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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

ICTを軸にした小中連携

佐賀県教育センター 平成 24 年 2 月 1 日 新学習指導要領で評価が変わる! 新学習指導要領における学習評価の進め方 ( 中学校特別活動 ) 平成 24 年度から, 中学校では新学習指導要領が全面実施となります 新学習指導要領の趣旨を反映した学習評価の考え方については, 平成 23 年 7 月

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

小中学校表紙(新)

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第4章 道徳

学級会においては 学級での問題点や課題に一人一人が気付き 話し合いながらよりよい学級生活を目指していく 本議題において 相手の障害のことも配慮し どの児童にとっても満足いく集会にするために話合いや実践を通して研究主題の児童の育成をはかっていきたい 4 評価の観点と評価規準集団活動や生活への関心 意欲

4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

・構成の異なる集団での活動を通して、生徒が学校生活を送る上での基盤となる力や社会で生きて働く力を育む活動として機能してき

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

解答類型

2 政治的教養を育むためのポイント 学級活動として行う集会活動は 休み時間の遊びとは異なります 単に楽しいことをやればよいのではなく めざす学級像の具体化など 目的意識をもてるようにします 何を目標として行うのか 準備から実行 振り返りまでの活動全体を見通して 提案理由 や めあて を考えることがで

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

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Microsoft Word - 学習指導要領改訂のポイントQ&A(表紙)

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる


(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

り込んで獲得するものではなく 探究の過程を通して 自分自身で取捨 選択し 整理し 既にもっている知識や体験と結び付けながら 構造化され 身に付けていくものである そして こうした過程を経て獲得された知識は 実社会 実生活における様々な課題の解決に活用可能な生きて働く知識 すなわち概念として形成されて

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

PowerPoint プレゼンテーション

現職教育(移行措置)1002完成8ページ版

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

Taro-学級活動学習指導案.jtd

Taro11-018学活(参考文献).jtd

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成 30 年度なごや小学校努力点推進計画 1 研究主題なかまとともに感性輝くなごやっ子 (1 年次 ) 2 研究主題について本校では 昨年度までの努力点研究において 道徳や特別活動の時間を中心に 子ども一人一人の成長と互いの認め合いをめざすことで 子ども自らが なごや小でよかった と感じられるよう

Microsoft Word - 第4å�¦å¹´ï¼fiçµ—å�¦ç´ıæ´»å‰Łæ„⁄尔桋

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への 集団の一員としての 集団活動や生活についての 関心 意欲 態度 思考 判断 実践 知識 理解 学級の生活上の問題に関心を 楽しい学級生活をつくるため みんなで楽しい学級生活をつ もち, 他の児童と協力して意欲 に話し合い, 自己の役割や

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメント

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平成29年度 中学校英語科教育 理論研究

Microsoft Word - aglo00003.学力の三要素

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

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愛媛県学力向上5か年計画

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

教育研究グループ報告書

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Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

20情報【授業】

工業教育資料347号

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

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平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

