OpenStack 初 者でも 丈夫! 今 から始める OpenStack セミナー 企業がプライベートクラウドを求める 5 つの理由 2016 年 9 1 アセアン ラボ株式会社 代表取締役 野諭 skonno@aseanlabs.com AL-OS0-201605
少し 紹介 CSK にてインフラエンジニア 10 年間 データベース ネットワークスペシャリスト 事業 ち上げ屋 (Oracle チューニングサービス ) 2 年間留学し ファイナンスを勉強 CSK ベンチャーキャピタル 7 年間 海外投資事業部 ü 欧 イスラエル 韓国 ASEAN 地域 ( フィリピン シンガポール ) Morphlabs, Inc. Co-Founder 国法 VP of Strategy 本法 代表 2006 年から AWS EC2 活 (500 インスタンス以上 ) Eucalyptus の Fork with NTT Data ASEAN 地域への mcloud 製品の展開 事業売却 ü アプライアンス ビジネス アセアン ラボ 代表取締役 OpenStack トレーニング専業 ( アーキテクチャコンサル ) 既に 1,000 名以上の技術者へトレーニングを提供
まずは OpenStackの現状
OpenStack Foundation プラチナメンバー :8 社 AT&T, Canonical, HP, IBM, Intel, Rackspace, Red Hat, SUSE ゴールドメンバー :20 社 Aptira, CCAT, Cisco, Dell, Dreamhost, EasyStack, EMC,Ericsson, Fujitsu, Hitachi, Huawei, inwinstack, Juniper, Mirantis, NEC, NetApp, Symantec, UnitedStack, Virtuozzo, Yahoo! NTT Group 企業スポンサー :124 社その他参画企業 :442 社合計 594 社 (2016 年 5 月末現在 )
OpenStack プロジェクト 覧 (Mitaka) 成 を続ける OpenStack プロジェクト 現在オフィシャルには 54 プロジェクトが存在 MQ 管理 Zaqar ポリシー管理 Congress 鍵管理 Barbican DNS 管理 Designate 運 監視 動化 Horizon Heat ( オーケスト レーション ) Ceilometer Aodh ( テレメトリ ) TripleO/Fuel ( 導 ) クラスタ管理 Senlin コンピュート Nova ( 仮想マシン ) Ironic ( ベアメタル ) Magnum ( コンテナ ) DevOps/CI Solum コア ( インフラ部 ) ネットワーク Neutron LB VPN FW イメージ管理 Glance NFV 管理 Tacker ストレージ Cinder ( ブロック ) Swift ( オブジェクト ) Manila ( ファイル共有 ) DB 管理 Trove QA Tempest ( テスト ) DevStack ( テスト環境 ) -------- Rally ( ベンチマーク ) レーティング管理 Cloudkitty バックアップ リカバリ管理 Freezer ワークフロー 管理 Mistral データ解析 Sahara メッセージキュー 共有部 認証 :Keystone ライブラリ :Oslo DB サービス カタログ管理 Murano
なぜ ここまで 成 しているのか
Why OpenStack? クラウドサービス基盤として必要な機能を網羅的に提供する数少ないオープンソース ソフトウェア 既に クラウドサービスプロバイダーが基盤ソフトウェアとして活 している実績 現在の Linux のように 将来的に企業に きなインパクトを与える可能性 本格的なフルオープンソースプロジェクト = 常に い透明性 ü ソースコードがオープン ü 意思決定者と意思決定プロセスもオープン ü エンタープライズ エディション無し
Why OpenStack? 世界標準として認知されていて 様々なパブリック クラウド事業者が既に活用しているクラウド基盤と同一のプラットフォームで 自社のクラウド基盤を構築したい 世界中のクラウドと同 のオープンなクラウド基盤と API で 標準化を実現するため オープンな基盤 活 技術の 由度の さを活 することで ベンダーロックインを回避するため 提供するアプリケーションの開発サイクルを 早め イノベーション実現 を加速するため 運 効率性を めるため 他のクラウド基盤と 較し安価なため グローバルなコミュニティに参画し 優秀な技術者を獲得するため クラウド基盤を介し 世界標準のセキュリティやプライバシーを実現するため (Source: OpenStack User Survey, April 2016)
OpenStack とは OpenStack は クラウド基盤を構築可能な フルオープンソースソフトウェア クラウド基盤だけでは CPU メモリ ストレージ ネットワー クなどの IT リソースが存在するだけでそれ以上の意味が無い つまり なんらかのアプリケーションをその基盤上に構築し 例えば サービス提供する時にその を最 限発揮する OpenStack は そのサービスを提供するためのコアとなる ソフトウェアとも える (XXX as a Service)
