Total Error T A = T MIN to T MAX 0.5 % OP AMP Offset Error 5 ±.5 +5 mv Open-Loop Gain 66 80 db Input Common-Mode Range 0.5.5 V Gain Bandwidth Product 0 MHz Common-Mode Rejection 7 db Input Capacitance pf Output Voltage Range COMP pin 0..7 V Input Bias Current 0.0 μa ERENCE Output Voltage At 5 C, 0 ma to ma load, C OUT = 5 pf.5.5.5 V 40 C to +5 C, 0 ma to ma load, C OUT = 5 pf..5.7 V Output Current C OUT = 5 pf.0 ma Positive Going Threshold.8.96 V Negative Going Threshold.4.6 V EA OUT Impedance V DD < threshold or V DD < threshold High-Z Ω OUTPUT CHARACTERISTICS Output Gain Output db Bandwidth From COMP to EA OUT, dc, 0. V to.4 V; and from COMP to EA OUT, dc, 0.4 V to 5.0 V From COMP to EA OUT, 0. V to.4 V, ± ma; and from COMP to EA OUT, 0.4 V to 5.0 V, ± ma 0.9.0. V/V.4.6.86 V/V A and S Grades 00 00 khz B and T Grades 50 400 khz Output Voltage EA OUT ± ma output Low 0.4 V High.4.5 V EA OUT ± ma output Low V DD = 4.5 V to 5.5 V 0. 0.6 V High V DD = 4.5 V to 5.5 V 4.8 4.9 V Low V DD = 0 V to 0 V 0. 0.6 V High V DD = 0 V to 0 V 5.0 5.4 V Noise See Figure 8 EA OUT.7 mv rms EA OUT 4.8 mv rms POWER SUPPLY Operating Range, Side V DD.0 0 V Operating Range, Side V DD.0 0 V Power Supply Rejection DC, V DD = V DD = V to 0 V 60 db Supply Current I DD See Figure 8.4.0 ma I DD See Figure 8.9 5.0 ma - /6 -

パッケージ特性 表. Parameter Symbol Min Typ Max Unit Test Conditions/Comments RESISTANCE Input-to-Output R I-O 0 Ω CAPACITANCE Input-to-Output C I-O. pf f = MHz Input Capacitance C I 4.0 pf IC JUNCTION-TO-AMBIENT THERMAL RESISTANCE 6-Lead QSOP θ JA 76 C/W Thermocouple located at center of package underside デバイスは 端子デバイスと見なします すなわち ピン ~ ピン 8 を相互に接続し ピン 9~ ピン 6 を相互に接続します 入力容量は任意の入力データ ピンとグラウンド間 適用規格 は 表 に記載する組織の認定を申請中です 特定のクロスアイソレーション波形と絶縁レベルに対する推奨最大動作電圧については 表 8 と絶縁寿命のセクションを参照してください 表. UL (Pending) CSA (Pending) VDE (Pending) Recognized Under 577 Component Recognition Program Single Protection, 500 V rms Isolation Voltage, 6-Lead QSOP Approved under CSA Component Acceptance Notice #5A Basic insulation per CSA 60950--0 and IEC 60950-, 400 V rms (565 V peak) maximum working voltage Certified according to DIN V VDE V 0884-0 (VDE V 0884-0): 006- Reinforced insulation, 560 V peak File E4400 File 05078 File 47900-4880-000 UL577 に従い 絶縁テスト電圧,000 V rms 以上を 秒間加えて各 