別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

Similar documents
【修正】07_別表五~.indd

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

Microsoft Word - zeisyou9記載の手引.doc

【表紙】

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

( 復興特別法人税制度の具体的内容 ) 復興特別法人税制度の具体的な内容は 次のとおりです 1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなすこととされています ( 復興

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

配当所得の入力編

9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

Microsoft Word - zeisyou6記載の手引.doc

<4D F736F F D A32398AFA5F494E A8E918EE582CC8A4682B382DC82D >

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

「平成20年版 法人税申告書の記載の手引」別表五(一)

別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書

余金の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) 若しくは利益の配当又はいわゆる中間配当 ( 資本剰余金 の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) を した場合には その積立金の取崩額を 減 2 に記載するとともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この

配当所得の入力編

 

準用する政令第 6 条の 25 第 1 号に定める金額 11 市町村民税の 申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中間 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1)

第 20 号様式の記載について 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 堺市長に 1 通 ( 提出用及び入力用 ) を提

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

<4D F736F F D E7392AC91BA8CF095748BE08CF095748AEE8F802E646F63>

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

< F2D88C E B4C8DDA82CC8EE888F881608F4390B3>

3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

Invincible

第 6 号様式記載の手引 H この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間

11 市町村民税の申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中問 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

課税上の取扱い

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

第20号様式記載要領

15 共済事業を行う農業協同組合の締結した建物更生共済契約又は火災共済契約その他これに類する共済に関する契約 ( 注 )1 確定給付企業年金法の規定による承認の取消しを受けた規約型企業年金に係る規約に基づきその取消しを受けた時以後に支払われる年金等についても 上記と同様に源泉徴収を行うこととなります

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人についても 復興特別法人税を納めることとなる法人とみなすこととされています ( 復興財源確保法 411) ( 注 ) 法人税の納税義務の


2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

とともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この場合に会社法第 445 条第 4 項の規定により積み立てた剰余金の配当に係る利益準備金の額は 利益準備金 1 の 増 3 に記載します ⑸ 平成 22 年 10 月 1 日以後に適格合併に該当しない合併により完全支配関

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

第 20 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 事務所又は事業所 ( 以下 事務所等 といいます )

第 20 号様式記載の手引 この申告書の用途等 () この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法以外の法が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 事務所又は事業所 ( 以下 事務所等 といいます ) 所在地の

Microsoft Word - メルマガQ&A(23.8.1問2)利益剰余金の資本組入(父確認中)

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

 

第 5 章国税の還付及び還付加算金 第 5 章国税の還付及び還付加算金 第 1 節国税の還付 学習のポイント 1 国税の還付金等とはどのようなものか 2 充当とはどのようなものか 1 還付金等の種類国税の還付には 還付金の還付と過誤納金の還付の二種類があり 還付金と過誤納金を併せて還付金等という (

(100分の9.7)

Q. 確定申告は必要ですか? A. 今回の配当によるみなし譲渡損益が特定口座の計算対象とならない場合 または源泉徴収の無い特定口座や一般口座でお取引いただいている場合につきましては 原則として確定申告が必要になります 申告不要制度の適用可否を含め 株主の皆様個々のご事情により対応が異なりますので 具

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

第20号様式記載の手引

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

(100分の9.7)

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

株主各位 証券コード 7022 平成 29 年 6 月 23 日 大阪市北区中之島三丁目 3 番 23 号 取締役社長上田 孝 第 6 期期末配当の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます さて 当社は 平成 29 年 6 月 23 日開催の第 6 期定時株主

新しい非居住者債券所得非課税制度の概要 < 平成 22 年度税制改正前の制度の概要 > 非居住者等が受ける振替国債及び振替地方債のについては 一定の手続要件を満たせば非課税とされていました しかし 非居住者等が受ける振替社債等のについては 原則 15% の税率により源泉徴収課税がなされていました 非

第20号様式記載の手引

<4D F736F F D208F8A93BE90C520926D8EAF94BB92E E291E >

松戸市市税条例等の一部を改正する条例 ( 松戸市市税条例の一部改正 ) 第 1 条松戸市市税条例 ( 平成 27 年松戸市条例第 12 号 ) の一部を次のように改正する 第 11 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に それぞれ当該各号 を 第 1 号から第 4 号まで に改め 掲

