鉄について

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第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

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積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

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目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

Transcription:

1 煙 突 の 重 要 性 焙 煎 機 の 煙 突 に つ い て 焙 煎 機 の 導 入 計 画 がある 店 舗 において まず 優 先 的 に 検 討 しなければならな いのが 立 地 条 件 や 広 さなどの 他 に 煙 突 の 設 置 が 出 来 るかどうかの 確 認 です 電 気 式 クリーナーやアフターバーナーのような 消 煙 装 置 を 設 ける 場 合 でも 換 気 や 焙 煎 機 からの 燃 焼 排 ガスを 排 出 する 目 的 で 煙 突 は 必 要 になります 賃 貸 の 物 件 には 壁 に 煙 突 を 出 す 穴 加 工 が 出 来 ない 店 舗 もあります 契 約 後 の 申 告 では 話 を 難 しくする 場 合 もあるので 前 もって 使 用 条 件 を 提 示 した 上 で 契 約 をして 下 さい 壁 に 穴 加 工 が 出 来 ない 店 舗 では 換 気 扇 の 開 口 部 窓 の 位 置 シャッターの 有 無 などから 煙 突 の 設 置 が 可 能 かどうかの 検 討 を 行 い 配 管 ルートを 事 前 に 確 認 する 必 要 があります 煙 突 の 配 管 ルートは 屋 内 にある 焙 煎 機 のサイ クロンの 位 置 から 屋 外 の 外 壁 を 通 って 屋 根 の 上 までをいいます また 焙 煎 機 は 専 門 性 のある 機 械 なので 店 舗 設 計 をされる1 級 建 築 士 の 方 でも 取 り 扱 いや 煙 突 の 設 置 基 準 を 十 分 に 理 解 しているとは 限 りません 焙 煎 室 の 設 計 を 行 うにしても 焙 煎 機 を 取 り 扱 う 知 識 が 無 ければ 煙 突 の 設 置 要 領 機 器 の 配 置 作 業 内 容 作 業 空 間 作 業 動 線 を 含 む 室 内 スペース 生 豆 の 置 き 場 所 など 事 前 に 考 慮 しなければならない 重 要 な 課 題 が 判 断 でき ないはずです 焙 煎 室 はただ 焙 煎 機 を 置 くだけのスペースではありません 狭 い 空 間 での 焙 煎 作 業 は 作 業 者 にとってストレスが 溜 まり 効 率 の 良 い 仕 事 が 出 来 ません また 改 造 などでガスの 消 費 量 を 大 きくした 焙 煎 機 では 比 例 して 消 費 される 酸 素 も 多 くなるので 安 全 上 の 問 題 も 無 視 できなくなり ます LPG 1 m3 を 完 全 燃 焼 させるには36m3の 新 鮮 な 空 気 が 必 要 です 特 に 熱 源 が 炭 火 のような 焙 煎 機 では 給 気 排 気 ( 換 気 )が 十 分 に 行 なわれ ないと 一 酸 化 炭 素 中 毒 の 危 険 性 が 高 まります 燃 焼 に 必 要 な 空 気 の 取 り 入 れ と 有 効 な 換 気 が 行 なえるかどうかを 明 確 にしなければなりません コーヒー 関 係 の 書 籍 でも 目 先 の 性 能 ばかりを 主 張 して 肝 心 の 安 全 性 が 無 視 されている 場 合 が 多 々あります 軽 視 すれば 命 に 係 わる 重 大 な 事 故 に 繋 がる 可 能 性 もあるので 焙 煎 機 を 導 入 しようとされている 方 は 店 舗 選 定 の 時 か ら 煙 突 設 置 までを 含 めた 総 合 的 な 視 野 を 持 って 計 画 をする 必 要 があります

