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参考情報 ( 平成 26 年 12 月 21 日 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律第四十一条第三項の規定により厚生労働大臣が定める医療機器の基準 ( 平成十七年厚生労働省告示第百二十二号 ) 第一章一般的要求事項 ( 設計 ) 第一条医療機器 ( 専ら動物のために使

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し この告示の適用後に 医薬品医療機器等法第二十三条の二の五若しくは第二十三条の二の十七の承認若しくは同法第二十三条の二の二十三第一項の認証を受けようとし 又は同法第二十三条の二の十二第一項の届出を行おうとする医療機器(改正法施行令による改正後の医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関

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00 事務連絡案

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2. 基本要件と基本要件への適合性 2.1 参照規格一覧 (1) 基本要件への適合性を示すために用いた規格は 下記のとおりである 項目規格ト :2007 Medical deveice Application of risk management to medical devices 電気的安全性及び機械的安全性 :2005+CORR.1(2006)+CORR.2(2007) Medical electrical equipment - Part 1: General requirements for safety and essential performance 電気的安全性 : 個別規格主な項は以下 - 標識, 表示及び文書 - 放射のハザードに関する保護 - 制御及び計器の精度並びに危険な出力に対する保護 :2013 Medical electrical equipment Part 2-62: Particular requirements for the basic safety and essential performance of high intensity therapeutic ultrasound (HITU) equipment 電磁両立性 -2 :2007 Medical electrical equipment - Part 1-2: General requirements for safety - Collateral standard: Electromagnetic compatibility - Requirements and tests 生物学的安全性 ISO 10993-1:2009 Biological evaluation of medical devices Part 1:Evaluation and testing within a risk management process 本品は能動型医療機器であり 該当する IEC の個別安全規格があることから 上記の国際規格を用いることは妥当と判断した (2) 6 条有効性に用いた自社規格 : 本資料 4.2.7 性能で実施した項目から本品目の使用目的又は効能を達成する観点から装置全体として必要な項目として以下を記載した 1 焦点位置精度 : 本資料 3.1(1) を参照 2 電子的ステアリング機能 : 本資料 3.6 を参照 3 トランスデューサ出力効率 : 本資料 3.1 を参照 4 焦点の大きさ : 本資料 3.1 を参照 5 キャビテーション検出 : 薬事申請書別紙 2 安全に関する機能 本資料 3.2 を参照 6 トランスデューサ位置検出 : 本資料 3.2 を参照 7 患者の動き検出機能 : 薬事申請書別紙 2 安全に関する機能 本資料 3.2 を参照 8 水冷却キャビネットの異常検出機能 : 薬事申請書別紙 2 安全に関する機能を参照 9 トランスデューサ出力モニタリング機能 : 薬事申請書別紙 2 安全に関する機能を参照 10 MR 温度変化測定精度 : 本資料 3.2 を参照 11 併用 MR 装置のソフトウエアとの適合性 : 薬事申請書別紙 2 併用 MR 装置の接続条件を参照 12 MR 温度画像撮像処理時間 : 本資料 3.2 を参照 13 治療操作に関る SW タスク : 本資料 3.7 を参照 (3) 本品が 基本要件基準 医療機器の製造管理及び品質管理基準に適合して製造されるものである旨の自己宣言書を別添資料ハに添付する 70

2.2 基本要件及び適合性証拠 (1) 参照規格の略記載基本要件適合性チェックリストの 特定文書の確認 欄では 適合検証に用いた規格として 以下の略記載を用いた 規格名称 ISO14971:2007 Medical deveice Application of risk management to medical devices :2005+CORR.1(2006)+CORR.2(2007) Medical electrical equipment - Part 1: General requirements for safety and essential performance :2013 Medical electrical equipment Part 2-62: Particular requirements for the basic safety and essential performance of high intensity therapeutic ultrasound (HITU) equipment -2 :2007 Medical electrical equipment - Part 1-2: General requirements for safety - Collateral standard: Electromagnetic compatibility - Requirements and tests ISO 10993-1:2009 Biological evaluation of medical devices Part 1:Evaluation and testing within a risk management process 特定文書の確認 欄での略記載 -2 ISO 10993-1 71

