平成17年度の相談状況

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その他傾向 契約当事者の職業等構成 相談対象物品 サービス 給与生活者 759 順位 分類 件数 前年度 前年度比 (%) 自営 自由業 87 1 放送コンテンツ 家事従事者 レンタル リース 貸借 学生 97 3 融資サービス 1

H17

資 料 編

平成24年度 消費生活相談受付状況 野洲市ホームページ

Taro-平成24年度消費生活相談受付

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Taro-1 平成25年度消費生活相談受

平成23年度消費生活相談受付状況報告

2010年度のPIO-NETにみる消費生活相談の概要

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1 放射性物質を取り除く浄水器 空気清浄機 の広告を持って販売員が家に訪れた 代金はいったん支払ってもらうが その分は東京電力に損害賠償し 入金されたら返金する それらの手続きも代行する とのことだが 信用して大丈夫だろうかとの相談が寄せられています 2 科学的な根拠やデータがない広告も見られます

目 次 1 相談受付状況 (1) 相談件数の推移 1 (2) 契約当事者の属性 1 ア年代別 イ居住地別 2 相談内容別相談状況 (1) 内容別分類別相談件数 2 (2) 販売購入形態別相談件数 2 (3) 販売購入形態別年代別相談件数 3 (4) 商品 役務別相談件数 3 3 相談の特徴 (1)

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平成 28 年度消費生活相談受付状況報告 野洲市では 市民のくらしの困りごとや消費生活に関する苦情等の相談に応じるため 消費生 活相談窓口を設置しています 平成 28 年度の相談状況をまとめましたので報告します. 消費生活相談について 平成 28 年度の消費生活相談件数は 96 件でした 契約トラブ

消費生活相談件数の推移 ( 単位 : 件 ) 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度前年度比増減 相談件数 ( 総数 ) 15,209 14,442 14, (2.5%) 契約当事者年代別 高齢者 (65 歳以上 ) 3,440 3,107 3, (7.9%)

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原則として 救済金の入力は 救済されたことを消費生活センターが確認できた相 談のみを対象とする 本取組は 消費生活センターが実施したすべての助言 あっせんの結果を合計した内容とはならない 例 ) クーリング オフを助言した結果 相談者がクーリング オフを実施する意思を確認できた 相談を受けたその場で

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4 商品 役務分類別及び相談内容別の相談件数 (1) 商品 役務大分類別の相談件数商品 役務の大分類別の相談件数をみると 最も相談が多かったのは 前年度に引き続き 運輸 通信サービス (36,532 件 ) で 全体の25.6% を占めている 運輸 通信サービス の相談は 18 年度に大きく減少した

基本情報調査 性別 年齢 合計 合計男性女性その他不明 18~19 歳 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70 歳以上不明 性別 男性女性その他不明 合計

PIO-NET 情報の収集と活用 2

4. 調査票の回収状況 < 調査地域の調査対象数および有効回収数 回収状況など> 調査対象数 ( 地点数 ) 有効回収数 有効回収率 地域別構成 全体 6,(3) 3, 札幌市 32(16) 仙台市 18( 9) さいたま市

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イ平成 23 年度の市町村における多重債務相談の状況 ( 資料 3) 平成 23 年度に市町村の相談窓口に寄せられた相談件数は 607 件で 21 年度 22 年度に比べ 大幅に減少している 市町村の相談件数の大半を占める高知市 次いで南国市の件数の変動が大きく影響している 市町村の消費生活相談に占

分類別 平成 28 年度 構成比 平成 27 年度 構成比 1 勧誘に関する紛争 売買取引に関する紛争 事務処理に関する紛争 その他の紛争 0 0 ( 合計 )

. 主な特徴 () 商品 役務別相談商品 役務別相談件数では 放送 コンテンツ等 が 件 融資サービス が 件 続いて 役務その他 と 自動車 の順となっている 役務その他 の相談は 件で そのうち今冬岩見沢の雪害による除雪関係の相談が 件と半数以上占めている 前年度に比較して相談が増加したものに

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要 旨 1. 平成 のボーナスの受取予想金額全体の平均は 1.8% 41 万 2 千円 ( 昨年冬比 7 千円 ) の予想 公務員の平均は 1.6% 56 万 6 千円 民間企業に勤める会社員の平均は 3.6% 37 万 2 千円と予想 2. ボーナスの使いみちボーナスの使いみちは 貯蓄 投資 に

