薬食発 1002 第 10 号 平成 26 年 10 月 2 日 ( 別記 3) 殿 厚生労働省医薬食品局長 医療機器の添付文書の記載要領の改正について 医療機器の添付文書記載要領については 平成 17 年 3 月 10 日付け薬食発第 号医薬食品局長通知により定めてきたところです

Similar documents
Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

酸素の購入価格に関する届出等について(厚生労働省保険局医療課:H27.1.8)

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

Microsoft Word - (発出)マル製通知案

file://e: 薬事法製品認証 E htm 2005/12/14 E 医療機器の添付文書の記載要領について 1/5 ページ 発簡日平成 17 年 3 月 10 日発簡番号薬食安発第 号発簡人厚生労働省医薬食品局安全対策課長宛先各都道府県衛生主管

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

の御協力をいただくこと 並びにNRMDの一部として本患者登録システムと一体で運用される再生医療等臨床研究データベース (NRMD/CR) も併せて御協力をいただきたいと考えています つきましては 患者登録システムについて御理解いただき 別紙のとおり 積極的な御協力が得られますよう 関係者等に対し周知

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

Microsoft Word - 【発送版】記載整備通知

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

<4D F736F F D A658AD68C CC82A082C4817A938C966B926E95FB91BE95BD976D89AB926E906B8B7982D192B796EC8CA7966B959482CC926E906

( 参考 ) 一部改正後 下線部が変更部分 薬機審マ発第 号平成 26 年 11 月 7 日 各都道府県知事衛生主管部 ( 局 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構審査マネジメント部長 加工細胞等に係る治験不具合等報告に関する取扱いについて 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

( 別記 ) 公益社団法人日本医師会会長公益社団法人日本歯科医師会会長公益社団法人日本薬剤師会会長一般社団法人日本病院会会長公益社団法人全日本病院協会会長公益社団法人日本精神科病院協会会長一般社団法人日本医療法人協会会長一般社団法人日本社会医療法人協議会会長公益社団法人全国自治体病院協議会会長一般社

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Taro-再製造単回使用医療機器基準

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

通知(一括更新手続き)

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

Microsoft Word - 【発出版2】製造所取扱いに関するQ&A -

はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

00 事務連絡案

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

ICH Q4B Annex12

医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

Microsoft Word _ネットQA(その2)set

法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

気管切開チューブ等

Taro-施行通知

別紙 1 販売名 医療機器保険適用希望書 ( 決定区分 A1( 包括 )) 整理番号 : 空欄で提出 薬事法承認又は認証された販売名を記載 製品名 製品コード 製品名 製品コード JAN コードの場合必ず 13 桁 薬事法承認書又は認証書上 薬事法承認書又は認証書上記載 記載された類別を記載 された

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

薬機安一発第 号 薬機安二発第 号平成 26 年 10 月 31 日 ( 別記 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第一部長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第二部長 添付文書等記載事項の改訂等に伴う相談に関する留意点等について 薬事法等の一部を改正す

医政経発第 号

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

関する基本的考え方 2 医療安全管理委員会 ( 委員会を設ける場合について対象とする ) その他の当該病院等の組織に関する基本的事項 3 従業者に対する医療に係る安全管理のための研修に関する基本方針 4 ( 略 ) 5 医療事故等発生時の対応に関する基本方針 ( 医療安全管理委員会 ( 患者を入院さ

Microsoft Word - 奈良県GQP-GVPガイドライン doc

Microsoft Word (発出版)適正使用通知案(冷凍アブレーション)

薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

平成30 年大阪府北部を震源とする地震による被災者に係る被保険者証等の提示等について(厚生労働省保険局医療課:H )

【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

受付後 持参又は郵送等の報告方法によらず 医薬品医療機器総合機構 ( 以下 機構 という ) 審査マネジメント部審査企画課から別紙 1 不具合等報告送付整理票 により郵送にて連絡される また 第二報以降については 機構が付与した識別番号を記載して報告すること イ平成 26 年 6 月 30 日以前に

日医発第 621 号 ( 保 110) 平成 29 年 9 月 22 日 都道府県医師会長殿 日本医師会長 横倉義武 入院時生活療養費等の見直しについて 現在 65 歳以上の者が保険医療機関の療養病床に入院したときに必要となる食費と居住費の一部について 入院時生活療養費が支給されており 食費 光熱水

<4D F736F F D2089FC92F994ED8CB18ED295E58F5782CC82BD82DF82CC8FEE95F192F18B9F977697CC5F A2E646F63>

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

Microsoft PowerPoint - ⑨140925,30日薬連講習会(後発RMP)930.ppt [互換モード]

