1 モザンビークがわかる 10 のポイント 公 益 財 団 法 国 際 融 情 報 センター 2014 年 1 15 公 益 財 団 法 国 際 融 情 報 センター(JCIF)は 新 興 国 発 展 途 上 国 のマクロ 融 経 済 に 関 する 調 査 研 究 とカントリーリスク 格 付 けを う 機 関 です JCIFの 調 査 対 象 国 は 新 興 諸 国 を 中 に 全 世 界 61ヵ 国 におよび その 成 果 は 各 種 レポート 講 演 会 の 形 で 全 国 の 融 機 関 商 社 学 政 府 機 関 の 皆 様 にご 利 いただいています このたび 2014 年 1 12 に 安 倍 晋 三 相 がモザンビーク 共 和 国 を 訪 問 したことを 記 念 し JCIFは 同 国 についての 特 別 レポート モザンビークがわかる10のポイント を 作 成 しました 専 語 を 使 わず 経 済 融 に 詳 しくない にも 読 みやすいレポートとなっていますので この 機 会 にモザ ンビークという 国 に 関 を 持 っていただければ 幸 いです
1 Country & its People と 国 主 要 港 都 市 と 鉄 道 網 の 利 単 位 :km2 ザ ン ビ ア テテ 州 テテ マ ラ ウ ィ タンザニア ナカラ デ カ ル ー ガ ボ ド 州 その 他 30.5 積 79.9 万 km2 ( 本 の2.1 倍 ) 永 年 牧 草 地 44.0 ジ ン バ ブ エ マクゼ セナ 鉄 道 ベイラ ソファラ 州 永 年 作 物 地 0.2 の 推 移 単 位 : 万 2015 年 以 降 は 予 測 8000 耕 地 5.2 南 ア フ リ カ マプト( 都 ) スワジランド 国 境 線 州 境 線 鉄 道 鉄 道 ( 予 定 ) 6000 4000 2000 0 2010 年 2397 万 2050 年 5993 万 1980 年 2000 年 2020 年 2040 年 南 部 アフリカの 関 モザンビークはアフリカの 南 東 部 に 位 置 する 国 で インド 洋 に 広 く 開 いた 2500kmの 海 岸 線 と 数 多 くの 良 港 を 有 しています 南 部 アフリカの 急 速 な 経 済 成 が 明 らかになるにつれて モザンビークは 南 部 アフリカ 内 陸 部 への 関 として 注 を 集 めるようになりました また の 半 はサバナ 気 候 の 平 地 であり 常 に きな 農 業 開 発 の 可 能 性 を 秘 めています 多 様 な 語 構 成 2010 年 の は2397 万 で 99.7%は です ポルトガルの 旧 植 地 で あるため 公 語 はポルトガル 語 ですが 半 の 々はマクア 語 やシャンガナ 語 などの 東 アフリカの 伝 統 的 な 語 を 語 としています また 英 語 圏 であ る 南 アフリカに 近 い 都 マプトでは 英 語 もある 程 度 は 通 じます 宗 教 はキリ スト 教 とイスラム 教 が 広 く 信 仰 されており 深 刻 な 宗 教 対 はありません 1
2 Parties & Politics 政 党 と 過 去 の 統 領 選 の 得 票 率 と 議 会 の 議 席 分 布 J シサノ 53.3% 1994 年 A ドゥラカマ 33.7% J シサノ 52.3% A ゲブーザ 63.7% A ゲブーザ 75.0% 1999 年 2004 年 2009 年 A ドゥラカマ 47.7% A ドゥラカマ 31.7% A ドゥラカマ 16.4% ゲブーザ 代 表 ( 共 和 国 統 領 ) モザンビーク 解 放 戦 線 (FRELIMO) 191 議 席 定 数 250 51 モザンビーク 族 抵 抗 運 動 (RENAMO) ドゥラカマ 代 表 モザンビーク 主 運 動 8 1977 年 から15 年 間 に およぶ 内 戦 が 続 く モザンビークは1975 年 