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Transcription:

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目 次 目 次 1 はじめに... 5 1.1 本 機 でファイルを 保 存 する 方 法...5 1.2 複 信 モードの 選 択...6 2 送 信 機 の 特 性... 7 2.1 送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続...7 2.2 UE Maximum Output Power (TS 36.521, 6.2.2)...14 2.3 Maximum Power Reduction (TS 36.521, 6.2.3)...17 2.4 Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4)...20 2.5 Configured UE Transmitted Output Power (TS 36.521, 6.2.5)...25 2.6 Minimum Output Power (TS 36.521, 6.3.2)...28 2.7 Transmit OFF Power (TS 36.521, 6.3.3)...29 2.8 General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1)...30 2.9 PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2)...35 2.10 Power Control Absolute Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.1)...41 2.11 Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2)...44 2.12 Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3)...54 2.13 Frequency Error (TS 36.521, 6.5.1)...59 2.14 Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1)...60 2.15 PUSCH EVM with Exclusion Period (TS 36.521-1, 6.5.2.1A)...67 2.16 Carrier Leakage (TS 36.521-1, 6.5.2.2)...70 2.17 In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3)...72 2.18 EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4)...76 2.19 Occupied Bandwidth (TS 36.521, 6.6.1)...80 2.20 Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1)...81 2.21 Additional Spectrum Emission Mask (TS 36.521-1, 6.6.2.2)...85 2.22 Adjacent Channel Leakage Power Ratio (TS 36.521, 6.6.2.3)...86 3 受 信 機 特 性... 89 3.1 受 信 試 験 の 概 要...89 3.2 Reference Sensitivity Level (TS 36.521-1, 7.3)...90 3.3 Maximum Input Level (TS 36.521-1, 7.4)...92 3.4 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5)...95 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 3

目 次 3.5 In-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.1)...100 3.6 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3)...102 4 参 考 文 献...106 5 追 加 情 報...107 6 オーダー 情 報...108 7 付 録 A...109 7.1 PUCCH 関 連 測 定 に 関 する 注 意 事 項...109 7.2 ON / OFF Time mask に 関 する 注 意 事 項...109 7.3 Relative Power Control に 関 する 注 意 事 項...110 7.4 PRACH の 測 定...110 7.5 P-MAX 値 と NS 値 の 変 更...111 7.6 CMWRun を 用 いた 自 動 試 験...111 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 4

はじめに 本 機 でファイルを 保 存 する 方 法 1 はじめに R&S CMW500 のシグナリング/ 測 定 ソリューションを 使 用 することで 3GPP TS 36.521-1 リリース 9 に 定 める 送 受 信 機 試 験 を 実 行 することができます 本 書 では 3GPP TS 36.521 V9.5.0 の 第 6 章 と 7 章 に 従 って リリース 9 の 測 定 実 行 方 法 を 手 順 ごとに 説 明 します 測 定 に 際 しては R&S CMW500 ファームウェアのバージョン 2.1.20 が 提 供 する R&S CMW500 LTE コールボックス 機 能 を 使 用 します 本 書 は 新 規 ファームウェアのリリースに 伴 う 変 更 を 明 記 するために 更 新 されます 各 試 験 とも 例 を 示 して 説 明 します 測 定 の 種 類 ごとに 異 なる 設 定 値 が 必 要 になるため 1 組 のサンプル 保 存 ファイルがこのアプリケーションノートに 添 付 されています こ れらの 保 存 ファイルの 作 成 方 法 と 呼 び 出 し 方 法 は 1.1 項 で 説 明 します 本 書 に 示 す 試 験 は スペクトラム アナライザ フィルタなどの 複 雑 な 外 部 装 置 を 必 要 としない 試 験 方 法 に 限 定 してあります スプリアス 測 定 送 信 相 互 変 調 帯 域 外 ブ ロッキングなどは 対 象 としていません このような 装 置 を 追 加 して 実 行 できる 他 の 試 験 については CMW お 客 様 用 Web サイト GLORIS(https://extranet.rohdeschwarz.com)で 本 機 の 最 新 機 能 一 覧 を 参 照 してください 1.1 本 機 でファイルを 保 存 する 方 法 特 定 の 試 験 を 何 度 も 実 行 したいときなどに 保 存 ファイルを 使 用 すると 試 験 の 設 定 値 を 便 利 に 保 存 復 元 することができます これらのファイルには 本 機 のパラメータ の 現 在 の 設 定 値 が 保 存 されています また 本 機 から 他 の 同 機 種 に 設 定 内 容 を 移 動 す るときも 移 動 元 のテスタで 保 存 ファイルを 保 存 し 移 動 先 のテスタでそれを 呼 び 出 すことで 簡 単 に 行 えます このアプリケーションノートには 説 明 しているすべての 試 験 に 使 用 できる 保 存 ファイルがまとめて 添 付 されています 保 存 ファイルを 使 用 するには 最 初 に 本 機 フロント パネルの 左 上 にある SAVE/RCL キーを 押 します 図 1: SAVE/RCL キー 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 5

はじめに 複 信 モードの 選 択 次 に ダイアログの 指 示 に 従 って 保 存 ファイルの 格 納 場 所 を 指 定 し 呼 び 出 す 保 存 ファイルを 選 択 します 画 面 右 上 にある Recall ボタンを 押 して 目 的 のファイルを 選 択 します 保 存 ファイルを 呼 び 出 すときは 呼 び 出 し 元 と 呼 び 出 し 先 の 装 置 で 使 用 して いるファームウェアが 同 じてあることを 確 認 してください 図 2: Save/Recall ダイアログ 画 面 1.2 複 信 モードの 選 択 LTE シグナリング ファームウェア V2.1.20 以 降 を 使 用 する 場 合 本 機 では LTE 試 験 用 に TDD モードと FDD モードの 両 方 がサポート 可 能 になっています 複 信 モードは 信 号 オフ 状 態 でのみ 選 択 できます ほとんどのテスト ケースでは FDD でも TDD でも 試 験 設 定 と 試 験 ステップは 同 じ です 試 験 により 違 いがあるものについては 本 書 に 明 記 してあります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 6

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 2 送 信 機 の 特 性 2.1 送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 以 下 のパラメータは 次 の 表 に 示 す 仕 様 に 準 拠 して 設 定 します Cell set up 3GPP TS 36.508, Sub Clause 4.4.3 Propagation conditions 3GPP TS 36.521, Annex B.0 Uplink reference measurement channels (RMCs) Configuration of PDSCH and PDCCH before measurement Initial downlink signal setup Initial uplink signal setup 3GPP TS 36.521, Annex A.2 3GPP TS 36.521, Annex C.2 3GPP TS 36.521, Annexes C.0, C.1, and C.3.0 3GPP TS 36.521, Annexes H.1 and H.3.0 表 1: パラメータの 準 拠 仕 様 TS 36.521, Annex C.0 には ダウンリンク 信 号 レベルが 記 述 されています 本 機 では RS EPRE が -85 dbm/15 khz になるようにダウンリンク 信 号 レベルを 設 定 します TS 36.521, Annex C.1 には ダウンリンク 物 理 チャネルと 信 号 から 物 理 リソースへの マッピングが 記 述 されています TS 36.521, Annex C.3.0 には 主 にダウンリンク 物 理 チャネル レベルが 記 述 されて います TS 36.521, Annex H.1 には アップリンク 物 理 チャネルと 信 号 から 物 理 リソースへの マッピングが 記 述 されています 本 機 で 設 定 したときの 様 子 を 図 3 に 示 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 7

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 図 3: TS 36.521 に 基 づく 設 定 による LTE 信 号 設 定 画 面 2.1.1 帯 域 幅 と 周 波 数 の 設 定 値 に 関 する 規 則 周 波 数 と channel 帯 域 幅 は UE でサポートする E-UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access : 発 展 型 UMTS 地 上 無 線 アクセス)オペレーショナル バンドごとに 点 検 されます 該 当 するチャネル 帯 域 幅 が TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 による 規 則 および 各 テスト ケースの 試 験 設 定 表 の 要 件 に 従 う 必 要 があります 多 くの 場 合 送 信 機 の 試 験 は サポートされる 帯 域 幅 の 最 高 値 と 最 低 値 および 5MHz 帯 域 幅 で 実 行 する 必 要 があります ただし 試 験 によっては 10MHz 帯 域 幅 で も 実 行 する 必 要 があります さらに 占 有 帯 域 幅 試 験 などの 試 験 は すべての 帯 域 幅 で 実 行 することになります 試 験 周 波 数 の 設 定 値 は TS36.508 の 表 4.3.1 から 取 得 する 必 要 があります この 表 に は 試 験 対 象 のオペレーショナル バンド(OB)とチャネル 帯 域 幅 に 関 し Low range Middle range High range の channel 周 波 数 情 報 が 示 されています 多 くの 場 合 送 信 機 試 験 は Low range Middle range High range に 対 して 各 1 つ の channel で 実 行 する 必 要 があります ただし 設 定 済 み UE 送 信 出 力 パワーの 試 験 占 有 帯 域 帯 試 験 などは Middle range channel のみで 実 行 する 必 要 があります このアプリケーションノートでの 各 例 では オペレーショナル バンド(OB)7 では 10MHz と 20MHz の 帯 域 幅 を 使 用 します したがって 試 験 時 には 表 2 に 示 すそれぞ れの 周 波 数 と channel を 本 機 で 設 定 する 必 要 があります TS 36.521, Annex C.3.0 に は 主 にダウンリンク 物 理 チャネル レベルが 記 述 されています 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 8

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 OB Bandwidth Range N UL Frequency of Uplink [MHz] N DL Frequency of Downlink [MHz] 7 10MHz 20MHz Low 20800 2505 2800 2625 Middle 21100 2535 3100 2655 High 21400 2565 3400 2685 Low 20850 2510 2850 2630 Middle 21100 2535 3100 2655 High 21350 2560 3350 2680 表 2: 試 験 周 波 数 のマッピング 2.1.2 予 測 パワーに 関 連 する 測 定 上 の 問 題 本 機 でコールボックス 測 定 を 実 行 するときに Overload や Signal too low という 表 示 が 発 生 することがあります これは 測 定 が 安 定 していないことが 原 因 です 本 機 のダ イナミック レンジ 設 定 が 関 係 しています 下 の 図 は この 設 定 の 基 本 理 論 を 簡 単 に 説 明 したものです 1. リファレンス レベルは 本 機 の 最 大 許 容 入 力 パワーを 表 します 入 力 信 号 レベ ルがリファレンス レベルを 超 えたときには 本 機 に Overload 状 態 が 表 示 されま す なお 入 力 信 号 レベルはピーク 検 出 器 で 測 定 されます 2. 入 力 信 号 が 緑 色 の 領 域 に 収 まっているときは 本 機 でパワー 測 定 を 実 行 すること ができ また 信 号 の 復 調 も 可 能 です 3. 入 力 信 号 が 黄 色 の 領 域 に 低 下 したときは 入 力 信 号 の SNR が 復 調 には 不 十 分 です が パワー 測 定 には 十 分 です 4. 本 機 の Multi Evaluation インタフェースでは UE のアップリンク 信 号 を 常 に 復 調 領 域 ( 緑 色 ) 内 に 維 持 しておく 必 要 があります 5. 入 力 信 号 レベルがリファレンス レベルより 高 いときやノイズ フロアより 低 い ときは 入 力 信 号 レベルが 正 しく 測 定 されません 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 9