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

(電子メール施行)

[ 別記 ] 公益社団法人日本医師会公益社団法人日本歯科医師会公益社団法人日本薬剤師会一般社団法人日本病院会公益社団法人全日本病院協会公益社団法人日本精神科病院協会一般社団法人日本医療法人協会公益社団法人全国自治体病院協議会一般社団法人日本私立医科大学協会一般社団法人日本私立歯科大学協会一般社団法人

スライド 1

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

260401【厚生局宛て】施行通知

2 上記 1と同等以上の精度を有する分析方法として以下に掲げる方法 (1) 廃止前の平成 8 年 3 月 29 日付け基発第 188 号 建築物の耐火等吹付け材の石綿含有率の判定方法について の別紙の第 3の3の 位相差顕微鏡を使用した分散染色法による分散色の確認 による定性分析の方法 ( 以下 分

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

< F2D8EA98EE5935F8C9F92CA926D94AD8F6F97702E6A7464>

事務連絡

Microsoft Word - 局長通知(新旧対照表).docx

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

別添 保発 1216 第 4 号平成 28 年 12 月 16 日 全国健康保険協会理事長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 出産育児一時金及び家族出産育児一時金 ( 以下 出産育児一時金等 という ) の直接支払制度の取扱い

180313_①QA事務連絡

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

薬食審査発第 号

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

00(自治体宛て)病院、診療所等の業務委託について 新旧対照表

保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

【事務連絡】160421平成28年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて

( 誓約事項 ) 児童福祉法第 19 条の9 第 2 項に該当しないことを誓約すること 1 第 1 号関係申請者が 禁錮以上の刑に処せられ その執行を終わり 又は執行を受けることがなくなった日を経過していない 2 第 2 号関係申請者が 児童福祉法その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律 ( 医

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

01 施行通知(都道府県宛)

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

資料2旅館業法整理(案)

GVP省令

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

薬食発第      号

youkou

< F2D CFA90B6984A93AD8FC897DF91E632368D868169>

Microsoft Word - 分権_課長通知(平成30年10月17日付薬生薬審発1017第2号)_修正

Microsoft Word - 事務連絡 _7_.doc

Transcription:

薬食発 1002 第 10 号 平成 26 年 10 月 2 日 ( 別記 3) 殿 厚生労働省医薬食品局長 医療機器の添付文書の記載要領の改正について 医療機器の添付文書記載要領については 平成 17 年 3 月 10 日付け薬食発第 0310003 号医薬食品局長通知により定めてきたところです 今般 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 以下 改正法 という ) 薬事法等の一部を改正する法律及び薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令の施行に伴う関係省令の整備等に関する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 78 号 以下 改正省令 という ) が公布され 所要の改正がなされることに伴い また 厚生労働科学研究費補助金 ( 医薬品 医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業 ) 医療機器の添付文書の在り方に関する研究 により 医療機器添付文書の在り方について報告書 ( 以下 厚労科研報告書 という ) が取りまとめられたことを踏まえ 医療機器の添付文書の記載要領 の一部を改正し 平成 26 年 11 月 25 日から適用することとしました ついては 今般 別添写しのとおり 各都道府県知事あてに通知したので 御了知の上 関係者への周知をお願いします なお 厚労科研報告書を踏まえ 今般 個別の医療機器によらず医療従事者として医療を実施するにあたり既に注意されていると考えられる事項については 本記載要領に基づく文書には記載しないこととするなど 医療従事者への情報提供文書としてより適正化を図った内容等が含まれている点にご留意の上 関係者への周知にあたっては 特段のご配慮をお願いします

( 別記 3) 公益社団法人日本医師会長公益社団法人日本歯科医師会長公益社団法人日本薬剤師会長一般社団法人日本病院薬剤師会長公益社団法人日本看護協会長公益社団法人日本助産師会長公益社団法人日本臨床工学技士会長一般社団法人日本臨床衛生検査技師会長公益社団法人日本診療放射線技師会長 国家公務員共済組合連合会理事長一般社団法人地方公務員共済組合協議会会長日本病院団体協議会会長全国厚生農業協同組合連合会代表理事長日本赤十字社社長一般社団法人日本医療法人協会会長公益社団法人全日本病院協会会長公益社団法人全国自治体病院協議会会長公益社団法人日本精神科病院協会会長一般社団法人日本病院会会長公益社団法人全国老人保健施設協会会長公益財団法人日本訪問看護財団理事長公益財団法人日本医療機能評価機構理事長一般社団法人日本私立医科大学協会会長一般社団法人全国公私病院連盟会長一般社団法人国立大学附属病院長会議事務局長全国医学部長病院長会議会長健康保険組合連合会会長独立行政法人国立病院機構理事長独立行政法人国立がん研究センター理事長独立行政法人国立循環器病研究センター理事長独立行政法人国立精神 神経医療研究センター理事長独立行政法人国立国際医療研究センター理事長

