①グラフ 日工会受注実績と見通し 総受注と内需と外需

Similar documents
2009年3月期 第2四半期決算説明会

<4D F736F F F696E74202D A4A8EA A F AFA96968C888E5A90E096BE89EF C835B83938E9197BF5F5A5A35>

2018年3月期 決算説明会

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

Microsoft PowerPoint _FY162Q決算説明会プレゼン資料QQ_final_web

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )


PowerPoint プレゼンテーション

2015 Template Japanese 4×3

スライド 1

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

(Microsoft PowerPoint HP\214f\215\332\227p_\214\210\216ZPPT.pptx)

2017年度 決算説明会資料

2019年3月期決算説明会

2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

cover_a

プレゼン

2017年3月期 決算説明会

プレゼン

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

PowerPoint プレゼンテーション

決算概要

2. キャッシュ フローの状況 (1) 営業活動によるキャッシュ イン 6,095 億円 ( 前期比 +290 億円 ) ビジネス 観光ともにご利用が順調に推移し 当社の運輸収入が増加したことに加え 法人税等の支払額が減少したことなどにより 営業活動の結果得られた資金収入は増加 (2) 投資活動によ

General Presentation

目次 212 年の実績 P3~5 213 年の見通し P6~9 事業別詳細 (212 年 4Q 年間実績 /213 年最新見通し ) 財務状況参考資料 P1~15 P16~18 P19~24 2

決算概況

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

<4D F736F F F696E74202D B408AD6938A8E9189C68CFC82AF495294AD955C8E9197BF A5F8DC58F49>

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

2017年度決算説明会資料

会社分割による産業機器事業の再編について

2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

スライド 1

Microsoft PowerPoint 年3月期3Q決算説明資料 版.pptx

2018年度第2四半期 決算概要

Ⅰ. 経営状況 A.2017 年 3 月期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) 2017/3 期実績 /3 期実績 2 増減額 ( 前年比 ) 3=1-2 増減率 ( 前年比 ) 4=3 2x100 通期予想 (1 月 31 日発表 ) 5 差額 6=1-5 進捗率 7=1 5 x100

2018年度第1四半期 決算説明資料

141b遏ュ菫。0陦ィ邏・xls

「VISON 2020」および中期経営計画説明資料

2019 年 3 月期第 3 四半期決算 ご参考資料 2019 年 1 月 31 日日本通運株式会社経営企画部

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

第 45 期 3Q 決算補足説明資料 第 45 期 (2019 年 4 月期 ) 第 3 四半期決算補足説明資料 ヤーマン株式会社 Copyright C YA-MAN LTD. All Rights Reserved.

21世紀に向けての 東京ガス・経営ビジョン -中期経営計画を中心として-

Microsoft PowerPoint - 3rdQuarterPresentations2013_J03.ppt

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

2018 年度決算説明会 2019 年 5 月 8 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向 為替レート 市場需要

プレゼン

長期経営計画 (2016~2025) 2025 年ビジョン 2015 年 04 月 20 日 2016/05/20 改版 1: P.2 数値を 2015 年度実績へ変更 2016 YASKAWA Electric Corporation

平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt

目次 Review グループ経営方針 グループ経営方針 2016 の目指す方向性... 4 経営目標 新たなポートフォリオマネジメントの導入... 8 プロジェクト遂行体制の強化 グループ共通機能の強化 事業領域の目指す方向性... 13

Fuji Dynamic Revolution -1 2 Corporate Vision Corporate Vision プレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミアムブランドを持つプレミ

Microsoft PowerPoint - Jpn_media_final_FY14 4Q announcement

補足説明資料 1 平成 30 年度期末連結決算概要 平成 31 年 4 月 25 日東海旅客鉄道株式会社 当社の運輸収入は ビジネス 観光ともにご利用が順調に推移したため増収 さらに グループ会社についても増収となり 連結営業収益全体でも増収 営業費は グループ会社における売上原価の増等により増加し

Microsoft PowerPoint - 決算説明資料2(日).ppt

2019年度第1四半期決算説明資料

2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

2017 中期経営計画総括 (2015 年度 2017 年度 )

