平成21年度第8回国立がんセンター倫理審査委員会 会議記録の概要

Similar documents
1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

平成28年度第11回治験審査委員会開催記録の概要

ていない 委員長より委員について当事者および COI 確認を行い 臨床研究法の委員会構成要件を満たしていることが確認された 疾患専門家の技術専門員は 早期がんもしくは疑いの患者に対して プローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡というものを使って 生体内で腫瘍 非腫瘍を鑑別する病理診断に近いことができるかと

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

IRB記録概要

外来在宅化学療法の実際

4 受付番号 157 申請者 : リハビリテーション科 同種造血幹細胞移植患者の移植前栄養状態と移植前後の身体機能に関する後方視的検 討 平成 30 年 11 月 20 日 ~ 平成 30 年 12 月 6 日 文書審査により 承認 とした 5 受付番号 158 申請者 : 麻酔科 気管挿管刺激に対

審議内容 : 新規に研究計画申請された当該課題について 研究責任者より研究の概 要 予備調査会 事前審査における対応について説明された 研究責任 者に新たな質問がないかを確認した上で提出された委員の質問や意見に 対する申請者の回答を確認し それらを踏まえて 研究実施の妥当性に ついて審議した 審議結

1)表紙14年v0

恩賜第 42 回社会福祉法人財団済生会中央治験審査委員会 会議の記録の概要 開催日時 平成 28 年 1 月 13 日 ( 水 )15:30~17:17 開催場所 出席委員名 東京都港区三田 三田国際ビル 21 階 社会福祉法人 恩賜財団済生会本部事務局中会議室 豊島

がん登録実務について

451) 議題 3. ファイザー の依頼による白血病患者を対象とした SKI-606 の第 Ⅲ 相試験 ( 整理番号 :476) 議題 4. 武田バイオ開発センター の依頼による第 Ⅰ 相試験 ( 整理番号 : 487) 議題 5. ノバルティスファーマ の依頼による肺動脈性肺高血圧症患者を対象とし

議題 3. ファイザー の依頼による白血病患者を対象とした SKI-606 の第 Ⅲ 相試験 ( 整理番号 :476) 議題 4. 武田バイオ開発センター の依頼による第 Ⅰ 相試験 ( 整理番号 : 487) 議題 5. ノバルティスファーマ の依頼による肺動脈性肺高血圧症患者を対象とした QTI

医科_第20次(追加)審査情報提供(広報用)

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 佐藤雄哉 論文審査担当者 主査田中真二 副査三宅智 明石巧 論文題目 Relationship between expression of IGFBP7 and clinicopathological variables in gastric cancer (

Microsoft PowerPoint - 印刷用 DR.松浦寛 K-net配布資料.ppt [互換モード]

32 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 進行期分類の相違点 結果 考察 1 子宮頚癌ではリンパ節転移の有無を病期判定に用いない 子宮頚癌では0 期とⅠa 期では上皮内に癌がとどまっているため リンパ節転移は一般に起こらないが それ以上進行するとリンパ節転移が出現する しかし 治療方法

平成22年度第3回 国立がんセンター倫理審査委員会 会議記録の概要

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃

九州大学病院の遺伝子治療臨床研究実施計画(慢性重症虚血肢(閉塞

Microsoft Word - H _概要_.doc

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 )

H26大腸がん

<303491E592B BC92B08AE02E786C73>

疾患専門家の技術専門員は 骨髄腫に対する標準治療は神経毒性等有害事象が高いため至適投与方法が世界的に検討されているが 日本人はその毒性が強いとされるため 特に高齢者に対する忍容性が低いため 忍容性を高めるために投与スケジュールを工夫し 海外の標準治療と比較することが目的の試験であり 有用性は高いと評

