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別紙 1 対象火気器具等の例として 以下の物が対象となります 五徳などを使用したガス器具 ガスグリル たこ焼き器 ポップコーン機 焼き鳥器 七輪 発電機 ストーブ わたあめ機 液体燃料 固体燃料 気体燃料 電気を熱源とする器具 火消しつぼを使用するすべての器具が該当します 露店等の開設はないが 対象

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

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教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

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第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

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目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

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負傷等の事故の発生を警戒し 防止する業務 ( 雑踏の整理に係るものに限る ) と規定されており 個々の警備業務が雑踏警備業務に該当するか否かは 個々の警備業務ごとに 当該業務の委託契約書等の内容 業務の実態等から雑踏警備業務の定義に該当するか否かをみて判断されるものです (2) 1 号業務との関係

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松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

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参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56 名という甚大な被害を伴う火災が発生しました この火災を受け 消防庁では 屋外イベント会場等火災対策検討部会を設置し 屋外イベント会場等における防火対策に関する検討を行い 報告書を取りまとめました 報告書では 火気器具等を取り扱う露店等に対する主催者等の火災予防上の指導体制が明確ではなく また 屋外イベントにおいて火気器具等を取り扱う者による消火準備の状況が不明であり 速やかな消火活動が実施できない可能性がある等の課題が指摘された 2 三郷市火災予防条例の一部改正案の概要 1 対象火気器具等を使用する露店等を開設しようとする場合の届出現在 火災とまぎらわしい煙又は火災を発するおそれのある行為などをしようとする場合は あらかじめその旨を消防長に届け出る必要がありますが 新たに 祭礼 縁日 花火大会 展示会その他の多数の者の集合する催しに際して 対象火気器具等を使用する露店等を開設しようとする場合について 事前に届出を義務付けます < 現在想定している運用等 > 1 届出を行う者

露店等を開設しようとする者 とします ただし 一つの催しに複数の対象火気器具等を使用する露店等が開設される場合には 個々の露店主がそれぞれ個別に届出を行うのではなく 当該催しの主催者 施設の管理者 露店等の開設を統括する者等がとりまとめて届出を行うことを想定しています 2 義務付けを行う理由祭礼 縁日 花火大会 展示会その他の多数の者の集合する催しに際して対象火気器具等を使用する場合には 消火器の準備が必要となりますが 特に露店等を設ける場合には火災時における被害拡大防止の観点から 消火器の準備状況を消防本部が事前に把握することにより 必要に応じて指導を行うことができるようにするものです なお 露店等を開設する際には 火災の予防に係る動機付けを促すため 露店等の関係者に消火器の位置 危険箇所の想定 火災発生時の対処方法等について自己点検を実施してもらうことを想定しています 2 屋外で大規模な催しを開催する場合の防火管理 (1) 屋外催しの指定消防長は 祭礼 縁日 花火大会 展示会その他の多数の者が集合する屋外での催しのうち 大規模なものとして消防長が定める要件に該当するもので 火災が発生した場合に人命又は財産に特に重大な被害を与えるおそれがあると認めるものを 指定催し として指定することとします (2) 防火担当者の選任 火災予防業務計画の作成等 指定催し を主催する者に 以下の2 点を義務付けます 1 当該 指定催し において 防火 火災予防の統括的管理を行うための防火担当者を選任し また 当該防火担当者に対して 火災予防上必要な業務に関する計画を作成させ 当該火災予防上必要な業務に関する計画に従って業務を行わせること 2 当該 指定催し を開催する日の14 日前までに 上記 1の火災予防上必要な業務に関する計画を消防本部に提出すること また 火災予防上必要な業務に関する計画には 以下の事項を記載することとなります ア防火担当者その他火災予防に関する業務の実施体制の確保に関すること イ対象火気器具等の使用及び危険物の取扱いの把握に関すること ウ対象火気器具等を使用し 又は危険物を取り扱う露店等及び客席の火

災予防上安全な配置に関すること エ対象火気器具等に対する消火の準備に関すること オ火災が発生した場合における初期消火活動 通報連絡及び観客の避難誘導に関すること カ上記アからオまで以外の火災予防上必要な業務に関すること < 現在想定している運用等 > 1 消防長が定める要件上記 2(1) の消防長が定める要件は 次のとおり想定しています ア大規模な催しが開催可能な公園 河川敷 道路その他の場所を会場として開催するもので 一日当たり人出の予想が10 万人以上である屋外催しイ露店等が100 店以上出店する屋外催し 大規模な催しが開催可能な公園 河川敷 道路その他の場所 は 具体的には におどり公園 早稲田公園 県立みさと公園 江戸川河川敷等を想定しています アとイの両方の要件を満たす屋外催しを対象とすることを想定しています また この 消防長が定める要件 については 告示で定める予定です 指定催し を指定する場合には 原則として あらかじめ当該 指定催し を主催する者の意見を聴くこととします 指定催し を指定した場合には その旨を当該 指定催し を主催する者に通知するとともに 公示する予定です 具体的な公示場所は (ⅰ) 掲示板 (ⅱ) 三郷市ホームページを予定しています 指定催し の指定を受けた場合には 行政不服審査法に基づく不服申立てを行うことができます 2 防火担当者の選任を義務付ける理由祭礼 縁日 花火大会等の催しのうち大規模なものについては 会場に多数の人が集合し 混雑が生じることで 火災発生時には消火及び避難が困難になり 被害を拡大させてしまうおそれがあります 特に多数の対象火気器具を使用する催しにおいては 火災の危険性が高まり 重大な被害を招くおそれがあります このため こうした催しを主催する者の責任と役割を明確化し 必要な防火管理体制を構築する必要があることから 指定催し を主催する者に防火担当者の選任を義務付けるものです

3 防火担当者として選任する者 指定催し を主催する者は 指定催し の関係者に対して火災予防上必要な業務に関し必要な指示等を行うことができる立場の者を防火担当者として選任することとします なお 指定催し を主催する者自らが防火担当者となっても構いません 4 防火担当者の役割防火担当者の役割は 火災予防上必要な業務に関する計画を作成し 当該計画に従って 指定催し の関係者に対して 必要な指示等を行うことです 5 14 日前までに火災予防上必要な業務に関する計画の提出を行う理由三郷市消防本部が催しの概要を事前に把握するとともに 提出された火災予防上必要な業務に関する計画の内容を確認し 必要に応じて当該火災予防上必要な業務に関する計画の是正を求めることができるようにするためです 屋外催しを開催する場合に 防火管理について一義的な責任を負うのは 指 定催し の主催者となります 必要な届出が行われない場合には 下記のと おり 罰則の対象となります 3 罰則 指定催し の主催者が 火災予防上必要な業務に関する計画を提出しなかった場合は 当該 指定催し の主催者に対し 30 万円以下の罰金を科すこととします これは 1 火災予防上必要な業務に関する計画の重要性 2 大規模な屋外催しにおける火災予防の実効性向上を勘案したものです なお この罰則は 指定催し の主催者である法人 ( 法人ではない団体で代表者又は管理人の定めのあるものを含みます ) の代表者や個人だけでなく 法人に対しても同時に適用される場合があります 4 施行期日一定の周知期間を設け 平成 年 月 日から施行を予定しています また 施行の日から起算して14 日を経過する日までの間に終了する屋外催しについては 防火管理に関する規定は適用しない旨の経過措置を設け

ます なお 消防長が定める要件については 条例改正後 速やかに告示で定め ることとします