Microsoft PowerPoint 年3月期決算発表0510用(最終版).pptx

2011年3月期決算説明会

PowerPoint プレゼンテーション

2018(平成30)年3月期第3四半期決算プレゼンテーション資料

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

Ⅰ. 経営状況 A.2019 年 3 月期第 1 四半期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) ( 単位 : 億円 %) 2019/3 期 1Q 実績 /3 期 1Q 実績 2 額 ( 前年比 ) 3=1-2 率 ( 前年比 ) 4=3 2 X100 上期予想 (4/27 発表 ) 5 進

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

ご説明用資料 2018 年度決算概要 2019 年度業績予想 2019 年 5 月 15 日 Copyright (C) 2019 Toyo Business Engineering Corporation. All rights Reserved. 事業セグメント ソリューション事業 SAPを始め

決算概要

2017年度上期決算説明会

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

2018 年 3 月期第 2 四半期 決算説明会 2017 年 12 月 5 日

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

<4D F736F F F696E74202D A A F193B994AD955C28834B838A836F815B29817A837C E E >

2017年度 決算概要

10年分の主要財務データ

目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

2018 年度 (2019 年 3 月期 ) 第 1 四半期決算説明会 2018 年 7 月 27 日 SEIKO EPSON CORPORATION All rights reserved.

Microsoft PowerPoint - Jpn_final_media_FY15 1Q announcement

滝澤鉄工所 2013年3月期 資料(案)

CONTENTS

2016年度決算概要および中期経営方針説明資料

Microsoft Word - 作成中.doc

2017年度 第2四半期 決算概要

中期経営計画の前提となる環境認識 1 日本経済の予測 年初からの円高や株安の進行により 消費マインドは伸び悩み 景気動向は停滞している 今後は 消費税増税による駆け込み需要の発生とその反動減による景気縮小が予想される 中長期的には成熟社会として 多様な価値観とともに これまでとは異なる市場が生まれる

通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

Microsoft PowerPoint - (final)第2四半期決算説明会 E-Associates.ppt [互換モード]

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

責任ある行動 環境にやさしいしくみの提供 ととらえ 経営戦略と CSR が一体となった事業運営 を推進し 企業価値向上を図ります 3. 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 における基本戦略本中期経営計画において 2018 年度を創業的出直しの年として位置づけ 東洋製罐グループの成長戦略とその成長戦略

キヤノン株式会社 2017 年第 3 四半期決算説明会 2017 年 10 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の

スライド 1

2018年3月期 決算説明会

2018年3月期決算説明会資料

本日の説明内容 総括 2014 年 3 月期実績 2015 年 3 月期見通し 構造改革プランアップデート まとめ 2

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

損益推移状況 ( 第 1 四半期 ) [ 単位 : 億円 ] 4,200 4,600 3,669 3,607 2,988 3,333 売上高 3, ,

Results Presentation

Transcription:

歴史ある若い会社 ジェイテクト 1

2 会社説明会 代表取締役社長 安形哲夫 2017 年 12 月 2 日

本日の内容 3 1. ジェイテクトのご紹介 2. 各事業の成長戦略 3. 企業価値向上に向けた取り組み 4. 株主還元方針

ジェイテクトの歴史 4 歴史と伝統ある 2 社が 2006 年に合併しジェイテクトが誕生 昨年 1 月には 10 周年を迎えました 1921 年光洋精工創業 1943 年鉄鋼圧延機用軸受生産開始 1988 年電動パワーステアリング世界初の開発 量産 池田善一郎 1920 1940 1960 1980 2000 2006 年 2016 年 1941 年豊田工機設立 1965 年 TOYODA 研削盤を開発 1998 年 ITCC 生産開始 誕生 豊田喜一郎 ITCC は当社の登録商標です

JTEKT GROUP VISION 5

グローバルな事業展開 世界 28 ヶ国 1 地域に事業展開 ( 会社数 :138 社従業員数 :46,207 名 ) 6 会社数 24 社 従業員数 7,316 名 会社数 35 社 従業員数 18,294 名 会社数 18 社 従業員数 6,723 名 会社数 61 社 従業員数 13,874 名 (2017 年 9 月 30 日現在 )

3 ブランドと 4 事業 7 ステアリング 軸受 ( ベアリング ) 高度運転支援自動運転 IoT(IoE) Indutrie4.0 燃料電池自動車水素社会 駆動系部品 工作機械 メカトロ

