お客様各位 カタログ等資料中の旧社名の扱いについて 2 年 4 月 日を以って NEC エレクトロニクス株式会社及び株式会社ルネサステクノロジが合併し 両社の全ての事業が当社に承継されております 従いまして 本資料中には旧社名での表記が残っておりますが 当社の資料として有効ですので ご理解の程宜しくお願い申し上げます ルネサスエレクトロニクスホームページ (http://www.renesas.com) 2 年 4 月 日ルネサスエレクトロニクス株式会社 発行 ルネサスエレクトロニクス株式会社 (http://www.renesas.com) 問い合わせ先 http://japan.renesas.com/inquiry
2. 3. 4. 5. 6. 7. OA AV 8. 9.. RoHS. 2.. 2.
プレシジョンタイマ RJJ3D648-2 (Previous: ADJ-24-65A) Rev.2. 25.6.5 概要 HA7555 は正確なタイミングパルス遅延時間発生用として設計された IC です 単安定マルチバイブレータ, 無安定マルチバイブレータなどの広範囲な応用ができるようにトリガ端子, リセット端子の両方を備えており, また外付け部品点数は少なくてすみます なおシグネティクス社の NE555 と互換性があります 特長 単安定マルチバイブレータは抵抗, コンデンサ各 個で構成可能 無安定マルチバイブレータは抵抗 2 個, コンデンサ 個で構成可能 遅延時間設定は数 µs~ 数時間まで広い範囲で設定可能 パルスデューティが精度良くコントロール可能 シンク電流, ソース電流の最大値は 2mA 出力は TTL と直結可能 遅延時間の温度変動率は 5ppm/ C ( 標準 ) 出力は通常 ON, OFF 状態 製品ラインアップ 通信工業用 一般用 区分 型名 パッケージコード ( 旧パッケージコード ) HA7555PS PRDP8AF-A (DP-8B) HA7555FP PRSP8DE-B (FP-8DGV) HA7555 PRDP8AF-A (DP-8B) HA7555F PRSP8DE-B (FP-8DGV) 用途 遅延時間発生器 ( 単安定マルチバイブレータ ) パルス発生器 ( 無安定マルチバイブレータ ) パルス幅変調器 パルス位置変調器 ミスパルス検出器 Rev.2. 25.6.5 page of 2
ピン配置 GND 8 Trigger 2 7 Discharge 3 6 Threshold Reset 4 5 Control Voltage ( ) 端子説明 端子 No. GND 端子 2 トリガ端子 3 出力端子 4 リセット端子 5 コントロール電圧端子 6 スレッショルド端子 7 ディスチャージ端子 8 端子 端子説明 Rev.2. 25.6.5 page 2 of 2
回路構成 Control Voltage R R2 R3 R4 R2 Q2 Q5 Q6 Q7 Q8 Q9 R7 Q9 R3 Q22 Q23 Threshold Trigger Q Q2 Q4 Q3 R8 Q Q2 Q Q3 Q6 Q8 Q2 R6 R Q7 R4 R5 Q24 Q4 Discharge R5 R6 R9 Q5 GND Reset Q25 ブロックダイアグラム Threshold Control R Trigger S Q CLR Discharge Reset Rev.2. 25.6.5 page 3 of 2
絶対最大定格 (Ta = 25 C) 定格値項目記号 HA7555PS/FP HA7555/F 単位 電源電圧 8 8 V 放電電流 I T 2 2 ma 出力ソース電流 Isource 2 2 ma 出力シンク電流 Isink 2 2 ma 許容損失 P T * 6/385 6/385 mw 動作温度 Topr 2~+75 2~+7 C 保存温度 * Tstg 55~+25 55~+25 C 注. HA7555/PS は,Ta = 5 C までの許容値であり, それ以上は 8.3mW/ C でディレーティングしてください HA7555F/FP は,Ta = 25 C までの許容値であり, それ以上は 3.85mW/ C でディレーティングしてください 実装時のディレーティングについては, 信頼性について の SOP の使用上の注意 を参照してください.7 P T max (W).6.5.4.3.2 a..6 W b..385 W 8.3 mw/ 3.85 mw/. 4 2 2 4 6 8 2 Ta ( ) Rev.2. 25.6.5 page 4 of 2
電気的特性 項目記号 Min Typ Max 単位測定条件 電源電圧 4.5 6 V 電源電流 * I CC 3. 6. ma = 5V, R L = 5 = 5V, R L = タイミング 固有誤差 E T. % エラー * 2 温度依存性 5 ppm/ C Ta = 2~+75 C 電圧依存性. %/V = 5~5V スレッショルド電圧 Vth 2/3 トリガ電圧 V T 5. V = 5V.67 = 5V トリガ電流 I T.5 µa リセット電圧 V R.2.5. V リセット電流 I R. ma スレッショルド電流 Ith* 3..25 µa ( = 5~5V, Ta = 25 C) コントロール電圧 V CL 9 V = 5V 2.6 3.33 4. = 5V 出力電圧 V OL..25 V = 5V Isink = ma.4.75 Isink = 5mA 2. 2.5 Isink = ma 2.5 Isink = 2mA.25.35 = 5V, Isink = 5mA V OH 2.5 V = 5V Isource = 2mA 2.75 3.3 Isource = ma 2.75 3.3 = 5V, Isource = ma 出力立ち上がり時間 t r ns 無負荷時 出力立ち下がり時間 t f ns パルス幅差 t w ±. µs ( 出力パルス幅 トリガパルス幅 ) * 4 注. 出力がローの状態 ( 出力がハイの状態では, 標準で ma 少ない ) 2. R A, R B = k~kω, C =.µf, = 5V および 5V 3. Ith の値により = 5V 時の R A + R B の最大値が決定され 2MΩ max. です 4. 単安定回路時は出力パルス幅, 無安定回路時は出力ハイレベルパルス幅 Rev.2. 25.6.5 page 5 of 2