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2 トラブルとなる商品 サービスの多様化 表 1. 上位商品 役務等相談件数 2014 年度 順位 商品 KW 件数 1 位 出会い系サイト 位 商品一般 (*) 位 オンラインゲーム 位 パソコンソフト 位 他のデジタルコンテンツ (*) 56

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1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

参考資料 働く人からの悩み相談 統計結果 統計の概要 期間 :2013 年 4 月 1 日 ~2014 年 3 月 31 日までの1 年間相談室 : 日本産業カウンセラー協会が所有する全国 35 ヶ所の相談室 ( 札幌 仙台 盛岡 高崎 新潟 長野 さいたま 宇都宮 柏 千葉 渋谷 立川 甲府 横浜

多発する原野商法の二次被害

固定金利特約期間(3 年 5 年 10 年 ) 中は毎月の元利金返済額の変更はありません ご指定いただいた指定口座から自動で返済いただきます 9. 保証人 原則 2 名以上必要です 10. 担保 当該融資対象物件( 土地 建物 ) および対象物件( 建物 ) の底地が自己所有 家族所有 の場合はその

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図表 1 金融や貯蓄への関心

1. ボーナスは定期的に支給されていますか? 年代累計で 奥さまは6 割強 ご主人は8 割強に定期支給 P.1 2. お互いに ボーナスの支給明細書 を見せていますか? あるいは お互いのボーナス支給額をご存知ですか? ボーナスの支給額を知らせる割合は 奥さまは 7 割弱 ご主人は9 割弱 P.1

調査の概要 報告書 P. 調査対象 都内に在住する から 9 までの男女, 人 調査期間平成 5 年 月 日 ( 木 )~ 月 日 ( 月 ) 調査方法 WEB 調査 回収サンプル内訳 年 齢 合計 ,

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目 次 Ⅰ 調査概要 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 犯罪に使用されるカギ開け専用の用具について 2 (1) ピッキング用具 による犯罪手口の認知 2 (2) サムターン回し用具 による犯罪手口の認知 4 (3) カム送り解錠用具 による犯罪手口の認知 6 (4) カギ開け専用用具がインターネット等で入

固定期間選択型利用者の理解度 理解しているか不安 25% よく理解していない 6% まったく理解していない 1% 変動金利型利用者の理解度 よく理解していない 9% 理解しているか不安 26% ほぼ理解 45% まったく理解していない 3% 十分理解 23% 十分理解 19% ほぼ理解 43% 今春

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない


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仮想通貨に関するトラブルにご注意ください! 平成 29 年 9 月 29 日公表 ( 平成 30 年 10 月 19 日更新 ) 金融庁消費者庁警察庁 インターネットを通じて電子的に取引される いわゆる 仮想通貨 をめぐるトラブルが増加しています また 仮想通貨の交換と関連付けて投資を持ち掛け トラ

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< 相談窓口 > 賃貸住宅に関するトラブル相談 公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会 ( ちんたい協会 ) 賃貸住宅のオーナーに対して 賃貸住宅でのトラブルやお悩みについて メールによる無料法律相談を行ってい

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統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

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電話勧誘後に訪問してきた業者から 今値上がりしている良い商品がある と CO2 排出権取引の勧誘を受けた 元本は必ず戻る すぐ倍になる などと言われ 利益換算表 という書面を見せられたため 信用して 200 万円を 3 回に分けて支払った しかしその後すぐに 値段が下がったから追証が必要 と連絡があ

図表目次 ([ ] 内は詳細結果表の番号 ) 表 1 貯蓄現在高の推移... 4 [8-4 表,8-3 表 ] 図 1 貯蓄現在高階級別世帯分布... 5 [8-1 表,8-3 表 ] 表 2 貯蓄の種類別貯蓄現在高の推移... 6 [8-4 表 ] 図 2 貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比...

64. 真駒内地区 ( 南区 ) 小売業の店舗分布図 巻末 3-362

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

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4 申立前2間に 何らかの理由 就職先の変更など により 収の額が それま での額に比べて5分の1以上変動 例えば それまで収300万であれば 6 0万以上の増減 したこと 無 有 その具体的事情は次のとおりです 5 事業の具体的内容 事業収入を得ている場合 6 今後の収入の見込み等 事業収入を得て

< 分割払に関するアドバイス > 携帯電話端末は高性能化 高機能化により高額となってきているため ほとんどの携帯電話事業者で 一括払と分割払が選択できるようになっています 分割払の場合 販売店の価格設定によっては その場で支払う金額として がある場合と がない場合があります 携帯電話の契約をする場合

