2014年3月期決算説明会

広報 IR 部 2014 年 3 月期決算説明会 2014 年 5 月 13 日株式会社ニコン 本資料で記述されている業績予想並びに将来予測は 現在における入手可能な情報に基づき当社が判断した内容であり 潜在的リスク及び不確実性が含まれます 従いまして 様々な要因の変化によって 実際の業績は記述されている内容と大きく乖離する結果となる可能性があることをご承知おきください

Agenda Ⅰ. 2014 年 3 月期の概況 Ⅱ. 2015 年 3 月期の見通し Ⅲ. 参考データ 2

2014 年 3 月期ポイント 精機事業は前年比増収 増益 映像事業は市況低迷で減収だが増益 会社全体では前年比 3% 減収 23% 営業増益 精機 半導体 FPD 露光装置 * ともに販売台数を伸ばし 前年比 15% 増収 54% 増益 映像 カメラ市況が欧州 中国を中心に低迷 前年比 9% 減収だが 6% 増益 エントリークラス一眼レフの商品ミックス改善 コスト削減の徹底により 営業利益率は2013 年 3 月期下期 5.1% から 8.8% 下期には10.0%( 通年 9.4%) に回復 インストルメンツ バイオサイエンス分野は各国公共予算の増加により増収 産業機器分野では非接触三次元測定機やX 線検査装置の販売台数を伸ばし 前年比 20% 増収 営業赤字幅は縮小 経営対策委員会の成果 ( コスト削減目標 :200 億円 ) 映像事業で調達コスト 広告宣伝費主体に削減 及び会社全体で研究開発費の効率化により目標達成 期末配当金は 22 円 年間配当金は 32 円 *2014 年 4 月より液晶露光装置は FPD 露光装置と呼称を変更しました 3

2014 年 3 月期連結売上高 損益 単位 : 億円 13 年 3 月期実績 下期 前回予想 (2/6) 下期 14 年 3 月期実績 下期 前年実績比 前回予想比 売上高 10,104 4,972 5,132 10,150 4,704 5,446 9,805 4,704 5,101 299 345 営業利益 経常利益 当期純利益 為替 510 5.0% 483 4.8% 424 4.2% 371 139 395 88 320 104 650 6.4% 630 6.2% 500 4.9% 219 431 200 430 136 364 629 6.4% 617 6.3% 468 4.8% 219 410 + 119 21 200 417 + 134 13 136 332 +44 32 FCF 132 400 709 + 841 + 309 ドル ユーロ 83 円 107 円 79 円 87 円 101 円 114 円 100 円 133 円 99 円 100 円 130 円 136 円 100 円 134 円 99 円 102 円 130 円 139 円 精機事業は前年比増収 増益 映像事業は市況低迷で減収だが増益 会社全体では前年比 3% 減収 23% 営業増益 売上高への影響 +1,281 + 43 営業利益への影響 + 379 + 9 * 前回予想とは 2014 年 2 月 6 日発表における予想です スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあります 4

2014 年 3 月期精機カンパニー 13 年 3 月期 前回予想 14 年 3 月期 単位 : 億円 実績 下期 (2/6) 下期 実績 下期 売上高 1,790 804 986 2,150 798 1,352 2,054 798 1,256 営業利益 130 7.3% 72 58 190 8.8% 37 153 200 9.7% 37 163 半導体露光装置 新品 / 中古 25/15 台 9/5 16/10 36/10 台 10/2 26/8 32/8 台 10/2 22/6 FPD 露光装置 43 台 25 18 55 台 35 20 56 台 35 21 半導体露光装置市場規模 CY12/13 222 台 209 台 209 台 FPD 露光装置市場規模 CY12/13 66 台 73 台 73 台 前年比 半導体露光装置の新品は 7 台増加 FPD 用は 13 台増加して 売上高は前年比 15% 増の 2,054 億円 営業利益は 70 億円増加して 200 億円 5

2014 年 3 月期精機カンパニー 単位 : 台 半導体露光装置光源別販売台数 ( 中古含む ) 46 単位 : 台 FPD 露光装置世代別販売台数 55 56 40 40 7 世代 ~ ArF 液浸 43 ArF 5 6 世代 KrF ⅰ 線 4 世代 6

