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会 社 概 要 FX 専 業 会 社 として 初 の 東 証 1 部 上 場 企 業 (1) 沿 革 同 社 は2005 年 6 月 に 一 般 投 資 家 向 けにインターネット 等 を 通 じて 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 サービスを 提 供 することを 目 的 として 設 立 された その 後 順 調 に 事 業 を 拡 大 2007 年 には 株 式 を 大 阪 証 券 取 引 所 ヘラクレス ( 当 時 )に 上 場 し た また2008 年 には 傘 下 にマネーパートナーズとマネーパートナーズソリュー ションズを 有 する 持 株 会 社 へ 移 行 した 今 年 2013 年 5 月 には 東 証 1 部 上 場 を 果 た し FX 専 業 会 社 として 初 の 東 証 1 部 上 場 企 業 となった 会 社 沿 革 年 月 沿 革 2005 年 6 月 一 般 投 資 家 向 けにインターネット 等 を 通 じた 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 サービスを 提 供 することを 目 的 として マネーパートナーズを 東 京 都 港 区 西 麻 布 に 設 立 し 外 国 為 替 取 引 事 業 を 開 始 11 月 本 店 所 在 地 を 東 京 都 港 区 六 本 木 へ 移 転 2006 年 9 月 外 国 為 替 取 引 システムの 開 発 力 強 化 を 目 的 として マネーパートナーズソ リューションズを100% 子 会 社 として 設 立 2007 年 6 月 大 阪 証 券 取 引 所 ニッポン ニュー マーケット ヘラクレス に 株 式 上 場 2008 年 4 月 日 本 格 付 研 究 所 (JCR)より 新 規 に 格 付 を 取 得 ( 短 期 優 先 債 務 :J-3) 5 月 持 株 会 社 体 制 への 移 行 を 目 的 として 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 事 業 承 継 の 受 け 皿 となるマネーパートナーズ 分 割 準 備 株 式 会 社 を100% 子 会 社 として 設 立 10 月 マネーパートナーズグループに 商 号 変 更 吸 収 分 割 により 全 事 業 をマネーパートナーズ 分 割 準 備 株 式 会 社 (10 月 1 日 付 でマネーパートナーズに 商 号 変 更 )に 承 継 し 持 株 会 社 体 制 へ 移 行 2009 年 8 月 日 本 格 付 研 究 所 (JCR)における 格 付 を 更 新 ( 短 期 優 先 債 務 :J-3) 2012 年 5 月 東 京 証 券 取 引 所 市 場 第 2 部 に 株 式 上 場 2013 年 5 月 東 京 証 券 取 引 所 市 場 第 1 部 に 指 定 変 更 外 貨 ポジション 証 拠 金 取 引 相 対 取 引 がFX 取 引 の 特 色 (2)FX 取 引 とは 同 社 の 事 業 内 容 ( 事 業 モデル)を 理 解 する 前 に まず 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 ( 以 下 FX 取 引 ) とはどのようなものかを 理 解 する 必 要 があるだろう 外 国 為 替 取 引 とは 読 んで 字 の 如 く 外 国 為 替 つまり 外 貨 を 買 ったり 売 ったり する( 交 換 する)ことである 例 えば 円 を 売 り( 円 を 支 払 い) ドルを 買 う (ドルを 受 け 取 る)ような 場 合 だが もちろんドル 以 外 の 他 の 通 貨 (ユーロ 等 )との 取 引 も 可 能 であり 他 の 通 貨 間 ( 例 えばドルとユーロ)の 取 引 も 可 能 である 円 ドル 円 ユーロ ドル ユーロ \ $ \ $ 2

会 社 概 要 現 在 でも 海 外 旅 行 をする 際 などには 多 くの 人 が 銀 行 の 窓 口 でドルやユーロ などの 外 貨 を 取 得 しているが この 場 合 の 外 国 為 替 取 引 ( 以 下 外 為 取 引 )と FX 取 引 は 何 が 違 うのだろうか 主 に 以 下 の 点 で 大 きく 異 なる まず 外 為 取 引 で 取 得 するのは 外 貨 で 購 買 力 を 持 っているのに 対 して FX 取 引 で 取 得 するのは 外 貨 ポジション で 購 買 力 はない 前 者 は 手 数 料 さえ 払 えば 他 の 銀 行 や 企 業 友 人 などへ 外 貨 で 送 金 することや 物 品 を 購 入 すること あるいは 現 金 ( 紙 幣 )を 引 き 出 すことが 可 能 だが FX 取 引 で 保 有 しているのは 外 貨 ポジション なので 外 貨 での 直 接 送 金 や 物 品 購 入 はできない つまり 購 買 力 はない また 保 有 している 外 貨 ポジションは 取 引 を 行 ったFX 業 者 内 でのみ 管 理 されるため 他 の 業 者 へのポジション 移 管 はできない 株 式 取 