にポルトガルから 独 しましたが その 僅 か2 年 後 与 党 モザンビーク 解 放 戦 線 (FRELIMO)と 反 政 府 組 織 モザン ビーク 族 抵 抗 運 動 (RENAMO)との 間 で 内 戦 が 勃 発 します 内 戦 は 1992 年 までの15 年 間 にもおよび 国 活 は 破 壊 されました 2013 年 から 野 党 の テロ 為 が 活 発 化 内 戦 終 結 後 モザンビークではFRELIMOが 与 党 政 党 となったRENAMOが 野 党 第 党 という 政 党 制 が 続 きます FRELIMOは 派 閥 主 義 や 汚 職 など の 問 題 点 を 抱 えているものの 今 まで 与 党 の 座 を 守 り 議 会 選 統 領 選 では い 得 票 率 を 維 持 してきました RENAMOは 国 の 持 を 失 い つつあります 2013 年 4 以 降 RENAMOは 暴 に 訴 えることで 選 挙 法 改 正 などの 要 求 を 押 し 通 そうとしており 本 拠 地 であるソファラ 州 を 中 にテロ 為 を 繰 り 返 すなど 治 安 上 の きな 問 題 となっています 2014 年 の 統 領 選 で 統 領 は 交 代 現 職 のゲブーザ 統 領 は2 期 であり 統 領 の 三 選 は 禁 じられているため 2014 年 10 15 の 統 領 選 で 統 領 が 交 代 します FRELIMOは 既 に 党 の 統 領 選 候 補 をヴァキナ 相 パシェコ 農 業 相 ニュッシ 防 衛 相 の3 名 に 絞 り 込 んでおり この3 名 の 中 から 次 期 統 領 が 誕 する 可 能 性 が 濃 厚 です 2
3 Real Growth 経 済 成 実 質 成 率 の 推 移 寄 与 度 前 年 同 期 農 業 鉱 業 製 造 業 10% 商 業 輸 送 通 信 融 9% その 他 実 質 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% 0% -1% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 内 戦 が 終 わると 経 済 は 急 速 に 成 15 年 間 におよぶ 内 戦 が 終 結 した1992 年 国 内 経 済 は 壊 滅 状 態 にありまし た しかし モザンビークはそこから 奇 跡 的 な 復 興 を 遂 げます 港 と 内 陸 を 結 ぶ 巨 交 通 インフラ 事 業 メガプロジェクトと 呼 ばれる 積 極 的 な 外 資 誘 致 外 国 政 府 からの 借 の 減 免 措 置 などを 通 じて 経 済 の 建 て 直 しが われ モザンビーク 経 済 は 世 界 で 最 も 急 速 に 成 する 経 済 の1つとなりました 基 幹 産 業 は 農 業 国 の 約 8 割 は 農 業 に 従 事 しており 農 業 が 国 の 基 幹 産 業 となっています 主 な 作 物 としては 家 近 隣 消 費 のトウモロコシ キャッサバなどに 加 えて タバコ カシューナッツ 胡 綿 花 などの 輸 出 換 作 物 があり ます また メガプロジェクトの1つであり 三 菱 商 事 が25% 出 資 している アルミ 製 錬 事 業 モザール は 重 要 な 成 エンジンです アルミ 産 は 製 造 業 産 の6 割 超 輸 出 総 額 の31.5%(2012 年 )を 占 めています 農 業 運 輸 通 信 業 商 業 が 経 済 成 に 寄 与 経 済 活 動 の 拡 ペースを 測 定 する 指 標 である 実 質 成 率 を 産 業 部 別 にみると 近 年 は 農 業 運 輸 通 信 業 商 業 などの 成 が 経 済 の 拡 に きく 寄 与 しています また 2011 年 に 炭 の 規 模 産 が 開 始 されたこ とを 受 け 鉱 業 が 急 速 に 成 しています 3