主特性 Quiescent Current I CC (ma) 2.. 8. 6. 4. 2. Ta = 2 Vout : Low Level 75 25 5.. 5. Supply Voltage (V) Supply Voltage Voltage V OH (V) ( ) (V OH ) 2. Ta = 2.6 25.2 75.8 5 V < < 5 V.4 3 3 Source Current Isource (ma) Voltage V OL (V) 3..3..3 (V OL ) () Ta = 75 25 2 = 5 V Voltage V OL (V) 3..3..3 (V OL ) (2) = V Ta = 75 2 25. 3 3 3, Sink Current Isink (ma). 3 3 3, Sink Current Isink (ma) 3 (V OL ) (3) = 5 V.5. Voltage V OL (V)..3..3 Ta = 75 2 25 Relative Delay Time.5..995.99. 3 3 3, Sink Current Isink (ma).985 3 5 Supply Voltage (V) 5 8 Rev.2. 25.6.5 page 6 of 2
.5 Low 2 Relative Delay Time..5..995.99 Minimum Trigger Pulse Width (ns) 5 5.985 2 2 4 6 8 Ambient Temperature Ta ( ) Ta = 2 25 75..2.3.4 Low Level Trigger Voltage ( ) 3 Low Propagation Delay Time (ns) 2 Ta = 2 75 25..2.3.4 Low Level Trigger Voltage ( ) Rev.2. 25.6.5 page 7 of 2
動作回路例 単安定動作 4 Reset 8 3 R A R L Input 2 Trigger Discharge 7.µF 5 Control Voltage GND Threshold 6 C 図 単安定回路図 は HA7555 を使用した単安定回路です 外付け容量 C は初め IC 内のディスチャージトランジスタによって放電されているものとします トリガ端子にネガティブゴーイング入力トリガパルスが加えられると, フリップフロップはセットされて, 出力は "High" に駆動されます 容量 C は抵抗 R A を通して時定数 τ = R A C で充電されます 容量 C の両端の電圧がコンパレータ A のスレッシュホールド電圧に達すると, フリップフロップはリセットされて, 容量 C は放電します このため出力は再び "Low" に戻ります 単安定はネガティブゴーイング入力パルスがトリガレベルに達すると起り, 一度単安定動作に入るとこの期間中に再トリガ信号が加えられても再トリガはされません 出力パルス幅は図 および図 2 から,t w =. R A C となります 単安定動作中にリセットとトリガ端子にネガティブゴーイングのパルスが同時に印加されると,C は放電してリセットパルスのポジティブエッジで単安定動作が再び始まります 出力はリセット端子が "Low" である限り "Low" に保持されます またリセット端子は使用しない場合, 誤動作を防ぐために に接続しておく方が安全です 図 2 は R A と C の値を変えたときの出力パルス幅の特性を, 図 3 は動作波形を示します また単安定回路に従属に接続することによって, シーケンシャルタイマを作ることもできます t W (sec) m m m R A = MΩ kω kω kω µ µ... C (µf) 図 2 単安定動作の出力パルス幅対外部定数の特性 Rev.2. 25.6.5 page 8 of 2
Input (5V/div) R A = 8kΩ C =.µf R L = kω Input (5V/div) R A = 8kΩ C =.µf R L = kω (5V/div) (V/div) C (6 ) (5V/div) (µs/div) C (6 ) (V/div) (µs/div) (a) = 5V (b) = 5V 図 3 単安定動作波形 Rev.2. 25.6.5 page 9 of 2