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 Reference Level Demodulation area Power measurement area Noise floor Noise floor 図 4: 測 定 レベル このため 本 機 のリファレンス レベルの 設 定 は 重 要 です リファレンス レベル モードは 2 種 類 から 選 択 できます 以 下 では 2 種 類 のモードの 違 い およびそれ ぞれの 使 用 方 法 を 説 明 します 本 機 においてリファレンス レベルは Expected Nominal Power と Margin の 合 計 です Expected Nominal Power と Margin の 合 計 の みが 本 機 で 意 味 を 成 すものです 2 の 個 々の 値 とは 無 関 係 に その 合 計 で 決 まるも のです 6. 本 機 では Uplink Power Control 設 定 値 に 従 ってリファレンス レベルを 自 動 的 に 設 定 します PUSCH の 測 定 時 には この 設 定 は 非 常 に 簡 単 に 使 用 できます 7. マニュアル モード このモードでは リファレンス レベルをユーザ 自 身 が 設 定 します PUSCH 以 外 の Power Control(PRACH, SRS, PUCCH, オン/オフ 時 間 マスク 等 )に 関 係 するテスト ケースでは シグナリング 側 から 正 確 なリファ レンス レベルを 知 ることが 困 難 なため このモードの 使 用 が 必 要 になります 8. 以 上 のことから 次 のような 一 般 則 が 導 き 出 されます すなわち 入 力 信 号 の ピーク パワーがリファレンス レベルを 超 えないこと さらに Multi Evaluation インタフェースの 使 用 時 には 緑 色 領 域 を 下 回 らないこと 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 10

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 図 5: Expected Nominal Power モードの 設 定 2.1.3 Multi Evaluation 測 定 に 関 係 する 一 般 的 な 設 定 値 測 定 設 定 は 図 6 のように 周 波 数 とパワーの 設 定 に 関 して LTE シグナリングにリンク する 必 要 があります 図 6: 測 定 用 に LTE シグナリングを 選 択 このアプリケーションノートで 説 明 するすべての 試 験 に 対 し Channel Type RB Allocation(リソース ブロック 数 を 決 定 するパラメータ) Modulation は 常 に Auto に 設 定 しておく 必 要 があります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 11

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 図 7:このアプリケーションノートで 説 明 するすべての 試 験 について Auto に 設 定 すべき 3 つの 設 定 値 Measure Subframe は 図 8 のように FDD と TDD とで 異 なるものが 使 用 されま す このパラメータのデフォルト 値 は 0 です FDD では デフォルト 値 で 測 定 OK となります TDD モードでは Measure Subframe は{2,3,7,8}から 1 つだけを 選 択 することができます 理 由 は アップリンク/ダウンリンク 設 定 を 1 とするよう に 仕 様 で 要 求 されているからです 図 8: FDD と TDD に 対 する Measure Subframe の 設 定 値 2.1.4 デモとマニュアル 操 作 の 説 明 このアプリケーションノートでは 試 験 の 種 類 ごとに 本 機 の 使 用 方 法 を 示 すために 各 テスト ケースの 説 明 と 説 明 の 間 に 簡 単 なデモを 付 け 加 えてあります そのため これらのデモでは 1 つの 複 信 モード 1 つのオペレーショナル バンド 1 つの 帯 域 幅 1 つのチャネルのみを 扱 います TDD モードについては FDD との 設 定 や 試 験 ス テップの 違 いのみを 取 り 上 げます 特 に 明 示 されていない 場 合 試 験 ごとの 設 定 と 試 験 ステップは TDD FDD とも 同 じです 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 12

送 信 機 の 特 性 に 関 する 呼 接 続 各 試 験 を 厳 密 に 仕 様 どおりに 実 行 するためには 2.1.1 項 で 説 明 した 帯 域 幅 とチャネル ごとに 試 験 を 繰 り 返 すことが 必 要 になります お 使 いの 装 置 で 試 験 を 実 行 するには その DUT(Device Under Test) で 使 用 するオペ レーショナル バンドに 必 ず 説 明 例 を 移 行 してください 研 究 開 発 段 階 でのマニュアル 試 験 時 には 必 ずいくつかのパラメータ(Power Control の 種 類 目 標 パワー RB 設 定 値 など)を 変 更 して 試 験 を 実 行 する 必 要 があります そのために これらのパラメータを Multi Evaluation インタフェース 内 でも 変 更 して おくと シグナリング インタフェースへの 切 り 替 えが 不 要 になります 図 9 に 示 す ように 右 の 欄 の Signaling Parameters を 押 し RMC ボタンを 選 択 すれば Uplink と Downlink に 対 して RB Allocation と RB position (RB Pos.) それに Modulation Scheme も 変 更 できるようになります 図 9: シグナリング パラメータの 変 更 2.1.5 TDD モードに 対 する 一 般 的 設 定 仕 様 に 従 って Uplink Downlink Configuration を 1 に Special Subframe を 5 にす る 必 要 があります これらの 値 は 図 10 のように LTE Signaling > Config > Physical Cell Setup > TDD で 設 定 することができます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 13

UE Maximum Output Power (TS 36.521, 6.2.2) 図 10: TDD モードの 一 般 的 設 定 2.2 UE Maximum Output Power (TS 36.521, 6.2.2) このテスト ケースは UE 最 大 出 力 パワーの 誤 差 が 指 定 した 公 称 最 大 出 力 パワー と 許 容 差 で 規 定 される 範 囲 を 超 えないことを 確 認 するためのものです 最 大 出 力 パワーが 高 すぎると 他 のチャネルやシステムに 干 渉 する 恐 れがあります 逆 に 最 大 出 力 が 不 足 するとカバレッジ エリアが 狭 くなります 2.2.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 6.3.2.4.1-1 に 定 めてあります この 試 験 では QPSK 変 調 およびアップリンクで 1RB の RB Allocation または Partial RB allocation のみを 使 用 し ます TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 によると Band 7 用 には 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz の 4 つの 帯 域 幅 設 定 があります また TS 36.521 の 表 6.2.2.4.1-1 によると 最 大 パ ワーは 最 低 帯 域 幅 (5MHz)と 最 高 帯 域 幅 でのみ 試 験 する 必 要 があります したがっ て 最 大 パワー 試 験 には Band 7 用 の 5MHz と 20MHz の 帯 域 幅 設 定 のみを 使 用 する だけで 済 みます 以 上 のことを このテスト ケースでは Band 7 で Low range channel と 20MHz 帯 域 幅 を 使 用 して 示 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 14

UE Maximum Output Power (TS 36.521, 6.2.2) TS 36.521 の 表 6.2.2.4.1-1 により 20MHz 設 定 の 試 験 では RB Allocation の 設 定 値 と して 1RB と 18RB の 2 種 類 が 必 要 です Band 7, 20 MHz と Low Range の 設 定 による 構 成 では TS 36.521-1 の 表 6.2.2.3-1 の 注 2 を 満 たしていないため 下 限 が 1.5dB だけ 緩 和 されません また TS 36.521-1 の 表 6.2.2.4.1-1 の 注 2 によると Low range channel 用 の RB 位 置 (RB Pos.)は 1RB と 18RB の 両 方 の 割 り 当 てに 対 して 0 であ ることとなっています 本 機 でこれに 対 応 する RB Allocation の 設 定 は RB Pos/Start RB = Low です 2.2.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にし LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネットワー クに Attach されます) 次 に Connect ボタンを 押 して 図 11 のように 接 続 を 確 立 し ます 図 11: 接 続 の 確 立 1. アップリンク RMC の 構 成 で # RB を 1 RB Pos/Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します また Active TPC Setup を Max. Power に 設 定 し UE 出 力 パ ワーが P UMAX に 達 するようにします 2. 下 の 図 の Error Vector Magnitude(EVM:エラー ベクトル 振 幅 ) 測 定 画 面 のよう に 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 22.45 dbm)を 測 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 15

UE Maximum Output Power (TS 36.521, 6.2.2) 図 12: リソース ブロック 数 1 の 場 合 の UE 最 大 出 力 パワーの 測 定 結 果 3. RMC アップリンクの # RB を 1 から 18 に 変 更 し 次 に Restart/Stop ボタンを 押 し て 測 定 を 再 開 します 4. 図 13 の EVM 測 定 画 面 で 平 均 UE 出 力 パワーの 結 果 (この 例 では 22.45 dbm) を 読 み 取 ります 図 13: リソース ブロック 数 18 の 場 合 の UE 最 大 出 力 パワーの 測 定 結 果 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 16

Maximum Power Reduction (TS 36.521, 6.2.3) 2.2.3 試 験 要 件 3GPP 36.521-1 の 表 6.2.2.5-1 によると 最 大 出 力 パワーは 23±2.7dBm の 範 囲 内 に ある 必 要 があります 注 : FUL_low から FUL_low + 4MHz の 範 囲 または FUL_high - 4MHz から FUL_high までの 範 囲 に 限 定 した 送 信 設 定 ( 図 5.4.2-1)については 最 大 出 力 パワー 要 件 は 下 側 の 許 容 差 を 1.5dB だけ 下 げることで 緩 和 されます 2.3 Maximum Power Reduction (TS 36.521, 6.2.3) TS 36.521 の 表 6.2.2.3-1 に 定 める RB 数 は 隣 接 チャネル 漏 洩 比 の 要 件 および キュービック メトリック(Cubic metric:cm)による 最 大 パワー 低 減 (MPR)の 要 件 を 満 たすことが そのベースとなっています 2.3.1 試 験 内 容 UE Power Class 3 の 場 合 高 次 の 変 調 と 送 信 帯 域 幅 設 定 (リソース ブロック 数 )と による 最 大 出 力 パワーに 対 して 許 容 される MPR は TS 36.521-1 の 表 6.2.3.3-1 に 規 定 されています この 試 験 の 中 心 となっている 考 え 方 は 高 次 変 調 方 式 (16QAM)や 多 数 の 割 り 当 て RB( 全 RB 割 り 当 てなど)を 使 用 すると 波 高 率 が 上 昇 し その 結 果 パワー 増 幅 器 の 設 計 に 困 難 をきたす というものです したがって そのような 場 合 には 最 大 出 力 パ ワーの 下 限 を 低 減 することが 仕 様 で 認 められています 多 数 の RB を 用 いて QPSK 変 調 を 使 用 するときに 下 限 は 1dB だけ 緩 和 されます また UL 変 調 方 式 として 16QAM 変 調 を 使 用 するときも 下 限 が 1dB だけ 緩 和 され ます 両 方 の 条 件 (16QAM および 多 数 の RB)が 該 当 するときは 下 限 は 2dB だけ 緩 和 さ れます 例 として Band 7 の DUT(Device Under Test) を 使 用 します TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 および 6.2.3.4.1-1 により 最 大 パワー 低 減 を 5MHz 10MHz 20MHz の 帯 域 幅 設 定 で 試 験 する 必 要 があります この 例 では Middle range channel を 使 用 した 20MHz 帯 域 幅 についてのみ 説 明 します 2.3.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 LTE UE の 電 源 を ON にし LTE UE がネットワー クに Attach するのを 待 ちます 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 17