2014 年 3 月期映像カンパニー 単位 : 億円 13 年 3 月期実績 売上高 7,512 607 営業利益 レンズ交換式デジタルカメラ 交換レンズ コンパクトデジタルカメラ 8.1% 698 万台 971 万本 1,714 万台 前回予想 下期 (2/6) 3,810 3,702 7,100 680 418 189 9.6% 345 353 600 万台 477 494 840 万本 826 888 1,150 万台 14 年 3 月期 下期 実績 3,525 3,575 6,854 642 309 371 9.4% 298 302 575 万台 420 420 823 万本 580 570 1,116 万台 レンス 交換式テ シ タルカメラ市場規模 1,923 万台 1,720 万台 1,678 万台 交換レンズ市場規模 2,964 万本 2,700 万本 2,628 万本 コンパクトデジタルカメラ市場規模 6,808 万台 4,350 万台 4,118 万台 下期 3,525 3,329 309 333 298 277 420 403 580 536 欧州と中国のカメラ市況の悪化が前回予想を上回り 販売台数 売上高 営業利益とも未達 前年比では ミックス改善 コストダウンで増益確保 7

2014 年 3 月期インストルメンツカンハ ニー 13 年 3 月期 前回予想 14 年 3 月期 単位 : 億円 実績 下期 (2/6) 下期 実績 下期 売上高 538 237 301 620 260 360 647 260 387 営業利益 49 -% 29 20 20 -% 34 14 21 -% 34 13 バイオサイエンス 産業機器分野ともに市況好転 前年比 売上を 20% 伸ばし 営業利益は 28 億円改善 51% 49% 46% 54% 産業機器 ハ イオサイエンス 8

2014 年 3 月期 B/S 内訳 単位 : 億円 8,602 資産 8,646 9,495 現預金 自己資本比率 単位 : 億円 50.3% 負債 純資産 8,602 8,646 56.6% 57.5% 9,495 60% 50% 40% 負債合計 売上債権 たな卸資産 その他流動資産 純資産合計 固定資産 9

2014 年 3 月期棚卸資産現預金 有利子負債 単位 : 億円 棚卸資産 単位 : 億円 現預金 有利子負債 2,630 2,694 2,449 2,500 その他インストルメンツ 2,000 1,500 2,255 現預金 精機 映像 1,000 500 0 1,324 1,102 463 453 400 400 671 600 12 年 3 月年 3 月 14 年 3 月 12 年 3 月 13 年 3 月 14 年 3 月 借入金等 ( リース債務含む ) 社債 10

Agenda Ⅰ. 2014 年 3 月期の概況 Ⅱ. 2015 年 3 月期の見通し Ⅲ. 参考データ 11

2015 年 3 月期見通しポイント 精機事業はほぼ前年並み 映像事業は減収 増益 インストルメンツは増収 黒字転換を見込む 会社全体では 4% 減収 営業利益は既存事業で改善を見込むが 新規事業関連の経費増により横ばいの計画 精機 半導体露光装置では ArF 液浸スキャナーの販売台数増加を見込むが FPD 露光装置は市場縮小 販売台数減少の見通し 売上 営業利益ともほぼ前年並みの計画 映像 レンズ交換式カメラ コンパクトカメラともに市場縮小が続く は依然厳しく 下期にかけて市況回復期待 8% 減収だが増益計画 インストルメンツ バイオ分野では W.W. の公共予算は増えない見通しだが シェア拡大により増収を図る 産業分野では 自動車 航空機産業向け 半導体 電子部品向け製品の販売を伸ばす 8% 増収 黒字転換の計画 年間配当金は 32 円 ( 中間配当金 10 円 ) を予定 12

2015 年 3 月期見通し連結売上高 損益 単位 : 億円 14 年 3 月期実績 売上高 9,805 629 営業利益 経常利益 当期純利益 6.4% 617 6.3% 468 4.8% 15 年 3 月期 下期 見通し 4,704 5,101 9,400 219 410 200 417 136 332 630 6.7% 660 7.0% 450 4.8% 下期 前年実績比 4,100 5,300 405 100 530 + 1 120 540 + 43 80 370 18 FCF 709 400 309 為替 ドルユーロ 100 円 134 円 99 円 102 円 130 円 139 円 100 円 140 円 売上高への予想影響額約 + 96 億円営業利益への予想影響額約 + 66 億円 事業環境は厳しいが収益性改善を図り 前年並みの営業利益を確保する計画 13

