何 処 でも 誰 でも 出 来 る! シンプル 小 規 模 低 投 資! 放 置 竹 林 の 持 続 可 能 な 資 源 化 ループの 構 築 シンプル 小 規 模 低 投 資! 放 置 竹 林 の 持 続 可 能 な 資 源 化 ループの 構 築 株 式 会 社 モキ 製 作 所 深 澤 義 則 株 式 会 社 モキ 製 作 所 深 澤 義 則 1 2 プロローグ( 宝 が 放 置 されている) 里 山 が 荒 れ 放 題 である 化 石 燃 料 至 上 主 義 森 林 資 源 のエネルギー 利 用 率 が 低 い ( 対 森 林 資 源 先 進 国 ) 間 伐 材 が 大 量 に 山 に 放 置 されている ( 切 捨 間 伐 ) 果 樹 の 剪 定 枝 が 清 掃 センターで 焼 却 処 分 に! 昔 のように 国 産 材 が 活 用 されなくなった 昔 のように 炭 が 活 用 されなくなった 山 にも 里 にも 資 源 ( 宝 )が 沢 山 ある!!3 放 置 される 資 源 廃 棄 される 資 源 例 として 間 伐 材 や 林 地 残 材 松 枯 なら 枯 被 害 木 農 業 剪 定 枝 等 の 農 業 残 渣 造 園 業 剪 定 枝 一 部 のもみ 殻 など 4 木 質 資 源 は 本 来 こうあるべき すると エネル ギーとし て そのまま 薪 として 薪 ストーブや 薪 ボイラーに ペレット 化 してペレットストーブやボイラーに チップ 化 してチップボイラーに 木 質 バイオマス 発 電 に( 非 現 実 的 ) 1 里 山 だけでなく 河 川 海 が 蘇 る 2 鳥 獣 被 害 の 減 少 人 と 鳥 獣 の 共 生 生 物 多 様 性 の 改 善 3エネルギーの 自 給 率 が 上 がる 原 油 の 輸 入 量 の 減 少 建 築 資 材 として 国 産 材 として 建 築 や 家 具 に 活 用 カスケード 利 用 で 建 築 副 資 材 に 4 山 村 地 域 が 豊 かになる 国 内 や 地 域 で 経 済 が 回 る 5CO2の 固 定 化 がすすむ その 分 排 出 量 が 減 る 炭 として 燃 料 や 工 芸 品 として 土 壌 改 良 剤 として 農 業 や 植 林 等 に 水 質 浄 化 剤 として 水 質 汚 染 対 策 に 畜 産 飼 料 の 添 加 剤 に その 他 炭 の 利 用 価 値 は 盛 り 沢 山 5 6 安 全 でおいしい 作 物 が 沢 山 でき 農 業 が 活 性 化 する 7 衰 退 した 林 業 が 活 性 化 する そして 日 本 経 済 を 復 活 させる 推 進 力 に 6 1
しかし さらに 大 きな 環 境 問 題 が 西 日 本 東 海 関 東 で 進 行 中 整 備 された 竹 林 荒 れ 果 てる 竹 林 放 置 竹 林 それは 放 置 竹 林 の 侵 食 被 害 とそれに 伴 う 生 物 多 様 性 の 喪 失 獣 も 通 れないほど 密 集 し 荒 れ 果 てることもある 7 8 拡 大 する 竹 林 の 侵 食 被 害 放 置 竹 林 は 外 へ 向 かって 侵 食 を 始 める 1976 年 の 航 空 写 真 同 一 地 域 の 現 在 の 航 空 写 真 拡 大 する 竹 林 の 侵 食 被 害 放 置 竹 林 は 外 へ 向 かって 侵 食 を 始 める 1976 年 の 竹 分 布 同 一 地 域 の 現 在 の 竹 分 布 写 真 提 供 : 島 根 県 中 山 間 地 域 研 究 センター 研 究 統 括 官 藤 山 浩 先 生 9 この 地 域 では30 年 のうちに 竹 林 面 積 が6 倍 ~8 倍 になった 10 整 備 しきれない 竹 林 の 末 路 放 置 竹 林 ここもやがて 日 がほとんど 差 し 込 まない 不 気 味 な 竹 林 となる 猪 などの 有 害 獣 の 絶 好 の 住 処 となる 異 常 に 繁 殖 有 害 獣 の 繁 殖 により 付 近 の 農 業 被 害 の 増 大 過 密 竹 林 はやがて 外 に 向 かって 侵 食 を 始 める 獣 も 通 れないほど 密 集 することもある 今 度 は 蛇 の 住 処 に! 日 がほとんど 差 し 込 まないので 生 物 の 多 様 性 は 失 われる 福 岡 県 北 九 州 市 11 今 世 紀 最 悪 の 環 境 問 題 の1つと 言 っても 過 言 ではない 滋 賀 県 立 大 学 野 間 直 彦 理 学 博 士 12 2
