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2) 社内外相談窓口についてまた ストレスチェック制度に基づく医師の面接指導以外にも 社内外に以下のような相談窓口が用意されています 今回のストレスチェックの結果に関わらず どなたでも利用できますので 体調面で何か気になることがあればご相談ください [ 社内相談窓口 ] 会社 部健康管理室保健師 連

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

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MR通信H22年1月号

平29・6・13(火) 平成29年度 神奈川県医師会 産業医部会 総会・研修会

Microsoft PowerPoint - CocoroClover_紹介資料(VirtualShowroom用)

特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

Microsoft PowerPoint - 020_改正高齢法リーフレット<240914_雇用指導・

安全衛生管理規程作成例

(3) 始業 終業時刻が労働者に委ねられることの明確化裁量労働制において 使用者が具体的な指示をしない時間配分の決定に始業及び終業の時刻の決定が含まれることを明確化する (4) 専門業務型裁量労働制の対象労働者への事前通知の法定化専門業務型裁量労働制の導入に当たり 事前に 対象労働者に対して 1 専

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

2. ストレスチェック及び面接指導の実施 常時使用する労働者に対して 医師 保健師等による心理的な負担の程度を把握するための検査 ( ストレスチェック ) の実施を事業者に義務付け ( 労働者 50 人未満の事業場については当分の間努力義務 ) 検査の結果 一定の要件に該当する労働者から申出があった

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

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特定個人情報の取扱いの対応について


今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

66 条の 6 改正のねらい 果通知 第 第 1 章改正労働安全衛生法 逐条解説 第 5 節 すべての健康診断結果の労働者への通知 特殊健康診断結果の追加 ( 第 66 条の 6 関係 ) 労働安全衛生法において 一般健康診断については 健康診断の実施後にその結果を本人へ通知する義務が規定されている

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項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

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相談件数 相談主体別 合計 ( 注 1) 行政機関 職員 事業者 労働者 一般 国民 弁護士 等 不明 その他 件数 相談内容別 ( 重複あり ) ( 注 2) 法律解釈 行政機関 ガイドライン 民間事業者 ガイドライン 教

者が負う民事上の安全配慮義務の履行であり そのために必要な心身の状態の情報を適正に収集し 活用する必要がある 一方 労働者の個人情報を保護する観点から 現行制度においては 事業者が心身の状態の情報を取り扱えるのは 労働安全衛生法令及びその他の法令に基づく場合や本人が同意している場合のほか 労働者の生

●アレルギー疾患対策基本法案

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

導やメンタルヘルス相談を利用すること イ管理監督者管理監督者は 職場の管理監督者として ストレスチェックの集団分析結果等に基づく職場環境等の改善を通したストレスの軽減 部下からの相談への対応を行う また 管理監督者自身も必要に応じて ストレスチェック及びその結果に基づく面接指導 メンタルヘルス相談を

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

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京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

特定個人情報の取扱いの対応について

2 安全衛生教育の実施等 () 6 派遣労働者を雇い入れたときに雇入れ時の安全衛生教育を行 はい いいえ っています () 7 派遣労働者の派遣先事業場を変更するなど 作業内容を変更 はい いいえ したときは 当該派遣労働者に対し 作業内容変更時の安全 衛生教育を行っています ()() 8 6 及び

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

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第12次労働災害防止計画の評価

市報2016年3月号-10

Taro-07_学校体育・健康教育(学

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

足場関係審議会説明資料(当日配布セット版)

法律第三十三号(平二一・五・一)

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案に対する附帯決議

Microsoft Word - 【通達】健康増進法の一部を改正する法律の公布について(健発0725第1号)

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

中小企業信用保険法第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに係る 事業資金等の信用保証料に対する豊中市助成制度要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 中小企業信用保険法 ( 昭和 2 5 年法律第 号 ) 第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに規定する特定中小企業者

