環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定 の概要 データ集 2013 年 9 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) 海外調査部
環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定の概要 交渉参加国シンガポール ( 星 ) ニュージーランド (NZ) ブルネイ チリ 米国 オーストラリア ペルー ベトナム マレーシア メキシコ カナダ 日本 経緯 2002 年星 NZ チリが APEC サミットの際に交渉開始 後にブルネイ参加 (NZ 政府は APEC における自由化を推進することが TPP の目的としている ) 2006 年星 NZ チリ ブルネイの 4 カ国で発効 ( 通称 P4) ( 星は関税即時撤廃 NZ は 2015 年 チリは 2017 年 ブルネイは 2015 年に全関税撤廃 ) 2006 年米国 ( ブッシュ政権 ) が APEC ワイドの FTA 構想 (FTAAP) を提唱 (APEC として長期的に研究していくことで合意 ) 2008 年米国 ( ブッシュ政権 ) が TPP に全面的に交渉参加することを決定 2009 年 11 月オバマ政権が APEC サミットに合わせ TPP への交渉参加方針を表明 2010 年 3 月政府間交渉を開始 ( マレーシアは同年 10 月から正式参加 ) 2011 年 11 月 APEC 会合の場で 大まかな輪郭 (broad outlines) に合意したことを発表 日本 カナダ メキシコが交渉参加に向けた協議に入ることを表明 2012 年 10 月メキシコ カナダが交渉に参加 12 月の第 15 回交渉より交渉会合に参加 2013 年 7 月第 18 回交渉の途中より 日本が交渉会合に参加 対象分野 ( 以下の 21 分野で交渉 ) 市場アクセス ( 工業品 農業 繊維 ) 原産地規則 貿易円滑化 衛生植物検疫 (SPS) 貿易の技術的障害 (TBT) 貿易救済措置 政府調達 知的財産 競争 越境サービス 金融サービス 電気通信 商用関係者の移動 電子商取引 投資 労働 環境 制度的 事項 紛争解決 キャパシテイ ビルデイング ( 協力 ) 分野横断的事項 2
TPP の政府間交渉の経緯 1 これまでの交渉実績 (2010~2011 年 ) 2010 年 3 月豪州 ( メルボルン ) で第 1 回交渉会合 参加国の拡大などについて議論 2010 年 6 月米国 ( サンフランシスコ ) で第 2 回交渉会合 既存 FTA は存続することを確認 2010 年 10 月ブルネイで第 3 回交渉会合 マレーシアの参加が正式に認められる 2010 年 12 月 NZ で第 4 回交渉会合 分野横断的事項 を交渉分野として追加 2011 年 2 月チリで第 5 回交渉会合 以降 集中的に協議を行う方向性を確認 2011 年 3 月シンガポールで第 6 回交渉会合 サービス 投資などでオファーの交換 2011 年 6 月ベトナムで第 7 回交渉会合 米国は批准待ち FTA の議会審議を控えて 国内の意見集約をスローダウンさせ 論議を呼ぶ分野の提案は控えたとされる 2011 年 9 月米国 ( シカゴ ) で第 8 回交渉会合 貿易円滑化 SPS TBT 通信 政府調達 分野横断的事項は議論が進んでいるとの発表 知的財産権 投資は 進んではいるもののまだ議論が必要とのこと 市場アクセスは交渉の順番では最後となる見込み 2011 年 10 月ペルー ( リマ ) で第 9 回交渉会合 市場アクセス 知的財産権 通信 労働 競争 キャパシティ ビルディングなどで交渉進行中との報道 米国は 国営企業の競争上の規則についての提案を行う 2011 年 11 月 APEC 会合 ( ハワイ ) の機会を捉えて 大まかな輪郭 (broad outlines) に合意したことを発表 2011 年 12 月マレーシアで第 10 回交渉会合 投資 サービス 原産地規則 知的財産の分野において 条文テキストおよび市場アクセス交渉について いずれも進捗があったと発表される 3
TPP の政府間交渉の経緯 2 これまでの交渉実績 (2012 年 ) 2012 年 3 月豪州 ( メルボルン ) で第 11 回交渉会合 ほぼすべての章において顕著な進展がみられたと発表される 新規交渉参加国への対応についても協議された 2012 年 5 月米国 ( ダラス ) で第 12 回交渉会合 中小企業の協定利用促進に関する議論が終結 2012 年 7 月米国 ( サンディエゴ ) で第 13 回交渉会合 税関 越境サービス 電気通信 政府調達 競争政策及び協力とキャパシティビルディングを含む多くの分野において 特に重要な進展があったと発表される APEC( ロシア : ウラジオストク ) における交渉参加 9 カ国首脳声明交渉を早期に妥結するための努力を新たにすることに合意 メキシコ及びカナダを新たな TPP のパートナーとして歓迎すると発表 ( 参加国の国内手続きを経て 10 月に正式参加 ) 2012 年 9 月米国 ( リーズバーグ ) で第 14 回交渉会合 市場アクセス 税関 原産地規則 貿易の技術的障害 衛生植物検疫 越境サービス 電気通信サービス 政府調達等を含む幅広い分野で進展があった また 鉱工業品 農業 繊維 サービスと投資 及び政府調達に関し 各国が作成している関税及び他の市場アクセス約束の策定でも前進がみられたと発表 2012 年 12 月ニュージーランド ( オークランド ) で第 15 回交渉会合 初めて全体交渉会合に参加したメキシコ及びカナダを円滑に交渉に組み入れること 及び 2013 年中の交渉妥結を可能とする基礎の形成に向けて進展を得ることが目標とされ 交渉全体として進展があった 4
