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Transcription:

ファームウェアダウングレード手順 このたびは弊社製品をお買い上げいただき 誠にありがとうございます 本書の目的 ) 本書は Red Hat Enterprise Linux( 以下 RHEL)7.3 をインストールする際に必要なファームウェアダウングレート手順を示します 対象 ) 本書は以下の a)~c) の全てを満たす場合を対象とします 下記条件を 1 つでも満たさない場合は 本書の手順を適用しないでください a) 対象型番に該当する ( 本ページ下部の対象型番参照 ) b) EXPRESSBUILDER のファームウェアバージョンが 3.30.213 以下である c) RHEL7.3, 7.4, 7.5, 7.6 を新規インストールする 補足 ) 本書の対象装置に RHEL7.4 7.5 7.6 をインストールする場合 はじめに RHEL7.3 をインストールし その後 RHEL のアップグレードを実施する必要があります 本手順書を参照してファームウェアダウングレードを実施し RHEL7.3 をインストールし その後に RHEL のアップグレードを実施してください EXPRESSBUILDER のファームウェアバージョン確認方法は 本書の第 1 章をご参照ください Red Hat Enterprise Linuxをインストールする場合 本体装置のEXPRESSBUILDERのファームウェアバージョンによってダウングレード手順が異なります 次ページのフローチャートに従い ファームウェアのダウングレード RAIDコントローラファームウェアのアップデートを実施してください 対象型番 : 2nd-Gen は適用対象外です 下記型番以外の装置には本仕様書を適用しないでください Express5800/R120h-1M: N8100-2557Y N8100-2561Y N8100-2753Y N8100-2557H1Y N8100-2557H2Y N8100-2753S01Y Express5800/R120h-2M: N8100-2562Y N8100-2563Y N8100-2564Y N8100-2565Y N8100-2562H1Y N8100-2563H1Y N8100-2564H1Y N8100-2565H1Y Express5800/R120h-1E: N8100-2602Y N8100-2603Y Express5800/R120h-2E: N8100-2604Y N8100-2606Y Express5800/T120h : N8100-2640Y N8100-2641Y 1

注意事項 本書の手順を実施することで BIOS/Platform Configuration (RBSU) の設定が初期設定に戻ります RBSUの設定を変更している場合は 本手順を実施する前にRBSUの設定値を記録し ファームウェアのダウングレード後に再設定してください 設定方法の詳細は 本体装置のユーザーズガイドおよびメンテナンスガイドをご参照ください 本書のダウングレード手順は Red Hat Enterprise Linux 7をインストールする前に実施する必要があります 既にRe d Hat Enterprise Linux 7をインストールした状態で ダウングレードを実施することは出来ません その場合は ダウングレードを実施する前にRed Hat Enterprise Linux 7を削除する もしくはダウングレードを実施した後にRed Hat Enterprise Linuxを新規 ( 再 ) インストールしてください R120h-2M 使用時 SASエキスパンダカード (N8116-51) を搭載し かつリアドライブケージ (N8154-95/98/99) ミッドプレーンドライブケージ (N8143-100) を搭載した構成の場合 ダウングレード後 第 3 章の手順 (21) を参考にシステムファンの設定を変更してください Red Hat Enterprise Linuxのインストール方法は 本体装置のインストレーションガイドをご確認ください 2