独立行政法人国立がん研究センター受託研究審査委員会会議の記録の概要 開催日時 開催場所 出席者 平成 25 年 8 月 23 日 ( 金 ) 15:00~17:15 独立行政法人国立がん研究センター築地キャンパス第 2 会議室 独立行政法人国立がん研究センター柏キャンパス臨床開発センター 1 階 (

大腸癌術前化学療法後切除標本を用いた免疫チェックポイント分子及び癌関連遺伝子異常のプロファイリングの研究 

がん化学(放射線)療法レジメン申請書

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

埼玉医科大学倫理委員会

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病

頭頚部がん1部[ ].indd

一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検

原発不明がん はじめに がんが最初に発生した場所を 原発部位 その病巣を 原発巣 と呼びます また 原発巣のがん細胞が リンパの流れや血液の流れを介して別の場所に生着した結果つくられる病巣を 転移巣 と呼びます 通常は がんがどこから発生しているのかがはっきりしている場合が多いので その原発部位によ

1. 来院経路別件数 非紹介 30 他疾患経過 10 自主受診観察 紹介 20 他施設紹介 合計 患者数 割合 12.1% 15.7% 72.2% 100.0% 27.8% 72.2% 100.0% 来院経路別がん登録患者数 がん患者がどのような経路によって自施設を受診し

手術を支持する根拠とされていた また 非治癒因子が 1 つである患者が減量手術の良い対象と報告された しかしながら それらの報告には PS が良く合併症が少なく腫瘍量が少ない患者に好んで減量手術が行われている selection bias が明らかに存在し 化学療法単独でも か月の予後が

重篤な有害事象報告 A 武田薬品工業株式会社の依頼による第 1/2 相試験 重篤な有害事象に関する報告に基づき 引き続き治験を実施することの妥 当性について A 重篤な有害事象に関する報告に基づ結腸 直腸癌患者を対象とした FOLFIRI 併用時のアフリベルき 引き続き治験を

標準業務手順 目次

PowerPoint プレゼンテーション

医療法人原土井病院治験審査委員会

平成 27 年度第 1 回福島県立医科大学附属病院治験審査委員会会議の記録の概要 開催日時平成 27 年 4 月 2 日 ( 木 ) 16:00~17:25 開催場所福島県立医科大学 4 号館 4 階会議室 出席委員名 議題及び審議結果を含む主な議論の概要 後藤満一 木村純子 挾間章博 小川一英 中

094 小細胞肺がんとはどのような肺がんですか んの 1 つです 小細胞肺がんは, 肺がんの約 15% を占めていて, 肺がんの組 織型のなかでは 3 番目に多いものです たばことの関係が強いが 小細胞肺がんは, ほかの組織型と比べて進行が速く転移しやすいため, 手術 可能な時期に発見されることは少

PowerPoint プレゼンテーション

040830議事録

1-0 治験実施計画書の要約

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

Microsoft Word - 4月議事録概要

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

untitled

肺癌の放射線治療

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

<955C8E862E657073>

<4D F736F F D2095BD90AC E937882AA82F1936F985E959489EF8E9197BF43>

Microsoft Word - H _概要_.doc

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

限局性前立腺がんとは がんが前立腺内にのみ存在するものをいい 周辺組織やリンパ節への局所進展あるいは骨や肺などに遠隔転移があるものは当てはまりません がんの治療において 放射線療法は治療選択肢の1つですが 従来から行われてきた放射線外部照射では周辺臓器への障害を考えると がんを根治する ( 手術と同

するものであり 分子標的治療薬の 標的 とする分子です 表 : 日本で承認されている分子標的治療薬 薬剤名 ( 商品の名称 ) 一般名 ( 国際的に用いられる名称 ) 分類 主な標的分子 対象となるがん イレッサ ゲフィニチブ 低分子 EGFR 非小細胞肺がん タルセバ エルロチニブ 低分子 EGF