オープンソースクラウド基盤ソフトウェアの 勝者 は決まった 期間 : 2010 年 1 カテゴリ : コンピューター / ソフトウェア / オープンソース OpenStack CloudStack Eucalyptus OpenNebula (Source: Google Trends)
OpenStack サミット 半年に 1 回開催の Openstack サミットの参加企業も開催毎に増加傾向 2013 年 11 月に 香港 ( 米国以外で初 ) 2014 年 05 月は アトランタ 2014 年 11 月は パリ 2015 年 05 月は バンクーバー ( 参加者 : 約 6,000 名 ) 2015 年 11 月は 東京 2016 年 4 月は テキサス オースティン ( 参加者 : 約 7,500 名 ) 2016 年 11 月は バルセロナ OpenStack Design Summit Attendance
パブリッククラウドの現状 その代表格であるAmazon 社の現状 2016 年第 四半期 Amazon Web Services(AWS) が 北 のEコマース事業を上回る利益を計上 AWS 事業 : 営業利益は6 億 400 万ドル ( 約 660 億円 ) Eコマース事業 : 営業利益は5 億 8800 万ドル ( 約 646 億円 ) AWS 事業だけで 過去 12 ヵ 間の売上は約 90 億ドル ( 約 1 兆円 ) 営業利益率は 25% 程度 ( 約 2,500 億円 ) ( 較例 )2016 年 3 期営業利益 ( 営業利益率 ) 製作所 : 6,348 億円 (6.3%) 富 通 : 1,206 億円 (2.5%) NEC: 1,073 億円 (3.8%)
パブリッククラウドが 浸透してきているが まだ序章 本格的なクラウド化は これから
特にプライベートクラウドの 企業内での本格導 は これから
企業がプライベートクラウドを求める 5 つの理由 #1. コスト削減 500 仮想マシン以上必要な企業は パブリッククラウドとプライベートクラウドの両 の いいとこ取り を検討すべき #2. ビジネス継続性への疑問 ベンダーロックイン対策 最近では 国 Yahoo! にも疑問符が 過去には AOL サン マイクロシステムズ Compaq DEC など 市場を席巻した IT 企業が突然消滅 もしくは競合に吸収されることも 社ビジネスを他社に 100% 委ねるわけには #3. 国クラウド活 国政府による監視許容 もちろん 本国内に留めておく必要があるデータは必ず存在する #4. コンプライアンス 規制により パブリッククラウド活 が許可されていない業界もまだまだ存在する #5. 社内システムとの連携 社の特異なニーズへ対応 レガシーシステムを無視することは不可能 特殊なニーズは実はどんな企業も持っている
コスト削減 なんのコスト
そもそも サーバー仮想化と クラウドの根本的な違いは
サーバー仮想化とクラウドの根本的な違い 仮想化 ü ハードウェアコストを最適化する技術 ü アプリケーションや運 にはほぼ影響がない クラウド 直接的な関連性はない クラウドの 部として仮想化が使われることはある で サーバー仮想化を使わないクラウドもある ü オペレーションコストを最適化する技術 ü アプリケーションや運 が きく影響を受ける
それだけではない
あなたは OpenStackの 提供者 それとも利 者
OpenStack に必要な 2 つの視点 OpenStack は視点によって持つ意味が きく異なる クラウド利 者 API CLI ダッシュボード UI ハードウェアやハイパーバイザー等を意識せずに OpenStack の使い方ですべての操作が行える 強力な標準化ツール OpenStack クラウド提供者 サーバー ストレージ ネットワーク 大量のリソースを提供するための機器を効率的に管理するための 運用管理ツール
OpenStack 導 のメリット 1 利 者側のメリット ( もっともメリットを享受する ) 環境に依存しない標準化された OpenStack API が利 可能になる インフラ関連作業の 動化を強 に推進できる ü さまざまなツールが標準で OpenStack と連携可能 ü 度作成したツールが 社 他社環境を問わず動作 パブリック プライベートの連携が容易になる ü 社 他社のサービスが全く同じ操作で える
OpenStack 導 のメリット 2 提供者側のメリット 標準化による構成の複雑性を解消 判断を機械的に わせる ( アドレスの配布 リソースの配置等 ) ü 規模な環境を低 数で管理可能 元化管理によるガバナンスの向上 セルフサービス化 API 解放による煩雑な作業の削減 システムのクラウドネイティブ化を推進することで ハードウェアとシステムの障害を分離可能
OpenStack のデメリット 強 な標準化によりプロダクトが持つ独 の機能は利 できなくなる ただし 世の中は 細かな機能が持つ価値よりも 標準化による効率化の が重要 という流れになっており この先はさらに加速していく Nova API ユーザーは OpenStack で定義された使い方しかできない その代り KVM や Vmware といった環境による差を意識しなくて良い KVM Driver Nova VMware Driver KVM VMware 各種ソフトウェアが備える 独自の機能はすべて使えなくなる OpenStack
