資 料 6-2 大 阪 広 域 水 道 企 業 団 工 業 用 水 道 更 新 耐 震 化 事 業 費 用 対 効 果 の 算 定 ( 事 前 評 価 ) 平 成 25 年 8 月 29 日
工 業 用 水 道 更 新 耐 震 化 事 業 の 費 用 対 効 果 の 算 定 工 業 用 水 道 更 新 耐 震 化 事 業 における 費 用 対 効 果 を 工 業 用 水 道 事 業 に 係 る 政 策 評 価 実 施 要 領 ( 経 済 産 業 省 ) 及 び 費 用 対 効 果 分 析 調 査 報 告 書 ( 一 般 社 団 法 人 社 団 法 人 日 本 工 業 用 水 道 協 会 ) 等 に 基 づき 分 析 する 1. 基 本 条 件 費 用 対 効 果 の 算 定 の 基 本 条 件 は 以 下 のとおりである 1.1 評 価 指 標 費 用 対 効 果 は 費 用 便 益 比 (CBR)を 評 価 指 標 として 行 う 費 用 便 益 比 = 総 便 益 / 総 費 用 総 便 益 総 費 用 は 各 年 度 について 便 益 費 用 を 算 出 して 現 在 価 値 に 置 き 換 え 総 和 を 求 める 総 便 益 は 当 該 事 業 を 実 施 する 場 合 (With)の 便 益 から 事 業 を 実 施 しない 場 合 (Without) の 便 益 を 差 し 引 くものとする 費 用 便 益 比 は 工 業 用 水 道 事 業 に 係 る 政 策 評 価 実 施 要 領 ( 経 済 産 業 省 ) では 新 規 事 業 採 択 時 は 1.5 以 上 ( 事 業 の 再 評 価 時 は 1.0 を 超 えること)とされている 1.2 評 価 対 象 期 間 評 価 対 象 期 間 は 代 表 的 な 年 数 として 45 年 とする 1.3 社 会 的 割 引 率 各 年 度 の 便 益 費 用 は 社 会 的 割 引 率 を4%として 現 在 価 値 に 置 き 換 える 1.4 便 益 評 価 項 目 便 益 は 表 -1に 示 す 項 目 について 更 新 耐 震 化 事 業 の 有 無 (With と Without)の 別 に 算 定 し その 差 額 を 求 める 表 -(1) 便 益 評 価 項 目 便 益 評 価 項 目 1 操 業 停 止 回 避 便 益 利 用 者 便 益 地 震 による 2 料 金 収 入 減 回 避 便 益 施 設 損 壊 リスク 供 給 者 便 益 3 施 設 破 損 ( 漏 水 等 )に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 4 操 業 停 止 回 避 便 益 利 用 者 便 益 5 料 金 収 入 減 回 避 便 益 6 施 設 破 損 ( 漏 水 等 )に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 供 給 者 便 益 維 持 管 理 費 軽 減 7 大 庭 浄 水 場 への 一 元 化 に 伴 うコスト 縮 減 供 給 者 便 益 なお 費 用 については 更 新 耐 震 化 事 業 の 事 業 費 と 配 水 管 新 規 布 設 ( 連 絡 管 等 )に 伴 う 維 持 管 理 費 の 増 加 を 見 込 む 表 -(2) 費 用 項 目 費 用 項 目 1 更 新 耐 震 化 事 業 の 事 業 費 事 業 費 2 更 新 事 業 費 ( 耐 用 年 数 到 達 後 ) 維 持 管 理 費 3 配 水 管 新 規 布 設 による 維 持 管 理 費 の 増 加 - 1 -
2. 便 益 の 算 定 2.1 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 =E O1 -E W1 ここに E O1 :Without の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 E W1 :With の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 地 震 発 生 生 起 確 率 操 業 停 止 付 加 価 値 減 少 額 ) 2) 地 震 発 生 確 率 想 定 地 震 の 再 現 期 間 は 50 年 とし その 確 率 は 90%とする 3) 地 震 被 災 時 の 工 場 操 業 停 止 による 付 加 価 値 減 少 額 (E V ) n E V = (S W n Ef n ) t=1 E V : 地 震 被 災 時 の 工 場 操 業 停 止 による 付 加 価 値 減 少 額 ( 千 円 ) S : 操 業 停 止 期 間 ( 日 ) W n : 事 業 所 あたりの 実 給 水 量 (m3/ 日 ) Ef n : 事 業 所 ごとの 業 種 別 用 水 効 果 額 ( 千 円 /m3) n : 事 業 所 数 a) 操 業 停 止 期 間 S=I V +Rd/2 I V : 被 害 状 況 調 査 期 間 ( 日 ) Rd: 復 旧 期 間 ( 日 ) なお 浄 水 場 ポンプ 場 の 場 合 一 部 運 用 による 給 水 開 始 が 不 可 能 のため 復 旧 期 間 (Rd)を1/2しない b) 被 害 状 況 調 査 期 間 I V 被 災 後 数 日 間 は 被 害 状 況 や 管 路 系 の 制 水 弁 の 閉 止 作 業 にあてられる この 期 間 を3 日 間 と 設 定 する