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Transcription:

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX300 S6 ホワイトペーパー FUJITSU PRIMERGY サーバパフォーマンスレポート PRIMERGY TX300 S6 本書では PRIMERGY TX300 S6 で実行したベンチマークの概要について説明します PRIMERGY TX300 S6 のパフォーマンスデータを 他の PRIMERGY モデルと比較して説明しています ベンチマーク結果に加え ベンチマークごとの説明およびベンチマーク環境の説明も掲載しています バージョン 2.0a 2011-11-16 目次 ドキュメントの履歴... 2 製品データ... 3 SPECcpu2006... 4 SPECjbb2005... 15 SPECpower_ssj2008... 18 SPECweb2005... 22 OLTP-2... 25 SAP SD... 32 vservcon... 35 STREAM... 44 関連資料... 47 お問い合わせ先... 48 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 1/48 ページ

ドキュメントの履歴 バージョン 1.1 以下のベンチマークを含むレポートの初版 SPECcpu2006 Xeon E5503 E5506 E5507 X5570 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 で測定 SPECjbb2005 Xeon X5680 で測定 SPECpower_ssj2008 Xeon X5670 および SSD 2.5 インチ 64GB(1 台 ) で測定 SAP SD 認証番号 2010007 vservcon Xeon E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 で測定 バージョン 1.2 以下のベンチマークを追加 OLTP-2 Xeon E5503 E5506 E5507 E5620 E5630 E5640 L5609 L5630 L5640 X5650 X5660 X5667 X5670 X5677 X5680 で測定 SPECweb2005 Xeon X5680 で測定 バージョン 1.2a 以下のベンチマークを更新 OLTP-2( グラフの訂正 軽微な訂正 ) バージョン 2.0 以下のベンチマークを追加 STREAM Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 で測定 以下のベンチマークを更新 SPECcpu2006 Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 で測定 ( インテル C++/Fortran コンパイラー 12.0) SPECjbb2005 Xeon X5690 で測定 SPECpower_ssj2008 Xeon X5675 および SSD 2.5 インチ 32GB(1 台 ) で測定 OLTP-2 Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズで測定 vservcon Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズで測定 バージョン 2.0a 軽微な訂正 2/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

製品データ PRIMERGY TX300 S6 は Intel 5520 チップセットを搭載した 2 ソケットのタワーサーバです Intel Xeon シリーズ 5500 または 5600 プロセッサ (2 コア 4 コア 6 コア )2 基を搭載し 最大 192 GB の DDR3- SDRAM が搭載可能な 18 本の DIMM スロット オンボード 2 ポート 1 Gbit イーサネットコントローラー および 7 本の PCI スロット (PCI-Express 2.0 x4(5 本 ) および PCI-Express 2.0 x8(2 本 )) が装備されています PRIMERGY TX300 S6 は フロアスタンドバージョン (1 つまたは 2 つの電源ユニットを搭載 ) またはラックバージョン (2 つの電源ユニットを搭載 ) の 3 つの組み合わせパターンの中から選択できます ドライブベイには 最大 8 台の 3.5 インチドライブ (SATA または SAS HDD) または最大 20 台の 2.5 インチドライブ (SSD SATA または SAS HDD) を構成できます PRIMERGY TX300 S6 は 旧モデルの PRIMERGY TX300 S5 と同様 簡単に 4 U のラックシステムに変更して 19 インチラックに搭載することができます 詳細な製品データについては PRIMERGY TX300 S6 データシートを参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 3/48 ページ

SPECcpu2006 ベンチマークの説明 SPECcpu2006 は 整数演算および浮動小数点演算でシステム性能を測定するベンチマークです このベンチマークは 12 本のアプリケーションから成る整数演算テストセット (SPECint2006) および 17 本のアプリケーションから成る浮動小数点演算テストセット (SPECfp2006) で構成されています これらのアプリケーションは大量の演算を実行し CPU およびメモリを集中的に使用します 他のコンポーネント ( ディスク I/O ネットワークなど ) は このベンチマークでは測定しません SPECcpu2006 は 特定のオペレーティングシステムに依存しません このベンチマークは ソースコードとして利用可能で 実際に測定する前にコンパイルする必要があります したがって 使用するコンパイラーのバージョンやその最適化設定が 測定結果に影響を与えます SPECcpu2006 には 2 つのパフォーマンス測定方法が含まれています 1 つ目の方法 (SPECint2006 および SPECfp2006) では 1 つのタスクの処理に必要な時間を測定します 2 つ目の方法 (SPECint_rate2006 および SPECfp_rate2006) では スループット ( 並列処理できるタスク数 ) を測定します いずれの方法も さらに 2 つの測定の種類 ベース と ピーク に分かれています これらは コンパイラー最適化を使用するかどうかという点で異なります ベース 値は常に公開されていますが ピーク 値はオプションです ベンチマーク 演算 タイプ コンパイラー最適化 測定結果 アプリケーション SPECint2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_base2006 整数ベース標準 速度 単体実行 SPECint_rate2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_rate_base2006 整数ベース標準 スループット 多重実行 SPECfp2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_base2006 浮動小数点ベース標準 速度 単体実行 SPECfp_rate2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_rate_base2006 浮動小数点ベース標準 スループット 多重実行 測定結果は 個々のベンチマークで得られた正規化比の幾何平均です 算術平均と比較して 幾何平均の方が ひとつの飛び抜けて高い値に左右されない平均値です 正規化 とは テストシステムがリファレンスシステムと比較してどの程度高速であるかを測定することです 例えば リファレンスシステムの SPECint_base2006 SPECint_rate_base2006 SPECfp_base2006 および SPECfp_rate_base2006 の結果が 値 1 と判定されたとします このとき SPECint_base2006 の値が 2 の場合は 測定システムがこのベンチマークをリファレンスシステムの 2 倍の速さで実行したことを意味します SPECfp_rate_base2006 の値が 4 の場合は 測定対象システムがリファレンスシステムの約 4/[ ベースコピー数 ] 倍の速さでこのベンチマークを実行したことを意味します ベースコピー数 とは 実行されたベンチマークの並行インスタンスの数です 弊社では SPEC の公開用に SPECcpu2006 のすべての測定値を提出しているわけではありません そのため SPEC の Web サイトに公開されていない結果が一部あります 弊社では すべての測定のログファイルをアーカイブしているので 測定の内容に関していつでも証明できます ベンチマーク結果 PRIMERGY TX300 S6 で Xeon 5500 および 5600 シリーズのプロセッサを測定しました 一部は 仕様が PRIMERGY TX300 S6 と等価の PRIMERGY RX300 S6 で測定しました 4/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

測定 1 2010 年 3 月 16 日 PRIMERGY TX300 S6 は Xeon X5680 プロセッサ 2 基を搭載した PRIMERGY RX300 S6 とともに SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 SPECfp_rate_base2006 および SPECfp_rate2006 によるベンチマークのインテルベースの 2 ソケットサーバにおいて第 1 位を獲得しました 1 ベンチマークプログラムは インテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2(64 ビット ) で実行しました すべての結果は http://www.spec.org で公開されています プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_base2006 2 チップ SPECint2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 20.8 22.4 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 22.2 24.0 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 23.1 25.1 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 21.4 22.7 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 26.0 28.1 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 29.4 31.8 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 30.7 33.1 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 31.9 34.5 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 37.8 40.8 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 40.0 43.2 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 30.6 33.1 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 34.3 36.9 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 35.4 38.2 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 36.7 39.5 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 38.9 41.8 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.0 73.1 40.2 79.2 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 71.2 139 76.2 148 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 74.0 144 79.1 154 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 69.9 136 75.5 146 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 93.8 181 100 193 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 108 211 114 223 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 112 218 119 231 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 116 226 123 240 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 137 271 145 287 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 145 286 153 302 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 142 269 152 290 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 165 322 176 346 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 170 330 180 355 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 173 338 184 365 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 181 355 193 381 1 上記の競合他社製品との比較は 2010 年 3 月 16 日現在のものです また この比較は インテルベースの 2 ソケットサーバにおける SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 SPECfp_rate_base2006 および SPECfp_rate2006 の結果に基づいています 最新の結果は http://www.spec.org/cpu2006/results を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 5/48 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_base2006 2 チップ SPECfp2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 24.5 26.1 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 26.4 28.3 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 27.4 29.3 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 25.9 27.5 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 30.6 32.8 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 34.2 36.9 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 35.6 38.2 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 36.9 39.6 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 43.6 46.8 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 45.5 48.5 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 36.0 38.8 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 39.9 43.0 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.6 44.8 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 42.1 45.3 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 44.5 47.8 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_rate_base2006 SPECfp_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.5 72.7 38.8 75.2 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 60.7 117 62.5 120 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 62.3 120 64.2 123 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 63.0 116 65.1 120 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 73.4 134 76.5 140 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 84.7 163 87.9 169 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 86.8 167 90.1 174 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 89.1 172 92.6 179 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 106 207 110 215 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 110 214 114 222 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 105 193 108 200 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 119 232 123 240 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 120 235 125 243 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 122 239 126 248 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 127 248 131 257 6/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