無安定動作 図 の回路に第 2 の抵抗 R B を付加し, トリガ端子にスレッシュホールド端子を接続すると,HA7555 は無安定回路として動作します この回路構成を図 4 に示します この回路で容量 C は R A と R B を通して充電され,R B を介して放電します したがってデューティサイクルは R A と R B でコントロールできます 図 4 では容量 C はスレッショルド電圧レベル ( 約.67 ) とトリガ電圧レベル ( 約.33 ) の間を充, 放電します 4 Reset 8 3 R A R L 2 Trigger Discharge 7.µF 5 Control Voltage GND Threshold 6 R B C 図 4 無安定回路 図 5 に無安定動作の代表的な例を示します この図で出力が "High" レベルの時間 t H と "Low" レベルの時間 t L は, t H =.693 (R A + R B ) C t L =.693 R B C 発振周波数は, f =.44 / (R A + 2R B ) C デューティサイクル D は, D = R B / (R A + 2R B ) と計算できます (2V/div) C (6 ) (2V/div) (2µs/div) R A = 3.9kΩ R B = 3.2kΩ C =.µf R L = kω (5V/div) C (6 ) (5V/div) (2µs/div) R A = 3.9kΩ R B = 3.2kΩ C =.µf R L = kω t L (a) = 5V t H (b) = 5V 図 5 無安定動作波形 Rev.2. 25.6.5 page of 2
ご使用上の注意点. HA7555 タイプのタイマ用 IC は回路構成上の特長より, 使用時に電源,GND ラインにスイッチングノイズが乗ることがあります このような場合, 電源内部および電源 -GND 間配線のインピーダンスによっては, 出力波形異常を生ずることがありますので, 実装時は各配線インピーダンスを極力下記の値以下に抑えるようご配慮ください R 2 R 3 R 8 R A 2 3 7 6 R B 4 5 C.µ R 22 R 32 R : R 2, R 22 : R 3, R 32 : R 5mΩ R 2 + R 22 mω R 3 + R 32 2mΩ 2. セットパルス幅とトリガパルス幅が近い場合, 一度にセットパルスが続けて出力されるダブルパルスが発生する恐れがあります これは, セットパルス幅とトリガパルス幅の差がおよそ ±µs 前後以下の場合, おこりやすく, 対策としては以下が有効です a. セットパルス幅を極力長く, トリガパルス幅を極力短く設定し, これらのパルス幅の時間差を長くする b. 5 ピンのコンデンサを小さくするか, 削除してみる Rev.2. 25.6.5 page of 2
外形寸法図 JEITA Package Code P-DIP8-6.3x9.6-2.54 RENESAS Code PRDP8AF-A Previous Code DP-8B MASS[Typ.].5g D 8 5 E.89 4 b 3 Z Reference Symbol Dimension in Millimeters Min Nom Max e 7.62 A L A D E A A.5 9.6 6.3.6 7.4 5.6 b p.38.48.58 b 3.3 e b p θ e c c θ e.2.25.35 5 2.29 2.54 2.79 Z.27 L 2.54 JEITA Package Code P-SOP8-4.4x4.85-.27 RENESAS Code PRSP8DE-B Previous Code FP-8DGV MASS[Typ.].g 8 * 5 F *2 E D b p c E H NOTE). DIMENSIONS"* (Nom)"AND"*2" DO NOT INCLUDE MOLD FLASH. 2. DIMENSION"*3"DOES NOT INCLUDE TRIM OFFSET. Index mark Z e 4 *3 b p x M Terminal cross section ( Ni/Pd/Au plating ) Reference Symbol D E A 2 A A Dimension in Millimeters Min Nom Max 4.85 4.4 5.25...2 2.3 L b p.35.4.45 b c.5.2.25 c A θ 8 H E 6.35 6.5 6.75 θ e.27 A L x.2 y Detail F y Z L.5.75.42.6.85 L.5 Rev.2. 25.6.5 page 2 of 2
-4 2-6-2.. 2. 3. (http://www.renesas.com) 4. 5. 6. 7. 8. http://www.renesas.com -4 22-58 9-23 98-3 97-826 32-34 95-87 39-85 46-8 54-44 92-3 73-36 68-822 82-2-6-2 ( ) 89-2 ( ) 2-2-23 ( 2F) --2 ( 3F) 4-9 ( ) 832-2 ( F) -4-2 ( 3F) -2- ( 7F) -2-29 ( ) 4-- ( ) 3-- ( 8F) 5-25 ( 8F) 2-25 ( ) 2-7- ( 5F) (3) 52-535 (44) 549-662 (42) 524-87 (22) 22-35 (246) 22-3222 (29) 27-94 (25) 24-436 (263) 33-6622 (52) 249-333 (6) 6233-95 (76) 233-598 (82) 244-257 (857) 2-95 (92) 48-7695 E-Mail: csc@renesas.com 25. Renesas Technology Corp., All rights reserved. Printed in Japan. Colophon 5.5