海外研修レポート 2 年 P 組 60803151 宇城拓平
3 月 6 日初めての海外ということもあり ローマ ( ヴァチカン ) の街並みから圧倒された そしてサンピエトロ大聖堂では映画の舞台になっていたこともあり外観などは知っていたが 存在感がすごかった 正直言って建物の細かいところまではあまり意識して見れず ただただその規模のでかさに圧倒されてしまった またサンピエトロ大聖堂には朝から観光客以外の謁見する人などがたくさん集まっており 今の日常の日本の寺社とかには見られないような活気があった また海から近いことがあるだろうがカモメとハトが多く飛んでいた サンタ サビーナ聖堂 サンタ コンスタンツァ霊廟
3 月 7 日ピエンツァに向かうバスの中から外を眺めていると 周りに全く高い山がなく丘があるくらいで広大な大地の上に立っている実感がわいた ピエンツァではチーズ屋があり中に入ったがとても臭かった あまり食欲をそそるような匂いとは思えなかった 町全体の雰囲気としてかなり外界から閉じてはいるが 中に入ると近所の動きが分かるくらいの住民同士のつながりがあるように思えた また景色が抜群で広大な大地を見渡せたが ここに住んでいる人は見慣れてしまってあまり感動しなくなってしまうのかが気になった
3 月 8 日フィレンツェでは聖堂のファサードと内部が全く別であるということの印象が大きかった 特にサン ロレンツォ聖堂ではファサードが茶色で煉瓦がストライプみたいにボコボコと出ているだけなのに対して 中に入ると白の壁などがきれいで他の様々な聖堂の中でも色のバランスがとても印象的であった ピサの斜塔では完全に観光地化していて日本人ばっかりだった またしゃとうに上ると 傾いているせいからせん階段の人の通った後によるすり減りが必ずしも真ん中ではなく 傾いている方向によってかたよっていることが面白かった 3 月 9 日ラヴェンナはモザイクで有名な街らしく教会にも用いられていた しかしその絵はまるで普通に描かれているみたいで近くに行ってよく見ないとモザイクであるとわからないくらい表面がきれいだった サン ビターレでは建物に対して中の天井に描かれている十字が方向が一致しておらず気になったが ガイドさんに聞きそびれてしまった
3 月 10 日ヴェネツィアは雪でとても寒かった ちょうど満潮だったのかサンマルコ広場まで少し水が上がってきていて通行用の台が設置されていた 街の至る所に水路が入ってきており 交通手段も船で バスは街の外側を走っているだけだった プンタ デル ドガーナでは建物の外にカエルを持った少年が展示されていたが 少年の白さが雪に同化していた 中の現代芸術を見たが 性描写 アメリカ批判などが多く 正直その作品の意図するところが分からないものばかりだった 3 月 11 日ブリオン ヴェガ墓地では雪が降っていた そこは初め墓地だとはわからなかった 公園のようでもあるがあまり外の景色が見えず 閉ざされており外とは異なる空間であると感じた この建物を通って墓地まで行くことで 自分の意志でそのお墓の中に入っている人に会いに来たということを強調させるように思えた また墓地にはそこに眠る人の写真が飾られており ほとんどのお墓に花が飾られていたことからあまり怖いというお墓の印象より家庭の温かさみたいなものを感じられる墓地だった
3 月 12 日ミラノ大聖堂に圧倒された 前が広場になっており まるでその広場をみわたしているかのようだった 中に入ると広場の解放感とは対照的に暗くステンドグラスからの光が主であり そのステンドグラスのきれいな装飾を際立たせていた 広場ではハトのえさを無理やり渡して金を巻き上げようとしている人が何人かいた また地下鉄の階段には 1 段ごとに音がなるようになっていて人が通るたびに音を奏でて面白かった