(2) 基本要件及び適合性証拠第一章一般的要求事項基本要件 ( 設計 ) 第一条医療機器 ( 専ら動物のために使用されることが目的とされているものを除く 以下同じ ) は 当該医療機器の意図された使用条件及び用途に従い また 必要に応じ 技術知識及び経験を有し 並びに教育及び訓練を受けた意図された使用者によって適正に使用された場合において 患者の臨床状態及び安全を損なわないよう 使用者 ( 当該医療機器の使用に関して専門的知識を要する場合にあっては当該専門的知識を有する者に限る 以下同じ ) 及び第三者 ( 当該医療機器の使用に当たって安全や健康に影響を受ける者に限る 第四条において同じ ) の安全や健康を害すことがないよう 並びに使用の際に発生する危険性の程度が その使用によって患者の得られる有用性に比して許容できる範囲内にあり 高水準の健康及び安全の確保が可能なように設計及び製造されていなければならな ( ト ) 第二条医療機器の設計及び製造に係る製造販売業者又は製造業者 ( 以下 製造販売業者等 という ) は 最新の技術に立脚して医療機器の安全性を確保しなければならな危険性の低減が要求される場合 製造販売業者等は各危害についての残存する危険性が許容される範囲内にあると判断されるように危険性を管理しなければならなこの場合において 製造販売業者等は次の各号に掲げる事項を当該各号の順序に従い 危険性の管理にしなければならな一既知又は予見し得る危害を 基本要件適合性チェックリスト 当該機器への 不 適合の方法 要求項目を包含する認知された基準に適 特定文書の確認 医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準に関する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令 169 号 ) 該当する添付資 料 資料概要 適合宣言書 ( 添付資料ハ ) 72

識別し 意図された使用方法及 び予測し得る誤使用に起因す る危険性を評価すること 二前号により評価された危険 性を本質的な安全設計及び製 造を通じて 合理的に実行可能 な限り除去すること 三前号に基づく危険性の除去 を行った後に残存する危険性 を適切な防護手段 ( 警報装置を 含む ) により 合理的に実行 可能な限り低減すること 四第二号に基づく危険性の除 去を行った後に残存する危険 性を示すこと ( 医療機器の性能及び機能 ) 第三条医療機器は 製造販売業者等の意図する性能を発揮できなけ 要求項目を包含する認知された 医療機器及び体外診断用医薬品の製造管 適合宣言書 ( 添付資料ハ ) ればならず 医療機器としての機 基準に適合する 理及び品質管理の基 能を発揮できるよう設計及び製造 ことを示す 準に関する省令 ( 平成 されなければならな 16 年厚生労働省令第 169 号 ) ( 製品の有効期間又は耐用期間 ) 第四条製造販売業者等が設定した 要求項目を包含 医療機器及び体外診 適合宣言書 医療機器の製品の有効期間又は耐 する認知された 断用医薬品の製造管 ( 添付資料ハ ) 用期間内において当該医療機器が 基準に適合する 理及び品質管理の基 製造販売業者等の指示に従って ことを示す 準に関する省令 ( 平成 通常の使用条件の下で発生しうる 16 年厚生労働省令第 負荷を受け かつ 製造販売業者 169 号 ) 等の指示に従って適切に保守され た場合に 医療機器の特性及び性 認知された規格 能は 患者 使用者及び第三者の に従ってリスク 健康及び安全を脅かす有害な影響 管理が計画 実施 を与える程度に劣化等による悪影 されていること 響を受けるものであってはならな を示す ( 輸送及び保管等 ) 第五条医療機器は 製造販売業者 要求項目を包含 医療機器及び体外診 適合宣言書 等の指示及び情報に従った条件の する認知された 断用医薬品の製造管 ( 添付資料ハ ) 下で輸送及び保管され かつ意図 基準に適合する 理及び品質管理の基 された使用方法で使用された場合 ことを示す 準に関する省令 ( 平成 において その特性及び性能が低 16 年厚生労働省令第 下しないよう設計 製造及び包装 169 号 ) されていなければならな 認知された規格 に従ってリスク 管理が計画 実施 73

されていること を示す ( 医療機器の有効性 ) 第六条医療機器の既知又は予測す リスク分析を行 ることができる全ての危険性及び い 便益性を検証 不具合は 通常の使用条件の下で する 合理的に実行可能な限り低減さ れ 当該医療機器の意図された有 効性と比較した場合に受容できる 便益性を検証す 意図した性能を規定 ものでなければならな るために 認知さ した自主規格 れた規格の該当 1. 焦点位置精度 する項目に適合 2. 電子的ステアリン することを示す グ機能 3. トランスデューサ 出力効率 4. 焦点の大きさ 5. キャビテーション 検出 6. トランスデューサ 位置検出 7. 患者の動き検出機 能 8. 水冷却キャビネッ トの異常検出機能 9. トランスデューサ 出力モニタリング機 能 10.MR 温度変化測定精 度 11. 併用 MR 装置のソフ トウエアとの適合性 12.MR 温度画像撮像処 理時間 13. 治療操作に関る SW タスク 74

