3-3. 個別分析の結果 (1) 産業活動と純流動量の量的変化の状況 1) 産業業種別出荷量の推移全国貨物純流動調査における年間出荷量は 90 年調査 (89 年実績 : 3,610 百万トン ) から 95 年調査 (94 年実績 :3,556 百万トン ) にかけて バブル経済の崩壊などにより個

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製造業3. 東北の産業構造 ( 製造業 ) (1) 製造業 1 概況 製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% の増加 平成 26 年の東北地域の製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% と3 年連続の増加となった また 全国に占める割合は5.5% と前年

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1 概 況

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平成 22 年基準 秋田県鉱工業生産指数月報 平成 30 年 12 月分 鉱工業生産指数の推移 季節調整済指数全国 東北 : 平成 27 年 =100 秋田 : 平成 22 年 =

商業販売額の動向 平成 27 年 6 月の商業販売額は38 兆 4360 億円 前年同月比 0.9% の増加となった これを卸売業 小売業別にみると 卸売業は26 兆 9790 億円 同 0.9% の増加となった 小売業は11 兆 4570 億円 同 0.9% の増加となった なお 商業販売額の季節

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2 業種別排出量産業廃棄物の業種別排出量を図 1-2 及び表 1-1 に示す 調査の結果 電気 ガス 熱供給 水道業 ( 下水道業を含む ) からの排出量が最も多く 約 100,543 千トン ( 全体の 25.7%) 次いで建設業が約 81,845 千トン ( 同 20.9%) 農業 林業が約 8

3.届出排出量・移動量の経年変化の概要について

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産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成20年度実績)

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第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 20 年 300, , ,080 48, , ,954 60, , ,246 32,505 平

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第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 17 年 313, , ,854 50, , ,534 61, , ,321 36,193 平

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統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

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平成 22 年度エネルギー消費統計結果概要 経済産業省資源エネルギー庁平成 24 年 4 月 エネルギー種別に見ると 最終エネルギー消費総量の 37.5% が燃料 54.8% が電力 7.4% が熱となっています 調査の対象となった非製造業 製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) 業務部

お金をめぐる最近の動き

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

第3章 総務省統計局が提供する地域メッシュ統計の編成項目_2 経済センサス

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2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

労働市場月報ひょうごH25年6月内容(参照)_ xls

(2) 業種別普通法人数 農水産林業 利益欠損申告法人数事業年度数金額事業年度数金額 以 下 500 万 円 資本金階級別申告法人数 1,000 万円 5,000 万円 1 億 円 5 億 円 10 億 円 50 億 円 100 億 円 ( 再掲 ) ( 再掲 ) 1 億円未満 1 億円以上 社千円

29付属統計表(全体)

平成12年工業統計調査結果表(速報)

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30付属統計表(全体)

平成10年7月8日

28付属統計表(全体)

製造業 ページ 303 調査対象数 1,695 調査対象数 1,541 調査対象数 971 調査対象数 464 総資本経常利益率 (%) 自己資本経常利益率 (%)

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【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

(2) 業種別普通法人数 農水産林業 利益計上法人欠損法人資本金階級別法人数申告法人数 100 万円 100 万円 200 万円 500 万円 1,000 万円 2,000 万円 5,000 万円 1 億円 5 億円 10 億円 50 億円 100 億円事業年度数所得金額事業年度数欠損金額未満以上以

平成24年度エネルギー消費統計結果概要

次に 製造業における製造品出荷額の構成比について 図 および図 に示す 福島県の製造業は 情報通信機械器具製造業 の割合が高く 次いで 化学工業 電子部品デバイス電子回路製造業 の順である 特に 情報通信機械器具製造業 は全国の構成比と比較して非常に高く 全国の情報通信機械器

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【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

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格納統計一覧(うち物価)

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

⑤資料4~8高卒状況の推移(更新)_

28付属統計表(全体)

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宮崎労働局 宮崎労働局発表平成 26 年 8 月 29 日解禁 報道関係者各位 雇用失業情勢 ( 平成 26 年 7 月分 ) Press Release 照会先 宮崎労働局職業安定部 部 長 上村有輝 職業安定課長 森山成人 労働市場情報官 多田真理子 ( 代表電話 )0985(38)8823 平

1. 卸売業販売額の動向 卸売業を業種別にみると 医薬品 化粧品卸売業が前年同月比 9.6% の増加 食料 飲料卸売業が同 8.2% の増加 農畜産物 水産物卸売業が同 6.2% の増加 繊維品卸売業が同 3.7% の増加 その他の卸売業が同 1.2% の増加 機械器具卸売業が同 0.7% の増加と