第 6 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間申告は その税額が予定

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

⑵ 過誤納金還付金が各税法の定めに基づいて発生するのに対して 過誤納金は 法律上 国税として納付すべき原因がないのに納付された金額で 国の一種の不当利得に係る返還金である なお この過誤納金は 次の二つに分かれる イ過納金過納金は 納付時には納付すべき確定した国税があったが 減額更正や不服審査の裁決

に掲げる税額ロ給与等の支給期が毎半月と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の二分の一に相当する税額ハ給与等の支給期が毎旬と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の三分の一に相当する税額ニ給与等の支給期が月の整数倍の期間ごとと定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額に当該倍数を乗じて

第一法基通改正7

H27記載の手引(溶込版)

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

確定 ( 中間 ) 申告書 ( 第 20 号様式 ) 記載の手引 1 この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します 2 この申告書は 市内の主たる事務所又は事業所 ( 以下 事務所

上場株式等の配当等に対する課税

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

①第44号様式

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

1 口当たりの基準価額 口数 + 再投資されていない未収分配金 - 再投資されていない未収分配金に係る源泉所得税相当額 ( 注 ) - 信託財産留保額および解約手数料 ( 消費税相当額を含む ) 注 : 特別徴収されるべき都道府県民税の額に相当する金額 および復興特別所得税を含みます ( 以下同 )

Microsoft Word - 02手引(説明).doc

<88F38DFC E8F8A93BE92BC914F979D985F837D E815B816A>

試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

PowerPoint プレゼンテーション

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

< F2D90AD97DF91E695538E6C8F5C8BE38D C8BBB93C195CA8F8A93BE90C582C98AD682B782E990AD97DF82CC88EA959482F089FC90B382B782E990AD97DF816A2E6A7464>

会社が株主に交付する金銭等に係る情報提供に関する事務取扱要領 平成 21 年 8 月 21 日平成 2 3 年 4 月 8 日改正平成 29 年 8 月 25 日改正日本証券業協会 全国株懇連合会 この取扱要領は 振替株式を発行する会社が当該振替株式につき株主に交付する金銭等に関し 当該金銭等に係る

税申告書手引き.indd

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

H30 記載の手引(溶込版)

繰越損益金 26 欄記載要領注意事項 定により積み立てた剰余金の配当に係る利益準記載した金額を 当期の備金の額は 利益準備金 1 の 増 3 に記載増減 の 増 3 に 印します を付して記載します ( そ ⑷ 平成 22 年 10 月 1 日以後に適格合併に該当しの積立額は 翌期においない合併によ

欄 記載のしかた 留意事項 9 期末現在の資本金の額又は出資金の額 ( 解散日現在の資本金の額又は出資金の額 ) 期末 ( 中間申告の場合にあっては その計算期間の末日 ) 現在又は解散日現在における資本金の額又は出資金の額を記載します 資本金の額又は出資金の額は 法人税の明細書 ( 別表 5(1)

05補助金・交付金.indd

住宅借入金等特別控除の入力編

所令要綱

用紙.indd

東日本大震災により被害を受けた方の入力編

債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に伴う国債振替決済制度の主な変更点について


人であった法人は 記載しないでください また 千葉市内に恒久的施設を有する外国法人は 記載しないでください ア別表 1(1) を提出する法人 別表 1(1) の 10 の欄の金額 ( ただし 別表 1(1) の 10 の欄の上段に記載された金額 ( 使途秘匿金の支出の額の 40% 相当額 ) がある

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

Transcription:

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税に係る所得税法の適用の特例等 )) の規定により復興特別所得税の額を所得税の額とみなして適用する場合を含みます ) の規定により当期の所得に対する法人税の額からその所得税の額の控除を受ける場合に使用します 2 記載の手順この明細書は まず 中段の 公社債の利子等 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 及び下段の その他に係る控除を受ける所得税額の明細 ( 7 以下) を記載し 次に上段の各欄 ( 1 から 6 まで) を記載します 3 各欄の記載要領 公社債の利子等 2 公債又は社債の利子のほか 割引債に係る償還差益がある場合には その償還差益を含めて記載します 集団投資信託( 合同運用信証券投資信託の収益の分配の額のうち 措置法第 67 条の託を除く ) の収益の分配 4 6に規定する特定株式投資信託の収益の分配の額がある場合には その額を上段に内書として記載します その他 5 収入金額 1 の各欄 所得税法第 174 条第 3 号から第 10 号までに規定する給付補塡金 利息 利益 差益 利益の分配及び賞金の支払を受けた場合並びに懸賞金等の額及びみなし配当等の額がある場合に それらの金額を記載します 当期中に支払を受ける金額 ( 所得税及び復興特別所得税込みの金額をいい 利子等については当期末までにその利払期の到来しているものに 配当等についてはその支払のために通常要する期間内に支払を受けることが見込まれるものに限ります 以下同じです ) を記載します この内訳は 下欄の その他に係る控除を受ける所得税額の明細 に記載します 1 について課される所得税額 2 の各欄 当期中に支払を受ける金額について課される所得税及び復興特別所得税について 次の事業年度の区分に応じ それぞれ次により記載します この場合 公社債の利子等 2 から その他 5 までの 1 について課される所得税額 2 の各欄については 8 14 又は 21 の各欄の合計額を対応する欄に記載します ⑴ 復興財源確保法第 45 条 ( 課税事業年度 ) に規定する課 税事業年度に該当する事業年度 当期中に支払を受ける金額について課される所得税及び復興特別所得税の額 左記 ⑴ の場合 復興特別所得税の額は 復興特別法人税申告書別表二の のうち 所得税の額のみを記載します この場合におい 1について課される復て 所得税と復興特別所得税の金額が区分されていない興特別所得税額 2 に記ときには 例えば 次の方法 ( 復興特別所得税に関する載します 政令第 4 条第 2 項及び第 3 項に定める方法 ) など合理的所得税及び復興特別所な方法により 所得税の額と復興特別所得税の額とを区得税のあん分計算は 原分し 区分された所得税の額のみを記載します 則として支払を受けるご 1 所得税及び復興特別所得税の合計額の 2.1 に相当とに行うこととなりますが 預貯金の利子及び合する金額の 50 銭以下を切り捨て 50 銭超を切り上げ同運用信託の収益の分配た金額を復興特別所得税の額とします 1 に係るものについて 35

2 のうち控除を受ける所得税額 3 の各欄 公社債の利子等 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 の各欄 所得税額 8 所得税額 14 及び 控除を受ける所得税額 21 の各欄 2 所得税及び復興特別所得税の合計額から 1 により計算した復興特別所得税の額を控除した金額を所得税の額とします ( 注 ) 38 ページに 復興特別法人税の課税事業年度に該当する事業年度において源泉徴収された所得税及び復興特別所得税のあん分計算例及び申告書の記載例 を掲載していますので 参考としてください ⑵ ⑴ 以外の事業年度 当期中に支払を受ける金額について課される所得税及び復興特別所得税の額を記載します ⑴ 預貯金の利子及び合同運用信託の収益の分配 1 及び その他 5 には 1 について課される所得税額 2 の金額をそのまま記載します ⑵ 公社債の利子等 2 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配 ( みなし配当等を除く )3 及び 集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配 4 には 利子配当等の計算期間のうち元本を所有していた期間 ( 以下 元本の所有期間 といいます ) に対応する部分の額のそれぞれの合計額を 公社債の利子等 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算 の 個別法による場合 又は 銘柄別簡便法による場合 のいずれかの方法により計算して記載します 元本の所有期間に対応する部分の額の計算について 令第 140 条の 2 第 2 項 ( 種類 銘柄及び元本の所有期間の異なるものごとに 個別に計算する方法 ) の規定の適用を受ける場合には 個別法による場合 の各欄を 同条第 3 項 ( 元本の増加分について所得税額の 2 分の 1 を控除する簡便計算法 ) の規定の適用を受ける場合には 銘柄別簡便法による場合 の各欄を それぞれ記載します 1 について課される所得税額 2 の各欄の記載に準じて記載します ( 注 ) 38 ページに 復興特別法人税の課税事業年度に該当する事業年度において源泉徴収された所得税及び復興特別所得税のあん分計算例及び申告書の記載例 を掲載していますので 参考としてください は 期末に一括してあん分計算を行っても差し支えありません 銘柄別簡便法による場合には 1 公社債 2 株式及び出資又は 3 集団投資信託の受益権の 3 グループに区分し さらにその元本をその利子配当等の計算の基礎となった期間が 1 年を超えるものと 1 年以下のものとに区分し その区分に属する元本の全てについて その銘柄ごとに 簡便計算法を適用することになります なお 国内追加型投資信託とそれ以外の投資信託は別のグループに区分することができます 銘柄別簡便法による場合にあっては 銘柄別簡便法による場合 に記載した銘柄ごとに一括して所得税及び復興特別所得税のあん分計算を行っても差し支えありません 36

