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2016 年度法科大学院講義ガイド 目次 1. 教員一覧 1 2. カリキュラム科目一覧 4 3. 専任教員紹介 8 4. 兼担 兼任教員紹介 30 5. 講義概要 42 本講義ガイドに記載されている情報は 2016 年 2 月現在のものであり 今後 変更されることがあります

1. 教員一覧 身分氏名担当科目名ページ研究室所在 専任教授 専任教授 専任教授 専任教授 専任教授 あけたがわ 明田川 いまい今井 こめ米 しん新 たに谷 しばた柴田 どう堂 まさゆき昌幸 たけよし猛嘉 かずもち三以 かずふみ和史 あき明 こ子 商法 Ⅰ 62 商法 Ⅱ 63 商法演習 Ⅰ 64 商法演習 Ⅱ 65 金融商品取引法 Ⅰ 123 金融商品取引法 Ⅱ 123 企業取引法 Ⅰ 130 企業取引法 Ⅱ 131 刑法各論 73 刑法演習 Ⅰ 76 クリニック ( 刑事法 ) 88 国際刑事法 132 経済刑法 133 国際経済紛争処理 90 国際経済法 Ⅰ 135 国際経済法 Ⅱ 136 商法演習 Ⅰ 64 商法演習 Ⅱ 65 企業結合法 Ⅰ 119 企業結合法 Ⅱ 120 民法演習 Ⅰ 59 民法演習 Ⅱ 60 民事訴訟法演習 Ⅰ 68 民事訴訟法演習 Ⅱ 69 80 年館 3F314 80 年館 4F410 80 年館 3F312 80 年館 3F311 たかすじゅんいち専任教授高須順一 民事法演習 70 80 年館 3F315 クリニック ( コンプライアンス ) 85 現代的契約関係法 101 刑事訴訟法演習 Ⅰ 77 たなかひらく専任教授田中開 刑事訴訟法演習 Ⅱ 78 80 年館 3F913 クリニック ( 刑事法 ) 88 民事基礎演習 59 民法演習 Ⅰ 59 つちやふみあき専任教授土屋文昭 民法演習 Ⅱ 60 80 年館 3F316 民法演習 Ⅲ 61 要件事実演習 93 基礎ゼミⅠ 52 専任教授 とおやまじゅんこう基礎ゼミⅡ 54 遠山純弘財産法 Ⅰ 55 80 年館 5F507 財産法 Ⅱ 57 民事訴訟法判例演習 Ⅱ 71 民事訴訟実務の基礎 80 専任教授 なかむらよしひこローヤリング ( 面接交渉 ) 84 中村芳彦クリニック ( 市民間紛争 ) 86 新一口坂校舎 6F-22 エクスターンシップ 89 倒産法演習 126 行政法基礎 46 専任教授 はまかわきよし行政法演習 Ⅰ 48 浜川清行政法演習 Ⅱ 49 80 年館 5F514 エクスターンシップ 89 1

専任教授専任教授専任教授専任教授専任教授兼担教授 ( 法学部 ) 兼担教授 ( 法学部 ) 兼担教授 ( 法学部 ) 兼担教授 ( 法学部 ) 兼担教授 ( 法学部 ) 兼担教授 ( 法学部 ) 兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授 ひ日 ひろ廣 やま山 お尾 おおの大野 さか坂 なかの中野 もり森 あそう麻生 うえ上 泉 ね根 いずみさわ 澤 うつのみや宇都宮 おお大 なか中 おおはら大原おかだ岡田かみむら上村 きく菊く久 こ小こ小 のだ 野田 みずの水野 ざき崎 きしい岸井 はま浜 た田 はら原 た田 ぼ保 いけ池 にし西 むら村 ひろゆき 浩行 かつあき勝彰 ともゆき智幸 まさ雅 秋学期着任予定 たつじ達司 だいたろう大太郎 とおる徹 かつろう 勝郎 あき章 みつひろ光洋 ひろ裕 あきら章 じゅんこ 純子 あり有 とし利まさ理 のぶ信 お夫 き樹 なおこ直子 いく行 淳 ひろ紘 じゅんいち くに邦 とも知 ひこ彦 あきら彰 お夫 ゆき之 一 よし吉 よ世 さいとうめぐみ齊藤愛 統治の基本構造 42 基本的人権 44 憲法演習 Ⅰ 46 憲法演習 Ⅱ 47 憲法判例演習 Ⅰ 50 80 年館 3F310 憲法判例演習 Ⅱ 51 ドイツ法 95 現代人権論 121 80 年館 4F406 刑事基礎演習 74 刑事訴訟法 Ⅰ 75 刑事訴訟法 Ⅱ 76 刑法演習 Ⅰ 76 新一口坂校舎 6F-24 刑法演習 Ⅱ 77 刑法判例演習 Ⅰ 79 刑事訴訟実務の基礎 81 法曹倫理 82 クリニック ( 生活紛争 ) 87 新一口坂校舎 6F-23 刑法演習 Ⅱ 77 刑法判例演習 Ⅱ 80 英米法 93 刑事政策 Ⅱ 108 法哲学 94 経済法 Ⅰ 109 経済法 Ⅱ 110 経済法演習 112 行政学 100 アメリカ政治論 101 労働法 Ⅰ 104 労働法 Ⅱ 106 国際関係法 ( 公法系分野 )Ⅰ 137 国際関係法 ( 公法系分野 )Ⅱ 138 クリニック ( 刑事法 ) 88 労働法演習 107 民事訴訟法演習 Ⅰ 68 民事訴訟法演習 Ⅱ 69 現代家族の法と手続 103 国際取引法 141 債権回収法 102 社会保障法 122 法曹倫理 82 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅱ 140 クリニック ( 刑事法 ) 88 金融取引法 129 法情報 法律文書作成 92 医事法 127 憲法演習 Ⅰ 46 憲法演習 Ⅱ 47 2

兼任教授 さくらい桜井 たけお健夫 消費者法 117 兼任教授兼任教授兼任教授 しら白 ふじ藤 すみだ角田 たかぎ高木 ひろ博 まさ政 ゆき行 よし芳 こうたろう 光太郎 地方自治法 114 知的財産法 Ⅱ 116 法と心理学 142 兼任教授 たかぎ髙木 ひろ裕 やす康 倒産法 Ⅰ 124 倒産法 Ⅱ 125 兼任教授 た田 むら村 よう陽 こ子 民事訴訟法 Ⅰ 66 民事訴訟法 Ⅱ 67 兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任講師兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授兼任教授 どうがうち道垣内 どう堂 ぞの園 なかあみ 中網 なかむら中村 にし西 の野 かわ川 ぐち口 はせがわ長谷川 ふく福 まつ松 し士 むら村 まつもと松本 やなぎ柳 まさと正人 しょうへい昇平 え栄 あき明 よし芳 か佳 み美 あき昭 よ代 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅰ 139 信託法 129 法情報 法律文書作成 92 法制史 98 税法 112 民事執行 保全法 110 かおり香織金融取引法 129 しょういち 彰一 刑法総論 72 刑事訴訟法演習 Ⅰ 77 刑事訴訟法演習 Ⅱ 78 刑事訴訟実務の基礎 81 立法学 99 ふみこ文子英文契約文書作成 91 よし良 ゆき之 さとる悟 まさ昌 こ子 のじましんいちろう野嶋愼一郎 やなぎけんいちろう柳憲一郎 法と経済学 97 知的財産法 Ⅰ 115 商法演習 Ⅰ 64 商法演習 Ⅰ 65 環境法 118 3

2. 科目一覧 履修系列 履修系列 科目名 必選区分 配当学年 開講期単位担当者名 統治の基本構造必修 1 年秋学期 2 日野田浩行 42 基本的人権必修 1 年春学期 2 日野田浩行 44 行政法基礎選択 1 2 年春学期 2 浜川清 46 掲載ページ 公法系 憲法演習 Ⅰ 必修 2 年秋学期 2 日野田浩行 齊藤愛 46 憲法演習 Ⅱ 必修 3 年春学期 2 日野田浩行 齊藤愛 47 行政法演習 Ⅰ 必修 2 年秋学期 2 浜川清 48 法律基本科目群 民事系 刑事系 行政法演習 Ⅱ 必修 3 年春学期 2 浜川清 49 憲法判例演習 Ⅰ 選択 3 年春学期 2 日野田浩行 50 憲法判例演習 Ⅱ 選択 3 年秋学期 2 日野田浩行 51 基礎ゼミ Ⅰ 選択 1 年春学期 2 遠山純弘 52 基礎ゼミ Ⅱ 選択 1 年秋学期 2 遠山純弘 54 財産法 Ⅰ 必修 1 年春学期 4 遠山純弘 55 財産法 Ⅱ 必修 1 年秋学期 4 遠山純弘 57 民事基礎演習 選択 1 年 秋学期 2 土屋文昭 59 民法演習 Ⅰ 必修 2 年 春学期 2 土屋文昭 新堂明子 59 民法演習 Ⅱ 必修 2 年 秋学期 2 土屋文昭 新堂明子 60 民法演習 Ⅲ 選択 3 年春学期 2 土屋文昭 61 商法 Ⅰ 選択必修 1 2 年春学期 2 明田川昌幸 62 商法 Ⅱ 選択必修 1 2 年 秋学期 2 明田川昌幸 63 商法演習 Ⅰ 必修 3 年 春学期 2 明田川昌幸 柴田和史 柳明昌 64 商法演習 Ⅱ 必修 3 年秋学期 2 明田川昌幸 柴田和史 柳明昌 民事訴訟法 Ⅰ 必修 1 年春学期 2 田村陽子 66 民事訴訟法 Ⅱ 必修 1 年秋学期 2 田村陽子 67 民事訴訟法演習 Ⅰ 必修 2 年春学期 2 高須順一 上原裕之 68 民事訴訟法演習 Ⅱ 必修 2 年秋学期 2 高須順一 上原裕之 69 民事法演習必修 3 年秋学期 2 高須順一 70 民事訴訟法判例演習 Ⅱ 選択 3 年秋学期 2 中村芳彦 71 刑法総論必修 1 年春学期 2 野嶋愼一郎 72 刑法各論必修 1 年秋学期 4 今井猛嘉 73 刑事基礎演習選択 1 年秋学期 2 水野智幸 74 刑事訴訟法 Ⅰ 必修 1 年春学期 2 水野智幸 75 刑事訴訟法 Ⅱ 選択 1 年 秋学期 2 水野智幸 76 刑法演習 Ⅰ 必修 2 年 春学期 2 今井猛嘉 水野智幸 76 刑法演習 Ⅱ 必修 2 年 秋学期 2 水野智幸 担当教員 ( 専任 ) 77 刑事訴訟法演習 Ⅰ 必修 2 年秋学期 2 田中開 野嶋愼一郎 77 刑事訴訟法演習 Ⅱ 必修 3 年春学期 2 田中開 野嶋愼一郎 78 刑法判例演習 Ⅰ 選択 3 年春学期 2 水野智幸 79 刑法判例演習 Ⅱ 選択 3 年 秋学期 2 担当教員 ( 専任 ) 80 次ページへ続く 65 4

前ページからの続き 履修系列 実務基礎科目群 履修系列 専門的技能教育 科目名 必選区分 配当学年 開講期単位担当者名 民事訴訟実務の基礎必修 2 年春学期 2 中村芳彦 派遣裁判官 80 刑事訴訟実務の基礎必修 2 年春学期 2 水野智幸 野嶋愼一郎 81 法曹倫理必修 3 年秋学期 2 山崎雅彦 岡田理樹 82 ローヤリング ( 面接交渉 ) 選択必修 2 年 ~ 春学期 秋学期 2 中村芳彦 84 クリニック ( コンプライアンス ) 選択必修春学期 秋学期 2 高須順一 85 クリニック ( 市民間紛争 ) 選択必修春学期 秋学期 2 中村芳彦 86 掲載ページ クリニック ( 生活紛争 ) 選択必修春学期 2 山崎雅彦 87 2 年 ~ 今井猛嘉 麻生光洋 春学期 菊田行紘 クリニック ( 刑事法 ) 選択必修 2 88 秋学期 田中 開 麻生光洋 菊田行紘 2 年 ~( 春学期エクスターンシップ選択必修は3 年のみ ) 春学期 秋学期 2 中村芳彦 浜川清 89 国際経済紛争処理選択必修 3 年秋学期 2 米谷三以 90 英文契約文書作成選択必修 2 年 ~ 春学期 2 福士文子 91 法情報 法律文書作成選択必修 3 年秋学期 2 小池邦吉 中網栄美子 92 要件事実演習選択 3 年秋学期 2 土屋文昭 93 基礎法学 隣接科目群 基礎 隣接 英米法 選択 1 年 ~ 秋学期 2 担当教員 ( 専任 ) 93 法哲学 選択 1 年 ~ 春学期 2 大野達司 94 ドイツ法 選択 1 年 ~ 春学期 2 日野田浩行 95 法と経済学 選択 1 年 ~ 春学期 2 松村良之 97 法制史 選択 1 年 ~ 秋学期 2 中網栄美子 98 立法学 選択 1 年 ~ 春学期 2 長谷川彰一 99 行政学 選択 1 年 ~ 秋学期 2 坂根徹 100 アメリカ政治論 選択 1 年 ~ 秋学期 2 中野勝郎 101 次ページへ続く 5

