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目次 1 はじめに... 4 2 検証構成... 5 2-1 機器一覧... 5 2-2 接続構成図... 5 3 デバイス接続 動作確認... 6 3-1 デバイス接続 動作確認項目一覧... 6 3-2 デバイス正常認識の確認... 6 3-3 インベントリ処理 フォーマット正常動作確認... 10 3-4 エージェントデプロイメント動作確認... 12 3-5 DR Boot Media 作成動作確認... 17 4 検証 1 ファイルバックアップ リストア検証... 25 4-1 ファイルバックアップ リストア検証項目一覧... 25 4-2 ファイルバックアップ検証... 26 4-3 ファイルリストア検証... 29 5 検証 2 DR バックアップ リストア検証... 33 5-1 DR バックアップ リストア検証項目一覧... 33 5-2 DR バックアップ検証... 34 5-3 DR リストア検証... 37 6 検証 3 テープ装置のパフォーマンス検証... 43 6-1 テープ装置のパフォーマンス検証項目一覧... 43 6-2 バックアップサーバーのローカルファイルのバックアップ検証... 43 6-3 バックアップサーバーのローカルファイルのリストア検証... 44-3-

1 はじめに 本書では IBM 社製テープライブラリ製品を CISCO 社製 UCS シリーズのサーバで使用した場合の 動作について検証を行 っています -4-

2 検証構成 2-1 機器一覧 (1) 以下の機器構成で検証を実施しました マシン OS SW 用途 C24M3 Windows2012R2 ARCserve 16.5 バックアップサーバー B200M4 Windows2012 ARCserve Backup Agent バックアップクライアント TS3100 - - バックアップ用テープ装置 2-2 接続構成図 (1) 以下の様に機器を接続し 検証を実施しました UCS mini 内の B200M4 C24M3 Qlogic HBA Drive 1 Drive 2 FC Eth TS3100-5-

3 デバイス接続 動作確認 3-1 デバイス接続 動作確認項目一覧 項番 項目 確認事項 チェック 1 デバイス正常認識確認 OS と ARCserve からテープ装置が正常に認識していることを確認する OK 2 ARCserve のデバイス管理から テープのフォーマット インベントリ処理 フォーマット動作ラベリング インベントリ処理が正常に実施できることを確認確認する OK 3 エージェントデプロイメント動作確認 ARCserve の Agent Deployment 機能で NW 越しのクライアントに Agent が導入できることを確認する OK 4 DR Boot Media 作成動作確認 DR リストア時にクライアントで起動させる Boot Media が作成できることを確認する OK 3-2 デバイス正常認識の確認 (1) Windows のデバイスマネージャーから テープライブラリが認識していることを確認する 不明なメディアチェンジャー として認識していますが ARCserve のドライバを使用するため 次項の ARCserve での認識確認ができていれば問題ありません -6-

(2) ARCserve Backup マネージャを起動し クイックスタート 管理 デバイス をクリックし 左ペインのツリ ー表示に テープ装置とドライブが表示されることを確認する (3) テープライブラリを右クリックし デバイスグループの管理 をクリックし デバイスグループを作成する -7-

(4) クイックスタート 管理 メディアプール をクリックし メディアプールの管理画面を表示した上で 左ペ インより メディアプール を右クリックし 新規プール をクリックする (5) メディアプールの設定ウィンドウが開くので 任意のプール名と設定値を入力して OK をクリックする -8-

(6) 作成したメディアプールのツリー内の 保存セット を右クリックし メディアの割り当て をクリックする (7) メディアプールに割り当てるメディアを選択し 割り当て をクリックする 複数選択可 -9-

3-3 インベントリ処理 フォーマット正常動作確認 (1) ARCserve Backup マネージャを起動し クイックスタート バックアップ デスティネーション をクリックし た上で 対象のメディアを右クリックし スロットのインベントリ / オフライン化 をクリックする (2) 通常インベントリ を選択し OK をクリックする -10-

(3) インベントリが正常に終了すると 以下のウィンドウが表示されるので OK をクリックする (4) インベントリが完了すると 該当のテープが 認識されないフォーマット として認識するので 右クリックし フォーマ ット をクリックする -11-

(5) 新規メディア名を入力し OK をクリックする (6) フォーマットが正常に終了すると 以下のウィンドウが表示されるので OK をクリックする 3-4 エージェントデプロイメント動作確認 (1) バックアップサーバーとクライアントがネットワークで疎通できることを確認する (2) ARCserve Backup マネージャを起動し クイックスタート 管理 Agent Deployment をクリックする -12-

(3) 起動するウィザードに従い 下記の要領でデプロイ対象マシンの情報を入力する -13-

-14-

-15-

-16-

3-5 DR Boot Media 作成動作確認 (1) WinPE DR イメージを作成する際に必要になる Windows 8 用 ADK( アセスメント & デプロイメントキット ) のイン ストーラーを起動する -17-

(2) 起動するウィザードに従い 下記の要領でインストールを実施する -18-

-19-

(3) クイックスタート ユーティリティ ブートキットウィザード をクリックする (4) 起動するウィザードに従い 下記要領で DR Boot Media を作成する -20-