測定 2 2010 年 12 月から 2011 年 3 月にかけて Xeon 5600 シリーズのプロセッサを使用して PRIMERGY TX300 S6 を測定しました 2011 年 2 月 23 日 Xeon X5690 プロセッサ 2 基を搭載した PRIMERGY TX300 S6 は SPECint_rate_base2006 ベンチマークのインテルベースの 2 ソケットサーバカテゴリで第 1 位を獲得しました 2 結果は次の 4 つの表に示すとおりです ベンチマークプログラムは インテル C++/Fortran コンパイラー 12.0 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1(64 ビット ) で実行しました 次の表の太字の値は http://www.spec.org で公開されています 予測 という印付きの値は 予測値です プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_base2006 2 チップ SPECint2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 22.5( 予測 ) 23.6( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 19.2 20.1 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 24.0( 予測 ) 25.3( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 25.0( 予測 ) 26.5( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 25.7 26.8 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 27.0 28.1 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 23.1( 予測 ) 23.9( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 28.5( 予測 ) 30( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 32.3( 予測 ) 34( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 33.7( 予測 ) 35( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 35.0( 予測 ) 37.0( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 37.4 39.5 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.5( 予測 ) 43.9( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 43.9( 予測 ) 46.5( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 45.3 47.9 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 33.6( 予測 ) 35.5( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 33.7 35.7 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 35.0 37.1 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 37.7( 予測 ) 39.7( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 38.9( 予測 ) 41.1( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 40.3( 予測 ) 42.5( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.6 43.9 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 42.7( 予測 ) 45.0( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 44.2 46.7 2 上記の競合他社製品との比較は 2011 年 2 月 23 日現在のものです また この比較は インテルベースの 2 ソケットサーバにおける SPECint_rate_base2006 の結果に基づいています 最新の結果は http://www.spec.org/cpu2006/results を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 7/48 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 39.1( 予測 ) 76.8( 予測 ) 41.9( 予測 ) 82.9( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 61.0 118 65.1 126 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 75.3( 予測 ) 146( 予測 ) 79.5( 予測 ) 155( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 78.3( 予測 ) 151( 予測 ) 82.5( 予測 ) 161( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 79.4 154 84.5 164 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 83.1 161 88.3 171 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 74.2( 予測 ) 145( 予測 ) 79.2( 予測 ) 153( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 99.5( 予測 ) 192( 予測 ) 105( 予測 ) 203( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 115( 予測 ) 224( 予測 ) 120( 予測 ) 234( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 119( 予測 ) 232( 予測 ) 125( 予測 ) 243( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 123( 予測 ) 239( 予測 ) 129( 予測 ) 251( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 139 252 136 266 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 145( 予測 ) 287( 予測 ) 152( 予測 ) 301( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 154( 予測 ) 304( 予測 ) 161( 予測 ) 317( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 157 308 166 324 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 151( 予測 ) 286( 予測 ) 160( 予測 ) 305( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 154 295 163 315 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 158 304 169 324 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 177( 予測 ) 347( 予測 ) 188( 予測 ) 371( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 183( 予測 ) 356( 予測 ) 193( 予測 ) 381( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 187( 予測 ) 364( 予測 ) 198( 予測 ) 388( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 191 371 203 395 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 195( 予測 ) 382( 予測 ) 207( 予測 ) 409( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 201 389 214 416 8/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_base2006 2 チップ SPECfp2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 33.1( 予測 ) 34.3( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 29.6 31.3 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 35.7( 予測 ) 37.2( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.1( 予測 ) 38.5( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 36.8 39.3 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 37.9 40.8 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 35.0( 予測 ) 36.1( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 40.5( 予測 ) 43( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 45.2( 予測 ) 48( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 47.1( 予測 ) 50( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 48.8( 予測 ) 51.9( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 50.8 54.6 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 59.0( 予測 ) 62.9( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 61.6( 予測 ) 65.2( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 61.7 65.5 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 62.0( 予測 ) 65.7( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 48.0 51.7 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 49.5 53.1 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 54.0( 予測 ) 57.8( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 56.3( 予測 ) 60.2( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 57.0( 予測 ) 60.9( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 58.2 62.2 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 60.2( 予測 ) 64.3( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 61.0 65.0 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 9/48 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_rate_base2006 SPECfp_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 40.1( 予測 ) 75.8( 予測 ) 41.5( 予測 ) 80.2( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 58.5 107 60.4 113 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 64.9( 予測 ) 122( 予測 ) 66.9( 予測 ) 128( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 66.6( 予測 ) 125( 予測 ) 68.7( 予測 ) 131( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 70.0 127 72.6 133 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 72.1 131 74.7 137 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 67.6( 予測 ) 125( 予測 ) 69.2( 予測 ) 128( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 78.8( 予測 ) 144( 予測 ) 81.3( 予測 ) 150( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 90.9( 予測 ) 176( 予測 ) 93.5( 予測 ) 181( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 93.2( 予測 ) 180( 予測 ) 95.8( 予測 ) 186( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 94.9( 予測 ) 182( 予測 ) 97.6( 予測 ) 188( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 97.7 189 100 195 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 113( 予測 ) 217( 予測 ) 116( 予測 ) 225( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 117( 予測 ) 225( 予測 ) 120( 予測 ) 233( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 119 230 122 237 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 114( 予測 ) 208( 予測 ) 116( 予測 ) 215( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 114 211 117 216 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 116 215 120 221 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 127( 予測 ) 244( 予測 ) 130( 予測 ) 252( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 128( 予測 ) 247( 予測 ) 132( 予測 ) 255( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 131( 予測 ) 252( 予測 ) 135( 予測 ) 261( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 133 256 136 263 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 135( 予測 ) 260( 予測 ) 138( 予測 ) 269( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 138 266 141 273 10/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

整数演算テストセットおよび浮動小数点演算テストセットの両方で 2 プロセッサのスループットは 1 プロセッサの約 2 倍です SPECcpu2006: 整数演算性能 PRIMERGY TX300 S6(2 ソケットと 1 ソケットの比較 ) 416 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 389 214 201 1 x Xeon X5690 2 x Xeon X5690 SPECint_rate2006 SPECint_rate_base2006 SPECcpu2006: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY TX300 S6(2 ソケットと 1 ソケットの比較 ) 273 300 266 250 141 200 150 100 138 SPECfp_rate2006 50 0 1 x Xeon X5690 2 x Xeon X5690 SPECfp_rate_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 11/48 ページ

次のグラフは PRIMERGY TX300 S6 とその旧モデルである PRIMERGY TX300 S5 のスループットを比較したものです それぞれ最大のパフォーマンス構成になっています SPECcpu2006: 整数演算性能 PRIMERGY TX300 S6 と PRIMERGY TX300 S5 の比較 47.9 37.7 50 45.3 45 40 33.9 35 30 25 20 15 10 5 SPECint2006 SPECint_base2006 0 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5687 SPECcpu2006: 整数演算性能 PRIMERGY TX300 S6 と PRIMERGY TX300 S5 の比較 416 450 400 350 300 250 255 274 389 200 150 SPECint_rate2006 100 50 SPECint_rate_base2006 0 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5690 12/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SPECcpu2006: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY TX300 S6 と PRIMERGY TX300 S5 の比較 65.7 70 42.8 62.0 60 50 40 40.1 30 SPECfp2006 20 10 SPECfp_base2006 0 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5687 SPECcpu2006: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY TX300 S6 と PRIMERGY TX300 S5 の比較 273 300 211 266 250 204 200 150 100 SPECfp_rate2006 50 SPECfp_rate_base2006 0 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5690 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 13/48 ページ

ベンチマーク環境 測定 1 SPECcpu2006 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX300 S6 または仕様が等価の PRIMERGY RX300 S6 で行いました ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY TX300 S6/PRIMERGY RX300 S6 Xeon E5503 E5506 E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 1 チップ : Xeon E5503: Xeon E5506 E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677: その他すべて : 2 チップ : Xeon E5503: Xeon E5506 E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677: その他すべて : 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ ソフトウェア Xeon E5503 E5506 E5507: 4 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) その他すべて : 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) オペレーティングシステム SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) コンパイラーインテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 2 コア 4 コア 6 コア 4 コア 8 コア 12 コア 測定 2 SPECcpu2006 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX300 S6 または仕様が等価の PRIMERGY RX300 S6 で行いました ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY TX300 S6/PRIMERGY RX300 S6 Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 1 チップ : Xeon E5603 E5606 E5607 X5647 X5687: 4 コアその他すべて : 6 コア 2 チップ : Xeon E5603 E5606 E5607 X5647 X5687: 8 コアその他すべて : 12 コア 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ ソフトウェア Xeon E5603 E5606 E5607: 8 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) その他すべて : 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) オペレーティングシステム SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1(64 ビット ) コンパイラーインテル C++/Fortran コンパイラー 12.0 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 14/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SPECjbb2005 ベンチマークの説明 SPECjbb2005 は Java サーバプラットフォームのパフォーマンスを評価する Java ビジネスベンチマークです これは 本質的には SPECjbb2000 をアップデートしたものです 主な違いは次のとおりです トランザクションは 多様な機能範囲に対応するために より複雑になっています ベンチマークのワーキングセットは システムの負荷の増大に対応するために 拡大されています SPECjbb2000 では アクティブな Java 仮想マシンインスタンスは 1 つのみ許可されていましたが SPECjbb2005 では複数のインスタンスが許可され 特に大規模なシステムで実環境との高い近似性を得ることができます SPECjbb2005 は ソフトウェアについては主にジャストインタイムコンパイラーで使用される JVM と スレッドおよびガーベージコレクションの実装のパフォーマンスを測定します 使用されるオペレーティングシステムの機能も評価します ハードウェアについては CPU およびキャッシュの効率 メモリサブシステム 共有メモリシステム (SMP) のスケーラビリティを評価します ディスクおよびネットワーク I/O は無関係です SPECjbb2005 は 最近の代表的なビジネスプロセスアプリケーションである 3 階層クライアント / サーバシステムをエミュレートしたもので 中間層システムに重点を置いています クライアントは TPC-C ベンチマークを基にしたドライバスレッドを負荷として生成し データベースへの OLTP アクセスを思考時間ゼロで行います 中間層システムは ビジネスプロセスおよびデータベースの更新を実装します データベースはデータ管理を行い メモリ内の Java オブジェクトによりエミュレートされます トランザクションのログ記録は XML ベースで実装されます このベンチマークの主な利点は シングルホスト上で 3 つの層すべてを実行できることです 中間層のパフォーマンスが測定されます このため 大規模なハードウェアの設置は不要となり 異なるシステムの SPECjbb2005 の結果を直接比較できます クライアントとデータベースのエミュレーションも Java で記述されています SPECjbb2005 には オペレーティングシステムと J2SE 5.0 機能に対応した Java 仮想マシンのみが必要です スケーリングの単位は 約 25 MB の Java オブジェクトから成るウェアハウスです 1 つのウェアハウスにつき 1 つの Java スレッドがオペレーションを実行します これらのビジネスオペレーションは TPC-C で次の項目を前提としています 新規オーダーエントリー 支払 オーダーステータスの照会 納入 在庫レベル監視 顧客レポート ただし これらは SPECjbb2005 と TPC-C が共通して持っている機能にすぎません 2 つのベンチマークの結果は比較できません SPECjbb2005 には 次の 2 つの性能指標があります bops(1 秒あたりのビジネスオペレーション ) は 1 秒あたりのすべてのビジネスオペレーションの処理レートです bops/jvm は 上記の性能指標 (bops) とアクティブな JVM インスタンス数の比率です SPECjbb2005 のさまざまな結果の比較では 両方の性能指標を考慮する必要があります これらの性能指標の測定は 次のようなベンチマークのルールに準拠しています ベンチマーク測定は ウェアハウス数 ( スレッド数 ) が増加する一連の測定ポイントで構成され それぞれにおいてウェアハウス数は 1 つずつ増加します 測定は 1 ウェアハウスで開始され 2*MaxWh( 少なくとも 8 ウェアハウス ) まで実行されます MaxWh は ベンチマークで予想される秒あたりの処理レートが最 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 15/48 ページ