第二章設計及び製造要求事項 ( 医療機器の化学的特性等 ) 第七条医療機器は 使用材料の選 定について 必要に応じ 次の各 号に掲げる事項について注意が払 われた上で 設計及び製造されて いなければならな 一毒性及び可燃性 二使用材料と生体組織 細胞及 び体液との間の適合性 ( 定位脳固 定フレー ム ) ISO 10993-1 三硬度 摩耗及び疲労度等 2 分析機器等 ( 専ら疾病の診断に 不 本装置は分析機器 使用されることが目的とされて の区分ではな いる医療機器のうち 人の身体に 直接使用されることのないもの をいう 以下同じ ) は 必要に 応じ 当該分析機器等に使用材料 と検体及び分析の対象となる物 ( 生体組織 細胞 体液 微生物 等を含む ) との間の不適合によ り生じる性能の低下を考慮し 設 計及び製造されていなければな らな 75

3 医療機器は その使用目的に応 じ 当該医療機器の輸送 保管及 び使用に携わる者及び患者に対し て汚染物質及び残留物質 ( 以下 汚 染物質等 という ) が及ぼす危険 性を最小限に抑えるように設計 製造及び包装されていなければな らず また 汚染物質等に接触す る生体組織 接触時間及び接触頻 度について注意が払われていなけ ればならな 4 医療機器は 通常の使用手順の 不 通常の使用手順の 中で当該医療機器と同時に使用さ 中で各種材料 物質 れる物質又はガスと安全に併用で 及びガスと同時に きるよう設計及び製造されていな 使用することを意 ければならず また 医療機器の 図した機器ではな 用途が医薬品の投与である場合 当該医療機器は 当該医薬品の承 不 医薬品の投与を意 認内容及び関連する基準に照らし 図した機器ではな て適切な投与が可能であり その 用途に沿って当該医療機器の性能 が維持されるよう 設計及び製造 されていなければならな 5 医療機器がある物質を必須な要 不 医薬品を含有する 素として含有し 当該物質が単独 機器ではな で用いられる場合に医薬品に該当 し かつ 当該医療機器の性能を 補助する目的で人体に作用を及ぼ す場合 当該医療機器 ( 当該物質を 含む ) の安全性 品質及び性能は 当該医療機器の使用目的に照ら し 適正に検証されなければなら な 6 医療機器は 当該医療機器から 溶出又は漏出する物質が及ぼす危 ( トランステ ュー 険性が合理的に実行可能な限り サ / 頭皮間 適切に低減するよう設計及び製造 を脱気水 されていなければならな で満たす ) 特に発がん性 変異原性又は生殖 不 発がん性 変異原性 毒性を有する物質には特別な注意 又は生殖毒性を有 を払わなければならな する物質を含む部 品は使用していな 76

7 医療機器は 当該医療機器自体 及びその目的とする使用環境に照 らして 偶発的にある種の物質が その医療機器へ侵入する危険性又 はその医療機器から浸出すること により発生する危険性を 合理的に実行可能な限り 適切に低減できるよう設計及び製造されていな ければならな ( 微生物汚染等の防止 ) 第八条医療機器及び当該医療機器 の製造工程は 患者 使用者及び 第三者 ( 当該医療機器の使用に当 たって感染の危険性がある者に限 る 以下この条において同じ ) に対する感染の危険性がある場 合 これらの危険性を 合理的に 実行可能な限り 適切に除去又は 低減するよう 次の各号を考慮し て設計されていなければならな 一取扱いを容易にすること ( ヘッドピン ) 要求項目を包含する認知された基準に適 ISO 13485:2003 Medical devices - Quality management systems 別添資料ホ.3 二必要に応じ 使用中の医療機 不 微生物を封入した 器からの微生物漏出又は曝露 機器ではな を 合理的に実行可能な限り 適切に低減すること 三必要に応じ 患者 使用者及び第三者による医療機器又は検体への微生物汚染を防止すること ( ヘッ ドピン ) 要求項目を包含する認知された基準に適 ISO 13485:2003 Medical devices - Quality management systems 別添資料ホ.3 2 医療機器に組み込まれた動物由 不 動物由来の原料又 来の組織 細胞及び物質 ( 以下 動 は材料を組み入れ 物由来組織等 という ) は 当該 た機器ではな 動物由来組織等の使用目的に応じ て獣医学的に管理及び監視された 動物から採取されなければならな 製造販売業者等は 動物由来 組織等を採取した動物の原産地に 関する情報を保持し 動物由来組 織等の処理 保存 試験及び取扱 いにおいて 患者 使用者及び第 三者に対する最適な安全性を確保 し かつ ウイルスその他の感染 性病原体対策のため 妥当性が確 77

