オルタネイトアセンブリ

Similar documents
アセンブリにおけるパターンの作成

大規模アセンブリでの作業

(Microsoft Word - Solid Edge V17_mda\203j\203\205\201[\203X.doc)

Solid Edge ST10 新機能紹介

Design with themes — Part 1: The Basics

Microsoft Word _SkillBuilder_RibbonCable_Part3.doc

Shareresearchオンラインマニュアル

Format text with styles

アセンブリの改訂

(Microsoft PowerPoint -

事前準備マニュアル

スケッチ

Learning Autodesk Inventor Pro 2013 Tube & Pipe in Classroom 1. スタートアップ チューブ & パイプの概要... 6 チューブ & パイプの機能...6 配管アセンブリの構成...7 マスター配管アセンブリ...7 個々の

PowerPoint プレゼンテーション

詳細図面の作成

<4D F736F F D208E96914F8F8094F5837D836A B2E646F63>

本文中の記号の意味 本文中で使用している記号の意味について以下に示します システムの操作上または処理の手続き上において 特に注意していただきたい事項を記載しています 記載内容を必ずお読みください システムの操作上または処理の手続き上において 参考にしていただきたい事項を記載しています 必要に応じてお

曲面を使用したパーツのモデリング

曲面を使用したパーツのモデリング

HP Primeバーチャル電卓

Autodesk Inventor 2012 基礎

共済会_Kねっと利用マニュアル(2018).indd

Autodesk Inventor 2008 スカルプ

事前準備マニュアル

環境確認方法 (Windows の場合 ) OS 動作環境日本語版 Windows 7, 8, 8.1, 10 であること 確認方法 Windows キーを押しながら R キーを押します または [ スタート ] メニューから [ ファイル名を指定して実行 ] ( または [ プログラムとファイルの

Microsoft Word - BentleyV8XM_GoogleEarth.docx

1. WebShare 編 1.1. ログイン / ログアウト ログイン 1 WebShare の URL にアクセスします xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx. 2 ログイン名 パスワードを入力し

第 13 講データ管理 2 2 / 14 ページ 13-1 ファイルを開く 第 12 講で保存したデータベースファイル サークル名簿.accdb を開きましょう 1. Access を起動します 2. Microsoft Office Access - 作業の開始 が表示されていることを確認します

動作環境設定

P-touch Transfer Manager の使用方法 ご使用になる前に 必ず本書をお読みください 本書はお読みになったあとも いつでも手にとって参照できるようにしてください Version 0 JPN

<90568A838E E7193FC8E AE8DEC8AC28BAB82CC92C789C182C68F9C8A4F82C982C282A282C A8926D82E782B9816A5F8A6D92E894C52E786477>

1 GRIDY Office について 1-1 GRIDY Office でできること 1-2 GRIDY Office へのログイン 1-3 GRIDY Office で作成したファイルの保存 2 GRIDY Office クライアントをインストールする 3 GRIDY Office を利用する

Skill_Builder_Spur Gears Part 2_J

産能大式フローチャート作成アドインマニュアル

1. 信頼済みサイトの設定 (1/3) この設定をしないとレイアウト ( 公報 ) ダウンロードなどの一部の機能が使えませんので 必ず設定してください 1 Internet Explorer を起動し [ ツール ]-[ インターネットオプション (O)] を選択します 2 [ セキュリティ ] の

<8F898AFA90DD92E88EE88F872E786C73>

Rhino Importer for ARCHICAD ユーザーガイド

Nero ControlCenter マニュアル

(Microsoft PowerPoint -

C1Live

目次 第 1 章はじめに 取扱いについて 記載内容について... 6 第 2 章基本操作 Excel Online を開く ファイル ( ブック ) を作成する ファイル ( ブック ) を開く..

(6) コンボドライブのドライブ文字の変更 コンピュータの管理 ウィンドウの右下側フレームの CD-ROM 0 DVD (E:) と書かれた箱 ( 図 02-2) にマウスのポインタを合わせ, 右ボタンをクリックしてメニューを表示する メニューから ドライブ文字とパスの変更 (C)... を選択する

2 / 16 ページ 第 7 講データ処理 ブック ( ファイル ) を開く第 6 講で保存したブック internet.xlsx を開きましょう 1. [Office ボタン ] から [ 開く ] をクリックします 2. [ ファイルの場所 ] がデータを保存している場所になっている

ER/Studio Data Architect 2016 の新機能

1. WebShare(HTML5 版 ) 編 1.1. ログイン / ログアウト ログイン 1 WebShare の URL にアクセスします xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 ユーザー名 パ

POWER EGG2.0 Ver2.6 ユーザーズマニュアル ファイル管理編

このうち ツールバーが表示されていないときは メニューバーから [ 表示 (V)] [ ツールバー (T)] の [ 標準のボタン (S)] [ アドレスバー (A)] と [ ツールバーを固定する (B)] をクリックしてチェックを付けておくとよい また ツールバーはユーザ ( 利用者 ) が変更

SciFinder (Web版) のエラーへの対処法

Microsoft Word - プリンター登録_Windows XP Professional.doc

EIZO ScreenSlicer 取扱説明書

だれでもできる3Dイラスト_基本操作マニュアル

flashplayer確認手順_ xls

(Microsoft PowerPoint - \221S\211\346\226\312\225\\\216\246\225s\213\357\215\207\216\236\202\314\221\316\211\236\215\ _nipponlabo.pptx)

<8B9E93738CF092CA904D94CC814090BF8B818F B D836A B B B816A2E786C73>

(3) ソフトウェアのアップデート (3-0) アップデートの開始 今すぐアップデート ボタンをクリックする (3-1) 最新版のダウンロード準備完了 ポップアップウィンドウポップアップウィンドウをクリックする ( マークは避けてクリックすること ) (3-2) ダウンロード準備完了 Java(TM

ふれんずらくらく流通図面マニュアル

ファイル管理

目次 第 1 章はじめに 取扱いについて 記載内容について... 6 第 2 章基本操作 OneNote Online を開く ノートブックを開く ノート ( セクション ) を作成する... 11

クラウドラボ VPN接続テスト 操作手順書 Windows 7版

Microsoft Word - 動画が視聴できない場合.docx

PDF Convertor for mac スタートアップガイド

第 12 講データ管理 1 2 / 14 ページ 12-1 データベースソフトの概要 データベースとは集められた様々なデータをテーマや目的に沿って分類 整理したものです データベースソフトでは データベースを作成し その管理を行います 何種類ものファイルや帳簿で管理していたデータをコンピュータ上で互

I. CA 証明書のインポート 1 リモート端末にて CA 証明書の URL ( へアクセスし ca.cer をダウンロードし デスクトップ上など任意の場所に保存し ダブルクリックしてください ( 上記 URL へアクセスした際に デジタ

Microsoft Edge の場合 (1) Mizdori 無料体験版ダウンロード画面の [ 体験版ダウンロード ] ボタンをクリックします (2) Edge の下部に mizdori_taiken_setup.zip について行う操作を選んでください と表示され ますので [ 開く ] をクリッ

SHOFU SureFile for DentalX Manual

概要 ABAP 開発者が SAP システム内の SAP ソースまたは SAP ディクショナリーオブジェクトを変更しようとすると 2 つのアクセスキーを入力するよう求められます 1 特定のユーザーを開発者として登録する開発者キー このキーは一度だけ入力します 2 SAP ソースまたは SAP ディクシ

平成 31 年 2 月 22 日 岐阜県電子入札システムクライアント PC の Internet Explorer 11 設定手順 ( 受注者用 ) 岐阜県電子入札システムを利用するには インターネットエクスプローラーの設定を行う必要があります 設定項目の一覧 ( クリックすると説明箇所へジャンプし

Design with themes — Part 1: The Basics

目次 No. 内容 メニュー名 ページ番号 事前準備 IEバージョン情報確認 互換表示設定 (IE9 IE0 IEの場合 ) 信頼済みサイトへの登録 (IE0 IEの場合 ) 4 受注データを (IE0 IEの場合 ) 6 5 リストを出力する為の設定 (IE0 IEの場合 ) 7 6 ( その)(

目次 はじめに プロファイルとモードについて キーボードのバックライトをカスタマイズする サポートに問い合わせる はじめに 1 Corsair ゲーミングのハードウェアとソフトウェアのインストール 2 ファームウェアのアップデート 3 プロファイルとモードについて 4 キーボードの

(3) 図 ファイルの展開先 ( 保存場所 ) 指定画面 が表示されます 参照ボタンを押下すると 図 フォルダ指定画面 が表示されるので 保存先を指定し OK ボタン を押下します 図 ファイルの展開先 ( 保存場所 ) 指定画面 の 展開 ボタンを押下します 図

目次 第 1 章はじめに 電子入札システムを使用するまでの流れ 1 第 2 章 Java ポリシーを設定する前に 前提条件の確認 2 第 3 章 Java のバージョンについて Java バージョン確認方法 Java のアンインストール ( ケース2の

ファクス送信用変換ソフト 操作説明書_UA

目次 1. ユーザー登録 ( 初期セットアップ ) を行う Office365 の基本的な動作を確認する... 6 Office365 にログインする ( サインイン )... 6 Office365 からサインアウトする ( ログアウト )... 6 パスワードを変更する... 7

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

8. 適用 を後 OK をしウインドウを閉じてください 2. パソコンと LCV3 を LAN ケーブルで接続し 設定を行います Windows パソコンの推奨環境は以下の通りです (2015 年 6 月現在 ) OS : Windows XP Vista 7 8 CPU : 32bit 64bit