TPP の政府間交渉の経緯 3 これまでの交渉実績 (2013 年以降 ) 2013 年 3 月シンガポールで第 16 回交渉会合 規制制度間の整合性 ( 分野横断的事項 ) 電気通信サービス 税関 ( 貿易円滑化 ) 開発 ( キャパシティ ビルディング ) について良い進展があったと発表される 2013 年 4 月インドネシアでの APEC 貿易担当大臣会合の機会を利用して TPP 交渉参加国の閣僚会合を開催 2013 年中に交渉を妥結することができるよう 残された課題で前進するための道筋を描くとともに 各 TPP 参加国が TPP 参加についての日本との二国間協議を終了したことを確認 2013 年 5 月ペルー ( リマ ) で第 17 回交渉会合 越境サービス 衛生植物検疫 貿易救済措置について大きく進展があったと発表される 知的財産 競争 環境などの交渉グループおよび市場アクセス交渉については 追加的な時間を必要とするとの認識 2013 年 7 月マレーシア ( コタキナバル ) で第 18 回交渉会合 開催された 13 の交渉グループのほとんどにおいて より技術的な解決に向けて 良好な進展があったほか 困難な論点のいくつかにつき早期の決着に道筋を付けたと発表 7 月 23 日午後から 日本が交渉会合に正式参加 首席交渉官会合 知的財産 政府調達 原産地規則 環境 制度的事項の 5 分野の作業部会に参加したほか 日本セッション で分野別の議論を行った 2013 年 8 月 22~23 日 ブルネイにて TPP 閣僚会合を開催し 早急に具体的成果を出すよう首席交渉官 分野別交渉官に指示が出された この指示に基づき 8 月 24~30 日まで 第 19 回交渉会合を開催 市場アクセスについては 各国と順次 オファー交換 二国間協議を実施 ルール分野でも 投資 金融サービス 原産地規則で議論が進展 知的財産 競争 環境については いくつかの論点で調整が必要であり 今後分野別中間会合 バイ協議で議論を継続 2013 年 10 月 7 8 日の APEC 首脳会議 ( バリ ) が大きな節目となることが確認された 5
大まかな輪郭 (broad outlines) の内容 6 TPP の 大まかな輪郭 (broad outlines) の内容 TPP 交渉参加 9 カ国の首脳は 2011 年 11 月 12 日に APEC 会合 ( ハワイ ) の機会を捉えて TPP の 大まかな輪郭 (broad outlines) に合意したことを発表 現在進められている交渉は すべての交渉分野で参加国間の合意が得られた段階で妥結する ( 一括受諾方式 ) 各交渉グループでは 協定のテキスト ( 条文 ) の取りまとめ作業を進めている ( 分野別の論点や進捗状況は次ページのとおり ) 市場アクセス分野 ( 関税 サービス 投資 政府調達 ) の概要は以下のとおり : 関税 ( 撤廃 削減 ) スケジュールは すべての物品 ( タリフラインで約 11,000 品目 ) をカバーする サービスおよび投資の自由化は すべてのセクターを対象とすることを確認 包括的な自由化を原則とするが 交渉はネガティブ リスト方式で行われており 包括的な範囲を想定する ただし 特定のサービス分野については特別な例外の交渉を認める 政府調達の自由化は 各国の公共調達市場へのアクセスを最大限に拡大することを目的とする ただし各国のセンシティブ分野には配慮する
大まかな輪郭 (broad outlines) の内容 7 TPP の大まかな輪郭 (broad outlines) の内容 ( 交渉分野別 ) 交渉分野主な論点 進捗状況 分野横断的事項 規制制度間の整合性 中小企業の貿易促進などについて 各分野の条文に含めるとともに 独立した規定を設けることも検討 競争 公正な競争環境を維持するためのルール作りについて 大きな進展が見られる キャパシティ ビルディング 参加途上国が 協定の目的を達成するための協力を推進 越境サービス サービス分野に適用されるルールの主要な要素について合意がみられる 貿易円滑化 通関手続きの予見可能性 透明性を向上させるためのルールに概ね合意 電子商取引 電子商取引における関税不賦課 消費者保護などの論点で進展がある 環境 貿易と環境保護の両立 そのための途上国への協力 海洋資源保全などを協議 金融サービス 透明性 無差別性 金融分野の投資保護などについて協議 政府調達 政府調達の透明性 