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流山市子ども・子育て会議

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

審査結果 認可基準チェックシート参照 意見を求める事項 本件申請について審査した結果 児童福祉法に基づく認可基準に適合していること 設置者の基準に適合していると判断できることから 児童福祉法第 34 条の 15 第 5 項の規定に基づき 平成 29 年 4 月 1 日付で認可することについて意見を伺

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

9川総行推第29号

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第2章

 

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

スライド 1

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

市町村合併の推進状況について

包括規定 案

三島市議会基本条例 平成 31 年 3 月 22 日 条例第 15 号 目次 前文 第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 第 3 条 第 7 条 ) 第 3 章市民と議会との関係 ( 第 8 条 第 10 条 ) 第 4 章市長等と議会との関係 (

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規


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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

1. 認可の概要 認可の必要性 子ども 子育て支援新制度において 小規模保育事業をはじめ家庭的保育事業等を行う場合は児童福祉法の規定に基づき市町村長の認可を受けなければならない 認可申請後の手順 1 市条例で定める基準 2 児童福祉法第 34 条の 15 第 3 項の基準 3 審議会の意見を聴くこと

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

- 2 - 収納した歳入を その内容を示す計算書(当該計算書に記載すべき事項を記録した電磁的記録(電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 以下同じ )を含む )を添えて 会計管理者又は指定金融機

第2節 茨木市の現況

平成19年6月

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

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4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

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乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

横浜市市民活動推進条例の全部改正

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

子ども・子育て支援事業計画策定業務委託 仕様書(案)

老発第    第 号

Taro-議案第13号 行政手続条例の

- 1 - 地方自治法施行令第百七十四条の三十九第三項による土地区画整理法第五十五条の読替え(は読替部分)(は当然読替部分)(は改正に係る読替部分)改正後の地方自治法施行令第百七十四条の三改正前の地方自治法施行令第百七十四条の三十読替前の土地区画整理法第五十五条十九第三項による読替後の土地区画整理法

3. さいたま市議会の議決すべき事件等に関する条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は さいたま市議会基本条例 ( 平成 21 年さいたま市条例第 55 号 ) 第 25 条の規定の趣旨にのっとり 市行政における基本的な計画の策定等を地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 96 条第

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

子ども・子育て支援新制度におけるマイナンバー導入に係るFAQ

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

1 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律目次第一章内閣府関係(第一条 第二条)第二章総務省関係(第三条)第三章文部科学省関係(第四条 第八条)第四章厚生労働省関係(第九条 第十条)第五章経済産業省関係(第十一条)第六章国土交通省関係(第十二条 第十三条

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

一性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案要綱第一総則一目的この法律は 全ての国民が その性的指向又は性自認にかかわらず 等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり 性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する基本的な事

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●アレルギー疾患対策基本法案

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3 国は 市町村が行う子ども 子育て支援給付及び地域子ども 子育て支援事業その他この法律に基づく業務が適正かつ円滑に行われるよう 市町村及び都道府県と相互に連携を図りながら 子ども 子育て支援の提供体制の確保に関する施策その他の必要な各般の措置を講じなければならない ( 事業主の責務 ) 第四条事業

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

構成員 3 法第 35 条第 3 項において 協議に係る内水面について河川管理者がある場合には当該河川管理者が必須の構成員とされているのはなぜか 河川管理者は 河川法 ( 昭和 39 年法律第 167 号 ) に基づき 治水 利水 環境の観点から総合的に河川管理をする立場であることから 同法に基づき

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

●生活保護法等の一部を改正する法律案

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

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第三条大学校の名称及び位置は 次のとおりとする 名称位置 千葉県生涯大学校京葉学園千葉市 千葉県生涯大学校東葛飾学園千葉県生涯大学校東総学園千葉県生涯大学校外房学園千葉県生涯大学校南房学園 松戸市 流山市銚子市 香取郡神崎町茂原市 勝浦市館山市 木更津市 一部改正 平成四年条例七三号 六年四一号 一