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

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特集 安定成長を模索する NIS 経済 2017 年の日本の対 NIS 諸国貿易統計 Data Bank はじめに恒例により 日本財務省発表の貿易統計にもとづいて 2017 年の日本とNIS 諸国との貿易に関し データをとりまとめて紹介する 日本とロシアの貿易については すでに5 月号に掲載済みであ

平成 28 年度エネルギー消費統計における製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) のエネルギー消費量を部門別にみると 製造部門で消費されるエネルギーは 1,234PJ ( 構成比 90.7%) で 残りの 127PJ( 構成比 9.3%) は管理部門で消費されています 平成 28 年度エ

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PowerPoint プレゼンテーション

燕市の工業

2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

過去 10 年間の業種別労働災害発生状況 ( 大垣労働基準監督署管内 ) 令和元年 4 月末現在年別 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 対前年比全産業 % (6

平成28年平均 山形市消費者物価指数

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別添 2 届出排出量 移動量の経年変化の概要について 化学物質排出把握管理促進法に基づき事業者から届け出のあった平成 21 年度の排出量及び移動量の集計結果について 前年度までの集計結果 と比較した結果は以下のとおりです なお 平成 13,14 年度届出分については 届出事業所の対象化学物質の取扱量

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

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H24燕市の工業(確報)HP用

目 次 本書の利用にあたって 1. 経済センサス- 活動調査について 1 2. 事業所の産業の決定方法 1 3. 集計項目等の説明 2 4. 利用上の注意 3 Ⅰ 概 要 1. 総 括 5 2. 事業所数 7 3. 従業者数 9 4. 製造品出荷額等 工業形態別構成 経営組織

2. 景気後退の影響 (2) 2008 年 10 月以降の世界的な景気後退の影響 ( 業種別 ) 大きなマイナス若干のマイナス影響なし 若干のプラス 大きなプラス 製造業 印刷 出版 (n=14) ゴム製品 (n=35) 金属製品 ( メッキ加工を含む

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

家計調査からみた新潟の家計の収入・支出面の特徴

都道府県別有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 令和元年 5 月 広島 東京 岡山 福井 岐阜 愛知 富山 石川 香川 大阪 鳥取 群馬 三重 長野 新潟 島根 宮城 愛媛 京都 茨城 山口 熊本 福岡 大分 静岡 徳島 山形 福島 宮崎 秋田 奈良 栃木 和歌山 兵庫 岩手 山梨 千葉 鹿児島 埼玉

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

第1章

財務省貿易統計

財務省貿易統計

2

データバンク 2006 年上半期の日本の対 CIS 主要国貿易統計 1. ロシア /96 2. ウクライナ /98 3. カザフスタン /99 4. ウズベキスタン / アゼルバイジャン /101 表 年 1~6 月の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 輸出入合計

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3-3. 個別分析の結果 (1) 産業活動と純流動量の量的変化の状況 1) 産業業種別出荷量の推移全国貨物純流動調査における年間出荷量は (89 年実績 : 3,61 百万トン ) から (94 年実績 :3,556 百万トン ) にかけて バブル経済の崩壊などにより個人消費を中心に国内民需が低迷し 生産水準も低いものにとどまったことから 出荷量は1.5% 減少した (99 年実績 :3,32 百万トン ) は 生産機能の海外シフトの進展 これに伴う輸入依存度の増大 公共および民間工事の伸び悩み等を背景に に比べ 7.1% の減少であった 今回の (24 年度実績 ) では総出荷量が3,62 百万トンで に比べ7.3 % の減少となり 95 年 2 年に引き続き出荷量が減少傾向をたどっている 発産業別に出荷量の推移をみると 4 産業とも95 年 2 年 25 年と一貫した減少傾向を示しており 特に鉱業は1% 以上の大幅な減少が続いている また 製造業も95 年 2 年の4.5% 減から2 年 25 年では5.6% 減と減少幅が拡大している 各産業の業種別の動向をみると 鉱業については業種構成に大きな変化はみられない と比較すると 原油 天然ガスでは出荷量が増加 (28.6% 増 ) しているが 他の業種は減少しており 最もウェイトの大きい非金属も14.7% の減少である 製造業では 鉄鋼 (17.7% 増 ) 輸送用機械器具(16.2% 増 ) ゴム製品(12.8% 増 ) 一般機械器具 (9.2% 増 ) などで出荷量が増加しており 金属系業種で増加基調にあるのが特徴である 一方 減少率が大きいのは なめし革 同製品 (31.4% 減 ) 衣服 その他繊維製品(3.6 % 減 ) 繊維(3.2% 減 ) その他の製造業(23.8% 減 ) の順である また 出荷量の減少量が最も大きかったのは に引き続き窯業 土石製品であり 製造業における減少量のほとんどは 窯業 土石製品によるものである 卸売業では 再生資源を除く業種において出荷量が減少しており 特に減少量が大きいのは 建築材料である 唯一再生資源だけは 昨今の環境やリサイクルへの関心の高まりを反映して 出荷量が25.9% も増加している 倉庫業では 4 業種で出荷量が増加しているものの 最もウェイトが大きい1 2 3 類が6.6% 減少したことにより 倉庫業全体でも減少する結果となった - 18 -