購入する商品が日本国内への輸入が禁止又は制限されている物品でないか確認すること 購入する商品がこれらに該当する場合 消費者自身が違反に問われたり 必要な手続きを取っていなかったために税関で輸入が許可されない場合もあります 商品違い ( 色違い サイズ違い等 ) など購入後にトラブルに遭遇することもあ

1. ボーナスは定期的に支給されていますか? 年代累計で 奥さまは6 割強 ご主人は8 割強に定期支給 P.1 2. お互いに ボーナスの支給明細書 を見せていますか? あるいは お互いのボーナス支給額をご存知ですか? ボーナスの支給額を知らせる割合は 奥さま ご主人ともに微減 P.1 3. この夏

Transcription:

平成 20 年度の消費生活相談傾向 1 相談件数平成 20 年度の相談件数は 5,372 件 ( 静岡相談窓口 4,467 件 清水相談窓口 905 件 ) で 平成 19 年度 5,715 件の 0.94 倍 (343 件減 ) になりました これは 19 年度は架空請求 不当請求が 1,337 件だったものが 20 年度は 649 件になり 688 件減少した事が大きな要因と言えます このうち苦情相談が 4,674 件 問合せが 692 件 要望が 6 件となっていました 相談方法は来訪が 1,730 件 電話が 3,630 件 文書が 12 件で電話が 67.6% を占めました 問合せ 692 件 12.9% 相談内容 苦情 4,674 件 87.0% 要望 6 件 0.1% 文書 12 件 0.2% 相談方法 電話 3,630 件 67.6% 来訪 1,730 件 32.2% 静岡市消費生活センターの相談件数の年度別推移 ( 件数 ) 10000 清水相談窓口 静岡相談窓口 8000 3,600 6000 1,816 2,805 2,560 870 905 4000 2000 0 839 707 924 858 695 428 500 422 423 2,203 2,673 2,829 5,463 4,790 5,001 4,845 4,467 3,914 734 1,007 1,099 1,259 1,435 1,546 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 ( 年度 ) 19 年度に電話相談を静岡窓口に一本化した - 1 -

2 契約当事者の特徴契約当事者の性別は 男性 2,479 件 女性 2,670 件 団体 181 件 不明 27 件 NA15 件で 女性が 49.7% を占めました 職業別では 給与生活者 (2,159 件 ) 家事従事者(1,083 件 ) 無職 (1,012 件 ) の順に多くなっていました 年代別では 30 代 (914 件 ) 70 歳以上 (909 件 ) 40 代 (839 件 ) の順でした 年代別の相談件数を平成 19 年度と比較すると 60 歳以上は 1,490 人から 1,633 人に増え それ以外の世代は減りました 20 代以上すべての年代で 融資サービス に関する相談が増えましたが 20 代 ~50 代は 架空 不当請求 に関する相談件数が減ったことがこの減少につながったと考えられます NA No Answer 契約当事者の性別 団体 181 件 3.4% 不明 27 件 0.5% NA 15 件 0.3% 団体 182 3.4% 契約当事者の職業 その他 不明 315 5.9% 女性 2,670 件 49.7% 男性 2,479 件 46.1% 学生 185 3.4% 無職 1,012 18.8% 家事従事者 1,083 20.2% 給与生活者 2,159 40.2% 自営 自由業 436 8.1% ( 件数 ) 4,500 4,000 3,500 契約当事者の職業別件数 19 年度 20 年度 3,000 2,500 2,327 2,159 2,000 1,500 1,000 500 430 436 1,285 1,083 269 185 1,012 871 175 182 358 315 0 給与生活者 自営 自由業 家事従事者 学生 無職 団体 その他 不明 ( 職業 ) - 2 -