今 こそ 持 続 的 な 竹 林 整 備 とそれを 可 能 にする 竹 の 資 源 化 モデルの 構 築 が 必 要 である 持 続 可 能 な 竹 の 資 源 化 モデルを 構 築 するための 条 件 として 小 規 模 採 算 持 続 性 低 投 資 多 数 展 開 シンプル 13 14 私 どもが 進 める 放 置 竹 林 の 資 源 化 モデル 竹 ボイラによるエネルギーの 通 年 利 用 無 煙 炭 化 器 で 大 量 に 消 し 炭 を 作 り 農 業 や 林 業 漁 業 に 活 用 (モデル 化 ) 15 16 竹 をエネルギー 化 する 利 点 1 大 変 成 長 が 早 く 永 続 可 能 なエネルギー 源 として 向 いている 2 樹 木 と 比 較 して 軽 量 な 上 里 方 に 広 く 分 布 しており 伐 採 や 集 材 搬 出 が 極 めて 容 易 である 3 森 林 資 源 と 比 較 して 竹 林 資 源 のエネルギーとしての 利 用 率 は 極 めて 少 なく 未 利 用 材 が 豊 富 にある 調 達 が 容 易 である 4 燃 焼 時 間 は 短 いが 燃 焼 カロリーが 高 く 持 続 的 に 燃 焼 させることが 出 来 れば 大 変 良 いエネルギー 源 である 5 再 生 可 能 なエネルギーループを 構 築 することにより 化 石 燃 料 の 使 用 量 が 減 りCO2の 排 出 を 抑 えることができる 竹 のエネルギー 化 の 秘 策 無 煙 竹 ボイラとは 1 上 向 きの 焚 口 と 転 倒 防 止 ガイドにより 燃 料 としての 枯 れ 竹 が 垂 直 に 投 入 できる 2 投 入 した 竹 燃 料 は 炉 内 で 燃 えながら 自 重 により 落 ちていく それにより 長 い 竹 もそのまま 燃 料 として 投 入 できる 3 焚 口 と 空 気 口 が 兼 用 のため 煙 や 炎 の 逆 流 が 起 こりにくい 仮 に 竹 が 燃 え 落 ちな くても 焚 口 より 上 には 燃 え 上 がらない 4 独 自 の 燃 焼 方 式 茂 木 プレート( 日 独 米 で 特 許 )により 完 全 燃 焼 を 実 現 高 効 率 で 灰 や 煙 が 大 変 少 ない 5 高 カロリーの 竹 を 燃 料 にすることでタ ンク 容 量 150lの 水 が 約 20 分 ほどで 平 均 60 まで 上 がります 17 18 3
竹 を 無 煙 する 利 点 1 竹 は 大 変 成 長 が 早 く 収 集 が 比 較 的 容 易 なため 永 続 可 能 な 炭 化 資 源 として 見 込 める 2 炭 にすることでCO2の 固 定 化 が 出 来 る 適 正 に 管 理 された 竹 林 は 森 林 の5 倍 ~40 倍 のCO2を 吸 収 すると 言 われている 3 無 煙 炭 化 器 を 用 いることにより 短 時 間 に 大 量 の 竹 が 低 コストで 処 理 で きる 4 低 コストで 大 量 に 竹 炭 が 生 成 できるため 事 業 としての 可 能 性 が 見 込 める 5 炭 化 器 で 生 成 される 消 し 炭 には 様 々な 活 用 法 があり 事 業 モデルが 確 立 されると 大 きな 需 要 が 期 待 できる 19 20 無 煙 炭 化 器 で 生 成 される 竹 炭 の 様 々な 活 用 法 1 消 臭 剤 として 2 床 下 調 湿 炭 として 3 家 畜 飼 料 の 添 加 用 として 4 水 質 浄 化 剤 として 無 煙 炭 化 器 で 生 成 される 竹 炭 の 様 々な 活 用 法 1 消 臭 剤 として 2 床 下 調 湿 炭 として 3 家 畜 飼 料 の 添 加 用 として 4 水 質 浄 化 剤 として 5 