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

Microsoft PowerPoint - 記者向け説明会資料

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

02_(案の2①)概要資料(不均一)

基発第 号 「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針の一部を改正する指針」の周知等について

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031.doc

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山梨県産業廃棄物処理業者等不利益処分要領 ( 目的 ) 第 1 条この要領は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ( 昭和 45 年法律第 137 号 以下 法 という ) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令 ( 昭和 46 年政令第 300 号 ) 及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

未来投資会議構造改革徹底推進会合 地域経済 インフラ 会合 ( 農林水産業 ) 資料 1 卸売市場を含めた食品流通の構造改革について 平成 30 年 3 月 7 日 ( 水 ) 食料産業局

らの物質を麻薬又は特定麻薬向精神薬原料として規制するため必要な措置を とるものであること 第 2 改正の内容 1 麻薬 麻薬原料植物 向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令の一部改正 (1) 次の8 物質を新たに麻薬に指定した 1N ( アダマンタン 1 イル ) 1 (5 フルオロペンチル )

Taro-別紙2

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は


0 表紙

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

チェックを受けるときは 正直に回答することが重要であること 四本人が面接指導を申し出た場合や ストレスチェックの結果の会社への提供に同意した場合に 会社が入手した結果は 本人の健康管理の目的のために使用し それ以外の目的に利用することはないこと 第 2 章ストレスチェック制度の実施体制 ( ストレス

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

安全管理規程

(頭紙)公布通知

01 施行通知(都道府県宛)

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

個人情報の保護に関する規程(案)

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

180612改正法案経過

Taro-化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律案 新旧対照条文

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

JISQ 原案(本体)

弘前市告示第   号

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

Transcription:

労働安全衛生法の一部を改正する法律 平成 26 年法律第 82 号 の概要 化学物質による健康被害が問題となった胆管がん事案など最近の労働災害の状況を踏まえ 労働災害を未然防止するための仕組みを充実 特別規則で規制されていない化学物質が原因で胆管がんの労災事案が発生 化学物質のリスクを事前に察知して対応する必要性 精神障害の労災認定件数の増加 労働者の健康状態を把握し メンタル不調に陥る前に対処する必要性 同一企業における同種の災害の発生 当該企業の他の事業所における災害発生を未然に防止する必要性等 1. 化学物質管理のあり方の見直し 特別規則の対象にされていない化学物質のうち 一定のリスクがあるもの等について 事業者に危険性又は有害性等の調査 リスクアセスメント を義務付け 2. ストレスチェック制度の創設 前回提出法案 から修正 労働者の心理的な負担の程度を把握するための 医師 保健師等による検査 ストレスチェック の実施を事業者に義務付け ただし 従業員 50 人未満の事業場については当分の間努力義務とする ストレスチェックを実施した場合には 事業者は 検査結果を通知された労働者の希望に応じて医師による面接指導を実施し その結果 医師の意見を聴いた上で 必要な場合には 作業の転換 労働時間の短縮その他の適切な就業上の措置を講じなければならないこととする 3. 受動喫煙防止対策の推進 前回提出法案 から修正 受動喫煙防止のため 事業者及び事業場の実情に応じ適切な措置を講ずることを努力義務とする規定を設ける 4. 重大な労働災害を繰り返す企業への対応 厚生労働大臣が企業単位での改善計画を作成させ 改善を図らせる仕組みを創設 計画作成指示等に従わない企業に対しては大臣が勧告する それにも従わない企業については 名称を公表する 5. 外国に立地する検査機関等への対応 国際的な動向を踏まえ ボイラーなど特に危険性が高い機械を製造等する際に受けなければならないこととされている検査等を行う機関のうち 外国に立地するものについても登録を受けられることとする 6. 規制 届出の見直し等 建設物又は機械等の新設等を行う場合の事前の計画の届出 法第 88 条第 1 項 を廃止 特に粉じん濃度が高くなる作業に従事する際に使用が義務付けられている電動ファン付き呼吸用保護具を型式検定 譲渡制限の対象に追加 前回提出法案 と同様の内容 施行期日 : 公布の日から起算して それぞれ 6 は 6 月 3 4 5 は 1 年 2 は 1 年 6 月 1 は 2 年を超えない範囲内において政令で定める日 第 179 回国会にメンタルヘルス対策 受動喫煙防止対策などを内容とする労働安全衛生法の一部を改正する法律案を提出し 第 181 回国会で衆議院の解散により審議されず廃案となった 1