親指シフトキーボード(FMV-KB611)、JISキーボード(FMV-KB621)、FMV-LIFEBOOK(親指シフトキーボードモデル)をお使いになる方へ

RW-4040 導入説明書 Windows 7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

< 住所録の作成 > 宛名印刷には 差し込む住所録ファイルが必要です Excel を使って住所録を作成しましょう Excel の起動 エクセルを起動しましょう ( スタートボタン ) をクリック すべてのプログラム をポイント Microsoft Office をクリック Microsoft Off

ことばを覚える

Learning Autodesk Inventor 2014 in Classroom Autodesk Inventor 2014 Vol.2 Maruhan Co.Ltd 第三者へのトレーニングやセミナー開催のため このドキュメントや関連データを無断で複写 配布 転載は禁止されて

ご利用になる前に ここでは しんきん電子記録債権システム をご利用になる前に知っておいていただきたいことがらについて説明します 1 ご利用環境と動作条件の確認 2 2 初期設定とは 4 3 ソフトウェアキーボードの使いかた 6

三重県電子調達システム < 本書の目的 > 2014/4/10 Internet Explorer 9.0 設定手順書 更新 2014 年 4 月より 三重県公共事業電子調達システムは新システムへ移行しました システムの移行に伴い 電子入札に利用するパソコンの設定変更作業が必要になります 本書は 現

1 準備 1 ダウンロードした受験プログラムをダブルクリックします ファイル名の v の部分は変更される場合があります 2 セキュリティ警告のダイアログボックスが表示される場合は [ 実行 ] をクリックします オープニング画面が表示されます 3 [ 次へ ] をクリックします 試験の

creator_ver.12.0 新機能_CAD組み込み用.indd

Microsoft PowerPoint - Outlook2016(新)

目次 専用アプリケーションをインストールする 1 アカウントを設定する 5 Windows クライアントから利用できる機能の紹介 7 1ファイル フォルダのアップロードとダウンロード 8 2ファイル更新履歴の管理 10 3 操作履歴の確認 12 4アクセスチケットの生成 ( フォルダ / ファイルの

目次 はじめに ツールのインストール ソフトウェアを起動する 画像ファイルの選択... 7 位置の調整... 8 背景色の設定 進捗バーの設定 パスワード設定 ユーザー情報の設定 設定

ICカード

1.InternetExplorer のバージョン確認手順 1 InternetExplorer を起動します 2 メニューバーより ヘルプ バージョン情報 を選択します メニューバーが表示されていない場合は F10 キーでメニューバーを表示してください 2

Windows10 の設定

<907D945D F D C789C195CF8D5888EA97978CF68A4A97702E786C7378>

AppsWF ワークフロー設定ガイド Ver.1.1 株式会社オプロ

ご利用の前に 目次 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8.1 について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セ

Team Foundation Server 2018 を使用したバージョン管理 補足資料

CubePDF ユーザーズマニュアル

ICカード

事前にご確認をお願いします InternetExplorerを起動し 右上のツールボタン インターネットオプション を左クリックします を左クリックし Internet Explorer10 設定手順書 2 / 23

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - CMSv3マニュアル-STB編(WindowsPC).docx

Transcription:

所有権および制限付き権利について 本ソフトウェアおよび関連文書は Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. が所有するものです 2012 Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. All Rights Reserved. SiemensおよびSiemensのロゴは Siemens AGの登録商標です Solid Edge は 米国およびその他の国のSiemens Product Lifecycle Management Software Inc. またはその関連会社の登録商標です その他の商標 登録商標 またはサービスマークは それぞれの所有者が所有しています 2 オルタネイトアセンブリ spse01685

目次 所有権および制限付き権利について.............................. 2 紹介................................................. 1-1 オルタネイトアセンブリ...................................... 2-1 オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響................ 3-1 [ 代替要素を定義 ] コマンド................................... 4-1 実習 : オルタネイトアセンブリの作成.............................. 5-1 Activity: オルタネイトアセンブリの作成............................ 5-2 バルブのオルタネイトアセンブリの作成............................ 5-3 Type 1 Closedファミリーメンバーの変更............................ 5-5 Type 2 Openメンバーの作成.................................. 5-9 結果の確認............................................ 5-15 Type 2 Openメンバーの定義の完了.............................. 5-16 新しいファミリーメンバーの作成................................ 5-20 結果の確認............................................ 5-26 Type 3 Open Reverse Handle ファミリーメンバーの作成................. 5-27 アセンブリのファミリーメンバーの図面作成.......................... 5-30 実習のまとめ............................................ 5-32 レッスンの復習........................................... 6-1 レッスンのまとめ.......................................... 7-1 spse01685 オルタネイトアセンブリ 3

第 1 章 紹介 Solid Edge の自己学習トレーニングへようこそ Solid Edge の使用を学習していただくために このコースをご用意させていただきました このコースは 自分のペースで行うことができ 説明の後に実習が含まれています Solid Edge の自己学習コース spse01424 - Solid Edge Embedded Clientでの作業 spse01510 - スケッチ spse01515 - ベースフィーチャの作成 spse01520 - 面の移動および回転 spse01525 - 面幾何関係での作業 spse01530 - 処理フィーチャの作成 spse01535 - プロシージャルフィーチャの作成 spse01536 - シンクロナスおよびオーダードフィーチャのモデリング spse01537 - マルチボディモデリング spse01540 - アセンブリのモデリング spse01545 - 詳細図面の作成 spse01546 - シートメタルデザイン spse01550 - 練習用プロジェクト spse01560 - 曲面を使用したパーツのモデリング spse01610 - Solid Edgeフレームデザイン spse01640 - アセンブリにおけるパターンの作成 spse01645 - アセンブリのシステムライブラリ spse01650 - 大規模アセンブリでの作業 spse01655 - アセンブリの改訂 spse01660 - アセンブリのレポート spse01665 - アセンブリにおけるパーツの置換 spse01685 オルタネイトアセンブリ 1-1

第 1 章 紹介 spse01670 - アセンブリ内におけるデザイン spse01675 - アセンブリフィーチャ spse01680 - アセンブリの検査 spse01685 - オルタネイトアセンブリ spse01686 - 調整可能パーツと調整可能アセンブリ spse01690 - アセンブリにおけるバーチャルコンポーネント spse01691 - アセンブリの分解表示 spse01692 - アセンブリのレンダリング spse01693 - アセンブリのアニメーション spse01695 - XpresRoute( チューブ作成 ) spse01696 - ハーネスデザイン環境におけるワイヤハーネスの作成 spse01697 - ネイルボードでの作業 spse01698 - カム関係の使用 チュートリアルからの開始 自己学習コースは チュートリアルが終了した段階から開始されています チュートリアルは Solid Edge の使用における基本を学習する最も効率的な手段です Solid Edge を使用されたことがない方は この自己学習コースを開始する前に 基本のパーツモデリングと編集のチュートリアルを行ってください サポートするブラウザ Windows: o Internet Explorer 8 または 9 o Firefox 12 以上 UNIX/Linux o Firefox 9.x 以上 * Mac: Safari 5.x 以上 検索に必要な Java プラグイン 検索エンジンは ご使用のブラウザに対して バージョン 1.6.0 以上の Java プラグインがインストールされていることを必要とします このプラグインは Java Runtime Environment (JRE) 6.0 において 無料で入手可能となっています JRE または同等な Java 環境をインストールする必要がある場合は ダウンロードサイト http://www.java.sun.com をお訪ねください 1-2 オルタネイトアセンブリ spse01685

紹介 ビデオおよびシミュレーションには Adobe Flash Player が必要です ビデオやシミュレーションを見るには ご使用のブラウザへのプラグインとして Adobe Flash Player バージョン 10 以上がなくてはなりません Flash Player は http://get.adobe.com/flashplayer から無料でダウンロードできます Adobe Acrobat Reader ヘルプの一部として Adobe Acrobat Reader 7.0 以上を必要とする PDF がデリバリされている場合があります この Reader は http://get.adobe.com/reader/ から無料でダウンロードできます Internet Explorer の警告 IE9 互換表示です HTML デリバブルは http:// プロトコルまたは file:// プロトコルで起動されたときに 完全にサポートされます しかしながら ローカルインストール ( 例えば D://) からファイルを表示している場合は 互換表示を有効にする必要があるかもしれません IE 9 で 以下の内容を実行します 1. [ ツール ]/[ 互換表示の設定 ] を選択します 2. [ 互換表示の設定 ] ダイアログボックスで [ 互換表示ですべての Web サイトを表示する ] チェックボックスを選択します *Firefox の警告 Firefox は Java 周辺のセキュリティ問題のに対する最新バージョンに更新することを推奨しています この問題のために 古いバージョンの Firefox の使用は推奨できません http://support.mozilla.org/en-us/kb/latest-firefox-issues を参照してください 多くのお客様は 当社のデリバブルを 完全にサポートされている http:// プロトコル経由で インストールして起動しています しかしながら Firefox には UNC パス (file:///) からヘルプが正しく起動するのを妨げるデフォルトセキュリティ設定があります この設定を変更するには security.fileuri.strict_origin_policyk 本設定の値を変更する必要があります o アドレスバーで about:config とキー入力します o o [ フィルタ ] フィールドに security.fileuri とキー入力します security.fileuri.strict_origin_policy 基本設定が True に設定されている場合は その設定を False に設定します ( 値をダブルクリックすると 別の値に切り替わります ) ブラウザを再開始します spse01685 オルタネイトアセンブリ 1-3