引 に おいて 現 物 の 株 式 は 他 の 証 券 会 社 口 座 へ 移 管 が 可 能 だが 信 用 取 引 や 株 価 指 数 先 物 取 引 のポジションは 他 の 証 券 会 社 へ 移 管 できないのと 同 様 である したがってFX 取 引 では 一 般 的 には 取 得 した 外 貨 ポジションはそのまま 保 有 し 続 けるか あるいは 現 金 に 換 える 場 合 に 反 対 売 買 ( 差 金 決 済 )を 行 い 円 で 引 き 出 す 必 要 がある つまり 現 引 き はできないのだ しかし 同 社 は 近 年 外 貨 ポジションを 保 有 する 顧 客 が 希 望 すれば 主 要 な 空 港 ( 成 田 関 空 等 )で 外 貨 ポジションの 一 部 を 現 金 ( 紙 幣 )で 受 け 取 る( 両 替 する)ことができるサービ スを 開 始 した( 詳 細 後 述 ) FX 取 引 のもうひとつの 特 色 ( 外 為 取 引 との 大 きな 相 違 点 )が 証 拠 金 取 引 であるという 点 だ 通 常 の 外 為 取 引 では 取 得 しようとする 外 貨 と 同 等 の 円 貨 を 支 払 う 必 要 がある 例 えば レートが1ドル=100 円 の 時 に1 万 ドルを 取 得 し ようとすると 100 万 円 を 支 払 う 必 要 がある これに 対 してFX 取 引 では 一 定 の 証 拠 金 を 預 託 すれば 満 額 の 取 引 が 可 能 だ 例 えば 証 拠 金 率 10%の 場 合 10 万 円 の 証 拠 金 を 預 託 するだけで1 万 ドルのポジション 取 得 (1ドル100 円 の 場 合 100 万 円 相 当 の 取 引 )が 可 能 になる あるいは100 万 円 全 額 を 証 拠 金 とすれ ば 10 万 ドルまでの 取 引 が 可 能 になる これをレバレッジ(てこ) 効 果 と 呼 ん でいる 現 在 では このレバレッジは 法 律 で1~25 倍 に 規 制 されている( 下 図 参 照 ) 通 常 の 外 為 取 引 FX 取 引 :レバレッジ10 倍 1 万 ドル 100 万 円 1 万 ドル 10 万 もうひとつFX 取 引 で 留 意 すべき 点 は 取 引 が 大 部 分 で 相 対 取 引 となって いる 点 だ この 点 は 外 為 取 引 も 同 様 で 一 般 的 な 株 式 取 引 ( 市 場 に 集 中 する 取 引 )とは 異 なる 例 えば 東 京 証 券 取 引 所 での 株 売 買 は 投 資 家 の 売 り 買 い 注 文 を 市 場 に 集 中 して 価 格 形 成 を 行 うオークション 方 式 だが FX 取 引 では 個 々の 取 引 ( 顧 客 注 文 )ごとに 価 格 形 成 が 行 われる 通 常 は 顧 客 の 注 文 に 対 して 業 者 が 応 じる つまり マーケットメイク することで 価 格 が 形 成 されている し たがって 同 じ 時 刻 であってもX 業 者 とA 顧 客 で 成 立 する 価 格 とY 業 者 とB 顧 客 で 成 立 する 価 格 が 異 なる 場 合 も 多 々ある つまり 一 物 多 価 があり 得 る 3

会 社 概 要 高 い 資 金 効 率 と 多 様 な 収 益 機 会 リスクはレバレッジで 調 整 (3)FX 取 引 のメリットとリスク 通 常 一 般 の 人 々が 外 為 取 引 を 行 う 理 由 ( 動 機 )は2つある ひとつは 海 外 旅 行 や 海 外 送 金 ( 留 学 中 の 家 族 への 送 金 等 )などのための 外 貨 取 得 言 い 換 え れば 実 需 である ふたつ 目 は 円 貨 と 外 貨 の 金 利 差 および 為 替 差 益 を 狙 っ た 投 資 目 的 の 外 貨 取 得 ( 外 貨 預 金 等 )である 一 方 でFX 取 引 を 行 う 理 由 ( 動 機 )は 後 者 のような 投 資 目 的 が 多 くなる では 通 常 の 外 為 取 引 や 株 式 な どに 比 べてFX 取 引 には 投 資 対 象 としてどのようなメリットがあるのだろうか 高 い 資 金 効 率 FX 取 引 の 場 合 証 拠 金 だけで 投 資 が 可 能 なので 資 金 効 率 が 高 い 上 記 の 例 の ように1 万 ドルを 買 う 場 合 外 為 取 引 では100 万 円 が 必 要 だが FX 取 引 では10 万 円 ( 証 拠 金 率 10%の 場 合 )だけで 同 じポジションを 取 ることができる した がって 残 りの90 万 円 は 物 品 購 入 や 他 の 投 資 へ 有 効 利 用 することも 可 能 で 資 金 効 率 の 高 い 投 資 ができる もちろん 100 万 円 すべてを 証 拠 金 として10 万 ドル のポジションを 取 ることも 可 能 だ 現 在 FX 取 引 の 証 拠 金 率 は 法 律 で4% 以 上 (レバレッジ 倍 率 25 倍 以 下 )に 定 められており 投 資 家 はこの 間 で 自 由 に 証 拠 金 率 を 選 択 できる 多 様 な 収 益 機 会 通 常 の 外 為 取 引 では 当 初 から 外 貨 を 所 有 していない 限 り 最 初 から 外 