2 煙 突 の 分 類 一 般 に 煙 突 といわれる 排 気 筒 やダクトは 使 用 条 件 で 分 類 されます 煙 突 と は: 機 器 からの 排 気 温 度 が260 を 超 えるものに 用 いる 排 気 筒 とは: 機 器 からの 排 気 温 度 が260 を 超 えないものに 用 いる 小 型 焙 煎 機 で サイクロンを 経 由 してそのまま 排 気 しているような 施 設 では 排 気 筒 の 扱 いで 十 分 です また アフターバーナーのように 高 温 で 煙 を 焼 き 切 るような 消 煙 装 置 が 付 属 している 場 合 は 煙 突 の 扱 いになります 排 気 筒 の 役 割 ガスや 炭 などの 燃 料 を 使 う 燃 焼 器 具 には 必 ず 酸 素 ( 新 鮮 な 空 気 )の 供 給 と 燃 焼 により 生 成 される 燃 焼 排 ガスの 排 出 をしなければなりません 焙 煎 機 を 設 置 する 焙 煎 室 には 燃 焼 器 具 の 安 全 性 を 理 解 した 上 で 排 気 筒 を 含 め 適 切 な 給 排 気 設 備 を 設 ける 必 要 があります 既 存 の 有 名 な 自 家 焙 煎 店 で も 排 気 筒 を 適 切 に 設 置 していないお 店 もあるので 状 況 確 認 をしないまま 安 易 な 真 似 はしないで 下 さい 換 気 扇 とのバランスを 取 ることも 重 要 です 換 気 給 気 排 気 の 定 義 は 次 の 通 りです 換 気 とは: 建 物 内 の 空 気 が 外 気 と 入 れかわる 現 象 をいいます これは 人 間 の 活 動 する 環 境 を 適 切 な 条 件 に 保 つという 意 味 が 含 まれます 給 気 とは:ガス 機 器 の 燃 焼 に 必 要 な 空 気 を 屋 内 にとり 入 れることをいいま す 不 足 すると 不 完 全 燃 焼 の 可 能 性 が 高 くなります 排 気 とは:ガス 機 器 の 燃 焼 排 ガスを 屋 外 に 排 出 させることをいいます 排 気 方 式 ( 横 引 き: 高 さ) 燃 焼 機 器 の 排 気 方 式 には 大 きく 別 けて 自 然 排 気 式 と 強 制 排 気 式 の 二 通 りがあります それぞれの 定 義 は 次 の 通 りです 自 然 排 気 式 : 燃 焼 用 の 空 気 を 屋 内 から 取 り 燃 焼 排 ガスを 排 気 筒 にて 自 然 通 気 力 によって 屋 外 に 排 出 するものです ( 薪 ストーブ 等 ) 強 制 排 気 式 : 燃 焼 用 の 空 気 を 屋 内 から 取 り 燃 焼 排 ガスを 排 気 用 送 風 機 に よって 排 気 筒 を 通 じ 強 制 的 に 屋 外 に 排 出 するものです