を確認テストします ( リーク電流検出規定値 = 5µA) DIN V VDE V 0884-0 に従い 各 に,050 Vpeak 以上の絶縁テスト電圧を 秒間加えることによりテストして保証されています ( 部分放電の検出規定値 =5 pc) (*) マーク付のブランドは DIN V VDE V 0884-0 認定製品を表します 絶縁および安全性関連の仕様 表 4. Parameter Symbol Value Unit Test Conditions/Comments Rated Dielectric Insulation Voltage 500 V rms -minute duration Minimum External Air Gap (Clearance) L(I0).8 min mm Measured from input terminals to output terminals, shortest distance through air Minimum External Tracking (Creepage) L(I0). min mm Measured from input terminals to output terminals, shortest distance path along body Minimum Internal Gap (Internal Clearance) 0.07 min mm Insulation distance through insulation Tracking Resistance (Comparative Tracking Index) CTI >400 V DIN IEC /VDE 00, Part Isolation Group II Material Group DIN VDE 00, /89, Table 推奨動作条件 表 5. Parameter Symbol Min Max Unit OPERATING TEMPERATURE BY MODEL T A A/B 40 +85 C S/T 40 +5 C SUPPLY VOLTAGES V DD, V DD.0 0 V INPUT SIGNAL RISE AND FALL TIMES t R, t F.0 ms すべての電圧はそれぞれのグラウンドを基準とします - 4/6 -

DIN V VDE V 0884-0 (VDE V 0884-0) 絶縁特性 これらのアイソレータは 安全性制限値データ以内でのみのアイソレーション強化に適します 安全性データの維持は 保護回路を使って確実にする必要があります パッケージ表面の (*) マークは 560 Vpeak 動作電圧に対して DIN V VDE V 0884-0 認定済みであることを表示します 表 6. Description Test Conditions/Comments Symbol Characteristic Unit Installation Classification per DIN VDE 00 For Rated Mains Voltage 50 V rms I to IV For Rated Mains Voltage 00 V rms I to III For Rated Mains Voltage 400 V rms I to II Climatic Classification 40/05/ Pollution Degree per DIN VDE 00, Table Maximum Working Insulation Voltage V IORM 560 V peak Input-to-Output Test Voltage, Method B V IORM.875 = V pd(m), 00% production test, V pd(m) 050 V peak t ini = t m = sec, partial discharge < 5 pc Input-to-Output Test Voltage, Method A After Environmental Tests Subgroup V IORM.5 = V pd(m), t ini = 60 sec, V pd(m) 840 V peak t m = 0 sec, partial discharge < 5 pc After Input and/or Safety Test Subgroup and V IORM. = V pd(m), t ini = 60 sec, V pd(m) 67 V peak Subgroup t m = 0 sec, partial discharge < 5 pc Highest Allowable Overvoltage V IOTM 500 V peak Surge Isolation Voltage V PEAK = 0 kv;. µs rise time; 50 µs, 50% fall time V IOSM 4000 V peak Safety Limiting Values Maximum value allowed in the event of a failure (see Figure ) Case Temperature T S 50 C Safety Total Dissipated Power P S.64 W Insulation Resistance at T S V IO = 500 V R S >0 9 Ω.8.6 SAFE LIMITING POWER (W).4..0 0.8 0.6 0.4 0. 0 0 50 00 50 00 AMBIENT 5-004 図. 温度ディレーティング カーブ DIN V VDE V 0884-0 による安全な規定値のケース温度に対する依存性 - 5/6 -