土 壌 改 良 材 として 5 土 壌 改 良 材 として これがすばらしい 21 22 土 壌 改 良 材 としての 炭 の 活 用 土 壌 改 良 としての 炭 の 効 果 炭 の 効 果 は 酸 性 土 壌 の 中 和 だけではない 木 炭 を250g 使 用 木 炭 未 使 用 農 業 に 活 用 林 業 に 活 用 有 機 栽 培 無 農 薬 栽 培 に 連 作 障 害 に 融 雪 剤 として 使 用 後 土 壌 改 良 として 植 林 の 定 着 率 アップに 松 枯 れなら 枯 れ 対 策 に さらに 土 壌 に 還 元 することにより 温 室 効 果 ガスの 元 であるCO2を 炭 素 の 形 で 固 定 化 できる(カーボンマイナス) 23 写 真 提 供 : 社 団 法 人 全 国 燃 料 協 会 24 4
炭 の 多 孔 質 体 に 住 み 着 いた 植 物 共 生 微 生 物 写 真 提 供 : 宇 久 須 スローライフ 部 会 そもそも 無 煙 炭 化 器 とは? 1とにかくシンプルな 炭 焼 窯 である 2 軽 量 でどこでも 使 うことができる 3 誰 でも 手 軽 に 炭 が 出 来 る 4 大 変 燃 焼 がよく 無 煙 である 5 短 時 間 に 大 量 の 炭 が 生 成 できる 6シンプルすぎてよく 胡 散 臭 いと 言 われる 7 画 期 的 な 道 具 である(ユーザーの 感 想 ) 25 1 斜 めに 立 ち 上 がっているため 空 気 が 効 率 的 に 取 り 込 まれ 対 流 燃 焼 に より 煙 が 非 常 に 少 ない 2この 角 度 がミソである それによ り 炭 材 が 効 率 的 に 酸 欠 炭 化 し 燃 焼 中 は 灰 化 が 進 まない 3 底 がない 底 があると 熱 による 変 形 が 生 じる また 水 による 消 火 の 時 に 不 都 合 である 4 犬 猫 が 傷 口 を 舐 めないようにする カバーのような 27 オリジナル(M100) 試 作 機 ( 度 15 ) 28 1 斜 めに 立 ち 上 がっているため 空 気 が 効 率 的 に 取 り 込 まれ 対 流 燃 焼 に より 煙 が 非 常 に 少 ない 2この 角 度 がミソである それによ り 炭 材 が 効 率 的 に 酸 欠 炭 化 し 燃 焼 中 は 灰 化 が 進 まない 3 底 がない 底 があると 熱 による 変 形 が 生 じる また 水 による 消 火 の 時 に 不 都 合 である 4 犬 猫 が 傷 口 を 舐 めないようにする カバーのような エリザベスカバー 1 斜 めに 立 ち 上 がっているため 空 気 が 効 率 的 に 取 り 込 まれ 対 流 燃 焼 に より 煙 が 非 常 に 少 ない 2この 角 度 がミソである それによ り 炭 材 が 効 率 的 に 酸 欠 炭 化 し 燃 焼 中 は 灰 化 が 進 まない 3 底 がない 底 があると 熱 による 変 形 が 生 じる また 水 による 消 火 の 時 に 不 都 合 である 4 犬 猫 が 傷 口 を 舐 めないようにする カバーに 似 ている 29 30 5
高 効 率 無 煙 を 実 現! 特 許 を 取 得 した 対 流 燃 焼 とは 対 流 燃 焼 図 解 対 流 燃 焼 画 像 対 流 燃 焼 全 国 でスタート! 放 置 竹 林 の 持 続 可 能 な 資 源 化 モデル 年 にわたる 燃 焼 試 験 によって 導 き 出 された 独 の は 縁 で 渦 を 巻 くように 空 気 を 取 り 込 み 燃 焼 によって 成 したCO2をスムーズに 排 出 する 対 流 燃 焼 を 起 こします したがって 外 に 出 ようとした 未 燃 焼 ガス( 煙 )は 再 度 引 き 込 まれ 再 燃 焼 するため 煙 が 少 なく 且 つステンレスの 反 射 熱 も 加 わった 温 燃 焼 により 短 時 間 で 量 の 炭 化 が 可 能 なのです 32 事 例 1 NPO 法 人 北 九 環 浄 研 北 九 州 市 で8 万 m2の 広 な 放 置 林 を 整 