3 自 然 排 気 式 の 場 合 簡 易 式 の 焙 煎 機 や 古 いタイプの 焙 煎 機 には 自 然 排 気 式 があります 一 般 的 に 言 われている 横 引 き 長 さ[1]に 対 して 高 さ[2]という 基 準 は 自 然 排 気 式 の 排 気 筒 に 適 応 されるものです ( 有 効 高 さは 最 低 2m 以 上 ) 原 則 横 引 きは5m 以 下 高 さは10mを 越 えない 事 が 条 件 になります 自 然 排 気 式 における 排 気 筒 の 高 さは 次 の 基 準 に 定 められています 準 拠 基 準 ( 経 済 通 産 省 : 高 圧 ガス 保 安 協 会 ) 液 化 石 油 ガスの 保 安 の 確 保 及 び 取 引 の 適 正 化 に 関 する 法 律 施 行 規 則 第 4 章 消 費 設 備 の 技 術 上 の 基 準 第 38 条 1 の タ の(1)の(ⅶ) [ 排 気 筒 の 高 さの 算 出 式 ]による 強 制 排 気 式 の 場 合 最 近 の 業 務 用 焙 煎 機 の 場 合 は 排 気 専 用 の 送 風 機 が 備 えられ 焙 煎 中 の 燃 焼 排 ガスはこれによって 排 出 されています この 場 合 は 強 制 排 気 式 になり 横 引 き: 高 さ という 基 準 はありません しかし 現 実 は 違 います 焙 煎 機 の 煙 焙 煎 機 から 排 出 されるのは 燃 焼 排 ガスだけではなく 豆 から 蒸 発 した 水 蒸 気 や 焙 煎 の 過 程 で 豆 から 出 た 微 粉 なども 混 入 しているので 低 い 位 置 に 排 気 筒 を 出 すと 排 煙 は 上 昇 せず 周 囲 に 立 ち 込 める 状 態 になります 焙 煎 機 の 煙 は 一 般 的 な 燃 焼 機 器 の 排 煙 とは 違 い 上 昇 しにくい 煙 が 出 ます そのため 強 制 排 気 式 の 焙 煎 機 でも 横 引 き 長 さと 同 じ 程 度 の 高 さが 必 要 に なります これは それぞれの 施 設 において 適 正 な ドラフト 効 果 が 得 ら れるかどうかも 問 題 になります ( 自 然 排 気 式 では 特 に 重 要 になります) ドラフト 効 果 ( 煙 突 効 果 / 気 流 力 ) 暖 められた 空 気 は 膨 張 して 軽 くなるため 外 気 との 温 度 差 が 浮 力 として 作 用 し 上 昇 気 流 を 発 生 させます 丸 い 排 気 筒 内 の 上 昇 気 流 は 摩 擦 抵 抗 がある 内 壁 の 周 辺 と 摩 擦 抵 抗 が 無 い 管 の 中 央 部 では 上 昇 速 度 に 違 いが 出 て 気 流 と して 上 昇 する 際 に 螺 旋 状 に 旋 廻 しながら( 渦 を 巻 く 状 態 で) 抜 けて 行 こうと します これが 吸 引 力 (ドラフト)として 作 用 します 排 気 筒 が 四 角 いダクト 状 では 乱 気 流 を 起 こし 適 正 なドラフト 効 果 が 得 られま せん あくまで 排 気 筒 は 円 筒 状 で 垂 直 に 設 置 する 事 が 基 本 です また 冬 と 夏 の 気 温 差 でもドラフト 効 果 に 違 いが 出 て 火 力 調 節 にまで 影 響 を 与 えます

4 排 気 筒 の チ ェ ッ ク リ ス ト ( 経 済 産 業 省 : 高 圧 ガス 保 安 協 会 資 料 ) 1 ガス 種 の 適 合 供 給 圧 力 ( 最 大 供 給 圧 力 )はガス 種 に 適 合 していること 都 市 ガスの 供 給 圧 力 は 弁 全 開 で 2.0kPa(13A) LPガスの 供 給 圧 力 は 弁 全 開 で 2.8kPa 2 送 風 機 の 材 質 排 気 用 送 風 機 は 耐 熱 性 不 燃 性 のものであること ( 耐 熱 仕 様 ) 3 排 気 用 送 風 機 排 気 用 送 風 機 の 機 能 が 停 止 した 場 合 は 燃 焼 器 具 へのガス 通 路 が 遮 断 され 復 帰 した 場 合 は 未 燃 ガスが 放 出 されない 機 能 を 有 すること 4 送 風 機 の 排 気 能 力 風 圧 ( 逆 風 )に 打 勝 ち 確 実 に 燃 焼 排 ガスが 排 出 されること 5 排 気 筒 の 材 質 SUS304(JIS G 4305) 又 はこれと 同 等 以 上 のものであること ( 塗 装 亜 鉛 メッキ SUS403 SUS303は 現 実 使 用 不 可 ) 6 排 気 筒 の 口 径 排 気 用 送 風 機 の 能 力 に 見 合 った 値 以 上 とすること 7 排 気 筒 の 通 気 抵 抗 排 気 筒 の 長 さ 曲 り 数 は 排 気 用 送 風 機 の 能 力 以 内 とする 原 則 曲 りは90 以 内 曲 り 数 は4 箇 所 以 内 とします 排 気 筒 は 垂 直 設 置 が 基 本 です 8 排 気 筒 のドレン 対 策 豆 から 蒸 発 した 水 蒸 気 が 排 気 筒 内 で 冷 やされて 水 に 変 化 することを ドレンといいます この 水 が 排 気 筒 内 を 逆 流 してサイクロンや 焙 煎 機 に 入 り 込 まないように ドレン 排 出 用 穴 があるT 曲 管 を 使 用 すること 9 排 気 筒 トップ 外 気 に 通 じていること 風 雨 に 対 して 有 効 であり かつ 鳥 の 巣 などにより 閉 塞 されない 構 造 であること (P.14 に 補 足 説 明 ) 10 排 気 筒 トップと 軒 との 関 係 屋 根 面 より600mm 以 上 とし かつ 風 圧 帯 ( 注.1)でない 位 置 であること