国立がん研究センターでは 治験 臨床研究の円滑な遂行を促進するための体制を整備 強化する事を主目的に 平成 8 年度より厚生労働化学研究費補助金の交付を受けて がん臨床研究基盤整備の均てん化を目指した個別医療機関基盤モデルの開発に関する研究 また平成 2 年度より がん領域におけるアジア随一の臨床研

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

平成 28 年度第 2 回大分大学医学部附属病院臨床研究審査委員会 会議の記録の概要 開催日時 開催場所 出席委員名 平成 28 年 5 月 10 日 ( 火 )16:00~17:33 大分大学医学部附属病院病院第一会議室白尾委員長 上村副委員長 安東委員 糸永委員 猪股委員 伊東委員 大戸委員 石

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

第 114 回大阪急性期 総合医療センター治験審査委員会会議記録概要 開催日時 : 2017 年 11 月 15 日 ( 水 ) 16:00~16:30 開催場所 : 大阪急性期 総合医療センター本館 3 階保健教室 出席委員名 : ( 院内委員 ) 谷尾 井上 山口 田尻 勝二 髙野 中島 丸尾

開催日時平成 30 年 8 月 13 日 ( 月 ) 16:00 ~ 17:00 国立研究開発法人国立がん研究センター治験審査委員会会議の記録の概要 開催場所 国立がん研究センター柏キャンパス先端医療開発センター 1 階セミナールーム 3 国立がん研究センター築地キャンパス第 2 会議室 (TV 会

Microsoft Word - 03 大腸がんパス(H30.6更新).doc

Microsoft Word - 肺癌【編集用】

膵臓癌について

スライド 1

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

スライド 1

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

(別添様式)

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

当院外科における 大腸癌治療の現況

Microsoft Word - 会議の記録の概要1904.doc

手術予定登録_入力マニュアル

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

PowerPoint プレゼンテーション

6 月 25 日胸腺腫 胸腺がん患者の情報交換会 & 勉強会質疑 応答 奥村教授にお聞きしたいこと 奥村教授の話 1 特徴 (1) 胸腺腫 胸腺がん カルチノイドの違いについて 胸腺腫はがんの種類か 病理学的には胸腺腫はがんではなくて正常と区別つかず機能を残したまま腫瘍化したもの 一部 転移するもの

2. 転移するのですか? 悪性ですか? 移行上皮癌は 悪性の腫瘍です 通常はゆっくりと膀胱の内部で進行しますが リンパ節や肺 骨などにも転移します 特に リンパ節転移はよく見られますので 膀胱だけでなく リンパ節の検査も行うことが重要です また 移行上皮癌の細胞は尿中に浮遊していますので 診断材料や

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

Microsoft PowerPoint - 資料3-8_(B理研・古関)拠点B理研古関120613

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

過去の医薬品等の健康被害から学ぶもの

遺伝子解析研究倫理審査委員会議事概要 開催日時 2017 年 5 月 15 日 ( 月 ) 15:00 ~ 15:35 開催場所 四国がんセンター新棟 3 階研修室 2 出席委員名 石井浩 橋根勝義 上甲尚史 吉田眞弓 山本宏 野上尚之 竹原和宏 仁科智裕 野田裕久 上山友一 大澤春彦 審議事項 :

遠隔転移 M0: 領域リンパ節以外の転移を認めない M1: 領域リンパ節以外の転移を認める 病期 (Stage) 胃がんの治療について胃がんの治療は 病期によって異なります 胃癌治療ガイドラインによる日常診療で推奨される治療選択アルゴリズム (2014 年日本胃癌学会編 : 胃癌治療ガイドライン第

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房

この PDF では 大腸がんの治療方針を考えるお手伝いをします 大腸がんの治療法には 主に内視鏡的治療 外科療法 放射線療法 化学療法があります が 可能となる治療選択肢は がんの状態やあなた自身の状態によって変わります あなたのご自身の状態を知ることは大切です 不明なことは医師に相談しましょう 2