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

PowerPoint プレゼンテーション

( 昭六〇法九〇 平一一法八七 平一一法一六〇 ( 平一二法一一一 ) 平一二法一一一 一部 改正 ) 第六条民生委員推薦会が 民生委員を推薦するに当つては 当該市町村の議会 ( 特別区の議会を含む 以下同じ ) の議員の選挙権を有する者のうち 人格識見高く 広く社会の実情に通じ 且つ 社会福祉の増

U U 地方議会議員の選挙における選挙運動用ビラの頒布解禁 ビラ頒布の解禁及びその上限枚数 Uについて U 公営 U について (1) 都道府県議会 (2) 指定都市議会 (3) 指定都市以外の市議会 右の枚数を上限として 頒布を解禁することとする U16,000 枚 (= 通常葉書の 2 倍 )

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市町村子ども・子育て支援事業計画における「量の見込み」(平成26年4月時点)に関する調査結果について

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条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

- 1 - 東日本大震災に対処するための土地改良法の特例に関する法律(趣旨)第一条この法律は 東日本大震災に対処するため 国又は都道府県が行う土地改良事業等について 土地改良法(昭和二十四年法律第百九十五号)の特例を定めるものとする (定義)第二条この法律において 除塩 とは 平成二十三年三月十一日

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【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)

はじめに子ども 子育て支援法第 61 条において 市町村は 国が示す基本指針 ( 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども 子育て支援給付並びに地域子ども 子育て支援事業及び仕事 子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ( 平成 26 年内閣府告示第

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

プレゼンテーションタイトル

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

「子ども・若者の生活困窮支援のあり方に関する研究」報告書

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

個人情報の保護に関する規程(案)

●地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案

対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

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Transcription:

地方版子ども 子育て会議について ( 追補版 ) 平成 25 年 4 月

1. 公布通知 ( 平成 24 年 8 月発出 ) 等でお願いした内容 子ども 子育て支援法第 77 条に規定する 審議会その他の合議制の機関 ( 以下 地方版子ども 子育て会議 という ) に関する規定は 国の子ども 子育て会議の設置に関する規定と同じく 平成 25 年 4 月 1 日に施行することとしている 当該規定については 衆議院社会保障と税の一体改革に関する特別委員会における審議を踏まえ 政府案の ( 合議制の機関を ) 置くことができる との規定が 置くよう努めるものとする との規定に修正されたもの 地方版子ども 子育て会議は 市町村子ども 子育て支援事業計画及び都道府県子ども 子育て支援事業支援計画等への子育て当事者等の意見の反映を始め 自治体における子ども 子育て支援施策を地域の子ども及び子育て家庭の実情を踏まえて実施することを担保するうえで重要な役割を果たすものであることから 設置するよう努めてほしい また 設置する場合には 同会議において市町村子ども 子育て支援事業計画及び都道府県子ども 子育て支援事業支援計画の調査審議等が充分行えるよう設置時期について留意していただきたい 地方版子ども 子育て会議の人選については 会議が 地域の子ども及び子育て家庭の実情を十分に踏まえてその事務を処理することができるよう 留意していただきたい 以上から 平成 25 年度の出来るだけ早期に 少なくとも幼児教育 保育 子育て支援を3 本柱を中心とするバランスを配慮し かつ 子育て当事者の参画に配慮した構成員により 条例による地方版の子ども 子育て会議の設置に努めて頂きたい