OpenStack ビジネスの重要なポイント 提供側の視点だけではビジネスにはつながらない なぜなら誰がどう作っても 早い段階で同じ機能を持ったものができてしまう ü 今でいう x86 サーバーと同じ状況 ü A 社製 B 社製のサーバーでも Windows をインストールすれば事実上同じ しかし リソース (HW 等 ) を提供できなければ きなビジネスにはつながらない OpenStack 上でシステムを 量に動かしてもらう ためのアプローチが必須 IT を守りのツール ( 分析 管理ツール ) としてのみ活 するのではなく 攻めのツール ( マーケティング サービス プラットフォーム ) としても積極的に活 ( ケース スタディ参照 ) ü 情報システム部 のみならず マーケティング部 サービス事業部への提案 クラウド上でのシステムインテグレーション 顧客のシステムのクラウド ネイティブ化
クラウド上でシステム構築する際の考慮点 クラウド ネイティブ アプリケーションとは ü 実 リソース確保の 動化 (OpenStack を 動操作 ) ü 実 環境整備の 動化 ( インスタンス内操作の 動化 ) ü リソースとアプリを分離 (IP アドレスの動的配置に対応等 ) ü データとロジックを分離 ( クラウド上のデータの扱い ) つまり 新たな運 法が必要となる 従来と同じ運 をしていては OpenStack を導 する意味がない この実現 法は OpenStack Heat や外部ツール (Chef Puppet Ansible など ) を利 する 法が現時点主流
今が きなチャンス オープン系 クラウド系へと IT アーキテクチャが 変 中 その中で積極的にクラウドインテグレーション ネイティブ化を推進することでビジネスを獲得できる よって 今までとは違った提案が求められ 今まで以上に運 の 動化も求められる ü 動化するためには 歩踏み込んだ標準化 単純化が必須 今 SI 事業者に求められていること 顧客の新たなニーズを先回りし汲み取り 顧客のユーザー部 線に った標準化 単純化が実装された 動化システムを積極的に提案すること ü 顧客の情報システム部 以外へのアプローチが更に重要に 顧客が OpenStack を導 したい と い出してからでは 遅れ ü SI 事業者間の競争に勝つには 今が きなチャンス!
動化の例を コマンドラインを 利 してデモ
弊社の定期開催コース概要 OpenStack
定期開催トレーニングコース 6 7 コース満席!
ネットワーク図 External Network 172.20.10.0/24 Data Network 172.20.20.0/24 172.20.20.100 172.20.20.90 172.20.10.90 eth1 eth1 eth2 Controller (.80) Compute (.100) Network (.90) Storage (.200) eth0 eth0 eth0 eth0 172.20.30.80 172.20.30.100 172.20.30.90 172.20.30.200 Management Network 172.20.30.0/24 Global IP GW ポートフォワード 11022:Controller 12022:Compute 13022:Network 14022:Storage 80:Controller 6080:Controller
コンポーネント図 (6 台環境 ) コントローラノード コンピュートノード (2 台 ) ネットワークノード ストレージノード (2 台 ) MySQL RabbitMQ Keystone Nova (compute) qemu Neutron OVS Agent Neutron DHCP Agent Cinder (volume) LVM Glance Nova (api, conductor, scheduler) Neutron OVS Agent Open vswitch Neutron L3 Agent Open vswitch Neutron Server Cinder (api, scheduler) Horizon
2016 年 11 下旬開始! 開発者向け OpenStack API 活 コース ( 仮 ) 期間 :2 間 SDKの対応 語 : ü Python ü Java( 予定 ) 1. OpenStack 概要 ü Horizon 演習を省略する予定 2. SDKの導 3. 基礎プログラム構築 検証 4. 応 プログラム構築 検証 5. クラウドネイティブアプリケーションとは ü クラウドネイティブなHA 環境の構築 ü 環境の拡張 縮退演習など
検討中 OpenStack トラブルシューティングコース ( 仮 ) 期間 : 1 集合講座 + 数 持ち帰り ( 予定 ) 的 : ひたすらトラブルシューティングを体験してもらい 実践的なノウハウを蓄積してもらう 午前 1. ログについて 2. 特殊コマンドについて 3. 典型的な OpenStack 障害の対応例 午後 1. トラブルシューティング演習 障害発 スクリプトを実 してもらい 各 出来る限り演習をこなす 宅にて ( 数 間 ) これで安価に提供 宅にて継続 ( チャレンジングなトラブルを解決した は WEB 上に掲載?)
では デモです info@aseanlabs.com
ご清聴ありがとうございました info@aseanlabs.com