認されている方法を用いて 当該医療機器の製造工程においてそれらの除去又は不活化を図ることにより安全性を確保しなければならなただし 分析機器等であって 使用に当たりウイルスその他の感染性病原体が必要なもの又はそれらの除去若しくは不活化により性能が低下するものについては この限りでな 3 医療機器に組み込まれたヒト由来の組織 細胞及び物質 ( 以下 ヒト由来組織等 という ) は 適切な入手先から入手されたものでなければならな製造販売業者等は ドナー又はヒト由来の物質の選択 ヒト由来組織等の処理 保存 試験及び取扱いにおいて 患者 使用者及び第三者に対する最適な安全性を確保し かつ ウイルスその他の感染性病原体対策のため 妥当性が確認されている方法を用いて 当該医療機器の製造工程においてそれらの除去又は不活化を図ることにより安全性を確保しなければならなただし 分析機器等であって 使用に当たりウイルスその他の感染性病原体が必要なもの又はそれらの除去若しくは不活化により性能が低下するものについては この限りでな 4 製造販売業者等は 医療機器に組み込まれた微生物由来組織等 ( 微生物由来の細胞及び物質をいう ) の処理 保存 試験及び取扱いにおいて 患者 使用者及び第三者に対する最適な安全性を確保し かつ ウイルス及びその他の感染性病原体対策のため 妥当性が確認されている方法を用いて 当該医療機器の製造工程においてそれらの除去又は不活化を図ることにより安全性を確保しなければならなただし 分析機器等であって 使用に当たりウイルスその他の感染性病原体が必要なもの 不 不 ヒト由来の原料又は材料を組み入れた機器ではな微生物由来組織等の原料又は材料を組み入れた機器ではな 78

又はそれらの除去若しくは不活化 により性能が低下するものについ ては この限りでな 5 特別な微生物学的状態にあるこ 不 特別な微生物学的 とを表示した医療機器は 販売時 状態にある機器で 及び製造販売業者等により指示さ はな れた条件で輸送及び保管する時に 当該医療機器の特別な微生物学的 状態を維持できるように設計 製 造及び包装されていなければなら な 6 滅菌状態で出荷される医療機器は 再使用が不可能である包装がなされるよう設計及び製造されなければならな当該医療機器の ( ヘッドピン ) 要求項目を包含する認知された基準に適 ISO 13485:2003 Medical devices - Quality management systems 別添資料ホ.3 包装は適切な手順に従って 包装 の破損又は開封がなされない限 り 販売された時点で無菌であり 製造販売業者によって指示された 輸送及び保管条件の下で無菌状態 が維持され かつ 再使用が不可 能であるようにされてなければな らな 7 滅菌又は特別な微生物学的状態にあることを表示した医療機器は 妥当性が確認されている適切な方法により滅菌又は特別な微生 ( ヘッドピン ) 要求項目を包含する認知された基準に適 ISO 13485:2003 Medical devices - Quality management systems 別添資料ホ.3 物学的状態にするための処理が行 われた上で製造され 必要に応じ て滅菌されていなければならな 8 滅菌を施さなければならない医療機器は 適切に管理された状態で製造されなければならな ( ヘッドピン ) 要求項目を包含する認知された基準に適 ISO 13485:2003 Medical devices - Quality management systems 別添資料ホ.3 9 非滅菌医療機器の包装は 当該医療機器の品質を落とさないよう所定の清浄度を維持するものでなければならな使用前に滅菌を施さなければならない医療機器の包装は 微生物汚染の危険性を最小限に抑え得るようなものでなけ ( ヘッドピン ) 認知された基準 規格の 医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準に関する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令 169 号 ) 適合宣言書 ( 添付資料ハ ) ればならなこの場合の包装は 滅菌方法を考慮した適切なもので なければならな 79