ただし 浄 水 場 ポンプ 場 の 更 新 後 (With)の 場 合 は 1 日 とする c) 復 旧 期 間 Rd=N =Nd/(W /(We W/ W/Nb) Nd: 被 害 箇 所 数 ( 箇 所 ) We: 作 業 効 率 (1 班 の1 日 当 たりの 応 急 復 旧 箇 所 数 )( 箇 所 / 班 / 日 ) W : 職 員 数 ( 人 ) Nb: 応 急 復 旧 作 業 1 班 当 たりの 必 要 担 当 職 員 数 ( 人 / 班 ) 本 評 価 では 以 下 のとおりとした 被 災 した 場 合 大 規 模 修 繕 が 必 要 になると 考 えられることから 被 害 調 査 から 給 水 再 会 までを 概 ね 30 日 間 と 設 定 し うち 復 旧 期 間 (Rd)を 27 日 間 とした 被 害 箇 所 数 (Nd)については 管 内 別 の 想 定 地 震 による 被 害 率 ( 件 /km) を 用 いて 応 急 復 旧 が 不 要 となる 被 害 箇 所 数 を 算 出 し 管 内 別 被 害 件 数 から 差 し 引 くこととする 配 水 施 設 整 備 基 本 計 画 (H16.8 報 告 書 )P.52 より We=0.3 箇 所 / 班 / 日 W=12 人 Nb=2 人 / 班 として 復 旧 期 間 (Rd)を 算 出 す る - 2 -
4) 算 定 結 果 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 7,635 百 万 円 算 定 結 果 を 表 -(3)に 示 す 表 -(3) 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 工 場 操 業 停 止 工 場 操 業 停 止 操 業 停 止 便 益 額 1 日 当 たりの による 期 間 ( 現 在 価 値 ) 項 目 付 加 価 値 減 少 額 付 加 価 値 減 少 額 S Wn Efn Ev ( 日 ) ( 百 万 円 / 日 ) 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 大 庭 浄 水 場 配 水 施 設 更 新 大 庭 浄 水 場 取 水 施 設 更 新 既 設 管 更 新 東 部 水 管 橋 耐 震 補 強 泉 大 津 ポンプ 場 耐 震 化 現 状 (Without) 30 421 12,630 計 画 (With) 1 421 421 2,766 現 状 (Without) 30 423 12,690 計 画 (With) 1 423 423 2,470 現 状 (Without) 30 436 13,080 計 画 (With) 1 436 436 2,263 現 状 (Without) 13.0 12 156 計 画 (With) 12.2 12 146 1 現 状 (Without) 8.0~22.7 1~405 11,501 計 画 (With) 7.7~22.5 1~405 11,250 43 現 状 (Without) 30 22 660 計 画 (With) 1 22 22 92 計 7,635 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 3 -
2.2 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 =E O2 -E W2 ここに E O2 :Without の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 E W2 :With の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 地 震 発 生 生 起 確 率 料 金 収 入 減 少 額 ) 2) 地 震 被 災 時 の 被 害 額 ( 料 金 収 入 減 ) 地 震 被 災 時 に 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 を 次 式 により 求 める 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 = 契 約 水 量 分 の 料 金 収 入 + 実 給 水 量 分 の 料 金 収 入 契 約 水 量 分 の 料 金 収 入 = 契 約 水 量 操 業 停 止 期 間 39.1 円 /m3 1.05 実 給 水 量 分 の 料 金 収 入 = 実 給 水 量 操 業 停 止 期 間 5.6 円 /m3 1.05 実 給 水 量 = 契 約 水 量 負 荷 率 (0.612) H24 実 績 契 約 水 量 は 対 象 となる 供 給 エリアごとに 算 出 する 3) 操 業 停 止 期 間 被 害 状 況 調 査 期 間 復 旧 期 間 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 と 同 様 4) 算 定 結 果 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 383 百 万 円 算 定 結 果 を 表 -(4)に 示 す 表 -(4) 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 項 目 操 業 停 止 便 益 額 契 約 水 量 実 給 水 量 料 金 収 入 減 