高になるウェアハウス数です デフォルトでは MaxWh はオペレーティングシステムで認識される CPU の数と同じ値が設定されます 性能指標の bops は MaxWh ウェアハウスと 2*MaxWh ウェアハウス間のすべての測定ポイントのオペレーション速度の算術平均です ベンチマーク結果 測定 1 2010 年 3 月 2 基の Xeon X5680 プロセッサおよび 48 GB の PC3-10600R DDR3-SDRAM メモリの構成で PRIMERGY TX300 S6 と仕様が等価の PRIMERGY RX300 S6 を測定しました 測定には Windows Server 2008 R2 Enterprise を使用しました IBM から提供されている J9 VM の 6 つのインスタンスを使用しました 測定結果は次のとおりです SPECjbb2005 bops = 928393 SPECjbb2005 bops/jvm = 154732 測定 2 2010 年 12 月 2 基の Xeon X5690 プロセッサ構成で PRIMERGY TX300 S6 を測定しました その他の構成は 2010 年 3 月の測定と同じです 測定結果は次のとおりです SPECjbb2005 bops = 950192 SPECjbb2005 bops/jvm = 158365 PRIMERGY TX300 S6 は インテル Xeon 5600 シリーズベースのすべてのサーバで最高の結果を得ました 3 1000000 SPECjbb2005 bops: PRIMERGY TX300 S6 と旧モデルとの比較 1000000 SPECjbb2005 bops: PRIMERGY TX300 S6 と旧モデルとの比較 800000 800000 928393 950192 600000 400000 200000 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5690 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5680 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 600000 400000 200000 604986 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 warehouses PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5680 2 x Xeon X5690 3 上記の競合他社製品との比較は 2011 年 2 月 23 日現在のものです また この比較は Intel Xeon 5600 シリーズベースのサーバにおける SPECjbb2005 の結果に基づいています SPECjbb2005 ベンチマークの最新の結果は http://www.spec.org/jbb2005/results を参照してください 16/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ベンチマーク環境 測定 1 SPECjbb2005 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY RX300 S6 で行いました ハードウェア モデル CPU PRIMERGY RX300 S6 Xeon X5680 CPU 数 2 チップ 12 コア ( チップあたり 6 コア ) 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 )+ 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム JVM バージョン 4 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 12 枚 Windows Server 2008 R2 Enterprise IBM J9 VM (build 2.4, JRE 1.6.0 IBM J9 2.4 Windows Server 2008 amd64-64 jvmwa6460sr6-20090923_42924 (JIT enabled, AOT enabled) PRIMERGY RX300 S6 と PRIMERGY TX300 S6 は 仕様上は等価です 測定 2 SPECjbb2005 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX300 S6 で行いました ハードウェア モデル CPU PRIMERGY TX300 S6 Xeon X5690 CPU 数 2 チップ 12 コア ( チップあたり 6 コア ) 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム JVM バージョン 4 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 12 枚 Windows Server 2008 R2 Enterprise IBM J9 VM (build 2.4, JRE 1.6.0 IBM J9 2.4 Windows Server 2008 amd64-64 jvmwa6460sr6-20090923_42924 (JIT enabled, AOT enabled) 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 17/48 ページ

SPECpower_ssj2008 ベンチマークの説明 SPECpower_ssj2008 は サーバクラスのコンピュータを対象とした 消費電力とパフォーマンスの特性を評価する業界標準の SPEC ベンチマークです SPEC は SPECpower_ssj2008 をリリースし パフォーマンスの評価と同じ手法で サーバの消費電力測定の標準を定義しました ベンチマークのワークロードは 典型的なサーバサイド Java ビジネスアプリケーションの負荷をシミュレートします ワークロードはスケーラブルで マルチスレッド化されており さまざまなプラットフォームで利用でき 簡単に実行できます ベンチマークは CPU キャッシュ SMP ( symmetric multiprocessor systems: 対称型マルチプロセシングシステム ) のメモリ階層とスケーラビリティに加え JVM(Java Virtual Machine:Java 仮想マシン ) JIT(Just In Time: ジャストインタイム ) コンパイラー ガーベージコレクション スレッドなどの実装や オペレーティングシステムのいくつかの機能をテストします SPECpower_ssj2008 では 100 % から アクティブアイドル まで 10 % 区切りで さまざまなパフォーマンスレベルにおける一定時間の消費電力をレポートします この段階的なワークロードは サーバの処理負荷および消費電力が 日や週によって大きく変化することを反映しています すべてのレベルにおける電力効率指標を計算するには 各パフォーマンスレベル ( セグメント ) で測定したトランザクションスループットを合計し 各セグメントの平均消費電力の合計で割ります 結果は overall ssj_ops/watt という性能指数です この値から測定対象サーバのエネルギー効率に関する情報が得られます 測定標準が定義されていることにより SPECpower_ssj2008 で測定される値を他の設定やサーバと比較することができます ここで示すグラフは SPECpower_ssj2008 の標準的な結果のグラフです 本構造とさまざまなコンポーネントの概要を示しています ベンチマークは さまざまなオペレーティングシステムおよびハードウェアアーキテクチャーで実行され 大がかりなクライアントやストレージインフラストラクチャーを必要としません SPEC に準拠したテストで必要な最低限の機材は ネットワークで接続された 2 台のコンピュータと 電力アナライザと温度センサーが 1 台ずつです コンピュータの 1 台は SUT ( System Under Test: テスト対象システム ) で サポート対象のオペレーティングシステムと JVM が実行されます JVM は Java で実装されている SPECpower_ssj2008 ワークロードを実行するために必要な環境を提供します もう 1 台のコンピュータは CCS (Control & Collection System: 収集および制御システム ) で ベンチマークの動作を制御し レポートに使用する電力 パフォーマンス および温度のデータを取得します この図は ベンチマーク構成の基 18/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ベンチマーク結果 2010 年 12 月 2 基の Xeon X5675 プロセッサおよび 12 GB の PCL3-10600E DDR3-SDRAM メモリの構成で PRIMERGY TX300 S6 を測定しました 測定には Windows Server 2008 R2 Enterprise を使用しました また IBM から提供されている J9 2.4 VM を JVM として使用しました Xeon X5675 プロセッサを搭載した PRIMERGY TX300 S6 は 2,989 overall ssj_ops/watt という このクラスでの新記録を達成しました これにより PRIMERGY TX300 S6 は引き続き最もエネルギー効率の高いタワーサーバであることが証明されました これは それまで最高だった IBM の System x3400 M3 の記録を 3.4% も上回っています 4 左のグラフは PRIMERGY TX300 S6 の測定結果を示しています 赤い横棒は グラフの y 軸で示された各目標負荷レベルに対する電力性能比 ( 単位 : ssj_ops/watt x 軸の上目盛 ) を表しています 青い線は 小さなダイヤで示された各目標負荷レベルにおける平均消費電力 (x 軸の下目盛 ) が描く曲線を表しています 黒い縦線は PRIMERGY TX300 S6 の出したベンチマーク結果である 2,989 overall ssj_ops/watt を表しています これは 各負荷レベルでのトランザクションスループットの合計を 各測定での平均消費電力の合計で割ったものです 次の表は 各負荷レベルにおけるスループット ( 単位 : ssj_ops) 平均消費電力 ( 単位 : W) およびエネルギー効率の詳細を表しています パフォーマンス 電力 エネルギー効率 目標負荷 ssj_ops 平均消費電力 (W) ssj_ops/watt 100 % 930,315 236 3,934 90 % 844,613 218 3,869 80 % 748,822 196 3,826 70 % 651,271 177 3,674 60 % 563,397 163 3,448 50 % 469,527 151 3,106 40 % 374,284 141 2,664 30 % 279,445 131 2,138 20 % 186,107 121 1,534 10 % 92,352 110 838 アクティブアイドル 0 74.8 0 ssj_ops / power = 2,989 4 上記の比較結果は 2011 年 3 月 9 日現在のものです また この比較は 最もエネルギー効率の高いタワーサーバの測定結果に基づいています SPECpower_ssj2008 ベンチマークの最新の結果は http://www.spec.org/power_ssj2008/results を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 19/48 ページ

サーバは 最大限のエネルギー効率を得られるようチューニングしました メモリについては 最小の消費電力で最高のパフォーマンスを得られるように 2 GB の LV-DIMM(Low Voltage DIMM: 低電圧 DIMM) 計 6 枚を 利用可能な各メモリチャネルに 1 枚ずつ装着する構成としました この構成では 1 つのメモリチャネルに 2 枚または 3 枚のメモリを装着した場合に比べ 消費電力を抑えることができ さらに利用可能なメモリ帯域幅を最大限に活用できます ただし ハードウェア構成で最も重要なことは 適切なプロセッサの選択です プロセッサは メモリサブシステムと並んで サーバで最も電力を消費する部品だからです PRIMERGY TX300 S6 では TDP(Thermal Design Power: 熱設計電力 )95 W の 6 コア Xeon X5675 プロセッサ搭載時に 最高の値を記録しました 次の 2 つのグラフは PRIMERGY TX300 S6 の結果を示しています PRIMERGY TX300 S6 は それまでタワーサーバクラスで最高だった IBM システム x3400 M3 の記録を上回る結果を出しました 右のグラフでは PRIMERGY TX300 S6 は IBM システム x3400 M3 に比べてエネルギー効率が 3.4 % 上回っており ベンチマーク全体を通して明らかに消費電力が抑えられていることがわかります 下のグラフは 各ベンチマークレベルにおける 2 台のサーバのパフォーマンスと消費電力を示しています PRIMERGY TX300 S6 のスループットは どの負荷レベルでも IBM システムと同等です これは 両方のシステムがほぼ同一のハードウェア構成であるためです ハードウェア構成が同一であるにもかかわらず PRIMERGY TX300 S6 の消費電力は ほとんどすべての負荷レベル ( 特に 40 ~ 100 % ) で大幅に低くなっています PRIMERGY TX300 S6 の消費電力は IBM システム x3400 M3 よりも最高で 13 ワット少なく エネルギー効率の良い PRIMERGY TX300 S6 が優位であることは明らかです 20/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