1 章本書の対象機種 対象バージョンですか? 以下の a)~c) の 3 つの条件を全て満たす場合にのみファームウェアのダウングレードが必要となります 1 つでも条件を満たさない場合 本書の対象ではありません ダウングレードは行わないでください a) 対象型番に該当する ( 表紙下部の対象型番参照 ) b) EXPRESSBUILDER のファームウェアバージョンが 3.30.213 以下である c) RHEL7.3, 7.4, 7.5, 7.6 を新規インストールする --- EXPRESSBUILDER バージョン確認方法 --- 以下のいずれかの方法で 対象となる本体装置のバージョンを必ず確認してください EXPRESSBUILDER のバージョンは 以下の方法でご確認いただけます * 本体装置にて確認する場合 * < システムユーティリティでの確認方法 > 本体装置に ディスプレイとキーボードを接続します 本体装置の電源を ON にします しばらくするとディスプレイに POST(Power On Self-Test) 画面が表示されます POST 中に キーボードの <F9> キーを押下してシステムユーティリティに入ります システムユーティリティの System Information > Firmware Information を選択すると 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されますので EXPRESSBUILDER 項から EXPRESSBUILDER のバージョンを確認します バージョン確認後は <ESC> キー または Exit を選択し システムユーティリティを終了します 注 ) システムユーティリティの使用方法の詳細は メンテナンスガイドの 便利な機能 システムユーティリティ をご参照ください * リモート環境から確認する場合 * < ilo WEB インターフェースからの確認方法 > PC 端末を用意し ilo マネジメントネットワークと接続します PC 端末で Web ブラウザを起動し ilo Web インターフェースに接続し ログインします ilo Web インターフェースの左メニューの ファームウェア & OS ソフトウェア を選択し ファームウェア を選択します 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されます EXPRESSBUILDER 項から バージョンを確認します バージョン確認後 Web ブラウザを終了します 3

2 章 Starter PackとRAIDコントローラファームウェアのダウンロード下記 4 点を準備します インターネットにされたPC 端末 DVD-Rに書込みが出来る光ディスクドライブ (PC 端末内蔵の光ディスクドライブ可 ) DVD-R 媒体 1 枚 USBメモリ 2 章 -1) Starter Pack のダウンロード 対象の Starter Pack をダウンロードします (1) PC 端末から以下の URL にアクセスし Starter Pack をダウンロードします Express5800 シリーズ Starter Pack Version S8.10-003.01 (https://www.support.nec.co.jp/view.aspx?noclear=on&id=9010107070) (2) (1) のURLにアクセスできない場合は 以下 URLから検索しダウンロードします https://jpn.nec.com/ ( サポート ダウンロード - PCサーバ (Express5800シリーズ) 修正情報 ダウンロード )>) Express5800 シリーズ Starter Pack Version S8.10-003.01 で検索 (3) Starter Pack 掲載ページの 準備 : Starter Pack DVD の作成 を参照し DVD の作成を行います 注 )Starter Pack は 本体装置の保証期間内もしくは保守契約期間内 (ExpressSupportPack 含む ) であれば 無償でダウンロードすることが出来ます ilo のリモートメディア機能を使用することで DVD 媒体を使用しなくても Starter Pack を適用することが出来ます ( リモートメディア機能を利用するには リモートマネジメント拡張ライセンス [N8115-33/-36] の購入が別途必要です ) 2 章 -2) RAID コントローラファームウェアのダウンロード (1) 以下の URL を参照し RAID コントローラファームウェアをダウンロードします https://www.support.nec.co.jp/view.aspx?id=9010107931 (2) (1) のURLにアクセスできない場合は 以下 URLから検索しダウンロードします https://jpn.nec.com/ ( サポート ダウンロード - PCサーバ (Express5800シリーズ) 修正情報 ダウンロード )>) SASコントローラファームウェアモジュール 1.65 で検索 (3) ダウンロードしたファイルを解凍し \RAID_SAS_FW165\3_Offline 内の以下のファイルを USB メモリ にコピーします 165.fw 4

3 章ファームウェアのダウングレード手順 ( 事前準備 ) ファームウェアのダウングレードにあたって 工場出荷時に設定された User Default 設定 ( 下記メニュー ) について設定値を記録してください ダウングレード後 再設定が必要な項目があります 工場出荷時設定から変更されている場合は メンテナンスガイドにて工場出荷時設定を確認してください POST 中に <F9> キーを押してシステムユーティリティに入り System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) 以下の a. System Options > USB Options > Internal SD Card Slot Enabled Disabled b. Advanced Options > Fan and Thermal Options > Thermal Shutdown Enabled Disabled c. Advanced Options > Fan and Thermal Options > Fan Failure Policy Shutdown/Halt on Critical Fan Failures Allow Operation with Critical Fan Failures d. Date and Time > Time Format Coordinated Universal Time (UTC) Local Time e. Date and Time > Time Zone UTC+ ( : ) Unspecified Time Zone 5