PowerPoint プレゼンテーション

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第3学年 総合的な学習の時間 学習指導案

幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

Taro11-020児童会.jtd

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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小学校小学校特別活動 11 教育課程実施上のポイント (1) 目標 集団や社会の形成者としての見方 考え方を働かせ 様々な集団活動に自主的 実践的に取り組み 互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して 次のとおり資質 能力を育成することを目指す (1) 多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し 行動の仕方を身に付けるようにする (2) 集団や自己の生活 人間関係の課題を見いだし 解決するために話し合い 合意形成を図ったり 意思決定をしたりすることができるようにする (3) 自主的 実践的な集団活動を通して身に付けたことを生かして 集団や社会における生活及び人間関係をよりよく形成するとともに 自己の生活についての考えを深め 自己実現を図ろうとする態度を養う 特別活動の目標は 人間関係形成 社会参画 自己実現 という三つの視点を手掛かりとしながら 特別活動において育成することを目指す資質 能力の三つの柱に沿って整理された 特別活動における三つの視点集団の中で 人間関係を自主的 実践的によりよいものへと形成す 人間関係形成 るという視点 社会参画 自己実現 よりよい学級 学校生活づくりなど 集団や社会に参画し様々な問 題を主体的に解決しようとするという視点 集団の中で 現在及び将来の自己の生活の課題を発見しよりよく改 善しようとする視点 (2) 実施上のポイント 1 改訂のポイント特別活動全体を通して 自治的能力や主権者として積極的に社会参画する力を育てることを重視し 学級や学校の課題を見いだし よりよく解決するため話し合って合意形成すること 主体的に組織をつくり役割分担して協力し合うことの重要性を明記した 各活動における内容の改善 充実のポイント 小学校段階から学級活動の内容に (3) 一人一人のキャリア形成と自己実現 を設け キャリア教育の視点からの小 中 高等学校のつながりを明確化 現行の学級活動 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全 の内容が 学級活動 (2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全 と学級活動 (3) 一人一人のキャリア形成と自己実現 に分けて整理されました 学習の過程として (1) 学級や学校における生活づくりへの参画 については 集団としての合意形成 を (2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全 及び (3) 一人一人のキャリア形成と自己実現 については 一人一人の意思決定 を行うことを明示 122

内容の (1) を 児童会の組織づくりと児童会活動の計画や運営 とし 児童が主体的に組織をつくることを明示 異年齢集団活動等の社会参画を重視 運営や計画は主として高学年の児童が行うこととしつつ 学校の全児童が主体的に参加できるよう配慮することを明示 従来に引き続き 同好の異年齢の児童が共通の興味 関心を追求する活動であるとした上で 児童が計画を立てて役割分担し 協力して楽しく活動するものであることを明示 小学校における自然の中での集団宿泊活動を引き続き重視 健康安全 体育的行事の中で 事件や事故 災害から身を守ることについて明示 2 主体的 対話的で深い学びを実現させるための授業改善のポイント特別活動の深い学びとして 児童が集団や社会の形成者としての見方 考え方を働かせ 様々な集団活動に自主的 実践的に取り組む中で 互いのよさや個性 多様な考えを認め合い 等しく合意形成に関わり役割を担うようにすることを重視 主体的な学び を実現するための授業改善のポイント 自ら課題を見いだしたり 解決方法を決めて自主的に実践したり その取組を振り返り よ い点や改善点に気付いたりできる用にする事が大切 対話的な学び を実現するための授業改善のポイント 学校や学級における集団や自己の課題を見いだし 解決するために合意形成を図ったり 意 思決定したりする中で 話合いを通して他者の様々な意見に触れ 自分の考えを広げたり 課題について多面的 多角的に考えたりすることが重要 様々な関わりを通して感性を豊かにし よりよい合意形成や意思決定ができるような資質 能力を育成していくことが大切 深い学び を実現するための授業改善のポイント 実践 を単に行動の場面と狭く捉えるのではなく 課題の設定から振り返りまでの一連の 活動を 実践 と捉えることが大切 基本的な学習過程を繰り返す中で 各教科等の特質に応じた見方 考え方を総合的に働かせ 各教科等で学んだ知識や技能などを 集団及び自己の問題の解決のために活用して行くこと が大切 3 見方 考え方について 特別活動の特質に応じた見方 考え方は 集団や社会の形成者としての見方 考え方 である 集団や社会の形成者としての見方 考え方 を働かせるということは 各教科の見方 考え方を総合的に働かせながら 自己及び集団や社会の問題を捉え よりよい人間関係の形成 よりよい集団生活の構築や社会への参画及び自己の実現に向けた実践に結び付けることである 123