2016年度 業績 8 円高の影響により減収 減益も 利益率は維持 改善 (億円) 16/3期 売 上 高 13,999 17/3期 増 減 額 増 減 率 13,183 816 5.8% 営 業 利 益 (5.9%) 819 (5.9%) 774 44 5.5% 経 常 利 益 (5.8%) 812 (5.9%) 780 31 3.9% 親会社株主に帰属する 当 期 純 利 益 (3.5%) 486 (3.6%) 475 11 2.4% 為 替 レ ー ト 4 月 3 月 ( 120円/USD 133円/EUR 108円/USD 119円/EUR 12円 円高 14円 円高 )は 売上高利益率 16/3期 配 当 17/3期 増 減 額 中間 21円 21円 期末 21円 21円 金

2016 年度売上高の内訳 9 事業別 地域別 その他 1% 工作機械 メカトロ 11% 軸受 29% ステアリング 48% その他 2% 豪亜 10% 北米 中国 10% 日本 42% 22% 駆動 11% 欧州 14%

2017年度 業績予想 10 為替やM&Aの効果により増収となるも 為替の影響や費用の増加などにより 減収 減益を見込む 研究 開発費の増加等により 営業利益は前期並みの見込み 億円 17/3期 通期(実績) 売 上 高 13,183 18/3期(予想) 増 減 額 上期(実績) 6,822 下期(予想) 7,177 増 減 率 通期(予想) 18/3期 (期初) 14,000 816 6.2% 13,000 営 業 利 益 (5.9%) 774 (5.2%) 352 (6.0%) 427 (5.6%) 780 5 0.7% 680 経 常 利 益 (5.9%) 780 (5.6%) 379 (5.7%) 410 (5.6%) 790 9 1.2% 680 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 (3.6%) 475 (4.2%) 286 (4.4%) 313 (4.3%) 600 124 26.3% 420 ト 108円/USD 111円/USD 110円/USD 111円/USD 3円 円安 105円/USD 4 月 3 月 119円/EUR 126円/EUR 130円/EUR 128円/EUR 9円 円安 115円/EUR 為 替 レ ー 設 備 投 資 額 664 375 375 750 85 12.9% 800 減 価 償 却 費 560 276 314 590 29 5.2% 570 金 42円 21円 21円 42円 配 当 42円 は 売上高利益率

為替の影響を除いた売上 利益推移 11 為替の影響を除く評価では 16年度まで着実に体質は改善も 17年度は ①北米下流EPS立ち上げ準備 ②ADAS IoE等の 将来への 弾込め 費用増等により 減益の見込み 下流EPS事業の安定 将来投資のリターン回収により 18年度は16年度レベルの利益率に戻し 再び成長路線へ 売上高 (億円/年) 16,000 14,000 12,000 10,000 売上 利益 経営レート 95円/$, 110円/ 利益率 13,115 12,651 12,585 12,396 11,955 5.5% 4.8% 4.7% 4.5% 4.1% 8,000 体質は改善基調 6,000 1,500 1,000 利益は減少 4,000 2,000 利益 (億円/年) 2,000 500 493 558 595 697 635 0 0 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2021

12 1. ジェイテクトのご紹介 2. 各事業の成長戦略 3. 企業価値向上に向けた取り組み 4. 株主還元方針

各事業の成長戦略 13 ステアリング 事業

ステアリング事業の商品 14 主な商品 ステアリング (STG) 電動パワーステアリングシステム No1 油圧パワーステアリングシステム ギヤ比可変ステアリング (E-VGR) シャフト ホース他ユニット製品

他社とのEPSラインアップ比較 15 ステアリング製品 生産中 生産なし C EP S P EP S RD EP S RP EPS DP EPS E VGR H EPS ジェイテクト N社 Z社 NE社 B社 S社 K社 M社 H社 パワーパック 油圧PS ジェイテクトのステアリング製品はあらゆるシステムに対応