右のグラフは 2010 年 4 月に Xeon X5670 プロセッサを使用して実行した測定の結果と比較して 新しい Xeon X5675 プロセッサが優れていることを示しています 新しい Intel Xeon X5675 プロセッサは 同じ 95 W の TDP にもかかわらず 消費電力はやや低いことがわかります また Xeon X5675 プロセッサは Xeon X5670 プロセッサと比較してスループットが高くなっています これはクロック周波数が高いためです この 2 つの要素によって PRIMERGY TX300 S6 のエネルギー効率が全体で 3.1 % 向上しています ベンチマーク環境 SPECpower_ssj2008 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX300 S6 で Yokogawa WT210 電力アナライザを使用して行いました ハードウェア モデル PRIMERGY TX300 S6 プロセッサ (TDP) Xeon X5675(95 W) CPU 数 6 コアプロセッサ 2 基 ( コアあたり 2 スレッド ) 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ ( コアあたり ) 3 次キャッシュ 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム 電源ユニット ソフトウェア オペレーティングシステム JVM バージョン JVM アフィニティ JVM オプション 2 GB PC3L-10600E DDR3-SDRAM 6 枚 1 Gbit LAN Intel 82575 ギガビットネットワーク接続 ( オンボード ) 2 基 内蔵 SATA コントローラー 1 基 2.5 インチ SATA SSD 1 台 32 GB JBOD 800 W Fujitsu Technology Solutions S26113-F556-E10 1 基 Windows Server 2008 R2 Enterprise IBM J9 VM (build 2.4, JRE 1.6.0 IBM J9 2.4 Windows Server 2008 amd64-64 jvmwa6460sr6-20090923_42924 (JIT enabled, AOT enabled) start /affinity [0xF,0xF0,0xF00,0xF000,0xF0000,0xF00000] -Xaggressive -Xcompressedrefs -Xgcpolicy:gencon -Xmn1300m -Xms1500m -Xmx1500m -XlockReservation -Xnoloa -XtlhPrefetch -Xlp 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 21/48 ページ

SPECweb2005 ベンチマークの説明 SPECweb2005 は SPECweb99 および SPECweb99_SSL の後継として Standard Performance Evaluation Corporation ( SPEC ) の Open Systems Group ( OSG ) によって開発されたものです SPECweb2005 は WWW での Web サーバの性能を評価する次世代のベンチマークです このベンチマークでは HTTP サーバに静的な Web ページと動的な Web ページに対する問い合わせ負荷をかけて性能を測定します 今回の新バージョンでは たえず進化する Web テクノロジーのテストに使用できる数多くの機能が追加されています 旧バージョンとは対照的に SPECweb2005 は現実のアプリケーションに基づいた 3 種類のワークロードに分割されています SPECweb2005_Banking ログオン ログオフ 残高照会 送金 ユーザープロファイルの表示や変更など オンライン銀行の顧客が送信する一般的な問い合わせがシミュレートされます ログインには その後のすべての操作に使用される SSL 接続の確立も含まれます SPECweb2005_Ecommerce コンピュータとのオンライン取引がシミュレートされます ユーザーは ページの閲覧 商品の表示 注文の作成 製品の購入を実行できます 初めの数ステップは 非セキュア接続経由です 注文の送信時に SSL で暗号化された接続が確立されます SPECweb2005_support サポートサイトの問い合わせがシミュレートされます ユーザーは ページの閲覧 入手可能な製品リストの表示 該当するファイルのダウンロードを実行できます 問い合わせは暗号化されません この 3 種類のワークロードの問い合わせはすべて 動的に作成されたコンテンツと さまざまなサイズの静的ファイルで構成されています 問い合わせの間には 異なる待機時間が設定されています 問い合わせと待機時間の配分は 表と機能を通じて管理されます これらのサイズの平均値は 構成ファイルで定義され ジョブ制御を通じて監視されます SPECweb2005 は 特定のオペレーティングシステムや特定の Web サーバに限定していません ベンチマーク環境は さまざまな要素で構成されています 負荷ジェネレータープログラムは クライアントシステム上で実行され Web サーバへの接続の確立 ページ要求の送信 応答ページの受信を行います プライムクライアントは 他のシステムを初期化し テストを監視して 結果を収集および評価します 問い合わせを処理する Web サーバ すなわち SUT(System Under Test: テスト対象システム ) は ハードウェアとソフトウェアで構成されています 新しい要素である BeSim(Back-end Simulator: バックエンドシミュレーター ) は データベースとアプリケーションをシミュレートします Web サーバは 追加で必要な情報を取得するため HTTP 問い合わせを通じて BeSim と通信します ジョブ制御およびクライアントプログラムは Java で記述され 個々のスレッドに分割されます 各スレッドでは 仮想ユーザー ( セッション ) がシミュレートされます SPECweb2005 の 3 種類のワークロードは テスト中の色々な段階で実行されます ランプアップ段階では 負荷生成スレッドが次々に開始されます ウォームアップ段階では 測定の準備が行われます 実際の測定が開始される前に 以前に記録された結果とエラーが削除されます 測定段階では 結果を決定するために すべての問い合わせと応答が記録されます ランプダウン段階では スレッドが停止されます アイドル段階では 次の実行のランプアップ段階が再び開始されるまで待機します 各ワークロードは それぞれ 3 回実行されます 作成されるスレッドの数は テスト構成での SUT の性能に応じて各ワークロードに定義されます 各要求ページに対して 問い合わせを送信してからそのページのすべてのデータが到着するまでの時間が クライアントで測定されます これには 埋め込み画像ファイルの応答時間も含まれます この結果は 特定の QoS(Quality of Service: サービス品質 ) 条件を満たしているすべてのページが評価されます これらは ワークロードの応答時間 ( Banking および Ecommerce ) または転送速度 ( Support ) に従って 次のように分類されます GOOD( 良好 ) 応答時間が 2 秒未満 ( Banking ) 3 秒未満 ( Ecommerce ) または転送速度が毎秒 99,000 バイト以上 ( Support ) TOLERABLE( 許容範囲内 ) 応答時間が 4 秒未満 ( Banking ) 5 秒未満 ( Ecommerce ) または転送速度が毎秒 95,000 バイト以上 ( Support ) 22/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

FAILED( 不合格 ) 応答時間が 4 秒以上 ( Banking ) 5 秒以上 ( Ecommerce ) または転送速度が毎秒 95,000 バイト未満 ( Support ) 結果が有効であるためには 3 回の実行で全回答の 95 % 以上が GOOD ( 良好 ) 99 % 以上が TOLERABLE( 許容範囲内 ) である必要があります ベンチマークルールに準拠した総合結果としては 同一システム構成で 3 種類のワークロードすべての結果が有効である必要があります 個々の結果には ワークロードに従って名前が付けられ QoS 条件を満たしつつ測定されたシステムで処理できる最大ユーザー ( セッション ) 数が示されます このように システムは現実的な条件で評価されます 総合結果を計算するために それぞれの結果をリファレンスシステムでの測定値と比較し それら 3 つの値の幾何平均に 100 を乗じます 総合結果 (SPECweb2005) には 測定されたシステムをリファレンスシステムと比較した相対性能も表示されます ベンチマーク結果 2010 年 3 月に 2 基の Xeon X5680 プロセッサを搭載した PRIMERGY TX300 S6 が 世界記録を樹立しました 次のグラフは 2010 年 3 月 31 日付けの総合リストの SPECweb2005 上位 4 位を示しています PRIMERGY TX300 S6 の結果は 他の PRIMERGY サーバのベンチマーク結果とともに インテルの Xeon 5600 世代プロセッサの発表記者会見で提示されました このグラフを見ると 以前の PRIMERGY TX300 S5 モデルの段階ですでに X86 ベースの競合製品よりも優位に立っていることがはっきりと分かります また PRIMERGY TX300 S5 は 同じく Xeon X5570 を搭載している HP IBM および Sun のサーバを上回っています グラフに示されているシステムはすべて 10 GbE( ギガビットイーサネット ) テクノロジーを使用して 負荷生成クライアントのネットワークを Web サーバへ接続しています この比較における PRIMERGY サーバの優位性は 富士通がこうしたテクノロジーの利用方法を熟知していることを証明しています SPECweb2005 Top Results 100000 100209 104422 80000 83073 83198 60000 40000 20000 0 HP DL370 G6 2 x Xeon X5570 PRIMERGY TX300 S5 2 x Xeon X5570 Sun T5440 4 x UltraSPARC T2+ PRIMERGY TX300 S6 2 x Xeon X5680 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 23/48 ページ