2. 地方版子ども 子育て会議に関する Q&A Q 地方版子ども 子育て会議の役割は何か 条例で地方版子ども 子育て会議を設置した場合 自治体が 教育 保育施設や 地域型保育事業の利用定員を定める際や 市町村計画 都道府県計画を策定 変更する際は この会議の意見を聴かなければならないとされている また 同会議においては 自治体における子ども 子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び当該施策の実施状況について 調査審議することとされている 地方版子ども 子育て会議は 市町村計画 都道府県計画等へ 地域の子育てに関するニーズを反映していくことを始め 自治体における子ども 子育て支援施策が地域の子ども及び子育て家庭の実情を踏まえて実施されることを担保するなど 重要な役割を果たすことが期待されている 特に 児童福祉 幼児教育 双方の観点を持った方々の参画を得て 地域における子ども 子育て支援について調査審議していただく必要がある 市町村計画 都道府県計画を策定する際に審議を行うことは同会議の重要な役割の一つであるが 計画を策定すれば終わりということではなく 子育て支援施策の実施状況を調査審議するなど 継続的に点検 評価 見直しを行っていく (PDCA サイクルを回していく ) 役割が期待されている Q 地方版子ども 子育て会議は 国の子ども 子育て会議と同様の構成にしなければならないのか 雛形等を示す予定はないのか 地方版子ども 子育て会議は 必ずしも国の子ども 子育て会議と同様の構成にしなければならないものではない 現時点で 具体的な雛形等を示す予定はないが 国の子ども 子育て会議のメンバー構成は法律上 子どもの保護者 都道府県知事 市町村長 事業主を代表する者 労働者を代表する者 子ども 子育て支援に関する事業に従事する者及び子ども 子育て支援に関し学識経験のある者等である 地方版についても こうした構成を参考に バランスよく 幅広い関係者を集めていただく事を想定し 運営に必要な予算を確保してほしい

Q 既存の協議会や審議会を活用することは可能か 既存の協議会や審議会を活用することは可能であるが 子ども 子育て支援法第 77 条の合議体とする場合には 同条に基づく事項 ( 会議の設置や組織及び運営に関し必要な事項 ) を条例で規定する等の必要がある また 制度の趣旨を踏まえ 構成員に幼児教育 保育両分野の関係者を入れ 子育て当事者の参画に配慮する等幅広く意見を聞いていただく仕組みとしてほしい 法律上 所掌事務が限定されていること等により 子ども 子育て支援法第 77 条の会議として扱う場合には条例の改正が必要であると思われる審議会等があることに留意する必要がある ( 次頁を参照 ) 一方で そのような限定がない条例設置の審議会等 ( 例えば 次世代法上の協議会で条例で置いたものや 自治体の裁量で置かれている子ども 子育て支援一般を審議することが任務とされている会議等 ) については 特に条例の改正等を要せず そのまま活用できるものと考えられる

Q 既存の審議会として例えば地方社会福祉審議会を活用することは可能なのか 同審議会の審議事項は 社会福祉に関する事項 ( 児童福祉及び精神障害者福祉に関する事項を除く ) ( 注 ) 専門分科会を置いた場合は児童福祉についての審議も可能 地方社会福祉審議会を子ども 子育て支援法第 77 条の合議制の機関として活用するには 同審議会を 子ども 子育て支援法第 77 条第 1 項各号に掲げる事務を処理するために条例で定められたもの として位置づけるために 子どもの保護者その他子ども 子育て支援に係る当事者を構成員に加えた上で ( 次頁参照 ) 以下のような条例改正を行うことが基本となる 地方社会福祉審議会において子ども 子育て支援に関する事項を審議する際には あくまでも 社会福祉に関する事項 と不可分一体の事項として審議する必要があることに留意が必要 ( 例えば 幼児期の学校教育に係る事項のみを審議することはできない ) 条例改正イメージ (1) 第 条社会福祉審議会は 社会福祉に関する事務 ( 子ども 子育て支援法第 77 条第 1 項各号に掲げる事務を含む ) を処理する 条例改正イメージ (2) 第 条 市社会福祉審議会は 子ども 子育て支援法第 77 条第 1 項の規定に基づき 同項各号に掲げる事務を処理する なお このような条例改正を行わない場合でも 社会福祉に関する事項 と不可分一体のものとして審議することは可能であるが その場合には 子ども 子育て支援法 77 条の合議制の機関への意見聴取ではなく 61 条 7 項 62 条 5 項に定める 子ども 子育て支援に係る当事者への意見聴取 として行うこととなる 社会福祉法 ( 昭和二十六年法律第四十五号 ) 第 7 条社会福祉に関する事項 ( 児童福祉及び精神障害者福祉に関する事項を除く ) を調査審議するため 都道府県並びに地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 条 ) 第 252 条の19 第 1 項の指定都市 ( 以下 指定都市 という ) 及び同法第 252 条の22 第 1 項の中核市 ( 以下 中核市 という ) に社会福祉に関する審議会その他の合議制の機関 ( 以下 地方社会福祉審議会 という ) を置くものとする