貨 売 り を 行 うことはできないが FX 取 引 では 先 にどちらのポジションを 取 ること もできる 例 えば ドルが 下 がる( 円 が 上 がる)と 予 想 するなら ドル 売 り 円 買 い から 入 ることも 可 能 なのだ( 他 の 通 貨 間 でも 同 様 ) また 一 般 的 に 外 為 取 引 は 主 要 通 貨 (ドルやユーロ)に 限 られるのに 対 して FX 取 引 では 様 々な 通 貨 との 取 引 が 可 能 ( 同 社 の 場 合 現 在 13 通 貨 ペアで 取 引 可 能 )であり 収 益 機 会 が 多 いと 言 える 安 い 取 引 コスト 外 為 取 引 およびFX 取 引 での 取 引 コストは 売 りと 買 いの 差 =スプレッド で ある 通 常 円 ドルでのスプレッドは 外 為 取 引 では2~3 円 であるのに 対 し FX 取 引 では1 銭 以 下 の 場 合 が 多 く 外 為 取 引 に 比 べて 取 引 コストが 格 段 に 安 い のが 特 色 だ スワップポイント またFX 取 引 では ポジションを 保 有 し 続 ける 限 り 対 象 通 貨 間 のスワップ 金 利 に 相 当 する スワップポイント ( 外 貨 預 金 の 利 息 に 相 当 するもの)を 原 則 毎 日 受 け 取 ることができる したがって 中 長 期 の 投 資 対 象 としても 魅 力 的 であ る 取 引 時 間 FX 取 引 はインターネットを 通 じて 行 われるため 24 時 間 いつでも 取 引 が 可 能 であり この 点 も 外 為 取 引 ( 通 常 は 銀 行 の 営 業 時 間 に 限 られる)に 比 べて 優 位 な 点 である 4

会 社 概 要 リスク: 本 当 に 高 いのだろうか? 一 方 で FX 取 引 はリスクが 高 い と 言 われることが 多 々ある 果 たして 本 当 にそうなのだろうか? 確 かに 投 資 資 金 に 対 する 損 失 ( 変 動 率 =ボラティリティ)だけを 見 ると そ のように 見 えるかもしれない 例 えば 先 ほどのように1ドル100 円 で1 万 ドル を 購 入 し 4 万 円 の 証 拠 金 (4%の 最 低 証 拠 金 率 )を 預 託 する その 後 意 に 反 してドルが2 円 安 くなり98 円 になったとすると 損 失 は2 万 円 (=2 円 x1 万 ド ル)となるので 投 資 資 金 (4 万 円 )に 対 する 損 失 率 は50%になってしまう これが FX 取 引 は 高 リスクだ と 言 われるゆえんであるが 以 下 の 点 を 考 察 す べきだろう まず 損 失 率 が 短 期 間 で 高 くなってしまうということは 裏 を 返 せば 利 益 率 も 高 いということで 利 益 を 得 るチャンスも 大 きいと 言 える このように 損 失 率 や 利 益 率 が 高 くなる つまりボラティリティ( 変 動 率 )が 高 くなるのはレバ レッジをかけるからであり 常 態 ではない 上 記 の 例 では 最 高 のレバレッジ ( 証 拠 金 率 4% レバレッジ25 倍 )をかけたから 損 失 率 や 利 益 率 が 大 きくなっ たわけで 投 資 家 がもっと 低 いレバレッジを 選 択 すれば 損 失 率 や 利 益 率 は 低 く なる 現 在 FX 取 引 の 証 拠 金 率 は 法 律 で4% 以 上 と 定 められており 投 資 家 は 4% 以 上 の 範 囲 でレバレッジを 自 由 に 選 択 できる つまりFX 取 引 そのものが 高 リスクなのではなく 投 資 家 が 高 いレバレッジを 選 択 するからFX 取 引 によるリ スクが 高 くなっているのである もうひとつ 考 慮 すべきは 投 資 対 象 となる 外 貨 取 引 のリスク( 変 動 率 )だ が これは 株 式 投 資 や 金 投 資 に 比 べて 実 ははるかに 低 い ちなみに 株 式 ( 日 経 平 均 ) 金 価 格 (ドル 建 て) ドル 円 レートの 変 動 を2008 年 1 月 ~2013 年 8 月 ( 月 平 均 )で 比 べてみると この 間 の 平 均 値 最 高 値 最 低 値 は 日 経 平 均 (10,357 円 14,338 円 7,568 円 ) 金 価 格 (1,286ドル 1,776ドル 759ド ル) ドル 円 レート(89.7 円 109.3 円 76.77 円 )となっており この 間 の 平 均 変 動 率 は 株 式 が17.34% 金 価 格 が25.02% ドル 円 レートが10.54%となって いる また 下 グラフは2008 年 1 月 を100として 各 投 資 対 象 のその 後 の 価 格 を 指 数 化 したものだが このグラフからも 明 らかなように 為 替 取 引 のリスクは 他 の 投 資 対 象 に 比 べてはるかに 低 いと 言 える 投 資 対 象 の 変 動 率 (%) 日 経 平 均 円 ドル 金 200.0 150.0 100.0 50.0 0.0 08 年 1 月 08 年 7 月 09 年 1 月 09 年 7 月 10 年 1 月 10 年 7 月 11 年 1 月 11 年 7 月 12 年 1 月 12 年 7 月 13 年 1 月 13 年 7 月 出 所 : 世 界 のネタ 帳 よりフィスコ 作 成 5