4 Coal & Natural Gas Development 炭 天 然 ガス 開 発 世 界 の 炭 輸 出 量 単 位 : 百 万 トン 世 界 のLNG 輸 出 量 単 位 : 億 m3 1 インドネシア 383 1 カタール 105 2 オーストラリア 302 3 ロシア 134 4 国 114 5 コロンビア 82 6 南 アフリカ 74 7 カナダ 35 8 カザフスタン 32 2 マレーシア 32 3 豪 州 28 4 ナイジェリア 27 5 インドネシア 25 モザンビーク( 予 定 )24 6 トリニダード トバゴ 19 7 アルジェリア 15 9 モンゴル 22 10 ベトナム 19 17 モザンビーク 0.3 2012 年 の 輸 出 量 11 16 位 は 割 愛 8 ロシア 15 9 オマーン 11 10 ブルネイ 9 2012 年 の 輸 出 量 モザンビークは 最 産 能 ( 産 開 始 は2018 年 を 予 定 ) 0 100 200 300 400 0 25 50 75 100 2011 年 に 炭 産 が 開 始 される テテ 州 には 豊 富 な 炭 が 埋 蔵 されており ヴァ レ リオ ティントなどの 国 際 会 社 が 開 発 を 掛 けています 2011 年 には 産 輸 出 が 開 始 さ れ 今 後 も 産 量 輸 出 額 は 増 加 していく 込 みです(IMFは2017 年 の 産 量 を2200 万 トンと 予 測 しています) 炭 産 の 課 題 は 輸 送 段 の 確 保 で あり 現 在 使 中 のセナ 鉄 道 だけでは 不 分 であるため 隣 国 マラウィを 経 由 してナカラ 港 に る 鉄 道 の 敷 設 が 進 められています( 地 図 は1ページ) 沖 合 で 世 界 最 級 の 天 然 ガス 開 発 が 進 む 北 部 のカーボ デルガド 州 の 沖 合 には 世 界 最 級 の 天 然 ガス があり 2つの 鉱 区 で 探 査 開 発 が 進 められています 産 出 した 天 然 ガスは 液 化 天 然 ガス(LNG)の 形 で 輸 出 される 予 定 であり 年 間 2000 万 トン( 約 244 億 m3) のLNG 製 造 能 を 持 つプラントの 建 設 が 計 画 されています これにより モザンビークは 世 界 有 数 のエネルギー 輸 出 国 になるとみられています の 恵 みを 開 発 に 活 かすには 炭 天 然 ガス 開 発 により 国 内 経 済 は 急 成 し 輸 出 は 拡 し 税 収 は 増 加 すると 込 まれます その で 経 済 が 過 度 に 依 存 になってしまい 他 産 業 が 衰 退 する の 呪 い と 呼 ばれる 現 象 が 懸 念 されます で 得 た 富 をどう 国 全 体 に 還 元 していくかに 注 する 必 要 があるでしょう 4
5 Fiscal Balance & Public Debt 収 と 政 府 債 務 収 の 推 移 単 位 : % 政 府 対 外 債 務 40% その 他 30% 20% 10% 0% 2010 2011 2012 2013 2014 税 収 など 諸 外 国 の 贈 与 歳 出 字 リビア イラク 中 国 343 ポルトガル 448 残 合 計 48.3 億 ドル 34.3% その 他 国 際 機 関 513 アフリカ 開 発 銀 606 世 界 銀 1808 モザンビーク 政 府 による 諸 外 国 からの 借 ( 対 外 債 務 )の 借 先 別 の 残 12 年 末 時 点 単 位 : 百 万 ドル 収 は 幅 な 字 モザンビークは 世 界 で 最 も 貧 しい 国 の1つであり 々の 活 は 豊 かでは ありません 国 の 教 育 健 康 経 済 準 を 総 合 的 に 点 数 化 した 間 開 発 指 数 のランキングをみると モザンビークは187ヵ 国 中 の185 位 です 政 府 は 