利子配当等の計算期間 9 及び ⑼ のうち元本所有期間 10 利子配当等の計算期末の所有元本数等 15 及び 利子配当等の計算期首の所有元本数等 16 ⒂-⒃ 2 又は 12 17 その他に係る控除を受ける所得税額の明細 の各欄 利子配当等が剰余金の配当若しくは利益の配当若しくは剰余金の分配又は金銭の分配 ( 以下 配当等 といいます ) である場合には その配当等 ( 以下 判定対象配当等 といいます ) の直前にその判定対象配当等を支払う法人から受けた配当等の支払に係る基準日の翌日からその判定対象配当等の支払に係る基準日までの期間を 利子配当等の計算期間 9 に記載します 数は 暦に従って計算し 1 未満の端数は切り上げます なお 設定により取得した国内追加型投資信託については この欄の記載を省略し 所有期間割合 11 に 1.000 と記載して控除を受ける所得税額を計算してください 公社債については所有元本の額面金額により 口数の定めがない出資については所有元本の金額により その他のものについては所有元本の数により記載します 次の場合に応じ 次により記載します ⑴ 利子配当等の計算期間が1 年以下であるものの元本の場合 ⒂-⒃ 2 又は12 ⑵ 利子配当等の計算期間が1 年を超えるものの元本の場合 ⒂-⒃ 2 又は12 その他 5 に記載した給付補塡金等についてその内訳をこの欄に記載しきれな記載します この場合 参考 には 賞金 給付補塡金 いときは その明細をこ利息 利益 差益 利益の分配 懸賞金付預貯金等の懸賞の内訳の様式により別紙金等 みなし配当等の別 源泉徴収された所得税額を証明に記載して添付してくだする書類の有無 その他控除税額の計算について参考となさい るような事項を記載します ( 注 ) 道府県民税利子割額は この明細書には記載しません 4 根拠条文 法 68 令 140 の 2 措置法 41 の 94 41 の 124 措置法令 26 の 103 26 の 11 措置法規則 19 の 42 3 復興財源確保法 332 45 37