会 社 概 要 ノウハウが 詰 まった 自 社 開 発 システムで 収 益 を 確 保 (4) 事 業 モデル 同 社 の 営 業 収 益 の 源 泉 は 顧 客 向 けの 売 りと 買 いの 差 から 生 じる 差 益 (スプ レッド)を 取 ること 簡 単 に 言 えば 売 買 益 だ 同 社 自 身 がポジションを 取 るこ ともあり また 顧 客 同 士 の 注 文 の 付 け 合 わせ(いわゆる 食 い 合 い)によって 差 益 を 取 る 場 合 もある しかし 同 社 自 身 がポジションを 取 り 続 けることはリス クが 高 いので 最 終 的 に 全 てのポジションは 外 部 のカウンターパーティ( 主 要 な 銀 行 証 券 会 社 等 15 社 )からレート 提 示 を 受 けることでカバーしている こ の 仕 組 みを 要 約 すると (a) 複 数 の 銀 行 証 券 会 社 (カバー 先 )からレート 提 示 を 受 ける (b) 顧 客 へレートを 提 示 する (c) 顧 客 からの 売 買 注 文 を 受 ける (d)この 注 文 をカバー 先 への 発 注 でカバーし 差 益 を 取 る この 流 れを 図 で 示 すと 以 下 のようになる 事 業 モデルの 概 要 図 (c) (d) 同 社 の 顧 客 1 万 ドル 買 1 万 ドル 買 売 買 注 文 レート 提 示 マ ネー パー ト ナー ズ 売 買 注 文 レート 提 示 C 社 102,033 B 社 102,035 A 社 102,034 銀 行 証 券 会 社 ( カ バー 先 ) 102,035 (b) (a) この 場 合 対 顧 客 と 対 カバー 先 のレートの 差 額 が 同 社 の 収 益 となる 上 図 の 例 では (102.035-102.033)x1 万 ドル=20 円 が 同 社 の 収 益 となる 一 見 少 額 のようであるが 1 日 に30 万 件 ほどの 取 引 が 行 われるので 年 間 では 十 数 億 円 規 模 の 収 益 となる このような 事 業 モデルから 多 くの 顧 客 が 参 加 して 大 量 の 売 買 を 行 うことが 同 社 の 収 益 を 増 加 させるのは 明 らかだ さらにスプレッドを 大 きくすればマー ジンが 高 くなるが これは 顧 客 の 取 引 コストを 上 げることになりサービスを 低 下 させることになる そこで 同 社 はできるだけスプレッドを 小 さくする 一 方 で 外 部 カバーを 適 切 に 行 う(リスクを 減 らす)ことで 収 益 を 確 保 している 6

会 社 概 要 このような 複 雑 な 大 量 注 文 を 瞬 時 に 判 断 処 理 していくためにはシステム 対 応 が 不 可 欠 なのは 言 うまでもなく いかに 効 率 的 なシステムを 開 発 するかが 収 益 を 左 右 する 大 事 な 要 素 となる 同 社 ではこのシステムを 自 社 開 発 ( 一 部 外 注 )しており このシステム 開 発 に 同 社 のノウハウが 詰 まっていると 言 っても 過 言 ではないだろう 業 界 最 安 水 準 のスプレッド 取 引 ポジションの 現 金 化 も 可 能 (5)シェア 特 色 強 み 一 般 消 費 者 がTVやパソコンを 購 入 しようとした 場 合 A 社 B 社 C 社 によっ て 性 能 デザイン 価 格 等 が 異 なるので 他 社 製 品 との 差 別 化 を 行 うことは 可 能 だ しかし 株 式 売 買 においては トヨタ 自 動 車 <7203>の 株 式 をX 証 券 で 買 って もY 証 券 で 買 っても 商 品 は 同 じであるため この 点 でX 証 券 とY 証 券 に 差 は ない せいぜい 取 引 手 数 料 が 異 なるくらいだ 同 社 が 提 供 しているFX 取 引 も 同 様 に 金 融 商 品 であるため 商 品 という 点 では 同 業 他 社 と 違 いはなく 差 別 化 は できない しかしより 多 くの 顧 客 に 同 社 を 通 じて 取 引 を 行 ってもらうために 同 社 では 以 下 のようなサービスの 差 別 化 を 行 っており これが 同 社 の 特 色 強 みとなっている 注 1: 他 社 においては 注 文 価 格 と 異 なる 価 格 で 約 定 する 場 合 ( 俗 に 言 うハナ 買 い)があ る 注 2: 他 社 においては 相 場 が 急 変 した 場 合 に 注 文 が 拒 否 され 再 入 力 を 求 められる 場 合 がある スプレッドが0.3 銭 ( パートナーズFX nano 米 ドル/ 円 )と 業 界 最 安 水 準 スリッページ ( 注 文 した 価 格 と 異 なる 価 格 で 約 定 すること)がない( 注 1) 相 場 が 急 変 しても 注 文 が 拒 否 (リジェクト)されることがない( 注 2) 少 額 投 資 家 のための パートナーズFX nano ( 証 拠 金 100 円 から 投 資 可 能 ) を 提 供 している 事 前 予 約 により 成 田 羽 田 関 空 セントレアでFX 取 引 ポジション(ド