10 同一又は類似製品が 滅菌及 不 滅菌及び非滅菌の び非滅菌の両方の状態で販売され 両方の状態で販売 る場合 両者は 包装及びラベル される機器ではな によってそれぞれが区別できるよ うにしなければならな ( 使用環境に対する配慮 ) 第九条医療機器が 他の医療機器 体外診断用医薬品その他の装置等 と併用される場合は 当該医療機 器と当該装置等が安全に接続さ れ かつ 当該併用により当該医 療機器及び当該装置等の性能が損 認知された基準 規 なわれないようにしなければなら 格の該当する項目 な に適合することを ( 本資料 4) 示す 2 前項の場合の使用上の制限事項 認知された基準 規 医療機器の添付文 添付文書案 は 医療機器に添付する文書又は 格の該当する項目 書の記載要領の改 ( 別紙 8 その容器若しくは被包 ( 第十七条 に適合することを 正について ( 薬食発 本資料 5 項 ) において 添付文書等 という ) 示す 1002 第 8 号 : 平成 に記載されていなければならな 26 年 10 月 2 日 ) 3 医療機器は 使用者が操作する 液体又はガスの移送のための接続 部又は機械的に結合される接続部 について 不適切な接続から生じ る危険性を最小限に抑えられるよ う 設計及び製造されていなけれ ばならな 4 医療機器は その使用に当たっ て患者 使用者及び第三者 ( 医療機 器の使用に当たって次の各号に掲 げる危険性がある者に限る ) に生 じる次の各号に掲げる危険性が 合理的かつ適切に除去又は低減さ れるように設計及び製造されなけ ればならな 一物理的及び人間工学的特性 に関連した傷害の危険性 認知された基準 規 格の該当する項目 に適合することを 示す 二医療機器の意図された使用 80

目的における人間工学的特性 人的要因及びその使用環境に 起因した誤使用の危険性 認知された基準 規格の 三通常の状態で使用中に接触 不 他の原材料 物質 する可能性のある原材料 物質 ガスとの同時使用 及びガスとの同時使用に関連 をする機器ではな する危険性 四通常の使用条件の下で 曝露 不 曝露された物質 液 された物質 液体又はガスと接 体又はガスと接触 触して使用することに関連す して使用する機器 る危険性 ではな 五プログラムと当該プログラ ムの実行環境との間で発生し (MR 装置 うる干渉に関連する危険性 との併用 ) 認知された基準 規 格の該当する項目 に適合することを 示す 六物質が偶然に医療機器に侵 入する危険性 ( トランステ ュー サ充填の冷 却水 ) 七検体を誤認する危険性 不 検体を取り扱う機 器ではな 八研究又は治療のために通常 使用される他の医療機器又は 体外診断用医薬品と相互干渉 する危険性 認知された基準 規 格の該当する項目 に適合することを 示す 81

九保守又は較正が不可能な場 不 保守又は較正が可 合 使用材料が劣化する場合又 能な機器である は測定若しくは制御の機構の 精度が低下する場合などに発 生する危険性 5 医療機器は 通常の使用及び単 一の故障状態において 火災又は 爆発の危険性を最小限度に抑える よう設計及び製造されていなけれ ばならな可燃性物質又は爆発 誘因物質とともに使用される ( こ れらの物質に曝露し 又はこれら の物質と併用される場合を含む ) ことが意図されている医療機器に ついては 細心の注意を払って設 計及び製造しなければならな 6 医療機器は 意図する性能を発 揮するために必要な調整 較正及 び保守が安全に実施できるよう設 計及び製造されていなければなら な 7 医療機器は すべての廃棄物の 安全な処理を容易にできるように 設計及び製造されていなければな らな ( 測定又は診断機能に対する配慮 ) 第十条測定機能を有する医療機器 及び診断用医療機器 ( 専ら疾病の 診断に使用されることが目的とさ れている医療機器をいう ) は 当 該医療機器の使用目的に照らし 適切な科学的及び技術的方法に基 づいて 十分な正確性 精度及び 安定性を有するよう 設計及び製 造されていなければならな正 確性の限界は 製造販売業者等に よって示されなければならな 2 分析機器等は 適切な科学的及 不 分析機器等ではな び技術的方法に基づいて その性 能が使用目的に合致するように 設計及び製造されていなければな らな設計に当たっては 感度 特異性 正確性に係る真度及び精 度 ( 反復性及び再現性を含む ) 並 82