Maximum Power Reduction (TS 36.521, 6.2.3) TS 36.521 の 表 6.2.3.4.1-1 の 注 に 従 って 表 3 に 示 す 6 件 の Test Set を 20MHz の Middle range channel に 実 行 する 必 要 があります この 例 では Test Set 6 を 使 用 し ます #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 Low QPSK P UMAX Test Set 2 18 High QPSK P UMAX Test Set 3 18 Low 16QAM P UMAX Test Set 4 18 High 16QAM P UMAX Test Set 5 100 Low QPSK P UMAX Test Set 6 100 Low 16QAM P UMAX 表 3: MPR に 対 する 試 験 セットアップ(Middle range) 16QAM 変 調 信 号 を 測 定 するときは 測 定 構 成 に 含 まれる Modulation Scheme が 16QAM または Auto に 設 定 してあることを 確 認 してください ヒント: このパラメータを 自 身 で 確 認 しなくても 済 むように Auto 変 調 方 式 を 使 用 す るのが 一 番 です 試 験 がより 簡 単 に 実 行 できるようになります 図 14: 変 調 方 式 の 設 定 Test Set 6: 1. RMC アップリンクの # RB を 100 RB Pos/Start RB を Low Modulation を 16QAM に 設 定 します Active TPC setup については UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するま で Max Power に 設 定 しておきます 2. 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 21.48 dbm)を 測 定 します 図 15 に 赤 で 示 すパ ラメータを 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 18

Maximum Power Reduction (TS 36.521, 6.2.3) 図 15: Test Set 6 の 設 定 値 2.3.3 試 験 要 件 最 大 出 力 パワーは TS 36.521-1 の 表 6.2.3.5-1 に 示 す 公 称 最 大 出 力 パワーと 許 容 差 で 規 定 される 範 囲 内 にあるものとします Band 7 および 上 の 例 では 23dBm +2.7dB/- 4.7dB という 範 囲 になります E-UTRA Band Class 3( dbm) QPSK full RB allocation tol. (db) 16QAM, partial RB allocation tol. (db) 16QAM, full RB allocation tol. (db) 7 23 +2.7 / 3.7 +2.7 / 3.7 +2.7 / 4.7 表 4: UE Power Class の 試 験 要 件 ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.2.3.5-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 19

Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) 2.4 Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) 特 定 の 展 開 シナリオにおいて 追 加 要 件 を UE が 満 たす 必 要 があることを 示 すために ACLR とスペクトラム 放 射 の 追 加 要 件 をネットワークからシグナリングすることがで きます これらの 追 加 要 件 を 満 たすために TS 36.521-1 の 表 6.2.2.3-1 の 規 定 に 従 っ て 出 力 パワーに 対 して 追 加 最 大 パワーの 低 減 (Additional Maximum Power Reduction:A-MPR)が 許 可 されます 特 に 明 記 しない 限 り A-MPR としては 0 db を 使 用 するものとします 2.4.1 試 験 内 容 ネットワーク 信 号 (NS) 値 は セルが SIB2 からブロードキャストする 値 であり こ の 試 験 項 目 に 関 する 重 要 なパラメータです 例 えば Band 1 の EU において 追 加 の スペクトラム 放 射 情 報 要 素 が SIB2 からの NS_05 と 等 しいことを 検 出 した 場 合 TS 36.521-1 の 表 6.2.4.3-1 に 従 ってスプリアス 放 射 と 最 大 パワー 低 減 の 追 加 要 件 を 満 た す 必 要 があることが EU で 認 識 されます ネットワーク 信 号 値 パラメータは 本 機 の LTE Signaling 設 定 メニューで 入 力 すること ができます このパラメータは 図 16 のようにデフォルトで NS_01 に 設 定 されてい ます NS_01 という 設 定 は 追 加 スペクトラムや 追 加 最 大 パワー 低 減 が 使 用 されない ことを 意 味 します また 最 大 パワー 試 験 や 上 記 の MPR 試 験 にもデフォルト 値 NS_01 の 設 定 が 必 要 とされます 図 16: 追 加 スペクトラム 放 射 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 20

Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) NS は オペレーショナル バンド チャネル 帯 域 幅 RB 割 り 当 てと 固 定 関 係 にあり ます これについては TS 36.521 の 表 6.2.4.3-1 に 詳 述 があり また 表 6.2.4.3-2 6.2.4.3-3 6.2.4.3-4 では 主 に NS_07 NS_10 NS_04 の 詳 細 な 要 件 が 示 されていま す 2.4.2 試 験 手 順 A-MPR 要 件 は Band 7 に 適 用 されないため A-MPR に 関 する 例 では Band 1 の UE を 使 用 します TS 36.521 の 表 6.2.4.3-1 によると NS_05 のみが Band 1 に 適 用 される ため この 設 定 を 例 で 使 用 します RMC RB 位 置 周 波 数 帯 域 幅 の 設 定 値 をそれぞれの 表 に 示 してあります NS と 試 験 設 定 表 との 関 係 を 表 5 に 示 します Additional spectrum emission Test configuration table in TS 36.521-1 E-UTRA Band 1 NS_03 6.6.2.2.3.1 2,4,10,35,36 2 NS_04 6.6.2.2.3.2 41 3 NS_05 6.6.3.3.3.1 1 4 NS_06 6.6.2.2.3.3 12, 13, 14, 17 5 NS_07 6.6.2.2.3.3 6.6.3.3.3.2 13 6 NS_08 6.6.3.3.3.3 19 7 NS_09 6.6.3.3.3.4 21 8 NS_10 FFS 20 表 5: ネットワーク 信 号 (NS) 値 と TS 36.521-1 の 試 験 設 定 表 との 関 係 本 機 の Additional Spectrum Emission 設 定 を 図 17 のように NS_01 から NS_05 に 切 り 替 えてください これで セルが NS_05 を SIB2 からブロードキャストするようにな ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 21

Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) 図 17: NS_05 に 対 する 追 加 スペクトラム 放 射 設 定 TS 36.521-1 の 表 6.2.4.4.1-3 に NS_05 に 関 する 試 験 帯 域 幅 設 定 値 周 波 数 設 定 値 RMC 設 定 値 が 定 められています NS_05 に 対 し この 試 験 を 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz に 適 用 する 必 要 があり ます 周 波 数 は Low range とし Middle range channel を 使 用 する 必 要 があります このデモでは Middle range channel と 10MHz 帯 域 幅 を 使 用 します 表 6 に 10MHz チャネル 帯 域 幅 に 関 する RMC RB 位 置 (TS 36.521-1 の 表 6.2.4.4.1-3 に 準 拠 ) および 出 力 パワー 条 件 を 示 します この 例 では 設 定 ID の 3 と 6 を 使 用 します 設 定 ID は 試 験 設 定 値 と 試 験 要 件 を 組 み 合 わせるために 使 用 さ れます したがって 対 応 する 設 定 済 みの 設 定 ID を 確 認 するだけで 済 みます Configuration ID #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power 3 1 Low & High QPSK P UMAX 4 12 Low & High QPSK P UMAX 5 48 Low & High QPSK P UMAX 6 50 Low QPSK P UMAX 7 50 Low 16QAM P UMAX 表 6: 10MHz 帯 域 幅 に 対 する 設 定 値 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 22

Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします 試 験 が Middle range channel で 実 行 されるように ダウン リンク 周 波 数 を 例 えば 2140MHz に 設 定 します 次 に LTE UE の 電 源 を ON にし (LTE UE がネットワークに Attach されます) Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 接 続 ID3: 1. RMC の Uplink RMC 設 定 で # RB を 1 RB Pos./Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します また Active TPC Setup を Max. Power に 設 定 し UE 出 力 パ ワーが P UMAX に 達 するようにします 2. 図 18 のような 結 果 一 覧 画 面 で 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 21.78dBm)を 測 定 します 図 18: 設 定 ID3 に 対 する 平 均 TX パワーの 測 定 設 定 ID6: 3. # RB を 50 RB Pos./Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します Active TPC setup については UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで Max. Power に 設 定 し ておきます 4. 図 19 のように 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 19.03dBm)を 測 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 23

Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) 図 19: 設 定 ID6 に 対 する 平 均 TX パワーの 測 定 結 果 2.4.3 試 験 要 件 最 大 出 力 パワーは TS 36.521-1 の 表 6.2.4.5-1~6.2.4.5-8 に 示 す 要 件 を 超 えないこと が 必 要 です この 例 では NS_05 を 使 用 するため TS 36.521-1 の 表 6.2.4.5-4 が 適 用 されます さまざまな NS 値 について 多 数 の 要 件 がありますが すべての 組 み 合 わせが 特 定 の UE に 対 して 必 要 とされるわけではありません そのため 設 定 ID を 導 入 し 該 当 する 試 験 設 定 から 対 応 する 試 験 要 件 へのマッピングを 行 います NS_05 と この 例 に 使 用 する 10MHz の channel 帯 域 幅 に 関 し 試 験 設 定 と 許 容 差 を 表 7 に 掲 げます 異 なる 帯 域 を したがって 異 なる NS 値 を 試 験 するには 必 ず 設 定 ID を 使 用 し 該 当 する 設 定 表 を 対 応 する 試 験 要 件 表 に 一 致 させることが 必 要 です Configuration table for NS_05 (TS 36.521-1, Table 6.2.4.4.1-3) Bandwidth #RB RB Position Modulation Configuration ID Test requirement table for NS_05 (TS 36.521-1, Table 6.2.4.5-4) Class 3 (dbm) Tol.(dB) 10MHz 1 Low & High QPSK 3 23 +2.7 / 2.7 10MHz 12 Low & High QPSK 4 23 +2.7 / 2.7 10MHz 48 Low & High QPSK 5 23 +2.7 / 3.7 10MHz 50 Low & High QPSK 6 23 +2.7 / 4.7 10MHz 50 Low & High 16QAM 7 23 +2.7 / 6.2 表 7: NS_05 と 10MHz チャネル 帯 域 幅 に 対 する 試 験 設 定 および 許 容 差 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 24

Configured UE Transmitted Output Power (TS 36.521, 6.2.5) 2.5 Configured UE Transmitted Output Power (TS 36.521, 6.2.5) この 試 験 の 目 的 は P EMAX (E-UTRAN によりシグナリングされる 許 容 最 大 UL TX パ ワー)と P UMAX (UE Power Class の 最 大 UE パワー)の 間 の 最 小 値 を UE が 超 えな いことを 確 認 することです P EMAX は IE P-Max( 上 位 層 からシグナリングされる 最 大 許 容 UE 出 力 パワー)に 与 えられる 値 です 2.5.1 試 験 内 容 この 試 験 の 目 的 は UE において SIB1 内 の P-max パラメータを 解 釈 し それに 反 応 する 能 力 があることを 確 認 することです 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については こ のアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC のそ れぞれに 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.2.5.4.1-1 に 定 めてあります ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.2.5.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 は QPSK 変 調 と 部 分 RB 割 り 当 てを 設 定 した Middle range channel のみに 適 用 する 必 要 があります 2.5.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます 図 20 のように channel を Middle range に 設 定 し 本 機 のシグナリング 設 定 に P- max パラメータを 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 25