第 2 章 オルタネイトアセンブリ 製品によっては 1 つのアセンブリの異なったバリエーションを複数定義する必要がある場合があります これらのバリエーションは大きく 2 つに分類できます すべてのパーツは同じでも パーツによってはアセンブリを物理的に操作したときに位置が変わるようなアセンブリのバリエーション このような種類のアセンブリには メカニズム リンク アクチュエーターなどがあります Solid Edge では これらの種類のアセンブリをオルタネイトポジションのアセンブリとしています ほとんどのパーツは同じだが 個々のアセンブリには異なったパーツやサブアセンブリが含まれているバリエーション これらの種類のアセンブリには 異なったコンポーネント 締結タイプ トリム 付属部品などが挙げられます Solid Edge では このような種類のアセンブリをアセンブリのファミリーとしています Solid Edge におけるオルタネイトアセンブリ機能によって 管理するアセンブリの数を減らすことができますので アセンブリのバリエーションが簡単に作成および使用できるようになります Solid Edge のオルタネイトアセンブリには オルタネイトポジションのアセンブリとアセンブリのファミリーの 2 種類が含まれています アセンブリのファミリー およびオルタネイトポジションのアセンブリで文書名の命名規則を利用することで その文書を間単に識別できるようにすることができます 名前は Formula!< メンバー名 > という書式で提示されます これは その他のアセンブリからアセンブリのファミリーとオルタネイトポジションアセンブリを区別する手助けになります 新しいオルタネイトアセンブリの作成 [ オルタネイトアセンブリ ] タブを使用して オルタネイトポジションのアセンブリまたはアセンブリのファミリーを作成できます [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 新規作成 ] ボタンを最初にクリックしたときには [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスが表示されます アセンブリをアセンブリのファミリー (A) またはオルタネイトポジションのアセンブリ (B) のどちらに変換するかを指定する必要があります アセンブリが変換された後は (A) から (B) または (B) から (A) に変更することはできません spse01685 オルタネイトアセンブリ 2-1

第 2 章 オルタネイトアセンブリ 注記 変換するアセンブリのアーカイブコピーを必ず作成しておいてください オルタネイトアセンブリに変換する前に [ 名前を付けて保存 ] コマンドを使用して アセンブリの作業コピーを別に作成することを推奨します オルタネイトアセンブリのタイプを指定した後は 最初の 2 つのメンバーの名前を定義します [OK] をクリックすると [ オルタネイトアセンブリ ] タブで 2 番目のメンバーがアクティブなメンバーとなります 個別メンバーの特性を定義していきます [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックス [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスは [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ テーブルを編集 ] ボタンをクリックしたときに使用可能となります このダイアログボックスは [ オルタネイトアセンブリ ] タブのほとんどの機能を同様に実行します さらに [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスでは [ オルタネイトアセンブリ ] タブではできない オルタネイトアセンブリのすべてのメンバーのメンバー特性を同時に見ることができます たとえば すべてのメンバーにおける除外されているパーツを同時に見ることができます [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスの上部にあるボタンを使用して 新しいメンバーを作成する メンバーを削除する メンバーをアクティブにする メンバーを新しいアセンブリ文書に保存するなどの共通機能を実行することができます また テーブルを指定したプリンタで印刷したり [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスからデータをコピーして スプレッドシートに貼り付けることもできます さらに [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスでは [ プレビュー ] ウィンドウが使用できます [ プレビュー ] ウィンドウは現在選択されているメンバーを表示します [ オルタネイトアセンブリ ] タブで使用可能な機能には [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスでは使用できないものがいくつかあります たとえば 幾何関係の除外は [ オルタネイトアセンブリ ] タブでのみ行えます オルタネイトアセンブリの作業 オルタネイトアセンブリの最初の 2 つのメンバーを定義したあとは [ オルタネイトアセンブリ ] タブを使用して または [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ テーブルを編集 ] ボタンをクリックして スプレッドシートアプリケーションと同様に動作する表形式のインターフェイスを提供する [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスを表示して オルタネイトアセンブリを作業できます 注記 アセンブリをオルタネイトアセンブリに変換したときには Solid Edge の他の領域の機能性がオルタネイトアセンブリのために制限される可能性があります これらの制限についての詳細情報は オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響のヘルプトピックを参照してください メンバーを既存のオルタネイトアセンブリに追加 アセンブリをオルタネイトアセンブリに変換した後は [ オルタネイトアセンブリ ] タブまたは [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスの [ 新規作成 ] ボタンを使用して 追加のメンバーを作成することができます 新しいメンバーの特性は 現在のアクティブなメンバーの特性を継承します 2-2 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリ オルタネイトアセンブリのメンバーの名前の変更 オルタネイトアセンブリのメンバーの名前を変更することはできません 既存メンバーの名前を変更したい場合は それをアクティブなメンバーにし それから希望の名前の新しいメンバーを作成します その後で 元のメンバーを削除します 注記 一番最初に作成したメンバーであるデフォルトのメンバーを削除することはできません 最初のメンバーの名前に それが デフォルト であることを示す文字を追加しておくと 後でこのメンバーは削除できないメンバーであることがすぐに分かります オルタネイトポジションのアセンブリ オルタネイトポジションのアセンブリは 個々のメンバーのアセンブリに入っているパーツはすべて同じでなくてはなりません 個々のメンバー間で定義できる違いは アセンブリの幾何関係のオフセット値やスケッチベースの寸法の数値などのアセンブリ変数に対する値のみです オルタネイトポジションのアセンブリで使用可能なオプションについては 次のセクションで詳しく説明します アセンブリのファミリー アセンブリのファミリーでは 個々のファミリーメンバーに対して以下に記すバリエーションを定義できます アセンブリの幾何関係のオフセット値 置換した要素 除外した要素 除外した幾何関係 除外したアセンブリフィーチャ 除外したフレーム 除外したパイピングルート 除外したパターン要素 除外した締結 グローバルな変更とローカルな変更 オルタネイトアセンブリを作業するときには 変更をアクティブなメンバーだけに適用するか あるいはすべてのメンバーに対して適用するかを指定できます アクティブなメンバーに対してのみ影響する変更は ローカルな変更 と呼ばれ すべてのメンバーに影響する変更は グローバルな変更 と呼ばれます [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定してある場合は 行った変更はすべてのメンバーに適用されます [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアしてある場合は 行った変更はアクティブなメンバーのみに適用されます spse01685 オルタネイトアセンブリ 2-3

第 2 章 オルタネイトアセンブリ たとえば [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアしてある場合は アセンブリのファミリーの 1 つのメンバーからパーツを削除し それからそのメンバーに別のパーツを配置することができます 注記 オルタネイトポジションのアセンブリまたはアセンブリのファミリーのどちらを作業しているかによっても異なりますが いくつかの操作はグローバルおよびローカルの両方で使用できるとは限りません メンバーをアクティブにする オルタネイトアセンブリのメンバーは 1 つのみアクティブにすることができます 現在アクティブなメンバーは [ アクティブなメンバー ] リストに表示されます [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ アクティブなメンバー ] リストから別のメンバーを選択するか もしくは [ オルタネイトアセンブリのテーブル ] ダイアログボックスのメンバーの列を選択してから [ メンバーをアクティブにする ] ボタンをクリックすることで 別のメンバーをアクティブにすることができます メンバーの変数値の定義 [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ メンバーの変数 ] オプションを使用して アセンブリの変数に別の値を定義できます 変数はアセンブリの幾何関係または他のアセンブリの変数と関連付けることができます たとえば 個別のオルタネイトアセンブリのメンバーの角度幾何関係の値を別の値にしてパーツの位置を変更することができます [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ メンバーの変数 ] オプションを設定します [ 変数テーブル ] で [ メンバーの変数 ] リストに追加する変数を選択します [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 変数を追加 ] ボタンをクリックします すべてのメンバーに対して その変数が追加されます それから個別のメンバーをアクティブにして その変数値を変更します このオプションがどちらのタイプのオルタネイトアセンブリでも使用可能です アセンブリの幾何関係に対する変数名を特定するには [ パスファインダ ] タブの下のウィンドウに表示されている幾何関係にマウスカーソルを合わせます Solid Edge ウィンドウの右下のメッセージボックスに幾何関係の名前が表示されます 置換した要素 要素のオーバーライドは [ ホーム ] タブの [ 変更 ] グループの [ パーツを置換 ] コマンドを使用して定義されます たとえば 異なったメンバーに 2 種類のハンドルを定義する必要があるとします メンバーの 1 つにはオリジナルのハンドル 他のメンバーには置換した別のハンドルをつけるとします 2-4 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリ [ オルタネイトアセンブリ ] タブで新しいハンドルをつけるメンバーをアクティブにします [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアとなっていることを確認してください [ パーツを置換 ] コマンドを使用して 現在アクティブなメンバーに対してのみ オリジナルのハンドルを新しいハンドルに置換します オルタネイトポジションのアセンブリでは すべてのメンバーのパーツは同じでなくてはなりませんので このオプションはグローバルに適用されます アセンブリのファミリーでは グローバルまたはローカルのどちらでも 必要に応じて適用できます アクティブなアセンブリ内のサブアセンブリに置換した要素を定義することもできます サブアセンブリを置換する場合は 新しく置換するサブアセンブリにオルタネイトアセンブリを使用することができます 置換するサブアセンブリがオルタネイトセンブリの場合は [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスを使用してメンバーを選択できます 除外した要素 除外した要素は 1 つのメンバーからのみパーツを削除することを定義します [ オルタネイトアセンブリ ] タブでパーツを削除するメンバーをアクティブにします [ パスファインダ ] において 削除するパーツを選択し それから DELETE キーを押します パーツはアクティブなメンバーからのみ削除され [ 除外した要素 ] リストに追加されます オルタネイトポジションのアセンブリでは すべてのメンバーのパーツは同じでなくてはなりませんので このオプションはグローバルに適用されます アセンブリのファミリーでは グローバルまたはローカルのどちらでも 必要に応じて適用できます 注記 グローバルに作業している ([ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されている ) 場合は パーツを削除すると 実際にそのパーツがアセンブリから削除されてしまいます [ 除外した要素 ] リストには追加されません 除外した幾何関係 メンバーに対して幾何関係を除外することで 別の幾何関係を使用してパーツを位置決めし直すことができます たとえば 1 つのメンバーに対しては 別の面または幾何関係を使用してパーツを位置決めする必要がある場合 幾何関係を除外することでそれが行えます spse01685 オルタネイトアセンブリ 2-5

