感染症学 責任者 コーテ ィネーター 担当講座 学科 ( 分野 ) 情報薬科学分野西谷直之教授 情報薬科学分野 医学部臨床検査医学講座 対象学年 2 期間後期 区分 時間数 講義 18 時間 単位数 1 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 感染症学では既習の微生物学の知識を基にして 感染症の侵入門戸

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第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

48小児感染_一般演題リスト160909

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1

(案の2)

第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

別記様式 7-2 感染症発生動向調査 ( インフルエンザ定点 ) 調査期間平成年月日 月日医療機関名 : 性別 歳 歳以上 合計 ( 注 ) *

Microsoft Word - WIDR201839

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Microsoft Word - 感染症週報


定点報告疾患 ( 定点当たり報告数の上位 3 疾患の発生状況 ) (1) インフルエンザ 第 51 週のインフルエンザの報告数は 1025 人で, 前週より 633 人多く, 定点当たりの報告数は であった 年齢別では,10~14 歳 (240 人 ),7 歳 (94 人 ),8 歳 (

Microsoft Word - WIDR201826

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2012 年 11 月 21 日放送 変貌する侵襲性溶血性レンサ球菌感染症 北里大学北里生命科学研究所特任教授生方公子はじめに b 溶血性レンサ球菌は 咽頭 / 扁桃炎や膿痂疹などの局所感染症から 髄膜炎や劇症型感染症などの全身性感染症まで 幅広い感染症を引き起こす細菌です わが国では 急速な少子

横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢

Weekly Report on Aomori Prefecture Infectious Disease 青森県感染症発生情報 (2019 年第 3 週 ) 発行青森県感染症情報センター (2019 年 1 月 24 日 ) ( 青森県環境保健センター : 担当微生物部 ) TEL

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

<< インフルエンザ >> 区別 別報告定点当り. 平成 3 年 2 月 5 日 ~ 3 月 日 [ 平成 3 年 ~ ] 鶴見神奈川 西 中 南 港南保土ケ谷 旭 磯子金沢港北 緑 青葉都筑戸塚 栄 泉 瀬谷 定点数

別記様式 7-2 感染症発生動向調査 ( インフルエンザ定点 ) 調査期間平成年月日 月日医療機関名 : 性別 0-5 ヶ月 6-11 ヶ月 1 歳 歳以上 合計 (

疾患名 平均発生規模 ( 単位 ; 人 / 定点 ) 全国 県内 前期 今期 増減 前期 今期 増減 県内の今後の発生予測 (5 月 ~6 月 ) 発生予測記号 感染性胃腸炎 水痘

茨城県感染症流行情報 INFECTIOUS DISEASE WEEKLY REPORT IBARAKI 2018 年第 36 週 (09 月 03 日 ~09 月 09 日 ) 今週の動向 腸管出血性大腸菌感染症の報告が 6 件ありました 百日咳の報告が 5 件ありました 風しんの報告が 4 件あり

<< インフルエンザ >> 区別 別報告定点当り 2. 平成 3 年 月 29 日 ~ 3 月 4 日 [ 平成 3 年 ~ ] 鶴見神奈川 西 中 南 港南保土ケ谷 旭 磯子金沢港北 緑 青葉都筑戸塚 栄 泉 瀬谷 定点数

全数把握対象疾患報告数 2016 年第 38 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 38 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 49 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 49 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 52 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 52 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

Microsoft PowerPoint - 51w 梅毒

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

流行の推移と発生状況 疾病名推移発生状況疾病名推移発生状況 インフルエンザ RS ウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコ

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 50 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 50 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 47 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 47 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

インフルエンサ 及び小児感染症の疾病別推移グラフ 平成 年 京都市 _ 本年 全国 _ 本年 京都市 _ 過去 5 年平均値 全国 _ 過去 5 年平均値 6 インフルエンザ 8 手足口病 RS ウイルス感染症.6 伝染性紅斑 りんご病

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 01 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 1 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

全数把握対象疾患報告数 206 年第 48 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 48 年累計 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

インフルエンサ 及び小児感染症の疾病別推移グラフ 平成 年 京都市 _ 本年 全国 _ 本年 京都市 _ 過去 5 年平均値 全国 _ 過去 5 年平均値 6 インフルエンザ 8 手足口病 RS ウイルス感染症

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 48 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 48 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