Configured UE Transmitted Output Power (TS 36.521, 6.2.5) 図 20: 設 定 済 み UE 送 信 出 力 パワーに 対 する 試 験 セットアップ 最 初 に LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では SIB1 でシグナリングされる 異 なる P-max 値 を 持 つ 3 つの 試 験 ポイ ントを 明 確 にします その 値 とは -10dBm 10dBm 15 dbm です この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 Middle range channel を 中 心 に 扱 います 試 験 セットアップを 表 8 に 示 します テスト ポイント 1 を 例 にして 説 明 します #RB RB Pos/Start RB Modulation p-max Test Point 1 18 Low QPSK 10 Test Point 2 18 Low QPSK 10 Test Point 3 18 Low QPSK 15 表 8: 設 定 済 み UE 出 力 パワーの 試 験 セットアップ テスト ポイント 1 1. # RB を 18 RB Pos./Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します Active TPC setup については UE 出 力 パワーが 最 大 に 達 するまで Maximum Power に 設 定 しておきます 2. 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 10.56 dbm)を 測 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 26

Configured UE Transmitted Output Power (TS 36.521, 6.2.5) 図 21: 平 均 UE 出 力 パワーの 測 定 結 果 注 : テスト ポイント 1 の 出 力 パワーはおよそ -10dBm です したがって リファレン ス レベルの 設 定 が 高 すぎる 場 合 ( 例 えば 35dBm)は 信 号 が 低 いという 内 容 の 警 告 が 測 定 時 に 表 示 されます その 場 合 は RF Reference level を 手 動 で 設 定 してください この 設 定 はシグナリング 設 定 メニューにあります 2.5.3 試 験 要 件 テスト ポイント 1 2 3 で 測 定 した 最 大 出 力 パワーは TS 36.521-1 の 表 6.2.5.5-1 ( 詳 細 は 本 書 の 表 9)に 規 定 する 値 を 超 えないことが 必 要 です Channel bandwidth / Maximum output power 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Measured UE output power, Test Point 1 Measured UE output power, Test Point 2 Measured UE output power, Test Point 3 10dBm ± 7.7 10dBm ±6.7 15dBm ±5.7 表 9: P CMAX 設 定 済 み UE 出 力 パワー( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.2.5.5-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 27

Minimum Output Power (TS 36.521, 6.3.2) 2.6 Minimum Output Power (TS 36.521, 6.3.2) この 試 験 の 目 的 は UE の 出 力 パワーを 最 小 値 に 設 定 したときに 試 験 要 件 に 規 定 さ れている 値 以 下 の 広 帯 域 出 力 パワーで UE が 送 信 できることを 確 認 することです 2.6.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につい ては TS 36.521 の 表 6.3.2.4.1-1 に 定 めてあります ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.3.2.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 構 成 を Low range Middle range High range のチャネルに 適 用 する 必 要 があります 試 験 では QPSK 変 調 と 全 RB 割 り 当 てを 使 用 して UE の 最 小 出 力 パワーを 確 認 します 2.6.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 例 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 1. # RB を 100 RB Pos./Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します Active TPC setup については UE 出 力 パワーが 最 小 レベルに 達 するまで Min. Power に 設 定 しておきます 2. 平 均 UE 出 力 パワー(この 例 では 45.70 dbm)を 測 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 28

Transmit OFF Power (TS 36.521, 6.3.3) 図 22: 最 小 出 力 パワーの 測 定 2.6.3 試 験 要 件 測 定 した 最 小 出 力 パワーは TS 36.521-1 の 表 6.3.2.5-1( 詳 細 は 本 書 の 表 10)に 規 定 する 値 を 超 えてはなりません Channel bandwidth / Minimum output power / Measurement bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Minimum output power 39dBm Measurement bandwidth 1.08MHz 2.7MHz 4.5MHz 9.0MHz 13.5MHz 18MHz 表 10: 最 小 出 力 パワー( 参 照 :TS 36.521-1 の 6.3.2.5-1) 2.7 Transmit OFF Power (TS 36.521, 6.3.3) この 試 験 の 目 的 は UE の 送 信 オフパワー が 試 験 要 件 に 規 定 されている 値 より 低 いことを 確 認 することです 送 信 オフパワーが 高 すぎると RoT(Rise over Thermal: 熱 による 上 昇 ) 値 が 増 加 し そのため 他 の UE についてのセル カバレッ ジ エリアが 減 少 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 29

General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) 2.7.1 試 験 内 容 この 試 験 の 主 な 目 的 は EU を サイレント 状 態 (PUSCH も PUCCH も 送 信 されて いない 状 態 )で 評 価 することです この 試 験 手 順 は テスト ケース 6.3.4.1 および 6.3.4.2 に 記 述 されています 2.7.2 試 験 要 件 送 信 オフパワー に 関 する 要 件 が TS 36.521-1 の 表 6.3.3.5-1( 詳 細 は 本 書 の 表 11)に 規 定 する 値 を 超 えてはなりません Channel bandwidth / Transmit OFF power / Measurement bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Transmit OFF power 48.5dBm Measurement bandwidth 1.08MHz 2.7MHz 4.5MHz 9.0MHz 13.5MHz 18MHz 表 11: 送 信 オフパワー に 関 する 要 件 ( 参 照 :TS 36.521-1 表 6.3.3.5-1) 2.8 General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) この 試 験 の 目 的 は 汎 用 オン/オフ 時 間 マスクが TS 36.521-1 の 6.3.4.1.5 条 の 要 件 を 満 たすことを 確 認 することです 送 信 オン/オフ 用 の 時 間 マスクは 送 信 オフパ ワー と 送 信 オンパワー の 間 に UE に 許 容 されるランピング 時 間 を 規 定 するもの です 2.8.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につい ては TS 36.521 の 表 6.3.4.1.4.1-1 に 定 めてあります ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.3.4.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 構 成 を Low range Middle range High range のチャネルに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は UE の 能 力 として 送 信 機 に 対 して 高 速 スイッチングを 実 行 して 一 定 のパワー レベルを 維 持 できること および 送 信 機 を 高 速 にオフに 切 り 替 えて 図 6.3.4.1.3-1( 本 書 の 図 23 に 複 製 )に 示 すサイレンス 期 間 を 維 持 できることを 確 認 することです 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 30

General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) Start Sub-frame End sub-frame Start of ON power End of ON power End of OFF power Start of OFF power requirement requirement * The OFF power requirements does not apply for DTX and measurement gaps 20µs 20µs Transient period Transient period 図 23: 汎 用 オン/オフ 時 間 マスク( 参 照 :TS 36.521-1 の 図 6.3.4.1.3-1) 2.8.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます この 試 験 には 開 ループ Power Control 用 の 試 験 セットアップが 必 要 です 開 ループパワーは TS 36.521-1 の 表 6.3.4.1.5-1 に 従 って 設 定 する 必 要 があります 最 も 重 要 なことは N 番 目 のアップリンク サブフレームが 完 全 に PUSCH で 占 有 さ れていて その 間 に N-1 番 目 と N+1 番 目 のサブフレームが オフ である すなわち N-1 番 目 と N+1 番 目 のサブフレームでは UE が 何 も(PUCCH も PUSCH も) 送 信 し ない という 状 態 を 作 り 出 すことです HARQ プロセスに 従 うと PDSCH 送 信 用 に サブフレーム x を 使 用 する 場 合 UE はサブフレーム(x + 4)で ACK/NACK を 送 信 し ます この 送 信 には PUSCH または (PUSCH がスケジュールされていないとき は)PUCCH を 使 用 します 3GPP 36.521 V9.3 以 降 オン サブフレームは 2 で す そのため ローデ シュワルツでは 下 記 のスケジューリング 構 成 を 推 奨 します この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 試 験 の 準 備 : a. Scheduling Type を User Defined, TTI-Based に 設 定 し Edit All を 押 して 図 24 に 示 す FDD 用 の 設 定 にします 図 のように 値 を 変 更 した 後 呼 接 続 用 に Scheduling Type を RMC mode に 戻 します b. PUSCH Open-Loop Nominal Power を -3 dbm に 設 定 します(この 値 は 20MHz に 対 する 場 合 で その 他 の 帯 域 幅 の 場 合 は 対 応 する 試 験 要 件 によって 異 なり ます) c. PUSCH Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 31

General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) 図 24: 汎 用 オン/オフ 時 間 マスク 試 験 のための DL と UL の RB スケジューリング 設 定 - FDD 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 32

General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) 図 25: 汎 用 オン/オフ 時 間 マスク 試 験 のための DL と UL の RB スケジューリング 設 定 - TDD 試 験 の 開 始 : 1. LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が ネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 33

General ON/OFF Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.1) 2. Exp. Nominal Power Mode を Manual に 設 定 し Exp. Nominal Power を -3 dbm(すな わち 予 測 開 ループパワー)に 設 定 します Margin remains 12 db この 設 定 は よ り 正 確 なオフパワー 測 定 を 得 るために 推 奨 されます オンパワーとオフパワーの 差 は 40dB~50dB 程 度 です この 両 方 のパワーポイントとも 本 機 のダイナミッ ク レンジ(2.1.2 項 を 参 照 ) 内 に 収 まっている 必 要 があります そのためロー デ シュワルツでは Expected Nominal Power に UE 送 信 オンパワー の 値 を 設 定 することを 推 奨 します 3. 図 26 のように Multi Evaluation と Measurement Subframes を 押 し Measure Subframe を 2 に 設 定 します 図 26: 測 定 サブフレーム 値 の 設 定 図 27: 汎 用 オン/オフ 時 間 マスクの 測 定 結 果 4. Power Dynamics 測 定 を 起 動 します これにより TS 36.521-1 の 6.3.3 節 で 要 求 されている OFF Power 結 果 が 得 られます この 例 で OFF Power (before) 値 は -55.12 dbm OFF Power (after) 値 は -55.12 dbm です ON Power は -2.19 dbm であ り これは 仕 様 に 規 定 されている 限 度 (-10.1dBm~4.9 dbm)の 範 囲 内 です 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 34

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) 2.8.3 試 験 要 件 試 験 手 順 のステップ(2) (3) (4)で 測 定 したパワーの 要 件 が TS 36.521-1 の 表 6.3.4.1.5-1 に 規 定 する 値 を 超 えてはなりません Channel bandwidth / Minimum output power / Measurement bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Transmit OFF power Transmission OFF measurement bandwidth Expected transmission ON measured power 48.5dBm 1.08MHz 2.7MHz 4.5MHz 9.0MHz 13.5MHz 18MHz 14.8 ± 7.5 10.8 ± 7.5 8.6 ± 7.5 5.6 ± 7.5 3.9 ± 7.5 2.6 ± 7.5 表 12: 汎 用 オン/オフ 時 間 マスク( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.3.4.1.5-1) 2.9 PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) 2.9.1 PRACH Time Mask 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 2.9.1.1 試 験 内 容 この 試 験 の 目 的 はプリアンブルを 送 信 するときに 仕 様 に 要 求 された 出 力 電 力 およ び transmit OFF power と transmit ON power 間 隔 を 正 しい Ramping time でプリア ンブルを 送 信 する UE の 能 力 を 確 認 することです この 試 験 は 周 波 数 分 割 複 信 (FDD) 用 には PRACH Format 0~3 のすべて 時 分 割 複 信 (TDD) 用 には PRACH Format 4 を 用 いる 必 要 があります R&S CMW500 V2.1.20 以 前 では 呼 接 続 時 に Format 0 のみがサポートされています PRACH の Configuration Index は FDD 用 には 3 に TDD 用 には 51 に 設 定 する 必 要 があります Power Ramping Step は 0 db に 設 定 する 必 要 があります CMW500 において PUSCH Open Loop Nom. Power は SIB2 で 設 定 される 基 準 パワー に 影 響 します 現 時 点 において 予 測 Preamble ON パワーを -1 dbm に 設 定 する 際 に R&S CMW500 LTE V2.0.20 および V2.1.10 での 設 定 は R&S CMW500 LTE V2.1.20 での 設 定 と 異 なります 下 の 表 に 試 験 対 象 の 帯 域 幅 別 に PUSCH Open Loop Nom. Power 設 定 を 示 します 計 算 の 詳 細 については 本 書 の 付 録 A 7.4 項 PRACH の 測 定 を 参 照 してください 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 35