期 間 ( 現 在 価 値 ) S (m3/ 日 ) (m3/ 日 ) ( 日 ) 大 庭 浄 水 場 現 状 (Without) 30 636.1 474,921 290,652 浄 水 施 設 更 新 計 画 (With) 1 21.1 137 大 庭 浄 水 場 現 状 (Without) 30 641.0 478,623 292,917 配 水 施 設 更 新 計 画 (With) 1 21.3 123 大 庭 浄 水 場 現 状 (Without) 30 666.4 497,523 304,484 取 水 施 設 更 新 計 画 (With) 1 22.1 113 水 管 橋 耐 震 補 強 現 状 (Without) 8.0~22.7 1,983~ 1,214~ 563.8 計 画 (With) 7.7~22.5 420,386 257,276 551.7 1 泉 大 津 ポンプ 場 現 状 (Without) 30 75.8 56,610 34,645 耐 震 化 計 画 (With) 1 2.5 9 計 383 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 4 -
2.3 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 ( 漏 水 等 )に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 =E O3 -E W3 ここに E O3 :Without の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 E W3 :With の 場 合 の 地 震 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 地 震 発 生 生 起 確 率 補 修 費 用 ) 2) 地 震 被 災 時 の 被 害 額 ( 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 ) 地 震 被 災 時 の 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 を 次 式 により 求 める 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 = 想 定 被 害 箇 所 数 1 箇 所 当 たりの 補 修 費 3) 想 定 被 害 箇 所 数 被 災 時 に 大 規 模 修 繕 が 必 要 になる 箇 所 は 各 対 象 施 設 1 箇 所 と 設 定 管 内 別 の 想 定 地 震 による 被 害 率 ( 件 /km) を 用 いて 応 急 復 旧 が 不 要 となる 被 害 箇 所 数 を 算 出 し 管 内 別 被 害 件 数 から 差 し 引 くこととする 配 水 施 設 整 備 基 本 計 画 (H16.8 報 告 書 )P.52 より 4)1 箇 所 当 たりの 補 修 費 費 用 対 効 果 分 析 調 査 報 告 書 (H17.3 P.V-83)を 参 考 として 使 用 する 躯 体 及 び 管 貫 通 部 クラック 補 修 25,506 千 円 過 去 3ヶ 年 (H22~H24)の 実 績 値 を 使 用 する 漏 水 修 理 費 用 1 件 当 たり 2,904 千 円 5) 算 定 結 果 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 算 定 結 果 を 表 -(5)に 示 す 11 百 万 円 表 -(5) 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 全 体 被 害 応 急 復 被 害 1 箇 所 項 目 箇 所 数 旧 不 要 箇 所 数 当 たりの 補 修 費 箇 所 数 補 修 費 ( 箇 所 ) ( 箇 所 ) ( 箇 所 ) 現 状 (Without) 1 0 1 26 26 計 画 (With) 0 1 0 0 0 便 益 額 ( 現 在 価 値 ) 4 大 庭 浄 水 場 現 状 (Without) 1 0 1 26 26 3 配 水 施 設 更 新 計 画 (With) 0 1 0 0 0 大 庭 浄 水 場 現 状 (Without) 1 0 1 26 26 2 取 水 施 設 更 新 計 画 (With) 0 1 0 0 0 泉 大 津 ポンプ 場 現 状 (Without) 1 0 1 26 26 2 耐 震 化 計 画 (With) 0 1 0 0 0 計 11 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 5 -