危険 有害な物質に対する個別規制対象外の物質でも 使用量や使用法によっては労働者の安全や健康に害を及ぼすおそれ 胆管がん事案 の原因物質も発生時は特別規則による個別規制対象外 現行改正後 一定の危険性 有害性が確認されている化学物質 安全データシート の交付が義務づけられている 640 物質 について 事業者に危険性又は有害性等の調査 リスクアセスメント を義務付ける 製造禁止個別規制 リスクアセスメント努力義務 安全データシート 交付義務 交付努力義務 製造禁止個別規制リスクアセスメント義務 リスクアセスメント努力義務 安全データシート 交付義務強化部分 交付努力義務 石綿等重度の健康障害あり 十分な防止対策なし 健康障害多発 特にリスクの高い業務あり PCB 等一定の危険 有害な物質危険性 有害性が確認されていない物質健康障害発生 使用量や使用法によってリスクあり 8 物質 116 物質 640 物質約 6 万物質胆管がん発生 制度改正の概要 1. 化学物質管理のあり方の見直し 新規法改正事項 2

2. ストレスチェック制度の創設 前回法案から修正 精神障害の労災認定件数が 3 年連続で過去最高を更新するなど増加 21 年度 :234 22 年度 :308 23 年度 :325 24 年度 :475 労働者の心理的な負担の程度を把握するための 医師 保健師等による検査 ストレスチェック の実施を事業者に義務づける ただし 従業員 50 人未満の事業場については 当分の間努力義務とする ストレスチェックを実施した場合には 事業者は 検査結果を通知された労働者の希望に応じて医師による面接指導を実施し その結果 医師の意見を聴いた上で 必要な場合には 作業の転換 労働時間の短縮その他の適切な就業上の措置を講じなければならないこととする 国は ストレスチェックを行う医師 保健師等に対する研修の充実 強化 労働者に対する相談 情報提供体制の整備に努めるものとする ストレスチェック制度の概要 医師 保健師等がストレスチェックを実施 ひどく疲れた 不安だ ゆううつだ等 結果通知 気づきの促進 労働者 B 相談 指導 産業医 保健師等 A1 面接の申出 産業医を通じての申出も可能 申出を理由とする不利益取扱を禁止 労働者の意向尊重 労働者の同意を得て通知 A5 事後措置の実施 事業者 A3 面接指導の実施 A2 面接の実施依頼 A4 医師から意見聴取 時間外労働の制限 作業の転換等について意見 産業医 地域産業保健センター等 医師 相談 情報提供 相談 情報提供機関 連携 医療機関 3