前ページからの続き 履修系列 履修系列 科目名 必選区分 配当学年 開講期単位担当者名 掲載ページ 現代的契約関係法 選択 2 年 ~ 春学期 2 高須順一 101 債権回収法 選択 2 年 ~ 春学期 2 大中有信 102 現代家族の法と手続 選択 2 年 ~ 秋学期 2 上原裕之 103 労働法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 浜村彰 104 展開 労働法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 浜村彰 106 労働法演習選択 3 年秋学期 2 泉澤章 107 刑事政策 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 担当教員 ( 専任 ) 108 経済法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 岸井大太郎 109 経済法 Ⅱ 選択 3 年 春学期 2 岸井大太郎 110 民事執行 保全法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 西川佳代 110 経済法演習 選択 3 年 秋学期 2 岸井大太郎 112 税法 選択 2 年 ~ 春学期 2 中村芳昭 112 地方自治法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 白藤博行 114 知的財産法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 松本悟 115 知的財産法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 角田政芳 116 消費者法 選択 2 年 ~ 春学期 2 桜井健夫 117 環境法 選択 2 年 ~ 春学期 2 柳憲一郎 118 展開 先端科目群 企業結合法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 柴田和史 119 企業結合法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 柴田和史 120 現代人権論 選択 2 年 ~ 秋学期 2 日野田浩行 121 社会保障法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 大原利夫 122 金融商品取引法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 明田川昌幸 123 金融商品取引法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 明田川昌幸 123 倒産法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 髙木裕康 124 倒産法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 髙木裕康 125 先端 倒産法演習選択 3 年秋学期 2 中村芳彦 126 医事法選択 2 年 ~ 秋学期 2 小西知世 127 金融取引法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 久保淳一 野口香織 129 信託法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 堂園昇平 129 企業取引法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 明田川昌幸 130 企業取引法 Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 明田川昌幸 131 国際刑事法 選択 2 年 ~ 春学期 2 今井猛嘉 132 経済刑法 選択 2 年 ~ 春学期 2 今井猛嘉 133 国際経済法 Ⅰ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 米谷三以 135 国際経済法 Ⅱ 選択 3 年 春学期 2 米谷三以 136 国際関係法 ( 公法系分野 )Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 森田章夫 137 国際関係法 ( 公法系分野 )Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 森田章夫 138 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅰ 選択 2 年 ~ 春学期 2 道垣内正人 139 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅱ 選択 2 年 ~ 秋学期 2 上村直子 140 国際取引法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 宇都宮純子 141 法と心理学 選択 2 年 ~ 秋学期 2 高木光太郎 142 次ページへ続く 6

前ページからの続き 上智大学法科大学院提供科目一覧 展開 先端科目群 科目名 必選区分 配当学年 開講期単位担当者名 掲載ページ 国際取引法の現代的課題 選択 2 年 ~ 春学期 2 和仁亮裕 143 国際家族法 選択 2 年 ~ 秋学期 1 出口耕自 146 環境法政策 選択 2 年 ~ 春学期 2 北村喜宣 150 環境訴訟 選択 2 年 ~ 秋学期 2 越智敏裕 153 企業環境法 選択 2 年 ~ 秋学期 2 筑紫圭一 155 金融法選択 2 年 ~ 秋学期 2 和仁亮裕 森下哲朗 井上聡 藤田元康 158 要件外科目 Law and Practice of International Business Transactions 要件外科目 修得しても進級要件 修了要件の単位には含まれません 2 年 ~ 秋学期 1 森下哲朗他 148 7

3. 専任教員紹介 ( 五十音順 ) あけたがわ明田川 まさゆき 昌幸 担当授業科目 商法 Ⅰ Ⅱ 商法演習 Ⅰ Ⅱ 金融商品取引法 Ⅰ Ⅱ 企業取引法 Ⅰ Ⅱ 自己紹介 株式や新株予約権など エクイティ ファイナンス関連の企業金融に関心があります 疑問に思ったことは 分野にこだわらずにいろいろな文献や資料を参考にして考えます 学生諸君へのメッセージ法律の勉強は 条文と判例 学説が基本ですが その背景には経済的 社会的要素が多分にあります このことを踏まえて これらを有機的 総合的に理解しようとすることで つまらなくあじけないと思われている法律の勉強が 興味深いものになっていきます 最近の研究テーマ 企業金融 ( 株式や新株予約権による資金調達 ) に関する法規制企業間での株式持ち合いや企業とその大株主である企業との間の取引に関する法規制 最近の主要著書 論文 第 464 条 ( 買取請求に応じて株式を取得した場合の責任 ) 江頭憲治郎他編 論点体系会社法 < 補巻 > (2015 年 6 月 ) 株式持ち合いの法的リスク 飯田秀総他編 商事法の新しい礎石落合誠一先生古稀記念 (2014 年 7 月 ) 組織再編比率についての特別利害関係と法規制 岩原紳作他編 会社 金融 法 下巻 (2014 年 1 月 ) 短期売買差益返還義務と憲法 29 条 別冊ジュリスト 214 金融商品取引法判例百選 (2013 年 2 月 ) オフィスアワー 金曜 6 限 18:30~20:00 研究室 8

いまい今井 たけよし 猛嘉 担当授業科目 刑法各論 刑法演習 Ⅰ 国際刑事法 経済刑法 クリニック ( 刑事法 ) 自己紹介東京大学法学部卒 同 ( 学士 ) 助手 北海道大学法学部助教授 法政大学法学部助教授 同教授を経て 法政大学法務研究科教授 この間 ( 助教授時代に ) 3 年弱に渉り 在外研究 ( ケンブリッジ大学 ジュネーブ大学 フンボルト大学等 ) に従事 法制審議会 ( 刑事法部会 ) 幹事 委員 新旧司法試験考査委員 内閣府経済社会総合研究所客員研究員 OECD WGB( 日本政府代表 ) 等を歴任 学生諸君へのメッセージ刑法の学習において大切なのは 学説の分岐を 暗記 するのではなく 一見複雑に見える議論が何故 展開されているのかという本質を 理解 することである そのためには 判例の事案等 具体的な事例を常に念頭に置く必要があるが これは 初学者や 正解だけを手短に知りたいと思う者には 困難な作業であろう 事例を常に想起し 具体的な議論を展開するには 多くの文献を読み込み 自分の頭で 一つ一つ問題を解決していく癖を身につけるしかない ( 数学の問題を解くのと 全く同じである ) このような作業を厭い 他人が整理した マニュアル や レジュメ で済まそうとすると 少なくとも新司法試験には ほぼ確実に合格しないであろう 将来 法律家になったときには 頼るべき マニュアル や レジュメ など無いことを肝に銘じて 学習の王道を歩んでもらいたい 刑法に限らず 法律学を学習する前提として 文章を正確に読めること 簡潔で論理的な文章を ( パソコンを用いないで ) 書けることが 必須である 法律学は 言葉と論理で相手を説得するための学問 ( ないし技術 ) だからである こうした 正確かつ十分な文章処理能力を 刑法の学習を通じて 鍛えてもらいたい 最近の研究テーマ日本刑法 国際刑法 国際経済刑法 最近の主要著書 論文 1 学術論文 支払用カードの保護に関する刑法の一部改正 ( 法律時報 75 巻 2 号,2003,pp.45 50) 刑法の解釈と立法 ( 法学教室 274 号,2003,pp.36 43) イギリスにおける倒産犯罪 ( 法学志林 100 巻 4 号,2003,pp.1-67) 英米における倒産犯罪の問題状況 アメリカの状況を中心としてー ( 現代刑事法 50 号,2003,pp.38 48) イギリスにおける道路交通犯罪 悪質運転に対する近時の動向を中心にしてー ( 法律のひろば 56 巻 7 号, 2003,pp.23 31) 組織体の刑事責任 ( 環境刑法の総合的研究 ( 町野朔編 ),2003,pp.360-380) 9

危険運転致死傷罪と危険の引受け ( 現代刑事法 53 号,2003,pp.87 94) 預金の占有 誤振込みと財産犯の成否 ( 現代刑事法 55 号,2003,pp.104 110) 盗品関与罪の成否 ( 現代刑事法 57 号,2004,pp.97 103) 放火罪の成否 ( 現代刑事法 59 号,2004,pp.106 114) ドイツ 国際刑法典 について (1) ( 現代刑事法 62 号,2004,pp.71 81) 日本における証券犯罪 ( 日中比較経済犯罪 ( 第 9 回日中刑事法学術討論会報告書 ),2004,pp.144 161) 違法性の認識 ( 刑法判例演習 ( 川端博編 ),2004,pp.88 95) 文書偽造罪の成否 (1) ( 現代刑事法 61 号,2004,pp.109 118) 刑法総則の罰則整備 ( ジュリスト 1276 号,2004,pp.53 61) 文書偽造罪の成否 (2) ( 現代刑事法 69 号,2005,pp.122 128) 不作為犯 ( ケース & プロブレム刑法総論 ( 山口厚編 ),2004,pp.57 76) 違法性 ( ケース & プロブレム刑法総論 ( 山口厚編 ),2004,pp.77 125,( 被害者の同意 pp.91-107 を除く ) 2 判例評釈 注意義務の存否 内容 (1) 信頼の原則 ( 刑法判例百選 Ⅰ 総論 ( 第五版 ) ( 別冊ジュリスト 166 号 ),2003, pp.106-107) 背任罪における図利加害目的 ( 刑法判例百選 Ⅱ 各論 ( 第五版 ) ( 別冊ジュリスト 167 号 ),2003,pp.136-137) 司法書士に対し金銭消費貸借契約証書に基づく公正証書の作成の代理嘱託を依頼するに際し偽造の同契約証書を真正な文書として交付する行為と偽造私文書行使罪にいう 行使 ( 法学教室 288 号,2004,pp.102-103) 3 解説 刑事法辞典 ( 信山社,2003) 数項目の解説 刑法における人の始期 ( 法学教室 271 号,2003,p.135) 堕胎罪 遺棄罪の解釈 保護責任者の意義 ( 法学教室 272 号,2003,p.125) 遺棄罪の解釈 遺棄及び不保護の概念 ( 法学教室 273 号,2003,p.125) 危険運転致死傷罪 趣旨 保護法益 近時の裁判例 ( 法学教室 274 号,2003,p.153) 電子計算機損壊等業務妨害罪 趣旨 保護法益 近時の裁判例 ( 法学教室 275 号,2003,p.125) 心的外傷後ストレス障害 (PTSD) と傷害罪 ( 法学教室 276 号,2003,p.101) 預金の占有 誤振込みと 窃盗罪 詐欺罪 横領罪の成否 ( 法学教室 277 号,2003,p.111) 詐欺罪 国家的法益との関係 各種証明書の詐欺罪における財物性 ( 法学教室 278 号,2003,p.129) 盗品関与罪 趣旨 保護法益 近時の裁判例 ( 法学教室 279 号,2003,p.139) 放火罪における 公共の危険 の意義 ( 法学教室 280 号,2004,p.123) 放火罪における 建造物 の意義 ( 法学教室 281 号,2004,p.157) 文書偽造罪における偽造概念 ( 法学教室 282 号,2004,p.119) 4その他 全国法科大学院めぐりー法政大学大学院法務研究科 ( 現代刑事法 69 号,2005,p.115) 企業活動とコンプライアンスーアンケート調査を踏まえた法的責任のあり方についてー ( 早稲田大学 21 世紀 COE プロジェクト : 企業と市場に係る刑事法制研究グループ COE シンポジウム 企業の社会的責任 における基調報告 2004.11.13) オフィスアワー月曜 6 限 18:30~20:00 研究室 10

こめたに 米谷 かずもち 三以 担当授業科目 国際経済紛争処理 国際経済法 Ⅰ Ⅱ 主な職歴長島 大野法律事務所 ( 当時 ) アソシエイト (1989 年 4 月 ~1996 年 8 月 ) 通商産業省 ( 当時 ) 産業政策局 通商政策局課長補佐 (1996 年 9 月 ~1998 年 8 月 ) 世界貿易機関 (WTO) 法律部法務官 (1998 年 9 月 ~2002 年 6 月 ) 経済産業通商政策局通商機構部通商交渉調整官 (2002 年 9 月 ~2003 年 11 月 ) 西村あさひ法律事務所カウンセル (2003 年 11 月 ~2005 年 12 月 ) パートナー (2006 年 1 月 ~2008 年 9 月 ) 経済産業省通商政策局国際法務室長 (2008 年 10 月 ~2015 年 10 月 ) 法政大学大学院法務研究科教授 ( 実務家 )(2004 年 4 月 ~) 西村あさひ法律事務所カウンセル (2015 年 10 月 ~) 自己紹介国際経済法という一般には聞き慣れない分野の実務に携わって 15 年以上になります 主な職歴にあるように 法律事務所のほか 国際機関 ( 世界貿易機関 (WTO)) 及び政府 ( 経済産業省 ) 勤務を経験しました WTO 協定は 加盟国の政府措置を規律する国際約束であり その履行を確保するために国際的な政府間の司法手続を用意しています この手続において 政府の担当者として 又は代理人として さらに 仲裁人に比較されるパネルの調査官として 多数の案件に関与してきました WTO 協定のほか 経済連携協定 投資保護協定などの策定 交渉 実施にも関わっております また弁護士としては 政府に対する他 アンチダンピング関税 相殺関税 輸出管理などに関して企業に対して助言を行ってきました 学生諸君へのメッセージ国際経済法は 日本ではまだまだ未開拓といえる分野ですが 世界的に見れば 近年急速に実務が発展してきており 日本政府にとっては当然のこと 企業にとっても無視できない分野になっています 関税 租税 規制 知的財産権など特定分野の専門家が力を合わせて取り組む必要のある問題が増加しており 企業のプランニングにおいても重要性が認められてきています また法律論に政策論が複雑に絡み合う分野ですが 先例の蓄積が進み また個別紛争解決の重要性が大きくなった今日では スペシャリストである法律家の役割が重要になってきています 伝統的な法実務の重要性は増えこそすれ減ることはあり得ませんが 21 世紀の法律家として こういった新しい分野にも挑戦し 職域を拡大する気持ちももってもらえればと願っています 最近の主要著書 論文 Current Application of the WTO Rules to Domestic Policy Measures -An Effective Promotion of Trade, Or 11

an Unnecessary Distortion of Markets?, in Akira Kotera et al.(eds.), The Future of the Multilateral Trading System: East Asian Perspectives (2009, Cameron May) 適用法規- 国際法の直接適用とその含意 ( 国際投資協定 ~ 仲裁による法的保護 小寺彰編,2010) 国際金融危機への通商法の対応とその課題 - 国際経済法を貫く公共哲学の必要性 ( 日本国際経済法学会年報第 20 号,2011) WTOへの私人参加 - 問題は正統性か専門性か ( 国際経済法講座 Ⅰ 日本国際経済法学会編 2012) 航空機産業に対する WTO 補助金協定の適用 ( 空法第 54 号 日本空法学会編 2013) 国際経済法 ( 松下満雄名誉教授との共著 東京大学出版会 2015) TPPと政府 企業法務 ( 藤井康次郎弁護士との共著 NBL ( 商事法務 )1063 号 (2015 年 ) から不定期連載 オフィスアワー 水曜 6 限 18:30~20:00 研究室 12