ベンチマーク環境 SPECweb2005 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX300 S6 で行いました SUT ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY TX300 S6 Xeon X5680(3,333 MHz) 2 チップ 12 コア ( チップあたり 6 コア ) ハイパースレッディング対応 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ コアあたり その他のキャッシュ メモリ ネットワーク ディスクコントローラー ディスクサブシステム ディスク SUT ソフトウェア オペレーティングシステム Web サーバ クライアント システム CPU メモリ ネットワーク クライアントオペレーティングシステム スイッチ スイッチ 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) 8 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 12 枚 (96 GB) デュアルポート 10 GbE LAN コントローラー PCIe 2 基 デュアルポート GbE オンボード 1 基 LSI MegaRAID SAS 1078 LSI MegaRAID SAS 8880EM2 FibreCAT SX40 4 台 73 GB SAS( 内部 ) 8 台 146 GB SAS( 外部 ) 48 台 Red Hat Enterprise Linux 5.3(64 ビット ) Rock JSP/Servlet Container v1.3.3 を搭載した Rock Web Server v1.4.8 PRIMERGY BX620 S4 40 台 Xeon E5335 8 GB GbE オンボード 1 基 GbE メザニンカード 1 枚 Microsoft Windows Server 2003 SE(SP1) Cisco Catalyst 4900M 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 24/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア 5500 OLTP-2 ベンチマークの説明 OLTP とは Online Transaction Processing( オンライントランザクション処理 ) の略です OLTP-2 ベンチマークは データベースソリューションの標準的なアプリケーションシナリオを基にしています OLTP- 2 では データベースアクセスがシミュレートされ 1 秒あたりに実行されるトランザクションの数 (tps) が測定されます 独立した機関によって標準化され その規則を順守して測定しているかを監視される SPECint や TPC-E のようなベンチマークとは異なり OLTP-2 は 富士通が開発した固有のベンチマークです OLTP-2 は データベースのベンチマークとしてよく知られている TPC-E を基に開発されました そして CPU やメモリの構成に応じてシステムがスケーラブルな性能を示すことを実証するために さまざまな構成で測定できるように設計されています OLTP-2 と TPC-E の 2 つのベンチマークが同じ負荷プロファイルを使用して同様のアプリケーションのシナリオをシミュレートしても この 2 つのベンチマークは異なる方法でユーザーの負荷をシミュレートするため 結果を比較したり同等のものとして扱うことはできません 通常 OLTP-2 の値は TPC-E に近い値となります しかし 価格性能比が算出されないため 直接比較できないだけでなく OLTP-2 の結果を TPC-E として利用することも許可されません 詳細情報は ベンチマークの概要 OLTP-2 を参照してください ベンチマーク結果 PRIMERGY RX300 S6 の OLTP-2 の値は Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズを使用して 48 GB 72 GB 96 GB 144 GB および 192 GB のメモリ構成で測定しました 次の表は 測定対象のプロセッサの仕様を示しています プロセッサ コア数 / チップ L3 キャッシュプロセッサ周波数 QPI スピード HT TM TDP E5503 2 4 MB 2.00 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5506 4 4 MB 2.13 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5507 4 4 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5603 4 4 MB 1.60 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5606 4 8 MB 2.13 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5607 4 8 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W L5609 4 12 MB 1.87 GHz 4.8 GT/s - - 40 W L5630 4 12 MB 2.13 GHz 5.86 GT/s 40 W E5620 4 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W E5630 4 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W E5640 4 12 MB 2.67 GHz 5.86 GT/s 80 W X5647 4 12 MB 2.93 GHz 5.86 GT/s 130 W X5667 4 12 MB 3.07 GHz 6.4 GT/s 95 W X5672 4 12 MB 3.20 GHz 6.4 GT/s 95 W X5677 4 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W X5687 4 12 MB 3.60 GHz 6.4 GT/s 130 W L5640 6 12 MB 2.27 GHz 5.86 GT/s 60 W E5645 6 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W E5649 6 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W X5650 6 12 MB 2.67 GHz 6.4 GT/s 95 W X5660 6 12 MB 2.80 GHz 6.4 GT/s 95 W X5670 6 12 MB 2.93 GHz 6.4 GT/s 95 W X5675 6 12 MB 3.06 GHz 6.4 GT/s 95 W X5680 6 12 MB 3.33 GHz 6.4 GT/s 130 W X5690 6 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W QPI=Quick Path インターコネクト GT= ギガトランスファー HT= ハイパースレッディング TM= ターボモード TDP= 熱設計電力 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 25/48 ページ

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア 5500 データベースのパフォーマンスは CPU やメモリの構成と データベースで使用するディスクサブシステムの接続性によって 大きく異なります Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズは 次のようなさまざまなシステム構成に対応しています プロセッサ TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 E5503 E5506 E5507 E5603 E5606 E5607 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 最大メモリ TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 CPU 1 48 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB CPU 2 96 GB 192 GB 192 GB 192 GB 192 GB 144 GB 192 GB 96 GB 144 GB *) 192 GB 288 GB *) *) 16 GB デュアルランクメモリモジュールの特別リリース 26/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

次に示す CPU およびメモリの性能評価では ディスクサブシステムは適切であり ボトルネックにならないものとします PRIMERGY RX300 S6 の OLTP-2 の値は オペレーティングシステム Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise とデータベース SQL Server 2008 R2 Enterprise x64 Edition で測定したものです システム構成の詳細については ベンチマーク環境 を参照してください データベース環境でメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも メモリ容量が十分にあることが重要です そのため 16 GB モジュールの最大構成 8 GB モジュールの最大構成 および 8 GB モジュールの別構成で測定しました 周波数は プロセッサと メモリモジュールの種類および数によって変わります メモリパフォーマンスの詳細については ホワイトペーパー Xeon 5600 (Westmere-EP) 搭載システムのメモリパフォーマンス を参照してください 次のグラフは Intel Xeon 5600 および 5500 シリーズのプロセッサ (1 基または 2 基 ) と さまざまなメモリ構成で測定した OLTP-2 トランザクションレートを示しています 多種類のプロセッサにより 広範にわたるレベルのパフォーマンスが実現されていることがわかります 同じ最大メモリ構成で比較すると パフォーマンスが最も低いプロセッサ (Xeon E5503) を使用した場合に比べ パフォーマンスが最も高いプロセッサ (Xeon X5690) を使用した場合は OLTP-2 値は 5.4 倍になっています 測定結果が示す性能に基づき プロセッサをいくつかのグループに分類できます 最もパフォーマンスが低いのは わずか 2 コアのプロセッサである Xeon E5503 です その次のグループのプロセッサは OLTP-2 でほぼ 2 倍のパフォーマンスを達成しています ハイパースレッディングをサポートしていない 4 コアプロセッサ (Xeon E5506 Xeon E5507 Xeon E5603 Xeon E5606 Xeon E5607 および Xeon L5609) が このグループです OLTP-2 の測定では コア数を 2 倍にすると パフォーマンスもほぼ 2 倍になります ハイパースレッディングとターボモードの両方をサポートする 4 コアプロセッサでは さらに高いパフォーマンスが得られます Xeon L5630 Xeon E5620 Xeon E5630 Xeon E5640 および Xeon X5647 がこのグループです このグループでは ハイパースレッディングによって論理的なプロセッサコア数が 2 倍になるため OLTP-2 の測定では特に優れた結果が得られます Xeon X5667 Xeon X5672 Xeon X5677 Xeon X5687 は 同じくハイパースレッディングとターボモードをサポートする 4 コアプロセッサですが 高レベルのターボモードを利用可能で QPI スピードも 5.86 GT/s よりさらに高速の 6.4 GT/s です これにより このグループの 4 コアプロセッサは 下位の 6 コアプロセッサであるクロック周波数 ターボモードレベル QPI スピードが低いモデル (Xeon E5645 および Xeon E5649) に近いスループットを達成できます 最高のパフォーマンスを発揮するのは QPI スピード 6.4 GT/s を実現する 6 コアプロセッサ Xeon X5650 Xeon X5660 Xeon X5670 Xeon X5675 Xeon X5680 および Xeon X5690 のグループです このグループでは 2 基の CPU を使用した OLTP-2 の測定のほとんどで 96 GB(8 GB DIMM 12) で周波数 1333 MHz のメモリ構成の方が 144 GB(8 GB DIMM 18) で周波数 800 MHz のメモリ構成より優れた結果が得られました Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 27/48 ページ

OLTP-2 tps 2CPUs-192GB 2CPUs-144GB 2CPUs-96GB 1CPU-96GB 1CPU-72GB 1CPU-48GB X5690-6Core X5680-6Core X5675-6Core X5670-6Core X5660-6Core X5650-6Core E5649-6Core E5645-6Core L5640-6Core X5687-4Core X5677-4Core X5672-4Core X5667-4Core X5647-4Core E5640-4Core E5630-4Core E5620-4Core L5630-4Core L5609-4Core E5607-4Core E5606-4Core E5603-4Core E5507-4Core E5506-4Core E5503-2Core 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 tps 28/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

PRIMERGY 現行モデルでの OLTP-2 の最高値は 旧モデルの最高値と比較して約 50 % 向上しています tps 1400 1300 1200 1100 1000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 2 X5570 96 GB RAM 旧モデル 2 W5590 96 GB RAM OLTP-2 tps の最高値システム世代間の比較 + ~ 50% 2 X5670 96 GB RAM 2 X5690 96 GB RAM 現行モデル 現行モデル TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 旧モデル TX200 S5 TX300 S5 RX200 S5 RX300 S5 BX620 S5 BX920 S1 - - Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 29/48 ページ

ベンチマーク環境 一般的な測定環境を以下に示します ドライバ A 層 B 層 ネットワーク ネットワーク クライアント ストレージサブシステム アプリケーションデータベースサーバサーバ SUT(System Under Test: テスト対象システム ) Intel Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズの OLTP-2 のすべての値は PRIMERGY RX300 S6 を使用して測定しました データベースサーバ (B 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ 設定 ( デフォルト ) ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX300 S6 Xeon E5503(2 コア 2.00 GHz) 2 基 Xeon E5506(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5507(4 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon E5603(4 コア 1.60 GHz) 2 基 Xeon E5606(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5607(4 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon L5609(4 コア 1.87 GHz) 2 基 Xeon L5630(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5620(4 コア 2.40 GHz) 2 基 Xeon E5630(4 コア 2.53 GHz) 2 基 Xeon E5640(4 コア 2.67 GHz) 2 基 Xeon X5647(4 コア 2.93 GHz) 2 基 Xeon X5667(4 コア 3.07 GHz) 2 基 Xeon X5672(4 コア 3.20 GHz) 2 基 Xeon X5677(4 コア 3.46 GHz) 2 基 Xeon X5687(4 コア 3.60 GHz) 2 基 Xeon L5640(6 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon E5645(6 コア 2.40 GHz) 2 基 Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) 2 基 Xeon X5650(6 コア 2.67 GHz) 2 基 Xeon X5660(6 コア 2.80 GHz) 2 基 Xeon X5670(6 コア 2.93 GHz) 2 基 Xeon X5675(6 コア 3.06 GHz) 2 基 Xeon X5680(6 コア 3.33 GHz) 2 基 Xeon X5690(6 コア 3.46 GHz) 2 基 48 GB~192 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3(8 GB DIMM) または 1066 MHz Registered ECC DDR3(16 GB DIMM) ターボモード有効 NUMA サポート有効 ハイパースレッディング有効 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 RX300 S6: オンボード RAID コントローラー SAS 6G 5/6 512 MB 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 2 台 RAID1(OS) 147 GB 15k rpm SAS ドライブ 6 台 RAID10( ログ ) LSI MegaRAID SAS 9280-8e 5 基 JX40 5 台 : 各 64 GB SSD ドライブ 24 台 RAID5( データ ) オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Enterprise データベース SQL Server 2008 R2 Enterprise x64 30/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

