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この結果 早期に導入希望を表明した市町村が2 市町あり 現在 人口規模や実現内容が類似する団体に声をかけ 共同で取り組めるよう支援を行っています 併せて 大阪版自治体クラウドの実現に向け 大阪府から依頼した出力様式をベンダーから標準システムとして提供できないか等の検討を行い 計画作りを進めていきます

愛知県岡崎市 豊橋市 中核市における情報システムの共同化 背景 取組内容 度重なる法改正対応の改修によってシステムが複雑化 職員による自前での開発 運用が困難 運用 保守の委託費用の高騰 災害時において業務継続性を確保する必要 リーマンショックによる財政のひっ迫 岡崎市 豊橋市の両市で共同化( 平成

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項目記載事項必須 1.4 非機能性 更新業務仕様書の 3-4 非機能要件 を踏まえ 提案するシステムに関して 基本的な考え方や方針 アピールポイント等を簡潔かつ明瞭に記述すること 3-4 非機能要件 の (1) から (4) に区分し すべての項目について記述すること 1.5 他システム連携 更新業

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

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1. 厚生労働省情報システム関係予算の推移 ( 単位 : 億円 ) 運用経費 整備経費 561 整備経費 373 整備経費 333 整備経費 275 整備経費 372 整備経費 整備経費 480 運用経費 1,718 運用経費 1,620 運用経費 1,459 運用経費 1,452 運用経費 1,4

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国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

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活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

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カウンシルの創設について 重要インフラの情報セキュリティ対策の向上を図るため 重要インフラの情報セキュリティ対策の向上を図るため のにより のにより 2 月 日に創設 日に創設 政府機関から独立した会議体として 分野横断的な情報共有等の連携を推進 政府機関から独立した会議体と

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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情報セキュリティ政策の枠組みと推進体制 内閣官房を中心に関係省庁も含めた横断的な体制を整備 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 (IT 戦略本部 ) 本部長内閣総理大臣副本部長内閣特命担当大臣 ( 科学技術政策 ) 内閣官房長官総務大臣経済産業大臣本部員本部長及び副本部長以外のすべての国務大臣

Ⅰ. 住基ネット活用のベネフィット試算結果 : 現状 183 億円 / 年 数年後には 917 億円 / 年 ( 内 国民への還元は 643 億円 / 年 ) Ⅰ 1 フェーズ Ⅰ( 既に実施済みの行政手続 ) の活用実態とベネフィット住基ネットを活用することにより 従来, 住民票の添付が必要とされ

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

自治体クラウド導入の取組について 1. 自治体クラウドの推進 自治体クラウドとは 住民基本台帳 税務 福祉などの自治体の情報システムやデータを 外部のデータセンターにおいて管理 運用し 複数の自治体で共同利用する取組 従来 自治体は庁舎内に電算機を設置し 個別にプログラムされたソフトで業務処理してき

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

自治体クラウドの概要 自治体クラウドとは 地方公共団体がシステムのハードウェア ソフトウェア データなどを自庁舎で管理 運用することに代えて 外部のデータセンターにおいて管理 運用し ネットワーク経由で利用することができるようにする取組み 複数の地方公共団体の情報システムの集約と共同利用を推進 自治体クラウドのメリット システム運用経費の削減 (3 割程度 ~) 業務負担の軽減 業務の共通化 標準化 セキュリティ水準の向上 災害に強い基盤構築 ( データのバックアップの確保 業務の継続性 ) 自治体クラウド導入イメージ 総務省等の取組 初期負担の軽減 共同化計画策定 データ移行に対する地財措置 (H23 年度 ~) 導入コンサルタント費用 実務処理研修費用に対する地財措置 (H26 年度 ~) 取組加速の推進 電子自治体の取組みを加速するための 10 の指針 の公表 (H25 年度 ) フォローアップ (H26 年度 ) e ガバメント閣僚会議 国 地方 IT 化 BPR 推進チーム における深掘り 分析 (H27 年度 ~) 1