第 2 章 オルタネイトアセンブリ [ オルタネイトアセンブリ ] タブで幾何関係を削除するメンバーをアクティブにします [ パスファインダ ] における上のウィンドウでパーツを選択し 次に [ パスファインダ ] における下のウィンドウで幾何関係を選択し そして DELETE キーを押します 幾何関係は削除され [ 除外した幾何関係 ] リストに追加されます その後 別の幾何関係を適用して パーツを位置決めし直すことができます 幾何関係をローカルに ([ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションはクリア ) 除外したときには 別の幾何関係の適用もローカルに行う必要があります 幾何関係をグローバルに ([ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定 ) 適用してしまうと 他のメンバーが必要以上に拘束されてしまいます 注記 グローバルに作業している ([ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されている ) 場合は 幾何関係を削除すると 実際にその幾何関係がアセンブリから削除されてしまいます [ 除外した幾何関係 ] リストには追加されません アセンブリベースフィーチャの除外 アセンブリのファミリーにアセンブリフィーチャを使用することができます しかし アセンブリ依存パーツフィーチャを使用することはできません たとえば [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアし それから DELETE キーを使用して メンバーごとに切り取りフィーチャを除外することができます ( ローカル作業 ) その切り取りフィーチャは そのメンバーの [ 除外したアセンブリフィーチャ ] リストに追加されます 詳細情報は オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響のヘルプトピックを参照してください 2-6 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリ 締結の除外 アセンブリのファミリーで [ 締結部 ] コマンドを使用して 締結を作成することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを最初にクリアすることで 各メンバーごとに締結の削除または配置が行えます アセンブリのファミリーのメンバーで除外した締結は [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 除外した締結 ] リストに追加されます パターンにしたパーツの除外 [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアしてあるときには 各メンバーごとに新しいパーツのパターンの配置 既存のパーツのパターンの削除 または既存のパーツのパターンの変更が行えます たとえば 1 つのメンバーのパターン要素を作成することで パーツのアセンブリパターン内のパターン要素を除外できます [ オルタネイトアセンブリ ] タブでパターン要素を削除するメンバーをアクティブにします [ パスファインダ ] において 削除するパターン要素を選択し それから DELETE キーを押します パターン要素はアクティブなメンバーからのみ削除され さらに [ 除外した要素 ] リストに追加されます 新しいパーツをドラッグしてアセンブリにドロップして それをパターン内の空となった場所に配置することができます これにより たとえば ボルトのパターンのパターン要素 (A) を削除し それからその場所に別のボルト (B) を使用することができます パイピングルートの除外 [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアすることで [ パイピングルート ] コマンドを使用して 各メンバーごとにパイピングルート ( パイプとフィッティング ) を定義できます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定して すべてのメンバーに適用するパイピングルートを作成することもできます 詳細情報は オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響のヘルプトピックを参照してください 構造フレームの除外 アセンブリのファミリーで構造フレームを使用することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアし メンバーごとに構造フレームの配置が行えます また [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアしてある場合は アセンブリのファミリーの個別のメンバーからフレームコンポーネント全体を除外することもできます フレームコンポーネントを構成している個別のパーツ文書を除外することはできません また 各ファミリーメンバーに対して固有の変数値を定義することもできます spse01685 オルタネイトアセンブリ 2-7

第 2 章 オルタネイトアセンブリ オルタネイトアセンブリと代替要素 オルタネイトポジションのアセンブリではなく アセンブリのファミリーのオルタネイトアセンブリに対するメンバー特性を定義するときに 代替要素グループのメンバーを使用することができます たとえば [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 除外した要素 ] 機能を使用する代わりに アセンブリのファミリーのメンバー内のパーツを代替要素で置換するために [ パーツを置換 ] コマンドを使用することができます この方法は [ 除外した要素 ] 機能を使用するよりも迅速ですが [ 改訂マネージャ ] を使用して アセンブリのデータセットを新しい場所にコピーまたは移動するときには アセンブリのファミリーのメンバーに使用されていない代替要素グループのメンバーはデータセットには含まれません 代替要素の操作に関する詳細は [ 代替要素を定義 ] コマンドのヘルプトピックを参照してください オルタネイトアセンブリと調整可能パーツ アセンブリのファミリーで調整可能パーツを使用することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアして メンバーごとの調整可能パーツを制御するアセンブリ変数を編集できます 他のアセンブリに対するオルタネイトアセンブリのメンバーの配置および置換 上位のアセンブリにオルタネイトアセンブリのメンバーが定義されているアセンブリを配置するとき またはオルタネイトアセンブリであるアセンブリを置換するときには [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスが自動的に表示されます それを使用して 目的のオルタネイトアセンブリのメンバーを選択することができます また [ 動的構成 ] オプションをクリックすると 表形式でオルタネイトアセンブリのマスター文書の構造を表示し さらに既存のメンバーをリストした [ 動的構成 ] ダイアログボックスが表示されます [ 動的構成 ] ダイアログボックスを使用して 以下の操作が行えます 既存のオルタネイトアセンブリのメンバーの構成を確認する 既存のオルタネイトアセンブリと一致するかを特定する構成条件を定義する 2-8 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリ 動的に作成する新しいオルタネイトアセンブリのメンバーに対する構成条件を定義する 動的に作成する新しいアセンブリ文書に対する構成条件を定義する たとえば [ 選択リスト ] 列で [ 除外 ] オプションを設定して その特定のパーツをオルタネイトアセンブリのマスター文書リストから除外することを指定できます また 既存のオルタネイトアセンブリのメンバーがそのパーツを除外する場合は [ メンバーの一致構成 ] リストは パーツを除外するメンバーのみ含むように更新されます また 指定したパーツを除外するメンバーがない場合は [ 新しいメンバーを作成 ] または [ 新しいアセンブリ文書を作成 ] オプションを設定して 新しいオルタネイトアセンブリまたは新しいアセンブリ文書を作成できます [ 新しいメンバーを作成 ] オプションを設定したときには 新しいメンバーの名前は [ 動的構成 ] ダイアログボックスでキー入力できます [ 新しいアセンブリ文書を作成 ] オプションを設定し それから [OK] をクリックしたときには 新しいアセンブリ文書の名前は [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスでキー入力できます 動的構成における制約 新しいアセンブリ文書または通常のアセンブリ構成要素の新しいアセンブリのファミリーメンバーのみ検索して構成できます アセンブリのファミリーを認識するフィーチャ ( アセンブリフィーチャ パイピング 構造フレーム パターン および締結 ) を使用して検索して構成することはできません 新しいアセンブリ文書またはアセンブリのファミリーを認識するフィーチャを含む新しいメンバーを作成するときには アセンブリのファミリーを認識するフィーチャが含まれているか および新しい文書またはメンバーを編集して構成が要件に一致しているかどうかを確認する必要があることを示すメッセージが表示されます 新しいアセンブリの作成 新しいアセンブリ文書を作成するときには アセンブリのパーツを認識するフィーチャは新しいアセンブリにコピーされます ( すべてのメンバーから除外されている場合を除く ) すべてのメンバーから除外されているアセンブリのファミリーを認識するフィーチャは 新しいアセンブリから削除されます アセンブリを編集して 新しいアセンブリには必要のないアセンブリのファミリーを認識するフィーチャを削除 または抑制することができます 新しいメンバーの作成 新しいアセンブリのファミリーのメンバーを作成するときには アセンブリのパーツを認識するフィーチャは新しいアセンブリにコピーされます ( すべてのメンバーから除外されている場合を除く ) すべてのメンバーから除外されているアセンブリのファミリーを認識するフィーチャは 新しいアセンブリから削除されます アセンブリを編集して 新しいアセンブリには必要のないアセンブリのファミリーを認識するフィーチャを削除または抑制することができます 別のアセンブリとしてメンバーの保存 [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ メンバーに名前を付けて保存 ] ボタンを使用すると アクティブなメンバーを別のアセンブリ文書として保存することができます [ メンバーを保存 ] ダイアログボックスを使用して 新しいアセンブリ文書の名前と保存場所を指定できます 新しいアセンブリ文書は通常のアセンブリ文書となります メンバーのプロパティの定義 アセンブリがアセンブリのファミリーに変換されているときは [ プロパティマネージャ ] コマンドを使用して 個別のファミリーメンバーにおけるパーツやサブアセンブリのプロパティを定義 spse01685 オルタネイトアセンブリ 2-9