図 3-3-1 産業別年間出荷量の推移 4, 3,5 8 年調査 85 年調査 ( 年間調査単位 : 百万トン ) 3, 2,5 7 年調査 75 年調査 1,5 5 2,5 年間出荷量 7 年調査 75 年調査 8 年調査 85 年調査 1,5 5 鉱業製造業卸売業倉庫業 注 ) は調査年の前年度実績 他の調査は前年暦年実績である 表 3-3-1 産業別年間出荷量 増減率の推移 ( 年間調査単位 : 千トン,%) 年間出荷量 増減率 産業 19 19 95/9 2/95 25/ 鉱 業 649,258 566,29 463,616 393,81-12.8% -18.1% -15.1% 製造業 2,14,55 2,114,15 2,19,331 1,95,696-1.2% -4.5% -5.6% 卸売業 574,39 61,698 556,44 57,631 6.3% -8.9% -8.8% 倉庫業 246,91 264,848 262,358 254,66 7.6% -.9% -3.% 合 計 3,61,163 3,555,95 3,31,79 3,61,743-1.5% -7.1% -7.3% - 19 -

図 3-3-2 年間出荷量の業種別増減率 増減量 ( 対 ) ( 年間調査単位 :%, 百万トン ) 鉱業 ( 寄与率 ) 増減率 原油 天然ガス (.1%) 原油 天然ガス 増減量 金属 (.%) 金属 非 石 金属 (-14.5%) 石炭 亜炭 炭 亜炭 (-.6%) 非金属 -1% -5% % 5% -8-6 -4-2 2 ( 単位 : 百万トン ) 製造業 ( 寄与率 ) 増減率 鉄鋼 (1.8%) 鉄鋼 増減量 輸送用機械器具 (.5%) 輸送用機械器具 ゴ ム 製 品 (.%) 一 般 機 械 器 具 一 般 機 械 器 具 (.1%) 非 鉄 金 属 非 鉄 金 属 (.1%) ゴ ム 製 品 出 版 印 刷 (.%) パルプ 紙 紙加工品 プラスチック製品 (.%) 出 版 印 刷 パルプ 紙 紙加工品 (.%) プラスチック製品 化 学 (.%) なめし革 同製品 毛皮 石油製品 石炭製品 (-.2%) 精 密 機 械 器 具 飲料 飼料 たばこ (.%) 化 学 電 気 機 械 器 具 (-.1%) 衣服 その他繊維製品 食 料 品 (-.3%) 家 具 装 備 品 家 具 装 備 品 (.%) 飲料 飼料 たばこ 金 属 製 品 (-.4%) 電 気 機 械 器 具 窯業 土石製品 (-6.7%) その他の製造業 精 密 機 械 器 具 (.%) 繊 維 木 材 木 製 品 (-.3%) 石油製品 石炭製品 その他の製造業 (-.1%) 食 料 品 繊 維 (-.1%) 木 材 木 製 品 衣服 その他繊維製品 (.%) 金 属 製 品 なめし革 同製品 毛皮 (.%) 窯業 土石製品 -4% -2% % 2% 4% -15-1 -5 5 ( 単位 : 百万トン ) - 11 -