5 11 排 気 筒 の[ 横 引 き: 高 さ] 強 制 排 気 式 には 基 準 がありませんが ドラフトなどを 考 慮 すると[1:1] 以 上 ( 横 引 き < 高 さ) 取 るのが 適 切 自 然 排 気 式 の 数 値 も 参 照 のこと 基 本 的 に 横 引 きの 長 さは サイクロンからの 総 高 さより 長 くしないこと サイクロンの 設 置 は 壁 際 にして 横 引 きは 最 短 距 離 になるよう 施 行 のこと 12 外 壁 の 延 焼 の 恐 れがある 部 分 の 貫 通 部 排 気 筒 の 周 囲 を 厚 さ20mm 以 上 のロックウール 等 の 不 燃 材 料 で 断 熱 され ていること 排 気 筒 は 天 井 裏 などの 隠 蔽 部 には 設 けない 排 気 筒 が 可 燃 材 料 から 排 気 筒 の 直 径 の1/2 以 上 離 して 設 けられている 事 アフターバーナーが 無 い 一 般 的 な 設 置 では 焙 煎 機 からサイクロンを 経 由 して 壁 貫 通 部 付 近 を 通 過 する 頃 の 排 気 温 度 は 約 80 まで 下 がります 13 排 気 筒 貫 通 部 の 防 火 措 置 ( 可 燃 材 料 との 離 隔 距 離 ) 排 気 筒 の 直 径 の 1/2 以 上 あること また 断 熱 材 で 有 効 に 被 覆 すること 状 況 によってメガネ 石 メガネ 鉄 板 などを 使 用 する 14 防 火 ダンパー 取 り 付 け 禁 止 燃 焼 機 器 に 直 結 した 排 気 筒 に 防 火 ダンパーを 取 り 付 けてはいけません ダンパーが 作 動 すれば 一 酸 化 炭 素 中 毒 など 重 大 な 事 故 につながります 排 気 を 妨 げる 恐 れのあるものを 設 けることは 法 令 で 禁 止 されています 昭 和 45 年 建 設 省 告 示 第 1826 号 第 4の2 に 定 める ( 検 索 可 ) 15 排 気 筒 と 換 気 ダクト 風 道 の 併 用 禁 止 燃 焼 機 器 に 直 結 した 排 気 筒 は 他 の 換 気 設 備 や 換 気 ダクトに 連 結 しない 風 道 その 他 これらに 類 するダクトに 繋 げない 単 独 で 外 気 に 開 放 する 連 結 することは 法 令 で 禁 止 されています 昭 和 45 年 建 設 省 告 示 第 1826 号 第 4の3 に 定 める ( 検 索 可 ) 16 排 気 筒 は 次 の 法 令 には 該 当 しません 建 築 基 準 法 第 2 条 第 六 号 延 焼 の 恐 れのある 部 分 の 基 準 建 設 省 告 示 第 1579 号 換 気 設 備 が 防 火 区 画 を 貫 通 する 場 合 の 基 準 建 築 基 準 法 施 行 令 第 112 条 第 16 項 焙 煎 機 のように 燃 焼 機 器 に 直 結 された 排 気 筒 は 建 築 法 で 定 める 所 の 冷 暖 房 ダクト 排 気 換 気 ダクト 風 道 開 口 部 とは 区 別 されるものです 17 その 他 の 法 令 ( 参 考 として) 建 築 基 準 法 施 行 令 第 115 条 建 築 物 に 設 ける 煙 突 について 昭 和 56 年 建 設 省 告 示 第 1098 号 ( 自 然 排 気 式 の 薪 ストーブなど)