3 月 13 日夜行列車でスペインに行ったが初めはあまり街の雰囲気が一気に変わったという印象は受けなかった コロニア グエル教会地下聖堂がこの日の中で一番印象に残っている それは今までイタリアである程度型にはまったどでかい教会ばかりを見てきたからで このコロニア グエル教会地下聖堂は自然の中にそのまま教会ができたのではないかと思わせるような 目に留まるような直線がない教会だった また座ってみたいと思った椅子もここが初めてだった 柱が直線の円柱ではないことが 教会の中という緊張感を取り除いているように思えた 3 月 14 日この日はかなり多くまわった その中でも印象に残ったのはカサ ミラで 外観が周りの建物に溶け込んでいたことに驚いた また中に入ると直線の部分がない割にはあまり建物自体に違和感は感じず それぞれの部屋の広さによって用途を分けてあるのがすごかった また 最上階はそこ以下の階とは全くフロアの雰囲気が異なり さらに屋上に上ると幻想的な独特な空間だった さらにそこからはサグラダ ファミリアが見え バルセロナの建築はほとんどガウディの建築であるかのように思った
3 月 15 日グラナダではアルハンブラ宮殿よりアルバイシンの街並みの方が印象的だった 家に合わせて土地を開拓するというより 土地に合わせて家が建てられており 町全体がその山に寄り添うようにして建てられている印象を受けた 家の中に入ると決して広いとは言えず 壁も土がむき出しみたいな感じだったが 日常生活ができるスペースは十分あるようで 日本の住居を考えると モノであふれてしまっておりその収納なども考えなければいけなく いかに贅沢をしているかを知った この旅行ではあまりその土地の人の暮らしぶりに触れることが少なかっただけにこの体験は貴重だった
3 月 16 日メスキータは途中までイスラム教でその後キリスト教の聖堂になったということで何かよくわからない建物だった しかしそのなかで印象に残ったのは柱に工事にかかわった人の名前を刻んでいることで 確かにこの建物を設計した人や考案した人は後世にこうして語り継がれてきているが 実際に建てた人はほとんど誰も知らないことから 人は何か自分が人生でしてきたことを少しでも後世に残したいと思うのではないかと思った けどまたそれでその昔の人がしてきたことを解明していく人がいるということも面白いと思った 3 月 17 日
3 月 18 日プラド美術館を見て回ったのが印象的だった しかし海外の美術館では写真撮影もよく また子供が絵画の前でみんなして座り込み 説明を聞いているのにも驚いた そして何より美術館全体がうるさくあまり美術品に集中するという雰囲気ではなくこれは海外の人からしてみれば普通なのか それとも修学旅行などできている若者のモラルがかけているだけなのかがよくわからなかった またレアル マドリードのホームスタジアムであるサンティアゴスタジアムを見学したが中に入ると外の雰囲気完全に閉ざされ 観客席とフィールド そしてそらだけの世界になり 観客席とフィールドがかなり近くて選手の顔や動きもわかるだろうと思った 僕はサッカーに対してミーハーではあるもののこのスタジアムで試合が行われるなら是非行きたいし自分も熱狂の渦に巻き込まれることは安易に想像できるような空間だった まとめこの研修旅行全体を通して 海外に行くこと自体が初めてで建築に夢中になるというよりも街の雰囲気や人々の生活 風景などを見ることが主になってしまいました この研修旅行ではかなり多くの街に連れて行ってもらうことができ各々の土地の条件や歴史などを学ぶことによって現在どのような街になっているかも相対比較することができてとても面白かったです また団体行動ということもあってあまり現地の日常の交通手段などを使うこともできないかと思いましたが 地下鉄などに乗ることもでき 日本の地下鉄とは違い清潔でなくてどこか暗く 怖い印象を受けることができるなどとても面白かったです もちろん面白かったと言えるのもあまり大きな事件に巻き込まれることがなかったからであり 旅行を通して不安を抱くこともなく海外の雰囲気を自分なりに感じ取ることができました ただ旅行前の手続きや空港での集合場所の連絡がかなり直前だったのがちょっと不安でした そしてガイドさんの説明を聞くのを自由にして最終的な集合場所を示してもらった方がよかったように思います 最後に 今回の研修旅行で自分の中で得られたものはとても多かったです 大きな事件や事故に巻き込まれることもなく安心して研修旅行に参加させてもらったことにとても感謝しています とても楽しかったです ありがとうございました