クチ ワ ン で安心 予防接種は集団生活前に子育て応援券を有効活用 感染症発生動向速報 ( 平成 31 年第 10 週分 3 月 4 日 ~3 月 10 日 ) インフォメーション 予防接種をご確認くださいこの春から保育所 幼稚園に通い始めるお子さんも多いと思います 一般に乳幼児は感染症に対する抵抗

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

Ⅰ 第 30 週の発生動向 (2017/7/24~2017/7/30) 1. 手足口病については むつ保健所管内で警報が発令されました 東地方 + 青森市保健所管内 弘前保健所管内 上十三保健所管内で警報が継続しています 三戸地方 + 八戸市保健所管内では 定点当たり報告数の増加が続いており 警報レ

Ⅲ 全把握対象疾患 結核 ( 二類全把握対象疾患 ): 青森市 人 (8 年計 :3 人 ) 腸管出血性大腸菌感染症 ( 三類全把握対象疾患 ): 弘前 人 八戸市 人 上十三 人 むつ 人 (8 年計 : 人 ) 百日咳 ( 五類全把握対象疾患 ): 弘前 3 人 (8 年計 :3 人 ) Ⅳ 病

鹿児島県感染症発生動向調査事業 ( 内容に関するお問い合わせ : 健康増進課感染症保健係 ) 感染症のホームページアドレス 第 20 週の手足口病の定点当た

鹿児島県感染症発生動向調査事業 感染症のホームページアドレス 咽頭結膜熱の報告数は, 前週と同数の 59 人 ( 定点当たり 報告数 1.09) でした 保

第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

全数把握対象疾患報告数 2019 年第 02 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 2 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

案1 SIDMR

1-11. 三種混合ワクチンに含まれないのはどれか 1. 破傷風 2. 百日咳 3. 腸チフス 4. ジフテリア 第 17 回按マ指 疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか 1. 猩紅熱 - コプリック斑 2. 破傷風 - 牙関緊急 3. 細菌性赤痢 - 膿粘血便 4. ジフテリア

Microsoft Word - 【要旨】_かぜ症候群の原因ウイルス

つが虫病 (40) デング熱 (41) 東部ウマ脳炎 (42) 鳥インフルエンザ (H5N1 及びH7N9を除く ) (43) ニパウイルス感染症 (44) 日本紅斑熱 (45) 日本脳炎 (46) ハンタウイルス肺症候群 (47)Bウイルス病 (48) 鼻疽 (49) ブルセラ症 (50) ベネズ

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Ⅲ 全把握対象疾患 結核 ( 二類全把握対象疾患 ): 東地方 人 三戸地方 人 上十三 人 (8 年計 : 人 ) 腸管出血性大腸菌感染症 ( 三類全把握対象疾患 ): 弘前 人 (8 年計 :5 人 ) アメーバ赤痢 ( 五類全把握対象疾患 ): 八戸市 人 (8 年計 : 人 ) カルバペネム

感染症情報22週(週報)

耐性菌届出基準

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講義日程 ( 矢 ) 西 A 講義室 東 C 実習室 東 D 実習室 クラス月日曜日時限講座 ( 学科 ) 担当教員講義内容 / 到達目標 1 5/12 金 3 情報薬科学講座西谷直之准教授 医薬品情報総論と個人演習 1( 指定ケーススタディー ) 1. 医薬品を

報告は 523 人 (14. 5) で前週比 9 と減少した 例年同時期の定点あたり平均値 * (16. ) の約 9 割である 日南 (37. 3) 小林(26. 3) 保健所からの報告が多く 年齢別では 1 歳から 4 歳が全体 の約 4 割を占めた 発生状況 ( 宮崎県 ) 定

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Ⅲ 全把握対象疾患 結核 ( 二類全把握対象疾患 ): 青森市 3 人 弘前 人 八戸市 2 人 五所川原 2 人 上十三 人 (28 年計 :97 人 ) レジオネラ症 ( 四類全把握対象疾患 ): 青森市 人 (28 年計 :7 人 ) カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 ( 五類全把握対象疾

2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

Ⅲ 全把握対象疾患 結核 ( 二類全把握対象疾患 ): 青森市 1 人 上十三 1 人 (2018 年計 :146 人 ) 腸管出血性大腸菌感染症 ( 三類全把握対象疾患 ): 五所川原 1 人 (2018 年計 :30 人 ) 梅毒 ( 五類全把握対象疾患 ): 弘前 1 人 八戸市 2 人 (2