6 注.1) 風 圧 帯 とは 壁 面 に 風 が 吹 き 付 けた 場 合 排 気 力 より 圧 力 が 高 くなる 部 分 ( 逆 風 )が 発 生 する 事 があります この 部 分 を 風 圧 帯 と 呼 びます 逆 風 があると 排 ガスが 逆 流 する 危 険 が 高 まります ( 注 : 送 風 機 を 装 備 しない 機 器 の 規 定 ) 誤 : 風 圧 帯 に 設 置 正 : 屋 根 より 600mm 以 上 の 位 置 8 排 気 筒 のドレン 対 策 15 排 気 筒 と 換 気 ダクト 風 道 の 併 用 禁 止

7 排 気 筒 一 般 施 工 図 ( 例 ) 注 記 ) 排 気 筒 には 必 ず 油 成 分 や 微 粉 の 付 着 があります 年 数 回 は 任 意 に 点 検 掃 除 をしなければなりません それを 見 越 して 保 守 管 理 しやすい 設 置 が 必 要 です

12 外 壁 の 延 焼 の 恐 れがある 部 分 の 貫 通 部 8 貫 通 部 のすき 間 に 断 熱 材 を 充 填 します この 部 分 を 通 過 する 頃 の 排 気 温 度 は 約 80 まで 下 がります (アフターバーナーなしの 場 合 ) 排 気 筒 は 天 井 裏 などの 隠 蔽 部 には 設 けない 13 排 気 筒 貫 通 部 の 防 火 措 置 ( 可 燃 材 料 との 離 隔 距 離 ) 可 燃 材 料 との 離 隔 距 離 は 排 気 筒 直 径 の1/2 以 上 空 ける 仕 上 げには メガネ 板 を 取 り 付 け 化 粧 します

9 代 表 的 な 排 気 筒 トップの 種 類 (Hトップ 丸 トップ 陣 傘 ) 排 気 筒 の 基 準 は 日 本 工 業 規 格 JIS に 規 定 があり 市 販 される 適 合 品 に は 日 本 ガス 機 器 検 査 協 会 JIA などの 認 証 マークの 表 示 があります 煙 突 トップも 使 用 目 的 で 性 能 が 異 なり 構 造 の 意 味 を 理 解 して 焙 煎 機 の 排 煙 に 適 したものを 選 択 します 逆 風 防 止 の 多 翼 トップ などは 掃 除 が 困 難 です H ト ッ プ( 自 然 排 気 式 のトップ) 逆 風 を 防 止 するためのH 構 造 なので 一 般 的 に 風 呂 釜 など 送 風 機 を 装 備 しない 自 然 排 気 式 に 用 いられます 排 気 効 率 は 悪 い 水 平 部 に 鳥 が 巣 を 作 りやすくJ IS 適 合 品 には 防 鳥 の 金 網 が 付 いています 焙 煎 機 に 使 う 場 合 は 微 粉 が 付 着 す るので 金 網 を 外 します 実 質 屋 根 の 上 に 出 ている 水 平 部 は 掃 除 が 出 来 ません

10 丸 ト ッ プ ( 強 制 排 気 式 のトップ) 防 鳥 金 網 が 有 るタイプ ここに 微 粉 が 付 着 するの で 掃 除 を 丁 寧 に 行 う 必 要 がありますが 屋 根 の 上 に 出 ているので 掃 除 は 困 難 名 称 を Pトップ というメーカーもあります 基 本 的 な 構 造 は 陣 傘 と 同 じで す 追 加 装 備 で 防 風 カバーがあり 横 風 や 風 雨 に 有 効 な 構 造 をしています 排 気 効 率 は 陣 傘 とほぼ 同 じ 焙 煎 機 には 防 鳥 金 網 が 無 いタイプをお 勧 めします 陣 傘 ( 強 制 排 気 式 のトップ) 排 気 効 率 からすると 一 番 抜 けが 良 く 掃 除 も 簡 単 なので 焙 煎 機 に 最 も 多 く 用 い られています 風 雨 などの 影 響 は 受 け 易 いですが 送 風 機 を 装 備 した 強 制 排 気 式 に 使 う 場 合 は 逆 風 に 打 勝 ちます 鳥 害 があれば 金 網 を 巻 き 付 ける 必 要 も 出 て 来 ます (P.14 に 補 足 説 明 )