無差別性などの基本原則に合意 途上国への経過措置の適用など 詳細について協議 知的財産権 商標 地理的表示 特許権などの保護や執行について 議論を進める 投資 投資家と国家間の紛争解決手続きなどについて 引き続き協議 労働 労働者の権利保護のための 参加国間での協力方法などについて協議 紛争解決 協定の実施に関する参加国間での紛争解決手続きについて 大きな進展あり 物品市場アクセス 野心的でバランスの取れた 透明性の高い市場アクセス確保が原則 原産地規則 参加国に共通の 客観的で透明性の高い原産地規則の合意を目指す 衛生植物検疫 (SPS) 措置の透明性 同等性などのWTOルールを強化する 貿易の技術的障害 (TBT) 適合性評価手続き 国際基準の適用などのWTOルールを強化する 通信 通信市場への相互参入を促進するための 規制の透明性向上などで合意に近い 商用関係者の移動 一時入国に関する一般規定に実質合意 条件など詳細を協議 繊維 市場アクセスのほか 繊維分野の原産地規則 セーフガード制度についても協議 貿易救済措置 WTO 上の権利義務に加え 措置の透明性 手続きの適正性などを協議 資料 TPP の "Outlines of the Trans-Pacific Partnership Agreement" から作成
TPP 交渉に関して日米が共同声明発表 8 日米共同声明の概要 (2013 年 2 月 22 日 米国ワシントン DC) 安倍総理大臣とオバマ大統領の日米首脳会談 (2013 年 2 月 22 日 米国ワシントン DC) を受けて 日米両国は同日 TPP 交渉に関する 日米の共同声明 を発表した ( 以下 外務省ウェブサイトから 同省仮訳 ) 両政府は, 日本が環太平洋パートナーシップ (TPP) 交渉に参加する場合には 全ての物品が交渉の対象とされること 及び 日本が他の交渉参加国とともに,2011 年 11 月 12 日に TPP 首脳によって表明された TPP の輪郭 ( アウトライン ) において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する 日本には一定の農産品 米国には一定の工業製品というように 両国ともに二国間貿易上のセンシティビティが存在することを認識しつつ 両政府は 最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから TPP 交渉参加に際し 一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではないことを確認する 両政府は TPP 参加への日本のあり得べき関心についての二国間協議を継続する これらの協議は進展を見せているが 自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処し その他の非関税措置に対処し 及び TPP の高い水準を満たすことについて作業を完了することを含め なされるべき更なる作業が残されている
日本が TPP 交渉参加を表明 安倍総理大臣記者会見 (2013 年 3 月 15 日 首相官邸 ) の概要 ( 以下 首相官邸ウェブサイトから抜粋 ) 本日 TPP/ 環太平洋パートナーシップ協定に向けた交渉に参加する決断をいたしました その旨 交渉参加国に通知をいたします ( 略 ) 世界の国々は 海外の成長を取り込むべく 開放経済へとダイナミックに舵を切っています アメリカと欧州は お互いの経済連携協定の交渉に向けて動き出しました 韓国もアメリカや EU と自由貿易協定を結ぶなど アジアの新興国も次々と開放経済へと転換をしています 日本だけが内向きになってしまったら 成長の可能性もありません ( 略 ) TPP の意義は 我が国への経済効果だけにとどまりません 日本が同盟国である米国とともに 新しい経済圏をつくります そして 自由 民主主義 基本的人権 法の支配といった普遍的価値を共有する国々が加わります こうした国々と共に アジア太平洋地域における新たなルールをつくり上げていくことは 日本の国益となるだけではなくて 必ずや世界に繁栄をもたらすものと確信をしております ( 略 ) 今がラストチャンスです この機会を逃すということは すなわち 日本が世界のルールづくりから取り残されることにほかなりません TPP がアジア 太平洋の世紀の幕開けとなった 後世の歴史家はそう評価するに違いありません アジア太平洋の世紀 その中心に日本は存在しなければなりません TPP への交渉参加はまさに国家百年の計であると私は信じます 9