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

5. 中外製薬株式会社の依頼による肝炎患者を対象とした Ro の第 Ⅱ/Ⅲ 相試験 6. 大塚製薬株式会社の依頼による嚢胞腎患者を対象とした OPC の第 Ⅲ 相試験 7. 第一三共株式会社の依頼による肝炎患者を対象とした BM532 の第 Ⅲ 相試験 8. ノボノルディス

1

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房 全体

2019 年 10 月受託研究審査委員会会議の記録の概要 開催日時 2019 年 10 月 10 日 ( 木 )16:00~17:45 開催場所 国立病院機構大阪医療センター臨床研究推進室会議室会議室 出席委員名 三田英治 宮部貴識 上田恭敬 久田原郁夫 西本京子 江口弘一 原敏清 清家百合枝 千原

平成27年度 第3回 堺市立総合医療センター臨床研究審査委員会議事録(概要)

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

Transcription:

1 平成 21 年度第 8 回国立がんセンター倫理審査委員会会議記録の概要 開催日時 開催場所 出席委員名 ( 敬称略 五十音順 非専門家 ) の箇所は 研究対象者の人権 あるいは研究責任者の希望により研究の独創性 知的財産権の保護または競争上の地位の保全を目的として 非公開とする情報 平成 21 年 12 月 24 日 ( 木 )15:00~17:05 国立がんセンター築地キャンパス管理棟 1 階第 2 会議室 外部委員 : 上野至 加藤裕久 武田文和 柳田邦男 内部委員 : 伊丹純 市橋富子 井上真奈美 大江裕一郎 大津敦 木下平 ( 副委員長 ) 小菅智男( 委員長 ) 関根郁夫 祖父江友孝 田村研治 津金昌一郎 中釜斉 藤原康弘 山本精一郎 山本弘史出席委員数 / 全委員数 :19/22 名 欠席委員 : 片井均 岸本葉子 長尾立子 審議課題 : 審議結果を含む主な議論の概要 その他の審議事項 : 計 6 課題 (7 件 ) 研究計画新規新規に申請された研究計画 3 課題 (4 件 ) 変更申請された研究計画 1 課題 (1 件 ) 重篤な有害事象報告 2 課題 (2 件 ) について審議を行った 1 研究課題番号 : 21-082 研究責任者 : 伊丹純 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 臨床的原発性肺癌と診断された病理組織診断のつかない小型肺腫瘍に対する体幹部定位放射線治療の前向き臨床研究審議内容 : 新規に研究計画申請された当該課題について 予備調査担当委員より予備調査会における検討結果が説明された あらかじめ提出された委員の質問や意見に対する申請者の回答を確認し それらを踏まえて 研究実施の妥当性について審議した 審議結果 : 承認 研究実施にあたっては 適格性の確保および安全性の確保について研究グループ内で共通認識とすること 当事者である伊丹委員は本審議および採決には参加していない 2 研究課題番号 : 21-091 研究責任者 : 伊丹純 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 限局性肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療の第 Ⅰ 相試験審議内容 : 新規に研究計画申請された当該課題について 予備調査担当委員より予備調査会における検討結果が説明された あらかじめ提出された委員の質問や意見に対する申請者の回答を確認し それらを踏まえて 研究実施の妥当性について審議した 審議結果 : 承認 当事者である伊丹委員は本審議および採決には参加していない 3,4 研究課題番号 : 21-094-12