第 2 章 オルタネイトアセンブリ できます たとえば 個別のメンバーに対する文書番号 改訂番号 およびプロジェクト名を定義できます これらのプロパティはドラフト環境でファミリーメンバーのパーツリストを作成するときやアセンブリのレポートを作成するときに使用されます オルタネイトアセンブリ内のパーツの表示 オルタネイトアセンブリのメンバーのパーツの表示を変更した場合は アクティブなメンバーに対してのみ適用されます これは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されている場合でも同様です [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときに 1 つのメンバーのパーツを非表示にした場合 そのメンバーのパーツは非表示となりますが 他のメンバー内の同じパーツはそのまま表示されます 2-10 オルタネイトアセンブリ spse01685

第 3 章オルタネイトアセンブリによる Solid Edgeの機能性への影響 Solid Edge でオルタネイトアセンブリを作成するときには Solid Edge 製品の他の場所の機能性に影響がでます アセンブリがオルタネイトアセンブリに変換されているときに使用可能な機能によっては その機能性が限定されていると感じる場合があります ここでは その影響をまとめて説明します 3D 断面ビュー [ 断面 ] コマンドを使用した新しい 3 次元断面ビューの作成は [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているのみ行えます 調整可能パーツ アセンブリのファミリーで調整可能パーツを使用することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにして メンバーごとの調整可能パーツを制御するアセンブリ変数を編集できます アセンブリベースフィーチャ アセンブリベースフィーチャには 2 つの異なったタイプ ( アセンブリフィーチャとアセンブリ依存パーツフィーチャ ) があるため それらを別々に説明します アセンブリフィーチャ アセンブリのファミリーで アセンブリフィーチャを使用することができます 例えば [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにし それから DELETE キーを使用して メンバーごとに切り取りフィーチャを除外することができます ( ローカル作業 ) その切り取りフィーチャは そのメンバーの [ 除外したアセンブリフィーチャ ] リストに追加されます アセンブリフィーチャを作成するときにはインターパーツリンクを作成することができます しかし オルタネイトアセンブリはインターパーツリンクを許可しません したがって アセンブリをオルタネイトアセンブリに変換するときにはインターパーツリンクは削除されます 例えば アセンブリフィーチャのプロファイルとパーツの辺の間に位置決め用の寸法または幾何関係を配置したときには インターパーツリンクが作成されます インターパーツリンクを削除するために パーツの辺に配置されている寸法や幾何関係はすべて削除されます アセンブリのスケッチまたはアセンブリの基準平面に寸法または幾何関係を追加して プロファイルを拘束することができます アセンブリ依存パーツフィーチャ アセンブリ依存パーツフィーチャの場合は プロファイル幾何形状 ( 線分 弧 円など ) は フィーチャによって変更されたパーツ文書にコピーされます それから アセンブリ依存パーツフィーチャとすべての寸法および幾何関係はアセンブリ文書から削除されます パーツ文書を開いて プロファイルの拘束に必要な寸法および幾何関係を追加することができます spse01685 オルタネイトアセンブリ 3-1

第 3 章 オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響 詳細情報は アセンブリベースフィーチャのヘルプトピックを参照してください アセンブリのパーツのパターン [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにし メンバーごとに新しいパターンの作成 あるいは既存のパターンの削除または変更が行えます ( ローカル操作 ) 例えば ローカルで操作してるときに Delete キーを使用して ボルトのパターン内のボルトを 1 つ除外することができます それから パターンのその場所に別のボルトを配置できます パーツのパターン全体を削除したときには それは [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 除外したパターン要素 ] リストに追加されます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにしてあるときには 各メンバーごとに新しいパーツのパターンの配置 既存のパーツのパターンの削除 または既存のパーツのパターンの変更が行えます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときには パーツのパターンに対する入力だけが変更可能です ( グローバル操作 ) 例えば パーツのアセンブリパターンにボルトとナットが含まれてる場合 グローバルに操作していない限り そのパターンを変更して 座金をパターンに追加することはできません ショートカットメニューの [ パターンを分離 ] コマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定 ( グローバル操作 ) されているときには使用できません このコマンドは アセンブリのパターンを分離して パターンに入っていたパーツを位置固定幾何関係を使用して位置決めします ローカル操作では パターンを分離することで パターンに入っていたパーツを [ 除外した要素 ] リストに配置することができます 干渉チェック [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときには [ 干渉オプション ] ダイアログボックスの [ パーツとして保存 ] オプションは使用できません ローカル操作の場合は 干渉体積をパーツとして作成でき アクティブでないメンバーの [ 除外した要素 ] リストにそのパーツが追加されます 作図補助要素 座標系 レイアウト 基準平面の編集は [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときのみ行えます 表示構成 オルタネイトアセンブリを作業しているときには 表示構成を使用することができます 表示構成の動作は オルタネイトアセンブリがアセンブリのファミリーであるか あるいはオルタネイトポジションのアセンブリのいずれに設定されているかで異なります アセンブリのファミリー アセンブリのファミリーの場合は 表示構成はメンバー特有です つまり 表示構成が作成されたときにアクティブとなっていたアセンブリのファミリーのメンバーに対してのみ 後でその表示構成を使用することができます [ 選択 ] コマンドバーの [ アセンブリの表示構成 ] リストは 自動的に使用可能な表示構成のみ表示します オルタネイトポジションのアセンブリ オルタネイトポジションのアセンブリの場合は 表示構成はメンバー特有ではありません つまり いかなるアクティブなメンバーに対しても 表示構成を使用することができます [ 選択 ] コマンドバーの [ アセンブリの表示構成 ] リストは すべての表示構成を表示します 3-2 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響 [ 分散 ] コマンド [ 分散 ] コマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときのみ使用可能となります 締結部 アセンブリのファミリーのメンバーごとに [ 締結部 ] コマンドを使用して作成された締結を使用することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを最初にクリアにすると アクティブなメンバーに対してのみ締結の削除または配置が行えます オルタネイトアセンブリのメンバーで除外した締結は [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 除外した締結 ] リストに追加されます オルタネイトアセンブリのインプレースアクティブ化 上位のアセンブリにオルタネイトアセンブリのメンバーが配置されているときには オルタネイトアセンブリをインプレースデアクティブ化することはできません その代わりに [ パスファインダ ] タブのショートカットメニューの [ 開く ] コマンドを使用して アセンブリを開くことができます インターパーツ関係 オルタネイトアセンブリではインターパーツリンクを含めることができませんので インターパーツリンクを含む最初の 2 つのオルタネイトアセンブリのメンバーを作成するときは インターパーツリンクが削除されることを警告するダイアログボックスが表示されます [ インターパーツマネージャ ] ダイアログボックスを使用して インターパーツリンクを確認できます 運動の定義 [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときのみ 運動の作成や編集が行えます パーツに運動が適用されていて [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときにそのパーツが削除された場合は 運動オブジェクトは すべてのメンバーに対して失敗した運動として表示されます パーツに運動が適用されていて [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアのときにそのパーツが削除された場合は 運動オブジェクトは [ パスファインダ ] の表示から削除されます 運動である除外パーツがメンバーに再び含まれた場合 その運動は [ パスファインダ ] に再び表示されます 要素のプロパティ [ 要素のプロパティ ] エディタで X Y Z 並進および回転におけるプロパティセルの値は 各アセンブリのファミリーのメンバーまたはオルタネイトポジションのメンバーに固有の値になります その他の値は 固有またはグローバルのいずれかに設定できます ファイルを開く Windows の [ エクスプローラ ] を使用してファイルを開いたときには デフォルトのオルタネイトアセンブリのメンバーが開きます Solid Edge で [ ファイルを開く ] ダイアログボックスを使用してファイルを開いたときには [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスが表示され そこで適切なアセンブリのメンバーを選択することができます spse01685 オルタネイトアセンブリ 3-3

第 3 章 オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響 パーツコピー オルタネイトアセンブリ文書を使用してパーツコピーを作成するときは [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスが表示され そこで適切なアセンブリのメンバーを選択できます 既存のアセンブリをオルタネイトアセンブリに変換する際に そのアセンブリがパーツコピー文書の基盤として使用されている場合は デフォルトのメンバーが使用されます 経路セグメント関係のコマンド チューブ ワイヤ およびパイピングルートの 3 次元経路セグメントを作成するために使用するコマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定したときのみ使用可能です 例えば [PathXpres] [ 線分セグメント ] [ セグメントを分割 ] および [ セグメントを移動 ] コマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定したときのみ使用可能です ( グローバル操作 ) この制約は [Smart Dimension] などの 3 次元経路セグメントの寸法を配置するコマンドにも適用されます 3 次元経路を作成し 寸法を配置した後は [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにして メンバーごとにチューブ ワイヤ およびパイピングルートを定義することができます その際には このヘルプトピックで説明しているチューブ ワイヤ およびパイピングルートの定義に関するガイドラインに従ってください パイピングルート [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにすることで [ パイピングルート ] コマンドを使用して 各メンバーごとにパイピングルート ( パイプとフィッティング ) を定義できます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションを設定して すべてのメンバーに適用するパイピングルートを作成することもできます パイピングルートを作成した後 使用した 3 次元経路が別のパイピング経路の選択経路として再利用されないように その経路は自動的に非表示となります 個別のオルタネイトアセンブリのメンバーに対して固有なパイピングルートを作成するために 経路セグメントを再利用しないことを推奨します [ 経路をすべて表示 ] コマンドを使用してセグメントを再表示して 再利用できるようになっていますが 経路を再利用することで パイピングルートに予期しないパイプ継手が作成されてしまう可能性があります 例えば 1 つの線分セグメントを別の線分セグメントの中点に接続したときは 別の線分セグメントは自動的に 2 つに分割されます パイピングルートを定義するときは 2 つのパイプ構成要素が接触する場所を接続するために継手が使用されます 別のオルタネイトアセンブリのメンバーに対して 最初のセグメントを含まない新しいパイピングルートを作成しようとした場合は 分割された線分セグメントを接続するための継手が追加されます 通常 このような場合 継手は不要です 不要な継手の作成を避けるために このような場合では別の線分セグメントを作図するようにします アセンブリ内のパーツの配置 パーツの配置は [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションの現在の設定に従います このオプションが設定されているときには パーツはすべてのアセンブリメンバーに追加されます このオプションがクリアの場合は パーツはアクティブなメンバーに追加され それ以外のメンバーに対しては [ 除外した要素 ] リストに追加されます オルタネイトアセンブリのメンバーが定義されているサブアセンブリを上位のアセンブリに配置するときには [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスが表示され 配置するメンバーを選択できるようになります 3-4 オルタネイトアセンブリ spse01685

オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響 [ 並べ替え ] コマンド このコマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されている場合のみ使用可能となります レポート アセンブリ内で [ レポート ] コマンドを使用して アセンブリのレポートを作成するときには アクティブなメンバーのレポートが作成されます Windows の [ エクスプローラ ] 内でアセンブリのレポートを作成する [ レポート ] コマンドを使用したときは [ アセンブリのファミリーのメンバー名 ] ダイアログボックスが開き レポートを作成するメンバーを選択できます 改訂マネージャ [ 改訂マネージャ ] でオルタネイトアセンブリを開いたときは ファイルリストはアセンブリ内のすべてのメンバーを寄せ集めたものとなります [ 改訂マネージャ ] で オルタネイトアセンブリのサブアセンブリが入っているアセンブリを開いたときは サブアセンブリは上位のアセンブリに配置されているメンバーに入っているファイルセットを表示します Simply Motion [ モーション ] コマンドは オルタネイトアセンブリでは使用できません [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ メンバーに名前を付けて保存 ] ボタンを使用して オルタネイトアセンブリを通常のアセンブリ文書に保存できます それから Simply Motion 環境にアクセスできます 単純化アセンブリ オルタネイトアセンブリであるアセンブリの単純化表現を作成することはできません 単純化してあるアセンブリをオルタネイトアセンブリに変換しようとした場合 操作を続行すると単純化アセンブリ表現が削除されてしまうことを警告するメッセージが表示されます 構造フレーム アセンブリのファミリーで構造フレームを使用することができます [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにし メンバーごとに構造フレームの配置が行えます ( ローカル操作 ) また [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションをクリアにしてある場合は アセンブリのファミリーの個別のメンバーからフレームコンポーネント全体を除外することもできます フレームコンポーネントを構成している個別のパーツ文書を除外することはできません [ 転送 ] コマンド [ 転送 ] コマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときのみ使用可能となります [ 元に戻す ] コマンド [ 元に戻す ] コマンドは オルタネイトアセンブリを作業しているときには使用できません spse01685 オルタネイトアセンブリ 3-5

第 3 章 オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響 XpresRoute オルタネイトアセンブリ文書内に作成されたチューブは単一のメンバーで制御する必要があります これは チューブ経路を制御 ( つまりはチューブを制御 ) する直管長が入ったパーツは幾何関係を除外したり 指定した変数を優先させたりして それぞれのメンバーごとに異なった位置付けをすることができるために アクティブなメンバーによってはチューブパーツが異なった幾何形状であると仮定されるという問題が起こる可能性があるからです 以下の規則が XpresRoute の動作を規定します チューブパーツを作成するときには単一のメンバー内で作成します 作成したチューブパーツは 他のメンバーの [ 除外した要素 ] リストに自動的に追加されますが チューブを制御するメンバー以外のメンバーの [ 除外した要素 ] リストからそのパーツが間違って削除されないように リスト内では非表示となります XpresRoute で作成したチューブは依存要素で 制御するメンバー内だけに存在できます チューブ経路要素を作成 / 操作するコマンドはすべて [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときに使用可能になります [ チューブ ] コマンドは [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアな場合のみ使用可能になります すべてのチューブ経路はすべてのメンバー内に表示されます ファイルに存在する経路によって制御されるチューブパーツが入ったアセンブリがオルタネイトアセンブリに変換されたときは デフォルトのメンバーがチューブを制御するメンバーとなります チューブは 2 番目のメンバー以降に対しては [ 除外した要素 ] リストに非表示の状態で自動的に追加されます このチューブパーツを他のメンバーにも含めたい場合は [ パーツライブラリ ] タブを使用して配置することができます その場合 子要素として配置されるわけではありませんので [ すべて更新 ] コマンドが実行されたときには更新の対象から外されます チューブパーツの作成元のメンバーがアクティブとなっていない限り チューブパーツは更新されません つまり 各チューブパーツは単一のメンバー内でのみ制御できるようになっています 制御するチューブを備えたメンバーがアクティブとなっているときに 新しいメンバーを作成したときには チューブパーツはその新しいメンバーの [ 除外した要素 ] リストに追加され リストから削除されないように非表示となります そのため 新しいメンバーにはチューブパーツが存在しないかのようにみえます バージョン 17 では XpresRoute でチューブ経路とチューブを作成した後で そのアセンブリをオルタネイトアセンブリに変換した場合は チューブへのリンクは解除されます XpresRoute でチューブ経路とチューブを作成する前に アセンブリをオルタネイトアセンブリに変換してある場合は 作成したチューブへのリンクは正しく機能します 3-6 オルタネイトアセンブリ spse01685

第 4 章 [ 代替要素を定義 ] コマンド 選択したパーツまたはサブアセンブリに関連する文書のリストを定義します 代替要素は 通常は何かしら似た要素ですが 独立して作成されている文書を元にしている場合もあります 代替要素のリストを定義することで アセンブリ内でパーツを置換するときに有効な構成要素の検索や選択が容易になります 代替要素グループに対するアプリケーションの簡単な例としては 異なった仕上げの複数のバージョンのパーツが挙げられます このようなパーツは独立して作成されたものか あるいはパーツのファミリーのメンバーです パーツの 1 つが使用されているアセンブリ内で [ 代替要素を定義 ] コマンドを使用して 3 つのすべてのパーツを同じ代替要素グループのメンバーとして指定できます 注記 注記 : [ パスファインダ ] には アセンブリの構成要素は代替要素グループのパーツであることを示す特別な記号が使用されます その後 [ 置換 ] コマンドを使用して パーツを代替要素のメンバーの 1 つで置換できます 代替要素グループのメンバーであるパーツを選択したときには [ 代替メンバー ] ダイアログボックスが表示され 置換パーツとして別の代替要素を選択することができます spse01685 オルタネイトアセンブリ 4-1

第 4 章 [ 代替要素を定義 ] コマンド 代替要素グループの定義 アクティブなアセンブリ内のパーツまたはサブアセンブリを選択して 代替要素グループとして定義できます 入れ子のアセンブリを作業しているときには サブアセンブリ内の個別の要素を選択することはできません 代替要素グループは通常似たパーツを含くみますが 元の構成要素とは異なった文書の種類を含む代替要素グループを定義することができます 例えば パーツ文書 シートメタル文書 およびアセンブリ文書で構成される代替要素グループを定義することができます アセンブリ内で構成要素を選択し それから [ 代替要素を定義 ] コマンドをクリックすると [ 代替要素を定義 ] ダイアログボックスが表示されます このダイアログボックスを使用して 選択した構成要素に対する代替として定義する文書を作成 / 検索できます 代替要素として文書を定義するには 2 つのステップを実行します 最初に [ 代替要素を定義 ] ダイアログボックスの左側にある [ 代替候補 ] リストに追加する文書を参照 / 検索します それから [ 代替候補 ] リストから文書を選択し それから [ 追加 ] ボタンをクリックして ダイアログボックスの右側の [ 代替リスト ] にそれらを追加します 代替要素グループを定義するために選択した構成要素が パーツのファミリーまたはアセンブリのファミリーの場合は 同じマスター文書に関連するすべてのメンバーが自動的に [ 代替リスト ] に追加されます 代替要素グループを定義しているアセンブリ文書は グループメンバーデータを保存します 代替要素グループの使用 前述のように 代替要素グループはアセンブリ内でパーツを置換するときに有効な構成要素の検索や選択が容易になります アセンブリで置換する構成要素を選択したときに その構成要素が代替要素グループのメンバーである場合は [ 代替メンバー ] ダイアログボックスが表示され 置換パーツとして別の代替要素を選択することができます 注記 アセンブリの構成要素を その構成要素の文書の種類とは異なった種類の代替要素で置換した場合は 正しく再計算するためにアセンブリの幾何関係を失敗とすることができます アセンブリの構成要素を 代替要素のメンバーではない構成要素で置換する場合は [ 参照 ] ボタンをクリックして [ 置換パーツ ] ダイアログボックスを表示します このダイアログボックスを使用して 他の構成要素を選択することができます 多数のアセンブリで頻繁に使用される代替要素のグループを作成する場合は マスター代替要素のみ含んだアセンブリを作成して その文書に代替要素グループを定義するようにします このアセンブリ文書は代替要素グループ定義に対するマスター文書となります あとで アセンブリ内のグループのメンバーの 1 つを配置するときに メンバーの代わりにそのアセンブリ文書を配置することができます また [Solid Edge のオプション ] ダイアログボックスの [ アセンブリ ] ページの [ パーツの配置時に このアセンブリを分散する ] オプションを設定し直した場合は アセンブリを他のアセンブリに配置するときに アセンブリは代替要素グループデータを含むパーツとして配置されます このワークフローは 後でパーツを他のパーツで置換することが分っている場合に便利です 例えば 独立して別に作成されている生産バージョンの文書のパーツで置換することが分っているプロトタイプバージョンのパーツを作成する場合が挙げられます 4-2 オルタネイトアセンブリ spse01685