2.4 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 =B O4 -B W4 ここに B O4 :Without の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 B W4 :With の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 事 故 が 発 生 した 場 合 の 被 害 額 年 間 事 故 発 生 件 数 ) 2) 破 損 事 故 ( 漏 水 等 )が 発 生 した 場 合 の 被 害 額 (Without の 場 合 ) 施 設 に 破 損 事 故 等 が 発 生 し 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 を 次 式 により 求 める 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 = 施 設 停 止 時 の 不 足 水 量 不 足 水 量 1m3 当 たりの 操 業 停 止 被 害 額 施 設 停 止 時 の 不 足 水 量 = 実 給 水 量 復 旧 期 間 実 給 水 量 = 契 約 水 量 負 荷 率 (0.612) H24 実 績 復 旧 期 間 5 日 と 設 定 不 足 水 量 1m3 当 たりの 操 業 停 止 被 害 額 = 工 業 用 水 における 付 加 価 値 額 実 給 水 量 契 約 水 量 付 加 価 値 額 は 対 象 となる 施 設 ごとに 算 出 する 既 設 配 水 管 ( 連 絡 管 バイパス 管 等 の 整 備 対 象 区 間 )において 漏 水 事 故 が 発 生 した 場 合 の 被 害 額 を 次 式 により 求 める 既 設 管 路 で 漏 水 事 故 が 発 生 した 場 合 の 被 害 額 = 既 設 管 路 停 止 時 の 不 足 水 量 不 足 水 量 1m3 当 たりの 操 業 停 止 被 害 額 既 設 管 路 停 止 時 の 不 足 水 量 = 実 給 水 量 復 旧 期 間 実 給 水 量 = 契 約 水 量 負 荷 率 (0.612) H24 実 績 復 旧 期 間 小 口 径 (~φ 500 mm):2 日 中 口 径 (~φ1000 mm):4 日 大 口 径 (φ1100 mm~):6 日 に 設 定 不 足 水 量 1m3 当 たりの 操 業 停 止 被 害 額 = 工 業 用 水 における 付 加 価 値 額 実 給 水 量 契 約 水 量 付 加 価 値 額 は 対 象 となる 管 内 または 管 路 ごとに 算 出 する 3) 年 間 漏 水 事 故 発 生 件 数 (Without の 場 合 ) 耐 用 年 数 到 達 年 度 までの 経 過 年 数 に 比 例 して 損 壊 リスクが 増 加 し 耐 用 年 数 到 達 時 が 最 大 耐 用 年 数 以 降 はその 最 大 リスクが 継 続 すると 考 え 更 新 前 更 新 後 において 同 様 の 経 年 化 リスクが 発 生 する 考 え 方 とする - 6 -
便 益 = 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク( 更 新 前 ) - 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク( 更 新 後 ) 既 設 配 水 管 ( 連 絡 管 バイパス 管 等 の 整 備 対 象 区 間 )において 年 間 漏 水 事 故 発 生 件 数 を 次 式 により 求 める 年 間 漏 水 事 故 発 生 件 数 = 更 新 またはバックアップする 既 設 管 の 管 路 延 長 管 路 平 均 被 害 率 管 路 平 均 被 害 率 は 実 績 より 0.04 箇 所 /km/ 年 とする 4) 算 定 結 果 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 65,623 百 万 円 算 定 結 果 を 表 -(6)に 示 す 表 -(6) 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 工 場 操 業 停 止 工 場 操 業 停 止 操 業 停 止 便 益 額 1 回 ( 日 ) 当 たりの による 期 間 ( 現 在 価 値 ) 付 加 価 値 減 少 額 付 加 価 値 減 少 額 S Wn Efn Ev ( 日 ) ( 百 万 円 / 日 ) ( 百 万 円 / 年 ) 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 5 2,092.6 2,092.6 23,423 大 庭 浄 水 場 配 水 施 設 更 新 5 2,109.0 2,109.0 21,536 大 庭 浄 水 場 取 水 施 設 更 新 5 2,177.0 2,177.0 20,118 豊 中 正 雀 連 絡 管 6 35.9 9.3 150 守 口 北 東 連 絡 管 2 4.0 1.2 18 既 設 管 更 新 ( 北 部 管 内 ) 2~4 44.0~88.0 2.1 25 既 設 管 更 新 ( 東 部 管 内 ) 2~4 23.9~47.7 15.7 201 既 設 管 更 新 ( 南 部 管 内 ) 2~4 39.9~79.8 8.6 109 守 口 西 南 連 絡 管 4 12.0 2.2 30 八 尾 西 布 施 南 連 絡 管 2 2.0 0.9 11 浅 香 分 岐 連 絡 管 2 2.0 0.2 1 鉄 鋼 団 地 バイパス 管 2 6.0 0.2 1 計 65,623 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 7 -