ル ユーロ 英 ポンド スイスフラン)の 一 部 を 現 金 ( 紙 幣 )で 受 け 取 るこ とができる 手 数 料 は10 万 円 当 たり 約 200 円 強 で 銀 行 窓 口 ( 約 3,000 円 )に 比 べて 格 安 だ 同 サービスを 提 供 しているのはFX 業 界 で 同 社 だけで 現 金 化 できない というFX 取 引 の 欠 点 をカバーしている( 上 述 ) 同 社 は 証 券 業 の 認 可 も 得 ているため 同 社 を 通 じて 株 式 の 売 買 を 行 い 購 入 し た 株 式 を 代 用 担 保 ( 掛 け 目 70%)としてFX 取 引 を 行 うことも 可 能 だ このよ うに 株 式 とFX 取 引 を 組 み 合 わせることでさらに 投 資 効 率 を 高 めることができ る 業 界 内 での 同 社 のシェアは 口 座 数 ベースで 約 5% 取 引 単 位 ベースでは4% 前 後 となっており 規 模 的 には 専 業 で 第 5 位 グループにランクされる 主 な 競 合 は 専 業 (FXを 主 力 とする 証 券 会 社 を 含 む)では GMOクリック 証 券 DMM.com 証 券 サイバーエージェントFXなどであるが 昨 今 ではネット 証 券 (SBI 証 券 楽 天 証 券 等 )との 競 合 が 増 している 7

決 算 動 向 2Qはカバー 取 引 の 最 適 化 により 取 引 高 当 たりの 収 益 性 が 改 善 (1)2014 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 ( 実 績 ) 同 期 間 中 または 期 末 の 主 要 指 標 は 以 下 のようであった 主 要 指 標 14/3 期 14/3 期 1Q 末 2Q 末 増 減 率 総 口 座 数 220,361 口 座 225,986 口 座 2.6% 預 り 証 拠 金 42,327 百 万 円 43,229 百 万 円 2.1% 外 国 為 替 取 引 高 5,948 億 通 貨 単 位 3,707 億 通 貨 単 位 -37.7% 注 ) 外 国 為 替 取 引 高 はそれぞれ1Q(4-6 月 ) 2Q(7-9 月 )の 数 値 外 国 為 替 取 引 高 は FRBの 量 的 金 融 緩 和 縮 小 の 発 表 や その 時 期 を 巡 る 思 惑 で 方 向 感 に 乏 しい 相 場 状 況 となったことから 積 極 的 な 取 引 が 手 控 えられ 前 四 半 期 比 では37.7% 減 となった 相 場 全 体 の 変 動 率 も 4-6 月 は 高 い 水 準 で 推 移 し たものの7 月 以 降 は 急 速 に 低 下 した このような 状 況 で 2014 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 (7-9 月 期 )の 営 業 収 益 は1,179 百 万 円 ( 前 四 半 期 比 24.8% 減 )となった カバー 取 引 手 法 の 継 続 的 な 改 善 によ り 取 引 高 当 たり 収 益 性 が 改 善 したことで 営 業 収 益 は 外 国 為 替 取 引 高 よりも 低 い 減 少 率 にとどまっている コスト 面 では 取 引 関 係 費 が 減 少 したこと ホワ イトラベル( 大 口 金 融 法 人 顧 客 に 対 する 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 システム)の 提 供 終 了 によりシステム 関 連 の 固 定 費 が 減 少 したことで 販 管 費 は 同 12.4% 減 と なった コスト 構 造 が 大 幅 に 改 善 したことから 営 業 利 益 は189 百 万 円 ( 同 57.0% 減 ) 経 常 利 益 は197 百 万 円 ( 同 53.8% 減 ) 四 半 期 純 利 益 は119 百 万 円 ( 同 51.9% 減 )と 黒 字 を 確 保 した 2014 年 3 月 期 上 期 (4 月 -9 月 期 )の 営 業 収 益 ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/3 期 14/3 期 前 四 半 期 比 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 増 減 営 業 収 益 1,604 1,213 1,563 1,504 1,569 1,179-24.8% 販 管 費 1,527 1,332 1,338 1,260 1,112 973-12.4% 取 引 関 係 費 634 481 439 400 259 224-13.6% 人 件 費 256 242 235 244 257 234-8.8% 不 動 産 関 係 費 219 216 218 216 154 153-0.9% 事 務 費 247 221 280 233 283 226-20.2% 減 価 償 却 費 130 144 141 143 122 111-8.7% その 他 37 24 22 21 34 23-32.4% 営 業 利 益 52-143 199 216 440 189-57.0% 経 常 利 益 29-142 200 224 427 197-53.8% 四 半 期 純 利 益 16-167 122 124 247 119-51.9% 8