びに既知の干渉要因の管理及び検 出限界に適切な注意を払わなけれ ばならなまた その性能は 製造販売業者等が設定する当該医 療機器の有効期間又は耐用期間内 において維持されなければならな 3 分析機器等の性能が較正器又は 不 分析機器等ではな 標準物質の使用に依存している場 合 これらの較正器又は標準物質 に割り当てられている値の遡及性 は 利用可能な標準的な測定方法 又は高次の標準物質を用いて保証 されなければならな 4 測定装置 モニタリング装置又 は表示装置の目盛りは 当該医療 機器の使用目的に応じ 人間工学 的な観点から設計されなければな らな 5 数値で表現された値について は 可能な限り標準化された一般 的な単位を使用し 医療機器の使 用者に理解されるものでなければ ならな ( 放射線に対する防御 ) 第十一条医療機器 ( 分析機器等を 除く ) は その使用目的に沿って 治療及び診断のために適正な水準 の放射線の照射を妨げることな く 患者 使用者及び第三者 ( 医療 機器の使用に当たって放射線被曝 の危険性がある者に限る 第六項 において同じ ) への放射線被曝 が 合理的に実行可能な限り適切 に低減するよう 設計 製造及び 包装されていなければならな 2 分析機器等は その使用目的に 分析機器等ではな 沿って 測定等のために 適正な 水準の放射線の放射を妨げること なく 患者 使用者及び第三者 ( 分 析機器等の使用に当たって放射線 83

被曝の危険性がある者に限る ) への放射線被曝が 合理的に実行 可能な限り適切に低減するよう 設計 製造及び包装されていなけ ればならな 3 医療機器の放射線出力につい て 医療上その有用性が放射線の 照射に伴う危険性を上回ると判断 される特定の医療目的のために 障害発生の恐れ又は潜在的な危害 が生じる水準の可視又は不可視の 放射線が照射されるよう設計され ている場合においては 線量が使 用者によって制御できるように設 計されていなければならな当 該医療機器は 関連する可変パラ メータの許容される公差内で再現 性が保証されるよう設計及び製造 されていなければならな 4 医療機器が 障害発生のおそれ がある水準又は潜在的な危害が生 じる水準の可視又は不可視の放射 線を照射する場合には 照射を確 認するための視覚的表示又は聴覚 的警報を 合理的に実行可能な限 り具備していなければならな 5 分析機器等は 照射する放射線 非 分析機器等ではな の特性及び線量を合理的に実行可 能な限り適切に制御又は調整でき るよう 設計及び製造されていな ければならな 6 医療機器は 意図しない二次放 射線又は散乱線による患者 使用 者及び第三者への被曝を 合理的 に実行可能な限り低減するよう設 計及び製造されていなければなら な 7 放射線を照射する医療機器の取 扱説明書には 照射する放射線の 性質 患者及び使用者に対する防 護手段 誤使用の防止法並びに据 付中の固有の危険性の排除方法に ついて 詳細な情報が記載されて いなければならな 84

8 電離放射線を照射する医療機器 不 電離放射線を照射 は 合理的に実行可能な限り そ する機器ではな の使用目的に照らして 照射する 放射線の線量 幾何学的及びエネ ルギー分布又は線質を変更及び制 御できるよう 設計及び製造され なければならな 9 電離放射線を照射する診断用医 不 電離放射線を照射 療機器は 患者及び使用者の電離 する機器ではな 放射線の被曝を最小限に抑え 所 定の診断目的を達成するため 適 切な画像又は出力信号の質を高め るよう設計及び製造されていなけ ればならな 10 電離放射線を照射する治療用 不 電離放射線を照射 医療機器は 照射すべき線量 ビ する機器ではな ームの種類及びエネルギー並びに 必要に応じ放射線ビームのエネル ギー分布を確実にモニタリング し かつ制御できるよう設計及び 製造されていなければならな ( プログラムを用いた医療機器に対する配慮 ) 第十二条プログラムを用いた医療 機器 ( 医療機器プログラム又はこ れを記録した記録媒体たる医療機 器を含む 以下同じ ) は その使 用目的に照らし システムの再現 性 信頼性及び性能が確保される よう設計されていなければならな また システムに一つでも故 障が発生した場合 当該故障から 生じる可能性がある危険性を 合 理的に実行可能な限り除去又は低 減できるよう 適切な手段が講じ られていなければならな 2 プログラムを用いた医療機器に ついては 最新の技術に基づく開 発のライフサイクル リスクマネ ジメント並びに当該医療機器を適 切に動作させるための確認及び検 証の方法を考慮し その品質及び 性能についての検証が実施されて いなければならな 85