絶対最大定格 特に指定のない限り T A = 5 C 表 7. Parameter Storage Temperature (T ST ) Range Ambient Operating Temperature (T A ) Range Junction Temperature Supply Voltages V DD, V DD V REG, V REG Input Voltages (+IN, IN) Output Voltages OUT, COMP, OUT, EA OUT EA OUT Output Current per Output Pin Common-Mode Transients Rating 65 C to +50 C 40 C to +5 C 40 C to +50 C 0.5 V to +4 V 0.5 V to +.6 V 0.5 V to +.6 V 0.5 V to +.6 V 0.5 V to +5.5 V ma to + ma 00 kv/μs to +00 kv/μs すべての電圧はそれぞれのグラウンドを基準とします 絶縁障壁にまたがる同相モード過渡電圧を表します 絶対最大定格を超える同相モード過渡電圧は ラッチアップまたは永久故障の原因になります 表 8. 最大連続動作電圧 Parameter Max Unit Constraint WAVEFORM AC Voltage Bipolar 560 V peak 50-year minimum lifetime Unipolar V peak 50-year minimum lifetime DC Voltage V peak 50-year minimum lifetime アイソレーション障壁に加わる連続電圧の大きさを意味します 詳細については 絶縁寿命のセクションを参照してください ESD の注意 ESD( 静電放電 ) の影響を受けやすいデバイスです 電荷を帯びたデバイスや回路ボードは 検知されないまま放電することがあります 本製品は当社独自の特許技術である ESD 保護回路を内蔵してはいますが デバイスが高エネルギーの静電放電を被った場合 損傷を生じる可能性があります したがって 性能劣化や機能低下を防止するため ESD に対する適切な予防措置を講じることをお勧めします 上記の絶対最大定格を超えるストレスを加えるとデバイスに恒久的な損傷を与えることがあります この規定はストレス定格の規定のみを目的とするものであり この仕様の動作のセクションに記載する規定値以上での製品動作を定めたものではありません 製品を長時間絶対最大定格状態に置くと製品の信頼性に影響を与えます - 6/6 -

ピン配置およびピン機能説明 V DD 6 V DD 5 GND V REG 4 V REG OUT NC EA OUT 4 5 6 TOP VIEW (Not to Scale) OUT +IN IN EA OUT 7 0 COMP GND 8 9 GND NC = NO CONNECTION. CONNECT PIN 5 TO GND ; DO NOT LEAVE THIS PIN FLOATING. 5-005 図. ピン配置 表 9. ピン機能の説明 ピン番号記号説明 V DD サイド の電源電圧 (.0 V~0 V) µf のコンデンサを V DD と GND の間に接続してください GND サイド のグラウンド基準 V REG サイド の内部電源電圧 µf のコンデンサを V REG と GND の間に接続してください 4 OUT サイド のリファレンス出力電圧 このピンの最大容量 (C OUT ) は 5 pf を超えることはできません 5 NC 未接続 ピン 5 は GND に接続してください このピンをフローティングのままにしないでください 6 EA OUT 絶縁型出力電圧 オープン ドレイン出力 ma までの電流に対して EA OUT と V DD との間にプルアップ抵抗を接続し てください 7 EA OUT 絶縁型出力電圧 8 GND サイド のグラウンド基準 9 GND サイド のグラウンド基準 0 COMP オペアンプ出力 ループ補償回路を COMP ピンと IN ピンの間に接続することができます IN 反転オペアンプ入力 ピン は 電源セットポイントと補償回路の接続用です +IN 非反転オペアンプ入力 ピン は リファレンス入力として使用することができます OUT サイド のリファレンス出力電圧 このピンの最大容量 (C OUT ) は 5 pf を超えることはできません 4 V REG サイド の内部電源電圧 µf のコンデンサを V REG と GND の間に接続してください 5 GND サイド のグラウンド基準 6 V DD サイド の電源電圧 (.0 V~0 V) µf のコンデンサを V DD と GND の間に接続してください - 7/6 -