[ 代替要素を定義 ] コマンド 代替要素とオルタネイトアセンブリ アセンブリのファミリーであるが オルタネイトポジションのアセンブリではないオルタネイトアセンブリ内の構成要素を代替要素で置換できます 例えば [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ 除外した要素 ] 機能を使用する代わりに アセンブリのファミリーのメンバー内のパーツを代替要素で置換するために [ 置換 ] コマンドを使用することができます この方法は [ 除外した要素 ] 機能を使用するよりも迅速ですが [ 改訂マネージャ ] を使用して アセンブリのデータセットを新しい場所にコピーまたは移動するときには アセンブリのファミリーのメンバーに使用されていない代替要素グループのメンバーはデータセットには含まれません オルタネイトアセンブリの作業についての詳細情報は オルタネイトアセンブリのヘルプトピックを参照してください 代替要素とパーツのファミリーの比較 代替要素グループは パーツのファミリーと似たようなものですが さらなる柔軟性を提供しています 代替要素グループは 個別に作成された文書と異なった文書の種類を使用して定義できます spse01685 オルタネイトアセンブリ 4-3

第 5 章実習 : オルタネイトアセンブリの作成 spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-1

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 Activity: オルタネイトアセンブリの作成 この実習は アセンブリのオルタネイトバージョンを作成するプロセスを示します この実習では 以下の内容について学習していただきます 通常のアセンブリのオルタネイトアセンブリへの変換 オルタネイトアセンブリへのメンバーの追加 個別メンバーに対する固有な変数値の定義 メンバーの要素の置換 メンバーの要素の除外 メンバーのアセンブリ幾何関係の除外と再適用 5-2 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 バルブのオルタネイトアセンブリの作成 バルブのオルタネイトアセンブリを作成します 既存のアセンブリ内のバルプは開いています バルブが閉じたオルタネイトアセンブリを作成します この実習に必要なパーツファイルがロードされているフォルダにある Alternate.asm を開きます このアセンブリは すべてのパーツをアクティブにして開きます [ 表示 ] タブの [ スタイル ] グループで [ カラーマネージャ ] をクリックして 以下に記すオプションが設定されていることを確認します [ 個別パーツのスタイルを使用する ] オプションを設定します [ アセンブリのスタイルを表示して変更を可能にする ] オプションを設定します [ パーツの面の色を表示する ] オプションの設定は解除します [OK] をクリックします 注記 通常のアセンブリ文書をオルタネイトアセンブリ文書に変換することで アセンブリのファミリーを作成します アセンブリ文書は一回のみ変換が可能で その際には アセンブリのファミリーまたはオルタネイトポジションのアセンブリのどちらに変換するかを特定する必要があります この実習では アセンブリをアセンブリのファミリーに変換します [ パスファインダ ] 連結可能ウィンドウで [ オルタネイトアセンブリ ] タブをクリックします [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 新規作成 ] ボタンをクリックします [ オルタネイトアセンブリ ] ダイアログボックスで 以下の内容を実行します [ アセンブリのファミリーを作成 ] オプションが設定されていることを確認します [ 現在のメンバー名 ] フィールドに Default Type 1 Open とキー入力して それから TAB キーを押します spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-3

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ 新しいメンバー名 ] ボックスに Type 1 Closed とキー入力します [OK] をクリックします 注記 [ オルタネイトアセンブリ ] タブで Type 1 Closed メンバーがアクティブになっていることに注目してください 新しいアセンブリのファミリーを作成したときには [ 新しいメンバー名 ] フィールドにキー入力した名前がアクティブなメンバーとなります 5-4 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 Type 1 Closed ファミリーメンバーの変更 バルブサブアセンブリとハンドルの位置を制御している角度幾何関係の値を変更することで Type 1 Closed ファミリーメンバーを変更します まず [ メンバーの変数 ] リストに変数を追加します [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ メンバーの変数 ] オプションを設定します [ ツール ] タブで [ 変数 ] をクリックして 変数テーブルを表示します [ フィルタ ] ボタンをクリックして 図示の値を入力して それから [OK] をクリックします 図示のように ValveAngle 変数をクリックします spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-5

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 変数を追加 ] ボタンをクリックします 注記 選択した変数が [ メンバーの変数 ] リストに追加されます [ メンバーの変数 ] リストに追加した変数は 変数テーブル内では編集できなくなります それらの変数は [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ メンバーの変数 ] リスト内で編集しなくてはなりません 変数テーブルを閉じます [ メンバーの変数 ] リストで 図示の変数にカーソルを合わせます ただし まだクリックしないでください グラフィックウィンドウには 下図に示すように 角度幾何関係を定義するときに使用された面がハイライトされていることに注目してください カーソルを図示の変数値に合わせ それからマウスの左ボタンをクリックします 90 とキー入力して Enter キーを押します 5-6 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 グラフィックウィンドウで ハンドルが時計回りに 90 度回転したことに注目してください ハンドルだけでなく バルブサブアセンブリも回転されています spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-7

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ オルタネイトアセンブリ ] タブで 図示のように Default Type 1 Open メンバーを選択します 注記 Default Type 1 Open メンバーにおける [ メンバーの変数 ] リストにも ValveAngle 変数が追加されていることに注目してください しかし バルブのハンドルは開いた状態のままとなっています 前のステップで変更した変数値は Type 1 Closed メンバーに対してのみ影響します [ メンバーの変数 ] リストに変数を追加したときには その変数を含むすべてのメンバーの [ メンバーの変数 ] リストにその変数が追加されます しかし 各メンバーには異なった値を割り当てることができます 5-8 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 Type 2 Open メンバーの作成 図示のような 別のファミリーメンバーを作成します このファミリーメンバーに対しては 元のハンドルを削除して それから 別のハンドルを配置します [ 置換 ] コマンドを使用して TopFlange01.asm サブアセンブリを 別のサブアセンブリで置換します [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 新規作成 ] ボタンをクリックします [ 新しいメンバー ] ダイアログボックスで Type 2 Open とキー入力して それから [OK] をクリックします 注記 新しいファミリーメンバーは Default Type 1 Open メンバーと同じ特性を備えています 新しいファミリーメンバーを作成したときには それを作成したときにアクティブなファミリーメンバーと同じ特性を持ちます この場合 アクティブなメンバーは Default Type 1 Open でした [ オルタネイトアセンブリ ] タブで 以下の操作を実行します [ 除外した要素 ] オプションを選択します spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-9

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアになっていることを確認します 注記 要素を除外するときには 除外の対象をすべてのファミリーメンバーにするか あるいはアクティブなメンバーのみにするかを指定することができます ここでは アクティブなメンバーのハンドルのみ除外します すべてのファミリーメンバーから要素を除外したときには その要素は アセンブリファイルから実際に削除され [ 除外した要素 ] リストには追加されません [ パスファインダ ] タブをクリックします アセンブリの [ パスファインダ ] において Handle01.par を選択して削除します 5-10 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 アクティブなファミリーメンバーからそのパーツを除外するかを確認するダイアログボックスが表示されます [ 削除の確認 ] ダイアログボックスで [ はい ] をクリックします 新しいハンドルの位置決めを容易にするために ナットパーツを非表示にします [ パスファインダ ] 連結可能ウィンドウで [ パーツライブラリ ] タブをクリックします [ パーツライブラリ ] タブで [ ファイルの場所 ] の右側にある下向き矢印をクリックします 実習ファイルが含まれているフォルダを参照します Handle02.par を グラフィックウィンドウにドラッグします [ フラッシュフィット ] を使用して 以下に示すステップでハンドルを位置決めします spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-11

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 図示の 2 つの平らな面を面合わせします 図示の曲面を軸位置合わせします 5-12 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 図示の 2 つの平らな面を面合わせします ハンドルはアセンブリに完全に位置決めされます spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-13

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 アセンブリを保存します 5-14 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 結果の確認 ここまで作成したオルタネイトアセンブリを確認します [ パスファインダ ] ウィンドウで [ オルタネイトアセンブリ ] タブをクリックします Type 2 Open メンバーの [ 除外した要素 ] リストには Handle01.par が追加されていることに注目してください [ オルタネイトアセンブリ ] タブにおいて Default Type 1 Open という名前のメンバーをアクティブにします 注記 このファミリーメンバーの [ 除外した要素 ] リストには Handle02.par が入っています また このファミリーメンバーがアクティブになったときには アセンブリの表示が更新されることにも注目してください spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-15