アプリケーションサーバ (A 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX200 S6 Xeon E5640 (6 コア 2.66 GHz) 1 基 12 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 デュアルポート LAN 1 Gbps 2 基 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Standard クライアント ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX200 S5 Xeon X5570(4 コア 2.93 GHz) 2 基 24 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Standard OLTP-2 ソフトウェア EGen バージョン 1.12.0 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 31/48 ページ

SAP SD ベンチマークの説明 SAP アプリケーションソフトウェアは 標準的な業務プロセスを管理するためのモジュールで構成されています モジュールには 受注組立 (ATO) 財務会計 (FI) 人事管理 (HR) 在庫購買管理 (MM) 生産計画 (PP) 販売管理 (SD) などの ERP( 企業資源計画 ) 用のものや SCM( サプライチェーンマネジメント ) 小売 銀行業務 公益事業 BI( ビジネスインテリジェンス ) CRM( 顧客関係管理 ) PLM( 製品ライフサイクル管理 ) 用のものがあります SAP アプリケーションソフトウェアは必ずデータベースと関連しています したがって SAP の構成には ハードウェアに加え ソフトウェアコンポーネントであるオペレーティングシステムとデータベース および SAP ソフトウェア自体も含まれます SAP アプリケーションシステムのパフォーマンス 安定性およびスケーラビリティを評価するために SAP AG は SAP 標準アプリケーションベンチマークを開発しました 中でも 最も広く使用されており最も重要なのは SD ベンチマークです これらのベンチマークでは システム全体のパフォーマンスが分析されるため コンポーネントの統合品質を測定できます ベンチマークは 2 層の構成と 3 層の構成で異なります 2 層の構成では SAP アプリケーションとデータベースを 1 台のサーバにインストールします 3 層の構成では SAP アプリケーションの各コンポーネントを数台のサーバに分散でき 別のサーバでデータベースを処理します SAP AG( ドイツ Walldorf) によって開発されたベンチマークの詳細な仕様は http://www.sap.com/benchmark を参照してください ベンチマーク結果 2010 年 2 月 10 日に Xeon X5680 プロセッサ 2 基を搭載した PRIMERGY TX300 S6(Windows Server 2008 Enterprise Edition で SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0 と SQL Server 2008 を使用 ) で次の結果を得たことが認証されました ( 認証番号 2010007) 認証番号 2010007 Number of SAP SD benchmark users 4,860 Average dialog response time Throughput Fully processed order line items/hour dialog steps/hour SAPS Average database request time (dialog/update) CPU utilization of central server 99% Operating system, central server 0.99 seconds 530,670 1,592,000 26,530 0.022 sec / 0.025 sec RDBMS SQL Server 2008 Windows Server 2008 Enterprise Edition SAP Business Suite software SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Configuration Central server PRIMERGY TX300 S6 2 processors / 12 cores / 24 threads Xeon X5680 88 GB main memory 32/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

PRIMERGY TX300 S6 は SAP ERP 6.0 用 SAP 拡張パッケージ 4 における SAP SD Standard Application Benchmark(2 プロセッサ 2 層 ) で 最高の結果を得ました (2010 年 3 月 16 日現在 ) 5 SAP ERP 6.0 用 SAP 拡張パッケージ 4 における SAP SD(2 プロセッササーバ 2 層 ) の結果 : PRIMERGY TX300 S6 と 2 位の 2 ソケットサーバの比較 Fujitsu PRIMERGY TX300 S6 / RX300 S6 2 x Xeon X5680 2 processors/12 cores/24 threads 88 GB RAM Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Certification number: 2010007 4860 Sun Fire X4270 2 x Xeon X5570 2 processors/8 cores/16 threads 48 GB RAM Solaris 10 Oracle 10g SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode) Certification number: 2009033 3800 0 1000 2000 3000 4000 5000 Number of Benchmark Users 次のグラフは PRIMERGY TX300 S6 とその旧モデルの PRIMERGY TX300 S5 のスループットを比較したものです それぞれ最大のパフォーマンス構成になっています SAP ERP 6.0 用 SAP 拡張パッケージ 4 における SAP SD(2 プロセッササーバ 2 層 ) の結果 : PRIMERGY TX300 S6 と旧モデルの比較 Fujitsu PRIMERGY TX300 S6 / RX300 S6 2 x Xeon X5680 2 processors/12 cores/24 threads 88 GB RAM Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Certification number: 2010007 4860 Fujitsu PRIMERGY TX300 S5 / RX300 S5 2 x Xeon X5570 2 processors/8 cores/16 threads 48 GB RAM Windows Server 2008 Enterprise Edition SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode) Certification number: 2009014 3328 0 1000 2000 3000 4000 5000 Number of Benchmark Users 5 上記のベンチマーク結果は 2010 年 3 月 16 日現在の値を使用しています また 上記の比較は Sun および富士通が現在出荷しているベストパフォーマンスの 2 ソケットサーバに基づいています SAP SD(2 層 ) ベンチマークの最新の結果は http://www.sap.com/solutions/benchmark/sd2tier.epx を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 33/48 ページ

ベンチマーク環境 2 層環境 負荷ジェネレーター テスト対象システム SUT(System Under Test: テスト対象システム ) ハードウェア サーバ プロセッサ メモリ ディスクサブシステム ソフトウェア オペレーティングシステム データベース SAP Business Suite ソフトウェア PRIMERGY TX300 S6 Xeon X5680 2 基 8 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 10 枚 4 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 2 枚 PRIMERGY RX300 S6 1 台 : RAID 5/6 SAS based on LSI MegaRAID 512MB 1 基 RAID Contr BBU Upgrade for RAID 5/6 V16 1 基 SSD SATA 3G 64GB SLC HOT PLUG 2.5" EP 2 基 RAID Ctrl SAS 8Port 512M with BBU LP LSI 1 基 FibreCAT SX40 2 台 HD SAS 3G 73GB 15K HOT PLUG 2.5" EP 14 台 Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 Enterprise x64 Edition SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0 負荷ジェネレーター ハードウェア モデル プロセッサ メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム PRIMERGY RX600 Xeon MP(2.50 GHz 1 MB L3 キャッシュ ) 4 基 8 GB PC2100 DDR-SDRAM SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 34/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

vservcon ベンチマークの説明 vservcon は 富士通テクノロジー ソリューションズが ハイパーバイザーを使用するサーバ構成について サーバ統合の適合性の比較に使用するベンチマークです これにより システム プロセッサ および I/O テクノロジーの比較に加え ハイパーバイザー 仮想化形式 および仮想マシン用の追加ドライバの比較も可能になります vservcon は 厳密に言えば新しいベンチマークではありません これは 言うなればフレームワークであり すでに確立されたベンチマークをワークロードとして集約し 統合され仮想化されたサーバ環境の負荷を再現します データベース アプリケーションサーバ Web サーバというアプリケーションシナリオを対象とする 3 つの実証済みのベンチマークが使用されます アプリケーションシナリオベンチマーク論理 CPU コアの数メモリ データベース Sysbench( 補正済み ) 2 1.5 GB Java アプリケーションサーバ SPECjbb( 補正済み 50~60 % の負荷 ) 2 2 GB Web サーバ WebBench 1 1.5 GB 3 つのアプリケーションシナリオのそれぞれが 1 つの専用の仮想マシン (VM) に割り当てられます これらに加えてアイドル VM という 4 番目の仮想マシンが追加されます これら 4 つの VM が 1 つの タイル を構成します 最大の性能値を引き出すためには 測定対象となるサーバの処理能力に応じて いくつかのタイルを並行して開始しなければならない場合もあります テスト対象システム データベース VM Java VM Web VM アイドル VM タイル n データベース VM データベース VM データベース VM Java VM Java VM Java VM Web VM Web VM Web VM アイドル VM アイドル VM アイドル VM タイル 3 タイル 2 タイル 1 3 つの vservcon アプリケーションシナリオのそれぞれが 各 VM のアプリケーション固有のトランザクションレートという形でベンチマーク結果を提供します スコアを正規化するために 1 つのタイルのそれぞれのベンチマーク結果とリファレンスシステムの結果との比を求めます その相対性能値に適切な重み付けを行い すべての VM とすべてのタイルについて加算します 最終的な計算結果が このタイル数に対するスコアになります 原則として 1 つのタイルから始めて vservcon スコアの大幅な増加が見られなくなるまで タイル数を増やしながらこの手順が実行されます 最終的な vservcon スコアは すべてのタイル数から得られた vservcon スコアの最大値です したがって このスコアは CPU リソースを最大限まで使用する構成で達成される最大スループットを反映しています このため vservcon の測定環境は CPU のみが制限要因となるように設計されており 他のリソースによる制限は発生しないように設計されています タイル数の増加に対する vservcon スコアの伸びは テスト対象システムのスケーリング特性を知るための有益な情報となります さらに vservcon では ホストの合計 CPU 負荷 (VM および他のすべての CPU 処理 ) を記録し 可能な場合は消費電力も記録します vservcon の詳細については ベンチマークの概要 vservcon を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 35/48 ページ

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア ベンチマーク結果 PRIMERGY の 2 ソケットモデル現行世代は Intel Xeon シリーズ 5600( または 5500) プロセッサをベースにしています 次のようなさまざまなシステム構成に対応しています プロセッサ TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 5500 E5507 E5607 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード PRIMERGY の 2 ソケットモデル現行世代は プロセッサテクノロジーの進歩により アプリケーションの仮想化に最適なシステムとなっています 6 コアプロセッサにも対応しているため 前世代のプロセッサをベースとするシステムと比較して 仮想化性能が約 50 % 向上しています (vservcon スコアで測定 ) 6 コアプロセッサを 2 基搭載したシステムで 前述の vservcon プロファイルを基にして 27 のアプリケーション VM(9 つのタイルに相当 ) を使用した場合 CPU リソースの最大活用をほぼ実現できます 36/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