独立行政法人国立成育医療研究センター理事長 独立行政法人国立長寿医療研究センター理事長 文部科学省高等教育局長防衛省人事教育局長法務省矯正局長独立行政法人国立印刷局病院運営担当部長宮内庁長官官房審議官医政局長労働基準局労災補償部長

薬食発 1002 第 8 号 平成 26 年 10 月 2 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 ( 公印省略 ) 医療機器の添付文書の記載要領の改正について 医療機器の添付文書記載要領については 平成 17 年 3 月 10 日付け薬食発第 0310003 号医薬食品局長通知により定めてきたところです 今般 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 以下 改正法 という ) 薬事法等の一部を改正する法律及び薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令の施行に伴う関係省令の整備等に関する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 78 号 以下 改正省令 という ) が公布され 所要の改正がなされることに伴い また 厚生労働科学研究費補助金 ( 医薬品 医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業 ) 医療機器の添付文書の在り方に関する研究 により 医療機器添付文書の在り方について報告書 ( 以下 厚労科研報告書 という ) が取りまとめられたことを踏まえ 別紙のとおり 医療機器の添付文書の記載要領 の一部を改正し 本年 11 月 25 日から適用することとしたので 下記の点に御留意の上 貴管下関係業者 団体等に対し周知徹底を図るとともに 医療機器の添付文書に関する指導につき格段の御配慮をお願いします なお この通知において 改正法による改正前の薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) を 旧法 と 改正法による改正後の医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律を 法 と 改正省令による改正後の医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 ) を 規則 と それぞれ略称します

記 1. 本記載要領の改正の要点 (1) 厚労科研報告書を踏まえ 添付文書の視認性向上 内容の軽重による記載の見直し 取扱説明書との一体化等の観点から 記載内容について見直しを図ったこと (2) 改正法施行後の承認申請書等の記載内容と整合を図ったこと 2. 適用の範囲 (1) 本記載要領は 原則として全ての医療機器に適用することとし 在宅用の医家向け医療機器については 医療機関向けの添付文書に関して本記載要領を適用すること (2) 家庭向け医療機器の添付文書又は取扱説明書については 本記載要領に準拠するものとするが 表現及び内容については義務教育修了程度の学力を有する者が容易に理解できるものとなるよう注意すること (3) 在宅用の医家向け医療機器については 本記載要領に基づく添付文書に加え 別途 患者やその介護者向けの添付文書又は取扱説明書を作成すること なお この場合に作成する添付文書又は取扱説明書については 前記 (2) と同様の取扱いとすること 3. 添付文書の作成単位 (1) 原則として 一つの製造販売承認品目 ( 以下 承認品目 という ) 一つの製造販売認証品目 ( 以下 認証品目 という ) 又は一つの製造販売届出品目 ( 以下 届出品目 という ) につき一種類の添付文書を作成することとするが 製品の特性に鑑み 人工関節等一連の異なる承認品目に基づく製品群等 一つの添付文書に取りまとめて記載した方が使用者にとって分かりやすい場合等については 一連の製品群を取りまとめて記載して差し支えないこと (2) 一承認品目 一認証品目又は一届出品目中に複数の製品が含まれており これらの組合せによって初めて機能する医療機器であって 個々の製品別に添付文書を作成すると使用者に誤解を与えるおそれがある場合には 複数の製品を取りまとめて一つの添付文書に記載して差し支えないこと (3) 本体の他に付属品 ( 定期交換をする消耗品を含む ) が存在する医療機器のうち 同一承認 認証又は届出の医療機器であっても付属品のみを流通させる場合にあっては 使用者の誤解等を招かないようにするため