( 件数 ) 1,200 契約当事者の年代別件数 1,000 800 19 年度 20 年度 997 914 637 987 839 862 758 724 670 820 909 600 572 534 520 400 200 208 136 0 20 歳未満 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上 NA ( 年代 ) 3 年代別にみた相談の多い商品 20 年度は多重債務に関する相談がかなり増加したため これに関連した 融資サービス の相談がどの世代でも共通して多くなっており 相談全体の約 2 割を占めていました 架空請求 不当請求の相談は平成 16 年度をピークに年々減少していますがどの年代でも多く これに関連した 他の運輸 通信 商品一般 がそれぞれ全体の2 位 3 位でした また 還付金詐欺やオレオレ詐欺などの 相談その他 が全体の中でも4 位にランクし 40 歳以上の方の相談でも上位を占めました 20 歳未満の 2 位の 健康食品 はマルチ商法で知人などから大量に購入し 親が相談して来るケースが多数含まれました 同じく 2 位の自動車には店舗での契約 解約トラブルだけでなく ネットオークションで購入した中古車などの相談がありました 20 代から 50 代の相談で上位を占めていた レンタル リース 貸借 は賃貸アパートや賃貸マンションの退去時の敷金や礼金の返還に関するトラブルが多く含まれました 20 代では美顔や痩身エステなどの 理美容 やマルチ商法やキャッチセールスなどで購入した アクセサリー に関する相談が多くみられました 70 歳以上の4 位の 他の教養娯楽サービス は海外宝くじに関する相談がほとんどでした 5 位の 預貯金 証券等 は証券会社から購入した株だけでなく 未公開株に関する相談も多く 契約金額もかなり高額なものがありました - 3 -

契約当事者年代別に見た上位商品 サービス ( 注 ) 商品 役務の説明 他の運輸 通信 放送サービスやオンライン等関連サービス 電話情報提供サービスなど 相談では 出会い系サイト アダルトサイトなどの架空 不当請求が多い 商品一般 商品の相談であることが明確であるが 商品を特定できない または特定する必要のない相談 相談では総合消費料金など商品名を明らかにしていない架空請求が多い 融資サービス 商品の契約と融資契約が別個で 単に資金調達に関するトラブル 相談では 融資保証金詐欺や多重債務者からの債務整理方法や利息についての問合せが多い レンタル リース 貸借 商品の賃貸借に関する相談 賃貸アパート マンション( 敷金や原状回復費用に関する相談を含む ) やレンタルビデオ 電話機や節電器のリース契約の相談 相談その他 消費者問題以外の相談 ( 還付金詐欺やオレオレ詐欺など ) 理美容 理髪サービスやエステサービスに係る相談 学習教材 学校教育の範ちゅうに属する学習 教育のための教材 図書 玩具 遊具 主に 乳幼児 児童が遊ぶ目的で使用するもの 自動車 道路運送車両法に定める自動車 原付 および自動車部品 健康食品 ダイエット食品 健康補助食品 その他いろいろ 書籍 印刷物 辞書 年鑑 紳士録等 新聞の家庭訪販による強引な勧誘もみられる アクセサリー アポイントメントセールス等 販売方法に関するトラブルが多い 工事 建築 加工 増改築 屋根 壁 塗装 リフォーム工事 加工 仕立てサービス等 他の教養娯楽サービス 海外宝くじ パチンコ攻略法など 預貯金 証券等 銀行等預金 株 投資信託 - 4 -

4 販売方法別の特徴 ( 販売方法別の相談件数 ) 販売方法別の相談件数では 通信販売 (1,100 件 ) 訪問販売(560 件 ) 電話勧誘販売 (304 件 ) など 店舗販売以外のいわゆる特殊販売が 2,150 件で 相変わらず多く 全体に占める割合は 40.0% でした 販売形態別相談件数 不明 無関係 1,475 件 27.5% 特殊販売 2,150 件 40.0% 店舗購入 1,747 件 32.5% ネガティブ オプション 12 件 0.6% マルチ マルチまがい 112 件 5.2% 特殊販売の内訳 電話勧誘販売 304 件 14.1% 通信販売 1,100 件 51.2% 訪問販売 560 件 26.0% その他無店舗 62 件 2.9% 店舗購入では 融資サービス に関する相談が突出しており 2 位の 5 倍以上の相談が寄せられました 2 位にはアパートやマンションの賃貸契約が大半を占める レンタル リース 貸借 3 位にはエステなどの 理美容 がランクしています 訪問販売では 屋根や壁工事などの 工事 建築 加工 が 1 位で二次被害を含むふとんやマットなどの 家具 寝具 が 2 位 昨年 1 位だった 学習教材 が 3 位になりました 通信販売では 携帯電話やパソコンのサイト料金の架空 不当請求に関連した 他の運輸 通信 が圧倒的に多く 海外宝くじやパチンコ攻略法などの 他の教養 娯楽サービス が 2 位 ヤミ金 融資保証金詐欺などの 融資サービス が 3 位でした 電話勧誘販売では 職場や自宅に何度もかけてくる投資目的のマンション勧誘などの 集合住宅 が 1 位となりました マルチでは 健康食品 が昨年に引き続き 1 位でした 販売形態別に見た上位商品 サービス - 5 -