卸売業 ( 寄与率 ) 増減率再生資源 (2.3%) 再生資源 増減量 医薬品 化粧品 (.%) 繊 維 品 鉱物 金属材料 (-.6%) 医薬品 化粧品 家具 建具 じゅう器 (-.1%) 各 種 商 品 機 械 器 具 (-.4%) 家具 建具 じゅう器 化 学 製 品 (-.2%) 衣服 身の回り品 食 料 飲 料 (-1.3%) 化 学 製 品 その他の卸売業 (-.6%) 機 械 器 具 建 築 材 料 (-5.4%) その他の卸売業 農畜産物 水産物 (-2.2%) 鉱物 金属材料 衣服 身の回り品 (-.1%) 食 料 飲 料 繊 維 品 (.%) 農畜産物 水産物 各 種 商 品 (.%) 建 築 材 料 -5% % 5% -4-2 2 ( 単位 : 百万トン ) 倉庫業 増減率 ( 寄与率 ) 危険品 ( タンク ) (.6%) 貯 蔵 そ う 増減量 貯 蔵 そ う (.9%) 危険品 ( タンク ) 野 積 (.3%) 野 積 冷 蔵 (.1%) 冷 蔵 1 2 3 類 (-4.4%) 危険品 ( 建屋 ) 危険品 ( 建屋 ) (-.1%) 水 面 水 面 (-.3%) 1 類 2 類 3 類 -6% -3% % 3% -2-1 1 ( 単位 : 百万トン ) - 111 -

図 3-3-3 業種構成の推移 ( 年間調査単位 : 百万トン,%) 鉱 業 649 百万トン 566 百万トン 464 百万トン 394 百万トン 非金属原油 天然ガスその他 97.% 96.% 98.8% 99.2% % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 製造業 2,141 百万トン 2,114 百万トン 2,19 百万トン 1,96 百万トン 窯業 土石製品 41.9% 42.% 41.2% 36.6% 飲料 飼料 たばこ 石油製品 輸送機械 石炭製品 鉄鋼 化学食料品 17.5% 14.7% 16.1% 16.6% 11.4% 12.9% 1.2% 1.4% 5.6% 5.% 6.3% 6.7% 7.1% 4.9% 5.1% 5.1% パルプ 紙 紙加工品金属製品その他 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 卸売業 574 百万トン 611 百万トン 556 百万トン 58 百万トン 建築材料 35.3% 16.7% 13.7% 5.9% 12.6% 5.9% 4.8% 5.1% 35.% 36.2% 33.7% 鉱物 金属材料 16.1% 15.1% 15.9% 農畜産物 水産物 13.7% 14.% 13.% 再生資源 8.2% 8.8% 12.1% 食料 飲料 11.8% 11.8% 11.6% その他卸機械器具 5.8% 4.4% 5.% 5.2% 4.2% 4.5% 5.1% 4.2% 4.4% その他 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 倉庫業 246 百万トン 1 2 3 類 貯蔵そう 野積 冷蔵 その他 66.3% 11.3% 1.% 6.% 6.4% 265 百万トン 66.1% 11.2% 8.8% 6.6% 7.3% 262 百万トン 65.8% 11.1% 11.% 7.3% 4.9% 255 百万トン 63.3% 12.3% 11.6% 7.6% 5.2% % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% - 112 -

2) 産業別出荷量と主要経済指標との比較年間出荷量の推移を国内総生産と比較すると 9 年 95 年 95 年 2 年と国内総生産がプラスの伸び ( 各々年平均 2.1% 増 同.5% 増 ) を示したのに対し 出荷量は減少 ( 各々年平均.3% 減 同 1.5% 減 ) 傾向を辿っている 2 年 25 年においても この傾向は変わらず 輸出産業の好調さなどを背景に国内総生産は年平均 1.6% を成長を遂げているが 出荷量は減少基調 ( 同 1.5% 減 ) で推移しており 伸び率の乖離幅も95 年 2 年に比べ拡大している 鉱工業生産指数と比較すると 9 年 95 年では 景気の後退を反映して鉱工業生産指数はマイナスとなっており この間出荷量も鉱工業生産指数と概ね同様な傾向を示した しかし 95 年 2 年 2 年 25 年と鉱工業生産指数は 国内総生産に近似した伸びを示しており 引き続きマイナスで推移した出荷量との間で 伸びの乖離が生じる結果となっている 図 3-3-4 年間出荷量と主要経済指標の比較 1 年間総出荷量と国内総生産 2 年間総出荷量と鉱工業生産指数 6, ( 兆円 ) 6 6, ( 指数 ) 12 5, 国内総生産 5 5, 鉱工業生産指数 1 4, 年間総出荷量 4 4, 年間総出荷量 8 3, 3 3, 6 2 4 1 2 9 1 年 3 5957年 9 2 11 年 13 1525 17年 調査 調査 調査 調査 9 1 年 3 5957年 9 11 2 年 13 1525 17年 調査 調査 調査 調査 年平均増減率 (%) 年平均増減率 (%) 9 95 95 2 2 5 9 95 95 2 2 5 国 内総生産 2.1%.5% 1.6% 鉱工業出荷指数 -.2%.9% 1.6% 年間総出荷量 -.3% -1.5% -1.5% 年間総出荷量 -.3% -1.5% -1.5% 注 ) 各年とも 実績は調査年の実績である ( 例 : 24 年実績 ) 国内総生産は実質値( 平成 12 年価格 ) で 国民経済計算年報 ( 内閣府 ) による 鉱工業生産指数は平成 12 年基準指数で 鉱工業生産指数年報 ( 経済産業省 ) による - 113 -