日米間の協議結果 10 日米協議の合意 (2013 年 4 月 12 日 ) の概要 ( 以下 内閣官房ウェブサイトから抜粋 ) 1 日本が他の交渉参加国とともに, TPP の輪郭 において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことを確認するとともに, 日米両国が経済成長促進, 二国間貿易拡大, 及び法の支配を更に強化するため, 共に取り組んでいくこととなった 2 この目的のため, 日米間で TPP 交渉と並行して非関税措置に取り組むことを決定 対象分野 : 保険, 透明性 / 貿易円滑化, 投資, 規格 基準, 衛生植物検疫措置 1 等 3 また, 米国が長期にわたり懸念を継続して表明してきた自動車分野の貿易に関し, (1)TPP 交渉と並行して自動車貿易に関する交渉を行うことを決定 対象事項 : 特別自動車セーフガード, 透明性, 基準, 輸入自動車特別取扱制度 (PHP), 環境対応車 / 新技術搭載車, 財政上のインセンティブ, 流通, 第三国協力, その他事項 (2)TPP の市場アクセス交渉を行う中で, 米国の自動車関税が TPP 交渉における最も長い段階的な引き下げ期間によって撤廃され, かつ, 最大限に後ろ倒しされること, 及び, この扱いは米韓 FTA における米国の自動車関税の取り扱いを実質的に上回るものとなることを確認 4 日本には一定の農産品, 米国には一定の工業製品といった二国間貿易上のセンシティビティが両国にあることを認識しつつ,TPP におけるルール作り及び市場アクセス交渉において緊密に共に取り組むことで一致 1 日本及び米国は, 世界貿易機関 (WTO) の衛生植物検疫措置の適用に関する協定 (SPS 協定 ) に基づいて並行二国間交渉の中で衛生植物検疫措置に関する事項について共に取り組む
TPP 参加各国との二国間協議を終了 11 TPP 閣僚会合に関する共同声明 (2013 年 4 月 20 日 ) の概要 ( 以下, いずれも外務省ウェブサイトから抜粋 ) 貿易大臣は 各 TPP 参加国が TPP 参加への日本の関心についての日本との二国間協議を終了したことを確認した 本日 貿易大臣は 他の参加国が進捗中の交渉に参加した時と同様に 妥結に向けて交渉が引き続き速やかに進められるような方法により 日本の参加プロセスを完了させることをコンセンサス ( 全会一致 ) により合意した 日本はその後 現交渉参加各国の国内手続が完了次第 TPP 交渉に参加することができる グローサー ニュージーランド貿易大臣メディア声明 (2013 年 4 月 21 日 ) の概要 TPP 現参加国は 特に 2011 年 11 月 12 日のホノルルでの TPP 首脳及び貿易大臣による声明に従って 包括的かつ高い野心の次世代型の協定という共有された目標をできる限り早期に達成することについての日本の約束を歓迎した 我々は 各国の多様な発展のレベルを考慮しつつ 包括的かつバランスのとれたパッケージの締結を目指すに当たり 日本とともに取り組んでいくことを楽しみにしている 日本の TPP 交渉参加に関する米国政府による議会通知 (2013 年 4 月 25 日 ) の概要日本の TPP 交渉参加に関するマランティス米通商代表代行発ベイナー米下院議長宛書簡 ( 外務省仮訳 ) 私は, オバマ大統領に代わって, 議会に対し, 現在行われている環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定の交渉に, 世界第三位の経済規模を有する国である日本を含める意図を有していることを通知することを喜ばしく思う ( 略 ) 米国の主要な貿易パートナーであると同時に緊密な同盟国である日本の参加は,TPP 協定の経済的重要性を更に高めるものである
日本が TPP 交渉に正式参加 12 第 18 回会合後の共同メディア声明 (2013 年 7 月 25 日 ) 抜粋 ( 以下, いずれも内閣官房ウェブサイトから抜粋 ) 7 月 23 日 我々は 12 番目の TPP 交渉参加国として日本を歓迎した この 2 日間にわたり 参加国は交渉の現状について日本に説明を行った 日本は 迅速に交渉プロセスに参加する意思を示し 積極的に交渉に参加した 日本の TPP への参加は 7 億 9,000 万人からなり 27 兆米ドルの GDP を生み出し 世界の 3 分の 1 に相当する貿易量を有する市場を創出することになる 甘利 TPP 政府対策本部長の談話 (2013 年 7 月 25 日 ) 抜粋 7 月 15 日から 25 日まで マレーシアのコタキナバルにおいて 第 18 回 TPP 交渉会合が開催され 我が国は 23 日午後から正式に交渉に参加した 日本の TPP 交渉への参加について 各国からは歓迎の意が表明された アジア太平洋地域における新たなルールを作り上げていくことは 日本の国益となるだけでなく 世界に繁栄をもたらし この地域の安定にも貢献するものであり 日本が一旦交渉に参加した以上 重要なプレイヤーとして 新たなルールづくりをリードしていく旨表明するとともに 我が国として 守るべきものは守り 攻めるべきものは攻め 積極的かつ建設的に議論に参加するという基本的な姿勢を明らかにした 交渉参加と同時に交渉テキストにもアクセス可能となり 現在 21 分野の交渉官が交渉テキストの精査 分析を鋭意進めており 今後の交渉に備える