貧 困 対 策 として 全 国 で 道 路 道 電 網 を 作 り 多 くの 教 師 や 医 師 を 雇 っているため 歳 出 が きく 政 府 の は 常 に 幅 な 字 です 近 年 は 税 収 が 増 加 傾 向 先 進 国 の 政 府 や 国 際 機 関 は モザンビーク 政 府 に 対 して 毎 年 多 額 の 資 を 贈 与 しています これは 政 府 にとって 貴 重 な 収 源 で 2012 年 の 歳 の 約 20%は 諸 外 国 からの 贈 与 でした もっとも 近 年 経 済 が 発 展 したことや 税 を 納 める が 増 えたことを 受 け 税 収 が 増 加 しています 歳 に 占 める 税 収 の 割 合 は 発 展 途 上 国 の をみる 上 で 重 要 なポイントです りない 資 は 主 に 国 際 機 関 から 借 れ 歳 出 に 対 する 歳 の 不 分 ( 字 )は どこかから 借 りてこなくてはな りません 政 府 は 例 年 不 分 の 約 8 割 を 外 国 から 借 り れています 政 府 の 外 国 からの 借 ( 対 外 債 務 )の 残 をみると 最 の 借 先 は 国 際 的 な 開 発 援 助 機 関 である 世 界 銀 2 番 はアフリカ 開 発 銀 です これらの 機 関 は 開 発 援 助 を 的 としているため 融 資 はきわめて 低 利 期 で われます 5
6 Prices & Monetary Policy と 融 政 策 上 昇 率 政 策 利 銀 貸 出 増 加 率 の 推 移 20% 翌 物 貸 出 利 15% 銀 貸 出 増 加 率 のみ 右 軸 その 他 は 左 軸 銀 貸 出 増 加 率 ( 右 軸 ) 40% 30% 10% 政 策 利 コリドー 20% 5% 翌 物 借 利 上 昇 率 10% 0% 0% 11 年 12 年 13 年 2013 年 の 上 昇 は 前 年 +5% 台 で 安 定 発 展 途 上 国 であるモザンビークでは が 毎 年 上 昇 しています に 特 に きな 影 響 を 与 えているのは 品 と 燃 料 の 価 格 上 昇 です そのため 農 産 物 の 産 流 通 状 況 や レート(モザンビークは 多 量 の 品 燃 料 を 輸 しています)には 常 に 注 しなくてはなりません 2013 年 の 上 昇 率 は 前 年 +5% 前 後 で 安 定 して 推 移 しました 中 央 銀 は 政 策 利 コリドーで を 管 理 モザンビークの 中 央 銀 は 政 策 利 コリドー( 間 銀 が1 だけ 資 を 貸 し 借 りする 際 の 利 の 上 限 下 限 )を 調 整 することで 間 銀 の 短 期 利 を 誘 導 し ひいては 国 の 経 済 全 体 に 流 れるお の 量 を 調 整 します 政 策 利 コリドーを 引 き 下 げてお の 量 を 増 やす( 融 緩 和 する)と は 上 昇 し やすくなり 逆 にコリドーを 引 き 上 げてお の 量 を 減 らす( 融 引 き 締 めを する)と は 上 昇 しにくくなります 融 緩 和 を 受 けて 銀 貸 出 は 回 復 傾 向 2011 年 以 降 都 市 部 の 料 供 給 が 改 善 したことなどを 背 景 に 上 昇 率 は 低 下 もしくは 横 ばいで 安 定 しています そこで モザンビーク 中 央 銀 は 2011 年 8 から 現 在 に るまで 積 極 的 な 融 緩 和 を 続 けています 融 緩 和 を 受 けて 銀 の 貸 出 増 加 率 は2012 年 半 ばから きく 上 昇 しました 6