2.5 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 =B O5 -B W5 ここに B O5 :Without の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 B W5 :With の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 事 故 が 発 生 した 場 合 の 料 金 収 入 減 年 間 事 故 発 生 件 数 ) 2) 経 年 劣 化 による 被 害 額 ( 料 金 収 入 減 ) 事 故 時 に 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 を 次 式 により 求 める 供 給 停 止 となった 場 合 の 被 害 額 = 契 約 水 量 分 の 料 金 収 入 + 実 給 水 量 分 の 料 金 収 入 契 約 水 量 分 の 料 金 収 入 = 契 約 水 量 操 業 停 止 期 間 39.1 円 /m3 1.05 実 給 水 量 分 の 料 金 収 入 = 実 給 水 量 操 業 停 止 期 間 5.6 円 /m3 1.05 実 給 水 量 = 契 約 水 量 負 荷 率 (0.612) H24 実 績 契 約 水 量 は 対 象 となる 供 給 エリアごとに 算 出 する 3) 操 業 停 止 期 間 復 旧 期 間 年 間 事 故 発 生 件 数 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 と 同 様 4) 算 定 結 果 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 3,350 百 万 円 算 定 結 果 を 表 -(7)に 示 す 表 -(7) 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 操 業 停 止 便 益 額 契 約 水 量 実 給 水 量 料 金 収 入 減 期 間 ( 現 在 価 値 ) S (m3/ 日 ) (m3/ 日 ) ( 日 ) 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 5 474,921 290,652 105.9 1,183 大 庭 浄 水 場 配 水 施 設 更 新 5 478,623 292,917 106.8 1,089 大 庭 浄 水 場 取 水 施 設 更 新 5 497,523 304,484 111.0 1,024 豊 中 正 雀 連 絡 管 6 17,775 10,878 1.1 16 既 設 管 更 新 ( 北 部 管 内 ) 6 49,224 30,125 0.2 1 既 設 管 更 新 ( 東 部 管 内 ) 6 18,059 11,052 2.8 34 既 設 管 更 新 ( 南 部 管 内 ) 6 25,259 15,459 0.4 3 計 3,350 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 8 -
2.6 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 ( 漏 水 等 )に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 =B O6 -B W6 ここに B O6 :Without の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 B W6 :With の 場 合 の 経 年 劣 化 による 年 間 期 待 被 害 額 年 間 期 待 被 害 額 = ( 補 修 費 用 年 間 事 故 発 生 件 数 ) 2) 経 年 劣 化 による 被 害 額 ( 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 ) 経 年 劣 化 による 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 を 次 式 により 求 める 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 = 想 定 被 害 箇 所 数 1 箇 所 当 たりの 補 修 費 3) 想 定 被 害 箇 所 数 経 年 劣 化 による 補 修 が 必 要 になる 箇 所 は 各 対 象 施 設 1 箇 所 と 設 定 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 操 業 停 止 回 避 便 益 と 同 様 4)1 箇 所 当 たりの 補 修 費 費 用 対 効 果 分 析 調 査 報 告 書 ( 平 成 17 年 3 月 P.V-80)を 参 考 として 使 用 する コンクリート 剥 落 部 補 修 11,246 千 円 傾 斜 沈 降 装 置 の 補 修 費 は 過 去 実 績 より 327,000 千 円 過 去 3ヶ 年 (H22~H24)の 実 績 値 を 使 用 する 漏 水 修 理 費 用 1 件 当 たり 2,904 千 円 5) 算 定 結 果 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 1,369 百 万 円 算 定 結 果 を 表 -(8)に 示 す 表 -(8) 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 想 定 被 害 1 箇 所 便 益 額 補 修 費 箇 所 数 当 たりの ( 現 在 価 値 ) 