E5507 L5609 E5607 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 Final vservcon Score 次のグラフは 各プロセッサで達成可能な仮想化性能値を比較したものです 発売済みの 4 コアまたは 6 コアのプロセッサを対象に幅広く測定しました 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 4 4 4 6 6 6 6 6 7 7 7 7 9 9 9 9 9 9 9 9 9 #Tiles 4 Cores / 4 Threads 4 Cores / 8 Threads 6 Cores / 12 Threads このグラフに示されているプロセッサ間の大きな性能差は その機能が影響していると考えられます グラフの左側のグループのプロセッサは エントリーモデルです グラフ中央のグループのプロセッサは ハイパースレッディングとターボモードに対応しているため パフォーマンスが大幅に向上していることがわかります グラフの中央と右側のグループのプロセッサでは それぞれのプロセッサのメモリクロック周波数が徐々に上がっています このとき パフォーマンスは プロセッサのメモリクロック周波数とプロセッサ間のデータ転送速度 ( QPI スピード ) の組み合わせで決まります グラフの右側のグループは 6 コアプロセッサで構成されています 6 コアプロセッサの場合 同機能の 4 コアプロセッサと比較すると 期待どおりにパフォーマンスが約 50 % 向上しています グラフの右側のグループでは E5649 から X5650 への大幅な向上が特に目立っています X5650 以降は 最高の QPI スピードと強力なターボモードを備えたアドバンストプロセッサというカテゴリであるためです メモリパフォーマンスと QPI アーキテクチャーの詳細については ホワイトペーパー Xeon 5600 (Westmere-EP) 搭載システムのメモリパフォーマンス を参照してください 仮想化環境のメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも メモリ容量が十分にあることが重要です 各プロセッサの製品データについて再度簡潔にまとめ 次の表に示します Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 37/48 ページ

2.18 3.84 4.47 5.01 5.30 5.40 2.12 4.23 5.69 6.37 7.08 7.34 7.45 7.55 7.60 vservcon Score CPU utilization 6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア プロセッサ コア数 / チップ L3 キャッシュ プロセッサ周波数 QPI スピード HT TM TDP タイル数スコア 5500 E5507 4 4 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W 4 3.02 E5607 4 8 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W 4 3.39 L5609 4 12 MB 1.87 GHz 4.8 GT/s - - 40 W 4 3.06 L5630 4 12 MB 2.13 GHz 5.86 GT/s 40 W 6 4.61 E5620 4 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.40 E5630 4 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.56 E5640 4 12 MB 2.67 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.79 X5647 4 12 MB 2.93 GHz 5.86 GT/s 130 W 6 6.23 X5667 4 12 MB 3.07 GHz 6.4 GT/s 95 W 7 6.93 X5672 4 12 MB 3.20 GHz 6.4 GT/s 95 W 7 7.20 X5677 4 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W 7 7.24 X5687 4 12 MB 3.60 GHz 6.4 GT/s 130 W 7 7.57 L5640 6 12 MB 2.27 GHz 5.86 GT/s 60 W 9 7.36 E5645 6 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W 9 7.40 E5649 6 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W 9 7.60 X5650 6 12 MB 2.67 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 8.63 X5660 6 12 MB 2.80 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 8.87 X5670 6 12 MB 2.93 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 9.02 X5675 6 12 MB 3.06 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 9.29 X5680 6 12 MB 3.33 GHz 6.4 GT/s 130 W 9 9.41 X5690 6 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W 9 9.61 QPI = QuickPath インターコネクト GT = ギガトランスファー HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード TDP = 熱設計電力 次のグラフは Xeon E5620(4 コア ) プロセッサおよび E5649(6 コア ) プロセッサを搭載した時の VM 数の増加に対する仮想化性能を示しています ホストのそれぞれの CPU 負荷も示されています CPU 負荷 が 90 % のときが最適なタイル数で す 90 % を超えると過負荷となり E5620 E5649 仮想化のパフォーマンスは停滞または低下します 8 7 100% 90% 物理コア数の増加に加えて ハイ 80% 6 パースレッディング機能によって 70% 多数の VM の稼動が可能になります 5 60% ハイパースレッディング機能では 4 50% 1 つの物理プロセッサコアが結果的 40% に 2 つの論理コアに分割されるた 3 30% め ハイパーバイザーが利用できる 2 コア数は 2 倍になります そのた 20% 1 め ハイパースレッディング機能は 10% 一般的にシステムの仮想化性能を向 0 0% 上させます 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 7 8 9 # Tiles vservcon Score (left axis) CPU utilization of host (right axis) ハイパースレッディング機能を使用するシステムでは 前のグラフに示されているタイル数のスケーリング曲線が明確に見られます Xeon E5649 プロセッサには 12 個の物理コア すなわち 24 個の論理コアがあり 1 つのタイルにつき 4 個程度の論理コアが使用されます ( ベンチマークの説明 を参照 ) つまり ほぼ 3 タイルまでは 複数の VM が同じ物理コアを並行して使用することを回避できます そのため この範囲ではほぼ理想的にパフォーマンスが上昇します その後 CPU 使用率が限界に達するまでのパフォーマンス曲線は 傾きが緩やかになっていきます 38/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

10.4 16.6 18.5 19.9 20.3 20.0 9.8 17.6 21.9 23.5 25.1 25.2 25.0 24.9 24.9 Power Score [1/kW] vservcon Score E5507 L5609 E5607 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 Power Score Final vservcon Score 省電力もサーバ統合の重要な要素です 消費電力に関する仮想化性能を示すのに vservcon では 電力スコア が使用されます このスコアは 消費電力 (kw 単位 ) に対する vservcon スコアの比率で算出されます 次のグラフは 各プロセッサの 電力スコア を示し 性能に対する電力効率を表しています 30 25 Power Score (left axis) Final vservcon Score (right axis) 12 10 20 8 15 6 10 4 5 2 0 0 4 Cores / 4 Threads 4 Cores / 8 Threads 6 Cores / 12 Threads このグラフには 棒グラフで示す電力スコアに加えて 折れ線グラフで示す仮想化性能値 ( 最終的な vservcon スコア ) も記載しています これらのデータを合わせて考察してみると 次の 2 つの重要な情報が読み取れます vservcon スコア自体の性能値だけでなく 電力あたりの性能効率を表す電力スコアでも 6 コアプロセッサが最高値を出しています したがって 適切な数の VM を稼動するには 6 コアプロセッサがベストであることがわかります 純粋な仮想化性能では 3 つの各グループ内での プロセッサによる違いが比較的はっきりと見られます しかし 電力あたりの仮想化性能を見ると 各グループ内のプロセッサは 一部を除きほぼ同じ水準です 次のグラフは CPU 負荷の度合いに応じてエネルギー効率が変わることを示しています 例えば Xeon E5649 プロセッサでは 単純に実際のアプリケーション VM の数を 3 から 6( タイル数は 1 から 2) へ倍にするだけで 仮想化性能は 100 % 向上する一方 消費電力は約 11 % しか増加しません この比較により システムの使用率が上がると エネルギー効率も向上することが分かります これは 右の 2 つのプロセッサのグラフで示されています また 仮想化性能の最大値 ( 最終的な vservcon スコア ) の約 90 % を超えると 電力スコア が測定精度の範囲内でほぼ一定であることがわかります 26 24 22 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 2 x E5620 2 x E5649 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Power Score (left axis) 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 vservcon Score (right axis) # Tiles Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 39/48 ページ

vservcon Score Relative performance compared with RefSys これまでは システムの仮想化性能を全体的に分析してきました ここからは 仮想化環境での個別アプリケーション VM の観点でパフォーマンスについて説明します ここでは例として Xeon E5649 プロセッサのシステムを取り上げています システム総体としてのパフォーマンスを重視してアプリケーション VM の数を全体最適化 ( 例として 6 タイル ) すると 部分最適化 ( 例として 1 タイル ) して負荷が少ない状況に比べ 個別の VM のパフォーマンスはかなり低くなります 次のグラフ (VM の数が増加したときの 3 種類の各アプリケーション VM のリファレンスシステムに対する相対的なパフォーマンス ) により この点を明らかにしています 各アプリケーション (Java Web DB) のグラフの最初の列には 1 つのタイルを構成する合計 3 つの VM がアプリケーション別に 1 つずつ表示されています 2 番目の列には 2 つのタイルを構成する合計 6 つの VM がアプリケーション別に 2 つずつ表示され 以降も同様に タイルを構成する VM がアプリケーション別に表示されています 各グラフから 個々のアプリケーション VM の値 およびアプリケーション種別ごとの合計値が読み取れます Relative performance of single VM for increasing tile count 10 9 9th VM 8th VM 7th VM 6th VM 5th VM 4th VM 3rd VM 2nd VM 1st VM 8 7 Java Web DB 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 #Tiles 仮想ホスト上の VM の数に関して 全体的なパフォーマンスよりも個別のアプリケーションのパフォーマンス要件を重視すべき場合もあります はじめに 完全に構成されたシステムの仮想化性能について見てきました 一方で プロセッサを 1 基から 2 基に増やしたときに どの程度パフォーマンスが向上するかという疑問もあります パフォーマンスの向上度が増せば サーバ内のリソース共有によるオー 9 バーヘッドは減少します プロセッサ追加時の性能 8 向上度を示すスケーリング係数は サーバの用途に 1.95 よって異なります サーバ統合用の仮想化プラット 7 フォームとしてサーバを使用する場合 プロセッサ 6 の追加で性能は 1.95 倍になります つまり Xeon 5 E5649 のグラフに示したように 2 基のプロセッサ 4 を使用すると 1 基のプロセッサを使用した場合に比 3 べて 仮想化性能が約 2 倍になります 2 1 0 1 E5649 2 E5649 40/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

