実社会との接点を重視した課題解決型学習プログラムに係る実践研究 ( 課題解決に向けた主体的 協働的な学びの推進事業 ) 事業実施計画書 平成 27 年度 実社会との接点を重視した課題解決型学習プログラムに係る実践研 究研究 の事業実施計画書を提出します

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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

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資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

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単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

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2、協同的探究学習について

Transcription:

実社会との接点を重視した課題解決型学習プログラムに係る実践研究 ( 課題解決に向けた主体的 協働的な学びの推進事業 ) 事業実施計画書 平成 27 年度 実社会との接点を重視した課題解決型学習プログラムに係る実践研 究研究 の事業実施計画書を提出します

1. 主権者意識の涵養や社会参画の態度の育成に関する教育の現状 課題本県の公立高等学校の生徒数は約 4 万人であるが 高校生の逮捕事案等の生徒指導問題は増加傾向にあり 主権者意識の涵養や社会参画の態度の育成等の指導が必要であると認識している そこで 県教育委員会では高校生に基礎的 基本的な知識及び技能を習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判断力 表現力等を育むとともに 主体的に学習に取り組む態度を養うことを目標として 全ての県立高校で主体的協働的に課題解決型の授業導入を推進する事業 ( 群馬県高校生ステップアップサポート事業 ) を実施する予定である 2. 教育委員会等におけるこれまでの取組本県では 平成 24 年度に県立前橋南高等学校を 新学習指導要領の趣旨を踏まえた学力向上等の方策に関する調査研究 ( 文部科学省 ) 指定校として指定し 思考力 判断力 表現力を育成する言語活動の充実を目指して~グループ学習等の実践と評価の工夫をとおして~ を研究課題とした研究を実施した その結果 グループ学習を取り入れて言語活動を充実させた授業 ( 協働学習 ) を実施することが 生徒の思考力 判断力 表現力に影響を与え 定期テストや授業評価アンケート等でも明らかに成果が現れた さらに 平成 25 年度からは下位層の生徒が多く 学力定着に課題が見られる県立桐生西高等学校と県立下仁田高等学校を 学力定着に課題を抱える学校の重点的 包括的支援に関する調査研究 ( 文部科学省 ) 指定校として指定し 基礎学力定着のための授業改善の研究 ~ 生徒の実態に応じた教材開発と言語活動の充実 ~( 桐西 ) 言語活動を充実させ コミュニケーション能力や基礎学力を向上させる研究 ~ 学び直しの学習活動や生徒同士の学び合い活動を通して~( 下仁田 ) を研究課題として研究を実施している その結果 グループ学習を取り入れて言語活動を充実させた授業 ( 協働学習 ) や基礎基本を復習する内容を取り入れた授業を実施することで 従来の講義形式による学習指導では見られなかった主体的な授業姿勢が生徒に見られた また 授業アンケートでも 授業に対して肯定的な評価をする生徒が増え 家庭学習時間の増加も見られている 3. 本実践研究の趣旨 目標 主権者意識の涵養や社会参画の態度の育成等を推進していく観点から 生徒一人ひとりの知識 技能の習得を基本としつつ 全ての教科 科目等において課題解決に向けて協働的に学ぶアクティブラーニングを用いて指導方法の工夫改善を図り 社会に貢献できるよう 人間関係形成力 メタ認知 自己理解力 創造力 課題解決力 考える力 説明する力 議論する力 の育成を目指すことを研究目標とする 4. 本実践研究の内容