しばた柴田 かずふみ 和史 担当授業科目 商法演習 Ⅰ Ⅱ 企業結合法 Ⅰ Ⅱ 学生諸君へのメッセージ新聞を読んだり 映画をみたり テレビドラマを見たりしていると しばしば商法や会社法に絡んだ話を見つけることができます 近年に起こった印象に残る事件としては 東京電力の歴代取締役達の責任問題 大王製紙の問題 オリンパスや東芝の粉飾決算の問題などいくつも挙げることができます 皆さんは まず 商法や会社法がどのように関係するかを考えてみてください そうしたら つぎに マスコミの解説の誤りを発見してください 商法や会社法の知識は専門知識になりますから 多くの場合 専門家でない人が執筆した法律の解説となり 正確ではありません 遊びながら間違い探しを試みてください こんなことを繰り返しているうちに 商法や会社法がだんだんと面白くなります また 会社法が苦手な人や苦手になるかもしれないと思っている人は ぜひ 下記の 日経文庫ビジュアル 図でわかる会社法 ( 日本経済新聞出版社 ) を読んでみてください 電車に乗っているときや時間の空いているときなどに 図解の絵を見て楽しんでいると 知らないうちに 会社法の心髄を押さえることができます 最近の研究テーマいくつかのテーマを並行して研究している 会社の合併 分割及び企業結合法の研究 1 合併及び企業結合法の研究は私の生涯にわたる研究テーマである 1995 年 96 年にかけて, 通産省 産業政策局で行われた 株式会社の合併 分割に関する研究会 で座長を勤め 別冊商事法務 187 号において 会社合併 分割の現状と課題 という報告書を上梓した 2010 年に商事法務の会社法コンメンタール 17 巻の合併に関する解説を執筆し 翌年 同 18 巻の合併の手続に関する解説を執筆した 以来 毎年 合併に関する論文を発表している 現在は 合併に関する研究 会社分割に関する研究 および 持株会社とその被支配会社の研究を行っている 2 特株会社と連結納税制度の研究連結納税制度の研究としては 1995 年から通産省 産業政策局で行われた 連結納税制度の研究会 に唯一の商法委員として参画し 詳細な研究報告書を発表し 2002 年春には 連結納税制度と商法上の問題点 という論文を公表した 3 1997 年 98 年にかけて 通産省 産業政策局で行われた 株式交換制度の研究会 で座長を勤め 現実に巨大な事業会社を子会社とする持株会社を実現させるための法制度としての株式交換制度を研究し 立法に寄与した 4 インターネットと会社の情報開示アメリカ合衆国の証券取引委員会が始めた EDGAR システムを どのように修正して わが国へ導入すべきかについて研究を進め その成果として 2001 年 6 月から 金融監督庁において EDINET が稼動し始めた これについては 2002 年 1 月 1 日号のジュリストに論文を発表した 5 株式会社法の基本原理の研究 13

18 世紀および 19 世紀のドイツやイギリスやアメリカにおける株式会社法の基本原理を研究している 6 労働法と会社法の交錯中央労働委員会において現実の労働問題に直面していた関係から 労働法と会社法が交錯する局面において生ずる問題を解決しなければならないと考えている とりわけ 会社分割制度の悪用の問題は看過することができないと考える 新設分割実行前に行われた分割会社の不当労働行為と新設分割実行後の救済命令の名宛人 -モリタエコノス外一社事件について- という論文を中央労働時報 1119 号 19 頁 ~31 頁 ( 財団法人労委協会 2010 年 6 月 ) に発表した 最近の主要著書 論文柴田和史 ( 著 ) 会社法詳解( 第 2 版 ) ( 商事法務,2015) 柴田和史 ( 著 ) 類型別中小企業のための会社法( 第 2 版 ) ( 三省堂,2015) 柴田和史 ( 著 ) 日経文庫ビジュアル 図でわかる会社法 ( 日本経済新聞出版社,2014) 柴田和史 北村 山田 ( 著 ) 現代会社法入門( 第 4 版 ) ( 有斐閣,2015) 近藤 柴田和史 野田 ( 著 ) ポイントレクチャー会社法( 第 2 版 ) ( 有斐閣,2015) 現代商法入門( 第 9 版 )( 近藤光男編 ) ( 有斐閣,2014) デイリー六法( 平成 28 年版 ) の商法の部分を編集( 三省堂,2015) 柴田和史 ( 著 ) 類型別中小企業のための会社法 ( 三省堂,2012) 柴田和史 ( 著 ) 会社法詳解 ( 商事法務,2009) 柴田和史 北村 山田 ( 著 ) 現代会社法入門( 第 3 版 ) ( 有斐閣,2010) 近藤 柴田和史 野田 ( 著 ) ポイントレクチャー会社法 ( 有斐閣,2009) 柴田和史 = 野田博 ( 編 ) 会社法の実践的課題 ( 法政大学現代法研究所,2011) 柴田和史 = 野田博 ( 編 ) 会社法の現代的課題, 法政大学現代法研究所,2004) 現代商法入門( 第 8 版 )( 近藤光男編 ) ( 有斐閣,2009) 新六法( 平成 22 年版 ) の商法及び経済法 消費者保護法の部分を編集( 三省堂,2009) 柴田和史 ( 著 ) 日経文庫ビジュアル 株式会社の基本( 第 3 版 ) ( 日本経済新聞社,2006) 論文 合併法理の再構成 (1)~(6 完) 法学協会雑誌 104 巻 ~107 巻 (1987~1990) 論文 機能的企業評価論 ( 竹内昭夫教授還暦記念論文集 現代企業法の展開 (1990),437 頁 ~472 頁 論文 ポイズン ピル 法学志林 87 巻 4 号 77 頁 ~110 頁 (1990) 論文 竹内商法学の軌跡 ジュリスト 1118 号 25 頁 ~33 頁 (1997) 論文 子会社管理における親会社の責任 ( 別冊商事法務 206 号, 持株会社をめぐる商法上の諸問題,1998, p.105 以下 ) 論文 二段階代表訴訟 ( 竹内昭夫教授追悼記念論文集 商事法の展望, 商事法務,1998,pp.487-529) 論文 大株主の忠実義務と連結納税制度 ( 田村諄之輔先生古稀記念論文集 企業結合法の現代的課題と展開 所収, 商事法務,2002) 論文 取締役および大株主の情報開示義務 (1)~(3) ( 法曹時報 55 巻 1 号 1 頁 7 号 1 頁 12 号 1 頁 ( 法曹会,2003) 論文 柴田和史 = 神田秀樹共著 電子株主総会への展望 ( 岩村充 = 神田秀樹 ( 編 ) 電子株主総会の研究, 弘文堂,2003,pp.131-150) 論文 配当還元法の一考察 ( 江頭憲治郎先生還暦記念論文集 企業法の理論 所収, 商事法務,2007) 論文 追出合併と対価柔軟化 ( ビジネス法務体系 Ⅱ, 日本評論社,2006) 14

論文 現金交付合併と正当な営業上の目的の理論 柴田和史 = 野田博 ( 編 )( 会社法の現代的課題, 法政大学現代法研究所,2004) 論文 非上場株式の評価 会社法の争点 60 頁 ~61 頁 (2009 年 ) 論文 経営判断の原則 研究序説 柴田和史 = 野田博 ( 編 )( 会社法の実践的課題, 法政大学現代法研究所,2011) 論文 吸収合併における不動産の対抗要件の問題 ( 関俊彦教授古稀記念論文集 変革期の企業法, 商事法務,2011,pp.143-196) 論文 吸収合併における包括承継と一身専属性の認められる債権債務 前田重行先生古稀記念論文集 企業法 金融法の新潮流 265 頁 ~312 頁 ( 商事法務 2013 年 1 月 ) 論文 吸収合併における包括承継と根保証契約 岩原紳作ほか ( 編 ) 会社 金融 法( 下巻 ) 215 頁 ~ 248 頁 ( 商事法務 2013 年 11 月 ) 論文 準共有株式の準共有者による議決権行使方法 私法判例リマークス 49 号 215 頁 ~248 頁 ( 日本評論社,2014 年 ) 論文 平成 26 年会社法改正の概要 法政大学法科大学院紀要 10 巻 13 頁 ~24 頁 (2014 年 8 月 ) 論文 呈示期間経過後の小切手譲渡と善意取得 手形小切手判例百選第 7 版 124 頁 ~125 頁 (2014 年 ) 論文 株式等売渡請求制度 法律時報 87 巻 3 号 (2015 年 2 月 ) 論文 会社法 361 条における賞与についての考察 法政大学法科大学院紀要 11 巻 1 頁 ~17 頁 (2015 年 8 月 ) オフィスアワー 金曜 6 限 18:30~20:00 研究室 15

しんどう新堂 あきこ明子 民法演習 Ⅰ Ⅱ 担当授業科目 自己紹介 利益分析しなさい そして 逃げないで結論を出しなさい という恩師の言葉を守ろうと日々格闘していますが なかなかうまくいきませんね 学生諸君へのメッセージ判旨を覚えて済ませるのではなく 誰が誰をどうして訴えていて 裁判所はどういう判決をしたのか 誰がなぜ控訴したのか 誰がなぜ上告したのか 最終的に誰が勝って誰が負けたのか 当事者はそれで納得したのか等々を考えながら 判例を読むように心がけてください というか 私もそう読むよう努力しています これも 別の恩師が教えてくれたことです 最近の研究テーマ 第三者のためにする契約 責任競合 純粋経済損失 最近の主要著書 論文 1 中馬義直 新堂明子 537~539 谷口知平 五十嵐清編 新版注釈民法 (13) 債権 (4) 補訂版 691~792 頁 (2006 年 ) 2 新堂明子 たんなる不実表示と契約違反としての不実表示 : イギリス法のスケッチ みんけん : 民事研修 660 号 2~25 頁 (2012 年 ) 3 同 契約と過失不法行為責任の衝突 建物の瑕疵により経済的損失 ( 補修費用額 ) が生じる例をめぐって 北法 61 巻 6 号 2270~2249 頁 (2011 年 ) 4 同 契約と過失不法行為責任の衝突 建物の瑕疵により経済的損失 ( 補修費用額 ) が生じる例をめぐって NBL936 号 17~28 頁 (2010 年 ) 5 同 イギリス法における契約責任と不法行為責任の競合について 北大法学論集 60 巻 6 号 1752~1725 頁 (2010 年 ) 6 同 建物の瑕疵の補修費用に関する建築請負人の建物買主に対する不法行為責任 最二判平成 19.7.6 を製造物責任法の観点から考察する NBL890 号 53~63 頁 (2008 年 ) オフィスアワー 金曜 6 限 18:30~20:00 研究室 16

たかす高須 じゅんいち 順 一 担当授業科目 民事訴訟法演習 Ⅰ Ⅱ 民事法演習 クリニック ( コンプライアンス ) 現代的契約関係法 主な職歴 昭和 63 年 弁護士登録 ( 東京弁護士会 ) 現在に至る 平成 2 年より順次 法政大学第一部法学部 第二部法学部 通信教育学部の各兼任講師を務める 東京弁護士会の綱紀委員会 弁護士研修委員会 業務委員会の各副委員長及び日本弁護士連合会司法制度調査会民事部会副部会長を務める 2015 年 2 月まで民法 ( 債権法 ) 改正作業につき 法務省法制審議会民法 ( 債権関係 ) 部会幹事 自己紹介本学を卒業した 50 代半ばの弁護士です 30 年来の阪神タイガース ファンということもあって 港区の虎ノ門に法律事務所を構えております また パソコンは Mac です このような私を一言で表現するとすれば つまりは反骨ということになるのでしょうか もっとも見かけは穏やかですし 自分では紳士のつもりでいます 妻と子供にも恵まれ 幸福な人生を送っています そして 母校で教鞭を取ることに大いなる喜びを感じています 日常の弁護士業務は民事事件が主体となっています 依頼者層は幅広く小学校の同級生の人生相談から上場企業の顧問業務まで 様々な事件を担当しています また ここ数年は民法 ( 債権法 ) の改正作業に取り組んでいます 120 年ぶりの債権法全面改正については皆さんにも大きな影響があると思います 本年度はいよいよ平成民法が現実化する予定です これまで受任した数々の事件 一人ひとりの依頼者との関係を通じて 私という一人の弁護士が形成されてきたというのが実感です このような全人格的な弁護士としての私の姿をそのまま見てもらいたいと思っています でも やっぱり 座右の銘は 長い物には巻かれ ない かな 学生諸君へのメッセージ皆さんは 21 世紀のわが国法曹制度の根幹を担う まさにパイオニアとしての新しい人材です 時代にはその制度を 制度にはその人材を 私は このことに意義を感じて 法科大学院の専任教員の一人にさせていただきました そして, それ以前の 10 数年に及ぶ学部の兼任講師経験から学んだことは 私が一所懸命にならなければ 皆さんに感動を与えられないということです ですから 私は一所懸命に授業に臨む覚悟です どうか皆さんも一所懸命に勉強に取り組んでください そして 自らの手で自らの人生を切り開いてください これから始まろうとしている皆さんの挑戦にエールを送りたいと思います 17