次に 製造業に限定して 年間出荷量と工業統計でみた製造品出荷額とを比較してみると 年間出荷量が減少傾向であるのに対して 製造品出荷額は増加基調で推移している また 製造業を4グループ ( 業種区分表参照 ) に分けて 出荷量と出荷額の推移を比較すると 軽雑系製造業では 出荷量と出荷額は概ね同様な動きを示している 金属系製造業も 95 年 2 年では出荷量と出荷額が同様な傾向を示していたが 2 年 25 年では 出荷量の伸びが大きくなっている 一方 化学系製造業は 95 年 2 年 25 年と出荷額はほぼ横ばいで推移しているが 出荷量は減少傾向にある また 機械系製造業は 95 年 2 年 25 年と出荷額が増加傾向であるのに対し 出荷量は 95 年 2 年で減少しており 2 年 25 年は増加に転じたものの その伸びは出荷額よりも低い このようにみると 製造業全体では製品の高付加価値化が依然として進行しているが これまで高付加価値化が進行していた機械系製造業については そのスピードは緩やかになりつつあると言える また 特に化学系製造業で高付加価値化の傾向が強いが これは建設関連貨物の落ち込みにより 化学系製造業における窯業土石製品製造業のウェイトが低下したことも影響しているものと推察される 図 3-3-5 製造業の業種グループ別にみた年間出荷量と製造品出荷額の比較 1 製造業出荷量と製造品出荷額 ( 兆円 ) 5 4 3 2 製造業出荷量 製造品出荷額 951 年 2 2年 253年 調査 調査 調査 2,5 1,5 年平均増減率 (%) 95 2 2 5 製造品出荷額.3%.4% 製造業出荷量 -.9% -1.1% 注 ) 製造品出荷額は 工業統計表 ( 経済産業省 ) による 名目値を国内企業物価指数で実質化したもの 業種区分表 区分 業種内訳 金属系 鉄 鋼 製造業 非 鉄 金 属 金 属 製 品 一 般 機 械 器 具 機械系 電 気 機 械 器 具 情報通信機械器具 製造業 電子部品 デバイス 輸 送 用 機 械 器 具 精 密 機 械 器 具 パルプ 紙 紙加工品 化学系 化 学 製造業 石油製品 石炭製品 窯 業 土 石 製 品 食 料 品 飲 料 飼料 たばこ 繊 維 軽雑系 衣服 その他繊維製品 木 材 木 製 品 製造業 家 具 装 備 品 印刷 同関連産業 ゴ ム 製 品 なめし革 同製品 毛皮 プラスチック製品 そ の 他 の 製 造 業 - 114 -

2 金属系製造業出荷量と金属系製造品出荷額 ( 兆円 ) 3 3 3 機械系製造業出荷量と機械系製造品出荷額 ( 兆円 ) 2 2 18 18 25 金属系製造業出荷量 25 機械系製造業出荷量 16 16 2 金属系製造品出荷額 2 14 機械系製造品出荷額 14 12 12 15 95 1 年調査 年平均増減率 (%) 年平均増減率 (%) 95 2 2 5 15 95 2 2 5 金属系製造品出荷額 -1.1%.3% 機械系製造品出荷額.7% 1.8% 金属系製造業出荷量 -.6% 3.1% 機械系製造業出荷量 -1.1%.4% 1 1 4 化学系製造業出荷量と化学系製造品出荷額 ( 兆円 ) 8 1,6 5 軽雑系製造業出荷量と軽雑系製造品出荷額 ( 兆円 ) 15 45 7 化学系製造業出荷量 1,4 6 1,2 1 軽雑系製造業出荷量 3 5 化学系製造品出荷額 軽雑系製造品出荷額 4 年平均増減率 (%) 年平均増減率 (%) 95 2 2 5 8 95 2 2 5 化学系製造品出荷額.% -.2% 軽雑系製造品出荷額 -.4% -2.5% 化学系製造業出荷量 -.8% -2.1% 軽雑系製造業出荷量 -1.4% -1.3% 5 15 注 ) 各年とも 実績は調査年の実績である ( 例 : 24 年実績 ) 産業別出荷額は 工業統計表 ( 経済産業省 ) による名目値を国内企業物価指数で実質化したもの - 115 -