7 Foreign Exchange 外 国 メティカルの レート( 対 ドル 対 南 アフリカ ランド)の 推 移 26 28 対 ランド( 右 軸 ) [1ランド= メティカル] 2.5 3.0 メ テ ィ カ ル 3.5 30 4.0 32 対 ドル( 左 軸 ) [1ドル= メティカル] 4.5 メ テ ィ カ ル 安 34 5.0 11 年 12 年 13 年 制 度 は1994 年 に 変 動 相 場 制 に 移 モザンビークの 通 貨 はメティカルで 1メティカル=100センターヴォです 外 国 の 通 貨 との 交 換 においては 1994 年 以 降 変 動 相 場 制 度 の 種 である 独 フロートが 採 されています これは 国 際 的 な 市 場 の 取 引 によって レートが 決 定 される 制 度 で つまり 本 円 や ドルと 同 じです 政 府 に よる 市 場 への 介 は 相 場 が 急 変 したときなどに 限 られます 対 ドルでは 1メティカル=30ドル の 準 で 安 定 メティカルの 対 ドル 相 場 をみると 2011 年 はメティカル が 進 みました 炭 の 規 模 産 の 開 始 により モザンビークの 輸 出 競 争 が まったため です 2012 年 に ると 利 の 低 下 によってメティカル 建 て 資 産 の 魅 が 減 少 したため 転 してメティカル 安 が 進 みました 2013 年 半 ば 以 降 は 1ドル=30メティカル 前 後 の 準 で 安 定 して 推 移 しています 対 ランドでは メティカル が 続 く モザンビークは 隣 国 の 南 アフリカから 多 くのモノやサービスを 輸 している ため 南 アフリカの 通 貨 ランドとメティカルの 相 場 は 常 に 重 要 です 2011 年 以 降 メティカルは 対 ランドで 上 昇 を 続 け とくに2013 年 6 には きく 上 昇 しました これは 国 が 融 緩 和 を 縮 する という 予 測 が まったことを 受 けて 南 アフリカ 国 債 が 売 られ ランドが 下 落 したためです 7
8 Goods & Services Account Balance サービス 収 サービス 収 の 推 移 単 位 : 百 万 ドル 1500 1000 500 0-500 -1000-1500 -2000-2500 -3000-3500 財 の 輸 出 財 の 輸 サービスの 受 取 り サービスの 払 い サービス 収 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 モノの 輸 出 の 主 役 は メガプロジェクト 2012 年 の 財 ( 形 あるモノ)の 輸 出 額 に 占 める 各 品 の 割 合 をみると アル ミニウム31.5% 炭 12.5% 重 砂 ( 酸 化 チタン)7.3% 電 6.7%な ど メガプロジェクト 製 品 が 計 60% 超 を 占 めています 輸 の 中 は 産 設 備 軽 油 ガソリン そして 炭 天 然 ガス 開 発 のための 機 材 資 材 などです 近 年 輸 の 急 増 により 字 は 拡 傾 向 にあります サービス 収 は 幅 な 字 サービスの 提 供 利 による 料 の 受 取 払 は 財 の 輸 出 と 並 ぶ 重 要 な 対 外 決 済 です 2012 年 のモザンビークのサービス 収 は-31.9 億 ドルと 字 を 上 回 る 幅 な 字 でした 様 々な 開 発 プロジェクトを 外 国 に 発 注 したり モノの 輸 出 に 外 国 の 運 輸 会 社 を 利 したりするため 建 設 技 術 輸 送 の3サービスの 払 いが きいことがその 原 因 です 外 国 からの が 字 を 埋 め 合 わせ モザンビークの サービス 収 は 幅 な 字 ですが この 字 分 は 主 に 諸 外 国 からモザンビークへの 資 の 流 によって 相 殺 されていま す 炭 天 然 ガスの 開 発 を う 外 国 企 業 は という 形 でモザンビークに 資 を 送 り その 資 で 機 材 資 材 やサービスを 輸 するため サー ビス 収 字 の 拡 と の 増 には 密 接 な 関 係 があります 8