本体の添付文書とは別に付属品の添付文書を作成すること ただし 本体と同一承認 認証又は届出の付属品については 組み合わせて使用する本体を明示することにより 記載事項の一部を簡略記載して差し支えないこと (4) 従来から 添付文書のみで情報を提供することが困難であり 取扱説明書が存在する医療機器については 添付文書において記載する内容を取扱説明書の冒頭に記載することで 添付文書と取扱説明書を一体化しても差し支えないこと (5) 医療機器を医療機関等に販売する際に 添付文書等記載事項が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されていること等の条件を満たし かつ 販売先の医療機関等の承諾を得ている場合に限り これらの添付文書の製品への添付を省略できることとする ( 法第 63 条の2 第 2 項関係 ) なお この運用にあたっては 体外診断用医薬品及び医療機器の添付文書等記載事項の省略に当たっての留意事項について 平成 26 年 9 月 1 日付け薬食安発 0901 第 4 号を参照すること 4. 実施時期本年 11 月 25 日から適用する ただし 既に承認 認証又は届出されている医療機器 及び本年 11 月 25 日時点で承認又は認証申請中の医療機器の添付文書については 平成 29 年 11 月 25 日までにできるだけ速やかに本記載要領に基づいた改訂を行うこと 5. 既存の通知の改正等従前の平成 17 年 3 月 10 日付け薬食発第 0310003 号医薬食品局長通知 医療機器の添付文書の記載要領について は廃止し 本通知の内容をもって代えるとともに 昭和 47 年 6 月 1 日付け薬発第 495 号薬務局長通知 医用電気機器の添付文書に記載すべき使用上の注意事項について を廃止する

医療機器の添付文書の記載要領 ( 別紙 ) 1. 添付文書の記載の原則 (1) 医療機器の添付文書は 法第 63 条の2 第 1 項の規定に基づき医療機器の適用を受ける患者の安全を確保し適正使用を図るために 医師 歯科医師及び薬剤師等の医療従事者に代表される使用者に対して必要な情報を提供する目的で医療機器の製造販売業者又は外国特例承認取得者 ( 選任製造販売業者を含む ) が作成するものであること (2) 法第 63 条の 2 第 1 項に規定する添付文書等記載事項については本記載要領に従って 記載すること (3) 添付文書は最新の論文その他により得られた知見に基づき作成されるものであり か つ医療の現場に即した内容とし 随時改訂等の見直しを行うものであること (4) 添付文書に記載すべき内容は 原則として当該医療機器が製造販売承認 ( 以下 承認 という ) 製造販売認証( 以下 認証 という ) 又は製造販売届出 ( 以下 届出 という ) がなされた範囲で用いられる場合に必要とされる事項とすること ただし その場合以外であっても重要で特に必要と認められる情報については評価して記載すること (5) 記載順序は 原則として 2. 記載項目及び記載順序 に掲げるものに従うこと (6) 2. 記載項目及び記載順序 で示す 1) 作成又は改訂年月 から 4) 販売名 までの 記載項目を添付文書の 1 ページ目の紙面の上部に記載し 5) 警告 以降の記載内容 を本文とすること (7) 添付文書は (1) の目的により作成されるものであり 個別の医療機器によらず医療従 事者として医療を実施するにあたり既に注意されていると考えられる事項の記載は行わ ないこと 2. 記載項目及び記載順序 (1) 作成又は改訂年月 (2) 承認番号等

(3) 類別及び一般的名称等 (4) 販売名 (5) 警告 (6) 禁忌 禁止 (7) 形状 構造及び原理等 (8) 使用目的又は効果 (9) 使用方法等 (10) 使用上の注意 (11) 臨床成績 (12) 保管方法及び有効期間等 (13) 取扱い上の注意 (14) 保守 点検に係る事項 (15) 承認条件 (16) 主要文献及び文献請求先 (17) 製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等 3. 記載要領 (1) 作成又は改訂年月 当該添付文書の作成又は改訂の年月及び版数を記載すること 改訂に当たっては その履歴が分かるようにすることでその継続性を担保すること (2) 承認番号等

承認番号 認証番号又は届出番号のいずれかを記載するほか 単回使用の医療 機器については 再使用禁止 と記載すること (3) 類別及び一般的名称等平成 16 年厚生労働省告示第 298 号 ( 以下 クラス分類告示 という ) により示される医療機器の一般的名称 JMDN コード 高度管理医療機器 管理医療機器 一般医療機器の別 特定保守管理医療機器 設置管理医療機器の別を記載すること なお 一つの承認 認証又は届出に係る医療機器に該当する一般的名称が複数になる場合 承認書 認証書又は届出書の一般的名称欄に記載した一般的名称等を記載するとともに 括弧書きで 承認書等の備考に記載されている一般的名称を記載すること (4) 販売名 販売名を記載すること 略称 愛称等 製品を特定する際に 使用者を混乱させるお それがある名称は記載しないこと (5) 警告当該医療機器の使用範囲内において 特に危険を伴う注意すべき事項を記載すること 適用対象 ( 患者 ) 併用医療機器 及び 使用方法 における警告事項についても小項目を作成し記載すること (6) 禁忌 禁止当該医療機器の設計限界又は不適正使用等 責任範囲を超える対象及び使用方法を記載すること 適用対象 ( 患者 ) 併用医療機器 及び 使用方法 における禁忌 禁止事項についても小項目を作成し記載すること (7) 形状 構造及び原理等当該医療機器の全体的構造が容易に理解できるように 原則 イラスト図や写真 又はブロック図 原材料 構成品等を示すとともに 当該医療機器が機能を発揮する原理 メカニズムを簡略に記載すること (8) 使用目的又は効果承認又は認証を受けた使用目的又は効果を記載すること また 届出をした医療機器については 当該機器に係るクラス分類告示の一般的名称の定義の範囲内で記載すること