(1) 以下の手順により User Default 設定をクリアします System Default Options > User Default Options > Erase User Defaults を [Yes, era se the current settings] に変更します 変更後 <F12> キーを押してシステムユーティリティを終了し サーバーを再起動します (2) BIOS/Platform Configuration (RBSU) の設定のうち デフォルトから変更した項目を記録します 設定をデフ ォルトに戻した後 各種ファームウェアのダウングレードを実施します ( ダウングレード完了後に手順 (22) にて記録した設定を再設定します ) (3) セキュアブートを設定しているときは 以下の手順により いったんセキュアブートを無効にします System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security > Secure Boot Settings に移動します 6

Attempt Secure Boot を Disabled に設定します <F10> キーを押して設定を保存します (4) DVDドライブにStarter Pack DVDをセットします (5) 以下の手順により Default Manufacturing Settingsをリストアします System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Default Options に移動します Restore Default Manufacturing Settings に [Yes, restore the default settings] を設定します OKを選択し サーバーを再起動します 以下のメッセージが表示され 何度か自動でリブート ( 電源オフ / オン含 ) が繰り返される場合がありますが POST が起動するまで しばらくお待ちください 7

(6) 再起動後 POST 中に <F11> キーを押します そのまま待つと Boot Menu が表示されます ( 環境によって表示が異なります ) 8

(7) One-Time Boot Menu 上で 手順 (1) でセットしたDVDドライブを選択し メニューを終了すると サーバーが Starter Pack DVDから起動します 以下の画面が表示されますので 10 秒以内に < > キーを押して Interactive Firmware Update で <Enter> キーを押します 次の画面が表示されるまで しばらくお待ちください (8) Select the preferred language で Japanese を選択します (9) エンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) への同意 で 開く をクリックし 内容を確認して 承認 をクリックします 9

(10) 画面右下の 次へ をクリックします 10

(11) ファームウェアの更新 を選択します ローカルホストガイドアップデート 画面が表示され 手順 1 インベントリ が自動的に始まります 以下の インベントリ完了 が表示されるまで しばらくお待ちください 画面左下の 次へ をクリックします 11

(12) 手順 2 レビュー が表示されます 次のように ファームウェアの一覧が表示されます ( 環境によって表示されるファームウェアが異なります ) 12

(13) ダウングレードするファームウェアを選択します ファームウェアのパッケージ名の左側に表示されているボタンをクリックする ことで選択することができます ( 選択済み の場合もあります ) ダウングレードする ( 選択 の場合もあります ) ダウングレードしない 以下の 注意 に記載されているファームウェア [ 以外 ] をすべて選択してください 注意 1 System ROM Power Management Controller ilo5 ilo5 言語パック RAID コントローラおよび H DD/SSD 製品のファームウェアはダウングレードしないでください 注意 2 RAID コントローラファームウェアについては Version:1.65 にアップデートする必要があります RAID コントローラファームウェアのアップデートは 4 章で行います 13

System ROM Power Management Controller 14

RAID コントローラ ilo5 ilo5 言語パック 15

HDD/SSD 製品 HDD/SSD 製品は 利用可能なバージョンが以下の表示となります HPDx HPGx HPSx 注 ) xは英数字を示します (14) 必要に応じて画面をスクロールします 選択したファームウェアがない場合は 左下の 戻る をクリックして手順 (16) に進 みます 選択したファームウェアがある場合は ウィンドウ下部の 展開 をクリックします 手順 3 展開 が始まりますので 以下の 展開が完了しました が表示されるまで しばらくお待ちください ファームウェアのダウングレードに成功したことを確認します 16