代表的な性能特性 V DDx = 0V V DDx = 5V.8.7 I DD (ma) OUT ACCURACY (V).6.5.4. 0 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-07. 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-00 図 4.I DD 電源電流の温度特性 図 7. OUT 精度の温度特性 5 V DDx = 0V V DDx = 5V.0 I DD (ma) 4 EA OUT ACCURACY (%) 0.5 0 0.5 0 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-08.0 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-0 図 5.I DD 電源電流の温度特性 図 8.EA OUT 精度の温度特性 INPUT BIAS CURRENT (na) 0 8 6 4 OP AMP OFFSET VOLTAGE (mv) 0 0 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-09 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-0 図 6.+IN IN 入力バイアス電流の温度特性 図 9. オペアンプ オフセット電圧の温度特性 - 8/6 -

00 0 OP AMP OPEN-LOOP GAIN (db) 90 80 70 60 EA OUT OFFSET (mv) 0 40 60 80 50 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-0 00 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-06 図 0. オペアンプ オープン ループ ゲインの温度特性 図.EA OUT オフセットの温度特性.05 0.04 50 EA OUT GAIN (V/V).0.0 EA OUT OFFSET (mv) 00 50 00.0 50.00 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-04 00 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-07 図.EA OUT ゲインの温度特性 図 4.EA OUT オフセットの温度特性.70 EA OUT GAIN (V/V).68.66.64.6.60 40 0 0 0 40 60 80 00 0 40 5-05 CH 0mV Ω CH 0mV Ω M4.0µs A CH.8V T 0.4ns 5-08 図.EA OUT ゲインの温度特性 図 5. テスト回路 による出力ノイズチャンネル = EA OUT (0 mv/div) チャンネル = EA OUT (0 mv/div) - 9/6 -

CH 00mV Ω CH 00mV Ω Mµs A CH 44mV CH 00mV Ω T 0s 5-09 CH 0mV Ω CH 50mV Ω Mµs A CH 99mV CH 0mV Ω T 5.9µs 5-00 図 6. テスト回路 による出力 00 khz 信号チャンネル = +IN チャンネル = EA OUT チャンネル = EA OUT 図 7. テスト回路 による出力方形波応答チャンネル = +IN チャンネル = EA OUT チャンネル = EA OUT - 0/6 -

テスト回路 µf µf V DD GND V REG REG REG V DD 6 GND 5 V REG 4 µf µf OUT 4 OUT NC EA OUT EA OUT 5 6 7 Rx Tx +IN IN COMP 0 680Ω.nF GND 8 9 GND 5-00 図 8. テスト回路 µf µf V DD GND V REG REG REG V DD 6 GND 5 V REG 4 µf µf OUT 4 OUT R OD NC EA OUT EA OUT 5 6 7 Rx Tx +IN IN COMP 0 680Ω.nF GND 8 9 GND 5-00 図 9. テスト回路 µf µf V DD GND V REG REG REG V DD 6 GND 5 V REG 4 µf µf R OD OUT NC EA OUT EA OUT 4 5 6 7 Rx Tx OUT +IN IN COMP 0 GND 8 9 GND 5-0 図 0. テスト回路 - /6 -