ステアリング製品のグローバルシェア EPS シェア 16 グローバルシェア : 約 26% 電動パワステ (EPS) では約 27% <2016 年グローバルシェア > その他 : 28.5% ジェイテクト : 26% No1 T 社 : 2.3% <2016 年 EPS シェア > その他 : 17.6% No1 ジェイテクト : 27 % 8,823 万台 NE 社 : 9.2% 5,206 万台 T 社 : 1.5% NE 社 : 6.6% B 社 : 11.3% M 社 : 6.3% B 社 : 14.1% M 社 : 6.7% N 社 : 8.7% ZT 社 : 10.7% N 社 : 13.3% ZT 社 : 10.2% 市場データに基づき当社独自調べ

車両セグメントに適した EPS を提案 17

車両に応じた自動運転対応技術の開発 18 自動運転のニーズは乗用車のみならず 大型乗用車や大型輸送車へも拡大 車両サイズに合わせ自動運転対応製品の開発を推進 普通乗用車 大型乗用車 ピックアップトラック 大型輸送車バス トラック 自動運転と手動運転をスムーズに切り替え 人とクルマが調和する技術の開発を推進 補助電源装置 ( 自社製 ) を搭載 大型乗用車の EPS 化を実現環境性向上と自動運転に貢献 モーターと油圧とを組み合わせ 大型輸送車に適したステアリングシステムを開発 バス トラックの自動運転化ニーズに対応

ステアリングコラム事業の強化 19 スキーム TOB 応募受付中 (~12 月 14 日 ) 富士機工 ( 株 ) のコラム事業とジェイテクトの C-EPS およびマニュアルコラム事業の一本化により当社主導によるステアリングシステム基盤をさらに強化 JTEKT タチエス一般株主 JTEKT タチエス 33.4% 24.4% 42.2% 100% 100% 富士機工 コラム事業パワトレ事業シート事業 ( 売上比 ) 60% 10% 30% 富士機工コラム事業パワトレ事業 新会社シート事業 ねらい STG システム提案力の強化 ステアリングシェアコラム含めた世界トップシェア維持 1) システム対応力強化 2) 開発体制の効率化と先端技術の開発強化 3) マーケティング活動 顧客基盤の強化 拡大 コラム

インドでの事業強化 20 スキーム 今後成長が予想されるインド市場でリーディングポジションを確立すべく SONA KOYO 社 (SKSSL) の実質経営権を取得 JTEKT SAHL* 一般株主他 JTEKT 一般株主他 20.1% 25.1% 54.3% ねらい SKSSL *Sona Autocomp Holding Limited 71.2% 28.3% SKSSL JTEKT インド事業全体のシナジー効果を創出 ステアリングのみならずインドの全事業についてプレゼンスを向上させる

モロッコ王国での事業展開 21 事業展開のねらい 欧州顧客の期待 ( 現地生産 ) に応え 顧客内でのプレゼンスを維持 向上させ 安定的な欧州事業の成長を図る モロッコ王国タンジェー市工業団地に工場設置 (2019 年 ) 生産開始は 2020 年を予定 千台 / 年 1,500 1,000 北アフリカ自動車生産市場 330% 500 JTEKT Automotive Morocco SAS(JAMO) 0 '15 '16 '17 '18 '19 '20 '21 '22 '23 建設予定地 タンジェ工業団地

電子技術開発力強化 ~IT 開発センター秋田 22 ステアリングを取り巻く環境 高出力 EPS 対応 ADAS 対応 SBW 対応 内製 MCU 開発 自動運転支援 ステア バイ ワイヤ 次世代ステアリング開発力強化を狙いとして秋田に開発センターを設立 優秀な人材確保により電子技術力を強化 電子技術リソーセス 開発領域 SW の上流開発を新会社で推進 開発人員 ジェイテクト IT 開発センター秋田 現在 将来 株式会社ジェイテクト IT 開発センター秋田

各事業の成長戦略 23 駆動事業

駆動事業の商品 24 主な商品 ドライブライン(DL) 燃料電池車用バルブ機器 Valve Regulator 等速ジョイント CVJ) プロペラシャフト No1 油圧機器 Only ONE アイドルストップ用 電動オイルポンプ EOP) T/M用オイルポンプ トルクコントロールデバイス(TCD) トルセン トルセンは当社の登録商標です 電子制御4WDカップリング (ITCC) Only ONE No1 ITCCは当社の登録商標です