〇復興特別法人税の課税事業年度に該当する事業年度において源泉徴収された所得税及び復興特別所得税のあん分計算例及び申告書の記載例 設例 当期( 平 26.1.1~ 平 26.12.31) に支払を受けるべき利子 配当等は 次のとおりです 名称 銘柄等 利子等の金額 支払を受けることとなる日 源泉所得税額等 A 預金 (A 1 ) 2,150 平 26.2.24 329 A 預金 (A 2 ) 3,050 平 26.8.18 467 名称 銘柄等 配当等の金額 配当等の効力発生日 源泉所得税額等 B 株式 30,000 平 26.3.26 4,594 ( 注 ) 元本の所有期間に対応する部分の額については 個別法 により計算することとします F 所得税額及び復興特別所得税額のあん分計算 上記設例の利子 配当等について 所得税額の控除及び復興特別所得税額の控除を受ける場合には 次のように所得税額及び復興特別所得税額を計算します ⑴ A 預金イ A 1 の利子は 源泉所得税額等に復興特別所得税額が含まれていますので 次のとおり復興特別所得税額と所得税額にあん分します 復興特別所得税額 329 2.1 6.76 7 A 1 未満の端数が 50 銭超のため 切上げ 所得税額 329-7 = 322 B ロ A 2 の利子は 源泉所得税額等に復興特別所得税額が含まれていますので 次のとおり復興特別所得税額と所得税額にあん分します 復興特別所得税額 467 2.1 9.60 10 C 1 未満の端数が 50 銭超のため 切上げ 所得税額 467-10 = 457 D 申告書への記載 A 1 の利子に係る所得税額 322 ( B) と A 2 の利子に係る所得税額 457 ( D) との合計額 779 を 法人税申告書別表六 ( 一 ) の 預貯金の利子及び合同運用信託の収益の分配 1 の 2 欄に記載します A 1 の利子に係る復興特別所得税額 7 (A) と A 2 の利子に係る復興特別所得税額 10 (C) との合計額 17 を 復興特別法人税申告書別表二の 預貯金の利子及び合同運用信託の収益の分配 1 の 2 欄に記載します ⑵ B 株式 B 株式の配当は 源泉所得税額等に復興特別所得税額が含まれていますので 次のとおり復興特別所得税額と所得税額にあん分します 復興特別所得税額 4,594 2.1 94.48 94 E 1 未満の端数が 50 銭以下のため 切捨て 所得税額 4,594-94 = 4,500 F 申告書への記載 B 株式の配当に係る所得税額 4,500 (F) を 法人税申告書別表六 ( 一 ) の 個別法による場合 の 所得税額 8 欄に記載し 同額を 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配 3 の 2 欄に記載します B 株式の配当に係る復興特別所得税額 94 (E) を 復興特別法人税申告書別表二の 個別法による場合 の 復興特別所得税額 8 欄に記載し 同額を 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配 3 の 2 欄に記載します ( 注 ) この計算例においては 復興特別所得税に関する政令第 4 条第 2 項及び第 3 項に定める方法によりあん分計算及び 1 未満の端数処理を行っていますが 合理的な方法であれば その他の方法によりあん分計算及び端数処理を行うこととしても差し支えありません 38

例えば 当期中に課された源泉所得税額等の合計額について 期末に一括して所得税額と復興特別所得税額にあん分することも認められます 本設例における A 預金の利子に係る源泉所得税額等の合計額 (329 +467 =796 ) について 期末に一括してあん分する場合には 次のような方法で行います 復興特別所得税額 796 2.1 16.37 16 1 未満の端数が 50 銭以下のため 切捨て 所得税額 796-16 = 780 法人税申告書別表六 ( 一 ) 及び復興特別法人税申告書別表二の記載の仕方 法人税申告書別表六 ( 一 ) 及び復興特別法人税申告書別表二には それぞれ次のように記載します ⑴ 法人税申告書別表六 ( 一 ) 区 分 預貯金の利子及び合同運用信託の収益の分配 1 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配 ( みなし配当等を除く ) 収入金額 1 について課される 2のうち控除を受ける所得税額所得税額 1 2 3 5,200 B+D 779 779 3 30,000 F 4,500 4,500 計 6 35,200 5,279 5,279 個別法による場合 銘柄 B 株式 公社債の利子等 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける所得税額の計算所有期間割合利子配当等の (9) のうち収入金額所得税額計算期間元本所有期間 (10) (9) 控除を受ける所得税額 (8) (11) 7 8 9 10 11 12 30,000 F 4,500 12 ( 以下省略 ) 小数点以下 3 位未満切上げ 12 1.000 4,500 ⑵ 復興特別法人税申告書別表二 区 分 預貯金の利子及び合同運用信託の収益の分配 1 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配 ( みなし配当等を除く ) 個別法による場合 収入金額 1 について課される 2のうち控除を受ける復興特別所得税額復興特別所得税額 1 2 3 5,200 A+C 17 3 30,000 E 94 94 計 6 35,200 111 111 公社債の利子等 剰余金の配当 利益の配当及び剰余金の分配又は集団投資信託 ( 合同運用信託を除く ) の収益の分配に係る控除を受ける復興特別所得税額の計算所有期間割合利子配当等の (9) のうち控除を受ける収入金額復興特別所得税額 (10) 小数点以下 3 銘柄計算期間元本所有期間復興特別所得税額 (9) 位未満切上げ (8) (11) B 株式 7 8 9 10 11 12 30,000 E 94 12 ( 以下省略 ) 12 1.000 17 94 39