アプリケーション情報 動作原理 のテスト回路では ( 図 8~ 図 0 参照 ) V~0 V の外付け電源電圧が V DD ピンと V DD ピンに接続され 内蔵レギュレータが の両サイドの内部回路を動作させる.0 V を供給しています 内蔵の高精度.5 V リファレンスは 絶縁型誤差アンプに ±% 精度のリファレンスを供給しています 回路は V DDx 電源をモニタして.8 V の立上がりスレッショールドに到達したとき内部回路をターンオンし V DDx が.6 V を下回ると 誤差アンプをターンオフして出力を高インピーダンス状態にします デバイス右側のオペアンプには非反転 +IN ピンと反転 IN ピンがあり 絶縁型 DC/DC コンバータ出力で通常は分圧器を介して帰還電圧を接続することができます COMP ピンはオペアンプ出力で 補償回路の抵抗部品とコンデンサ部品の接続に使用することができます COMP ピンは内部で Tx トランスミッタ ブロックを駆動しています このブロックはオペアンプ出力電圧をデジタル アイソレータ トランスの駆動に使用されるエンコード出力に変換します の左側では 信号をアンプ ブロック駆動電圧に変換する Rx ブロックにより トランス出力 PWM 信号がデコードされます このアンプ ブロックは EA OUT ピンに出力される誤差アンプ出力を発生します EA OUT ピンは ± ma 供給可能で 電圧レベルは 0.4 V~.4 V です このピンは 一般に DC/DC 回路で PWM コントローラ入力の駆動に使用されます コントローラ駆動のためにさらに高い出力電圧を必要とするアプリケーションに対応するため 5 V 電源へのプルアップ抵抗を持つ出力に対して 0.6 V~4.8 V の出力電圧で最大 ± ma を供給できる E AOUT ピン出力の使用方法を図 9 に説明します EA OUT プルアップ抵抗を 0 V~0 V の電源に接続する場合 最小入力動作 5 V を必要とする PWM コントローラでの使用を可能にするため出力は最小 5.0 V に規定されます 高精度回路の動作 高精度回路の安定性については図 8 と図 9 を参照してください の右側のオペアンプ ( IN ピンから COMP ピンまで ) は 0 MHz のユニティ ゲイン帯域幅 (UGBW) を持っています 図 のボード線図 に オペアンプ単体を点線で示し 0 MHz の極も示します 図 に リニア アイソレータ単体 ( オペアンプ出力から 出力までのブロック リニア アイソレータと表示 ) も示します これにより約 400 khz に極が発生しています オペアンプとリニア アイソレータのこの総合ボード線図では クロスオーバー周波数までの IN ピンから EA OUT ピンまでの位相シフトは約 80 であることを示しています 80 の位相シフトではシステムが不安定になるため 図 8 と図 9 のテスト回路に示す. nf のコンデンサと 680 Ω の抵抗で構成される積分器構成を追加するとシステムの安定に役立ちます 図 の積分器構成を追加したボード線図 では システムは約 00 khz で 0 db と交差しますが 位相シフトが約 0 になり 安定な 60 位相マージンとなるため回路は安定化します この回路は高精度テストでのみ使用され 実際のアプリケーションでは使用されません これは 誤差アンプのループにアイソレーション障壁を跨ぐ 680 Ω の抵抗が含まれ この抵抗によりアイソレーション障壁を跨ぐリーク電流が流れるためです このテスト回路の場合 GND と GND を接続して 680 Ω の抵抗接続で生ずるリーク電流のリターン経路を作る必要があります AMPLITUDE (db) 00 PHASE ( ) 00 90 80 AMPLITUDE (db) 00 PHASE ( ) 00 90 80 OP AMP AND LINEAR ISOLATOR LINEAR ISOLATOR POLE AT 400kHz OP AMP ALONE 00 k 0k 00k M 0M INTEGRATOR CONFIGURATION LINEAR ISOLATOR FREQUENCY (Hz) k 0k 00k M 0M FREQUENCY (Hz) 図. ボード線図 OP AMP AND LINEAR ISOLATOR 00 k 0k 00k M 0M 5-006 LINEAR ISOLATOR POLE AT 400kHz OP AMP ALONE FREQUENCY (Hz) k 0k 00k M 0M FREQUENCY (Hz) 図. ボード線図 アプリケーションのブロック図 図 に 次側制御に絶縁型誤差アンプを使用する の代表的なアプリケーションを示します のオペアンプは オペアンプの IN ピンに抵抗分圧器を使用して出力電圧 V OUT を帰還させる誤差アンプとして使用されます この構成は.5 V の内蔵リファレンスに接続された +IN ピンと比較して COMP ピンの出力信号を反転させます 例えば 負荷のステップのために出力電圧 V OUT が低下すると IN ピンの分圧器電圧が +IN リファレンス電圧を下回り COMP ピン出力信号がハイ レベルになります オペアンプの COMP 出力はエンコードされた後に デジタル アイソレータ トランス ブロックでデコードされて の出力をハイ レベルに駆動する信号へ戻されます 5-007 - /6 -