次世代駆動システムに対する JTEKT 対応 25 駆動システムサプライヤーとしての提案力向上 1 次世代モデル開発加速 2 モデルベース開発とスピードアップ 3 ユニットそのものの商品力強化 2016 年 : 駆動事業本部発足 2017 年 : 駆動システム開発 / 駆動電子技術開発専任組織化

各事業の成長戦略 26 軸受事業

軸受 ベアリング のご紹介 27 軸受 ベアリング とは 軸受は あらゆる機械の回転部分に使用され 摩擦抵抗を 軽減する役割を担っています 軸受なしではどんな機械をも 動かすことはできないため 産業のコメ とも呼ばれます 主な商品 自動車用軸受 軽量 低トルクハブユニット 鉄鋼用軸受 No1 (LFT) No1 (国内) 超低トルク円すいころ軸受(LFT-Ⅲ) 工作機械用軸受 風力発電機用軸受 オイルシール LFTは当社の登録商標です

ジェイテクトの軸受シェア 28 グローバルシェア 自動車用軸受シェア その他 32.0% SK 社 16.3% その他 26% SK 社 17% ジェイテクト 10.4 % SH 社 16.0% NT 社 12% SH 社 17% NT 社 12.0% NS 社 13.3% ジェイテクト 13 % NS 社 15% 出典 : 日経産業新聞 (2017 年 6 月 ) 出典 : 当社調べ (2013 年 )

成長シナリオ業種別戦略実現 29 農機 建機 苛酷化する使用条件下での長寿命化 大形軸受技術開発センター 風力 鉄鋼 高機能化 ( 長寿命 低トルク ) モニタリンク 技術開発 国分工場 工作機械開発 生産 サービス 低昇温対応体制強化 ( 次世代ハイアヒ リー ) 低環境負荷 ユニット化技術 ( スマートルフ 軸受 ) 次世代ハイアビリーシリーズの開発 EXSEV( 特殊環境 ) 特殊環境向け強化 ( 半導体 医療機器等 ) ハイアビリー ( エクゼブ ) は当社の登録商標です EXSEV( エクゼブ ) は当社の登録商標です

各事業の成長戦略 30 工作機械 メカトロ事業

工作機械 メカトロ事業の取り組み 31 主な商品 研削盤 マシニングセンタ No1 GE4i ギヤスカイビングセンタ 円筒研削盤 制御機器 FH1600SWi IoE スマートファクトリー No1 GS200H5 ギヤスカイビングセンタは当社の登録商標です. TOYOPUC-Touch TOYOPUCは当社の登録商標です.

車両電動化への対応 32 ガソリンエンジンのダウンサイジング (HV/PHV) 対応 TNGA エンジンへの対応 ( 国内 / 海外へ納入済み 2018 年まで継続 ) ターボシャフト向け研削盤 e300g を納入 e300g EV 化対応 リチウム電池用設備量産機納入済み 混錬機 塗工機 プレス機 乾燥機 ( 光洋サーモシステム ) 自動車部品を想定したギアスカイビングセンター : GS200H5 を市場投入 (2017 年 5 月 ) FCV 化対応 FCV 用設備量産機納入済み FC タンク用フィラメントワィンディング機 塗工機乾燥機 ( 光洋サーモシステム ) プレス機 塗工機 FC タンク用 FW 機 乾燥炉 FW: フィラメントワィンディング

ジェイテクトの IoT とスマートファクトリー 33 モノだけではなく人もつなげるから IoE モノがつながる 見える化して改善する 現場力 改善力が向上する設備と共に人も進化する 人がつながる 人と設備が協調し 人の知恵が働く 人が主役のスマートファクトリー 現場の困りごとを解決する IoT データ 情報 IT Information Technology OT TPS Operational Technology 現場運営 IoT 現場と IT の融合 3 つの IoE 1. 品質の IoE : 製品品質の兆候管理ができる 2. 保全の IoE : 寿命 異常の兆候管理ができる 3. 生産の IoE : 人も含めた生産性向上ができる