決 算 動 向 なお 第 2 四 半 期 (4-9 月 期 ) 累 計 期 間 では 営 業 収 益 が2,749 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 2.4% 減 ) 営 業 利 益 が629 百 万 円 ( 前 年 同 期 は91 百 万 円 の 損 失 ) 経 常 利 益 が624 百 万 円 ( 同 112 百 万 円 の 損 失 ) 四 半 期 純 利 益 が366 百 万 円 ( 同 151 百 万 円 の 損 失 )と 大 幅 な 黒 字 転 換 となっている 2014 年 3 月 期 上 期 の 累 計 期 間 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/3 期 2Q 2Q 14/3 期 前 年 同 期 比 営 業 収 益 2,817 2,749-2.4% 純 営 業 収 益 2,768 2,715-1.9% 営 業 利 益 -91 629 - 経 常 利 益 -112 624 - 四 半 期 純 利 益 -151 366 - 貸 借 対 照 表 13/3 期 末 14/3 期 2Q 末 ( 単 位 : 百 万 円 ) 増 減 額 現 金 預 金 5,776 6,323 547 預 託 金 37,777 40,365 2,588 トレーディング 商 品 6,622 8,214 1,592 約 定 見 返 勘 定 - 4 4 短 期 差 入 保 証 金 1,997 1,991 6 その 他 流 動 資 産 541 358 183 流 動 資 産 計 49,820 55,591 5,771 有 形 固 定 資 産 107 96 11 無 形 固 定 資 産 1,341 1,123 218 投 資 その 他 の 資 産 777 797 20 固 定 資 産 計 2,227 2,017 210 資 産 合 計 54,944 59,277 4,333 トレーディング 商 品 3,011 2,640 371 約 定 見 返 勘 定 332 580 332 受 入 保 証 金 39,321 43,229 3,908 未 払 金 未 払 費 用 1,533 1,590 57 その 他 流 動 負 債 389 618 229 流 動 負 債 計 44,591 48,662 4,071 固 定 負 債 計 619 531 88 負 債 合 計 45,211 49,194 3,983 純 資 産 合 計 9,733 10,082 349 負 債 純 資 産 合 計 54,944 59,277 4,333 9

決 算 動 向 月 次 における 顧 客 口 座 数 や 預 り 証 拠 金 は 順 調 に 増 加 (2)2014 年 3 月 期 通 期 の 見 通 し 同 社 の 収 益 はFX 取 引 の 量 (ボリューム)によって 大 きく 変 わってくる この ため 収 益 予 想 を 行 うことは 困 難 であり 同 社 は 予 想 を 発 表 していない(この 点 は 証 券 会 社 と 同 様 である) その 一 方 で 毎 月 の 主 要 指 標 を 公 表 しており 10 月 までの 状 況 は 下 図 のように なっている 顧 客 口 座 数 や 預 り 証 拠 金 は 順 調 に 増 加 しているが 第 2 四 半 期 (7-9 月 期 )と10 月 の 営 業 収 益 は7 月 417 百 万 円 8 月 385 百 万 円 9 月 376 百 万 円 10 月 361 百 万 円 と 第 1 四 半 期 の 月 平 均 (523 百 万 円 )を 下 回 った 顧 客 口 座 数 の 推 移 ( 口 座 ) 230,000 220,000 210,000 200,000 227,731 225,986 224,281 222,432 218,537 220,361 216,178 212,103 213,850 210,010 207,859 206,375 204,938 203,125 201,086 190,000 180,000 2012 年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 2013 年 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 1 月 預 り 証 拠 金 の 推 移 ( 百 万 円 ) 46,000 44,000 42,000 43,005 42,796 41,929 42,139 41,718 41,219 40,774 41,940 43,755 42,801 42,886 43,20243,229 42,327 40,000 39,321 38,000 2012 年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 2013 年 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 1 月 10