今週前週今週前週 2/18~2/24 インフルエンザ ヘルパンギーナ 4 4 RS ウイルス感染症 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 7 4 咽頭結膜熱 急性出血性結膜炎 0 0 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 流行性角結膜炎 ( はやり目

<4D F736F F D D8ACC8D6495CF8AB38ED282CC88E397C38AD698418AB490F58FC782C982A882A282C48D4C88E E B8

第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

Microsoft Word - 感染症と予防接種について doc

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インフルエンサ 及び小児感染症の疾病別推移グラフ 平成 年 京都市 _ 本年 全国 _ 本年 京都市 _ 過去 5 年平均値 全国 _ 過去 5 年平均値 6 インフルエンザ 8 手足口病 RS ウイルス感染症.5 伝染性紅斑 りんご病

感染症発生動向調査 2019 年第 29 週 京都市感染症週報京都市感染症情報センター ( 京都市衛生環境研究所 ) (7 月 15 日 ~7 月 21 日 ) 今週のコメント

SIDMR_18-10

数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数人 / 定点数 小児科内科インフルエンザ 小児科 眼科 基幹 Weekly Report on Aomori Prefecture Infec

記号の説明 前からの推移 : 倍以上の減少.~ 倍未満の減少. 未満の増減.~ 倍未満の増加 倍以上の増加流行状況 : 空白発生なし 僅か 少し やや多い 多い 非常に多い 定点当り患者数について 過去 年間の標準偏差値に感染症の種類毎に係数を乗じた値を 等分し 流行状況の目安として 段階で表示して

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インフルエンサ 及び小児感染症の疾病別推移グラフ 平成 9 年 京都市 _ 本年 全国 _ 本年 京都市 _ 過去 5 年平均値 全国 _ 過去 5 年平均値 5 インフルエンザ 手足口病 RS ウイルス感染症.6 伝染性紅斑 りんご病

スライド 1

流行の推移と発生状況疾病名 推移 発生状況 疾病名 推移 発生状況 インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎

<B 型肝炎 (HBV)> ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは B 型肝炎ウイルス (HBV) の感染を予防するためのワクチンです 乳幼児感染すると一過性感染あるいは持続性感染 ( キャリア ) を起こします そのうち約 10~15 パーセントは

四類感染症動物 飲食物等の物件を介して人に感染し 国民の健康に影響を与える恐れがある感染症 ( ヒトからヒトへの伝染はない ) 届け出診断後直ちに疾患の種類 E 型肝炎 A 型肝炎 黄熱 Q 熱 狂犬病 炭疽 鳥インフルエンザ (H5N1 H7N9 を除く ) ボツリヌス症 マラリア 野兎病 チクン

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10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

1-11. 三種混合ワクチンに含まれないのはどれか 1 破傷風 2 百日咳 3 腸チフス 4 ジフテリア 疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか 1 猩紅熱 コプリック斑 2 破傷風 牙関緊急 3 細菌性赤痢 膿粘血便 4 ジフテリア 咽頭 喉頭偽膜 予防接種が有効なはど

Microsoft Word - 【Q&A→自治体】セファゾリン事務連絡

2017 年 25 週 (06 月 19 日 ~06 月 25 日 ) 2 類感染症 3 類感染症 都道府県 結核 ジフテリア 重症急性呼吸器症候群 中東呼吸器症候群 鳥インフルエンザ (H5N1) 鳥インフルエンザ (H7N9) コレラ 細菌性赤痢 総数北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨

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記号の説明 前からの推移 : 倍以上の減少.~ 倍未満の減少. 未満の増減.~ 倍未満の増加 倍以上の増加 流行状況 : 空白発生なし 僅か 少し やや多い 多い 非常に多い 定点当り患者数について 過去 年間の標準偏差値に感染症の種類毎に係数を乗じた値を 等分し 流行状況の目安として 段階で表示し

平成 30 年 5 月分の総合解析評価結果 5 月にふさわしい温暖で過ごしやすい気候であった インフルエンザ : 終息に向かった 県全体の定点あたり報告数が第 18 週で流行の目安である 1 を下回った RS ウイルス感染症 : 岩国 周南 宇部 下関で小流行 咽頭結膜熱 : 岩国 周南 防府 萩

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Microsoft Word - 案1 week14-21