(9) 使用方法等設置方法 組立方法及び使用方法等について記載すること なお 組み合わせて使用する医療機器がある場合は その医療機器に対する要求事項又は組み合わせて使用可能な医療機器について記載すること (10) 使用上の注意当該医療機器の使用に当たっての一般的な注意事項を記載すること 適用対象 ( 患者 ) 併用医療機器 及び 使用方法 等における注意事項についても小項目を作成し記載すること (11) 臨床成績 承認 再審査又は使用成績評価申請時に用いられた臨床成績等を記載すること (12) 保管方法及び有効期間等承認又は認証を受けた保管方法及び有効期間を記載すること また 耐用期間又は使用期間を定めた医療機器においては その根拠とともに記載すること また 貯蔵 保管の条件や貯蔵 保管上の注意事項について記載すること (13) 取扱い上の注意 承認若しくは認証基準又は承認書 認証書若しくは届出書の中で取扱い上の注意 事項が特に定められているものについては その注意を記載すること (14) 保守 点検に係る事項特定保守管理医療機器及び複数回使用する医療機器については 使用のために必要な保守 点検の項目やその点検頻度等について記載すること 複数回使用することが想定される医療機器については 洗浄 消毒 滅菌等の方法や手順について記載すること (15) 承認条件 承認条件が付された場合にその内容について記載すること (16) 主要文献及び文献請求先 文献請求先の氏名又は名称及び電話番号等を記載すること (17) 製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等

製造販売業者 ( 選任製造販売業者を含む ) の氏名又は名称を記載すること また 製造販売業者以外の製造業者が主たる設計を行う場合にあっては 当該製造業者の氏名又は名称を記載し 外国製造業者である場合はその国名 製造業者の英名を記載すること 4. 特定生物由来製品及び生物由来製品について (1) 特定生物由来製品及び生物由来製品にあっては 販売名の欄にその旨を記載すること また 遺伝子組み換え技術を応用して製造される場合にあっては その旨も記載すること (2) 成分 材料として又は製造工程においてヒトその他の生物の血液 細胞 組織 臓器等に由来する成分が使用されている旨 原材料に由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することはできない旨 感染症の伝播を防止するために実施している安全対策の概要 及び疾病の治療上の必要性を十分に検討した上でその使用を最小限とすべき旨を記載すること なお これらの事項については 本文冒頭 警告 の前に記載すること (3) 当該特定生物由来製品又は生物由来製品の原料又は材料 ( 製造工程において使用されるものを含む 以下同じ ) のうちヒトその他の生物 ( 植物を除く 以下同じ ) に由来する成分の名称を形状 構造及び原理等の項に記載すること (4) 当該特定生物由来製品又は生物由来製品の原材料 ( 製造に使用する原料又は材料の由来となるものをいう 以下同じ ) であるヒトその他の生物の部位等の名称 ( 当該ヒトその他の生物の名称を含む ) を形状 構造及び原理等の項に記載すること (5) ヒトの血液又はこれから得られた物を有効成分とする場合及びこれ以外のヒトの血液を原材料として製造される場合にあっては 原材料である血液が採取された国の国名及び採血方法 ( 献血又は非献血の別 ) を形状 構造及び原理等の項に記載すること (6) 法第 68 条の 22 第 3 項及び第 4 項の規定に基づき 特定生物由来製品を取り扱う医師等の医療関係者は 当該製品の使用の対象者の氏名 住所等を記録し 医療機関等においてその記録を保存する必要性がある旨を取扱い上の注意の項に記載すること (7) 法第 68 条の 21 の規定に基づき 特定生物由来製品を取り扱う医師等の医療関係者は 当該製品の有効性及び安全性その他適正な使用のために必要な事項に関して

当該製品の使用の対象者に説明する必要性がある旨を使用上の注意の項に記載すること (8) その他当該特定生物由来製品又は生物由来製品を適正に使用するために必要な事項を記載すること