最近の主要著書 論文 集合将来債権譲渡担保契約の効力 ( 信山社, 現代民事法学の構想所載 ) 集合将来債権譲渡担保契約における権利移転の時期 ( 法政法科大学院紀要 2 巻 1 号所載 ) 電子記録債権法と将来債権譲渡担保 ( 遠藤光男元最高裁判事喜寿記念文集 実務法学における現代的諸問題所載 ) the Champions of Civil Code としての弁護士の役割 ( 日本弁護士連合会 自由と正義 2009 年 3 月号所載 ) ロースクール民事法 ( 単著, 酒井書店 ) 債務不履行責任( 損害賠償責任および解除権 ) のあり方と要件事実論 ( 日本評論社, 債権法改正と要件事実所載 ) 民法( 債権法 ) 改正を問う ( 単著, 酒井書店 ) 民法( 債権法 ) 改正に関するささやかなテクスト ( 酒井書店, 債権法の近未来像所載 ) 詐害行為取消権の法的性質に関する実証的検討( 上 )( 下 ) ( 商事法務,NBL949 号,950 号所載 ) 続 詐害行為取消権の法的性質に関する実証的検討 ( 法政法科大学院紀要 8 巻 1 号所載 ) 詐害行為取消と法人格否認の法理 ( 日本評論社, 民 商法の溝をよむ所載 ) 債権法改正作業と濫用的会社分割 ( 商事法務, 濫用的会社分割所載 ) 民法から考える民事執行法 民事保全法 ( 単著, 商事法務 ) 見えてきた平成民法の姿 ( ぎょうせい, 法律のひろば 2013 年 5 月号所載 ) 事案分析要件事実 ( 編著, 弘文堂 ) 判例にみる詐害行為取消権 否認権 ( 編著 新日本法規 ) 民法( 債権関係 ) 改正のエッセンス 詐害行為取消権 ( 商事法務,NBL1047 号所載 ) いよいよ決まった民法( 債権関係 ) 改正 重要項目解説その2 ( 日本弁護士連合会 自由と正義 2015 年 5 月号所載 ) 訴訟告知の効力( 上 )( 下 ) 債権法改正の文脈において ( 商事法務,NBL1063 号,1064 号所載 ) オフィスアワー 木曜 6 限 18:30 20:00 教室あるいは研究室 18

た 田 なか中 ひらく開 担当授業科目 刑事訴訟法演習 Ⅰ Ⅱ クリニック ( 刑事法 ) 自己紹介 1977 年東京大学法学部卒業 1991 年 ~ 法政大学教授 2000 年 ~2012 年, 2014 年, 2015 年司法試験考査委員 ( 刑事訴訟法担当 ) 2004 年弁護士登録 ( 第一東京弁護士会所属 ) 学生諸君へのメッセージ 悪しき隣人 ではない立派な法律家になってください 最近の研究テーマ 刑事訴訟法の生成と発展 ( 明治以降 ) 準抗告 接見交通 迅速な裁判 裁判の公開 証人保護 銃器犯罪 とその対策 アメリカ刑法の域外適用などにつき 研究を進めている 最近の主要著書 論文井上正仁 渡辺咲子 田中開 [ 編著 ] 日本立法資料全集 121 刑事訴訟法制定資料全集 昭和刑事訴訟法編 (1)~(11) ( 信山社,2001~2015) 長沼範良 田中開 寺崎嘉博 [ 著 ] 刑事訴訟法 第 4 版 ( 有斐閣アルマ,2015) 長沼範良 酒巻匡 田中開ほか [ 著 ] 演習刑事訴訟法 第 3 版 ( 有斐閣,2005) 田中開 [ 著 ] 捜査手続と準抗告 刑事訴訟法の争点( 新 法律学の争点シリーズ 6)( 有斐閣,2013) 田中開 成瀬剛 [ 著 ] 接見交通 ⑴ 接見指定の合憲性 要件 刑事訴訟法判例百選 第 9 版 ( 有斐閣,2011) 田中開 [ 著 ] 迅速な裁判 高田事件 刑事訴訟法判例百選 第 9 版 ( 有斐閣,2011) オフィスアワー 火曜 6 限 18:30~20:00 研究室 19

つちや土屋 ふみあき 文昭 担当授業科目 民法演習 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 民事基礎演習 要件事実演習 自己紹介 東京高裁判事を退官するまで 33 年の大半を民事裁判に携わってきました 2009 年度から 2014 年度までの 6 年間東大法科大学院で民事法を担当していました 学生諸君へのメッセージ 大学院での勉強は自学自習が基本です 何より基礎的なことの習得が大事です 法律の勉強が面白くなってきたら 希望も見えてきます 最近の研究テーマ 事実認定と法解釈の境界の問題 民事判決の国民の受容の問題 民事裁判とマスメディア 法曹養成教育の方法論等 最近の主要著書 論文 民事裁判過程論 ( 有斐閣 2015 年 ) 共編 債権法改正と裁判実務 ⅠⅡ ( 商事法務 2011,2013) 同 ステップアップ民事事実認定 ( 有斐閣 2010) オフィスアワー 月曜 4 限 15:10~16:40 研究室 ( 春学期 ) 月曜 4 限 15:05~16:35 研究室 ( 秋学期 ) 20

とおやま 遠山 じゅんこう 純 弘 担当授業科目 財産法 Ⅰ Ⅱ 基礎ゼミ Ⅰ Ⅱ 自己紹介北海道大学法学部を卒業後, 同大学院で民法を専攻し, その後, 北海学園大学法学部助手, 講師, 小樽商科大学商学部企業法学科准教授を経て,2011 年より法政大学法科大学院教授に就任しました 学部時代に必ずしも条文に包摂できない多くの解決を目の当たりにして, 法律とは何なのか, ということに疑問を持ち, 結局, ここまできてしまいました 学生諸君へのメッセージ法律を勉強しているとしばしば見られることですが, 一見似たような事案においても, 場合によっては, 異なる解決が示されることがあります 現実の法律問題を解決するためには, 知識を増やすだけでは十分ではありません 結論を導く思考プロセスも重要となります 思考プロセスと知識は車の両輪です それを念頭において勉強してください 最近の研究テーマ法典と法発展との関係について勉強しています この関係を勉強するに当たって, 具体的には, 代償請求権, 債権譲渡および契約解除について勉強をしています 今日, 法的問題に対する解決は, 法律のみから帰結されているわけではありません そもそもそのようなことが許されるのか, あるいは, もしそれが許されるとするならば, そもそも法律とは何なのか, という問題に突き当たります 具体的な問題を通してそのような問題について考えています 最近の主要著書 論文 損害賠償 解除 そして帰責事由 民法学における古典と革新 ( 成文堂,2011 年 ) 債権譲渡と債務者の異議を留めない承諾 北海学園大学法学研究 39 巻 2 号 (2003) 不履行と解除(1)(2)(3 完) 北海学園大学法学研究 42 巻 3 号 (2006),43 巻 1 号 2 号 (2007) ドイツ法における催告解除と契約の清算(1)(2)(3 完 ) 催告解除は解除法における万能薬か 北海学園大学法学研究 45 巻 3 号 (2009),46 巻 2 号,46 巻 3 号 (2010) 民法 110 条における信頼保護 信頼保護に関する一考察 法政法科大学院紀要 10 巻 1 号 (2014) オフィスアワー 水曜 6 限 18:30~ 法科大学院棟 1F ラウンジ 21

なかむら 中村 よしひこ 芳彦 担当授業科目 民事訴訟実務の基礎 ローヤリング ( 面接交渉 ) クリニック ( 市民間紛争 ) エクスターンシップ 倒産 法演習 民事訴訟法判例演習 Ⅱ 主な職歴弁護士 ( 第二東京弁護士会所属 ) 国土交通省中央建設工事紛争審査会特別委員元司法研修所教官 ( 民事弁護担当 ) 元司法試験考査委員 ( 民事訴訟法担当 ) 自己紹介弁護士としては これまで各種損害賠償請求事件 倒産事件 債権回収 離婚 相続など一般民事事件全般を手がけてきています 特に 破産管財人や民事再生の監督委員として 多くの倒産事件に関与し 様々な経験をさせて頂きました 長年 興味を持っているのは リーガル カウンセリングやADR( 裁判外紛争処理 ) で 弁護士会の法律相談センターや仲裁センターに長らく関わってきました 現在は 法律家という枠にこだわらず 心理臨床などの隣接領域の人たちと連携を取りながら クライアントにどのようなことを提供できるかを考えています 法科大学院では 弁護士法人法律事務所リエゾンの一員として授業の担当と実際の事件対応の両方を行なっています 学生諸君へのメッセージ私の担当する民事系科目は 弁護士の業務としては 相談 交渉 ADRから訴訟 倒産まで理論と実践の両面で幅広く関わることになっています 特に ローヤリングやリーガル クリニックでは 実際のケースがどのように展開していくかを考えることを通じて 法の意味や役割あるいは法以外のファクターの重要性を探っていきます 次の世代を担う法律家には何が求められているのかを一緒に考えていければと思います 最近の主要著書 論文 リーガル カウンセリングの技法 ( 和田仁孝教授と共著 )( 法律文化社,2006) 新民事救済手続法 ( 井上治典, 中島弘雅編 ) 第 2 部第 1 章, 第 3 部第 5 章担当 ( 法律文化社,2006) ADR- 理論と実践 ( 和田仁孝編 ) 第 5 章, 第 6 章, 第 7 章, 第 12 章担当 ( 有斐閣,2007) 声を聴く法専門家 井上治典他編 現代調停の技法 ( 判例タイムズ社,1999,p.461 以下 ) 企業倒産処理における監督官庁の役割- 金融機関等の破綻処理を手掛かりとして 河野正憲, 中島弘雅編 倒産法大系 - 倒産法と市民保護の法理 ( 弘文堂 2001 p.241 以下 ) 22

ADR 法立法論議と自律的紛争処理志向 早川吉尚他編 ADRの基本的視座 ( 不磨書房,2004,p.233 以下 ) 相談業務と弁護士 和田仁孝他編 弁護士活動を問い直す ( 商事法務,2004,p.227 以下 ) ADR 法で民事紛争処理システムはどう変わるのか ( 法学セミナー,2005 年 7 月号,p.10 以下 ) 対話型医療事故紛争 ADRについて ( 法学セミナー,2007 年 7 月号,p.38 以下 ) 弁護士とADR 仲裁とADR 仲裁 ADR 法学会誌 VOL2( 商事法務,2007,p.36 以下 ) 日本における調停実務の趨勢 立法 プロフェッション 教育 - ( 神戸法学雑誌第 57 巻 1 号,2007, p.83 以下 ) 紛争処理過程における第三者の役割 山本顕治編 紛争と対話 ( 法動態学叢書 4)( 法律文化社, 2007, p.116 以下 ) ADRにおける事実認定と対話 市民と法 2008 年 10 月号 ( 民事法研究会,2008,p.73 以下 ) 面接 交渉 裁判外紛争処理のシミュレーション ( 日本弁護士連合会 自由と正義,2009.4) ADRプラクティス論 - 事実認定 法情報提供のあり方を中心に 小島武司先生古稀祝賀 続 権利実効化のための法政策と司法改革 ( 商事法務,2009,p.567 以下 ) ゲームセンター建築工事の請負代金請求 瀬川信久他編 事例研究民事法[ 第 2 版 ]1 ( 日本評論社, 2013,p.364 以下 ) ローヤリング教育の現場 日本弁護士連合会法科大学院センターローヤリング研究会 法科大学院におけるローヤリング教育の理論と実践 ( 民事法研究会,2013,p.106 以下 ) 生活紛争と訴訟 新堂幸司監修 実務民事訴訟講座 第 3 期 第 2 巻 ( 日本評論社,2014,p.39 以下 ) 臨床的 ADR 論 - 個別的なるもの 和田仁孝先生還暦記念 振舞いとしての法 ( 法律文化社,2016,p.185 以下 ) オフィスアワー 金曜 6 限 18:30~20:00 法律事務所リエゾン 23

はまかわ 浜川 きよし清 担当授業科目 行政法基礎 行政法演習 Ⅰ Ⅱ エクスターンシップ 自己紹介京都大学大学院法学研究科 ( 公法学専攻 ) 博士課程単位取得退学 1975 年 法政大学法学部助教授 1983 年から同教授 2004 年から法科大学院教授 1997 年から 2004 年まで日本学術会議会員 その他 弁護士会の懲戒委員 綱紀委員 市の情報公開 個人情報保護審査会委員などを務める 学生諸君へのメッセージ行政法は体系が曖昧で何を学んでいるか ( 学ぶべきか ) 分からない とよくいわれます 行政法総論と行政救済法がありますが イメージがはっきりしないのは総論のことでしょう 総論で学ぶのは 行政組織 行政法の法源 行政の行為形式 この3つと理解して下さい 行政組織は常識論にみえますが 行政法論の基礎であり 用語法を身に付けないと勉強は前に進みません 法源論は面食らうでしょう 行政法という法律がなく 多数の法律 政省令などが登場します 行政手続法などの一般法は授業で学びますが 実務では個別法を読めることが必須です 事件処理でもっとも重要なのは処分 ( 行政行為 ) についての知識ですが 処分以外の行政特有の行為形式も正確に理解する そして 裁判実務のための目標は 行政の行為 ( 特に処分 ) に違法がある ( ない ) という主張ができることです 行政救済法は 行政事件訴訟法にさだめる裁判手続が中心になりますが 行政特有の損害賠償制度 ( 国家賠償 ) 裁判外救済手続の不服申立てを学びます 総論は 2 年生の行政法基礎 (1 年生も履修可 ) と行政法演習 1 救済法は 3 年生の行政法演習 2となっています カリキュラムに沿って順に学ぶことで 行政事件を担当する法律家としての十分な能力を身に付けることができるでしょう アプローチに苦労するかもしれませんが 分かってしまえば 得意科目の一つになる可能性は高いのです 最近の研究テーマ 行政の行為形式 行政訴訟制度 行政組織法 ( 官僚制 ) など 最近の主要著書 論文 コンメンタール行政法 I 行政手続法 行政不服審査法 共編著 ( 日本評論社,2008) コンメンタール行政法 II 行政事件訴訟法 国家賠償法 共編著 ( 日本評論社,2006) 行政改革下における行政と行政法 ( 公法研究 70 号,2008) オフィスアワー木曜 5 限 16:50 18:00 24