-21-

-22-

必要に応じてデバイスドライバーを追加する -23-

(5) ウィザード中に指定したパスに iso イメージが正常に作成されていることを確認する -24-

4 検証 1 ファイルバックアップ リストア検証 4-1 ファイルバックアップ リストア検証項目一覧 項番 項目 確認事項 チェック 1 ファイルバックアップ検証 ファイルバックアップが正常に実施できることを確認する (40GB) OK 2 ファイルバックアップ速度確認 ファイルバックアップ時のスループットを確認する OK 3 ファイルリストア検証 ファイルリストアが正常に実施できることを確認する (40GB) OK 4 ファイルリストア速度確認 ファイルリストア時のスループットを確認する OK -25-

4-2 ファイルバックアップ検証 (1) クイックスタート バックアップ をクリックし ソースタブよりバックアップ対象ファイルを選択する (2) デスティネーション をクリックし 保管先のテープデバイスを指定し サブミット をクリックする 今回は正常性確認で作成した メディアプールを指定 -26-

(3) クライアント OS のクレデンシャル情報を入力し OK をクリックする (4) 任意のジョブ名を入力し OK をクリックする -27-

(5) ジョブが正常に開始されることを確認する (6) ジョブの完了を確認し ジョブログより 平均スループットを確認する -28-

(7) 平均スループット 6.54GB/ 分でバックアップが完了したことが確認できた 本検証環境のバックアップサーバーとクライアント間のネットワーク帯域の速度計測において 下図のとおり 115MB/ 秒であることから およそ 6.9GB/ 分となり ネットワークのボトルネック付近まで速度が出ていることが確認できた 4-3 ファイルリストア検証 (1) リストア対象ファイルを削除する -29-

(2) クイックスタート リストア ソース をクリックし ツリー表示よりリストア対象データを選択した上で サブ ミット をクリックする -30-

(3) 選択したデータのリストアに必要なメディアが表示されるので OK をクリックする (4) 必要に応じて クレデンシャル情報を入力し OK をクリックする (5) 任意のジョブ名を入力し OK をクリックする -31-

(6) リストアが正常に完了し 削除したデータが復元されたことを確認する (7) 平均スループット 4.51GB/ 分でリストアが完了することを確認できた -32-

5 検証 2 DR バックアップ リストア検証 5-1 DR バックアップ リストア検証項目一覧 項番 項目 確認事項 チェック 1 DR バックアップ検証 DR バックアップが正常に実施できることを確認する OK 2 DR バックアップ速度確認 DR バックアップ時のスループットを確認する OK 3 DR リストア検証 DR リストアが正常に実施できることを確認する OK -33-

5-2 DR バックアップ検証 (1) クイックスタート バックアップ をクリックした上で ソースタブよりバックアップ対象サーバを選択し 全てのデバイ ス システム状態を含むツリー全てが選択されることを確認する (2) デスティネーション をクリックし 保管先のテープデバイスを指定し サブミット をクリックする 今回は正常性確認で作成した メディアプールを指定 -34-

(3) クライアント OS のクレデンシャル情報を入力し OK をクリックする (4) 任意のジョブ名を入力し OK をクリックする -35-

(5) ジョブが正常に開始されることを確認する (6) ジョブの完了を確認し ジョブログより 平均スループットを確認する (7) 平均スループット 4.23GB/ 分でバックアップが完了することを確認できた -36-

5-3 DR リストア検証 (1) リストア対象のサーバをシャットダウンし 作成した DR Boot Media をブートする (2) 日本語 を選択し 次へ をクリックする -37-

(3) ここをクリック をクリックし ネットワーク設定ユーティリティを起動する (4) バックアップサーバーと通信できる IP アドレスを設定する -38-

(5) DR 情報選択方法に バックアップサーバ / 復旧情報の複製先の DR 情報を選択する を選択し 入力欄にバック アップサーバーの IP アドレスを入力した上で 矢印ボタンをクリックする (6) 表示されるリストから リストア対象のホスト名を選択し 次へ をクリックする -39-

(7) バックアップサーバーのクレデンシャル情報を入力し OK をクリックする (8) Client Agent サービスの正常開始を確認し 次へ をクリックする -40-

(9) 選択した DR 情報よりディスクパーティションのリストアが実行される (10) リストア対象セッションで全て選択し 次へ をクリックする -41-

(11) リストアが実行されるので 完了するまで待つ (12) リストア完了後 OS が正常に起動することを確認する -42-

6 検証 3 テープ装置のパフォーマンス検証 6-1 テープ装置のパフォーマンス検証項目一覧 ファイルバックアップ検証と同様のバックアップ リストアを バックアップサーバー上のファイルに対して実施することでネットワークボトルネックではなく テープの転送速度の理論値に近しいスループットが出るか確認する 項番 項目 確認事項 チェック 1 ファイルバックアップ検証 ファイルバックアップが正常に実施できることを確認する (40GB) OK 2 ファイルバックアップ速度確認 ファイルバックアップ時のスループットを確認する OK 3 ファイルリストア検証 ファイルリストアが正常に実施できることを確認する (40GB) OK 4 ファイルリストア速度確認 ファイルリストア時のスループットを確認する OK 6-2 バックアップサーバーのローカルファイルのバックアップ検証 手順は検証 1 と同様の為割愛 (1) 平均スループット 17.27GB/ 分の高速でバックアップが完了することが確認できた LTO-5 の圧縮時のデータ転送速度が 理論値 280MB/ 秒の為 約 16.4GB/ 分となり バックアップの高速性が確 認できる結果となった -43-

6-3 バックアップサーバーのローカルファイルのリストア検証 手順は検証 1 と同様の為割愛 (1) 平均スループット 10.21GB/ 分の高速でリストアが完了することが確認できた -44-