2.7.3(5 群 ) 呼吸器感染症臨床的有効性グレースビット 錠 細粒 表 (5 群 )-3 疾患別陰性化率 疾患名 陰性化被験者数 / 陰性化率 (%) (95%CI)(%) a) 肺炎 全体 91/ (89.0, 98.6) 細菌性肺炎 73/ (86

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

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感染症学 責任者 コーテ ィネーター 担当講座 学科 ( 分野 ) 情報薬科学分野西谷直之教授 情報薬科学分野 医学部臨床検査医学講座 対象学年 2 期間後期 区分 時間数 講義 18 時間 単位数 1 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 感染症学では既習の微生物学の知識を基にして 感染症の侵入門戸 発症機構 病態などの感染症の基本的知識を習得させる また 新興 再興感染症や医療関連感染が現代社会に脅威を与えている現状を理解させ これらの感染症の防止対策を学ぶ 教育成果 ( アウトカム ) 感染症とその病原体に関する基本的知識の修得を通じて ウイルス感染症 細菌感染症 真菌感染症 原虫感染症などの代表的な感染症の発症機序や臨床像を理解することができる また 感染症についての現状とその予防に関する基本的知識を修得することで 公衆衛生の向上に貢献する基盤を形成する ( ディプロマ ポリシー :2, 6, 7) 到達目標 (SBO) 1. 感染の成立 ( 感染源 感染経路 侵入門戸など ) と共生 ( 腸内細菌など ) について説明できる ( ) 2. 呼吸器感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 感染経路と予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (692) 3. 消化器感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (693) 4. 感覚器感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (694) 5. 尿路感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (695) 6. 性感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (696) 7. 神経系感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (697) 8. 皮膚軟部感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (698) 9. 感染性心内膜炎 胸膜炎について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (699) 10. 薬剤耐性菌による院内感染について 感染経路と予防方法 病態 ( 病態生理 症状等 ) および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (700)

11. 全身性感染症について 病態 ( 病態生理 症状等 ) 予防方法および薬物治療 ( 医薬品の選択等 ) を説明できる (701) 12. 以下のウイルス感染症 ( プリオン病を含む ) について 感染経路と予防方法および病態 ( 病態生理 症状等 ) を説明できる 伝染性紅斑 ( リンゴ病 ) 手足口病 伝染性単核球症 突発性発疹 咽頭結膜熱 ウイルス性下痢症 麻疹 風疹 流行性耳下腺炎 風邪症候群 Creutzfeldt- Jakob( クロイツフェルト - ヤコブ ) 病 (707) 13. 主要な抗菌薬の耐性獲得機構および耐性菌出現への対応を説明できる ( ) 14. 日和見感染と医療関連感染について説明できる ( ) 15. 新興感染症および再興感染症について代表的な例を挙げて説明できる ( ) 16. 医療関連感染について 発生要因 感染経路 防止対策を概説できる ( ) 講義日程 ( 矢 ) 東 102 1-B 講義室 月日曜日時限講座 分野担当教員講義内容 / 到達目標 9/3 火 2 情報薬科学分野西谷直之教授 9/10 火 2 情報薬科学分野西谷直之教授 9/17 火 2 情報薬科学分野西谷直之教授 感染症概論と感染症の薬物治療 1. 代表的な細菌感染症 ウイルス感染症 真菌感染症 原虫感染症の薬物治療を概説できる 事前学習 : 細菌の構造について十分に理解しておく 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 呼吸器感染症 1 1. 接触感染 飛沫感染 空気感染について説明できる 2. 上気道感染症 ( 上気道炎 気管支炎 咽頭炎 扁桃炎 伝染性単核球症 ) の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 呼吸器感染症 2 耳鼻咽喉感染症 1. 市中肺炎 院内肺炎 医療看護関連肺炎の成因と病態を説明できる 2. インフルエンザの成因と病態を説明できる 3. 結核の成因と病態を説明できる 4. 代表的な耳鼻咽喉科感染症 ( 急性副鼻腔炎 中耳炎 耳下腺炎 ) の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする

事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 9/24 火 2 情報薬科学分野 西谷 直之教授 10/1 火 2 臨床検査医学講座 小野寺直人講師 10/8 火 2 情報薬科学分野 西谷 直之教授 10/15 火 2 情報薬科学分野 西谷 直之教授 尿路感染症 性感染症 1. 尿路感染症 ( 単純性尿路感染症 複雑性尿路感染症 ) の成因と病態を説明できる 2. 尿道炎の成因と病態を説明できる 3. 代表的な性感染症 ( 骨盤内炎症性疾患 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ 子宮頸がん 梅毒 ) の成因と病態を説明できる 4.HIV 感染症の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 中枢神経感染症 眼感染症 1. 髄膜炎の成因と病態 治療を説明できる 2. 脳膿瘍 脳炎 プリオン病の成因と病態を説明できる 3. 眼感染症 ( 結膜炎 角膜炎 眼内炎 ) の成因と病態 治療を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 消化器感染症 1 1. 腸管感染症の成因と病態を説明できる 2. 胃潰瘍 十二指腸潰瘍の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 消化器感染症 2 1. 経口感染する肝炎 (A 型肝炎 E 型肝炎 ) の成因と病態を説明できる 2. B 型肝炎の成因と病態を説明できる 3. C 型肝炎の成因と病態を説明できる 4. 胆道 胆管感染症の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 )

事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 10/29 火 2 臨床検査医学講座小野寺直人講師 11/5 火 2 臨床検査医学講座小野寺直人講師 11/12 火 2 臨床検査医学講座小野寺直人講師 皮膚 軟部組織 筋 骨関節感染症 1. 代表的な皮膚 軟部組織感染症 ( 膿痂疹 丹毒 毛嚢炎 蜂窩織炎 壊死性筋膜炎など ) の成因と病態を説明できる 2. 代表的な骨 関節感染症 ( 骨髄炎 脊椎炎 化膿性関節炎 ) の成因と病態を説明できる 3. ハンセン病の成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 心血管系感染症 全身性感染症 1. 感染性心内膜炎の成因と病態を説明できる 2. 全身性レンサ球菌感染症の成因と病態を説明できる 3. ジフテリア 破傷風の成因と病態を説明できる 4. 敗血症性 敗血症性ショックの成因と病態を説明できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする 薬剤耐性の病原体 新興 再興感染症 1. グラム陽性の薬剤耐性菌 (MRSA, VRE, VRSA, PSRP) の特徴を説明できる 2. グラム陰性の薬剤耐性菌 (ESBL 産生菌 MDRP, MDRA, BLNAR 等 ) の特徴を説明できる 3. 代表的な新興感染症を列挙できる 4. 代表的な再興感染症を列挙できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする

11/26 火 2 臨床検査医学講座小野寺直人講師 12/10 火 2 情報薬科学講座西谷直之教授 院内感染予防 1. 院内感染の発生要因 原因微生物 感染経路及びその防止策を概説できる 2. 院内感染対策の取り組みを概説できる その他 ( 印刷物による反転授業 ) 事前学習 : あらかじめ配布してある授業レジメと教科書の指定部分を熟読し 授業前の確認問題を解く準備をする 事後学習 : 授業内容を復習し 確認問題が確実に解けるようにする まとめ事前学習 : 本科目の授業レジメ全体に目と通しておくこと 事後学習 : 授業内容を復習し 科目の全体像を理解する 教科書 考書等 ( 教 : 教科書 : 考書推 : 推薦図書 ) 書籍名著者名発行所発行年 図解微生物学 感染症 化学療法藤井暢弘 山本友子編南山堂 2014 薬学生 薬剤師レジデントのための感染症学 抗菌薬治療テキスト第 2 版 薬剤師のための感染制御マニュアル第 4 版 病気がみえる vol.6 免疫 膠原病 感染症第 2 版 二木芳人編じほう 2018 日本病院薬剤師会薬事日報社 2017 監修 : 森尾友宏ほか MEDIC MEDIA 2018 成績評価方法 定期試験 (90%) 授業中の確認問題 (10%) を総合的に判断する 特記事項 その他 指定された事前学習を行い 授業前の確認問題を解くための準備をする 確認問題の結果から 理解が不十分な部分を授業前に自覚する 確認問題の解説は講義内に行うので 不正解だった問については講義プリントなどを用いて復習すること 事前 事後学習には各々最低 30 分を要する 授業出欠マークシートには自由記載欄があり 教員への質問や要望を伝えることができる 授業に使用する機器 器具と使用目的 使用区分機器 器具の名称台数使用目的 講義 MacBook Air Z0RK0005A 1 講義資料作成 講義