決 算 動 向 営 業 収 益 の 推 移 ( 百 万 円 ) 800 639 600 400 412 404 482 539 542 531 333 565 514 490 417 385 376 361 200 0 2012 年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 2013 年 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 1 月 同 社 は2014 年 3 月 期 の 重 点 課 題 として 収 益 力 強 化 顧 客 基 盤 拡 大 取 引 機 会 創 出 を 掲 げており それぞれ 施 策 を 進 めている 収 益 力 強 化 では 新 基 幹 システムの 本 格 稼 動 に 伴 うカバー 手 法 のブラッシュアップを 進 めてお り 低 スプレッド 通 貨 の 取 引 高 割 合 が 増 加 しているなかで 足 元 では 取 引 高 当 たり 収 益 性 が 向 上 している 顧 客 基 盤 拡 大 取 引 機 会 創 出 では マス 向 けメディア 展 開 商 品 展 開 に よるライトユーザーの 取 込 と ツール 平 易 化 取 引 サポート 中 心 の 機 能 改 善 に よるビギナー 層 獲 得 を 進 める 2013 年 7 月 には 外 貨 両 替 受 取 サービス の 受 取 拠 点 として 羽 田 空 港 中 部 国 際 空 港 を 追 加 した 2011 年 4 月 のサービス 開 始 時 との 比 較 では 2013 年 9 月 現 在 で 外 貨 両 替 利 用 者 数 が 約 30 倍 に 拡 大 してい る また 6 月 に 少 額 投 資 家 向 けの パートナーズFX nano をリニューアル リニューアル 以 降 稼 動 件 数 は 増 加 しており 今 後 もFX 取 引 の 増 強 策 として 一 般 化 路 線 の 定 着 を 図 るため パートナーズFX nano の 施 策 を 展 開 していく 11

中 長 期 展 望 FX 取 引 の 口 座 数 は 現 在 の4 倍 程 度 まで 伸 張 する 可 能 性 (1)FX 市 場 の 将 来 性 同 社 の 中 期 展 望 を 考 える 場 合 まずFX 取 引 市 場 全 体 の 見 通 しがどうなるかが 重 要 な 要 素 なのは 言 うまでもない 前 述 のように 実 際 にはFX 取 引 は 利 用 の 仕 方 によって 魅 力 ある 投 資 商 品 であるにもかかわらず 依 然 として 多 くの 投 資 家 が FXはリスクが 高 い と 考 えている このような 誤 解 を 解 くような 啓 蒙 を 業 界 全 体 で 続 けることが 必 要 だろう ではFX 取 引 市 場 の 口 座 数 ( 現 在 約 420 万 件 )はどの 程 度 まで 伸 長 する 可 能 性 があるだろうか 外 国 為 替 の 利 用 者 からの 視 点 で 考 えると 海 外 旅 行 者 数 ( 年 間 )は1,894 万 人 (2012 年 ) 有 効 旅 券 (パスポート) 数 は3,030 万 人 に 上 る この 数 値 から 推 測 すると FX 取 引 の 潜 在 市 場 として2,000 万 口 座 ( 現 在 の 約 4 倍 )くらいは 考 えられそうだ また 投 資 商 品 としての 視 点 から 見 ると 証 券 口 座 ( 法 人 含 む)は2,173 万 口 座 (2013 年 6 月 現 在 )となっており この 点 からも 将 来 的 には2,000 万 口 座 の 可 能 性 はあり 得 るだろう 税 制 面 についても2012 年 1 月 決 済 分 から 申 告 分 離 課 税 が 適 用 ( 一 律 20%) され 繰 越 損 失 控 除 が3 年 間 可 能 になり 金 融 商 品 としてのメ リットが 増 している また 投 資 家 保 護 の 観 点 からも レバレッジ 規 制 ( 最 高 25 倍 ) ロスカットガイドラインの 制 定 ( 損 失 を 限 定 ) 顧 客 預 り 資 産 の 信 託 義 務 規 制 等 が 制 定 された これによってFX 取 引 の 透 明 化 健 全 化 がさらに 進 み 投 資 対 象 としての 魅 力 は 増 している 預 り 証 拠 金 ( 市 場 全 体 ) の 推 移 ( 億 円 ) 14,000 12,581 12,000 10,000 9,116 10,321 8,000 6,000 5,951 6,836 7,509 4,000 2,000 0 09/3 月 10/3 月 11/3 月 12/3 月 13/3 月 14/3 月 予 出 所 : 矢 野 経 済 研 究 所 FX( 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 )の 動 向 調 査 結 果 2013 12