9 Foreign Direct Investment Inflow 対 内 直 接 部 別 対 内 直 接 単 位 : 百 万 ドル 国 別 対 内 直 接 単 位 : 百 万 ドル 運 輸 通 信 99 農 林 産 業 154 製 造 業 392 額 合 計 52.2 億 ドル 対 メガプロジェクト 39.7 億 ドル 鉱 業 4374 卸 売 売 71 その 他 129 アラブ 国 連 邦 217 インド 409 モーリ シャス 473 オースト ラリア 646 その 他 620 額 合 計 52.2 億 ドル G7 16.9 億 ドル BRICS 17.9 億 ドル イタリア 639 ブラジル 1300 国 915 諸 外 国 による 対 モザンビーク 直 接 を 産 業 部 別 に 分 類 したもの(2012 年 ) 国 別 の 対 モザンビーク 直 接 額 (2012 年 ) G7= 英 独 仏 伊 カナダ BRICS=ブラジル ロシア インド 中 国 南 ア 炭 天 然 ガス 開 発 が の 流 を 主 導 モザンビークには 世 界 有 数 の 炭 鉱 床 と 天 然 ガス があり 諸 外 国 の 企 業 に よる 巨 な 開 発 プロジェクトがいくつも 進 められています そのため 莫 な 資 がモザンビークの 鉱 業 部 に 流 しています IMFとモザンビーク 鉱 物 省 は 天 然 ガスの 開 発 のために 計 400 億 ドル( 東 京 五 輪 の 開 催 費 の 5.5 倍 にも 上 ります)の が 必 要 と 試 算 しています 国 別 額 では ブラジルがトップ モザンビークへの 額 を 国 別 にみると 2009 年 から2012 年 まで4 年 連 続 でブラジルが 第 1 位 です ヴァーレ 社 の 炭 開 発 などの 巨 プロジェクトが あることに 加 えて 同 じポルトガル 語 圏 であることも を 後 押 ししている ようです また 国 イタリア インドは2011 年 までモザンビークへの をほとんど ってきませんでしたが 天 然 ガス 開 発 の 開 始 を 受 けて 2012 年 から 額 を 急 増 させました 租 税 回 避 地 からの も 盛 ん モーリシャスとアラブ 国 連 邦 は ともにモザンビークと 租 税 条 約 を 締 結 しています これにより 上 記 両 国 からの の 利 益 にかかる 税 が 低 く 押 さえられているため 様 々な 国 の 企 業 が 上 記 両 国 を 経 由 してモザンビーク に を っています 9
10 Japan-Mozambique Relations 本 との 関 係 輸 出 の 推 移 単 位 : 億 円 13 年 は11 まで 対 モザンビーク2 国 間 ODA 実 額 60 炭 チタン 鉱 ウッドチップ 胡 国 435 50 40 海 その 他 タバコ 英 国 130 カナダ 123 スウェーデン 114 30 ノルウェー 86 20 ポルトガル 80 10 0 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 デンマーク 79 本 70 単 位 : 百 万 ドル データは2012 年 0 100 200 300 400 両 脳 が 相 国 を 訪 問 本 とモザンビークは1977 年 に 国 交 を 樹 し 以 後 友 好 的 な 関 係 を 維 持 してきました 特 に 近 年 は 両 国 で 接 近 の 機 運 が まっており 2013 年 6 にゲブーザ 統 領 が 本 を 2014 年 1 に 安 倍 相 がモザンビークをそれ ぞれ 訪 問 するなど 両 国 要 の 往 来 が 活 発 化 しています 本 の 農 業 援 が 開 発 計 画 の 中 核 に 本 はモザンビークの 重 要 な 援 国 であり 2011 年 度 までに 累 計 1108 億 円 の 政 府 開 発 援 助 (ODA)を 