研究計画変更 重篤な有害事象報告 6,7 研究責任者 : 研究課題名 : 審議内容 : 審議結果 : 1 奥坂拓志 ( 中央病院 ) 2 池田公史 ( 東病院 ) 進行肝細胞がんに対するシスプラチン肝動注療法と S-1 の併用化学療法の第 Ⅰ 相臨床試験新規に研究計画申請された当該課題について 予備調査担当委員より予備調査会における検討結果が説明された あらかじめ提出された委員の質問や意見に対する申請者の回答を確認し それらを踏まえて 研究実施の妥当性について審議した 修正の上承認 ( 確認者 : 小菅委員長 ) 説明同意文書に記載の本試験が PhaseI であることの説明を よりわかりやすくすること 当事者なし 変更申請された研究計画 1 課題 (1 件 ) について 変更内容の妥当性について審議を行った 5 研究課題番号 : 18-087 研究責任者 : 研究課題名 : 審議内容 : 審議結果 : 森谷冝皓 ( 中央病院 ) 大腸癌肝転移切除後患者を対象としたフルオロウラシル /l-ロイコボリンとオキサリプラチン併用補助化学療法 (mfolfox6)vs. 手術単独によるランダム化 Ⅱ/Ⅲ 相試験 (JCOG0603) 研究計画変更が申請された当該課題は JCOG 試験であるため JCOG 効果 安全性評価委員会における審議資料が予備調査会報告資料の代替として提出された その資料の提出を受けた委員があらかじめ提出した質問や意見に対する申請者の回答を確認し それらを踏まえて 研究計画変更および研究継続の妥当性について審議した 修正の上承認 ( 確認者 : 小菅委員長 ) 説明同意文書に記載の患者の費用負担に関する記載を よりわかりやすくすること 当事者なし 2009 年 11 月 26 日以降 本日までに提出された重篤な有害事象に関する報告 2 課題 (2 件 ) について 委員長より予備調査会における検討結果が説明され 研究継続の適否 研究実施計画書の変更の必要性 説明 同意文書の変更の必要性 既参加者への説明の必要性等について審議した 審議結果 :2 課題 2 件とも承認 報告事項 : 研究計画の新規および変更申請に関する審査 判定結果 他計 25 課題 (25 件 ) 迅速審査 ( 新規申請 ) 迅速審査により審査が行われた新規申請課題 8 課題 (8 件 ) について 7 課題が承認となり 1 課題が差し戻しとなったことが報告された 承認 2

迅速審査 ( 変更申請 ) 研究課題番号 :21-105 研究責任者 : 清水千佳子 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 乳がん中間リスク以上の症例における 術後遠隔転移検索としての骨シンチグラフィー 肝臓超音波検査の有用性について研究課題番号 :21-106 研究責任者 : 佐野恵利 ( 東病院 ) 研究課題名 : 術後がん患者の適応とその関連要因に関する調査研究 -がん患者用術後サポートプログラム教材の効果に対する予備研究 - 研究課題番号 :21-108 研究責任者 : 本田一文 ( 研究所 ) 研究課題名 :Ⅰ 期末梢肺腺癌における新規予後予測マーカーとしての の有用性の検討研究課題番号 :21-111 研究責任者 : 龍島靖明 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 術前及び術後トラスツズマブ療法における副作用発現状況に関する研究研究課題番号 :21-117 研究責任者 : 大江裕一郎 ( 東病院 ) 研究課題名 : 高齢者がん治療アルゴリズム開発のためのガイドポスト データベースの構築と必須情報及びその推定モデルの策定 (H21-3 次がん- 一般 -010)- 後ろ向き研究 - 研究課題番号 :21-119 研究責任者 : 清水千佳子 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 若年性乳癌患者に対する薬物療法の情報提供と治療選択に関する調査研究研究課題番号 :21-123 研究責任者 : 加藤健 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 食道扁平上皮癌の根治的食道切除後の局所再発における治療選択と生存期間に関する検討 差し戻し研究課題番号 :21-101 研究責任者 : 泉谷昌志 ( 研究所 ) 研究課題名 : ヒト大腸および膵腫瘍における早期診断マーカーの開発ならびにゲノム異常や遺伝子発現異常と臨床病理学的情報との関連性の解析に関する研究 迅速審査により審査が行われた変更申請課題 9 課題 (9 件 ) について 全課題が承認となったことが報告された 研究課題番号 :14-042 3