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) Bandwidth PUSCH Open Loop Nom. Power (V2.0.20 and V2.1.10) (dbm) PUSCH Open Loop Nom. Power (V2.1.20 and above) (dbm) 1.4M 7.2-2.8 3M 11.2 1.2 5M 13.4 3.4 10M 16.4 6.4 15M 18.1 8.1 20M 19.4 9.4 2.9.1.2 試 験 手 順 PRACH 信 号 の 設 定 値 は LTE Signaling > Config > Physical Cell Setup > PRACH にあり ます 図 28: PRACH Time Mask 試 験 の 設 定 1 Power Ramping Step を 0 db に 設 定 し Configuration Index を FDD 用 には 3 に TDD 用 には 51 に 設 定 します No Response to Preambles を 選 択 するかどうかは 任 意 です 選 択 した 場 合 は UE のプリアンブルに CMW500 は 応 答 しなくなり UE はパワー 変 更 せずにプリアンブルの 送 信 を 繰 り 返 す 必 要 があります 選 択 し ない 場 合 は 解 析 用 に 1 つのプリアンブルのみが 取 得 されることになり Statistics count は 1 に 設 定 する 必 要 があります 2 PUSCH Open Loop Nom. Power を 9.4 (20 MHz の 場 合 )に 設 定 します 3 RS EPRE を 85 dbm/15 KHz に 設 定 します 4 LTE PRACH Measurement Task を 追 加 (これをタスク リストに 含 めるには Measurement ハードキーを 押 します) Senario 設 定 に Combined Signal Path を 設 定 します これにより LTE シグナリングによって 制 御 されます デフォルトのトリ ガは LTE Sig1: PRACH Trigger です 5 ON/OFF ボタンを 押 して PRACH 測 定 を 起 動 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 36

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) 6 UE を connect し Power Dynamics 測 定 が 実 行 されるのを 待 ちます 7 No Response to Preambles を 選 択 してあった 場 合 は 測 定 が 繰 り 返 されます General ON/OFF Time Mask に 従 って 指 定 どおりに 正 確 な OFF power 測 定 が 実 行 さ れるように リファレンス レベルを 調 整 します 図 29: PRACH 測 定 結 果 備 考 : トリガ タイムアウト 警 告 は 無 視 して 構 いません 測 定 結 果 に 影 響 するもので はありません 2.9.1.3 試 験 要 件 下 の 表 に 試 験 要 件 を 示 します CMW500 の 許 容 範 囲 のデフォルト 設 定 は 仕 様 により 異 なります 異 なる PRACH Power を 試 験 する 場 合 は LTE PRACH Configuration > Config > Limits > Power > Dynamics > ON Power で Limit の 設 定 を 変 更 する 必 要 があり ます Channel bandwidth / Output Power [dbm] / Measurement bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Transmit OFF power Transmission OFF measurement bandwidth Expected PRACH transmission ON measured power 48.5dBm 1.08MHz 2.7MHz 4.5MHz 9.0MHz 13.5MHz 18MHz -1 ± 7.5-1 ± 7.5-1 ± 7.5-1 ± 7.5-1 ± 7.5-1 ± 7.5 表 13: PRACH Time Mask( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.3.4.2.1.5-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 37

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) 2.9.2 SRS Time Mask 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 2.9.2.1 試 験 内 容 この 試 験 の 目 的 は プリアンブルを 送 信 するときに 仕 様 に 従 った 出 力 電 力 およ び transmit OFF power と transmit ON power 間 隔 を 正 しい Ramping time で Sounding Reference Symbol(SRS) を 送 信 する UE の 能 力 を 確 認 することです 2.9.2.2 試 験 手 順 R&S CMW500 V2.0.20 と V2.1.10 では SRS 呼 接 続 が 起 動 できるのは Cell ON 状 態 または Cell OFF 状 態 のときに 制 限 されます 起 動 は LTE Signaling > Config > Physical Cell Setup で 行 えます 図 30: SRS 呼 接 続 の 起 動 1 LTE Signaling をリセットします 2 図 30 のように 適 切 な 帯 域 周 波 数 チャネル 帯 域 幅 を 設 定 し LTE Signaling で Sounding RS (SRS) を 起 動 します 3 PUSCH 用 の Open Loop Nom. Power を -3( General Time Mask の 試 験 要 件 に よる 値 )に 設 定 し Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 します 4 PUSCH closed-loop power を -3 に 設 定 します 5 RS EPRE を 85 dbm/15 KHz に 設 定 します 6 LTE SRS 測 定 タスクを 追 加 し(これをタスク リストに 含 めるには Measurement ハードキーを 押 します) シナリオとして LTE Sig1 制 御 による Combined Signal Path を 選 択 します デフォルトのトリガは IF Power です 7 Cell を ON にし UE を CMW500 に connect した 後 UE がデフォルトの RMC モードで 接 続 するまで 待 ちます 8 PUCCH の Closed-Loop Power を 0 dbm に 設 定 します(RB 変 更 への 円 滑 な 切 り 替 えを 確 実 にするための 設 定 です) 9 図 31 のように LTE Signaling > Connection で Downlink MAC Padding を 無 効 にし ます 次 に UL RMC を 0 に 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 38

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) 図 31: Downlink MAC Padding の 無 効 化 10 ON/OFF ボタンを 押 して SRS 測 定 を 起 動 します 11 RF Reference Power を Manual に 設 定 します Ref. Level が Peak Power + 3 db であ れば Off Power が 正 しく 測 定 されます(General ON/OFF Time Mask で 説 明 したのと 同 じ 理 由 です) a)srs 測 定 結 果 (FDD 用 ) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 39

PRACH and SRS Time Mask (TS 36.521-1, 6.3.4.2) b)srs 測 定 結 果 (TDD 用 ) 図 32: SRS Time Mask の 測 定 結 果 2.9.2.3 試 験 要 件 備 考 : R&S CMW500 V2.0.20 と V2.1.10 では Uplink Power Control 用 の 専 用 メッ セージはありません そのため 予 測 SRS Power は 仕 様 で 要 求 している 3dBm のレ ベルより 6dB 高 くなっています 許 容 値 は 図 33 のように SRS > Config > Limits で 変 更 することができます R&S CMW500 V2.1.20 には 正 しいメッセージ コンポーネントを 備 えた Uplink Power Control 用 の 専 用 メッセージがあります SRS パワーは 仕 様 と 一 致 する 必 要 が あります 図 33: パワー 許 容 範 囲 の 変 更 試 験 要 件 は 表 14 に 定 めるとおりです Channel bandwidth / Output Power [dbm] / Measurement bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Transmit OFF power Transmission OFF Measurement bandwidth 48.5dBm 1.08MHz 2.7MHz 4.5MHz 9.0MHz 13.5MHz 18MHz Expected SRS Transmission ON Measured power Expected Power ± 7.5 Expected Power ± 7.5 Expected Power ± 7.5 Expected Power ± 7.5 Expected Power ± 7.5 Expected Power ± 7.5 表 14: SRS Time Mask 試 験 に 関 する 要 件 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 40

Power Control Absolute Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.1) 2.10 Power Control Absolute Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.1) この 試 験 の 目 的 は UE 送 信 機 が 長 い 送 信 ギャップを 持 つ 連 続 送 信 もしくは 非 連 続 送 信 の 開 始 時 に 初 期 出 力 電 力 を 仕 様 値 に 設 定 できることを 確 認 することです 2.10.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につい ては TS 36.521 の 表 6.3.5.1.4.1-1 に 定 めてあります ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.3.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 は Middle range channel のみに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は QPSK 変 調 と 全 RB 割 り 当 てのみを 使 用 して UE の Power Control 性 能 を 確 認 することです 仕 様 では 一 連 のシステム 情 報 パラメータが TS36.508 に 従 って 設 定 されています 最 終 的 な 目 的 は 初 期 出 力 パワーを 仕 様 の 値 に 一 致 させることです R&S CMW500 では この 初 期 出 力 パワーを PUSCH Open loop Nom. Power と 呼 んでいます その 結 果 PUSCH Open Loop Nom. Power を 直 接 設 定 することで Power control - Absolute power Tolerance の 測 定 結 果 を 得 ることができます 2.10.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます 1. LTE セル を 有 効 にします UE の 電 源 を ON にする 前 に Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 し 20 MHz 帯 域 幅 に 対 して PUSCH Open loop Nom. Power を -2 dbm に 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 41

Power Control Absolute Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.1) 図 34: Power control - Absolute power Tolerance 試 験 の 設 定 値 2. UE の 電 源 を ON にし UE がネットワークに Attach するのを 待 ちます UE が CMW500 に Attach したら Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 3. Multi Evaluation Interface に 移 動 し テスト ポイント 1 の 測 定 結 果 (この 例 では 図 35 に 示 す-5.23 dbm)を 得 ます 図 35: テスト ポイント 1 の 測 定 結 果 の 例 4. Cell を OFF に UE の 電 源 を OFF にします 次 に PUSCH Open-Loop Nom. Power を 9 dbm に 変 更 します その 他 の 設 定 は 変 更 しません 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 42

Power Control Absolute Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.1) 5. Cell を ON にし 続 いて UE の 電 源 を ON にします この 状 態 で UE がネット ワークに Attach するのを 待 ちます UE が CMW500 に Attach したら Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 6. Multi Evaluation Interface に 移 動 し テスト ポイント 2 の 測 定 結 果 (この 例 では 図 36 に 示 す 6.07 dbm)を 得 ます 図 36: テスト ポイント 2 の 測 定 結 果 の 例 2.10.3 試 験 要 件 試 験 手 順 のステップ(2)で 測 定 したパワーの 要 件 は 測 定 結 果 が TS 36.521-1 の 表 6.3.5.1.5-1 と 6.3.5.1.5-2 に 規 定 する 値 を 超 えてはなりません Channel bandwidth / Expected output power (dbm) 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Test Point 1 Expected measured power 14.8 ± 10.0 10.8 ± 10.0 8.6 ± 10.0 5.6 ± 10.0 3.9 ± 10.0 2.6 ± 10.0 Test Point 2 Expected measured power 2.8 ± 10.0 1.2 ± 10.0 3.4 ± 10.0 6.4 ± 10.0 8.2 ± 10.0 9.4 ± 10.0 表 15: Absolute power tolerance under normal conditions( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.3.5.1.5-1 と 6.3.5.1.5-2) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 43