Q 既存の審議会として例えば地方社会福祉審議会を活用する場合 構成員についてはどのような者から任命するか範囲が限定されているが 子ども 子育て会議における審議のために必要な者を構成に加えることは可能か 社会福祉審議会の構成員は 都道府県 指定都市 中核市の議会の議員 社会福祉事業に従事する者 学識経験のある者 のうちから自治体の長が任命することとされているが 自治体の判断により 幼稚園関係者 保護者等の子ども 子育て支援に関する議論に必要な者を 学識経験のある者 と解釈することは可能である 社会福祉法 ( 昭和二十六年法律第四十五号 ) 第九条地方社会福祉審議会の委員及び臨時委員は 都道府県又は指定都市若しくは中核市の議会の議員 社会福祉事業に従事する者及び学識経験のある者のうちから 都道府県知事又は指定都市若しくは中核市の長が任命する

Q 地方版子ども 子育て会議は 子ども 子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び当該施策の実施状況を調査審議する としているが 具体的にはどのような事項に関する調査審議を想定しているのか 条例で地方版子ども 子育て会議を設置した場合 同会議は 関係者が政策プロセス (PDCA サイクル ) に 政策立案から実行 評価まで一貫して関与する場として機能することが期待されるところ すなわち 同会議は 施設や事業の垣根を越えて地域の子育てニーズを一連の政策プロセスに反映させる上で重要な役割を果たすと考えており 実施計画の内容や 定員設定のあり方の審議をはじめ 具体的には次のような点について調査審議することが想定される 潜在的なものを含め幼児教育 保育 子育て支援のニーズが適切に把握されているか ( 過剰に見積もっていないか 不足していないか ) 教育 保育施設と地域型保育など 施設 事業のバランスのあり方 幼児教育 保育の提供体制のあり方や目標 ニーズを満たすだけの必要な地域子ども 子育て支援事業が計画に盛り込まれているか 費用の使途実績の調査や事業の点検評価 ( 給付 事業毎にそれぞれいくら使われているか 何人の子どもが利用しているか 運営や自己評価の適切性の確認など ) 現行の計画について見直すべき部分はないかなお 保育料の改定など個別の給付や事業の扱いに関する詳細事項について 同会議で調査審議を行うか否かは 法律上の義務付け等はなく 自治体の裁量に委ねられているものと認識している

Q 会議の設置時期については 平成 25 年 4 月施行とされているが 実際に設置するのは国から基本指針が示されるのを待ってからでもよいか Q 市町村計画 都道府県計画の策定については 25 年度から 26 年度半ばまでの約 1 年半の間に 現行の計画のレビュー ニーズ調査に基づく幼児教育 保育 子育て支援の量の見込み ( 需要計画 ) と確保方策 ( 供給計画 ) までの一連の作業を完了させる必要がある 計画の円滑な策定に資するためにも 新制度に対する理解の共有や現行の次世代法に基づく地域行動計画のレビューをまずは行っていただくことが必要であり 平成 25 年度のできる限り早期に設置をお願いしたい 会議の名称は 子ども 子育て会議 としなければならないのか 名称については 特に法律上の定めはなく 各自治体の判断で役割にふさわしい名称を付していただくべきものであり 必ずしも 子ども 子育て会議 という名称である必要はないが 設置根拠となる条例等により 当該会議が子ども 子育て支援法第 77 条に基づき設置される会議であることが分かるようにすべきと考えられる