自治体の既存システムのクラウド化の現状と次期更新時の見込み 自治体クラウドの取組について 自治体の情報システム予算の状況 現状 ( 平成 26 年 4 月 1 日現在 ) メインフレーム 61 3.5% ( 自庁 ) 940 54.0% ( 市区町村 1,742 団体 ) 自治体クラウド 211 12.1% 単独クラウド 339 19.5% ( ハウジング ) 191 11.0% 次期更新時のシステム形態 ( 予定 ) ( 自庁 ) 493 28.3% ( ハウジング ) 161 9.2% メインフレーム 28 1.6% 自治体クラウド 589 33.8% 単独クラウド 471 27.0% 基幹系システム ( 住 情報 税務 国 健康保険 国 年 福祉関連システム ) のいずれかにおけるクラウド化の状況を調査したもの 自治体クラウド ( 複数団体共同でのクラウド化 ) は 12.1% から 33.8% まで導入団体が増加する見込みであり 単独クラウド ( 単独団体でのクラウド化 ) を含めれば約 60% の団体がクラウド化に取り組む見込み 百万円 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 0 全市区町村の全庁の情報システム保守運用経費予算 357,103 345,318 333,785 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 全市区町村の全庁の情報システム保守運用経費予算の総額は 平成 26 年度 約 3,300 億円 保守運用経費は年々圧縮されている傾向にあるが 今後も引き続き圧縮していく必要 自治体クラウドグループ 平成 18 年度以降取組が進み 現在全国で54グループ 構成市区町村数 :338 団体 自治体クラウド取組団体の人口の総計 : 約 970 万人 いずれも今後参加予定団体を含む 自治体クラウドの取組事例 ( 平成 27 年 8 月現在 ) 神奈川県町村会 神奈川県全 14 町村 人口約 30 万人 23 年 9 月から順次移行 費用削減効果 43% 埼玉県町村会 埼玉県 18 町村 (23 町村中 ) 人口約 35 万人 25 年 10 月から順次移行 費用削減効果 44.6% 秋田県町村会 秋田県全 12 町村 人口約 11 万人 25 年 9 月から順次移行 費用削減効果 18.4% 注 : 費 削減効果はいずれも試算 愛知県岡崎市 豊橋市 人口約 75 万人 国保 年金及び税総合システムを導入 24 年 7 月から順次移行 国保 年金システムにおいて 46% 税総合システムにおいて 45% 人口 30 万人以上の中核市での共同利用 ( 全国初 ) 新潟県長岡市 三条市 見附市 魚沼市 粟島浦村 人口約 46 万人 27 年 1 月から順次移行 費用削減効果約 50% 納得感のある各団体の負担割合の設定により人口規模の差 ( 長岡市 279 千人 粟島浦村 0.4 千人 ) を超越した自治体クラウドを実現 2

国 地 の IT 化 BPR の推進体制 e ガバメント閣僚会議 ( 議長 : 官房長官 ) ワーキンググループ 国 地方 IT 化 BPR 推進チーム < 主査 > 政府 CIO 副議長副議長 情報通信技術 (IT) 政策担当大臣総務大臣内閣府特命担当大臣 ( 経済財政政策 ) 内閣府特命担当大臣 ( 防災 ) 財務大臣厚生労働大臣経済産業大臣国土交通大臣内閣情報通信政策監 ( 政府 CIO) 副主査内閣官房内閣審議官 ( 副長官補付 ) 副主査総務省行政管理局長副主査総務省地域力創造審議官内閣官房情報通信技術 (IT) 総合戦略室室長代理 / 内閣審議官 ( 社会保障改革担当 ) 総務省自治行政局長 < 全体取りまとめ> 国税庁長官官房審議官厚生労働省大臣官房情報政策 政策評価審議官 関連テーマに応じ 関係局長等の参加を求める マイナンバー 個人番号カード活用によるオンラインサービス改革 国の業務改革 IT 化の推進 自治体クラウド推進 自治体の業務改革 3

( テーマ 3) 治体クラウド推進 治体の業務改 治体の業務の共通化 標準化を いつつ 治体クラウドの取組を積極的に展開 治体クラウドの積極的な展開等により 治体の情報システムの運 コストを圧縮現状 クラウド導 市区町村 ( 平成 26 年 4 1 現在 ):550 団体 ( うち 治体クラウド ( 複数団体共同でのクラウド化 )211 団体 単独クラウド ( 単独団体でのクラウド化 )339 団体 ) 標 治体クラウドを中 にクラウド導 市区町村数を更に増加させ 平成 29 年度までに倍増 ( 約 1,000 団体 ) することを図る 治体の情報システム改 を推進するとともに 治体クラウド未実施団体においては 治体クラウド導 の取組加速により 当該情報システムのコスト削減を図る また 治体クラウド導 団体にあっても更なる業務の共通化 標準化の実施による 治体クラウドの質の 層の向上を図る これらを通じて 治体の情報システムの運 コストの圧縮 (3 割減 ) を図る ( このような 治体クラウド導 の取組の結果 システム関係のIT 材の余剰が 込まれ そのシフトによりセキュリティ 材の充実が期待される ) 取組施策 治体クラウドグループの取組事例 ( 全国で54グループ ) について 以下の観点から深掘り 分析 (1) クラウド化業務範囲の検討 カスタマイズ抑制や 職員の新システムへの適応に係る具体的な 策 (2) 関連経費詳細項 の 較等や 当該経費の削減 策 効果 (3) 円滑な導 のための推進体制構築 スケジュール及び業務担当部局 ( 職員 ) との具体的な調整の進め (4) 導 経緯等を踏まえた市町村同 の組合せやグループ統合の進め (5) 治体クラウド導 を契機とした住 サービスの向上 策 (6) 治体クラウド導 に伴うセキュリティ 準の向上対策など 今後導 する 治体の取組に資するよう整理 類型化し その成果を取りまとめ 治体に対して助 情報提供等の 援を実施 自治体クラウド導入イメージ 4