中 長 期 展 望 口 座 数 ( 市 場 全 体 ) の 推 移 ( 口 座 ) 6,000,000 5,000,000 4,819,000 4,000,000 3,723,531 4,157,144 3,000,000 2,750,405 3,072,242 2,000,000 1,921,829 1,000,000 0 09/3 月 10/3 月 11/3 月 12/3 月 13/3 月 14/3 月 予 出 所 : 矢 野 経 済 研 究 所 FX( 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 )の 動 向 調 査 結 果 2013 取 引 高 ( 市 場 全 体 ) の 推 移 ( 億 通 貨 ) 450,000 400,000 350,000 レバレッジ 規 制 開 始 400,000 300,000 250,000 200,000 150,000 164,155 201,758 184,244 179,565 248,810 100,000 50,000 0 09/3 月 10/3 月 11/3 月 12/3 月 13/3 月 14/3 月 予 出 所 : 矢 野 経 済 研 究 所 FX( 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 )の 動 向 調 査 結 果 2013 FX 取 引 市 場 の 成 長 とともにシェア 営 業 収 益 を 拡 大 へ (2) 同 社 の 成 長 性 以 上 のようにFX 取 引 市 場 そのものは 今 後 も 成 長 する 可 能 性 が 高 い したがっ て 同 社 は 現 在 のシェアを 維 持 するだけでも 成 長 は 可 能 だろう さらに 以 下 ( 前 述 )のような 特 色 を 一 段 と 全 面 に 出 していくことで さらなるシェアアップ 営 業 収 益 増 は 可 能 と 思 われる 13

中 長 期 展 望 業 界 最 安 水 準 のスプレッド スリッページ リジェクト なし 証 拠 金 100 円 から 投 資 可 能 主 要 な 空 港 で 外 貨 両 替 受 取 りサービスが 可 能 ( 同 社 だけのサービス) 東 証 1 部 上 場 企 業 としての 信 用 一 方 でコスト 削 減 も 進 んでいる 下 グラフのように 基 礎 固 定 費 ( 変 動 費 以 外 の 販 管 費 )は2013 年 3 月 期 第 2 四 半 期 の850 百 万 円 から2014 年 3 月 期 第 2 四 半 期 に は749 百 万 円 に 低 下 した さらに 第 3 四 半 期 以 降 は830 百 万 円 前 後 で 推 移 すると 予 想 されている また 広 告 宣 伝 費 以 外 の 変 動 費 も 同 様 の 期 間 で351 百 万 円 ( 対 営 業 収 益 率 29%)から140 百 万 円 ( 同 12%)へ 低 下 したが これは 主 にホ ワイトラベル 取 引 の 終 了 に 伴 うもの 今 後 は15% 弱 程 度 と 予 想 されている 広 告 宣 伝 費 は 同 社 のサジ 加 減 で 上 下 するが 今 後 は 平 均 で 四 半 期 当 り100~150 百 万 円 程 度 の 水 準 を 見 込 んでいる 固 定 費 変 動 費 の 推 移 ( 百 万 円 ) 1,800 基 礎 固 定 費 その 他 変 動 費 広 告 宣 伝 費 1,500 1,200 900 600 300 124 58 510 130 380 351 328 79 179 892 850 899 859 852 72 83 140 749 0 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 13/3 期 14/3 期 以 上 のようにコスト 削 減 が 着 実 に 進 んでいることから 今 後 は 営 業 収 益 が 伸 びれば 利 益 はそれ 以 上 に 大 きく 伸 びる 可 能 性 が 高 く 月 次 の 収 益 動 向 からは 目 が 離 せない 14

ディスクレーマー( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ( 以 下 フィスコ という)は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 証 券 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するも のではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 につい て フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポート は あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 する ものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 面 会 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるものです 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があります 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 に フィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさるようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