補 修 費 ( 箇 所 / 年 ) 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 コンクリート 剥 落 1 11 11 121 大 庭 浄 水 場 浄 水 施 設 更 新 傾 斜 沈 降 装 置 1 327 327 1,011 大 庭 浄 水 場 配 水 施 設 更 新 コンクリート 剥 落 1 11 11 110 大 庭 浄 水 場 取 水 施 設 更 新 コンクリート 剥 落 1 11 11 100 既 設 管 更 新 ( 東 部 管 内 ) 0.64 3 2.0 24 既 設 管 更 新 ( 南 部 管 内 ) 0.15 3 0.4 3 計 1,369 注 ) 算 定 の 結 果 便 益 が 発 生 しないものについては 省 略 した - 9 -
2.7 維 持 管 理 費 軽 減 便 益 ( 大 庭 浄 水 場 への 一 元 化 に 伴 うコスト 縮 減 ) 各 年 度 の 縮 減 額 を 現 在 価 値 に 置 き 換 える 2) 算 定 結 果 大 庭 浄 水 場 への 一 元 化 に 伴 うコスト 縮 減 144 百 万 円 - 10 -
3. 費 用 の 算 定 3.1 建 設 費 ( 更 新 耐 震 化 事 業 費 ) 各 年 度 の 更 新 耐 震 化 事 業 の 事 業 費 を 現 在 価 値 に 置 き 換 える 平 成 26 年 度 工 業 用 水 道 事 業 費 補 助 金 要 望 事 業 調 査 ( 更 新 耐 震 化 事 業 )で 提 出 し た 事 業 費 に 加 え 平 成 25 年 度 の 事 業 費 を 盛 り 込 む 平 成 25 年 度 事 業 費 は 新 規 発 注 案 件 のうち 平 成 26 年 度 要 望 と 整 合 性 のあるものを 選 択 する 2) 算 定 結 果 建 設 費 18,277 百 万 円 3.2 建 設 費 ( 耐 用 年 数 到 達 後 の 更 新 事 業 費 ) 各 更 新 耐 震 化 事 業 において 便 益 算 定 期 間 内 (45 年 )に 耐 用 年 数 を 迎 えるものについて 耐 用 年 数 到 達 後 の 更 新 にかかる 事 業 費 を 年 度 ごと 現 在 価 値 に 置 き 換 える 2) 算 定 結 果 建 設 費 6,094 百 万 円 3.3 維 持 管 理 費 連 絡 管 バイパス 管 の 新 規 布 設 により 管 路 延 長 が 増 加 するため それに 伴 う 維 持 管 理 費 の 増 加 を 見 込 む 維 持 管 理 費 の 増 加 = M O - M W ここに M O :Without の 場 合 の 年 間 維 持 管 理 費 M W :With の 場 合 の 年 間 維 持 管 理 費 2) 維 持 管 理 費 の 増 加 計 画 (With)の 場 合 の 年 間 維 持 管 理 費 は 現 状 (Without)との 配 水 管 路 の 延 長 比 率 で 求 め 維 持 管 理 費 の 増 加 額 を 算 定 する 表 -(9) 維 持 管 理 費 の 増 加 額 既 設 管 延 長 新 設 連 絡 管 計 増 加 率 維 持 管 理 費 維 持 管 理 費 の 区 分 1 延 長 2 増 加 額 (km) (km) (km) (%) ( 百 万 円 / 年 ) ( 百 万 円 / 年 ) 現 状 (Without) 524-524.0 100.0 668.0 - 計 画 (With) 524 13.8 537.8 102.6 685.4 17.4 注 ) 1 平 成 24 年 度 末 管 路 延 長 2 現 状 (Without)の 維 持 管 理 費 は 平 成 24 年 度 決 算 の 値 3) 算 定 結 果 維 持 管 理 費 318 百 万 円 - 11 -
4. 費 用 便 益 比 の 算 定 更 新 耐 震 化 事 業 について 総 便 益 総 費 用 を 求 め 費 用 便 益 比 を 算 定 したものを 表 -(10) に 示 す 表 -(10) 更 新 耐 震 化 事 業 の 総 便 益 総 費 用 及 び 費 用 便 益 比 項 目 金 額 備 考 操 業 停 止 回 避 便 益 利 用 者 便 益 7,635 地 震 地 震 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 供 給 者 便 益 383 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 供 給 者 便 益 11 便 操 業 停 止 回 避 便 益 利 用 者 便 益 65,623 益 経 年 劣 化 経 年 劣 化 による 施 設 損 壊 リスク 料 金 収 入 減 回 避 便 益 供 給 者 便 益 3,350 施 設 破 損 に 伴 う 補 修 費 用 回 避 便 益 供 給 者 便 益 1,369 維 持 管 理 費 軽 減 浄 水 場 一 元 化 に 伴 うコスト 縮 減 供 給 者 便 益 144 計 ( 総 便 益 ) 78,515 B 計 画 事 業 費 更 新 耐 震 化 事 業 の 事 業 費 18,277 費 用 耐 用 年 数 到 達 後 の 更 新 事 業 費 6,094 維 持 管 理 費 配 水 管 布 設 に 伴 う 維 持 管 理 費 の 増 318 計 ( 総 費 用 ) 24,689 C 費 用 便 益 比 (B/C) 3.18 B/C - 12 -