( 教育委員会等において取り組む内容 ) 県教育委員会では すべての県立高校で主体的 協働的に課題解決型の授業導入を推進する ( 群馬県高校生ステップアップサポート事業 ) と本実践とを関連させて取り組む予定である 具体的には 次の4つの内容を予定している (1) 実践推進校においては 全教科の教員をいずれかの学年所属として配置して 学年ごとに全教科が連携したチームを作り 生徒が授業に主体的に取り組むアクティブラーニングの指導方法を研究させ 学校における教員の研究推進体制づくりについての研究を行う (2) 授業検討会の視点を 教師の教える内容 ではなく 生徒が学んだこと や 身につけた力 に置き 生徒に社会に貢献していくために必要となる 人間関係形成力 メタ認知 自己理解力 創造力 課題解決力 考える力 説明する力 議論する力 を育成できるよう指導方法の工夫改善を図ることで授業検討会の機能的な行い方研究を行う (3) 積極的に外部機関と協力して外部人材をTTとして活用し 生徒の学習を社会生活と結びつけるとともに より高度化した学習ができるよう工夫し 外部人材の活用方法について研究する (4) 県教育委員会内に学識経験者を含めた運営推進委員会を設けて 必要な指導 助言を行う また 各推進校において公開研究会を開催し 研究成果を発表するとともに 校長会や教頭会等で積極的に情報提供し すべての県立高校で推進校の取組を活用できるよう普及に努める ( 実践校において取り組む内容 ) 1 実践校について 実践校名群馬県立吉井高等学校 ( ぐんまけんりつよしいこうとうがっこう ) 学科名生徒数学級数 総合学科 467 12 2 実践研究の対象 3 年 総合学科 20 名 課題研究 3 実践研究の内容 結婚や家族に関すること( 生活設計 結婚 相続など ) 目的 答えのない時代に描くこれからのライフキャリアの在り方 また 少子高齢化社会における子育て支援策をテーマとして 生徒自らが能動的に学び 課題を見つけ その解決策について提案することを通して 主体的に社会に参画し自立して社会生活を営むために必要な力を身に付ける

研究の流れと内容 (1) ライフデザインに興味 関心をもち 意欲的に自らの将来設計を立てられるよう キャリアや子育て支援の専門家による基本的なキャリアの理論 概念や子育てにおける発達課題理論 ( エリクソン ) 等を習得する (2) グループ学習やインタビューをする際に必要なコミュニケーション能力を身に付けるため 傾聴トレーニング ( あいづち 賛同 繰り返し 明確化など ) を行う (3) 様々な出来事を経験しながら生涯の道を辿っていくことを知るために 保護者に対して生年月日 経歴 仕事内容 家庭の変遷 名前の意味 子どもに対する想いなどのキャリアインタビューを行う (4) 結婚 妊娠 出産 仕事 子育てなど一連のライフプロセスを体験した地域社会の社会人 ( ゲストティーチャー ) からそれぞれの体験談をインタビューし 年齢や金銭面などの視点から生徒自らの将来を設計する (5) 産婦人科病院と企業への訪問をとおして 産婦人科の仕組みや妊娠から出産までの手続き ( スケジュールや書類など ) について知り 親になることについて考えるとともに 産休や育休などを取得するシミュレーションを行う (6) 独自の託児所を設置している企業の社員に 仕事と家庭の両立の大変さ 難しさなどをインタビューすることで 様々な課題に気付き 解決するための対策について考える また 企業内託児所の効果を確認する (7) 企業における支援策の在り方 子育ての協力体制の大切さを知ることで 地域の支援策として何が必要か考える (8) グループ学習におけるディスカッション 発表等を経験することで テーマについて探究的に学び 自らの考えをまとめ 表現する力を身に付ける (9) 大学生サポーターと話し合ったり プレゼンテーションを見ることで さらに考えを深めたり コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力を身に付ける (10) 仕事と子育ての両立で大切になること ( 病児保育 待機児童 産休 育休等 ) それぞれのテーマについてプレゼンテーションを行う 授業計画 大学 企業 病院等と連携し 課題解決に向けて協働的に学ぶアクティブラーニングを実施する また 高い学習意欲を引き出し 継続的に学ぶ力を身に付けるため ARCS モデルを導入し 授業前と授業後に効果測定を行う ARCS モデルとは 学習意欲を高めるための4つの側面の頭文字を取りモデル化したもの 1 注意 (Attention) 学習者に興味を持たせる 2 関連性 (Relevance) 学習者に やりがい を感じさせ 積極的に取り組めるようにする 3 自信 (Confidence) 学習者に成功の機会を与え 自力で成功できるように思わせる 4 満足感 (Satisfaction) 目標を達成した学習者を正当に評価し 満足感を与える