ひのだ日野田 ひろゆき 浩行 担当授業科目 基本的人権 統治の基本構造 憲法演習 Ⅰ Ⅱ 憲法判例演習 Ⅰ Ⅱ ドイツ法 現代人権論 自己紹介広島出身ですが 大学院学生時代や前任校での仕事の関係で 福岡での生活の方が人生の過半を占めることになりました ということで 広島弁と博多弁の入り交じった発言をすることがあります 少年時代にエラリー クイーンやアガサ クリスティをよみふけった影響で 今でもミステリ好きです 論文を執筆するときも プロットや伏線に凝る衝動に駆られて困る時があります どうかよろしくお願いします 学生諸君へのメッセージ皆さんは 法科大学院において 法の解釈という技法を用いて 憲法をはじめとした法の規範内容を政治や社会の中で実現するためのすべを学ぶことになります そこでは 規範と現実との間で視点を何度も往復させ 思考を練り上げてゆく作業が要求されます こうした法科大学院での勉強にとって 判例や具体的事例の検討はきわめて重要ですが そこで示される法的推論には一定のきまりごとがあり この 作法 を早い段階で理解することが 効果的な学習の一つのカギとなります 権利 自由の確保と正義の実現をめざし 法的知識と論理的思考を駆使して紛争の解決にあたる法曹 そうした法曹の使命に共感を覚えて ハードな勉強をも厭わず法科大学院の門をくぐった皆さんの心意気を実社会に生かすためには そのための 知恵 が必要となるのです 法の理念を実現するための 知恵 を 私たちといっしょに身につけていきましょう 最近の研究テーマここ数年 国家権力の民主的正統性に関するドイツの判例 学説理論を研究してきました 現在は 契約の自由を中心とした私的自治 (Privatautonomie) の原則について やはりドイツの判例 学説を参考にした憲法学的研究を行っています 最近の主要著書 論文 民主制原理と機能的自治 曽我部真裕 赤坂幸一編 大石眞先生還暦記念 憲法改革の理念と展開( 上巻 ) ( 信山社 2012 年 )313 頁以下 憲法制定と改正の国法理論 阿部和光編 転換期の市民社会と法 ( 成文堂 2008 年 )39 頁以下 裁判官弾劾 長谷部恭男ほか編 憲法判例百選[ 第 6 版 ] ( 有斐閣 2013 年 )396 頁以下 選挙権 被選挙権の性質 大石眞 石川健治編 憲法の争点[ 第三版 ] ( 有斐閣 2008 年 )182 頁以下 オフィスアワー 火曜 6 限 18:40~20:10 L304 25

ひろお廣尾 かつあき 勝彰 自己紹介 1982 年九州大学大学院法学研究科修士課程終了 1988 年 ~1999 年久留米大学法学部講師 助教授 2000 年 ~ 法政大学法学部教授 学生諸君へのメッセージ 何事も 自力救済 が基本ではないかと思っています とにかく 自分を信じて 頑張ってください できるかぎりの応援はしますから 最近の研究テーマ民事訴訟における本案の審理過程において 当事者は それぞれ いつ どのように どんな事実を主張したり どんな証拠を提出したりする必要があるのか このような問題が基本的な研究テーマです そうしたテーマに関連し かつて ( 西 ) ドイツや日本のいわゆる事案解明事務理論を手がかりとして 訴訟資料の収集に関する当事者の役割 を論じたり ( 九大法学 52 号 ) 争点形成手続の在り方を中心として 民事訴訟の当事者主義的審理構造 を論じたりしたことがあります( 民事訴訟雑誌 38 号 ) 民事訴訟の本案の審理過程における当事者の主張 立証活動の在り方 これからも そのようなテーマについて 個別具体的な研究を深め 機会があればその成果を発表していきたいと思っています オフィスアワー 火曜 6 限 18:30~20:00 研究室 26

みずの水野 ともゆき 智幸 担当授業科目 (1 年生科目 ) 刑事訴訟法 Ⅰ Ⅱ 刑事基礎演習 (2 年生科目 ) 刑法演習 Ⅰ Ⅱ 刑事訴訟実務の基礎 (3 年生科目 ) 刑法判例演習 Ⅰ 自己紹介 1962 年生まれ 1988 年から 2012 年まで裁判官 主として刑事事件を担当 途中 司法研修所刑事裁判教官 ( 旧 ) 司法試験委員 ( 刑法 ) を担当する 趣味は詩吟とトライアスロンです 酒と旅を好みます 学生諸君へのメッセージ法科大学院に入り やらなければいけない事の多さに押しつぶされそうに感じているかもしれません でも まずは自ら必死でやってみるしかありません しばらくした後 そのやり方で続けるのがいいか 別のやり方がいいのか検討してみましょう 自分に合った勉強方法を見付けることがとても大事です 私たちも力の限り そのサポートします 迷ったとき 悩んだときは 遠慮せずに声をかけて下さいね それから 司法試験までの勉強はマラソンのような長丁場です しっかりしたペース ( 合格までの計画 ) を作り 途中の補給 ( リフレッシュ ) も怠りなく 粘り強い心を持って 走って行きましょう 仲間と励まし合うこともとても有意義です 裁判官として様々な人や事件に悩むと共に 司法研修所教官として後進の指導にも当たった経験を活かし 学生諸君へ 心構え 思考の方法 表現の仕方などを伝えていきたいと思っています 学内で見かけたら 遠慮なく質問を持ち掛けて下さい 最近の研究テーマ 人を罰するとはどういうことか ( 法哲学 ) 刑法と刑事訴訟法の架橋 ( 不可罰的事後行為と起訴裁量の関係など ) 最近の主要著書 論文 違法収集証拠排除法則の認定 ( 木谷明編 刑事事実認定の基本問題所収 ) 共犯事件における没収 追徴 ( 法政法科大学院紀要所収 ) オフィスアワー 火曜 5 限 16:50~18:20 研究室 ( 経営会計大学院棟 6 階 24 号室 法科大学院の左隣の建物 ) 27

やまざき 山崎 まさひこ 雅彦 担当授業科目 法曹倫理, クリニック ( 生活紛争 ) 自己紹介弁護士として, 中堅と思っていたのに, 気が付くと還暦を過ぎる年になりました 弁護士経験は 38 年ありますが, 当然成功談ばかりでなく, 失敗談もいろいろあります 性格は, 自分なりの正義感と単純さがあるので, 熟慮する前に動く癖があり, 反省はしますが直りません 法政大学とは, 法政二高時代を入れると人生の 4 分の 3 は, 生徒, 学生, 司法講座講師, 法政法曹会事務局など立場は変わっても常に関わっており, 大学と業務両方の立場になる後輩を育てられる機会を与えられ, 身を引き締めています 授業の中では, 理論ばかりでなく, 私なりの経験 ( 成功と失敗 ) を伝えていきたいと思います 学生諸君へのメッセージ法律紛争 ( 特に民事 ) の解決の道筋は, 一つではありません 弁護士が, 勝敗の見通し ( 法律の実務上の解釈, 判例の知識 ) を持つことができ, どのような方法, 手続をとるか ( 交渉, 調停あるいは裁判か ) を選択して, 最良の策を判断できなければ依頼者の役に立ちません その弁護士の判断を依頼者に納得してもらうためには, 信頼されることが必要です 私の担当である法曹倫理は, 社会の中や依頼者から信頼される弁護士の行動 態度を考えてもらうことであり, クリニックでは, 生活紛争, 特に借地, 借家に関係する事案の解決の方法を考えます 最近の研究テーマ 弁護士職務基本規程の解釈, 運用および同規程と懲戒理由との関係 最近の主要著書 論文 弁護士倫理の理論と実務 ( 日本加除出版,2009, 改訂版 2013, 共著 ) 倫理研修 ( 第一法規, 日弁連研修叢書現代法律実務の諸問題 平成 21 年度研修版 収録 ) オフィスアワー 火曜 6 限 18:30~20:00 研究室 28

4. 兼担 兼任教員紹介 ( 各五十音順 ) 1. 担当授業科目 2. 最近の研究テーマ 3. 最近の主要著書 論文 4. オフィスアワー 兼担教員 大野達司 1 法哲学 2 最も一般的には 市民社会に おける法と主体 ( 市民 ) の問題 より一般的には法概念論 これまで主たる対象は ドイツ ヴァイマル時代の法思想 ( ケルゼン シュミット ヘラーなど ) としてきた これらの議論は 最近では歴史の対象ともなりつつあるが なお今日的意味を失っていないと考えている この点については ワイマール期国法学における方法と主体の問題 ( 神奈川法学 法学志林 に連載中) を参照 ここ数年は対象を幾分広げるとともに 都市自治や少数民族とナショナリズムの問題などにも関心を向けつつある 前者については 積極国家と分権化された統一国家 ( 法哲学年報 1997 ) 所収 後者については竹下 平野 角田編 トピック法思想 ( 法律文化社 ) 両者の接点として 統合と分散 ( 今井編 新 市民社会論 所収 ) を参照 現代の市民社会論と法哲学については 法哲学年報 2010 市民 / 社会の役割と国家の責任 その関係もあり 近代日本社会と外国法思想の関係について検討を始めた 3 ヘラー ヴァイマル憲法における自由と形式 ( 風行社 ) 自治と自由 名和田是彦編 社会国家 中間団体 市民権 ( 法政大学出版局 ) 市民社会( 論 ) と主権論 学術の動向 2008/10 シェーフォルト 多層的民主主義の憲法理論 ( 風行社 ) 公共空間における個の自律 ( 共編著 風行社 ) 主権のゆくえ ( 編著 風行社 ) 法 公共性 社会的同質性 法の理論 31 社会と主権 ( 編著 法政大学出版局 ) 近現代法思想史入門 ( 共著 法律文化社 :2015 年 12 月刊予定 ) 4 授業後に質問等を受け付ける質問がある場合は E-mail で受け付ける 岸井大太郎 1 経済法 Ⅰ Ⅱ 経済法演習 2 1 独占禁止法の執行 実現 ( 課徴金 民事救済 刑事罰など ) 2 政府規制分野と独占禁止法 3 企業規制の法律学 ( 公益事業 安全規制など ) 3 経済法 独占禁止法と競争政策 ( 第 8 版 ) 共著 ( 有斐閣 2016) 註釈独占禁止法 共著 ( 有斐閣 2009) 独占禁止手続法 共著 ( 有斐閣 2002) 情報通信の規制と競争政策 ( 白桃書房 2014) 公益事業の規制改革と競争政策 共著 ( 法政大学出版局 2005) 4 授業後に質問等を受け付ける 30

坂根徹 1 行政学 2 国際行政 調達行政 国際公共政策 国連システムの行財政等 3 四国 4 県の政策連携強化に関する一考察 四国広域連合の政策展望 ( 愛媛大学法文学部論集総合政策学科編 第 33 号 2012 年に所収 ) 国連 PKO の財政支出構造と政府 企業からの調達 ( 日本国際連合学会編 日本と国連 多元的視点からの再考 国連研究第 13 号 国際書院 2012 年に所収 ) 国連行政の財政統制に関する一考察 調達行政の内部統制に焦点を当てて ( 愛媛法学会雑誌 第 38 巻 3-4 合併号 2012 年に所収 ) 世界銀行の開発援助プロジェクトにおける調達を規律する法構造の解明 国際機構法の枠組みを用いての考察 ( 秋月弘子 中谷和弘 西海真樹編 人類の道しるべとしての国際法 平和 自由 繁栄をめざして ( 横田洋三先生古稀記念論文集 ) 国際書院 2011 年に所収 ) UNHCR の難民支援における調達行政 ( 愛媛大学法文学部論集総合政策学科編 第 29 号 2010 年に所収 ) 国連システムにおける調達行政の意義と企業 NGO の役割 ( 日本国際連合学会編 国連研究の課題と展望 国連研究第 10 号 国際書院 2009 年に所収 ) Public Procurement in the United Nations System (in Khi V. Thai ed., International Handbook of Public Procurement, Taylor and Francis, 2008) 4 授業後に質問等を受け付ける 中野勝郎 1 アメリカ政治論 2 アメリカ合衆国のデモクラシー 立憲主義 権力分立制 連邦制 政党制などを考察しています 3 アメリカ連邦体制の確立 ( 東京大学出版会,1992) アメリカ共和制の時間と空間 小川浩三編 複数の近代 ( 北海道大学図書刊行会,2001) 4 授業内容についての質問 相談がある場合は まず 電子メールで問い合わせてください 浜村彰 1 労働法 Ⅰ Ⅱ 2 企業内労働者代表制 労働者派遣法 労働契約法など 3 就業規則の法的拘束力と不利益変更に対する個別合意 労旬 1837 号 (2015 年 ) 若手の教育 研究者をめぐる労働法上の課題 日本労働研究雑誌 660 号 (2015 年 ) 従業員代表制をめぐる 3 つの論点 毛塚古稀記念論集 労働法理論変革への模索 (2015 年 ) ベーシック労働法( 第 6 版 ) ( 有斐閣,2015 年 ) 労働協約の規範的効力と一般的拘束力 西谷古稀記念論文集 労働法と現代法の理論 ( 下 ) (2013 年 ) ライフステージと法 ( 第 6 版 ) (2013 年 ) 組合活動 法学セミナー別冊コンメンタール労働組合法( 第 2 版 ) (2011 年 ) 4 授業後に質問等を受け付ける質問がある場合は E-mail で受け付ける等 森田章夫 1 国際関係法 ( 公法系分野 )Ⅰ Ⅱ 2 国際コントロール 国際海洋法 国家管轄権の域外適用 3 国際コントロールの理論と実行 ( 東京大学出版会,2000) 小寺彰 岩澤雄司 森田章夫編 講義国際法 第 2 版 ( 有斐閣,2010) 中谷和弘 植木俊哉 河野真理子 森田章夫 山本良 国際法 第 3 版 ( 有斐閣アルマ,2016) 外国人不法行為法の法的問題点- 国際法上の観点からする分析 ジュリスト 1299 号 (2005,pp. 43-50) Piracy Jure Gentium Revisited, JYIL, Vol. 51(2008, pp. 76-97) 国際法上の海賊(Piracy Jure Gentium)- 国連海洋法条約における海賊行為概念の妥当性と限界 - 国際法外交雑誌 第 110 巻 2 号 (2011, pp. 1-24) 4 授業後に質問等を受け付ける 31