4 移行措置について特別活動は 教科書の対応を要するものではなく 平成 30 年度から新学習指導要領によるため 移行措置はなし 年間指導計画の見直しが必要です これまでの学級活動 (2) の題材の中から 学級活動 (3) 一人一人のキャリア形成と自己表現 にあたる題材はどれかを確認し 内容を検討したり整理したりしていきましょう 学級活動 (3) 一人一人のキャリア形成と自己実現ア現在や将来に希望や目標をもって生きる意欲や態度の形成学級や学校での生活づくりに主体的に関わり 自己を生かそうとするとともに 希望や目標をもち その実現に向けて日常の生活をよりよくしようとすること イ社会参画意識の醸成や働くことの意義の理解清掃などの当番活動や係活動等の自己の役割を自覚して協働することの意義を理解し 社会の一員として役割を果たすために必要なことについて主体的に考えて行動すること ウ主体的な学習態度の形成と学校図書館等の活用学ぶことの意義や現在及び将来の学習と自己実現とのつながりを考えたり 自主的に学習する場としての学校図書館等を活用したりしながら 学習の見通しを立て 振り返ること 22 主体的 対話的で深い学びの実現に向けた指導展開例 (1) 学級活動の一般的な指導過程例 124

(2) 授業展開例学級活動 (1)4 月議題 どうぞよろしくの会をしよう ( 第 3 学年 ) 事前の活動 計画委員会 : 議題の選定 話合いの計画作成 提案者との打合せ ( 業間休憩 ) 学級全員 : 話合いの内容 柱 条件等を把握し 自分の考えをもつ ( 帰りの会 ) 本時の活動 提案者 よりよい人間関係の形成 よりよい集団生活の構築 の視点による議題 ( 議題設定の理由 ) 違うクラスだった友達の事を知ったり 仲良くなったりするために みんなで仲良く遊ぶ どうぞよろしくの会 がしたいです ( 教師の意図 ) 担任互いの意見を尊重し合いながら協力して計画を立て 実践する事を通して 新しい友達を中心とした学級内の人間関係を深めていきたい また 自分たちの力でよりよい学級をつくっていこうとする自治的能力や自主的 実践的な態度を高めていきたい 話合いの順序 1 始めの言葉 2 計画委員会の自己紹介 3 議題の確認 どうぞよろしくの会をしよう 4 提案理由やめあての確認 5 話合い 1 どんな遊びをするか 2 どんな工夫ができるか 3 どんな係が必要か 6 決まったことの発表 7 話合いの振り返り 指導上の留意点 学級活動 (1) は 児童の自治的 自発的な活動であるので 発達段階や実態に応じながら 計画委員 等が話合いを進めるようにすることが大切です 提案者の思いを全員が理解し 話合いの指針となるよう事前に指導する 10 の視点 5 説明 発表の機会の充実 6 学び合う活動の充実 下記のことについて適宜助言する 理由を付けて発表すること 提案理由を意識し みんなで楽しめるゲームを提案すること 発言者が偏らないようにすること 自治的活動の範囲を超えないようにすること なかなか発言できない児童にも発言できる機会を与えるようにすること 少数意見であっても発言の機会を与えること 自分の考えに固執せず 納得した上で考えを変えるなど 折り合いをつけることも必要であること 10 の視点 8 学習を振り返る活動の設定 事前に自分の考えをもち 話し合う事で 互いのよさや個性 多様な考えを認め合い 等しく合意形成に関わり役割を担う ことにつながる話合いとなります 自分たちで見いだした課題の解決に向けた提案理由やめあてに沿って振り返しをすることが 実践への意欲を喚起し 主体的に活動する事につながります よかった点や課題について自己評価するとともに 友達のよかった点などについても相互評価できるように助言する 8 先生の話 提案理由を意識した発言や学級全体を考えた建設的な発言 意欲的に参加していた児童を称賛するとともに 今後の課題を伝える 計画委員へのねぎらいの言葉をかけるとともに実践への意欲が高まるように言葉かけをする 9 終わりの言葉 実践に向けて 継続的に指導するとともに 事後の振り返りをして 日々の生活や次の活動に生かせるようにすることが大切です 事後の活動 計画委員会: 決定事項 役割分担の掲示 ( 昼休憩 ) 会のめあての確認 ( 当日 ) 学級全員: 役割ごとの準備 ( 昼休憩 ) 役割ごとの仕事 ( 当日 ) 振り返り 学級活動 (2)(3) についても 目標と内容を確認して 指導にあたりましょう また 特別活動の指導資料等をもとに 自分の指導を振り返ってみましょう 参考 楽しく豊かな学級 学校生活をつくる特別活動 ( 小学校編 ) 国立教育政策研究所 H25.7 125

