2 2016 年 3 月 13 日 発 行

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資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-


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岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

Microsoft Word - 建築基準法第42条第2項道路後退整備のあらまし

( の 復 旧 ) 3. 南 相 馬 市 エリアの 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 及 び 居 住 制 限 区 域 内 の 路 線 数 ( ) 10 路 線 うち 被 災 した 路 線 ( 工 区 ) 数 10 路 線 52 箇 所 うち 応 急 対 策 を 実 施 した 路 線 ( 工 区

佐渡市都市計画区域の見直し

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した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一


大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施細目

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

(2) 都 市 計 画 区 域 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 1 都 市 計 画 区 域 の 変 遷 2 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 旧 石 巻 市 ( 単 位 :ha) ( 単 位 :ha) 変 更 都 市 計 画 区 域 行

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〔自 衛 隊〕


積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

(7) 公 共 施 設 における 建 築 物 (1 敷 地 における 延 床 面 積 の 合 計 が 5,000 m2 以 上 )の 劣 化 につ いての 調 査 ( 劣 化 度 調 査 健 全 度 調 査 等 )の 実 績 があること (8) 公 共 施 設 における 建 築 物 (1 敷 地 に

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

募集要項

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

別紙3


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0439 研究開発推進事業(防衛省所管計上)250614

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名称

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 2 級 185,8 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである 3 級

●電力自由化推進法案

(8) 危 険 物 火 災 等 で 逗 子 北 化 学 1を 必 要 とする 火 災 指 令 時 は 逗 子 北 1を 同 時 編 成 する (9) 未 承 認 対 象 物 からの 即 時 通 報 は 当 該 署 所 の1ケ 部 隊 編 成 とする (10) 通 常 災 害 時 及 び 異 常 災

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

第 1 章 総 括 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1 仕 様 書 の 適 用 この 仕 様 書 は 山 形 県 企 業 局 酒 田 水 道 事 務 所 発 注 の 平 成 28 年 度 平 田 浄 水 場 及 び 酒 田 工 業 用 水 道 天 日 乾 燥 床 管 理 業 務 委 託 に 適

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

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KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

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航空隊等の内部組織に関する達

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b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

定款  変更

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は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

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文化政策情報システムの運用等

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

1 狭 あい 道 路 等 整 備 事 業 について 1-1 はじめに 私 たちが 安 心 して 安 全 に 暮 らしていくうえで, 道 は 重 要 な 役 割 を 担 っています しかし, 道 が 狭 いと, 日 照 通 風 等 の 確 保 が 難 しいといった 住 環 境 の 面 だけでなく, 災

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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航空機の防衛生産・技術基盤に必要な論点・視点

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1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

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Taro-契約条項(全部)

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

第三十六号の三様式(第六条関係)(A4)

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

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23年度版 総社市様式外.xls

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

スライド 1

別紙3

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

第三十六号の二様式(第五条関係)(A4)

【南関東防衛局】平成28年度発注見通し(1/四)【最終版】

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

●労働基準法等の一部を改正する法律案

Transcription:

1/100 スケール 駆 逐 艦 長 波 建 造 中 間 公 開 書 1

2 2016 年 3 月 13 日 発 行

本 報 告 書 の 目 的 この 発 行 物 はサークル 主 ツバサが 1/100 スケールで 再 現 している 駆 逐 艦 長 波 最 終 予 想 姿 の 製 作 進 行 状 況 を 端 的 に 解 説 するものである 建 造 しているモデルは 図 面 発 行 元 である 深 雪 会 が 保 有 する 2000 年 9 月 23 日 版 駆 逐 艦 長 波 最 終 姿 を 適 用 した つまり 当 時 と 現 在 との 考 証 には 差 異 があり よって 本 製 作 は 最 終 姿 予 想 としま す 本 公 開 書 ではその 該 当 箇 所 を 併 せて 解 説 する 発 行 物 とする 駆 逐 艦 長 波 モデルとしている 駆 逐 艦 長 波 は 旧 日 本 海 軍 の 保 有 していたマル 4 計 画 のうちの 1 隻 であり ステキな 艦 影 で ある 夕 雲 型 の 4 番 艦 仮 称 第 119 号 艦 は 藤 永 田 造 船 所 にて 造 られ 1942 年 6 月 30 日 に 竣 工 した 当 時 は 開 戦 中 であったため 装 備 を 整 えた 後 に 横 須 賀 鎮 守 府 へ 直 ちに 相 模 湾 付 近 を 哨 戒 任 務 に 就 いた 7 月 20 日 に 横 須 賀 を 出 撃 して 各 海 域 での 作 戦 に 赴 き 長 波 サマがルンガ 沖 夜 戦 で 大 活 躍 する 事 となる そし て 1944 年 11 月 11 日 に 戦 没 するまで 幾 多 の 海 域 で 活 躍 した 実 艦 夕 雲 型 諸 元 Figure-1 排 水 量 基 準 :2,077t 公 試 :2,520t 陽 炎 型 の 発 展 型 ともいえる 夕 雲 型 であるが 陽 炎 型 で 問 題 であった 船 体 とプロペラの 適 用 に 解 消 できない 問 題 が 全 長 119.3m 全 幅 10.8m 吃 水 3.76m 主 缶 ロ 号 艦 本 式 缶 3 基 最 大 速 力 35.0kt 航 続 距 離 18kt=5,000 里 あった これにより 安 定 して 最 大 速 力 35kt が 出 ていなかっ た 為 船 体 形 状 を 見 直 し 艦 尾 の 形 を 改 善 し 全 長 を 500mm 延 長 したのが 夕 雲 型 であった 前 型 の 陽 炎 型 との 違 いでは 主 砲 塔 は D 型 交 流 一 次 電 源 の 採 用 艦 橋 断 面 を 緩 い 楔 形 として 空 気 抵 抗 を 減 少 させた こと これらにより 基 準 排 水 量 も 80t 近 く 増 大 したが 0.5kt 程 度 速 力 が 向 上 し 35.0ktを 安 定 して 出 力 する 事 が 出 来 るよ うになった なお 濱 波 で 昭 和 18 年 10 月 10 日 宮 津 沖 公 試 中 に 35.42kt を 記 録 している 夕 雲 型 の 後 期 型 では 対 空 機 関 銃 を 増 載 し 電 探 には 22 号 電 探 を 装 備 して 竣 工 したが 早 期 竣 工 艦 も 機 会 を 見 ては 装 備 された 旧 日 本 海 軍 にとって 魚 雷 襲 撃 戦 用 艦 隊 型 駆 逐 艦 夕 雲 型 は 最 終 完 成 版 に 相 応 しく 18 隻 全 てが 戦 没 し 果 てた 3

模 型 と 実 艦 との 差 異 1 模 型 では 図 面 を 基 に 長 波 の 最 終 形 態 を 再 現 するにあた って Figure-2 のような 13 号 対 空 電 波 探 信 儀 と 呼 ばれ る 電 探 の 配 備 が 1943 年 から 始 まった(なお 夕 雲 型 で の 搭 載 の 事 実 について 著 者 は 断 定 できない) この 模 型 では 長 波 に 13 号 対 空 電 探 を 装 備 した 状 態 で 製 作 し 竣 工 時 とは 違 った 勇 ましさが 見 えてくる 実 艦 の 長 波 は 竣 工 時 このような 装 備 は 搭 載 しておりま せんでしたが 被 弾 による 大 改 装 を 受 け 1944 年 1 月 25 日 に 呉 へと 護 送 され 帰 投 そこで 本 格 的 な 大 修 理 に 入 っ ているが この 時 には 13 号 対 空 電 探 の 配 備 が 本 格 的 に 始 まっており 指 向 性 の 高 い 13 号 対 空 電 探 を 装 備 して いたと 予 測 して 搭 載 した そして 何 より この 電 探 は 見 た 目 がかっこいいので どうしても 搭 載 したかった Figure-2 模 型 と 実 艦 との 差 異 2 夕 雲 型 は 直 径 (ダイヤ)φ3.5mの 3 枚 スクリュー プロペラを 採 用 している この 模 型 では RABOESCH φ40mm (オランダ) 製 の 模 型 スクリュー プロペラをφ40mm の 2 軸 正 転 および 反 転 の 双 方 装 備 で これはφ0.5mm 程 度 のサイズオーバーで 実 艦 よりもφ0.5m オーバー となってしまっている 反 転 φ35mm は 模 型 建 造 中 の 現 在 入 手 不 可 能 となっている 為 くしくも 妥 協 箇 所 の 一 つとしている 自 作 案 も 少 し 考 えてはみたが 将 来 には 自 立 航 行 可 能 な 模 型 となるためにこの 案 は 見 送 った なお 艦 尾 から 見 て 正 転 を 右 舷 側 反 転 を 左 舷 側 に 配 置 している Figure-3 4