11 実 際 の 排 気 筒 設 置 ( 例 ) 陣 傘 直 筒 及 び 半 直 筒 取 付 金 具 メガネ 板 ( 化 粧 板 ) T 曲 (L 曲 ) 蓋 付 き ドレン 穴 あり 屋 根 の 軒 を 交 わした 事 例 屋 根 の 軒 を 越 した 事 例 丸 トップ (Pトップ) 屋 根 より 600 mm 以 上 の 位 置 に 出 す エビ 曲 45 微 紛 の 付 着 に 注 意 窓 の 位 置 に 注 意! メガネ 鉄 板 T 曲 ( 蓋 つき) ドレン 穴 あり

12 平 屋 の 賃 貸 で 壁 に 貫 通 穴 が 明 けられなかった 事 例 窓 枠 1 枚 にパネル を 張 って 排 気 筒 を 屋 外 に 出 す 排 気 筒 を 固 定 する 鋼 製 架 台 架 台 はモルタルの 基 礎 にアンカーで 固 定 窓 枠 の 片 側 にパネルを 嵌 め 込 み 排 気 筒 を 屋 外 に 出 しました また 固 定 金 具 が 取 れなかったので アングル 材 で 架 台 を 製 作 して 排 気 筒 を 取 り 付 けています シャッターのある 壁 面 を 貫 通 させた 事 例 シャッター スライド 管 焙 煎 機 を 使 う 時 だけ 切 断 部 に 移 動 させて 1 本 に 連 結 させます 排 気 筒 の 途 中 をシャ ッターが 通 る 分 だけ 切 断 分 離 壁 面 に 貫 通 穴 が 明 けられない 店 舗 や 制 限 がある 場 所 については 窓 換 気 扇 の 開 口 部 シャッター などを 利 用 して 排 気 筒 が 出 せる 工 夫 をします

13 法 令 違 反 の 事 例 排 気 筒 に 防 火 ダンパー を 設 置 していた 事 例 です 建 築 士 の 独 断 で 消 防 署 の 検 査 が 通 らないと 言 う 理 由 で 打 合 せも 無 く 設 置 されていました 一 般 的 な 設 置 で 約 2 年 後 の 状 態 焙 煎 量 は100kg/ 月 程 度 の 店 舗 です Φ150の 排 気 筒 が ほぼ 完 全 に 閉 塞 していました 早 々に 無 断 で 取 外 しました そもそも 付 いている 方 が 違 法 です この 様 に 焙 煎 機 から 出 る 排 煙 は 粉 塵 を 含 み 他 の 煙 とは 性 質 が 違 います こうなると 焙 煎 の 時 に 排 出 される 水 蒸 気 も 抜 けず 排 気 筒 内 でドレンされ た 水 がサイクロンまで 逆 流 して 下 部 に 溜 まります ある 日 突 然 サイクロ ンのチャフが 湿 気 るような 現 象 が 起 これば 排 気 筒 の 詰 りを 疑 って 下 さい 当 然 煙 も 抜 けないので 煎 り 止 め が 安 定 しません しかし 排 煙 は 送 風 機 を 通 して 強 制 的 にサイクロンから 排 気 筒 に 送 られるので わずかな 隙 間 で も 逃 げて 行 き 釜 まで 煙 が 逆 流 するような 事 は 起 こりません 従 って 発 見 が 遅 れ 知 らない 内 に 最 悪 な 事 態 まで 進 展 してしまいます まだ 掃 除 や 管 理 がしやすい 場 所 にあれば 良 いのですが 中 途 半 端 に 高 い 位 置 に 組 み 込 まれたら 気 に 掛 けていても 掃 除 や 管 理 は 現 実 的 に 無 理 になります 消 防 署 の 検 査 や 指 導 は 火 災 や 事 故 を 未 然 に 防 ぐ 事 にあるはずですが これ では 本 末 転 倒 です