vservcon Score 2008 年以降のプロセッサテクノロジーにおける仮想化関連の進歩は 一方では個別の VM に影響し 他方では CPU をフル活用したときの使用可能な最大 VM 数に影響しています 次のグラフでは この 2 つの側面における向上の度合いを比較しています ここでは 2008 年の Xeon E5420 2 基のシステム 2009 年の Xeon X5540 2 基のシステム そして Xeon E5649 2 基の現行システムといった ほぼ同じプロセッサ周波数を持つ 3 つのシステムを比較しています 9 8 Few VMs Overall Optimum 7 1.47 6 5 4 2.02 3 1.30 2 1 0 2008 E5420 2.5 GHz 4C 2009 E5540 2.53 GHz 4C 2011 E5649 2.53 GHz 6C 2008 E5420 2.5 GHz 4C 2009 E5540 2.53 GHz 4C 2011 E5649 2.53 GHz 6C Year CPU Frequency #Cores 2011 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 2009 TX300 S5 RX200 S5 RX300 S5 BX620 S5 BX920 S1 - - 2008 TX300 S4 RX200 S4 RX300 S4 BX620 S4 - - - パフォーマンスの向上は Xeon 5500 プロセッサ世代が登場した 2008 年から 2009 年にかけて最も顕著です ( 拡張ページテーブル (EPT) 機能の実装などによる 6 ) VM の数が少ないケース (1 タイル ) では vservcon スコアが 1.30 倍に増加しています 全体最適化した CPU フル稼動時のケースでは vservcon スコアは 2.02 倍に増加しています その理由の 1 つは 個々の VM で実現できるパフォーマンスの向上です ( グラフ左側の Few VMs のスコアを参照 ) もう 1 つの理由は 全体最適化された状態で実行可能な VM の数の向上です ( ハイパースレッディング機能の使用および物理コア数の増加による ) ただし VM の数を増やすことで個々の VM のパフォーマンスは低下しているため 全体としての性能向上は VM の数が 3 倍になったことによってもたらされたものと言えます 2009 年から 2011 年にかけて テクノロジーは 厳密にはどの点で進歩を遂げたのでしょうか ここでは クロック周波数が同じで キャッシュのサイズとメモリアクセス速度が異なるプロセッサを比較していますが 低負荷状態における個々の VM のパフォーマンスについては プロセッサによる違いはほとんどありません 決定的に進歩を遂げた点は 物理コア数の増加と それに関連した仮想化性能値の向上 ( グラフでは 1.47 倍 ) および CPU 最大使用時における電力あたりの性能効率の向上です ここで比較している 2009 年のプロセッサと 2011 年のプロセッサは TDP(Thermal Design Power: 熱設計電力 ) が 80 W で等しいため CPU 最大使用時の消費電力はほぼ同じです したがって 電力あたりの性能も約 1.47 倍に向上しています 仮想化パフォーマンスの増加は 個別の VM の性能向上によるものがすべてではありません 個別の VM の性能向上だけでは Xeon 5400 世代 (2008 年 ) の同一クロックのプロセッサと比較して 30 %~50 % を超えるスループットの増加は不可能です 2009 年以降の仮想化環境におけるパフォーマンス向上の大部分は 利用可能な論理コアまたは物理コアが増加した結果として 実行できる VM 数が増大したことによって達成されたものです 6 EPT は ホストとゲストのメモリアドレスのマッピングをハードウェアでサポートすることで メモリの仮想化を高 速化します Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 41/48 ページ

ベンチマーク環境 測定は次のような環境で行いました フレームワークコントローラー サーバ ストレージシステム 複数の 1 Gb または 10 Gb ネットワーク SUT(System Under Test: テスト対象システム ) 負荷ジェネレーター Intel Xeon 55xx と 56xx プロセッサシリーズのすべての vservcon スコアは PRIMERGY TX300 S6 を使用して測定しました SUT ハードウェア モデル プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ストレージの接続 SUT ソフトウェア オペレーティングシステム PRIMERGY TX300 S6 1 チップ : Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) 2 チップ : Xeon E5507(4 コア 2.27 GHz) Xeon L5609(4 コア 1.87 GHz) Xeon E5607(4 コア 2.27 GHz) Xeon L5630(4 コア 2.13 GHz) Xeon E5620(4 コア 2.40 GHz) Xeon E5630(4 コア 2.53 GHz) Xeon E5640(4 コア 2.67 GHz) Xeon X5647(4 コア 2.93 GHz) Xeon X5667(4 コア 3.07 GHz) Xeon X5672(4 コア 3.20 GHz) 2 チップ : Xeon X5677(4 コア 3.47 GHz) Xeon X5687(4 コア 3.60 GHz) Xeon L5640(6 コア 2.27 GHz) Xeon E5645(6 コア 2.40 GHz) Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) Xeon X5650(6 コア 2.67 GHz) Xeon X5660(6 コア 2.80 GHz) Xeon X5670(6 コア 2.93 GHz) Xeon X5675(6 コア 3.07 GHz) Xeon X5680(6 コア 3.33 GHz) Xeon X5690(6 コア 3.46 GHz) 96 GB( それぞれ PC3-10600R 8 GB DIMM-1A~DIMM-1F および DIMM-2A~DIMM-2F に搭載 ) 1 Gbit LAN 2 基 : 負荷用 (2 基の LAN アダプター経由 ) 1 基 制御用 1 基 内蔵ハードディスクは使用せず ストレージシステム FibreCAT CX500 のみを使用 VM の仮想ディスクファイル用のタイルあたり 1 つの 50 GB LUN 各 LUN は 5 つの Seagate ST373454 ディスク (15 krpm) で構成された RAID 0 アレイ FC コントローラー Qlogic QLE 2462 を使用 ハイパーバイザー VMware ESX Server リリースバージョン 4.0 U1 ビルド 236512 BIOS バージョン 6.00 R1.08..2619.N1 隣接キャッシュラインプリフェッチ : 無効 ハードウェアプリフェッチ : 無効 DCU ストリーマープリフェッチ : 無効 データ再利用の最適化 : 無効 42/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SUT: 仮想化に関する詳細 ESX 設定 デフォルト 一般的な詳細 ベンチマークの概要 vservcon を参照 負荷ジェネレーターのハードウェア モデル プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース オペレーティングシステム PRIMERGY BX920 S1 サーバブレード (PRIMERGY BX900 シャーシ ) 17 台 それぞれ Xeon X5570(2.93 GHz) 2 基 12 GB それぞれ 1 Gbit LAN 3 基 Windows Server 2008 R2 Enterprise with Hyper-V 負荷ジェネレーター VM( タイルあたり 3 つの負荷ジェネレーターを複数のサーバブレードで動作 ) プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース オペレーティングシステム 論理 CPU 1 基 512 MB それぞれ 1 Gbit LAN 2 基 Windows Server 2003 Enterprise 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 43/48 ページ

STREAM ベンチマークの説明 STREAM は メモリのスループットを測定するために長年使用されてきた総合的なベンチマークで John McCalpin 氏がデラウェア大学に教授として在職中に 氏によって開発されました 現在はバージニア大学でサポートされており ソースコードを Fortran または C のいずれでもダウンロードできます STREAM は 特に HPC( ハイパフォーマンスコンピューティング ) 分野で 重要な役割を担っています 例えば STREAM は HPC Challenge ベンチマークスイートの一部として使用されています このベンチマークは PC とサーバシステムの両方で使用できるように設計されています 測定単位は [GB/s] であり 1 秒あたりにリード / ライト可能なギガバイト数です STREAM では シーケンシャルアクセスでのメモリスループットを測定します メモリ上のシーケンシャルアクセスは CPU キャッシュが使用されるため 一般にランダムアクセスより高速です ベンチマーク実行前に 測定環境に合わせて STREAM のソースコードを調整します また CPU キャッシュによる測定結果への影響ができるだけ少なくなるよう データ領域のサイズは 全 CPU キャッシュの総容量の 4 倍以上にする必要があります ベンチマーク中にプログラムの一部を並列実行するために OpenMP プログラムライブラリを使用します これにより 利用可能なプロセッサコアに対して最適な負荷分散が行われます STREAM ベンチマークでは 8 バイトの要素で構成されるデータ領域が 4 つの演算タイプに連続的にコピーされます COPY 以外の演算タイプでは 算術演算も行われます 演算タイプ演算ステップあたりのバイト数ステップあたりの浮動小数点演算 COPY a(i) = b(i) 16 0 SCALE a(i) = q b(i) 16 1 SUM a(i) = b(i) + c(i) 24 1 TRIAD a(i) = b(i) + q c(i) 24 2 スループットは 演算タイプ別に GB/s で表されます しかし最近のシステムでは 通常 演算タイプによる値の差はほんのわずかです そのため 一般的に 性能比較には TRIAD の測定値だけが使用されます 測定結果は 主にメモリモジュールのクロック周波数によって変わります また 算術演算は CPU によって影響を受けます 結果の精度は約 5 % です 本章では スループットを 10 のべき乗で表しています (1 GB/s = 10 9 Byte/s) 44/48 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ベンチマーク結果 PRIMERGY TX300 S6 の STREAM の値は Xeon 5600 シリーズのプロセッサを使用して測定しました ベンチマークプログラムは インテル C コンパイラー 12.0 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1(64 ビット ) で実行しました データ領域は 4,000 万個の要素で構成されます これは約 305 MB に相当します プロセッサ コア GHz L3 キャッシュ メモリ周波数 TDP TRIAD [GB/s] Xeon E5603 4 1.60 4 MB 1067 MHz 80 W 27.2 Xeon E5606 4 2.13 8 MB 1067 MHz 80 W 27.2 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 1067 MHz 80 W 27.2 Xeon X5647 4 2.93 12 MB 1067 MHz 130 W 33.4 Xeon E5645 6 2.40 12 MB 1333 MHz 80 W 35.8 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 1333 MHz 80 W 35.9 Xeon X5675 6 3.07 12 MB 1333 MHz 95 W 40.1 Xeon X5690 6 3.47 12 MB 1333 MHz 130 W 39.7 Xeon X5687 4 3.60 12 MB 1333 MHz 130 W 40.1 測定結果から 最大メモリ周波数が 1067 MHz のプロセッサと 1333 MHz のプロセッサの違いがはっきりとわかります Xeon X5647 は 高クロック周波数と大容量 L3 キャッシュにより メモリ周波数 1067 MHz のプロセッサの中でも優れたパフォーマンスを示しています 6 コアのプロセッサでも 4 コアのプロセッサと同程度のスループットになっています これは CPU あたり 4 スレッドで メモリコントローラーの容量の上限に達しているためです 次のグラフは PRIMERGY TX300 S6 とその旧モデルである PRIMERGY TX300 S5 のスループットを 最大パフォーマンス構成で比較したものです GB/s 45 40 37.0 40.1 35 30 25 20 15 10 5 0 PRIMERGY TX300 S5 2 Xeon W5590 PRIMERGY TX300 S6 2 Xeon X5687 STREAM TRIAD Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 45/48 ページ