供 与 してきたほか 2014 18 年 にさらに700 億 円 のODAを 供 与 する 予 定 です 本 政 府 による 代 表 的 な 援 助 活 動 としては 本 ブラジル モザンビークの3 国 合 同 事 業 プロサバンナ があります これは 北 海 道 と 東 北 地 の 合 計 積 に 匹 敵 する 広 な 農 地 の 産 性 を 向 上 さ せる 事 業 で モザンビーク 政 府 の 北 部 開 発 計 画 の 中 核 となっています 近 年 は 開 発 で 系 企 業 が 進 出 系 企 業 の 動 向 をみると 1998 年 から 三 菱 商 事 がアルミ 製 錬 事 業 モザー ル に 参 加 しているほか 近 年 は 炭 天 然 ガス 関 連 の 進 出 が ちます 新 鐵 住 がテテ 州 の 炭 鉱 開 発 プロジェクトに 三 井 物 産 がカーボ デルガ ド 州 の 天 然 ガス 開 発 プロジェクトにそれぞれ 参 加 しているほか 揮 と 千 代 化 建 設 はLNGプラントの 建 設 を 受 注 しています 10
執 筆 者 公 益 財 団 法 国 際 融 情 報 センター(JCIF) アフリカ 部 研 究 員 ( 南 アフリカ モザンビーク 担 当 ) 伊 藤 正 彦 図 版 出 典 図 表 データ 出 所 覧 丸 囲 み 数 字 はページ 数 特 に 注 記 の 無 い 限 り 省 庁 名 はモザンビークのもの 表 紙 都 マプトの 街 並 み: 執 筆 者 撮 影 1 主 要 港 都 市 と 鉄 道 網 :JCIF の 利 : 国 連 料 農 業 機 関 の 推 移 : 国 連 経 済 社 会 局 2 過 去 の 統 領 選 の 得 票 率 と 議 会 の 議 席 分 布 : 共 和 国 議 会 African Elections Database FRELIMOロゴ: 同 党 ウェブサイト ゲブーザ 代 表 近 影 : 統 領 府 RENAMOロゴ: 同 党 ウェブサイト ドゥラカマ 代 表 近 影 :RENAMOウェブサイト 3 実 質 成 率 の 推 移 : 統 計 局 4 世 界 の 炭 輸 出 量 : 国 際 エネルギー 機 関 世 界 のLNG 輸 出 量 :BP 5 収 の 推 移 : 財 務 省 企 画 開 発 省 国 家 予 算 局 政 府 対 外 債 務 : 財 務 省 6 上 昇 率 政 策 利 銀 貸 出 増 加 率 の 推 移 : 統 計 局 モザンビーク 銀 ( 中 銀 ) 7 メティカルの レートの 推 移 :Bloomberg 8 サービス 収 の 推 移 : 中 銀 9 部 別 対 内 直 接 : 中 銀 国 別 対 内 直 接 : 中 銀 10 輸 出 の 推 移 : 本 邦 財 務 省 対 モザンビーク2 国 間 ODA 実 額 :OECD このレポートは 公 益 財 団 法 国 際 融 情 報 センターが 信 頼 できると 思 われる 情 報 ソースから した 情 報 データをもとに 作 成 したものですが 公 益 財 団 法 国 際 融 情 報 センターは 本 レポートに 記 載 され た 情 報 の 正 確 性 安 全 性 を 保 証 するものではなく 万 が 本 レポートに 記 載 された 情 報 に 基 づいて 会 員 の 皆 さまに 何 らかの 不 利 益 をもたらすようなことがあっても 切 の 責 任 を 負 いません 本 レポートは 情 報 提 供 のみを 的 として 作 成 されたものであり その 他 何 らかの 動 を 勧 誘 するものではありません なお 当 の 都 合 にて 本 レポートの 全 部 または 部 を 予 告 なしに 変 更 することがありますので あらかじ めご 了 承 ください また 本 レポートは 著 作 物 であり 著 作 権 法 により 保 護 されております 本 レポート の 全 部 または 部 を 無 断 で 複 写 複 製 することを 禁 じます