模 型 と 実 艦 との 差 異 3 Figure-4-1 このモデルでは 2 番 主 砲 が 撤 去 され 代 わ りに 対 空 機 銃 台 が 増 設 されています 2000 年 版 での 図 面 では 考 証 があまく 1944 年 当 時 呉 での 改 装 の 際 では 撤 去 されていなかっ た と い う 考 証 が 有 力 と な っ て い ま す Figure-4-1 を 夕 雲 竣 工 時 Figure-4-2 を 長 波 最 終 形 態 の 仮 定 としていますが 今 回 のモ Figure-4-2 デルを 製 作 するに 当 たって 非 常 に 悩 んだ 箇 所 でありその 結 論 を 未 だに 迷 っている 次 第 ですが 搭 載 予 定 で 作 っていた 12.5cm 連 装 砲 D 型 3 基 のうち 1 基 が 内 部 で 破 損 した 状 態 の 為 現 状 復 旧 するまでの 間 は Figure-4-2 とする Figure-4 動 力 分 散 装 置 Figure-5 この 模 型 では 電 動 出 力 装 置 を 1 基 のみ 搭 載 し Figure-5 のような 分 散 装 置 よって 同 調 装 置 の 簡 素 化 と 消 費 電 力 の 削 減 を 図 っている なおこの 動 力 分 散 装 置 は 専 用 として 設 計 及 び 開 発 し 友 人 であるヤマンダ 氏 によって 製 作 された 完 成 した 装 置 の 動 作 試 験 は 良 好 で 現 在 では 艦 内 に 実 装 されている 5

電 熱 式 発 煙 装 置 第 1 煙 突 送 風 機 First Chimney Blower 電 熱 式 発 煙 装 置 Electric-heat Smoke Generator Figure-6 模 型 の 模 擬 演 出 として 煙 突 直 下 に 小 型 の 電 熱 式 煙 発 生 アセンブリを 搭 載 している この 煙 発 生 装 置 はスモ ーク 蒸 留 液 を 使 った 発 生 装 置 で これは 熱 によって 蒸 留 液 から 簡 単 にスモークを 発 生 させているが 非 常 に 効 率 の 悪 い 装 置 である 為 にその 煙 発 生 量 は 気 休 め 程 度 である 鎖 箱 鎖 は 錨 を 結 束 しているマスタリングを 経 由 して 接 続 されいる この 鎖 の 全 長 は 長 く 艦 船 内 部 に 格 納 する 必 要 があり この 模 型 には Figure-7(グレー 色 )の 箇 所 に 錨 箱 と して 区 画 を 設 けている 構 想 当 初 は 投 錨 抜 錨 の 動 作 をセミアク Figure-7 鎖 箱 Chain Box ティブで 動 作 を 再 現 することを 目 指 してい たが 操 作 用 のチャンネル 数 を 増 やす 必 要 があり 予 算 の 都 合 でこれを 断 念 6