兼任教員 麻生光洋 1 クリニック ( 刑事法 ) 2 刑事法全般経済刑法コンプライアンスコーポレート ガバナンス 3 刑事裁判実務大系第 8 巻財産的刑法犯 ( 共著青林書院 ) ジュリストブックス 刑法の平易化 ( 共著有斐閣 ) 少年法判例百選 22 家庭裁判所送致と嫌疑の程度大阪地判平成 6 年 9 月 30 日判決 ほか 4 授業後に質問等を受け付ける 泉澤章 1 労働法演習 2 日常的な個別労働問題や労働紛争における弁護士としての対応策など その他の分野で, 再審事件を含めた誤判えん罪事件の原因究明など 3 日本版 司法取引 を問う ( 単行本 共著, 旬報社,2015 年 ) 新しい捜査手法 の治安警察的危険性 ( 法と民主主義 2013 年 12 月号 ) えん罪原因を調査せよ- 国会に第三者機関の設置を ( 単行本 共著, 勁草書房,2012 年 ) いまなぜ公務員の市民的 政治的自由か ( 単行本 共著, 学習の友社,2012 年 ) 今こそ えん罪原因究明第三者機関の設立を ( 季刊刑事弁護 2011 年 No.68) 証拠を闇に葬った検察の責任 ( 法と民主主義 2010 年 12 月号 ) 死刑制度と冤罪事件 ( 歴史地理教育 2010 年 9 月号 ) 平頂山事件とは何だったのか ( 単行本 共著, 高文研,2008) 国内裁判所における請求権放棄論の系譜と最高裁四月二七日判決 ( 法律時報 2008 年 4 月号 ) 中国人戦後補償裁判における個人請求権放棄問題と最高裁二〇〇七年四月四七日判決 ( 遠藤光男元最高裁判所判事喜寿記念文集 2007 年所収 ) 砂上の障壁- 中国人戦後補償裁判 10 年の軌跡 ( 単行本 共著, 日本評論社,2005) 中国人戦後補償裁判の新展開 ( 法学セミナー 2005 年 10 月号 ) 個人請求権放棄論-サンフランシスコ平和条約を題材として ( 法律時報 2004 年 1 月号 ) 田沼訴訟 が問いかけたこと ( 賃金と社会保障 2001 年 2 月下旬号 ) 4 授業後に質問等を受け付ける質問がある場合は E-mail で受け付ける等 上原裕之 1 現代家族の法と手続 民事訴訟法演習 Ⅰ Ⅱ 2 家族法 民事訴訟法 紛争解決論 ADR 3 編著書 上原裕之ほか著 手続からみた子の引渡し 面会交流 ( 弘文堂 2015.10) 上原裕之ほか編 遺産分割 改訂版 ( 青林書院 2014.10) 同 家族法重要判決 50 選 ( 立花書房 2012.7) ほか論文 司法モデルの家事調停への疑問 現代調停の技法 ~ 司法の未来 ~ ( 判例タイムズ社 1999/9) 家事調停の今日的課題 判タ 1027 号 (2000/6) ケース研究 同席調停のすすめ 新しい家庭裁判所をめざして ( ルック社 2000/9) 事実上の相続放棄 現代裁判法大系 12 巻相続 遺言 ( 新日本法規 1999/2) 相続放棄の無効と取消 家事関係裁判例と実務 245 題 判タ 1100 号 (2002/11) 土地境界紛争の解決とADR 月刊登記情報 594 号 (2011/5) 土地紛争の解決と幸福論 月刊登記情報 607 号 (2012/6) 調停における 傾聴と説得 法政研究 ( 九州大学 ) 79 巻 3 号 (2012/12) 共生社会と ADR 月刊登記情報 2013/8) 民事訴訟の出発点 静岡法務雑誌 6 号 (2014.3) ほか 4 授業後に質問等を受け付ける 32

宇都宮純子 1 国際取引法 2 実務家として クロスボーダーの企業買収 合弁事業 商品の売買 総代理店契約 商標や特許等の知的財産権の譲渡等の各種渉外案件を取り扱ってきた中で 年々 クロスボーダーの取引がより身近なものになってきていることを感じています 一方で クロスボーダー取引に関するノウハウの蓄積がある一部企業は別として 多くの企業が 法的問題の検討や契約書等の整備が不十分なまま クロスボーダーの取引に参画し 問題が発覚してはじめて 事案の複雑さ 問題解決の困難さを実感する という事態も散見されるところで 国内商取引と同様又はそれ以上に予防法学的な観点の重要性を実感しております そのような中で 1 判例で問題となった事案を予防法学的な観点から研究すること 2 国際商取引にかかわる法的諸問題についてのリテラシーを高めることが最近の関心事及びライフワークです 3 議決権種類株式の上場に関する制度要項について ( 旬刊商事法務 No.1834) 上場制度整備懇談会 安心して投資できる市場環境等の整備に向けて の概要 ( 旬刊商事法務 No.1868) 4 質問 相談等については 授業後及び E-mail により受け付けます 大中有信 1 債権回収法 2 主要な研究テーマは 法律行為とりわけ意思表示の錯誤です 錯誤理論を契約の基礎理論および比較法 比較法史視点から基礎づけて 解釈学説として展開することを念願しています したがって契約法を中心とする私法理論の史的展開や民事法典の編纂史にも関心を持っております 同時に比較法的手法による 契約法理の国際的ハーモナイゼーションの動きにも注目していますので この観点から EU を中心とするいわゆる私法のヨーロッパ化現象を分析しています 3 動機錯誤と等価性(1)(2) 法学論叢 139 巻 5 号 141 巻 5 号 (1996-98) ドイツ民法典における表示錯誤の成立 ドイツ民法典の編纂と法学 (1999) 民法から: 我妻榮の所有権論とドイツ法学 ( 特集日本にとってのドイツ法学とは? ( 一 ) 民事法の場合 ) ( 問題提起と報告 ) 民商法雑誌 132 巻 4 5 号 506 頁 (2004) 共通参照枠草案における契約締結前の情報提供義務 潮見他編 ヨーロッパ私法の現在と日本法の課題 (2011) 4 授業終了後に質問を受け付ける 大原利夫 1 社会保障法 2 権利擁護社会保障法における個別的情報提供義務障害者の権利 3 今 私たちに差し迫る問題を考える ( 単著 関東学院大学出版会 2015 年 ) 育休退園と保育の必要性 週刊社会保障 2864 号 50 頁 2015 年 ) 社会保障の権利擁護 ( 単著 法律文化社 2014 年 ) 人権としての社会保障 ~ 人間の尊厳と住み続ける権利 ( 共著 法律文化社 2014 年 ) アメリカ社会保障法における意思決定の支援 ~ 代理受取人制度 ( 日本社会保障法学会学会誌 社会保障法 28 号 34 頁 2013 年 ) 4 授業後に質問を受け付ける 岡田理樹 1 法曹倫理 2 法曹養成制度 3 弁護士倫理の理論と実務 ( 日本加除出版,2009 年 )( 共著 ) ADR 解決事例精選 77( 第一法規,2007 年 )( 共編著 ) 成年後見制度 ホームヘルパー 2 級課程テキスト2 所収,(( 財 ) 介護労働安定センター,2007 年 ) 4 オフィスアワーは設けない 質問等については 第 1 回授業で指示する 33

上村直子 1 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅱ 2 国境を一歩跨いだ瞬間 法律関係が思いもよらず複雑になることを クロスボーダー取引につき依頼者に助言する実体験を通じて実感しています 例えば 国際公法と国際私法は科目としては分かれていますが 実際にクロスボーダー取引を行う場合には 国際公法や国際私法のような科目の区別とは異なる切り口で検討する必要が生じてきます 特に グローバル化が進む昨今 気軽に または知らないうちに国境を超える取引に関与していることが増え 平時には法律の適用関係等はあまり気にもされないのですが 問題が生じた場合に初めて 国境 の存在を知ることになるように思います また 取引の複雑化や国家制度の多様化により 例えば 政府の私法活動や 国際約束に基づく民間企業の公的な活動等 国際私法及び国際公法の両側面から検討する必要性が増えたと思われます このような状況の下 より適切な法律の適用がなされるよう我が国の 法例 も大幅改正され 法の適用に関する通則法 となりました 民法等の実体法とは異なる次元の法議論をする点で 国際私法は純粋に学問としても興味深いと思いますが 実際の取引においても 準拠法は大変重要な問題となります 以上の様な クロスボーダー取引における法の適用関係 最近は特に 国際公法と国際私法の関係に興味を有しています この講義を通じて 院生と共に 私自身も 国際私法の面白さを再発見し また 理解を深めていきたいと考えています 3 マネーロンダリング対策の実務 共著 ( ファーストプレス社 ) Asian Conflict of Laws East and South East Asia Japan 部分共著 (Wolters Kluwer) 4 授業後に質問等を受け付ける 菊田行紘 1 クリニック ( 刑事法 ) 2 政治資金規正法 公職選挙法 企業犯罪 ホワイトカラー犯罪などに関心を持ち 研究を進めている 3 とくにありません 4 授業後に質問等を受け付ける 久保淳一 1 金融取引法 2 最近の研究テーマ 関心分野 1 日本における信託の存在意義 2 信託業の規制 3 債権法改正の動向 3 最近の主要著書 論文共著 一問一答改正信託法の実務 ( 経済法令研究会,2007) 共著 信託の法務 税務 会計 ( 学陽書房,2007) 共著 信託と信託ビジネス ( 学陽書房,2008) 共著 信託 証券化ファイナンス ( 慶應義塾大学出版会,2008) 論文 ファイアー ウォール規制の見直しの意味と実務対応について ( 銀行法務 21 第 702 号,2009) 論文 民事再生における取立委任手形にかかわる商事留置権と被担保債権への弁済に充当する行為 ( 銀行法務 21 第 735 号,2011) 4 授業の前後に質問を随時受け付ける 小池邦吉 1 法情報 法律文書作成 2 動産売買先取特権に基づく物上代位による差押えの手続法上の問題点 また, これを踏まえた, 担保権実行手続全般の体系論的な考察 平成 26 年改正会社法の理論上及び実務上の諸問題 3 抗弁の接続の民法論的考察( 下森定先生傘寿記念論文集 債権法の近未来像,2010.12) 物上代位による差押えの申立において提出すべき文書 どの事実を証する文書が必要か ( 遠藤光男元最高裁判所判事喜寿記念論文集,2007.9) 4 質問があれば 授業終了時にその場で受け付ける 34

小西知世 1 医事法 2 医行為論 ( とくに医療スタッフ間の業務分担構造 ) 救急医療をめぐる諸問題 ( とくに救急搬送制度 ) 医師患者関係をめぐる諸問題 ( とくにインフォームド コンセント論 ) 看護制度 3 契約による福祉と事業者の応諾義務 医師の応招義務を類比して ( 新井誠 本澤巳代子 秋元美世編 福祉契約と利用者の権利擁護 日本加除出版 2006 年 ) インフォームド コンセント ( 甲斐克則編 ブリッジブック医事法 信山社 2008 年 ) 医療安全とプロフェッション 民事法の立場から ( 年報医事法学 26 巻 2011 年 ) 学際的学問の医事法学 医事法学のアイデンティティーを求めて ( 佐藤雄一郎 小西知世編 医と法の邂逅第 1 集 尚学社 2014 年 ) 医行為論序論 これからの検討の礎石として ( いほうの会編 医と法の邂逅第 2 集 尚学社 2015 年 ) 4 質問がある場合はE-mailあるいは講義後に受け付ける 齊藤愛 1 憲法演習 Ⅰ Ⅱ 2 表現の自由 3 異質性社会における 個人の尊重 ( 弘文堂 2015 年 ) 憲法演習ノート ( 共著 弘文堂 2015 年 ) メディア規制立法の動向 表現の自由 Ⅱ 状況から ( 尚学社 2011 年 ) 表現の自由 核心はあるのか 人権の射程 ( 法律文化社 2010 年 ) 4 授業後に質問を受け付ける 桜井健夫 1 消費者法 2 1 投資サービスの法規制について研究し 金融商品取引法 商品先物取引法成立後は 消費者の立場からこれらの法律をどう活用するかを研究している 2 信託法につき法案検討作業に加わった経験を生かし 現代社会に適合した信託のあり方について研究している 3 保険の消費者問題を研究している 4 実情変化を踏まえた決済の法制度につき 消費者の立場から研究している 5 行動経済学的知見を裁判実務に反映させる方法を研究している 3 1 日弁連編 金融商品取引被害救済の手引 (6 訂版 ) ( 民事法研究会,2015) 執筆者 : 桜井健夫他多数 2 桜井健夫 保険の基礎知識 1~13 WEB 版国民生活 23 号 ~35 号 ( 国民生活センター,2014~ 2015) 3 桜井健夫 Shortcomings in New Regulation of the Sale and Solicitation of Derivative Products in Japan TOKYO KEIZAI LAW REVIEW No. 28 February 2015 4 桜井健夫 市場から見た仕組商品訴訟 現代法学 26 号 ( 東京経済大学,2014) 5 日弁連編 消費者法講義 ( 第 4 版 ) ( 日本評論社,2013) 執筆者 : 桜井健夫他 10 名 6 桜井健夫 上柳敏郎 石戸谷豊 新 金融商品取引法ハンドブック ( 第 3 版 ) ( 日本評論社,2011) 7 桜井健夫 坂勇一郎 丹野美絵子 洞澤美佳 保険法ハンドブック ( 日本評論社,2009) 8 桜井健夫 上柳敏郎 石戸谷豊 金融商品取引法ハンドブック ( 日本評論社,2002) 9 石戸谷豊 桜井健夫 上柳敏郎 ビッグバン時代の消費者問題と対策 ( 東洋経済新報社,1998) 4 授業後に質問等を受け付ける 35