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) 2.11 Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) この 試 験 の 目 的 は UE 送 信 機 がその 出 力 パワーをターゲット サブフレーム 内 のパ ワーとの 相 対 値 として 設 定 できることを 確 認 することです またターゲット サブフ レームと 直 近 に 送 信 された 基 準 サブフレームとの 送 信 ギャップが 20ms 以 下 の 場 合 は 後 者 のサブフレームのパワーの 相 対 値 として 設 定 できることを 確 認 します 2.11.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.3.5.2.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.3.2.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 は Middle range channel のみに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は QPSK 変 調 を 使 用 して UE の Power Control 性 能 を 確 認 することです パワーが 変 化 する 原 因 としては TPC コマンドによる 場 合 あるいは RB の 変 更 に 起 因 する 場 合 があります そのためこのテスト ケースでは LTE UE の Power Control 性 能 を 確 認 するための 手 段 として 次 の 3 つのシナリオを 定 義 します Ramping up 試 験 パワーパターン(TS 36.521-1 の 図 6.3.5.2.4.2-1) Ramping down 試 験 パワーパターン(TS 36.521-1 の 図 6.3.5.2.4.2-2) 交 互 試 験 パワーパターン(TS 36.521-1 の 図 6.3.5.2.4.2-5) RB の 変 更 用 に 指 定 される 時 点 の 違 いにより Ramping up と Ramping down に そ れぞれ 3 種 類 の 試 験 パワーパターン(パターン A パターン B パターン C)があり ます 2.11.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します こ の 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します Ramping up と Ramping down に 共 通 の 設 定 : Power Control 測 定 は 1 ショット 測 定 です そのため 連 続 モードで 試 験 するもので はありません したがって Repetition を Single Shot に Statistic Count (Power) を 1 Subframe に 設 定 します さらに 必 要 なすべてのパワーステップを 捉 えるために No. of Subframes を 15 に 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 44

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) TDD の 場 合 は Subframe Offset を 2 に No. of Subframes を 12 に そして Measure Subframe を 0 に 設 定 します こうすると Power Monitor view に 表 示 される 最 初 の 測 定 サブフレームは 実 際 にはサブフレーム 2 であり より 安 定 したものになります CMW500 から 送 出 される 最 初 の TPC に 対 する 最 初 の UL サブフレーム 応 答 は サブ フレーム 7 に 現 れます ここで 他 のすべての 測 定 ウィンドウを 無 効 にし Power Monitor Window だけを 表 示 しておくことを 推 奨 します 測 定 期 間 中 TPC トリガを 使 用 し 続 ける 必 要 があります トリガを LTE Sig1:TPC trigger に 設 定 します Ramping up(パターン A)の 試 験 手 順 : 1 1. Uplink RMC を 次 のように 設 定 します # RB を 1 Modulation を QPSK Active TPC Setup を Closed Loop Closed- Loop Target Power を -36.8 dbm にします これ で 測 定 パワーの 範 囲 が -36.8 dbm +/- 3.2 db になります トリガを LTE Sig1:TPC trigger に 設 定 します 2. Expected Nom. Power を -18 dbm に User Margin を 0 db に 設 定 します 3. ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 測 定 は TPC トリガが 発 生 するま で 待 機 します Active TPC Setup を User-Defined Single Pattern に Length を 10 (FDD) / 4 (TDD) に 設 定 します この 状 態 で すべての TPC コマンドを +1 に 設 定 しておきます 次 に Execute を 押 して 図 37 のような 測 定 トレースを 取 得 しま す(パターン A FDD の 場 合 最 初 の 10 個 の TTI) 4. TDD の 場 合 は ステップ 2 と 3 を 繰 り 返 して(ステップ 3 では Expected Nom. Power を 変 更 すること) 別 の 測 定 トレースを 取 得 します(これで TDD の 場 合 に は パターン A で 最 初 の 8 個 の TTI/2 フレームが 終 了 ) a) FDD の 場 合 の 測 定 トレース 最 初 の 10 個 の TTI 1 7.3 項 の 相 対 的 Power Control 測 定 に 関 する 注 意 事 項 を 参 照 してください 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 45

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) b) TDD の 場 合 の 測 定 トレース 最 初 の 4 個 の TTI 図 37: パターン A の 測 定 トレース 初 回 の 測 定 5. Configuration メニューで Scheduling Type を RMC から User Defined, TTI Based に 変 更 します 次 に Edit All を 押 し UL > TTI 設 定 値 を 図 38 のように 設 定 します a) FDD の 場 合 の UL TTI 設 定 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 46

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) b) TDD の 場 合 の UL TTI 設 定 図 38: Ramping up パワーパターンに 対 する UL TTI 設 定 値 6. Expected Nom. Power を 8 dbm に 設 定 します(この 値 は RB の 変 更 に 伴 って 変 化 し ます) 使 用 する 計 算 値 としては Last Expected Power +10logRB +6 を 推 奨 します (User Margin の 設 定 値 は 0 db) FDD の 場 合 は 測 定 のトリガを 確 実 にするた めに Measure Subframe を 4 に 設 定 する 必 要 があります ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 7. FDD の 場 合 は Active TPC Setup を User-Defined Single Pattern に Length を 6 に 設 定 します この 状 態 で すべての TPC コマンドを "+1" に 設 定 しておきます 次 に Execute を 押 して 図 39 のような 測 定 トレースを 取 得 します(パターン A RB 変 更 を 含 む FDD:2 番 目 の TTI セットの 10 個 のうちの 最 初 の 6 個 TDD: 3 番 目 のフレーム) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 47

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) a) RB 変 更 を 伴 うフレームに 関 する 測 定 トレース FDD の 場 合 注 :サブフレーム 10 に 見 られるパワー 降 下 は ユーザ 定 義 の TTI スケジューリン グの 繰 り 返 しによるものです b) RB 変 更 を 伴 うフレームに 関 する 測 定 トレース TDD の 場 合 備 考 : TDD の 場 合 推 奨 されたユーザ 定 義 TTI 設 定 値 でこのように 表 示 されます 表 示 されている TTI 値 の 5 6 10 11 が これから 測 定 する 対 象 です 図 39: Ramping up パターン A に 対 する 測 定 トレース(RB 変 更 を 含 む) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 48

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) 8. Configuration メニューで Scheduling Type を User Defined, TTI Based から RMC に 変 更 し Uplink RB を 75 に 設 定 します 9. Expected Nom. Power を 25 dbm に User Margin を 0 db に 設 定 します 10. ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 11. TPC length を 14 (FDD) / 4 (TDD) に 設 定 します この 状 態 で すべての TPC コマ ンドを +1 に 設 定 しておきます 次 に Execute を 押 して 測 定 トレースを 取 得 しま す(FDD:パターン A 2 番 目 の TTI 10 個 セットの 残 り 部 分 および 3 番 目 の TTI 10 個 セット) 12. Expected Nom. Power を 30 dbm に User Margin を 0 db に 設 定 します 13. ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 14. TPC Length を 10 に 設 定 します この 状 態 で すべての TPC コマンドを +1 に 設 定 しておきます 次 に Execute を 押 して 測 定 トレースを 取 得 します(パターン A 最 後 の TTI 10 個 セット) 備 考 : ステップ 10~15 は FDD 測 定 の 詳 細 部 分 です TDD の 場 合 は ステップ 10~12 を 7 回 繰 り 返 して パターン A の 測 定 の 残 りの 箇 所 を 仕 上 げます FDD の 場 合 は 上 記 ステップの 終 了 をもって Ramping up(パターン A)が 完 了 しま す パターン B と C も 基 本 的 に 同 じ 手 順 を 踏 みますが RB 変 更 箇 所 が 異 なります パ ターン A では 10 個 の TTI の 後 なのに 対 し パターン B では 20 個 の TTI の 後 パ ターン C では 30 個 の TTI の 後 になります TDD のパターン B については ユーザ 定 義 TTI モードは 必 要 ありません 20 番 目 の TTI が 5 番 目 のフレームの 最 後 となるため 6 番 目 のフレームで # RB を 1 から 75 に 変 更 するだけで 測 定 できます Ramping down(パターン A)の 試 験 手 順 : 1. Uplink RMC を 次 のように 設 定 します # RB = 100 (for UE Category 2-5) Modulation = QPSK Active TPC Setup = Closed Loop Closed-Loop Target Power = 18 dbm にします これで 測 定 パワーの 範 囲 が +18.0dBm +/- 3.2dB になります 2. Active TPC Setup を User-Defined Single Pattern に Length を 10(FDD の 場 合 )ま たは 4(TDD の 場 合 )に 設 定 します この 状 態 で すべての TPC コマンドを -1 に 設 定 しておきます 3. Expected Nom. Power を 25 dbm に User Margin を 0 db に 設 定 します 4. TDD の 場 合 は ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 次 に Execute を 押 して 最 初 のフレーム 測 定 を 取 得 します 次 のステップに 進 むために 予 測 パワー を 再 調 整 します 5. Configuration メニューで Scheduling Type を RMC から User- Defined, TTI Based に 変 更 します 次 に Edit All を 押 し UL > TTI 設 定 値 を 図 40 のように 設 定 しま す 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 49

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) a) FDD の 場 合 の UL TTI 設 定 b) FDD の 場 合 の UL TTI 設 定 図 40: Ramping down パワーパターンに 対 する UL TTI の 設 定 6. ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します Signaling Parameters > TPC > Execute を 押 して 図 41 のような 測 定 トレースを 取 得 します(パターン A FDD: 最 初 の 10 個 の TTI RB 変 更 を 含 む TDD:2 番 目 のフレーム RB 変 更 を 含 む) 7. Configuration メニューで Scheduling Type を User Defined, TTI Based から RMC に 変 更 し Uplink RB を 1 に 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 50

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) 8. Expected Nom. Power を -5 dbm に 設 定 します これに 関 する 推 奨 値 は 最 後 のサブ フレームで 測 定 されたパワーに User Margin として 10 db を 加 えた 合 計 です 9. ON/OFF ボタンを 押 して 測 定 を 初 期 化 します 10. TPC パターンを 実 行 し 測 定 トレースを 取 得 します(パターン A 2 番 目 の TTI 10 個 セット) 11. 測 定 の 残 りの 箇 所 について 調 整 した Expected Nom. Power を 用 いてステップ 8~ 10 を 繰 り 返 します 上 記 ステップの 終 了 をもって Ramping down(パターン A)が 完 了 します パターン B と C も 基 本 的 に 同 じ 手 順 を 踏 みますが RB 変 更 箇 所 が 異 なります パターン で は 6 個 の TTI の 後 なのに 対 し パターン B では 16 個 の TTI の 後 パターン C では 26 個 の TTI の 後 になります a) RB 変 更 を 伴 うフレームに 関 する 測 定 トレース FDD の 場 合 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 51

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) b) RB 変 更 を 伴 うフレームに 関 する 測 定 トレース TDD の 場 合 備 考 : TDD の 場 合 推 奨 されたユーザ 定 義 TTI 設 定 値 でこのように 表 示 されます 表 示 されている TTI 値 の 5 6 10 11 が これから 測 定 する 対 象 です 図 41: Ramping down パターン A に 対 する 測 定 トレース(RB 変 更 を 含 む) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 52

Power Control Relative Power Tolerance (TS 36.521, 6.3.5.2) 交 互 パターンの 試 験 手 順 : 1. TPC trigger を LTE Sig1:Frame trigger に 設 定 し Uplink RMC を 次 のように 設 定 し ます #RB = 1 Modulation = QPSK Active TPC Setup = Closed Loop Closed- Loop Target Power = -10 dbm これで 測 定 パワーの 範 囲 が -10dBm +/- 3.2dB にな ります 2. Configuration メニューで Scheduling Type を RMC から User Defined, TTI Based に 変 更 します 次 に Edit All を 押 し UL > TTI 設 定 値 を 図 42 のように 設 定 します 図 42: 交 互 試 験 パターンに 対 する UL TTI の 設 定 3. Active TPC Pattern を Constant Power に 設 定 します 4. すべてのパワーステップを 1 ショットで 捉 えるために No. of Subframes を > 10 に 設 定 します マーカを 使 用 して 1 RB のパワーレベルと 100 RB のパワーレベル をすべて 取 得 してもよいし 単 純 な SCPI コマンドですべての 結 果 を 取 得 するこ とも 可 能 です 図 43 の 例 では 40 個 のサブフレームを 使 用 して 測 定 した 場 合 を 示 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 53

Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) 図 43: 40 個 のサブフレームを 用 いた 測 定 2.11.3 試 験 要 件 試 験 要 件 は TS 36.521-1 の 表 6.3.5.2.5 1~6.3.5.2.5 13 に 定 められています これら の 表 には さまざまな 帯 域 幅 構 成 要 件 とさまざまなシナリオ 要 件 が 記 載 されています 例 えば Band 7 をサポートする LTE UE を 使 用 するときは TS 36.521-1 の 表 6.3.5.2.5-5 6.3.5.2.5-6 6.3.5.2.5-13 に 5MHz 帯 域 幅 設 定 の 要 件 が 定 められています また TS 36.521-1 の 表 6.3.5.2.5-11 6.3.5.2.5-12 6.3.5.2.5-13 に 20MHz 帯 域 幅 設 定 の 要 件 が 定 められています 3GPP 36.521 によると Ramping up と Ramping down の 試 験 パターンに 関 し それ ぞれ 2 つの 例 外 が 許 容 されます これらの 例 外 に 対 するパワー 許 容 限 度 は 最 大 で ± 6.7dB です 試 験 パターン(A B C)のいずれかにおいて RB の 変 更 によりパワー ステップに 例 外 が 発 生 した 場 合 UE は 不 合 格 になります 2.12 Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) この 試 験 の 目 的 は 非 隣 接 送 信 時 において TS 36.213 に 規 定 されている Power Control パラメータが 一 定 のときに 最 初 の UE 送 信 に 関 して 0dB TPC コマンドへの 応 答 として 21 ms 以 内 に UE が 自 身 のパワーレベルを 維 持 できることを 確 認 すること です 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 54

Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) 2.12.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.3.5.3.4.1-1 および 6.3.5.3.4.1-2.に 定 められています TS 36.521-1 の 表 6.3.5.3.4.1-1 には 主 に さまざまな 帯 域 幅 設 定 に 関 する Downlink RMC 設 定 値 と PUCCH フォーマット 設 定 を 定 めてあり 表 6.3.5.3.4.1-2 には 主 にさ まざまな 帯 域 幅 に 関 する Uplink RMC 設 定 値 を 定 めてあります ここでは Band 7を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 6.3.5.3.4.1-1 6.3.5.3.4.1-2 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 を Middle range channel のみに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は TPC=0 が 実 行 されたときに PUSCH と PUCCH が 出 力 パワーを 一 定 に 維 持 できるこ とを 確 認 することです PUCCH と PUSCH の 集 約 Power Control 許 容 差 をそれぞれ 個 別 に 確 認 するために 試 験 手 順 は 2 つのサブ 試 験 に 分 けられます Uplink 送 信 パターンは TS 36.521 の 図 6.3.5.3.4.2-1 に 記 述 されています この 項 では FDD 試 験 パターンについてのみ 説 明 します Power Power FDD test patterns TDD test patterns 0 5 0 5 0 sub-frame# 3 8 3 8 3 sub-frame# 図 44: FDD 試 験 パターンと TDD 試 験 パターンのサブフレーム 数 2.12.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セル を 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が ネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します このデモの 例 として Band 7 Middle range channel 20MHz を 使 用 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 55

Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) PUCCH サブ 試 験 : 1. RF 基 準 パワーを 約 15dBm に 設 定 します 2. Downlink #RB を 30 に 設 定 します PUCCH Format が Format 1a になります 3. Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power (PUCCH) を 0 dbm に 設 定 します これで 測 定 パワーの 範 囲 が 0dBm +/- 3.2dB になります 4. Scheduling Type を User Defined, TTI Based に 設 定 します すべてのサブフレームに ついて Uplink RB 数 を 0 に 設 定 し Downlink Scheduling を 図 45 のように 設 定 し ます a) Downlink Scheduling 設 定 FDD の 場 合 b) Downlink Scheduling 設 定 TDD の 場 合 図 45: PUCCH サブ 試 験 用 の Downlink Scheduling 設 定 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 56

Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) 5. Power Monitor view に 移 動 し Multi Evaluation > Measurement Subframes > No. of Subframes を 21 より 大 きい 数 に 設 定 します TDD の 場 合 は Measure Subframe 値 を 3 に No. of Subframes を 25 より 高 くする 必 要 があります これで 仕 様 に 示 すパターンを 観 察 できるようになります( 図 44 を 参 照 ) この 測 定 例 では 合 計 25 個 のサブフレームが 表 示 されます サブフレームのうちの 5 個 の 間 に 4ms の ギャップがあります その 結 果 合 計 5 回 の 非 隣 接 PUCCH 送 信 があります ギャップはオフパワーのみを 示 すもので PUSCH は 送 信 されません PUSCH サブ 試 験 : 6. Uplink RMC の # RB を 18 に Modulation を QPSK に 設 定 します 7. Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power (PUSCH) を 0 dbm に 設 定 します これで 測 定 パワーの 範 囲 が 0dBm +/- 3.2dB になります 次 に Active TPC Setup を Constant に 設 定 します 8. Scheduling Type を User Defined, TTI Based に 設 定 します すべてのサブフレームに ついて Downlink RB 数 を 0 に 設 定 し Uplink Scheduling を 図 46 PUSCH サブ 試 験 用 の 設 定 に 示 すように 設 定 します a) Uplink Scheduling 設 定 FDD の 場 合 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 57

Aggregate Power Control Tolerance (TS 36.521-1, 6.3.5.3) b) Uplink Scheduling 設 定 TDD の 場 合 図 46: PUSCH サブ 試 験 用 の 設 定 9. Power Monitor view に 移 動 し ステップ 4 を 繰 り 返 します これで 4ms の ギャップを 挟 んだ 5 個 の PUSCH 送 信 を 観 察 できるようになります 図 47: パワーモニタ ビュー 10. Marker 機 能 を 使 用 し 5 個 の アクティブな PUSCH 送 信 の 結 果 を 取 得 します こ の 5 個 の 測 定 結 果 が 試 験 に 必 要 なデータ ポイントです 2.12.3 試 験 要 件 試 験 手 順 のステップ 1.3 と 2.3 で 実 行 したパワー 測 定 の 要 件 が TS 36.521-1 の 表 6.3.5.3.5-1 に 規 定 する 値 を 超 えてはなりません パワー 測 定 期 間 は 1 サブフレームと します( 遷 移 期 間 は 含 まれません) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 58

Frequency Error (TS 36.521, 6.5.1) TPC command UL channel Test requirement for measured power 0dB PUCCH Given 5 power measurements in the pattern, The 2nd, 3rd, 4th, and 5th measurements shall be within ± 3.2 db of the 1st measurement. 0dB PUSCH Given 5 power measurements in the pattern, The 2nd, 3rd, 4th, and 5th measurements shall be within ± 4.2 db of the 1st measurement. Note 1: The UE transmission gap is 4 ms. TPC command is transmitted via PDCCH 4 subframes preceding each PUCCH/PUSCH transmission. 表 16: Power Control Tolerance( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.3.5.3.5-1) 2.13 Frequency Error (TS 36.521, 6.5.1) この 試 験 の 目 的 は 受 信 機 と 送 信 機 の 両 方 が 周 波 数 を 正 しく 処 理 できることを 確 認 す ることです 受 信 機 では 理 想 的 な 伝 播 環 境 において 低 レベルで CMW500 より 供 給 される 信 号 か ら 所 定 の 周 波 数 を 抽 出 することになります 送 信 機 では 受 信 機 が 獲 得 した 結 果 から 所 定 の 変 調 搬 送 波 を 引 き 出 すことになります 2.13.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 6.5.1.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があ ります この 試 験 の 目 的 は QPSK 変 調 と 全 RB 割 り 当 てを 使 用 して 送 信 信 号 の 品 質 を 確 認 することです 2.13.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セル を 有 効 にし LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネットワー クに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 1. # RB を 100 RB Pos./Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します Active TPC setup については UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで Max. Power に 設 定 し ておきます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 59

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 2. Frequency Error(この 例 では 2.20Hz)を 測 定 します 図 48: 周 波 数 誤 差 の 測 定 結 果 2.13.3 試 験 要 件 周 波 数 誤 差 f の 20 回 の 測 定 結 果 が 試 験 要 件 f (0.1PPM + 15Hz を 満 たす 必 要 があります このため Band 7 の Low range の 場 合 は 20 回 の 測 定 結 果 の 平 均 で Δf が 265Hz のレベルを 超 えないことが 必 要 です 2.14 Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 基 準 波 形 と 測 定 波 形 の 差 を Error Vector と 呼 びます 誤 差 ベクトルを 表 す 尺 度 が Error Vector Magnitude(EVM)です EVM の 計 算 に 際 しては 最 初 に 測 定 波 形 をサ ンプル タイミング オフセットと RF 周 波 数 オフセットで 補 正 します 次 に IQ オ リジナルオフセットを 測 定 波 形 から 除 去 した 後 EVM を 計 算 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 60

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 2.14.1 試 験 内 容 このテスト ケースには PUSCH PUCCH PRACH の 各 EVM 測 定 に 関 する 測 定 要 件 が 含 まれます ソフトウェア バージョン 2.0.20.12 以 降 では 上 記 3 種 類 の 試 験 項 目 すべてを CMW500 でサポートすることができます 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては 本 書 の 表 17 に 掲 げる TS 36.521 の 各 表 に 定 められています Test configuration table type Detailed configuration table in TS 36.521 PUSCH Table 6.5.2.1.4.1-1 PUCCH Table 6.5.2.1.4.1-2 PRACH Table 6.5.2.1.4.1-3 表 17: EVM 設 定 の 詳 細 を 記 述 している 箇 所 ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は PUSCH 信 号 の 品 質 を QPSK と 16QAM との 関 連 で また 部 分 RB 割 り 当 てと 全 RB 割 り 当 てとの 関 連 で 確 認 することです さらに PUCCH 信 号 と PRACH 信 号 の 品 質 もこの 試 験 で 確 認 します 2.14.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します LTE Multi-Evaluation Configuration ページの Measurement Control で Channel Type を Auto に 設 定 します( 図 7 を 参 照 ) 2.14.2.1 PUSCH の EVM この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します RB 数 RB 位 置 および 出 力 パワーは TS 36.521-1 の 表 6.5.2.1.4.1-1 に 従 って 設 定 する 必 要 があります 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 するこれらの 設 定 を 表 18 に 掲 げ ます ここの 例 では Test Set 2 と Test Set 16 を 使 用 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 61