並走する広域 FTA 構想 ~ 広域 FTA 構想の世界経済に占める位置付け (2012 年 )~ 全体 APEC (FTAAP) RCEP 参考 日中韓 ASEAN TPP (12カ国) 日 EU 米 EU NAFTA EU27 13 ( 単位 :%) TPP+ 日 EU+ 米 EU 世界人口に占める構成比 69.4 億人 40.1 49.0 22.1 8.9 11.4 9.1 11.8 6.7 7.2 18.7 世界経済に占める構成比 71.7 兆ドル 57.5 29.5 21.4 3.2 38.4 31.4 45.0 26.1 23.1 61.6 域内貿易比率 - 65.8 43.2 20.2 24.5 42.0 57.4 55.0 40.2 63.3 64.4 日本との貿易額 ( 往復 ) 1 兆 6,899 億ドル 70.5 46.6 25.8 15.3 27.5 9.8 22.6 15.1 9.8 37.3 日本からの対外直接投資残高 1.04 兆ドル 62.6 30.8 11.4 11.8 41.7 22.9 50.4 29.3 22.9 64.6 注 1 各広域 FTA 構想の構成国 地域は以下の通り APEC: 豪州 ブルネイ カナダ チリ 中国 香港 インドネシア 日本 韓国 マレーシア メキシコ NZ パプアニューギニア ペルー フィリピン ロシア シンガポール 台湾 タイ 米国 ベトナム環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定 : 米国 シンガポール ブルネイ NZ チリ 豪州 ペルー ベトナム マレーシア カナダ メキシコ 日本 RCEP:ASEAN 日本 中国 韓国 豪州 NZ インド 注 2 世界経済は世界の名目 GDP( 市場ドル為替レート換算 ) 注 3 世界人口は185カ国の計 注 4 日本の対外直接投資残高について 1. 統計制約からブルネイとパプアニューギニアは除く 2. チリとペルーは現地統計を用いた ( ペルーは2011 年の残高 ) 資料 WEO April 2013 (IMF) DOT May 2013 (IMF) 台湾貿易統計 本邦対外資産負債残高統計 ( 財務省 日本銀行 ) 外国為替相場 ( 日本銀行 ) などから作成
APEC 域内貿易の 56.0% は FTA 発効国間の貿易 (2012 年 ) 14 TPP 交渉国 ( 単位 :%) 対 FTA 発 APEC 輸入国効済み国域内輸出輸出 / 対に占める輸出国 APEC 輸比率出ブルネイ - 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.2 ブルネイ チリ ニュージーランド シンガポール オーストラリア マレーシア ペルー 米国 ベトナム カナダ メキシコ チリ - 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.3 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.8 0.9 ニュージーランド 0.0 0.0-0.0 0.1 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.5 シンガポール 0.0 0.0 0.0-0.3 0.9 0.0 0.4 0.2 0.0 0.0 0.3 0.3 0.8 0.8 0.7 0.3 0.0 0.1 0.0 0.1 4.2 5.2 オーストラリア 0.0 0.0 0.1 0.1-0.1 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.8 0.1 0.0 1.3 0.1 0.4 0.1 0.0 0.0 0.1 0.8 3.6 マレーシア 0.0 0.0 0.0 0.5 0.2-0.0 0.3 0.1 0.0 0.0 0.5 0.2 0.2 0.5 0.2 0.1 0.0 0.1 0.0 0.1 2.3 3.0 ペルー 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0-0.1 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.4 米国 0.0 0.3 0.1 0.5 0.5 0.2 0.2-0.1 5.0 3.7 1.2 0.2 0.6 1.9 0.1 0.7 0.0 0.1 0.2 0.4 10.9 16.0 ベトナム 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.1 0.3-0.0 0.2 0.0 0.1 0.3 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.6 1.4 カナダ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 5.8 0.0-0.1 0.2 0.0 0.0 0.3 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 5.9 6.7 メキシコ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 4.9 0.2-0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 5.2 5.4 日本 0.0 0.0 0.0 0.4 0.3 