使 用 材 料 箇 所 主 要 材 料 説 明 船 体 構 造 甲 板 甲 板 上 構 造 艤 装 品 類 マスト 塑 性 加 工 また 入 手 が 容 易 な 材 料 として 採 用 また 材 料 価 格 も 安 価 な 事 か 桧 材 ら 使 用 した 切 削 加 工 も 容 易 であるが 桧 (ヒノキ)の 香 は 大 変 良 かった 艦 首 艦 尾 は 木 材 での 形 状 再 現 の 難 しさからパテ 材 を 採 用 した 板 状 の 材 料 として 比 較 的 入 手 しやすい 材 料 また 重 心 位 置 が 極 力 高 くなる バルサ 材 事 を 抑 えるために 軽 い 材 料 として 採 用 した 実 艦 でのリノリウム 押 えの 金 具 材 再 現 として 真 鍮 線 を 敷 設 している 製 作 が 比 較 的 容 易 な 紙 を 採 用 しているが 防 水 処 置 としてラッカー 系 の 塗 料 工 作 用 紙 コピー 用 紙 とウレタン 系 クリアーにより 加 工 結 果 的 には 所 謂 FRP 材 と 似 たような 効 果 が 生 まれ 通 常 の 紙 より 強 度 を 飛 躍 的 に 向 上 させる 事 ができた マストは 必 要 強 度 を 得 るため 基 本 を 鋼 材 の 採 用 とした また 半 田 付 けによる 鋼 材 針 金 溶 接 が 施 されているが 一 部 では 金 属 用 瞬 間 接 着 剤 やセメダインが 適 用 され ている セメダイン 系 接 着 剤 船 体 構 造 から 艤 装 品 類 など 至 る 箇 所 に 使 用 している 接 着 剤 副 資 材 エポキシ 系 接 着 剤 瞬 間 接 着 剤 鋼 材 または 銅 材 を 紙 木 材 などの 異 種 材 料 同 士 の 接 着 に 用 いる マストの 結 合 スクリューとスクリューシャフトのロックタイとして 用 いる 後 工 程 建 造 スケジュール 2016 年 日 程 着 手 事 項 3 月 上 旬 ~ 同 月 中 旬 艦 首 造 形 艦 尾 甲 板 装 着 3 月 上 旬 ~4 月 中 旬 7M 等 のカッター 製 作 3 月 上 旬 ~5 月 下 旬 ボラード フェアリーダ 通 風 筒 絡 車 等 の 設 置 3 月 下 旬 スクリュー プロペラ 連 続 運 転 試 験 4 月 上 旬 ~5 月 下 旬 爆 雷 投 射 機 爆 雷 投 下 軌 条 爆 雷 装 填 台 の 設 置 4 月 中 旬 ~6 月 下 旬 武 器 装 品 の 手 摺 キャンバス 結 束 用 手 摺 等 の 細 部 再 現 4 月 中 旬 ~6 月 下 旬 舷 外 電 路 の 敷 設 5 月 上 旬 ~ 同 月 中 旬 対 空 機 銃 の 設 置 7 月 上 旬 ~9 月 下 旬 手 摺 の 敷 設 10 月 上 旬 ~ 同 月 中 旬 舷 側 艦 名 塗 装 艦 尾 艦 名 10 月 下 旬 浸 水 防 止 最 終 確 認 試 験 11 月 上 旬 ~12 月 上 旬 アクセサリ 備 品 等 の 設 置 2017 年 日 程 着 手 事 項 1 月 上 旬 ~2 月 下 旬 空 中 線 張 り 3 月 上 旬 ~ 同 月 下 旬 航 行 テスト 高 速 航 行 の 限 度 測 定 回 頭 性 能 確 認 4 月 ~6 月 駆 逐 艦 長 波 操 船 要 領 といった 手 順 書 の 作 成 6 月 30 日 竣 工 8 月 中 旬 コミケ 等 で 駆 逐 艦 長 波 の 航 行 シーン 映 像 の 頒 布 を 目 指 したい 上 記 スケジュールは 大 幅 な 余 裕 を 持 たせている 為 前 倒 しになる 可 能 性 があります また 建 造 の 段 階 による トラブル 対 応 やる 気 間 宮 さんのありがたい 補 給 等 よってはスケジュールが 前 後 することもあります 7

発 行 著 者 Web mail :Art Book Chipika :ツバサ :http://www.abchipika.jp :chipika13@hotmail.com 8