医療 原則として薬事法に定める医療用具 電気マッサージ器や低周波治療器 温熱治療器 磁気治療器具などの相談 家具 寝具 家具および寝具類 他の住居品 防災 防犯用品の訪問販売による相談など 集合住宅 マンション 公団集合住宅 公営集合住宅等に関する相談 電報 電話 直収型固定電話サービス 移動電話サービスなどに関する相談 電話代が安くなるなど電話関連サービスに関する相談が多い 文具 事務用品 文房具類および事務用品 化粧品 基礎化粧品 メイクアップ化粧品 頭髪用化粧品など 5 契約金額契約金額が明らかになっている相談は 2,902 件あり 金額は約 89 億円で 19 年度より 51 億円ほど増加しました 1 件当たりの契約金額は約 308 万円でこれについても 19 年度より約 158 万円増加しました 販売方法別の契約金額は下記の表のとおりです 販売方法ごとの最高額は 店舗購入が 8 億円 ( 多重債務 ) 訪問販売が 2 億円 ( マンション建設 ) 通信販売が 3,500 万円 ( 和牛預託オーナー契約 ) 不明 無関係が 1 億 4,674 万円 ( 借金の相続 ) 電話勧誘販売が 7,000 万円 ( 未公開株 ) その他無店舗が 2,100 万円 ( 新築工事 ) マルチ マルチまがいが 800 万円 ( 匿名組合出資 ) ネガティブ オプションが 4.8 万円 ( 皇室関係の額 ) でした 販売購入形態別契約金額 - 6 -

6 平成 20 年度の相談の特徴 多重債務に関する相談が年々増加多重債務に関する相談は年々増加しており 20 年度は 1,077 件となり 19 年度の 559 件より約 1.9 倍に増加しました これは 消費生活相談員による平日の相談の他に 法律専門家による毎週火曜日の定例多重債務者相談会や日曜 夜間多重債務者相談会を実施したことや 広報紙 町内会 自治会に依頼しての組回覧のチラシ 市税や国保料などの滞納者への通知に同封したチラシなどにより 借金問題は必ず解決できること 消費生活センターは気軽に相談が受けられる場所であること 等の具体的な事例を交えた啓発に努めた成果と思われます 相談の内容は 1 転職が原因で減収となり 生活費の補てんのため借入がかさんだ 2 数年前から消費者金融数社から借金 利息のみを何とか支払ってきたが苦しい 3 事業資金で借り入れがあり 商売をたたんでも借金が残る 4 自己破産したいが 弁護士費用が払えない どうしたらよいか 5 借金の整理をしたいが マイホームを手放さないで整理する方法はないか 6 消費者金融から郵便ポストに融資のチラシが入っていたが信用できるか など さまざまでした 消費生活センターでは このような相談については 借り入れの経緯 現在の収入や返済状況などを細かく丁寧に聞き取り 債権者一覧表を作成し 静岡県弁護士会消費者委員会所属の弁護士や静岡県司法書士会の 受任司法書士 法テラス等へ相談をつないでいます 食料品に関する相談が増加食料品に関する相談が 20 年度は 254 件となり 19 年度の 213 件より 41 件増加しました 内容は健康食品に関する相談が約 4 割で最も多く 内容としては1 健康食品を2 年分購入したが 効果がないので返品したい 2ネットで購入した健康食品の支払いにトラブルが生じた 3 自分の子供が健康食品のマルチに加入してしまったがやめさせたい 4 注文した覚えのない健康食品が送られてきた などでした 健康食品以外では 1 頼んでいないのにカニなどの魚介類が送られてきた 2 訪問販売でりんごジュースを購入したが 表示が全くない 飲んでも大丈夫か 3 自宅にいた高齢の母が訪問販売で強引に高価なネーブルを買わされた などがありました また 昨年は 中国産冷凍ギョウザによる食中每事件 事故米の食用転用問題 中国産牛乳へのメラミン混入問題や食品の産地偽装などが発覚し 消費者の食への不安が高まり 自分が購入した食品は大丈夫なのかという相談も何件かありました 光熱水品に関する相談が増加光熱水品に関する相談は 19 年度より 13 件増加の 48 件でした ガスに関する相談が多く 主な内容は 1 自分が契約しているプロパンガス業者の料金は高いのではないか 2 訪問してきたプロパンガス業者に料金が安くなると勧められたが 信用できるのか などでした 原油や液化天然ガスの価格の上昇により 電気 ガス料金の値上げがあったことも影響していると考えられます - 7 -