0.3 0.0 2.4 0.2 0.2 0.2-0.7 0.7 2.5 0.3 1.0 0.0 0.2 0.2 0.7 2.4 10.5 タイ 0.0 0.0 0.0 0.2 0.2 0.2 0.0 0.4 0.1 0.0 0.0 0.4-0.2 0.5 0.2 0.1 0.0 0.1 0.0 0.1 1.9 2.7 香港 0.0 0.0 0.0 0.1 0.1 0.1 0.0 0.7 0.1 0.1 0.0 0.3 0.1-4.1 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 4.1 6.0 中国 0.0 0.2 0.1 0.7 0.6 0.6 0.1 6.0 0.6 0.5 0.5 2.6 0.5 5.5-0.6 1.5 0.0 0.3 0.8 0.6 9.8 22.3 インドネシア 0.0 0.0 0.0 0.3 0.1 0.2 0.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.5 0.1 0.0 0.4-0.3 0.0 0.1 0.0 0.1 1.9 2.4 韓国 0.0 0.0 0.0 0.4 0.2 0.1 0.0 1.0 0.3 0.1 0.2 0.7 0.1 0.6 2.3 0.2-0.0 0.1 0.2 0.2 2.4 6.7 パプアニューギニア 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0-0.0 0.0 0.0 0.1 0.1 フィリピン 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.2 0.0 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0-0.0 0.0 0.5 0.8 ロシア 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.3 0.0 0.0 0.6 0.0 0.2 0.0 0.0-0.0 0 1.5 台湾 0.0 0.0 0.0 0.3 0.1 0.1 0.0 0.5 0.1 0.0 0.0 0.3 0.1 0.6 1.3 0.1 0.2 0.0 0.1 0.0-1.3 4.0 対 FTA 発効済み国輸入 / 対 APEC 輸入 0.1 0.7 0.3 3.3 1.5 2.5 0.4 12.5 1.5 5.2 4.0 2.2 2.2 5.5 8.4 2.4 1.8 0.1 1.0 0.0 0.6 56.0 APEC 域内輸入に占める比率 0.1 0.7 0.4 3.8 2.8 2.9 0.4 23.9 1.8 6.2 4.8 8.8 2.6 9.5 17.3 2.7 5.3 0.1 1.3 1.6 2.7 100.0 参考 11 年 55.1 注 1 セル色は 発効済 署名済 交渉中 注 2 数値は APECの域内貿易を100とした時の 各国 地域間の貿易額の比率 青字 2010 年以降に発効になったもの 赤字 比率が1.0ポイントを超えるもの 資料 DOT (IMF) 台湾貿易統計から作成 日本 タイ 香港 中国 インドネシア 韓国 パプアニューギニア フィリピン ロシア 台湾
発効済みの二国間 FTA も多数 ~TPP 交渉参加国の既存 FTA との関係 ~ 交渉参加国 66 通り中 41 は既存 FTA あり ( 署名済も含む ) 15 シンガポール NZ チリブルネイ米国豪州ペルーベトナムマレーシアカナダメキシコ日本 シンガポール NZ 交渉中 ( 二国間 ) 交渉中 (RCEP) チリ 署名済 ( 二国間 ) ブルネイ 交渉参加国 米国 豪州 ペルー ベトナム 署名済 ( 二国間 ) 交渉中 ( 二国間 ) マレーシア カナダ 交渉中 ( 二国間 ) 交渉中 ( 二国間 ) メキシコ 日本 交渉中 (RCEP) 交渉中 ( 二国間 ) 交渉中 ( 二国間 ) 資料 各国政府資料から作成 FTA 発効済み FTA 署名済 ( 未発効 ) TPP により FTA 初交渉中交渉中
TPP 交渉参加国の貿易マトリクス 16 TPP 交渉参加 12 カ国の域内貿易を 100 とした時の 各国間の貿易シェア (2012 年 輸出額ベース : 域内 1 兆 9,529 億ドル ) ( 単位 :%) 輸出元 輸出先 シンガポール NZ チリブルネイ米国豪州ペルーベトナムマレーシアカナダメキシコ日本合計 シンガポール 1.3 3.5 NZ 0.8 チリ 1.2 ブルネイ 0.4 米国 1.6 1.0 1.6 14.9 11.1 3.6 35.3 豪州 2.5 4.4 ペルー 0.8 ベトナム 2.3 マレーシア 1.6 1.0 1.4 4.9 カナダ 17.4 18.5 メキシコ 14.7 15.7 日本 1.2 7.3 12.2 合計 5.0 0.9 1.4 0.1 43.6 4.5 0.8 1.4 3.5 16.6 12.1 10.3 100.0 注 1 シンガポールの輸出額は 純輸出 (Domestic-export) 注 2 空白セルは 四捨五入して 1% に満たないもの 注 3 オレンジ色の枠線は 前頁の 既存 FTA が無い関係に対応 資料 DOT(IMF) シンガポール貿易統計より作成