4 3. 受動喫煙防止対策の推進 前回法案から修正 前回の法案の内容 全ての事業者に職場の全面禁煙又は空間分煙を義務化 飲食店等は 当分の間 たばこ煙を一定の濃度以下に保つ又は一定量以上の換気を行うことでも可とする 義務化した場合 国の支援策がなくなり 取組が進まなくなるおそれがあることや 建議後に受動喫煙対策に取り組んでいる事業場が増加していることも勘案し 法案の内容を検討すべきと労働政策審議会が建議 平成 25 年 12 月 受動喫煙を防止するため 事業者及び事業場の実情に応じ適切な措置を講ずることを事業者の努力義務とする 受動喫煙防止対策に取り組む事業者に対し 国は 受動喫煙の防止のための設備の設置の促進等の必要な援助に努めるものとする 国による支援措置の概要 平成 25 年度実施の支援措置の概要 受動喫煙防止対策助成金 助成対象 : 全ての業種の中小企業事業主 助成対象 : 喫煙室の設置のための費用 助成率等 : 上記費用の 1/2 上限 200 万円 受動喫煙防止対策に関する無料相談窓口 喫煙室の設置 飲食店の喫煙エリアにおける浮遊粉じんの濃度基準への対応など各種相談について 専門家による無料電話相談を実施 依頼者の希望に応じて 無料実地指導も実施 経営者 人事担当及び安全衛生担当者を対象とした受動喫煙防止対策に関する説明会を実施 たばこ煙の濃度等の測定機器の無料貸出 職場の空気環境を確認するために たばこ煙の濃度や喫煙室の換気の状態を測定する機器 粉じん計 風速計 の無料貸し出しを実施

4. 重大な労働災害を繰り返す企業への対応 新規法改正事項 同様の重大な労働災害が同一企業の別の事業場で繰り返し発生する事案が散見 安全衛生関係法令に違反し 一定期間内に同様の重大な労働災害を複数の事業場で繰り返し発生させた企業に対し 改善計画の作成等を指示できる仕組みを創設する 具体的な要件は省令等で定める予定 企業が計画の作成指示や変更指示に従わない場合や計画を実施しない場合は勧告を行い 勧告に従わない場合に企業名を公表する仕組みを創設する 新たに設ける仕組みの概要 同一企業内で 安全衛生関係法令に違反し 同様の重大な労働災害が繰り返し発生 労働災害が繰り返し発生した後も 企業として改善に取り組んでいない 具体的な要件は省令等で定める予定 厚生労働大臣が企業に対し 全社的な改善計画 の作成を指示 重大な労働災害の定義 省令で定める予定 1 死亡災害 2 障害等級 7 級以上の災害 作成しない 計画を作成 計画が著しく不適当 厚生労働大臣が計画の変更を指示 変更しない 計画を実施 計画を変更 計画の実施状況を確認 企業全体で改善! 実施しない 厚生労働大臣が勧告 従わない 企業名を公表 5

6 5. 外国に立地する検査機関等への対応 新規法改正事項 世界的に貿易の障壁の撤廃に向けた動きが進む中で 国際化に対応する観点から規制を見直す必要 6. 規制 届出の見直し等 規制 届出の見直し 新規法改正事項 技術水準の向上により 他の手段で目的が達成されている規制は見直す必要 ボイラーなど特に危険性が高い機械を製造等する際に受けなければならないこととされている検査等を行う機関 登録検査 検定機関 のうち 日本国内に事務所のない外国に立地する機関についても登録を受けられることとする 規模の大きい工場等で 建設物 機械等の設置 移転等 生産ライン等の新設 変更 を行う場合の事前届出を廃止する 現行 見直し後 日本国内 輸入者又は事業者 検査 検定機関 又は国 機械等の検査 検定の仕組み 3 輸出 2 検査 検定の実施 1 検査 検定の依頼 2 検査実施 外国 製造者 1 検査依頼 外国立地検査 検定機関 新たに外国立地機関も認める 機械等の事前届出規制 1 規模の大きい工場等で生産ライン等を新設 変更する場合は事前届出 2 危険な機械等を設置 移転等する場合は事前届出 3 大規模建設工事は事前届出 4 一定規模以上の建設工事は事前届出 現状維持 機械等の事前届出規制 廃止 2 危険な機械等を設置 移転等する場合は事前届出 3 大規模建設工事は事前届出 4 一定規模以上の建設工事は事前届出 廃止する届出の年間届出数は約 1 万 2 千件 型式検定等の対象器具の追加 前回法案と同様の内容 特に粉じん濃度が高くなる作業に従事する際に使用が義務づけられている電動ファン付き呼吸用保護具を型式検定 譲渡制限の対象に追加する