3. 条例設置に関する留意点 子ども 子育て支援法第 77 条に定める地方版子ども 子育て会議は 条例で定めるところにより 置かれるもので 地方自治法第 138 条の 4 第 3 項の規定に基づく附属機関である 地方版子ども 子育て会議は 複数の執行機関の附属機関とすることも可能である ( 例えば 地方公共団体の長の契約の締結を合理的かつ公正にするための審議機関を置いた場合 教育委員会の所掌事務に関する契約締結についての審議を行わせるために別個の附属機関を設ける必要はなく 当該審議機関をしてこれを行わせることができ この場合 当該審議機関は 地方公共団体の長と教育委員会と両者に附属するものとなる ) 条例で置かれた既存の会議について 子ども 子育て支援法第 7 7 条第 3 項で規定する 会議の設置や組織及び運営に関し必要な事項 等 条例で定めるべき内容が 条例で網羅されていれば 当該会議を子ども 子育て支援法第 77 条に規定する 審議会その他の合議制の機関 とすることは可能

参照条文 子ども 子育て支援法 ( 平成二十四年八月二十二日法律第六十五号 )( 抄 ) ( 特定教育 保育施設の確認 ) 第三十一条 ( 略 ) 2 市町村長は 前項の規定により特定教育 保育施設の利用定員を定めようとするときは あらかじめ 第七十七条第一項の審議会その他の合議制の機関を設置している場合にあってはその意見を その他の場合にあっては子どもの保護者その他子ども 子育て支援に係る当事者の意見を聴かなければならない ( 特定地域型保育事業者の確認 ) 第四十三条 ( 略 ) 2 ( 略 ) 3 市町村長は 第一項の規定により特定地域型保育事業 ( 特定地域型保育を行う事業をいう 以下同じ ) の利用定員を定めようとするときは あらかじめ 第七十七条第一項の審議会その他の合議制の機関を設置している場合にあってはその意見を その他の場合にあっては子どもの保護者その他子ども 子育て支援に係る当事者の意見を聴かなければならない ( 市町村子ども 子育て支援事業計画 ) 第六十一条 ( 略 ) 2~6 ( 略 ) 7 市町村は 市町村子ども 子育て支援事業計画を定め 又は変更しようとするときは あらかじめ 第七十七条第一項の審議会その他の合議制の機関を設置している場合にあってはその意見を その他の場合にあっては子どもの保護者その他子ども 子育て支援に係る当事者の意見を聴かなければならない ( 都道府県子ども 子育て支援事業支援計画 ) 第六十二条 ( 略 ) 2~4 5 都道府県は 都道府県子ども 子育て支援事業支援計画を定め 又は変更しようとするときは あらかじめ 第七十七条第四項の審議会その他の合議制の機関を設置している場合にあってはその意見を その他の場合にあっては子どもの保護者その他子ども 子育て支援に係る当事者の意見を聴かなければならない

( 市町村等における合議制の機関 ) 第七十七条市町村は 条例で定めるところにより 次に掲げる事務を処理するため 審議会その他の合議制の機関を置くよう努めるものとする 一特定教育 保育施設の利用定員の設定に関し 第三十一条第二項に規定する事項を処理すること 二特定地域型保育事業の利用定員の設定に関し 第四十三条第三項に規定する事項を処理すること 三市町村子ども 子育て支援事業計画に関し 第六十一条第七項に規定する事項を処理すること 四当該市町村における子ども 子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び当該施策の実施状況を調査審議すること 2 前項の合議制の機関は 同項各号に掲げる事務を処理するに当たっては 地域の子ども及び子育て家庭の実情を十分に踏まえなければならない 3 前二項に定めるもののほか 第一項の合議制の機関の組織及び運営に関し必要な事項は 市町村の条例で定める 4 都道府県は 条例で定めるところにより 次に掲げる事務を処理するため 審議会その他の合議制の機関を置くよう努めるものとする 一都道府県子ども 子育て支援事業支援計画に関し 第六十二条第五項に規定する事項を処理すること 二当該都道府県における子ども 子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び当該施策の実施状況を調査審議すること 5 第二項及び第三項の規定は 前項の規定により都道府県に合議制の機関が置かれた場合に準用する