の出力は PWM コントローラの COMP ピンを駆動します この PWM コントローラは COMP ピンがロー レベルの場合にのみ PWM ラッチ出力をロー レベルへリセットするようにデザインされています COMP ピンがハイ レベルになると ラッチ PWM コンパレータが PWM デューティ サイクル出力を発生します この PWM デューティ サイクル出力は パワー ステージを駆動して レギュレーション状態に戻るまで V OUT 電圧を上昇させます PWM CONTROLLER V FB ERROR AMP COMP OSC LATCHING PWM CURRENT SENSE V IN POWER STAGE L O DCR C O ESR + V OUT PWM CONTROLLER V FB EA OUT ERROR AMP COMP OSC LATCHING PWM C C CURRENT SENSE R V IN POWER STAGE COMPENSATION NETWORK COMP OP AMP.5V L O IN +IN OUT DCR C O ESR + V OUT 5-009 EA OUT COMP C COMPENSATION NETWORK C R OP AMP.5V IN +IN OUT 図. アプリケーション ブロック図 パワー ステージ出力は 出力容量でフィルタされます ( アプリケーションによってはインダクタでフィルタされます ) 様々なエレメントが制御ループのゲインと位相に寄与し 安定性が決定されます 出力フィルタ L と出力フィルタ C の成分により つの極が発生します オペアンプは 0 MHz に極を持ち ( 図 参照 ) リニア アイソレータは 400 khz に極を持ちます ( 図 と図 参照 ) 出力コンデンサとその ESR によって 部品のタイプと値によって決まる周波数にゼロ点が追加されることがあります が提供する誤差アンプにより IN ピンと COMP ピンの間に補償回路を提供し 制御ループを補償して安定化します 補償回路値は 選択するアプリケーションと部品に依存します 回路部品値の情報は 選択する PWM コントローラのに記載されています には EA OUT と EA OUT の 種類の誤差アンプ出力があります ± ma を駆動できる EA OUT 出力では最小.4 V の最大ハイ出力電圧が保証されていますが いくつかの PWM コントローラでは COMP ピンを駆動するには不十分なことがあります EA OUT ピンは ± ma を駆動でき V DD = 0 V~0 V の電圧範囲で 5.0 V を保証する出力範囲を持っています これは 多くの PWM コントローラの COMP ピンで動作します EA OUT ピンの 5 V 最小出力が PWM コントローラの COMP ピンを駆動するために不十分なアプリケーションでは 例えば 6 V 以上の COMP ピン電圧で動作するコントローラでは EA OUT を使って PWM コントローラの誤差アンプの FB ピンを駆動してください ( 図 4 参照 ) PWM コントローラの V 電圧レベル (typ) は約.5 V または.5 V で FB ピンのリファレンス レベルを設定します 図 4 では EA OUT 出力が.5 V のリファレンスを使用する PWM コントローラに使用されています 5-008 図 4. アプリケーション ブロック図 図 4 に示すように オペアンプでは V OUT 出力分圧器からの帰還電圧が +IN ピンに接続され +.5 V リファレンス電圧が IN ピンに接続されています この構成では 負荷ステップにより V OUT 電圧が降下すると の COMP ピンはロー レベルになります EA OUT ピンは COMP ピンに追従してロー レベルになり PWM コントローラの FB ピンに接続されます PWM コントローラの誤差アンプは非反転入力にリファレンス (V ) を持っているため FB ピンがロー レベルになると 誤差アンプ出力の COMP ピンがハイ レベルになります COMP ピンがハイ レベルになると ラッチ PWM コンパレータが PWM デューティ サイクル出力を発生します この PWM デューティ サイクル出力は パワー ステージを駆動して レギュレーション状態に戻るまで V OUT 電圧を上昇させます アプリケーション ブロック図 ( 図 と図 4) に を使用して絶縁型 DC/DC コンバータの制御ループで絶縁型帰還を提供する つの方法を示します 両図では ループは約.5 V のリファレンス電圧で閉じられ 温度に対して ±% の高精度を提供しています オペアンプは 0 MHz の大きなゲイン帯域幅を持ち DC/DC コンバータは高いスイッチング速度で動作でき 出力フィルタ L と出力フィルタ C の部品値を小さく抑えています 誤差アンプ出力の 400 khz の帯域幅は 5 khz~ 最大 50 khz の帯域幅を持つ代表的なシャント レギュレータ ソリューションおよびフォトカプラ ソリューションより高速なループ応答と優れた過渡応答を提供します 出力電圧の設定 アプリケーション回路の出力電圧は 電圧分圧器の 本の抵抗で設定することができます ( 図 5 参照 ) 出力電圧は次式で与えられます ここで V =.5 V V OUT = V (R + R )/R () - /6 -