2015 年 3 月期見通し精機カンパニー 単位 : 億円 14 年 3 月期実績 売上高 2,054 200 営業利益 半導体露光装置 FPD 露光装置 新品 / 中古 32/8 台 56 台 9.7% 15 年 3 月期 下期 見通し 798 1,256 2,100 37 163 190 10/2 22/6 34/14 台 35 21 34 台 9.0% 半導体露光装置市場規模 CY13/14 209 台 230 台程度 FPD 露光装置市場規模 CY13/14 73 台 55 台程度 下期 700 1,400 40 230 10/2 24/12 13 21 FPD 露光装置は 中小型高精細パネル向けの投資が一巡して市場が縮小するため 販売台数は減少する見通し 一方 半導体露光装置ではArF 液浸スキャナーの販売台数を大きく伸ばし カンパニーとしてはほぼ前年並みの業績を維持 14

2015 年 3 月期見通し精機カンパニー 単位 : 台 半導体露光装置光源別販売台数 ( 中古含む ) 単位 : 台 FPD 露光装置世代別販売台数 48 40 ArF 液浸 34 ArF 7 世代 ~ KrF ⅰ 線 5 6 世代 4 世代 15

2015 年 3 月期見通し映像カンパニー 単位 : 億円 14 年 3 月期実績 売上高 6,854 642 営業利益 レンズ交換式デジタルカメラ 交換レンズ コンパクトデジタルカメラ 575 万台 823 万本 9.4% 1,116 万台 15 年 3 月期 下期 見通し 3,525 3,329 6,300 309 333 660 10.5% 298 277 540 万台 420 403 745 万本 580 536 900 万台 レンス 交換式テ シ タルカメラ市場規模 1,678 万台 1,580 万台 交換レンズ市場規模 2,628 万本 2,500 万本 コンパクトデジタルカメラ市場規模 4,118 万台 3,100 万台 下期 3,000 3,300 270 390 255 285 350 * 395 * 410 490 販売台数は レンズ交換式カメラ 6% 減少 コンパクトタイプ 19% 減少の見込み 商品ミックス改善やコスト削減を徹底し 前年比で営業利益は微増 * 2014/05/14 訂正 16

2015 年 3 月期見通しインストルメンツカンハ ニー 14 年 3 月期単位 : 億円実績 売上高 647 下期 15 年 3 月期見通し 260 387 700 下期 300 400 営業利益 21 -% 34 13 10 1.4% 20 30 バイオサイエンス分野 産業機器分野ともにアジアシフトを進め 増収 黒字転換の計画 46% 49% 産業機器 54% 51% ハ イオサイエンス 17

2015 年 3 月期見通し設備投資 減価償却費研究開発費 億円 設備投資 減価償却費 研究開発費 タイ洪水による生産設備更新 建屋補修の投資額は 12/3,13/3 ともに約 130 億円 見通し *2015 年 3 月期より ニコングループの減価償却方法を定額法に統一 見通し 18

Agenda Ⅰ. 2014 年 3 月期の概況 Ⅱ. 2015 年 3 月期の見通し Ⅲ. 参考データ 19

参考データ為替の影響 2015 年 3 月期見通し 為替レート 1 円の変動による影響額 15 年 3 月期前提 売上高 営業利益 US ドル 100 円約 42 億円約 3 億円 ユーロ 140 円約 16 億円約 11 億円 20

3,000 参考データ四半期セク メント別売上高推移 億円 61 68 108 121 75 59 57 62 92 129 397 179 116 522 144 2,000 181 282 340 588 458 644 52 156 408 78 231 848 1,000 1,251 1,901 1,909 2,073 1,628 1,875 1,650 2,004 1,325 0 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 12 年 3 月期 13 年 3 月期 14 年 3 月期 映像カンハ ニー精機カンハ ニーインストルメンツカンハ ニーその他の事業 * スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあるため 内訳の計が合計と一致しない場合があります 21

参考データ四半期セク メント別営業利益推移 500 億円 400 300 200 100 0-100 22 3 105 27-52 9 18 102 7 22 7 11 12 18 8 52 145 7 196 222 80 220 145 164 106 82 113-24 -30-21 -2-15 -23-11 -9-5 -17-50 -55-65 -56-54 -54-60 -61-200 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 12 年 3 月期 13 年 3 月期 14 年 3 月期 映像カンハ ニー精機カンハ ニーインストルメンツカンハ ニーその他の事業全社費用 * スライドで使用している数値は億円未満は切り捨ててあるため 内訳の計が合計と一致しない場合があります 22