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 Type 2 Open メンバーの定義の完了 サブアセンブリを置換することで Type 2 Open メンバーの特性の定義を完了させます [ オルタネイトアセンブリ ] タブにおいて Type 2 Open という名前のメンバーをアクティブにします [ パスファインダ ] タブをクリックします アセンブリの [ パスファインダ ] で TopFlange01.asm という名前のエントリを選択します [ ホーム ] タブをクリックします [ 変更 ] グループで [ パーツを置換 ] コマンドをクリックします 注記 [ パーツを置換 ] コマンドを使用して アセンブリ内のパーツまたはサブアセンブリを置換することができます サブアセンブリを置換するときには [ パスファインダ ] タブにおいて サブアセンブリを選択する必要があります [ パーツを置換 ] ダイアログボックスで 次の操作を実行します [ ファイルの場所 ] を 実習ファイルが入っているフォルダに設定します [ ファイルの種類 ] を アセンブリファイル (*.asm) に設定します TopFlange02.asm アセンブリファイルを選択します 5-16 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ 開く ] ボタンをクリックします 注記 置換サブアセンブリはアセンブリのファミリーでもありますので 置換にはどのファミリーメンバーを使用するかを指定する必要があります spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-17

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ アセンブリのメンバー ] ダイアログボックスで 3 screws with stud という名前のメンバーを選択して それから [OK] をクリックします 注記 グラフィックウィンドウの置換サブアセンブリには ねじは 4 本ではないことに注目してください ねじの 1 つの代わりに 新しいハンドルの回転を制限するスタッドが備わっています さらに [ パスファインダ ] におけるファイル名には メンバー名が追加されています [ パスファインダ ] 連結可能ウィンドウで [ オルタネイトアセンブリ ] タブをクリックします 5-18 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 置換した要素 ] オプションを設定します 注記 このメンバーにおける TopFlange01.asm は TopFlange02.asm!3 によって置換されています パーツまたはサブアセンブリを置換したときには [ 置換した要素 ] リストの左側の列には元の要素が追加され [ 置換した要素 ] リストの右側の列には置換要素が追加されます spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-19

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 新しいファミリーメンバーの作成 図示のような 別のファミリーメンバーを作成します このファミリーメンバーに対しては Handle02.par の位置を変更します このファミリーメンバーでは パーツに適用されている幾何関係を除外する方法を示します パーツの幾何関係を除外することで そのパーツの位置を変更する新しい幾何関係を追加することができます [ オルタネイトアセンブリ ] タブで [ 新規作成 ] ボタンをクリックします [ 新しいメンバー ] ダイアログボックスに Type 3 Open Reverse Handle とキー入力して それから [OK] をクリックします 注記 作成した新しいメンバーがアクティブになり さらに このメンバーは Type 2 Open メンバーの特性と同じ特性を備えています [ オルタネイトアセンブリ ] タブで 以下の操作を実行します [ 除外した幾何関係 ] オプションを選択します 5-20 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアになっていることを確認します 注記 幾何関係を除外するときには すべてのファミリーメンバーの幾何関係を除外するか あるいはアクティブなメンバーの幾何関係のみ除外するかを指定することができます この場合は アクティブなメンバーの幾何関係のみ除外します [ パスファインダ ] タブをクリックします 図示のように [ パスファインダ ] の上のウィンドウにおいて Handle02.par を選択します spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-21

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ パスファインダ ] の下のウィンドウにおいて 図示の 2 つの幾何関係を削除します 注記 Handle02.par の横のシンボルが 完全には位置決めされていないことを示すシンボルに変ることに注目してください [ パスファインダ ] ウィンドウで [ オルタネイトアセンブリ ] タブをクリックします 注記 Type 3 Open Reverse Handle という名前のファミリーメンバーにおける [ 除外した幾何関係 ] リストに 除外した幾何関係が追加されていることに注目してください [ パスファインダ ] タブをクリックします アセンブリの [ パスファインダ ] の上のウィンドウにおいて Handle02.par を選択します コマンドバーで [ 定義を編集 ] ボタンをクリックします 5-22 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 図示の 2 つの面の間に面合わせ幾何関係を設定します 図示のように ハンドルがシャフトに面合わせされます spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-23

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 引き続き [ フラッシュフィット ] を使用して 図示の 2 つの面を面合わせします [ オフセットタイプ ] ボタンをクリックして [ 浮動 ] オフセットをクリックします 注記 これによって この 2 つのパーツの位置決めに使用されている他の幾何関係も満たす適切なオフセット値による面の位置合わせが行われます ハンドルはアセンブリに完全に位置決めされます 5-24 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 アセンブリをフィットして それから 保存します アセンブリの [ パスファインダ ] に NutM15.par が表示されます spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-25

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 結果の確認 ここまで作成したオルタネイトアセンブリを確認します [ パスファインダ ] 連結可能ウィンドウで [ オルタネイトアセンブリ ] タブをクリックします [ オルタネイトアセンブリ ] タブにおいて Type 2 Open という名前のメンバーをアクティブにします 注記 このファミリーメンバーにおける [ 除外した幾何関係 ] リストには 2 つの幾何関係が入っていることに注目してください これらの幾何関係は Type 3 Open Reverse Handle という名前のメンバーのハンドルの位置を変更したときに このリストに自動的に追加されました [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションがクリアとなっている場合 1 つのメンバーに対してパーツを位置決めするために追加した幾何関係は 同じパーツを含む他のメンバーからは自動的に除外されます また このメンバーの NutM15.par はいまだに非表示のままであることに注目してください 1 つのファミリーメンバーに対するパーツの表示状態を変更しても 他のファミリーメンバーの同じパーツの表示には影響を与えません 5-26 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 Type 3 Open Reverse Handle ファミリーメンバーの作成 Type 3 Open Reverse という名前のファミリーメンバーに対する新しいアセンブリ文書を作成します [ オルタネイトアセンブリ ] タブにおいて Type 3 Open Reverse Handle という名前のメンバーをアクティブにします [ オルタネイトアセンブリ ] タブにおいて [ メンバーとして保存 ] ボタンをクリックします [ メンバーを保存 ] ダイアログボックスで アクティブなメンバーを 実習ファイルが入っているフォルダに デフォルトの名前で保存します 最初に 現在のアセンブリを保存するかどうかを尋ねるダイアログボックスが表示された場合は [ はい ] ボタンをクリックします 注記 このメンバーの名前と場所を覚えておいてください 次のステップでこの文書を開きます [ アプリケーション ] ボタンをクリックします [ 開く ] ボタンをクリックします spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-27

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ ファイルを開く ] ダイアログボックスで 新しいファイルを保存した場所へ行き 前のステップで保存したファイルを開きます 注記 この新しいアセンブリに対しては [ オルタネイトアセンブリ ] タブにファミリーメンバーが表示されていません ファミリーメンバーを別のアセンブリとして保存したときには そのアセンブリは通常のアセンブリ文書として保存されます ファミリーメンバーを別のアセンブリとして保存すると オルタネイトアセンブリとして変換されたアセンブリを認識できないダウンストリームのアプリケーションでも このアセンブリを活用できます 例えば Simply Motion では通常のアセンブリ文書のみ開くことが可能です 5-28 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 アセンブリを保存します 両方のアセンブリ文書を保存して閉じます spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-29

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 アセンブリのファミリーメンバーの図面作成 新しいドラフト文書を作成して それから アセンブリのファミリーの 1 つのメンバーの図面ビューを配置します [ アプリケーション ] ボタンをクリックします [ 新規作成 ] ボタンをクリックします [ 新規作成 ] ダイアログボックスで iso draft.dft を選択して それから [OK] をクリックします [ ホーム ] タブ [ 図面ビュー ] グループ [ ビューウィザード ] コマンドを選択します [ モデルを選択 ] ダイアログボックスで Alternate.asm を選択して それから [ 開く ] をクリックします [ 図面ビューの作成ウィザード ] で ファミリーメンバーを選択する [ アセンブリのファミリーのメンバー ] ページが表示されます そこで 目的のファミリーメンバーを指定することができます [ ファミリーのメンバー ] リストから Type 3 Open Reverse Handle を選択して それから [ 次へ ] ボタンをクリックします [ アセンブリの図面ビューのオプション ] ページで [ 次へ ] ボタンをクリックします 5-30 オルタネイトアセンブリ spse01685

実習 : オルタネイトアセンブリの作成 [ 図面ビューの向き ] ページで iso を選択して それから [ 完了 ] をクリックします 図面シート上で図面ビューの位置を決め それからクリックして 図面ビューを配置します ドラフト文書を保存して閉じます これで この実習は完了です spse01685 オルタネイトアセンブリ 5-31

第 5 章 実習 : オルタネイトアセンブリの作成 実習のまとめ この実習では オルタネイトアセンブリを作成する方法を学習しました オルタネイトアセンブリで 新しいメンバーを作成する方法 個別メンバー固有な変数を定義する方法 メンバーの要素を除外する方法 およびメンバーに対して幾何関係を再設定する方法を学習しました 5-32 オルタネイトアセンブリ spse01685

第 6 章 レッスンの復習 次の質問に回答してください 1. [ パスファインダ ] 連結可能ウィンドウの [ オルタネイトアセンブリ ] タブで 2 つのタイプのアセンブリが作成できます どのようなタイプですか? 2. アセンブリのファミリーでは どのような置換 変更 または除外が可能ですか? 3. アセンブリのファミリーのメンバーは 固有のアセンブリとして保存できますか? 4. アセンブリのファミリーのメンバーを どのようにして図面シートに配置しますか? spse01685 オルタネイトアセンブリ 6-1

第 7 章 レッスンのまとめ このレッスンでは オルタネイトアセンブリを作成する方法を学習しました オルタネイトアセンブリで 新しいメンバーを作成する方法 個別メンバー固有な変数を定義する方法 メンバーの要素を除外する方法 およびメンバーに対して幾何関係を再設定する方法を学習しました spse01685 オルタネイトアセンブリ 7-1