ヒート シンクの取り外し, 1 ページ CPU およびヒート シンクの取り付け, 4 ページ DIMM およびチャネル, 8 ページ DIP スイッチの位置と機能, 11 ページ ヒート シンクの取り外し この手順は 故障した CPU を交換したり シスコ CPU をアップグレードしたりする場合に使用 します 注 シスコ認定の CPU 交換部品以外は使用しないでください 手順 ステップ 1 No.2 プラス ドライバを使用して ヒート シンクをマザーボードに固定している 3 本の非脱落型 ネジを外します 各ネジを 1/4 回転ずつ順番に回して緩めます ヒート シンクを取り外せるようになるまで緩め続 けます ステップ 2 ヒート シンクをまっすぐ持ち上げて取り外します ステップ 3 指でソケット リリース フックを慎重に解除します 勢いよく跳ねないように注意してください ソケット ピンに収まっていた CPU が外れて損傷する可能性があります ステップ 4 ソケット ラッチを開きます Cisco UCS M142 カートリッジ サービス ノート 1
ヒートシンクの取り外し 2
ヒートシンクの取り外し ステップ 5 ピックアンドプレースツール ( 下図 ) を使用して CPU を取り外します CPU ピックアンドプレースツールは 各 CPU オプションキットに含まれています また 個別に購入することもできます 図 1:CPU ピックアンドプレースツール 1 ピックアンドプレース握りレバー 3 ピックアンドプレース位置決め矢印 2 ピックアンドプレースリリースボタン ステップ 6 ステップ 7 CPU ピックアンドプレースツールのリリースボタンを押して 留め具フックを外します 矢印が CPU の位置決めマークに一致する向きで CPU ソケットの上に CPU ピックアンドプレースツールを置きます 3
CPU およびヒートシンクの取り付け 1 ピックアンドプレース握りレバー ステップ 8 ステップ 9 握りレバーを押して取り付けられた CPU をつかみます ツールおよび CPU をまっすぐ持ち上げます CPU およびヒートシンクの取り付け 新しい CPU を取り付ける前に 次の点を確認してください 指定されたコンポーネントに対して CPU がサポートされている これは コンポーネントの技術仕様注文ガイドまたは Cisco UCS 機能カタログの関連リリースで確認できます 注意 この手順で使用するピックアンドプレースツールは マザーボードと CPU 間の接続ピンの損傷を防ぐために必要です このツールは CPU オプションキットに付属しているので この必須ツールを使用せずに作業を進めないでください 手順 ステップ 1 底面が上を向くように CPU ピックアンドプレースツールを反転させます 4
CPU およびヒートシンクの取り付け 1 CPU 留め具つまみ ( 両側に 2 つずつ ) 3 CPU 位置決めマーク 2 CPU 5
CPU およびヒートシンクの取り付け ステップ 2 ステップ 3 ステップ 4 ステップ 5 ステップ 6 リリースボタンを押して ピックアンドプレースツール上の CPU 留め具を外します パッケージから新しい CPU を取り出し CPU の位置決め矢印とピックアンドプレースツールの位置決め矢印を合わせて CPU をピックアンドプレースツールに載せます 新しい CPU がピックアンドプレースツールに収まったら 握りレバーを押して CPU がしっかり固定されていることを確認します 位置決めマークを揃えて CPU ソケット上に CPU とツールを配置します ピックアンドプレースツールのリリースボタンを押して CPU をソケット内に解放します 図 2:CPU ピックアンドプレースツールを使用した CPU の挿入 1 ピックアンドプレースリリースボタン 2 ピックアンドプレースツール位置決め矢印 3 CPU ソケットの位置決めマーク ステップ 7 交換用の CPU およびサーバ (UCS-CPU-GREASE=) に付属のサーマルグリスのシリンジを使用して 2 立方センチメートルのサーマルグリスをヒートシンクと接触する CPU の上部に追加します 下の図に示すパターンを使用します 注意サーマルグリスには非常に特殊な熱特性があるので 他のソースのサーマルグリスを代用品として使用しないでください 他のサーマルグリスを使用すると損傷する可能性があります ( 注 ) CPU のスペアにはサーマルグリスのシリンジが 2 つ付属しています それぞれ青いキャップと赤いキャップが付いています 青いキャップのシリンジはUCS-CPU-GREASE= であり このサーバで使用します 6
CPU およびヒートシンクの取り付け ステップ 8 ソケットラッチを閉じます ( 下の図のコールアウト 1 を参照 ) ステップ 9 フックを固定します ( 下の図のコールアウト 2 を参照 ) 7
DIMM およびチャネル ステップ 10 ステップ 11 ヒートシンクを慎重に交換します 3 本の非脱落型ネジを一度に 4 分の 1 だけ締めながら ヒートシンクをマザーボードに固定します DIMM およびチャネル チャネルは英字 (CPU1 用の A または B CPU 2 用の A または B) で識別されます DIMM スロットは 1 または 2 の番号が付けられています DIMM スロット 1 は黒色で スロット 2 は青色であることに注意してください 下の図に DIMM ソケットの色分けとコンポーネント上の DIMM とチャネルの物理的なレイアウトを示します 8
DIMM およびチャネル ( 注 ) ソケット内部とソケット全体の制限があります 最初に青色のソケットに装着する必要があります UDIMM タイプのみが使用できます すべての DIMM に ECC が付いています 図 3:DIMM とチャネルの物理的配置 9
DIMM およびチャネル 下の図に DIMM およびチャネルの論理図を示します 図 4:DIMM とチャネルの論理的配置 DIMM の速度は 実装 DIMM 機能 および DDR3 電圧によって異なります 下の表に コンポーネントの最大 UDIMM ECC 実装を示します 表 1:CPU あたりに実装可能な最大メモリ 実装可能な最大メモリ デュアルランク UDIMM 4 Gb DRAM テクノロジー 32 GB(4 x 8 GB DIMM) Cisco UCS M142 コンピュートカートリッジは ECC DDR3 DIMM モジュール付き UDIMM にのみ対応します (CPU サブシステムあたり全部で 4 DIMM スロット ) 下の表に 可用性に基づいてテストされたサポート対象の DIMM を示します 10
DIP スイッチの位置と機能 表 2: サポートされている DIMM メイン PID 密度 ランク数 最大速度 (MHz) 説明 UCS- 8GB 2 1600 8 GB DDR3-1600MHx UDIMM/PC3-12800/ デュアル ランク /x8/1.35-1.5 v/35 nm DIP スイッチの位置と機能 図 5:DIP スイッチの位置 11
DIP スイッチの位置と機能 表 3:DIP スイッチの機能 スイッチ Open Close 機能 Server 1 1 アップデート Intel Management Engine(Intel ME)?Intel Server Platform Services Force Update 2 PW のクリア パスワードクリア 3 CMOS のクリア 保護された RTC/CMOS のクリア 4 Recover BMC 強制更新 Server 2 5 アップデート Intel Management Engine(Intel ME)?Intel Server Platform Services Force Update 6 PW のクリア パスワードクリア 7 CMOS のクリア 保護された RTC/CMOS のクリア 8 Recover BMC 強制更新 12