白藤博行 1 地方自治法 2 私の地方自治法研究は そもそも自治体の国政参加論への関心から出発しましたが いまは 裁判の保護に値する地方自治 が 研究テーマの中心と言えるかと思います 比較法研究としては 一貫して ドイツの地方自治保障法論を研究しています この間は 地方分権改革 を基礎にした地方自治法改正にかかわって 自治権の憲法的保障の実効化の立場から とくに国と自治体との役割 事務 権限配分 両者の関与関係および紛争処理システム等について 研究しています 最近では 沖縄の辺野古新基地建設にかかる代執行訴訟など 国 自治体間争訟がより実践的な課題になっています 3 新基本法コンメンタール地方自治法 ( 村上順 人見剛と共編著 日本評論社 2011) 行政法の原理と展開 ( 紙野健二 本多滝夫と共編著 法律文化社 2012 年 ) 新しい時代の地方自治像の探究 ( 単著 自治体研究社 2013 年 ) 自治体争訟 情報公開争訟 ( 共編 日本法論社 2014 年 ) 行政書士のための行政法 ( 日本評論社 2015 年 ) 4 授業後に質問等を受け付けます また それ以外に質問がある場合は E-mail で受け付けます 角田政芳 1 知的財産法 Ⅱ 2 知的財産権の侵害論のうち 特許権や商標権や著作権の間接侵害と消尽理論 そしてファッションローがメインテーマである 特許権と商標権の間接侵害の問題も 著作権の場合と同様に インターネットにおける違法サイトの提供者やファイル共有ソフトを用いた問題に発展してきた 今日 著作権の間接侵害は 違法サイトの提供者の責任から クラウドサーバ リンキング フレイミング リーチサイトの問題へと発展している TV 番組の転送サービス提供者の間接侵害責任につき ロクラクⅡ 事件 や まねき TV 事件 で最高裁が著作権侵害とし Winny 事件 では最高裁が無罪とした 商標権の間接侵害については ChupaChaps 事件 について知財高裁が判決を出した 特許権等の消尽理論はさらに発展を遂げている 2010 年からは 知的財産法の実務編ともいうべきエンターテインメント法の体系化に取り組んでいる また 世界的にも珍しいファッションショーの著作権侵害訴訟は知財高判平 26 年 8 月 28 日 Forever21 事件 が出された ファッションの中心パリをはじめとして ドイツ 米国の法学者 実務家の関心を呼んでいる この事件を契機としてファッションローの体系化のため実態調査を踏まえた研究を進めている 3 < 著書 > 知的財産法( 第 7 版 ) ( 共著 )( 有斐閣,2015); 知的財産権六法 2016 ( 単独編集 )( 三省堂,2016) 演習ノート 知的財産法( 第 3 版 ) ( 共著 )( 法学書院,2010) 著作権法コンメンタール ( 共著 )( 勁草書房,2015) Patent Infringement Worldwide ( 共著 )( 独カールハイマン社,2009) < 論文 > 本質的部分に関する特許権の間接侵害 一太郎事件を契機として 紋谷暢男教授古稀記念論文集 ( 発明協会,2006.10) リサイクル インクカートリッジの輸入販売はわが国の特許権を侵害するとした初めての最高裁判所の判決 ( 判例研究 ) 知的財産法研究 No. 137 (2007.12) マジコン事件 ( 判例研究 ) 発明 2009.12 月号 社保庁 LAN 事件 著作権判例百選 ( 第 4 版 ) 第 65 事件 (2009 年 ) ナイフ加工装置事件 ( 判例研究 ) 知財管理 2011 年 2 月号 東京大学等図書館事件 ( 判例研究 ) 発明 2011 年 3 月号 著作物の創作性に関する比較法的考察 AIPPI Vol.56 No8(2011.8 月号 ) 公知の意義と守秘義務 特許判例百選( 第 4 版 ) 第 10 事件 (2012 年 ) 特許法 29 条 1 項 1 号の 公然知られた と情報公開法による公開 知財管理 Vol63 10(2013 年 10 月 ) ファッションショーのモデルのメイクアップ等の著作権と著作隣接権による保護 AIPPI58 巻 12 号 (2013 年 12 月号 ) 私的複製を巡る諸問題 コピライト 633(2014 年 1 月号 ) Foever21 Fashion Show Case AIPPI Journal(2014 年 9 月号 ) 私的録音録画請求権と著作権の間接侵害法理 知財学会誌(2015 年 12 月号 ) 4 授業後に質問等を受け付け 質問がある場合は E-mail でも受け付ける 36

高木光太郎 1 法と心理学 2 最近の研究関心は以下のとおりです (1) 証言を共同想起 (joint remembering) の一形態としてとらえ その構造 過程を解明すること (2) 供述の信用性評価を行うための心理学的技法を開発すること (3) 裁判員制度における評議を適切なものにするためのコミュニケーション デザインを検討すること (4) 虚偽自白を生まない取調べ技法を開発すること 3 ディスコミュニケーションの心理学 東京大学出版会山本登志哉との共編著 (2011) 証言の心理学 中公新書(2006) 心理学者 裁判と出会う 北大路書房大橋靖史 2 名他と共著 (2002) 4 質問は授業後に受け付けます 髙木裕康 1 倒産法 Ⅰ Ⅱ 2 事業再生におけるスポンサー選定の基準 方法 3 倒産と担保 保証 ( 共著 )(2014 年 )( 商事法務 ) 破産法大系 Ⅰ ( 共著 )(2014 年 )( 青林書院 ) 事業再生 ADRのすべて ( 共著 )(2015 年 )( 商事法務 ) 別除権協定の失効とその場合の既払金の扱い( 最一小平 26.6.5) ( 事業再生と債権管理 146 号 ) (2014 年 )( きんざい ) 支払停止後の投資信託受益権解約と 前に生じた原因 ( 倒産判例百選 第 5 版 )(2013 年 ) ( 有斐閣 ) 4 質問は授業後またはE-mailで受け付けます 田村陽子 1 民事訴訟法 Ⅰ Ⅱ 2 証拠法 事実認定の構造 3 1. 田村陽子 自由心証主義と証明責任 法学教室 375 号 24-28 頁 ( 平成 23 年 12 月 ) 2. 田村陽子 アメリカ民事訴訟における証明論 - 法と経済学 的分析説を中心に - 立命館法学 339=340 号 197-249 頁 ( 平成 24 年 3 月 ) 田村陽子 第 7 章民事裁判のしくみ (1) 民事裁判の役割 川嶋四郎 = 松宮孝明編著 レクチャー日本の司法 ( 法律文化社 平成 26 年 )112-119 頁 3. 田村陽子 第 8 章民事裁判のしくみ (2) 民事裁判の流れ 川嶋四郎 = 松宮孝明編著 レクチャー日本の司法 ( 法律文化社 平成 26 年 )120-155 頁 4. 田村陽子 第 I 部第 10 章最高裁判所の上告審としての機能と役割 民事訴訟法の目的論からの考察 市川正人ほか編著 日本の最高裁判所 判決と人 制度の考察 ( 日本評論社 平成 27 年 ) 146-165 頁 4 質問があれば適宜 E-mailや授業の前後に質問を受け付けます 道垣内正人 1 国際関係法 ( 私法系分野 )Ⅰ 2 国際私法 国際民事手続法の体系化 国際知的財産権法 国際的な原子力損害賠償法 3 - 自分で考えるちょっと違った法学入門 ( 第 3 版 ) ( 有斐閣 ) [2007] - ポイント国際私法 総論 ( 第 2 版 ) ( 有斐閣 )[2007] - ポイント国際私法 各論 ( 第 2 版 ) ( 有斐閣 )[2014] - ハーグ国際裁判管轄条約 ( 商事法務 )[2009] - 国際私法入門 ( 第 7 版 ) ( 有斐閣 )( 澤木敬郎氏と共著 ) [2012] - 国際契約実務のための予防法学 : 準拠法 裁判管轄 仲裁条項 ( 商事法務 )[2012] 4 質問は講義後に受け付ける 37

堂園昇平 1 信託法 2 信託法 金融法務 3 弁護士の預り金口座の預金の帰属と信託 ( 田原睦夫古稀 最高裁判事退官記念 現代民事法の実務と理論 )(2013.4) 流動化における不動産賃貸借法理 ( 松尾弘 山野目章夫編 不動産賃貸借の課題と展望 ) (2012.10) 投資信託の解約をめぐる問題 金融法務事情 1997 号 (2014.7) 信託判例概観(1982 ~2014) 金融法務事情 2000 号 (2014.8) 民事再生手続における別除権協定の効力 金融法務事情 2007 号 (2014.12) 相続預金払戻拒否による金融機関の不法行為責任リスクと実務対応 大阪高判平 26. 3.20 を契機として 金融法務事情 2026 号 (2015.9) 4 質問がある場合は E-mail で受け付ける 中網栄美子 1 法制史 法情報 法律文書作成 2 外国法の継受条約改正領事裁判判決原本法曹養成の歴史公文書の保存 管理 公開 3 行政機関が発する法情報を探す (JLA 図書館実践シリーズ28 法情報の調べ方入門 7 章 ) ロー ライブラリアン研究会 p89 頁以下 (2015) 海外におけるローヤリング授業英国の状況 ( 法科大学院におけるローヤリング教育の理論と実践 所収) 民事法研究会 p324 頁以下 (2013) 研究 実務に役立つリーガル リサーチ入門第 10 回行政情報 情報管理 Vol.56 no.4 236 頁以下 (2013) 研究 実務に役立つリーガル リサーチ入門第 14 回英米法情報 情報管理 Vol.56 no.8 536 頁以下 (2013) マリア ルス号事件と人権: 明治の日本から現代へのメッセージ 人権のひろば通号 83 号 23 頁以下 (2012) 領事裁判に関する基礎的考察と残された研究課題 民事研修 664 号 95 頁以下 (2012) 4 授業の前後で質問を受け付けるほか E-mail でも受け付ける 中村芳昭 1 税法 2 アメリカの内国歳入庁改革 地方分権と地方税問題 3 演習ノート租税法 ( 補訂版 ) ( 法学書院,2008.10)( 共著 ) 地方税不服申立制度の特徴と改革の課題- 行政不服審査法改正案を基礎として 税 63 巻 11 号 4 頁 ( ぎょうせい,2008.11) ほか 地方分権と税財政改革 中間自治体を中心として 納税者権利論の展開 ( 北野古稀記念 ) ( 勁草書房,2001.6) 中小企業と税制 中小商工業研究所編 現代日本の中小商工業 ( 新日本出版社,2000.4) 4 授業前後に質問等を受け付ける 38

西川佳代 1 民事執行 保全法 2 (1) 執行過程における起訴責任分担 (2) 間接強制の理論と実務 (3) ADR 3 共著井上治典編 ブリッジブック民事訴訟法 ( 信山社,2006) 井上治典編 新民事救済手続法 ( 法律文化社,2006) 和田仁孝編 ADR~ 理論と実践 ( 有斐閣,2007) Rolf Stürner, Masanori Kawano ed.,comparative Studies on Enforcement and Provisional Measures(Mohr Siebeck, 2011) 小田司編 民事執行法 民事保全法 ( 弘文堂, 2014) 論文 ODRの技法 國學院法学 40 巻 4 号 (2003) 関係調整の場としての民事執行--- 執行官の役割を中心に 民事訴訟雑誌 51 号 (2004) 二極化する調停の技法--- 裁判代替的紛争解決方法ともう一つの紛争解決方法 立教法学 70 号 (2006) 民事執行過程における対話 法律時報 78 巻 12 号 (2006) 不作為義務の間接強制に関する諸問題 河野正憲 = 高橋宏志 = 伊藤眞編 民事紛争と手続理論の現在 (2008) 紛争過程からみた提出責任 不執行の合意をめぐる 2 つの判例を契機として 名古屋大学法政論集 223 号 (2008) 執行 ADRを考える 仲裁とADR4 号 (2009) 家事事件における執行- 判断機関と執行機関の連携 法律時報 81 巻 3 号 (2009) 担保不動産収益執行における管理人の権限 平成 21 年度重要判例解説 (2010) 訴え提起と不法行為 民事訴訟法判例百選[ 第四版 ] (2010) 保全すべき権利が発令時から存在しなかったものと本案訴訟の判決で判断され 仮処分命令が事情の変更により取り消された場合において 当該仮処分命令の保全執行としてされた間接強制決定に基づき取り立てられた金銭につき 不当利得返還請求をすることができるとされた事例 私法判例リマークス 41 号 (2010) 差押えの効力と差押不動産の使用 収益 民事執行 保全判例百選[ 第 2 版 ] (2012) 民法 258 条 2 項所定の競売を命ずる判決に基づく不動産競売と民事執行法 59 条及び 63 条準用の有無 私法判例リマークス 47 号 (2013) 自動車の仮差押えをした債権者は本執行として当該自動車の強制競売を申し立てるに当たって当該自動車を仮差押え後に占有している第三者に対し 執行官に引き渡す旨の命令を申し立てることができるか 判例評論 659 号 (2013) 執行文の役割ーーー過怠約款と執行文についての考察 栂 遠藤古稀記念論文集 (2014) 判決後ディスカバリの意義と機能 本間靖規 = 中島弘雅 = 菅原郁夫他編 民事手続法の比較法的 歴史的研究 (2014) 買受人が競売不動産の引渡しを受けるために暴力団幹部等と折衝する蓋然性が高い場合に民事執行法 75 条 1 項の類推を認めた事例 金融法務事情 2014 号 (2015) 債務者の免責許可決定の確定と強制執行の開始を妨げる事由 新 判例解説 Watch(2015) 未登記の通行地役権が承役地の担保不動産競売後も消滅しない場合( 最判平成 25 2 26) 法学教室判例セレクト 2013[II]402 号 (2014) 4 授業後に質問等を受け付ける 野口香織 1 金融取引法実務家として 企業取引 ( 主に金融取引 ) に携わる中 最近は 次の点に関心を持っています 2 1 各種規制 ( 主に金融規制 ) の範囲及び在り方 2 複雑な金融取引を巡る事件の裁判手続における主張及び立証 3 共編著 クレジット取引 - 改正割賦販売法の概要と実務対応 - ( 青林書院,2010) 4 授業後に質問等を受け付ける 39