中学校中学校特別活動 11 教育課程実施上のポイント (1) 目標 集団や社会の形成者としての見方 考え方を働かせ 様々な集団活動に自主的 実践的に取り組み 互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して 次のとおり資質 能力を育成することを目指す (1) 多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し 行動の仕方を身に付けるようにする (2) 集団や自己の生活 人間関係の課題を見いだし 解決するために話し合い 合意形成を図ったり 意思決定したりすることができるようにする (3) 自主的 実践的な集団活動を通して身に付けたことを生かして 集団や社会における生活及び人間関係をよりよく形成するとともに 人間としての生き方についての考えを深め 自己実現を図ろうとする態度を養う 特別活動の目標は 人間関係形成 社会参画 自己実現 という三つの視点を手掛かりとしながら 特別活動において育成することを目指す資質 能力の三つの柱に沿って整理された 特別活動における三つの視点集団の中で 人間関係を自主的 実践的によりよいものへと形成す 人間関係形成 るという視点 社会参画 自己実現 よりよい学級 学校生活づくりなど 集団や社会に参画し様々な問 題を主体的に解決しようとするという視点 集団の中で 現在及び将来の自己の生活の課題を発見しよりよく改 善しようとする視点 (2) 実施上のポイント 1 改訂のポイント (1) 学級や学校の生活づくりへの参画 の指導の充実を図るため (2),(3) の内容を 各項目の関連に配慮して整理した 学級活動 (1) は 集団としての合意形成 学級活動 (2) 及び (3) は 一人一人の意思決定 を行うことを明示した キャリア教育に関わる様々な活動に関して 学校 家庭及び地域における学習や生活の見通しを立て 学んだことを振り返りながら 新たな学習や生活への意欲につなげたり 将来の生き方を考えたりする活動を行うこととした 小学校で身に付けた資質 能力を基礎に 生徒の自発的 自治的に活動する態度や能力を高めていくことが必要である いじめの未然防止などの問題を生徒会として取り上げる際には 学校として 生徒の主体的な活動を大切にしながら 学校と家庭や地域との連携 協力を積極的に進め その解決に当たることが必要である ただし いじめを認知した場合は いじめ防止対策推進法に則り対応のこと 126

学校行事の内容 (1) 儀式的行事 (2) 文化的行事 (3) 健康安全 体育的行事 (4) 旅行 集団宿泊的行事 (5) 勤労生産 奉仕的行事は 改訂後も変更なし 健康安全 体育的行事の中で 事件や事故 災害等から身を守ることについて明示した 中学校における職場体験等の体験活動を引き続き重視した 2 主体的 対話的で深い学びを実現させるための授業改善のポイントよりよい人間関係の形成 よりよい集団生活の構築や社会への参画及び自己実現に資するよう 生徒が集団や社会の形成者としての見方 考え方を働かせ 様々な集団活動に自主的 実践的に取り組む中で 互いのよさや個性 多様な考えを認め合い 等しく合意形成に関わり役割を担うようにすることを重視 主体的な学び を実現するための授業改善のポイント 自己の現状に即して 課題を見いだしたり 解決方法を決めて実践したり その取組を振り 返り よい点や改善点に気付いたりできるようにすることが大切 対話的な学び を実現するための授業改善のポイント 学級や学校における生活上の課題を見いだし 解決するために意思決定したり 合意形成を 図ったりする中で 他者の意見に触れ 自分の考えを広げ 課題について多面的 多角的に 考えたりすることが重要 様々な関わりを通して感性や思考力 実践力を豊かにし よりよい意思決定や合意形成がで きるようになることも重要 深い学び を実現するための授業改善のポイント 実践 を単に行動の場面と狭く捉えるのではなく 課題の設定から振り返りまでの一連の活動を 実践 と捉えることが大切 各教科等の特質に応じた見方 考え方を総合的に働かせ 各教科で学んだ知識や技能などを 集団及び自己の問題の解決のために活用していくことが大切 3 見方 考え方について 特別活動の特質に応じた見方 考え方は 集団や社会の形成者としての見方 考え方 である 集団や社会の形成者としての見方 考え方 を働かせるということは 各教科等の見方 考え方を総合的に働かせながら 自己及び集団や社会の問題を捉え よりよい人間関係の形成 よりよい集団生活の構築や社会への参画及び自己の実現に向けた実践に結び付けることである 4 移行措置について特別活動については 教科書の対応を要するものではなく 平成 30 年度から新学習指導要領によるため 移行措置はなし 学級活動及び生徒会活動の内容項目の一部が変更されました また 内容が統合されたところもあります 具体的には 学級活動 (1)~(3) で 17 項目あったものが 11 項目に 生徒会活動が 5 項目から 3 項目に減っています ただし 項目は減りましたが なくなった内容はありません 127