次のように 各コンポーネント名の左側に表示されるステータスアイコンが緑色であることを確認します (15) 以下のファームウェアのダウングレードは行わないでください (16) に進んでください - HPE Intel Online Firmware Upgrade Utility for Linux x86_64 (firmware-nic-intel-1.xx.x-x.x x86_64) 例 :N8104-175,-176,-184,-186 実装時 R120h-1E,-2E,T120hのオンボードネットワークポート (16) Starter Pack DVD を DVD ドライブから取り出し 画面左下の 再起動 をクリックします 次の画面で はい 再起動します をクリックします [ はい 再起動します ] を クリックしても再起動しない場合は 右上の [ 終了 ] をクリックし 更に右上の電源アイ コンをクリックして再起動を選択してください 17

(17) 手順 (1) でクリアしたUser Default 設定を再設定します POST 中に <F9> キーを押してシステムユーティリティに入り System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) 以下を 3 章最初の ( 事前準備 ) で記録した設定に再設定します 再設定後 System Default Options > User Default Options > Save User Defaults の設定を [Yes, Save] に変更します 変更後 <F12> キーを押し システムユーティリティを終了させ サーバーを再起動します (18) 再起動後 再びシステムユーティリティを起動し 下記メッセージにより User Default が有効 (ON) であることを確認します 内蔵 DVD-ROM ドライブ [N8151-137], 内蔵 DVD-SuperMULTI ドライブ [N8151-138] を使用時 ダウングレード後 Starter Pack DVD が DVD ドライブから取り出せない場合があります このとき トラブルシューティング を参照して DVD を取り出してください (19) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) メニューに移動します 18

(20) 必要に応じ セキュアブートの再設定を行います 手順 (3) でセキュアブートを有効から無効に変更した場合 以下の手順にて有効に戻します Server Security > Secure Boot Settings に移動します Attempt Secure Boot に Enabled を設定します <F10> キーを押して設定を保存します (21) 以下の内容に該当する場合は システムファンの冷却設定を行います 装置は Express5800/R120h-2Mである かつ SASエキスパンダカード (N8116-51) を搭載している かつ リアドライブケージ (N8154-95/98/99) を搭載している または ミッドプレーンドライブケージ (N8116-51) を搭載している 上記の内容に該当する場合は 以下の手順でシステムファンの冷却設定を行います Advanced Options > Fan and Thermal Options に移動します Thermal Configuration に Increased Cooling を設定します <F10> キーを押して設定を保存します (22) その他の BIOS/Platform Configuration (RBSU) 設定必要に応じて 手順 (2) で記録した設定を参照し 手順 (20) (21) 以外の BIOS/Platform Configuration (R BSU) 設定を再設定します 設定完了後 <F10> キーを押して設定を保存します Reboot the System オプションを使ってサーバーを再起動します 再起動後 システムユーティリティに入り設定が反映されている事を確認し サーバーの電源をオフにします 4 章 RAID コントローラファームウェアの適用 2 章 -2) でダウンロードしたファームウェアを解凍し \RAID_SAS_FW165\3_Offline のフォルダに含まれる 手順書に従って RAID コントローラファームウェアバージョン :1.65 のアップデートを行います 以上でファームウェアのダウングレードは完了です 19

トラブルシューティング ダウングレード後にサーバーを再起動して Starter Pack DVD が DVD ドライブから取り出せなくなった 場合 以下の手順に従って取り出してください (1) 電源のオフ オン または <Ctrl>+<Alt>+<Delete> キーを行い サーバーを再起動します 次のように POST が始まります (2) POST 画面で F10 キーを押します 次の画面が表示されます (3) メニューの Provisioning を選択します 何もキーを押さない場合 自動的に Provisioning が選択されます (4) EXPRESSBUILDER 起動後 DVD ドライブのイジェクトボタンを押して Starter Pack DVD を取り出します 20

(5) 電源オフ または システムの再起動 を選択します 以上で作業は終了です 21

変更履歴 版数改版日改版内容 6 2019 年 6 月 7 日対象型番明記 本件に関するお問い合わせについて本書の内容に不明点がある場合は 下記ファーストコンタクトセンターまでお問い合わせください 連絡先 : ファーストコンタクトセンター TEL : 0120-5800-72 受付時間 : 9:00~12:00 13:00~17:00 月曜日 ~ 金曜日 ( 除祝日 弊社休日 ) 番号をお間違えにならないよう よくお確かめの上 おかけください 22