ERROR AMP ISOLATED DC-TO-DC SUPPLY V IN = 0.5V TO.5V V.5V IN +IN OUT 図 5. 出力電圧の設定 DOSA モジュール アプリケーション R R V OUT 図 6 に を使用した DOSA (Distributed-power Open Standards Alliance) 回路のブロック図を示します このブロック図は 抵抗の組み合わせを使って出力電圧設定値を発生するための DOSA 標準電源モジュール回路内での の.5 V リファレンスと誤差アンプの使用方法を示しています の.5 V リファレンス電圧は 40 C~+5 C の温度範囲で ±% と規定されています モジュールの出力電圧を設定する抵抗値の選択については 表 0 を参照してください 必要とされるモジュールに応じて V OUT >.5 V または V OUT <.5 V の 種類の V OUT 範囲を選択することができます ERROR AMP DOSA MODULE V IN = 0.5V TO.5V V.5V R 5 R R R 4 R 6 R V OUT 図 6.DOSA モジュール 表 0.DOSA モジュールの抵抗値 R TRIM-UP R TRIM-DOWN 5-00 OPTIONAL TRIM UP OR TRIM DOWN RESISTOR OR ±0% OF NOMINAL VALUE ACCORDING TO DOSA Module Nominal Output R R4 R5 R6 V OUT >.5 V kω kω 0 Ω Open V OUT <.5 V kω 0 Ω.05 kω.96 kω V OUT >.5 V 5. kω 5. kω 0 Ω Open V OUT <.5 V 5. kω 0 Ω 0.5 kω 0.0 kω DC 高精度と磁界耐性 アイソレータ入力での正および負のロジック変化により 狭いパルス ( 約 ns) がトランスを経由してデコーダに送られます デコーダは双安定であるため パルスによるセットまたはリセットにより入力ロジックの変化が表されます μs 以上入力にロジック変化がない場合 該当する入力状態を表す周期的な一連の更新パルスが出力の DC 高精度を確保するために送出されます 5-0 デコーダが約 µs 間以上この内部パルスを受信しないと 入力側が電源オフであるか非動作状態にあると見なされ ウォッチドッグ タイマ回路によりアイソレータ出力が強制的にデフォルトの高インピーダンス状態にされます さらに スレッショールドを通過する前に電源が立上がる間に 出力がデフォルトの高インピーダンス状態になります は 外部磁界に対して耐性を持っています の磁界耐性の限界は トランスの受信側コイルに発生する誘導電圧が十分大きくなって デコーダをセットまたはリセットさせる誤動作の発生により決まります この状態が発生する条件を以下の解析により求めます の V 動作は最も感度の高い動作モードであるため この条件を調べます トランス出力でのパルスは.0 V 以上の振幅を持っています デコーダは約 0.5 V の検出スレッショールドを持つので 誘導電圧に対しては 0.5 V の余裕を持っています 受信側コイルへの誘導電圧は次式で与えられます V = ( dβ/dt) π r n, n =,,, N ここで β は磁束密度 (Gauss) r n = 受信側コイル巻き数 n 回目の半径 (cm) N は受信側コイルの巻き数 受信側コイルの形状が与えられ かつ誘導電圧がデコーダにおける 0.5 V 余裕の最大 50% であるという条件が与えられると 最大許容磁界は図 7 のように計算されます MAXIMUM ALLOWABLE MAGNETIC FLUX DENSITY (kgauss) 00 0 0. 0.0 0.00 k 0k 00k M 0M MAGNETIC FIELD FREQUENCY (Hz) 図 7. 最大許容外付け磁束密度 00M 例えば 磁界周波数 = MHz で 最大許容磁界 = 0.0 Kgauss の場合 受信側コイルでの誘導電圧は 0.5 V になります これは検出スレッショールドの約 50% であるため 出力変化の誤動作はありません 同様に 仮にこのような条件が送信パルス内に存在しても ( さらに最悪ケースの極性であっても ) 受信パルスが.0 V 以上から 0.75V へ減少されるため デコーダの検出スレッショールド 0.5 V に対してなお余裕を持っています 前述の磁束密度値は トランスから与えられた距離だけ離れた特定の電流値に対応します 図 8 に 周波数の関数としての許容電流値を与えられた距離に対して示します 図 8 から読み取れるように は耐性を持ち 影響を受けるのは 高周波でかつデバイスに非常に近い極めて大きな電流の場合に限られます MHzの例では デバイス動作に影響を与えるためには 0.7 kaの電流をから5 mmの距離まで近づける必要があります 5-0 - 4/6 -