22 主体的 対話的で深い学びの実現に向けた指導展開例 (1) 学級活動の一般的な学習過程 ( 例 ) (2) 授業展開例学級活動 (3) 第 2 学年 題材情報社会におけるモラル内容 (3) 一人一人のキャリア形成と自己実現イ社会参画意識の醸成や勤労観 職業観の形成 改訂前は (2) 適応と成長及び健康安全ウ社会の一員としての自覚と責任でしたね 事前の活動 情報モラル教室の実施講演 SNS の落とし穴 * 警察署員の講話を 2 年生全員が聞く * 講話後の感想や SNS の利用についてアンケートを実施する 本時の活動 本時のねらい SNS に関する問題への対処法について事例を基に考えることで 情報社会で適正な活動を行うための基本的な考え方を理解させるとともに 情報社会の一員としての自覚や責任をもって行動しようとする態度を育てる 128

本時の展開 1 問 題 の 発 見 確 認 2 解 決 方 法 の 話 合 い 活動の内容 1 情報モラル教室の 感想を共有する 2 SNSアンケート結果を公表する 3 本時の流れの確認をする 4 事例を基に対処法 を考え 発表し合 う 指導上の留意点 生徒の感想から SNS の利便性と危険性を伝える アンケート結果を活用し 自分自身の課題として捉えるように する 10 の視点 1 魅力的な課題 教材の提示アンケート結果をグラフ等で表し視覚化することで 生徒一人一人が自分自身の問題であると捉えることができるよう工夫する 事例と本時の流れを掲示し 説明する グループで各事例の問題点とその理由を考え 対処法につい て話し合う 事例 1 同級生のうわさがメールで届き 他の友だちに転送した 2 インターネットオークションで 有名ブランドバッグを 2,000 円で落札し 指定された銀行口座に振り込んだ 3 友だちから ゲームの新アイテムをあげるから メール送信時のパスワードを教えて と言われ伝えた 10 の視点 5 説明 発表の機会の充実なぜそうなのか そのためにはどうしたらよいのか 責任ある対処の仕方について考え 理由を述べる場の設定が必要です それぞれの発表に対し 意見を述べ合う 10 の視点 6 学び合う活動の充実各グループの発表を聞き それに対する意見を述べ合うことで 自らの解決方法を 意思決定 するためのヒントとする 3 決 定 5 SNS を利用する際の自分の考えをまとめる 6 意思決定した内容を発表する SNS 利用時の留意事項をワークシート等にまとめる 生徒のよさを多面的 総合的に評価するために 自らの学習状況やキャリア形成を見通したり 振り返ったりできるようなポートフォリオ的な教材などを活用して 自己評価や相互評価するなどの工夫が求められています 事後の活動 ~4 決めたことの実践 5 振り返り ~ SNS 利用時の留意事項について 意思決定したことの実践状況や家庭で話し合ったことを報告し合う 一定期間経過後 学級内で振り返る場を設定する 10 の視点 8 学習を振り返る活動の設定学級通信等を家庭に配布したり 保護者会等で伝えたりするなど 家庭との連携を図り 保護者の協力を得ることも大切です 参考 評価規準の作成 評価方法等の工夫改善のための参考資料 ( 中学校特別活動 ) 平成 23 年 7 月国立教育政策研究所 129