14 この 件 は チェックリストの 中 にも 記 述 しましたが そもそも 燃 焼 機 器 に 直 結 した 排 気 筒 に 防 火 ダンパーを 設 置 する 事 は 法 令 で 禁 止 されています もし 焙 煎 機 のような 燃 焼 機 器 に 直 結 した 排 気 筒 に 防 火 ダンパーを 設 置 するように 指 導 や 指 摘 を 受 けたら 法 令 をコピーして 監 督 者 に 提 出 して 下 さい 昭 和 45 年 建 設 省 告 示 第 1826 号 第 4の2 このままの 文 章 で ネット 検 索 出 来 ます 同 時 に 4の3 も 参 照 して 下 さい (P.5も 参 照 ) 補 足 説 明 P.10で 陣 傘 に 鳥 害 があれば 金 網 を 巻 き 付 ける とは 次 の 様 な 仕 様 です 鳥 の 侵 入 を 防 ぐためだけ なので 鳥 が 入 らない 目 幅 の 亀 甲 金 網 を 外 側 に 巻 く だけで 十 分 です ( 管 の 内 径 に 嵌 め 込 む 仕 様 にはし ない 微 粉 が 付 着 します) 掃 除 や 保 守 の 簡 便 さ 排 気 筒 の 性 能 保 持 を 優 先 的 に 考 えます 防 鳥 対 策 と 掃 除 保 守 管 理 は トレードオフの 関 係 にあります 過 去 8 年 間 60 店 舗 が 対 象 で 陣 傘 から 鳥 が 入 ったという 事 例 は3 件 ありました いず れも 進 入 しただけで 巣 を 作 るような 深 刻 な 事 態 にはなっていません 8 年 間 に3 件 の 事 例 が 多 いかどうかは 何 をリスクと 見 るかで 鳥 害 なのか 風 雨 なのか 掃 除 の 困 難 さなのか 監 督 官 庁 の 基 準 は 風 呂 釜 や 給 湯 器 に 使 うものが 想 定 にあって 焙 煎 機 から 出 る 排 煙 の 性 質 は 考 慮 されていません 確 かに 排 気 筒 に 鳥 が 入 り 込 む 事 例 はありますが 過 剰 な 対 策 をして 防 鳥 の 網 に 微 粉 が 付 着 しては これまた 本 末 転 倒 になります 建 設 省 告 示 にもあるよ うに 排 気 を 妨 げる 恐 れのあるものを 設 けない ことを 優 先 させます 当 社 では 排 気 筒 トップは 陣 傘 を 推 奨 して 防 鳥 対 策 はしていません 屋 根 の 上 に 出 るトップなので 掃 除 の 簡 便 さを 優 先 的 に 考 え 防 火 ダンパーの 事 例 にあったように 排 気 筒 の 性 能 を 落 とさないよう 日 常 的 に 保 守 管 理 で きる 方 法 が 結 果 的 に 事 故 防 止 にも 繋 がる 対 策 だと 考 えています

15 排 気 筒 の 施 工 加 工 最 近 は ホームセンターなどでも 市 販 されているので 購 入 し 易 くなりまし た 一 般 的 にはガスを 販 売 する 事 業 所 などで 取 り 扱 っています 規 模 が 小 さ ければ 自 分 で 取 付 ける 方 もいるかも 知 れませんが 色 々 注 意 点 があります 排 気 筒 はJISに 規 格 があります 適 合 品 であるかどうかを 確 認 します 日 本 ガス 機 器 検 査 協 会 の 適 合 品 には JIA の 認 証 マークがあります 金 切 ハサミ 丸 ヤスリ 管 を 切 断 して 寸 法 調 節 をする 時 は 差 込 み 側 ( 小 径 側 )を 加 工 して 下 さい Φ200ぐらいまでの 口 径 なら 金 切 ハサミ を 使 う 方 が 綺 麗 に 切 れます 検 査 協 会 の 認 証 マーク 布 ペーパー 手 を 切 り 易 いので 注 意 材 質 の 表 示 切 り 口 は 丸 ヤスリでバリを 均 して 布 ペーパー( 240 前 後 )で 仕 上 げます 検 査 協 会 JIA の 認 証 材 質 :SUS304の 表 示 などを 確 認 します JISの 排 気 筒 には 標 準 と シームレス の2 種 類 あります 管 の 継 ぎ 目 が 目 立 たない シームレス タイプを 使 うと 外 観 は 綺 麗 に 仕 上 がります 各 部 品 は メーカーによって 名 称 が 違 います T 曲 管 とL 曲 管 /メガネリン グとメガネ 板 / 丸 トップとPトップ は 基 本 的 に 同 じものです 実 際 の 取 付 けは 大 工 仕 事 に 含 めて 施 工 してもらうのが 一 番 確 実 で 安 全 な 方 法 です 強 風 などに 耐 えるものでなければ 後 々 大 きな 問 題 になります 外 壁 の 部 材 で 取 付 け 工 法 も 違 って 来 るので 始 めから 専 門 業 者 に 任 せた 方 が 安 心 出 来 ます また 敷 地 境 界 線 ( 屋 根 の 上 まで)などの 確 認 も 必 要 です