( 能動型医療機器及び当該能動型医療機器に接続された医療機器に対する配慮 ) 第十三条能動型医療機器は 当該能動型医療機器に一つでも故障が発生した場合 当該故障から生じる可能性がある危険性を 合理的に実行可能な限り適切に除去又は低減できるよう 適切な手段が講じられていなければならな 2 内部電源医療機器の電圧等の変 不 内部電源の状態が 動が 患者の安全に直接影響を及 患者の安全に直接 ぼす場合 電力供給状況を判別す 影響を及ぼす機器 る手段が講じられていなければな ではな らな 3 外部電源医療機器で 停電が患 不 電源状態が患者の 者の安全に直接影響を及ぼす場 安全に直接影響を 合 停電による電力供給不能を知 及ぼす機器ではな らせる警報システムが内蔵されて いなければならな 4 患者の臨床パラメータの一つ以 不 臨床パラメータを 上をモニタに表示する医療機器 モニタする機器で は 患者が死亡又は重篤な健康障 はな 害につながる状態に陥った場合 それを使用者に知らせる適切な警 報システムが具備されていなけれ ばならな 5 医療機器は 通常の使用環境に おいて 当該医療機器又は他の製 品の作動を損なうおそれのある電 磁的干渉の発生リスクを合理的に 実行可能な限り低減するよう 設 計及び製造されていなければなら -2 な 6 医療機器は 意図された方法で 操作できるために 電磁的妨害に 対する十分な内在的耐性を維持す るように設計及び製造されていな ければならな -2 86

7 医療機器は 製造販売業者等の 指示に基づき正常に据付けられ 及び保守され かつ 通常の使用 合することを示す 条件下又は当該医療機器に一つで も故障が発生した状態で使用され る場合において 患者 使用者及 び第三者 ( 医療機器の使用に当た って偶発的に感電するおそれがあ る者に限る ) が偶発的に感電する おそれを合理的に実行可能な限り 防止できるよう 設計及び製造さ れていなければならな ( 機械的危険性に対する配慮 ) 第十四条医療機器は 動作抵抗 不安定性及び可動部分に関連する 機械的危険性から 患者 使用者 及び第三者 ( 医療機器の使用に当 たって機械的危険性がある者に限 る 以下この条において同じ ) を防護するよう設計及び製造され ていなければならな 2 分析機器等は 可動部分に起因 不 分析機器等ではな する危険性又は破壊 分離若しく は物質の漏出に起因する危険性が ある場合には その危険を防止す るための 適切な仕組みが組み込 まれていなければならな 3 医療機器は 振動発生が仕様上 不 振動発生を伴う機 の性能の一つである場合を除き 器ではな 特に発生源における振動抑制のた めの技術進歩や既存の技術に照ら して 医療機器自体から発生する 振動に起因する危険性を合理的に 実行可能な限り最も低い水準に抑 えられるよう設計及び製造されて いなければならな 4 医療機器は 雑音発生が仕様上 不 雑音を発生する機 の性能の一つである場合を除き 器ではな 特に発生源における雑音抑制のた ( 併用する MR 装置 めの技術進歩や既存の技術に照ら の雑音は MR 装置側 して 医療機器自体から発生する で対応 ) 雑音に起因する危険性を 合理的 に実行可能な限り最も低い水準に 抑えるよう設計及び製造されてい なければならな 87

5 使用者又は第三者が操作しなければならない電気 ガス又は水圧式若しくは空圧式のエネルギー源に接続する端末及び接続部は 可能性のある全ての危険性が最小限に抑えられるよう 設計及び製造されていなければならな 6 医療機器は 使用前又は使用中 に接続することが意図されている 特定部分の誤接続の危険性につい て 合理的に実行可能な限り最も 低い水準に抑えられるよう設計及 び製造されていなければならな 7 医療機器のうち容易に触れることのできる部分 ( 意図的に加熱又は一定温度を維持する部分を除く ) 及びその周辺部は 通常の使用において 潜在的に危険な温度に達することのないようにしなければならな ( エネルギー又は物質を供給する医療機器に対する配慮 ) 第十五条患者にエネルギー又は物 質を供給する医療機器は 患者及 び使用者の安全を保証するため 供給量の設定及び維持ができるよ う設計及び製造されていなければ ならな 2 医療機器には 危険が及ぶ恐れのある不適正なエネルギー又は物質の供給を防止又は警告する手段が具備され エネルギー源又は物質の供給源からの危険量のエネルギーや物質の偶発的な放出を可能な限り防止する適切な手段が講じられていなければならな 3 医療機器には 制御器及び表示 器の機能が明確に記されていなけ ればならな操作に必要な指示 を医療機器に表示する場合 或い は操作又は調整用のパラメータを 視覚的に示す場合 これらの情報 は 使用者 ( 医療機器の使用にあた って患者の安全及び健康等に影響 88