3) 品類別出荷量の推移年間出荷量の推移を品類別にみると 9 年 95 年では化学工業品と特殊品を除く6 品類で減少傾向を示したが 95 年 2 年ではこの2 品類も減少に転じており 増加となったのは農水産品のみである 特に 林産品は減少率が大きく 9 年 95 年に引き続き3% を超える減少となっている また 化学工業品に次いで出荷量の多い鉱産品も 鉱業の出荷量が大きく減少している影響を受けマイナスの伸びである 2 年 25 年は 林産品 雑工業品と特殊品 ( 排出物を含む ) で増加となったが 鉱業の出荷量が大幅減となったことを受け 鉱産品が2% を超える減少となっている 一方 特殊品の増加については 排出物の貨物量増大が大きく貢献しているものと推察される 4) 品類別出荷量と主要経済指標との比較出荷品類を消費関連品類 ( 農水産品 軽工業品 雑工業品 ) と建設関連品類 ( 林産品 鉱産品 化学工業品 ) に分け 各々民間最終消費支出と建設工事受注額と比較すると まず 消費関連品類と民間最終消費支出との比較では 9 年 95 年 2 年と民間最終消費支出が緩やかながらプラス基調で推移しているのに対し 消費関連品類の出荷量は マイナス基調が続いた 2 年 25 年も この基調は変わらず 民間最終消費支出が年平均 1.3% の伸びを示したのに対し 出荷量は年平均 1.2% の減少となった これは 消費財に占める輸入品の割合が高まっていること 消費支出項目のうち住居関連費 保健医療費など 貨物量に反映しない支出項目の伸びが大きいことなどが要因として考えられる 図 3-3-6 品類別年間出荷量の推移 ( 年間調査単位 : 百万トン ) 1,5 5 農水産品林産品注 ) 特殊品には排出物を含む 鉱産品金化雑工軽学工業品属機械工業品工業品業品 特殊品- 116 -

また 出荷量の約 6 割を占める建設関連品類と建設工事受注額を比較すると 双方とも 9 年 95 年 2 年と減少しており その減少率は建設工事受注額の方が大きくなる傾向にある 2 年 25 年においても この傾向は変わらず しかも受注額 出荷量ともに 減少幅は拡大している 建設工事関連貨物は 総出荷量に占めるウェイトが大きいことから 建設工事需要の低迷が総出荷量を下押しする主因の1つとなっている 図 3-3-7 品類別年間出荷量と主要経済指標との比較 1 消費関連品類 ( 農水産品 軽工業品 2 建設関連品類 ( 林産品 化学工業品 雑工業品 ) 出荷量と民間最終消費支出 鉱産品 ) 出荷量と建設工事受注額 ( 兆円 ) 35 5, ( 兆円 ) 3 8 民間最終消費支出 3 4, 建設工事受注額 25 6 消費関連品類出荷量 25 2 3, 建設関連品類出荷量 2 15 4 15 1 1 2 5 5 年平均増減率 (%) 年平均増減率 (%) 9 95 95 2 2 5 9 95 95 2 2 5 民間最終消費支出.8%.8% 1.3% 建設工事受注額 -2.7% -3.4% -4.% 消費関連品類出荷量 -1.4% -.2% -1.2% 建設関連品類出荷量 -.1% -1.8% -2.5% 注 ) 各年とも 実績は調査年の実績である ( 例 : 24 年実績 ) 民間最終消費支出は実質値 ( 平成 12 年価格 ) で 国民経済統計年報 ( 総務省 ) による 建設工事受注額は 建設工事受注動態統計調査 ( 国土交通省 ) による 図 3-3-8 1 世帯当たりの消費支出の構成 94 年 34.3 12. 2.9 9.8 14.6 26.4 99 年 32.8 13. 3.5 1.7 14.5 25.6 24 年 3.7 13.3 4. 12.9 14.6 24.6 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 食料 家具家事用品 被服履物 住居 光熱水道 保健医療 交通通信 教育 教養娯楽 その他 注 ) その他 : 交際費 小遣い等資料 ) 家計調査 による - 117 -