16 換 気 扇 との 併 用 最 近 の 焙 煎 機 には 排 気 専 用 の 送 風 機 (ファン)が 装 備 され 燃 焼 排 ガスは 単 独 で 排 出 される 構 造 になっていますが 店 舗 に 併 設 される 換 気 扇 などとの 給 排 気 バランスを 考 慮 しないと 思 わぬ 事 故 になる 可 能 性 もあります 一 般 的 な5kタイプの 焙 煎 機 は 通 常 5~7m3/min 程 度 の 排 気 能 力 を 持 って います 一 方 換 気 扇 は30cm 30cm 角 ( 羽 根 径 25cm)のもので 8~12m3/min 程 度 の 排 気 能 力 を 持 っています 両 方 を 同 時 に 稼 動 させた 場 合 には この 両 方 の 排 気 能 力 以 上 の 給 気 がされなければ 店 内 にある 限 られた 空 気 を 綱 引 き 状 態 で 奪 い 合 う 事 になります 焙 煎 機 は 排 気 筒 を 介 して 外 気 と 繋 がっているため 併 設 された 換 気 扇 の 排 気 能 力 の 方 が 強 ければ 本 来 は 焙 煎 機 から 排 出 されるべき 空 気 までも 換 気 扇 の 方 に 引 っ 張 られてしまいます そうなると 焙 煎 機 のダンパーは 効 きが 悪 く なり 天 候 や 気 温 以 外 の 要 因 で 焙 煎 はブレて 来 ます また 多 くの 焙 煎 機 に 使 用 されているブンゼンバーナー( 大 気 圧 バーナー) は 自 らの 噴 射 されるガスの 勢 いを 利 用 して 空 気 ( 酸 素 )を 混 合 して 燃 焼 を しています ( 資 料 : 釜 の 構 造 について を 参 照 ) 最 悪 の 場 合 この 空 気 までも 換 気 扇 が 引 っ 張 ってしまい ガスを 弱 火 にする とガスの 噴 射 力 も 弱 まるので 空 気 が 混 合 出 来 ないまま 炎 が 消 えてしまう 事 態 になります これは 一 般 的 なコンロも 同 じ 構 造 なので 同 じ 状 況 になります 炎 が 立 ち 消 えすると 未 燃 ガスが 放 出 され 続 け 店 内 に 充 満 します 給 排 気 設 備 は 消 防 署 などの 指 導 がある 場 合 でも それぞれの 燃 焼 器 具 の 構 造 や 性 能 を 理 解 した 上 で 適 切 に 設 置 し 管 理 操 作 する 必 要 があります 排 気 筒 のメーカー 東 洋 アルチタイト 産 業 株 式 会 社 (WEBサイトあり) 相 愛 ホーロー 株 式 会 社 記 ) 大 和 鉄 工 所 岡 崎 出 展 参 考 資 料 国 土 交 通 省 建 築 基 準 法 ( 条 令 基 準 ) 経 済 産 業 省 高 圧 ガス 保 安 協 会 ( 条 令 基 準 資 料 ) LPガス 保 安 技 術 者 向 けWEBサイト(テキスト 類 )