を及ぼす場合に限り 患者も含 む ) にとって 容易に理解できる ものでなければならな ( 一般使用者が使用することを意図した医療機器に対する配慮 ) 第十六条一般使用者が使用することを意図した医療機器 ( 医療機器のうち 自己検査医療機器又は自 不 一般使用者が使用することを意図した機器ではな 己投薬医療機器その他のその使用に当たり専門的な知識を必ずしも有しない者が使用することを意図したものをいう 以下同じ ) は 当該医療機器の使用者が利用可能な技能及び手段並びに通常生じ得る使用者の技術及び環境の変化の影響に配慮し 用途に沿って適正に操作できるように設計及び製造されていなければならな 2 一般使用者が使用することを意図した医療機器は 当該医療機器の使用 検体の使用 ( 検体を使用す 不 一般使用者が使用することを意図した機器ではな る当該医療機器に限る ) 及び検査結果の解釈に当たって 使用者が誤使用する危険性を合理的に実行可能な限り低減するように設計及び製造されていなければならな 3 一般使用者が使用することを意図した医療機器については 合理的に実行可能な限り 製造販売業者等が意図したように機能することを使用者が検証できる手順を定めておかなければならな 不 一般使用者が使用することを意図した機器ではな ( 添付文書等による使用者への情報提供 ) 第十七条製造販売業者等は 医療機器が製造販売される際に 使用者の医療機器に関する訓練及び知識の程度を考慮し 当該医療機器の添付文書等により 製造販売業者名 安全な使用方法及びその性能を確認するために必要な情報を 使用者が容易に理解できるように提供しなければならな 認知された規格 基準の 医療機器の添付文 書の記載要領の改 正について ( 薬食発 1002 第 8 号 : 平成 26 年 10 月 2 日 ) 添付文書案 ( 別紙 8 本資料 5 項 ) 89

( 性能評価及び臨床試験 ) 第十八条医療機器の性能評価を行 認知された基準に 医療機器の製造販 左記の通知に適合 うために収集されるすべてのデー 従ってデータが収 売承認申請につい する タは 医薬品 医療機器等の品質 集されたことを示 て ( 平成 26 年 11 月 有効性及び安全性の確保等に関す す 20 日薬食発 1120 第 る法律 ( 昭和三十五年法律第百四 5 号 ) 十五号 ) その他関係法令の定める ところに従って収集されなければ ならな 2 臨床試験は 医療機器の臨床試 認知された基準に 医療機器の臨床試 左記の省令に適合 験の実施の基準に関する省令 ( 平 適合することを示 験の実施の基準に する 成十七年厚生労働省令第三十六 す 関する省令 ( 平成 17 号 ) に従って実行されなければな 年厚生労働省令第 らな 36 号 ) 3 医療機器は 第一項及び第二項 認知された基準に 医療機器の製造販 左記の省令に適合 に定めるもののほか 医療機器の 適合することを示 売後の調査及び試 する ( 本資料 9) 製造販売後の調査及び試験の実施 す 験の実施の基準に の基準に関する省令 ( 平成十七年 関する省令 ( 平成 17 厚生労働省令第三十八号 ) 及び医 年厚生労働省令第 薬品 医薬部外品 化粧品 医療 38 号 ) 機器及び再生医療等製品の製造販 売後安全管理の基準に関する省令 認知された基準に 医薬品 医薬部外 左記の省令に適合 ( 平成十六年厚生労働省令第百三 適合することを示 品 化粧品 医療機 する 十五号 ) に基づき 当該医療機器に す 器及び再生医療等 応じて必要とされる試験成績及び 製品の製造販売後 データその他の記録により継続的 安全管理の基準に に評価されなければならな 関する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令第 135 号 ) 90