MAXIMUM ALLOWABLE CURRENT (ka) 000 00 0 0. DISTANCE = 00mm DISTANCE = 5mm DISTANCE = m 0.0 k 0k 00k M 0M 00M MAGNETIC FIELD FREQUENCY (Hz) 図 8. 様々な電流値と までの距離に対する最大許容電流 5-0 これらの様々なアイソレーション電圧波形を示します バイポーラ AC 電圧環境は icoupler 製品に対するワーストケースであるため 最大動作電圧に対してアナログ デバイセズが推奨する 50 年の動作寿命時間になっています ユニポーラ AC またはユニポーラ DC 電圧の場合 絶縁に加わるストレスは大幅に少なくなります このために高い動作電圧での動作が可能になり さらに 50 年のサービス寿命を実現することができます 図 0 または図 に適合しない絶縁電圧波形は バイポーラ AC 波形として扱う必要があり ピーク電圧は表 8 に示す 50 年寿命電圧値に制限する必要があります 図 0 に示す電圧は 説明目的のためにのみ正弦波としています すなわち 0 V とある規定値との間で変化する任意の電圧波形とすることができます 規定値は正または負となることができますが 電圧は 0 V を通過することはできません RATED PEAK VOLTAGE 0V 5-04 絶縁寿命 すべての絶縁構造は 十分長い時間電圧ストレスを受けるとブレークダウンします 絶縁性能の低下率は 絶縁に加えられる電圧波形の特性に依存します アナログ デバイセズは 規制当局が行うテストの他に 広範囲なセットの評価を実施して の絶縁構造の寿命を測定しています アナログ デバイセズは 定格連続動作電圧より高い電圧レベルを使った加速寿命テストを実施しています 複数の動作条件に対する加速ファクタを求めました これらのファクタを使うと 実際の動作電圧での故障までの時間を計算することができます 表 8 に バイポーラ AC 動作条件での 50 年サービス寿命に対するピーク電圧の値を示します 多くのケースで 実証された動作電圧は 50 年サービス寿命の電圧より高くなっています これらの高い動作電圧での動作は ケースによって絶縁寿命を短くすることがあります の絶縁寿命は アイソレーション障壁に加えられる電圧波形のタイプに依存します icoupler 絶縁構造の性能は 波形がバイポーラ AC ユニポーラ AC DC のいずれであるかに応じて 異なるレートで低下します 図 9 図 0 図 に 図 9. バイポーラ AC 波形 RATED PEAK VOLTAGE 0V 図 0. ユニポーラ AC 波形 RATED PEAK VOLTAGE 0V 図.DC 波形 5-05 5-06 - 5/6 -

パッケージとオーダー情報 外形寸法 0.97 (5.00) 0.9 (4.90) 0.89 (4.80) 6 9 8 0.58 (4.0) 0.54 (.9) 0.50 (.8) 0.44 (6.0) 0.6 (5.99) 0.8 (5.79) 0.065 (.65) 0.049 (.5) 0.069 (.75) 0.05 (.5) 0.00 (0.5) 0.006 (0.5) 0.00 (0.5) 0.00 (0.5) 0.00 (0.5) 0.004 (0.0) COPLANARITY 0.004 (0.0) 0.05 (0.64) BSC 0.0 (0.0) 0.008 (0.0) SEATING PLANE 8 0 0.050 (.7) 0.06 (0.4) 0.04 (.04) COMPLIANT TO JEDEC STANDARDS MO-7-AB CONTROLLING DIMENSIONS ARE IN INCHES; MILLIMETER DIMENSIONS (IN PARENTHESES) ARE ROUNDED-OFF INCH EQUIVALENTS FOR ERENCE ONLY AND ARE NOT APPROPRIATE FOR USE IN DESIGN. 0-8-008-A 図.6 ピン シュリンク スモール アウトライン パッケージ [QSOP] (RQ-6) 寸法表示 : インチ (mm) オーダー ガイド Model Temperature Range Bandwidth (Typical) Package Description ARQZ 40 C to +85 C 00 khz 6-Lead QSOP RQ-6 ARQZ-RL7 40 C to +85 C 00 khz 6-Lead QSOP RQ-6 BRQZ 40 C to +85 C 400 khz 6-Lead QSOP RQ-6 BRQZ-RL7 40 C to +85 C 400 khz 6-Lead QSOP RQ-6 SRQZ 40 C to +5 C 00 khz 6-Lead QSOP RQ-6 SRQZ-RL7 40 C to +5 C 00 khz 6-Lead QSOP RQ-6 TRQZ 40 C to +5 C 400 khz 6-Lead QSOP RQ-6 TRQZ-RL7 40 C to +5 C 400 khz 6-Lead QSOP RQ-6 EVAL-EBZ Evaluation Board Package Option Z = RoHS 準拠製品 - 6/6 -