野嶋愼一郎 1 刑法総論 刑事訴訟法演習 Ⅰ Ⅱ 刑事訴訟実務の基礎 2 裁判員裁判では 裁判員向けに証拠の厳選 証拠の分かりやすさが求められています 現在担当している裁判官裁判の否認事件で 医学的知識 ( 薬事法違反 ) DNA 鑑定 防犯ビデオ解析画像などが問題となっているものがあり どのように証拠を作成 提出すべきかを考えています 3 特になし 4 授業後に質問を受け付ける 長谷川彰一 1 立法学 2 立法学 自治立法 法制執務 政策法務特に 法規範たり得る法令の内容とはどのような事項かということ 3 改訂法令解釈の基礎 ( ぎょうせい 2008) 自治立法 松永邦男ほか共著( ぎょうせい 2002) 4 質問がある場合には E-mailで受け付ける 福士文子 1 英文契約文書作成 2 ニューヨークの法律事務所や日系電気機器メーカーの法務部での勤務を経て 現在は外資系コンサルティング会社のインハウス ロイヤーとして主に契約書の作成 レビューの業務に携わっています 最近は和文の契約書と英文の契約書の違いに関心を持っています 3 特にありません 4 質問がある場合は授業後及び E-mail で受付けます 松村良之 1 法と経済学 2 法意識論を法心理学 法と経済学 ( いずれも個人主義的社会理論の立場に立つ ) などの成果も取り入れつつ多角的に研究している 3 人々の裁判員裁判と刑事司法への態度---その評価を中心にして--- 法社会学 第 72 号 (2010, pp.70-87) 裁判所イメージと裁判所経験 村山眞維 松村良之( 編 ) 法意識と紛争行動 ( 東大出版,2010,pp.51-71) 松村良之他 ( 編著 ) 日本人から見た裁判員制度 勁草書房 2015 4 授業後に質問等を受け付ける 松本悟 1 知的財産法 Ⅰ 2 特許請求の範囲 明細書の記載要件 ( 特許法第 36 条 ) 特許権侵害訴訟における均等論の適用 3 知財管理 Vol.53 No.1 均等論に関する考察 ( その 1) 知財管理 Vol.53 No.2 均等論に関する考察 ( その 2) 遠藤光男元最高裁判所判事喜寿記念文集所収 特許審決取消訴訟の審理範囲について Patent 2013.9 Vol.66 特許法第 36 条のサポート要件を巡る諸問題 4 授業後に質問等を受け付ける 40

柳明昌 1 商法演習 Ⅰ Ⅱ 2 会社法 金融商品取引法 3 組織再編成に係る情報開示規制の過不足の分析 法学志林 111 巻 4 号 (2014) 山下友信編 会社法コンメンタール 3[1] ( 商事法務 2013)[116 条 ~119 条 ] < 視点 > 会社分割に係る情報開示規制の理論的検討 MARR2012 年 4 月号 公正な価格 二段階買収 MBO 型 岩原紳作 = 小松岳志編 会社法施行 5 年理論と実務の現状と課題 ( 有斐閣 2011) 米国における組織再編成に係る情報開示に関する法理の展開 吉原和志 = 山本哲生編 変革期の企業法 ( 商事法務 2011) 森本滋編 会社法コンメンタール 18 ( 商事法務,2010)[785 条 ~788 条 797 条 798 条 806 条 ~ 809 条 ] 落合誠一編 会社法コンメンタール 12 ( 商事法務,2009)[469 条 470 条 ] 組織再編に係る株式買取請求権における公正な価格 浜田道代 = 岩原紳作編 会社法の争点 ( 有斐閣,2009) 4 授業後に質問等を受け付ける 柳憲一郎 1 環境法 2 温暖化防止対策法制度の研究 参加の権利指標の研究 水循環法制の総合的研究 環境配慮制度の研究 欧州 アジアの環境法政策 3 コンパクト環境法政策 ( 単著 清文社 2015 年 ) 演習ノート環境法 ( 共編著 法学書院 2011 年 ) 環境法第四版 ( 共著 有斐閣 ) ロースクール環境法[ 第 2 版 ] ( 共編著 成文堂 2010 年 ) 環境アセスメント法に関する総合的研究 ( 単書 清文社 2011 年 ) 環境リスクと法 ( 共編著 慈学社 ) 環境法政策 ( 単著 清文社 ) 企業のための環境法 ( 共著 有斐閣 ) 多元的環境問題論( 増補改訂版 ) ( 共編著 ぎょうせい 2015 年 ) 環境アセスメント読本 ( 共著 ぎょうせい ) ほか多数 4 質問がある場合は E-mailで随時受け付けます 41

5. 講義概要 2 1 [] [] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 42 1

13 14 15 ([ 2015 ]) Assignment sheet 1 Assignment sheet 2 7 Assignment sheet 49 5 1279 Assignment sheet 1 1 Assignment sheet 23 1 Assignment sheet 2 3 51 8 3850 Assignment sheet 3 Assignment sheet 3 49 2 1 Assignment sheet Assignment sheet 712 24 13 13 3225 Assignment sheet 13 2 52 9 1761 Assignment sheet 4 () Assignment sheet 14 4() Assignment sheet 5 Assignment sheet 20151 [] []2012 2011 []2013 15 20 15 50 100 43 2

2 1 [] [] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 44 3

14 15 [ 2015 ] Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet 12 Assignment sheet 3 Assignment sheet 2 Assignment sheet 2 Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet Assignment sheet 16 Assignment sheet Assignment sheet 2015 []2012 2011 [] [] 2013 20 20 10 50 100 45 4

2 12 LS 1 LS 1 LS 2 LS 2 3 LS 3 4 LS 3 5 LS 4 6 LS 5 7 LS 6 7 8 LS 7 9 LS 8 9 10 LS 10 11 12 11 LS 13 14 12 LS 15 16 17 13 LS 18 14 LS 19 15 LS 20 LS LS () 10 10 70 10 PC 2 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 () 46 5

2015 2013 2012 2 3 1 2015[] [ ] 2 3 4 5 6 7-8 9 47 6

10 11 12 13-14 15 [] 2015 []2013 2 2 1 =LS 1 LS LS 2 =LS 4 3 =LS 7 4 =LS 3 =LS 7 =LS 16 5 =LS 16 6 =LS 18 =LS 13 7 =LS 6 =LS 9 8 =LS 10 11 12 13 9 =LS 12 10 =LS 19 11 =LS 19 =LS 20 12 1 =LS 20 =LS 21 =LS 22 =LS 22 13 12 14 =LS 20 =LS 21 =LS 22 15 800 LS 20 80 48 7

E PC 2 3 1 =LS 26 =LS 18LS LS 2 =LS 29 =LS 26 3 =LS 29 =LS 26 =LS 27 4 =LS 30 5 =LS 30 =LS 28 6 =LS 33 =LS 19 7 =LS 35 8 =LS 26 =LS 35 9 =LS 29 =LS 34 10 =LS 36 =LS 27 11 12 =LS 36 =LS 2 1 =LS 37 =LS 37 717 =LS 37 13 14 =LS 38 15 =LS 24 =LS 33 49 8

800 LS 20 80 E PC 2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 50 9

13 14 15 2014 []2013 50 50 2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 51 10

2014 []2013 50 50 2 1 1 2 3 4 5 6 52 11

7 8 9 10 11 12 13 14 15 53 12

2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 54 13

4 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 55 14

20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 56 15

4 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 57 16

18 19 20 21 [] 22 23 24 25 26 27 28 29 30 58 17

2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 59 18

14 15 50-2 2 1 2 3 177 177 94 2 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 60 19

15 50-2 3 1 45 2 46 3 47 4 48 5 49 6 50 7 51 8 52 9 53 10 54 11 55 12 42 13 43 14 44 15 41 Law Practice 20 80% 61 20

2 12 1 5-17 2 18-27 3 132-139 4 140-148 5 148-162 6 162-168 7 168-173 8 173-186 9 186-191 10 191-203 11 204-216 12 216-223 13 223-230 14 230-249 15 249-254 (LEGAL QUEST) 30 70 62 21

2 12 1 28-44 2 44-58 3 58-64 4 65-89 5 89-102 6 103-114 7 114-131 8 1 255-288 9 2 288-303 10 1 304-332 11 2 332-356 12 356-432 13 432-451 14 15 (LEGAL QUEST) 30 70 63 22

2 3 1 145 161 2 161 173 3 173 176 4 176 183 5 183 196 6 196 214 7 214 221 8 222 241 9 241 251 10 251 262 11 262 267 21 27 12 268 311 13 18 53 14 123 197 15 198 265 2030 8070 2030 8070 2030 8070 2030 8070 64 23

2 3 1 28 53 2 54 76 3 77 100 4 101 128 5 345 369 6 370 386 387 402 7 312 343 8 312 343 9 403 478 10 129 311 11 479 499 12 1 119 13 25 42 201 248 14 60 125 15 126 172 248 289 42 60 2030 8070 2030 8070 2030 8070 2030 8070 65 24

2 1 2 1 1 2 1 3 2 4 4 12 5 4 37 6 5 3 7 5 12 8 5 2 9 3 4 10 11 3 13 5 6 3 56 12 7 2 13 7 1 14 8 12 15 8 3 2 2 2 30 70 66 25

2 1 2 I 1 6 2 10 3 11 4 9 5 (1) 13 6 (2) 13 2 7 (3) 13 2 8 (4) 13 2 9 12 10 15 1 11 15 1 12 15 1 5 13 (1) 15 3 1 4 14 (2) 15 2 15 16 2 2 2 30 70 67 26

2 2 1 2 14 6 7 2 47 6 2 3 6 5 31 1 15 2 45 11 11 16 29 3 2 43 5 31 2 51 7 19 1 47 11 9 30 38 4 14 5 16 39 52 5 3 47 2 15 1 6 10 13 1 31 10 4 74 85 6 1 46 11 25 2 40 9 17 86 92 7 3 3 12 17 8 4 8 93 105 8 1 55 2 7 3 33 7 8 3 46 6 29 2 32 5 10 106 118 9 10 1 36 4 27 119 123 11 2 39 6 26 124 135 12 2 50 10 24 3 20 6 10 152 165 13 2 11 11 12 166 181 14 2 9 3 14 214 223 15 3 44 6 24 1 51 9 30 224 229 [] 68 27

2 2 1 1 55 10 23 230 238 2 2 10 6 12 3 6 11 22 250 261 3 1 48 6 21 46 4 8 262 269 4 1 51 10 21 1 53 3 23 280 285 5 1 43 9 12 298 305 6 2 43 3 8 306 316 7 1 31 5 10 1 57 7 1 2 43 3 15 3 3 28 1 20 7 17 317 338 8 9 4 2 2 12 7 7 339 346 9 10 42 9 27 13 5 30 3 6 9 27 1 42 2 23 347 360 11 2 1 16 1 13 1 30 361 375 12 3 14 1 22 55 1 28 386 393 13 3 41 3 22 394 404 14 3 31 4 3 1 30 2 40 3 19 405 410 15 1 61 9 4 2 2 7 20 411 415 [] 69 28

2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 70 29

10 11 12 13 14 15 2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2015 71 30

2 1 1 [ 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 72 31

12 13 14 15 20% 80% 4 1 1 1 p1 17 2 2 p17 36 3 1 p37 54 4 2 p55 71 5 1 p72 86 6 2 p87 101 7 1 p102 121 8 2 p122 132 9 1 p133 145 10 2 p145 164 11 3 p165 183 12 4 p184 216 13 5 p217 245 14 6 p246 261 15 7 p262 272 73 32

16 8 p273 287 17 p288 305 18 p306 318 19 p319 334 20 p335 344 21 p345 374 22 p345 379 23 p380 398 24 p399 406 25 p407 441 26 p442 453 27 p454 459 28 p460 471 29 p472 30 2 p472 4 10% 90% 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 20 80 74 33

2 1 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 5 2014 9 2011 2013 20 80 75 34

2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2013 30 70 2 2 1 [] 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 2 3 20 80 76 35

2 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 2014 3 2014 20% 80% 2 2 Elementary Basic Advanced 1 2 3 4 5 6 (1 7 (2) 8 (3) 77 36

9 (1) 10 (2) 11 12 13 14 15 4 2 9 6 20 80 2 3 Elementary Basic Advanced 1 2 3 4 (1) 5 (2) 6 7 8 78 37

9 10 11 12 (1) 13 (2) 14 15 4 2 9 6 20 80 2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 2014 3 2014 20 80 79 38

2 3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 3 30 70, 2 2 1 2 p.1p.35 3 4 1 4 5 6 7 8 p.36p.52 p.53p.84 9 10 p.85p.119 80 39

11 12 13 14 15 p.120p.131 (1) (2) 1 p.132p.140 2 2011 2006 2003 2003 4 1 2001 3 7 2 2 1 2 3,4 3 5 4 6 5 9 81 40

6 4 7 4 8 9 11 10 11 11 11 12 11 10 11 11 13 14 15 2 50 20 30 2 3 1 2 P25P57 3 27 28 P59P68P75() P79 4 P69 79 P385P401 5 P93P127 82 41