5. 本実践研究の実施計画 月 概要 2015 年 4 月 オリエンテーション テーマ 課題発表 5 月 キャリアや子育て支援に関する基本的な学習 6 月 傾聴トレーニング キャリアインタビュー ゲストティーチャーインタビューとそれらのまとめ 振り返り 7 月 8 月 夏休み ( インターネットを活用した自宅学習 ) 9 月 事業所訪問 10 月グループ学習 ( 課題設定 課題分析 課題調査 課題考察 ) 11 月プレゼンテーション練習 12 月 2016 年 1 月 プレゼンテーションリハーサル 2 月 プレゼンテーション本番 振り返り 3 月 - (2016 年 4 月以降は 同計画を修正し 実施予定 ) 6. 本実践研究の実施体制 社会参画推進委員会 所属団体 吉井高等学校: 事業対象校 授業実施者 NPO 法人 DNA: 学校と関係機関との連絡調整等のコーディネート全般 高崎経済大学大宮研究室: キャリアに関する有識者からの話題提供 産科婦人科舘出張佐藤病院: 産婦人科としての妊娠 出産にまつわる話題提供 一般社団法人 mothership: 子育てママ支援団体としての子育てにまつわる話題提供 構成委員 吉井高等学校: 田口哲男 ( 校長 ) 飯塚礼子( 授業担当教員 ) その他 1 名 NPO 法人 DNA: 沼田翔二朗 ( 代表理事 認定キャリア教育コーディネーター ) 辻岡徹也 ( 事務局長 ) 高崎経済大学大宮研究室: 大宮登 ( 教授 ) 産科婦人科舘出張佐藤病院: 佐藤雄一 ( 院長 ) 福田小百合( 経営企画室長 ) 一般社団法人 mothership: 吉田麻利 ( 代表 2 児の母 ) その他: 亀田慎也 ( 会社役員 5 児の父 ) 佐藤由美子 ( キャリアカウンセラー 2 児の母 ) 他

社会参画推進委員会イメージ 吉井高等学校 NPO 法人 DNA 高崎経済大学 佐藤病院 一般社団法人 個人委員 mothership 大宮研究室

7. 本実践研究の成果の検証方法本実践研究では 体験から 知識と技術などを獲得し 基本的な概念などの理解を深め 実際に活用する能力と態度を育成することを目標としている そのために NPO 法人 大学 企業 ( 含む病院 ) 地域のボランティアなどと連携を図りながら 実践的 体験的な学習活動を行う この実践研究の中で以下のような能力や態度を育てることを目標とする 1 家庭と実社会との連携という視点を踏まえつつ 学校における学習と家庭や実社会における実践との結び付きに留意して 生涯の見通しをもってよりよい生活を送るための能力と実践的な態度を育成する 2 本実践研究の中で 子どもの育つ環境づくりや子どもの発達のために親や家族及び地域や社会の果たす役割 子どもを生み 更に育てることの意義や 発達段階に応じた子どもと適切にかかわるためのコミュニケーション能力を高める 3 家族や生活の営みを人の一生とのかかわりの中で総合的にとらえ 生活を主体的に営む能力と実践的な態度を育てるとともに 男女がそれぞれの役割を意識ながら協力して家庭や地域の生活を創造する能力を育てる 4 人々が互いにかかわり合いながら共に生きる社会の一員としての自覚をもたせるとともに その下で 男女が協力して家庭生活を築いていく意識と責任をもたせ 生活を送る上で必要な知識と技術を身に付けて 主体的に家庭や地域の生活を送るための能力と実践的な態度を育てる 5 乳幼児の心身の発達と生活 親の役割と保育 子どもの育つ環境について理解させ 子どもを生み育てることの意義を考えさせるとともに 子どもの発達のために親や家族及び地域や社会の果たす役割について認識させる この取り組みの検証評価方法については 上記の実践研究の成果目標を踏まえ 実施後に行うアンケート調査の項目 尺度を開発するとともに アンケート調査 感想文 作成された報告書により 協働性 主体性 遂行力 問題発見力 問題解決力 分析力 創造性 などを見極めて評価をする また 言語活動の充実にかかる検証評価方法については 実施後のアンケート調査 感想文 レポートにより 例えば 答えを出すための 方法や考え方 を説明できているか 読解力として 情報の取り出し 解釈 理解 熟考 判断 などは適切か 自分の意見を表現できているか などを見極めて評価する なお 発表やディスカッションでは 教員の評価以外に自己評価および生徒間相互評価を加える 特にコミュニケーション能力を高めるためには 自己評価と他者評価が必要であると考えている また 結果をできるだけ早くフィードバックできるような仕組みを検討する