TPP と 交渉参加国間の既存 FTA との関係に注目 TPP 交渉国間の既存 FTA における : < 関税分野 > 物品の自由化例外措置 ( 主なもの ) < 非関税分野 > 政府調達章の有無および内容例 サービス分野の方式の違い 投資家国家紛争解決 (ISDS) 条項の有無 どの国もセンシティブな分野を有する TPP 交渉参加国間にある既存 FTA の中には関税撤廃の対象から除外された 自由化例外品目がいくつかある つまり どの国でもセンシティブな品目や分野を持っていることが示されている 物品においては 協定発効後 10 年経っても関税がゼロにならないものがいくつか見られる 米国も砂糖や乳製品 ( アイスクリームやチーズの一部 ) を既存の FTA で自由化から除外している TPP が 各国がこれまでに結んだ協定の水準以上の内容を約束するのか これまでの協定の水準に留まるのかには注目が必要である 分野 国 FTA 品目 措置 関税 米国 米豪 砂糖, 乳製品など 現行のWTOに基づく関税割当を維持( 砂糖 ) 枠内無税の関税割当を設定 枠外は関税維持 割当量は毎年増加 ( 乳製品など ) 米ペルー 砂糖 枠内無税の関税割当を設定 枠外は関税維持 割当量は毎年増加 チリチリ - マレーシアワイン, アルコール飲料, コメ, タバコ, 小麦, 砂糖, ハチミツ, 中古タイヤなど 96 品目 マレーシア食肉 ( 豚, 鶏など一部 ) ASEAN 豪州 NZ (AANZFTA) 自由化から除外 関税割当を設定 枠外は発効 10 年後も 10~ 25% の関税を維持 乗用車, 貨物自動車, 二輪自動車の一部発効 10 年後も 5% の関税を維持 鉄鋼製品 ( 圧延鋼板 ) 花火, 爆発物, アルコール飲料, コメ, タバコなど 138 品目 鶏肉 一部の鉄鋼品, 金属製品, 自動車, 自動車部品, ケーブルなど 発効 10 年後も 10% の関税を維持 自由化から除外 枠内無税の関税割当を設定 枠外は関税維持 割当量は毎年増加 経過期間後も 5% の関税を維持 ベトナム AANZFTA 乗用車, 貨物自動車, 二輪自動車の一部発効 12 年後も 5~50% の関税を維持 分野措置の内容 FTA 政府調達 サービス チリ - マレーシア 条項を含む 条項を含まず ネガティブリスト方式 ポジティブリスト方式 米豪, 米星, 米チリ, 米ペルー, 豪星, 豪チリ, 星ペルー, 星 NZ,P4,NAFTA, 加チリ, 加ペルー, 墨チリ約束内容例 ( 米豪 FTA): 米国 - 中央政府及び 31 州が対象,WTO 政府調達協定よりも低い基準額を設定豪州 - 中央政府及び州レベルが対象 ( 豪州は WTO 政府調達協定に未加盟 ) 豪 NZ, 馬 NZ, 馬チリ,AANZFTA, チリ - ペルー, 墨ペルー 米豪, 米星, 米チリ, 米ペルー, 豪星, 豪チリ, 豪 NZ, 星ペルー,P4, チリ - ペルー,NAFTA, 加チリ, 加ペルー, 墨チリ, 墨ペルー 星 NZ, 馬 NZ,AANZFTA,( 馬チリはサービス章含まず ) 投資家 - 米星, 米チリ, 米ペルー, 豪星, 豪チリ,P4,AANZAFTA, 星ペルー, 星 NZ, 馬 NZ, チリ ペ条項を含む国家ルー,NAFTA, 加チリ, 加ペルー, 墨チリ, 墨ペルー紛争解決条項を含まず米豪, 豪 NZ, 馬チリ (ISDS) 注 略称 : 馬 ( マレーシア ), 星 ( シンガポール ), 加 ( カナダ ), 墨 ( メキシコ ),P4(TPPの原協定),NAFTA( 北米自由貿易協定 ) 資料 各協定, 関連資料から作成
平均関税の格差大きい TPP 交渉参加国 ~TPP 交渉参加国の平均関税率 ~ TPP 交渉参加国 18 ( 単位 :%) シンガポールブルネイ NZ チリ米国豪州ペルーベトナムマレーシアカナダメキシコ日本 単純平均 MFN 関税率 0.0 2.5 2.0 6.0 3.5 2.8 3.7 9.8 6.5 4.5 8.3 5.3 商品別 農産品 鉱工業品 ( 非農産品 ) 0.2 0.1 1.4 6.0 5.0 1.4 4.1 17.0 10.8 18.0 21.4 23.3 0.0 2.9 2.1 6.0 3.3 3.1 3.6 8.7 5.8 2.5 6.3 2.6 電気機器 0.0 13.9 2.3 6.0 1.7 2.9 2.1 8.9 4.3 1.1 3.8 0.1 テレビ 0.0 5.0 0.0 6.0 0~5 0~5 6.0 0~35 0~30 0~6 0~15 0.0 輸送機器 0.0 3.8 3.1 5.5 3.0 5.8 1.0 18.0 11.4 5.8 9.5 0.0 乗用車 0.0 0.0 0~10 6.0 2.5 5.0 6.0 15~74 0~35 0~6.1 15~50 0.0 トラック 0.0 0.0 0~5 6.0 0~25 5.0 0.0 0~68 0~30 0~6.1 0~50 0.0 非電気機器 0.0 7.3 2.8 6.0 1.2 2.8 0.6 3.4 3.5 0.5 3.0 0.0 化学品 