各事業の成長戦略 34 ジェイテクト新規事業

新規事業の取組み 35 新規事業開発商品第 1 弾 同 第 2 弾 世界初 - 40~ 85 対応 12V 系大型乗用車 ( S U V 等 ) E P S 化対応等 パワーアシストスーツ 人の動きに調和するアシストスーツ製造業をはじめ様々な業種の作業者の腰の負担を軽減 リチウムイオンキャパシタ 冷却フリーで車載可能なキャパシタキャパシタ単体ビジネスおよび当社電動部品の拡販に貢献

EV 対応への考え方 36 EV 化はビジネスチャンス ニーズを先取りした製品開発 供給へ 電力供給インフラの状況や電池等の要素技術開発 さらに各国政府 車両 部品メーカーの動向を見据え 積極的に対応 EV 化による各事業オポチュニティ [STG] EPS 販路拡大 数量増 [ 駆動 ] E-AWD 電動ポンプ FCV 用バルブ [ 軸受 ] 小型 軽量化 HUB モータ用超高速 軽量軸受 [ 工作機械 メカトロ ] FC 関係設備 Li 電池用塗工機 [ 新規事業 ] キャパシタ拡販ほか 世界自動車生産台数の推移 ( 出展 : デロイトトーマツコンサルティング 2017 年 10 月 )

37 1. ジェイテクトのご紹介 2. 各事業の成長戦略 3. 企業価値向上に向けた取り組み 4. 株主還元方針

マネジメントモデルの策定 38 企業価値の向上を着実に実現するための実践モデルを策定 マネジメントモデル 目指す姿を共有し 共通の価値観に基づき行動する 成長戦略 ( 中期経営計画 ) の実現に向けて活動する 磐石な企業基盤を構築 維持し 外部環境の変化とステークホルダーの期待に応えるべく行動する

働き方改革 39 2025 年クライシス ( 類を見ない超高齢化社会の到来 ) 今後 10 年間で 日本の人口は 600 万人 ~700 万人減少 65 歳以上の人口は 3,500 万人を突破 ( 人口の約 3 割 ) 働き方の高度化 1 学園プログラムの見直し 2 技能員のポテンシャル向上 製造オペレーター 保全要員 製技 生技 生技開発 3 間接部門の効率アップ ダイバーシティ促進 1 育児 介護 障がい者 シニアの支援 2 イクメン育成 3ICT 拡大 (Intra Company Trainee) 4 グローバル人事制度整備

技能員の働き方高度化 40 新入社員受入れ ( 高等学園 ) 以降 カリキュラムに沿った保全者育成 労働人口減少 製造ライン自動化 無人化 技能員の高度化

41 1. ジェイテクトのご紹介 2. 各事業の成長戦略 3. 企業価値向上に向けた取り組み 4. 株主還元方針

配当の考え方 42 中期経営計画の推進により更なる体質強化を実施 配当性向30 を目安に安定的な配当を目指します 配当性向 30 中間配当 期末配当 配当性向 円 45 40 25 42 21 21 21 21 21 21 15年度 16年度 17年度 24 17 20 13 15 6 10 5 42 34 35 30 42 16 16 16 9 9 9 11 18 11 6 11 11 5 20 14 7 7 7 7 10年度 11年度 12年度 13年度 0 07年度 08年度 09年度 14年度 公表値

主な経営指標の推移 43 2017年度 特別資金需要に伴い 有利子負債が増加 棚卸資産 1.6 1.5 棚卸資産 回転月数 有利子負債 0.62 1.4 1.3 1.4 1.3 0.48 有利子負債 0.42 0.38 DEレシオ 0.45 0.30 以下 2,457 1,772 2,266 1,692 1,569 1,582 1,901 1,871 1,500 2013 2014 2015 2016 2017 (予想) 目標 2014 2015 2016 2017 (予想) 目標 (除 特別資金) ROE ROA 3.9 2013 4.4 4.3 4.7 5.0 9.8 10.5 10.1 9.9 10.0 2015 2016 2017 (予想) 目標 6.2 2.2 2013 2014 2015 2016 2017 (予想) 目標 2013 2014

事業経営の方針 44 安定的な成長を目指します! ジェイテクトグループは 4つの事業を軸として グローバルに多様なビジネスを展開しています 各事業では 数々のNo.1 商品を生み出し ある部分で調子が悪くても 他でカバーすることで全体としては 安定的な成長 を目指してまいります

45 ご参加 ご清聴 誠にありがとうございました