備 無 煙 炭 化 器 で 炭 を 成 し 命 館 学 の 柴 先 のクールベジタブルを 上 予 定 ストックヤードに 集 め 事 例 2 社 会 福 祉 法 人 筑 峯 学 園 筑 波 の 麓 で 重 度 の 知 的 障 害 者 さんが 主 体 となって の 伐 採 炭 化 農 業 利 農 産 物 販 売 と6 次 産 業 化 福 祉 施 設 が 担 う 林 整 備 がスタンダー ドとなるかもしれない 常 に 興 味 深 い 事 例 である 販 売 33 育 てる 34 事 例 3 天 竜 舟 下 り 株 式 会 社 野 県 の 天 川 で 下 りの 観 光 業 を 営 む 年 々 荒 廃 が 進 む 川 の 両 岸 の 放 置 林 を 整 備 その 有 効 活 として いかだで 観 光 客 を 誘 客 し さら に 使 い 終 わった いかだをボイラーのエネルギー 源 に!ラフティングで 体 が 冷 えたお 客 さんに 湯 を 提 供 している 環 境 省 の 酸 化 炭 素 排 出 抑 制 対 策 事 業 に 認 定! 川 岸 の 放 置 林 ボイラ 事 例 3 天 竜 舟 下 り 株 式 会 社 野 県 の 天 川 で 下 りの 観 光 業 を 営 む 年 々 荒 廃 が 進 む 川 の 両 岸 の 放 置 林 を 整 備 その 有 効 活 として いかだで 観 光 客 を 誘 客 し さら に 使 い 終 わった いかだをボイラーのエネルギー 源 に!ラフティングで 体 が 冷 えたお 客 さんに 湯 を 提 供 している 環 境 省 の 酸 化 炭 素 排 出 抑 制 対 策 事 業 に 認 定! 川 岸 の 放 置 林 ボイラ 景 観 が 復 活 景 観 が 復 活 筏 でイベント 湯 35 筏 でイベント 湯 36 6
事 例 4 UX 新 潟 テレビ21 エコ 丸 村 テレビ 朝 系 TOKIOのダッシュ 村 の 地 版 舞 台 となった 古 家 の 裏 の 林 をボイラーの 熱 源 や 炭 化 器 で 炭 を 成 し 農 園 の 壌 改 良 材 として 活 林 被 害 が 限 定 的 である 新 潟 県 で 環 境 問 題 として 警 鐘 を 鳴 らすために 林 整 備 を 今 年 のテーマとして 放 送 中 事 例 5 兵 庫 県 豊 岡 市 某 農 業 法 人 約 50 坪 のハウスで 枯 れ と 薪 を 活 した 地 熱 暖 房 の 実 証 モデルがスタート 単 体 で 活 燃 油 ボイラーとのハイブリット 式 貯 湯 タンク 式 それぞれの 法 を 検 証 し 無 尽 蔵 の 資 源 をどこまで 活 できるか 今 年 から 挑 戦 が 始 まる 37 38 事 例 その 他 事 例 その 他 中 国 原 緑 化 事 業 ( 緑 の 地 球 ネットワーク) 農 業 利 質 浄 化 ( 碧 い 海 の 会 ) 農 業 利 質 浄 化 ( 宇 久 須 スローライフ 部 会 ) 農 業 利 質 浄 化 ( 宇 久 須 スローライフ 部 会 ) 林 業 リーダー 研 修 ( 島 根 県 中 間 地 域 研 究 センター) 炭 素 固 定 プロジェクト( 命 館 学 柏 市 政 ) 林 資 源 化 ( 林 再 プロジェクト) 今 後 の 展 開 1 民 間 だけでなくNPO 法 人 や 行 政 と 竹 林 の 資 源 化 を 展 開 2 竹 の 活 用 方 法 の 拡 大 ( 特 にエネルギーとして) 3 消 し 炭 の 利 用 価 値 の 創 出 ( 農 業 利 用 の 促 進 ) 4 消 し 炭 の 有 価 買 取 ルートの 確 立 5まずは 小 規 模 低 投 資 な 竹 の 資 源 化 モデルの 成 功 例 を! ご 静 聴 有 難 うございました 今 回 の 事 例 はあくまで 手 段 のひとつに 過 ぎません 最 終 的 にはあらゆる 手 段 を 用 いて 日 本 の 膨 大 な 森 林 資 源 が 適 正 かつ 有 効 に 活 用 され さらに 放 置 竹 林 の 侵 食 を 食 い 止 めるための 竹 資 源 化 ループ が 構 築 されることを 切 に 望 みます 41 42 7