0.0 0.5 0.8 6.0 2.8 1.8 2.0 3.5 2.8 0.9 2.6 2.2 繊維製品 0.0 0.8 1.9 6.0 7.9 4.3 9.6 9.7 9.0 3.8 10.1 5.5 注 1 テレビ (HS852871~73) 乗用車 (HS8703) トラック (HS8704) は 2013 年 4 月時点の実行税率 その他は "Wolrd Tariff Profilies 2012"(WTO) に基づく 2011 年の平均実行税率 ( マレーシア ベトナムは 2010 年 ) 注 2 豪州の乗用車の関税は 中古車 ( 一般に年式 30 年以内 ) には 5%+12,000 豪ドルの重量税が加算される 資料 "World Tariff Profiles 2012"(WTO UNCTAD ITC) "World Tariff"(FedEx Trade Networks) から作成
日本の貿易構造と FTA 19 品別 ~ 日本の貿易に占める主な FTA 対象国の比率 ( 主要品目別 2012 年 )~ 世界 (100 万ドル ) 発効 署名小計交渉中計 メキシコチリ ASEAN スイスインドペルー GCC 豪州韓国カナダモンゴルコロンビア中韓 EU RCEP TPP 米国中国 ( 単位 :%) その他 輸送機器 189,906 1.7 0.5 9.9 0.4 0.4 0.3 13.1 7.7 5.4 0.7 3.1 0.1 0.4 8.0 9.0 24.2 42.5 75.6 28.1 7.3 一般機械 158,795 1.1 0.2 18.8 0.1 2.3 0.1 22.5 2.1 1.7 6.8 0.9 0.1 0.1 25.6 13.0 48.6 30.3 86.5 20.4 18.8 輸 出 電気機器 125,871 1.4 0.0 18.8 0.1 1.0 0.0 21.4 0.9 0.6 6.3 0.7 0.0 0.0 30.8 10.7 51.2 26.1 79.4 14.3 24.5 化学品 101,907 0.5 0.3 12.8 0.7 1.4 0.1 15.8 1.6 1.3 16.0 0.6 0.0 0.2 38.6 10.1 54.1 19.0 79.3 11.0 22.5 鉄鋼製品 54,955 2.2 0.2 27.3 0.1 3.1 0.2 33.0 4.3 0.9 17.6 0.7 0.0 0.5 36.2 2.8 67.6 21.4 86.8 8.3 18.6 輸出総額 798,447 1.3 0.2 16.2 0.5 1.3 0.1 19.8 3.1 2.3 7.7 1.3 0.0 0.2 25.8 10.2 45.8 29.6 80.5 17.5 18.1 鉱物性燃料 301,018 0.0 0.0 15.6 0.0 0.9 0.3 16.7 51.7 11.5 3.2 0.7 0.0 0.0 3.6 0.3 31.6 23.4 85.7 1.0 0.4 機械機器 220,012 0.9 0.0 14.2 1.4 0.2 0.0 16.8 0.0 0.1 6.0 0.4 0.0 0.0 47.0 14.2 61.6 21.9 92.7 14.1 41.0 輸 入 化学品 86,325 0.2 0.2 14.4 4.3 0.9 0.0 20.0 0.7 0.6 5.6 1.1 0.0 0.0 22.9 30.6 39.2 24.3 92.5 16.2 17.4 食料品類 81,876 1.2 2.7 13.6 1.0 1.3 0.4 20.3 0.1 6.0 2.9 6.3 0.0 0.4 16.3 12.6 39.0 44.7 85.8 22.1 13.4 繊維製品 41,529 0.1 0.0 13.2 0.1 1.2 0.1 14.6 0.0 0.2 1.6 0.1 0.0 0.0 74.9 5.0 89.6 8.2 96.1 1.2 73.3 輸入総額 885,838 0.5 1.1 14.6 0.9 0.8 0.3 18.2 17.7 6.4 4.6 1.4 0.0 0.1 25.8 9.4 47.9 25.7 88.0 8.6 21.3 往復貿易 1,684,285 0.9 0.7 15.3 0.7 1.0 0.2 18.9 10.8 4.4 6.1 1.4 0.0 0.1 25.8 9.8 46.9 27.5 84.4 12.8 19.7 注 1 商品分類の HS コードは 輸送機器 HS86~89 一般機械 HS84 電気機器 HS85 化学品 HS28~40 鉄鋼製品 HS72~73 鉱物性燃料 HS2701~2705 HS2708~2713 HS2715 機械機器 HS84~91 食料品類 HS01~24 繊維製品 HS50~63 注 2 TPP: シンガポール ブルネイ ニュージーランド チリ 米国 豪州 ペルー ベトナム マレーシア メキシコ カナダ 注 3 湾岸協力会議 (GCC): バーレーン クウェート オマーン カタール サウジアラビア アラブ首長国連邦 注 4 RCEP( 東アジア地域包括的経済連携 ):ASEAN10 カ国 日本 韓国 中国 オーストラリア ニュージーランド インド 資料 財務省貿易統計から作成