研究責任者 : 松田尚久 ( 中央病院 ) 研究課題名 : がん臨床研究 " ポリープ切除の大腸がん予防に及ぼす効果の評価と内視鏡検査間隔の適正化に関する前向き臨床試験 " 研究課題番号 :16-099 研究責任者 : 金子和弘 ( 東病院 ) 研究課題名 : 食道がん EMR 症例におけるヨード不染帯をバイオマーカーにした多発がん発生リスクと多発がん発生までの期間の検討に関する多施設共同前向きコホート研究研究課題番号 :18-074 研究責任者 : 森山紀之 ( がん予防 検診研究センター ) 研究課題名 : 炭酸ガス送気による消化管内視鏡検査の安全性及び被検者の受容性に関する研究研究課題番号 :19-008 研究責任者 : 田村友秀 ( 中央病院 ) 研究課題名 :JCOG0509 進展型小細胞肺癌に対するアムルビシン+シスプラチン (AP) 対イリノテカン+シスプラチン (IP) の多施設共同ランダム化比較第 Ⅲ 相試験研究課題番号 :19-009 研究責任者 : 西脇裕 ( 東病院 ) 研究課題名 :JCOG0509 進展型小細胞肺癌に対するアムルビシン+シスプラチン (AP) 対イリノテカン+シスプラチン (IP) の多施設共同ランダム化比較第 Ⅲ 相試験研究課題番号 :19-049 研究責任者 : 山本聖一郎 ( 中央病院 ) 研究課題名 :Clinical Stage 0-Ⅰ 期直腸癌に対する腹腔鏡下手術の妥当性に関する第 Ⅱ 相試験研究課題番号 :20-104 研究責任者 : 津金昌一郎 ( がん予防 検診研究センター ) 研究課題名 : 検診受診者における生活習慣と胃粘膜 DNA メチル化レベルとの関連に関する研究研究課題番号 :21-010 研究責任者 : 松田尚久 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 自家蛍光内視鏡 (Autofluorescence Imaging) を用いた大腸腫瘍性病変検出に関する前向き比較試験 ( 略称 :AFI STUDY) 研究課題番号 :21-017 研究責任者 : 佐竹光夫 ( 東病院 ) 研究課題名 : 最新型 320 列面検出器 CT(Aquilion ONE) のがん臨床における有用性を評価するための探索的研究 4

付議不要 特記事項 付議不要と判断されて研究許可が与えられた新規申請課題 8 課題 (8 件 ) について報告された 研究課題番号 :21-109 研究責任者 : 島田安博 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 切除不能進行 再発の結腸 直腸癌の治療成績研究課題番号 :21-110 研究責任者 : 安藤正志 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 原発不明癌における病理解剖の後ろ向き研究研究課題番号 :21-112 研究責任者 : 中島貴子 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 胃癌治療における抗がん剤三次治療例の緩和治療への移行の検討研究課題番号 :21-113 研究責任者 : 松井礼子 ( 東病院 ) 研究課題名 : 非小細胞肺がんドセタキセル化学療法におけるG-CSF 製剤投与の調査研究課題番号 :21-114 研究責任者 : 松井礼子 ( 東病院 ) 研究課題名 : 外来化学療法時の発熱に対する抗菌剤のコンプライアンス研究課題番号 :21-120 研究責任者 : 山本弘史 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 切除不能もしくは再発直腸 結腸がん患者におけるオキサリプラチン起因性末梢神経障害に対するオピオイド鎮痛薬の有効性および安全性の検討研究課題番号 :21-122 研究責任者 : 的場元弘 ( 中央病院 ) 研究課題名 : オピオイド使用がん患者におけるせん妄と関連因子の解析研究課題番号 :21-126 研究責任者 : 山本弘史 ( 中央病院 ) 研究課題名 : 進行再発結腸直腸がんの初回治療における FOLFOX 療法の bevacizumab(bv) の未使用理由 特になし 5