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 Low QPSK P UMAX Test Set 2 18 High QPSK P UMAX Test Set 3 18 Low QPSK 36.8±3.2dBm Test Set 4 18 High QPSK 36.8±3.2dBm Test Set 5 18 Low 16QAM P UMAX Test Set 6 18 High 16QAM P UMAX Test Set 7 18 Low 16QAM 36.8±3.2dBm Test Set 8 18 High 16QAM 36.8±3.2dBm Test Set 9 100 Low QPSK P UMAX Test Set 10 100 Low QPSK P UMAX Test Set 11 100 Low QPSK 36.8±3.2dBm Test Set 12 100 Low QPSK 36.8±3.2dBm Test Set 13 100 Low 16QAM P UMAX Test Set 14 100 Low 16QAM P UMAX Test Set 15 100 Low 16QAM 36.8±3.2dBm Test Set 16 100 Low 16QAM 36.8±3.2dBm 表 18: PUSCH EVM 測 定 に 対 する 試 験 セットアップ(Low range, Middle range, High range) Test Set 2 1. TPC trigger を LTE Sig1:Frame trigger に 設 定 し Uplink RMC を 次 のように 設 定 し ます # RB = 18 RB Pos/Start RB = High Modulation = QPSK Active TPC Setup = Max. Power UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで この 設 定 にしておきます 2. EVM 測 定 結 果 画 面 で 次 の 結 果 を 読 み 取 ります EVM l/h = 3.05 % / 3.16 %, EVM DMRS l/h = 3.04 % / 3.17 % 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 62

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 図 49: Test Set 2 の 結 果 を 表 示 している EVM 測 定 画 面 Test Set 16: 3. Uplink RMC を 次 のように 設 定 します # RB = 100, RB Pos/Start RB = Low, Modulation = 16QAM, Uplink TPC Pattern = Closed Loop Closed-Loop Target Power を -37 dbm に 設 定 し Uplink パワーの 範 囲 として -40dBm~-33.6dBm を 確 保 しま す 4. EVM 測 定 結 果 画 面 で 次 の 結 果 を 読 み 取 ります EVM l/h = 2.73 % / 2.79 %, EVM DMRS l/h = 2.88 % / 2.95 %. 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 63

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 図 50: Test Set 16 の 結 果 を 表 示 している EVM 測 定 画 面 2.14.2.2 PUCCH の EVM LTE システムでは UE は PUCCH か PUSCH のいずれかでデータを 送 信 します そ のため PUCCH が 起 動 できるのは スケジュールされている PUSCH がないときに 限 られます EVM 測 定 時 には UL > RMC > RB を 0 に 設 定 することができます こ れにより UE は 仕 様 で 推 奨 されている Downlink RB 割 り 当 てを 用 いて PUCCH を 送 信 するようになります このアプリケーションノートの 2.1.2 項 の 説 明 に 従 って RF リファレンス レベルを マニュアルモードに 設 定 する 必 要 があります Expected Nom. Power は 30~35 dbm Margin は 0 とします Test Set 1 については PUCCH Closed-Loop Target Power を 23 2 に 設 定 し PUCCH が その 最 大 レベルで 送 信 するようにします Downlink RB Allocation 1.4M 3M 5M 10M 15M 20M UE Output Power Recommended Reference Level 1 3 4 8 16 25 30 PMAX 35 2 30 36.8 ±3.2dBm 22 表 19: PUCCH EVM の 詳 細. 2 7.1 項 の PUCCH 関 連 測 定 に 関 する 注 意 事 項 を 参 照 してください 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 64

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) 図 51: PUCCH EVM の 測 定 結 果 2.14.2.3 PRACH の EVM RS EPRE Settings PRACH Configuration Index(FDD/TDD) PreambleInitialReceiv edtargetpower UE Output Power Test Point 1 71 4 / 53 120 31dBm Test Point 2 86 4 90 14dBm 表 20: PRACH EVM の 詳 細. 2.9.1.2 項 の PRACH ON/OFF Time Mask 測 定 の 試 験 手 順 を 参 照 してください 仕 様 に 従 うと この 測 定 には 2 つのプリアンブルが 必 要 です したがって 測 定 の 準 備 が 整 うまで No Response to Preambles を 選 択 しておく 必 要 があります 備 考 : R&S CMW500 LTE V2.1.20 以 下 では PUSCH Open-Loop Mom. Power のみ が Expected PRACH Power に 影 響 します 仕 様 に 準 じて Expected PRACH Power を 実 現 するためには 下 記 の 設 定 が 推 奨 され ます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 65

Error Vector Magnitude (TS 36.521-1, 6.5.2.1) PUSCH nom. open-loop power(v2.1.10 and below/v 2.1.20 and above) 1.4M 3M 5M 10M 15M 20M Test Point 1-22.8-32.8-18.8-28.8-16.6-26.6-13.6-23.6-11.9-21.9-10.6-20.6 Test Point 2 22.2 12.2 24.0 16.2 24.0 18.4 24.0 21.4 24.0 23.1 24.0 24.0 PUSCH nom. open-loop power の 最 大 値 が 24dBm であるため すべてのケースで UE PRACH パワーが 14dBm に 設 定 できるわけではありません 上 記 の 構 成 においてテス ト ポイント 2 での 予 測 PRACH パワーを 下 の 表 に 示 します 1.4M 3M 5M 10M 15M 20M UE power at @Test point( V2.1.10 and below/ V 2.1.20 and above) 14.0 14.0 11.8 14.0 9.6 14.0 6.6 14.0 4.9 14.0 3.6 13.0 図 52: PRACH EVM 測 定 結 果 2.14.3 試 験 要 件 PUSCH EVM および EVM DMRS は QPSK および BPSK に 関 しては 17.5% を 16QAM に 関 しては 12.5% を 超 えてはなりません PUCCH EVM は 17.5% を 超 えてはなりません PRACH は 17.5% を 超 えてはなりません 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 66

PUSCH EVM with Exclusion Period (TS 36.521-1, 6.5.2.1A) 2.15 PUSCH EVM with Exclusion Period (TS 36.521-1, 6.5.2.1A) 2.15.1 試 験 内 容 この 試 験 の 目 的 は たとえ 過 渡 状 態 でも UE 送 信 機 が EVM 最 小 条 件 を 維 持 できるこ とを 確 認 することです 2.15.2 試 験 手 順 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してくだ さい 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.5.2.1A.4.1-1 に 定 められています Low frequency チャネルおよび 10MHz channel 帯 域 幅 のみを 試 験 する 必 要 があります Test parameters for channel bandwidths Downlink configuration Uplink configuration Ch BW N/A Modulation RB allocation FDD TDD 10MHz QPSK Alternating 12 and 1 Alternating 12 and 1 10MHz 16 QAM Alternating 12 and 1 Alternating 12 and 1 表 21: 試 験 設 定 ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.5.2.1A.4.1-1) Frequ. 50 RBs center Subframe Subframe boundary power change, 2*25us exclusion period between subframes OFF/ON power change, 25us exclusion period at the beginning of the subframe RB0 Subframe 0 12 RBs 1 RB time ON/OFF power change 5 us lagging exclusion 図 53: 試 験 パターン 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 67

PUSCH EVM with Exclusion Period (TS 36.521-1, 6.5.2.1A) EVM Exclusion Periods は 図 54 のように LTE Multi Evaluation Configuration > Modulation で 設 定 することができます 図 54: Exclusion Period の 設 定 Leading 設 定 は サブフレームの 先 頭 を 示 します Lagging 設 定 は サブフレームの 末 尾 を 示 します 1. UL > RMC を 12 に 設 定 します LTE Signaling > Connection で Downlink Mac Padding の 選 択 を 解 除 し CMW500 がダミー データをいっさい 送 信 しないよう にします 2. PUSCH Closed-Loop Power を 0 dbm に 設 定 します 3. Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 します 4. Reference Power を Manual Expected Nom. Power を 0 dbm Margin を 12 db に 設 定 します 5. 上 記 のスケジューリングを 満 たすために User Defined, TTI Mode (User defined TTIBased) を 使 用 する 必 要 があります 図 55 に UL Scheduling を 示 します TDD の 場 合 も UL スケジューリングは FDD の 場 合 と 同 じです 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 68

PUSCH EVM with Exclusion Period (TS 36.521-1, 6.5.2.1A) 図 55: PUSCH EVM with Exclusion Period 用 の UL スケジューリング 6. 測 定 結 果 を 得 るために 測 定 サブフレームに 応 じて 除 外 期 間 を 設 定 します a. Subframe = 2, Leading = 25µs, Lagging = 25µs b. Subframe = 3, Leading = 25µs, Lagging = 5µs c. Subframe = 7, Leading = 25µs, Lagging = 25µs d. Subframe = 8, Leading = 25µs, Lagging = 5µs 図 56: PUSCH EVM with Exclusion Period の 測 定 結 果 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 69

Carrier Leakage (TS 36.521-1, 6.5.2.2) 注 : 仕 様 で 要 求 される 統 計 値 を 得 るためには 各 サブフレームを 個 別 に かつ 各 statistics count を 4 にして 測 定 する 必 要 があります 2.15.3 試 験 要 件 TS 36.521-1 6.5.2.1 の EVM 要 件 と 同 じ 2.16 Carrier Leakage (TS 36.521-1, 6.5.2.2) Carrier Leakage(I/Q 原 点 オフセット)は クロストークまたは DC オフセットに よって 発 生 する 干 渉 の 形 態 です 搬 送 周 波 数 を 持 つ 非 変 調 正 弦 波 となって 現 れます この 干 渉 の 振 幅 は ほぼ 一 定 を 保 ち 希 望 信 号 の 振 幅 からは 独 立 しています I/Q 原 点 オフセットは 被 試 験 UE の 中 心 サブキャリア( 割 り 当 てられている 場 合 )に 干 渉 し ます 特 に 中 心 サブキャリアの 振 幅 が 低 い 場 合 に 干 渉 が 顕 著 になります 測 定 間 隔 は 時 間 領 域 の 1 スロット 上 で 定 義 されます この 試 験 の 目 的 は UE 送 信 機 を 評 価 し その 変 調 品 質 を Carrier Leakage の 面 で 確 認 することです 2.16.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください channel 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.5.2.2.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 チャネル 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は 送 信 信 号 の 品 質 を Low position High position の RB での QPSK 変 調 と 部 分 RB 割 り 当 てに 関 して 確 認 することです 2.16.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セル を 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が ネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz channel 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します RMC と RB 位 置 は TS 36.521-1 の 表 6.5.2.2.4.1-1 に 従 って 選 択 されます 表 22 に 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 する 出 力 パワー 条 件 の 一 覧 を 示 します この 例 では Test Set 1 を 使 用 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 70

Carrier Leakage (TS 36.521-1, 6.5.2.2) #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 Low QPSK 3.2±3.2dBm Test Set 2 18 High QPSK 3.2±3.2dBm Test Set 3 18 Low QPSK 26.8±3.2 dbm Test Set 4 18 High QPSK 26.8±3.2 dbm Test Set 5 18 Low QPSK 36.8±3.2dBm Test Set 6 18 High QPSK 36.8±3.2dBm 表 22: 搬 送 波 漏 洩 測 定 に 対 する 試 験 セットアップ Test Set 1: 1. # RB を 18 RB Pos/Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します 2. Active TPC Setup を Closed Loop に 設 定 します Closed-Loop Target Power を 3 dbm に 設 定 して 出 力 パワーの 範 囲 として 0dBm~6.4dBm を 確 保 します 3. EVM 測 定 画 面 で IQ offset(この 例 では -28.05 db)を 読 み 取 ります 図 57: EVM 測 定 結 果 画 面 2.16.3 試 験 要 件 20 回 の IQ オフセット 結 果 のいずれも 各 出 力 電 圧 範 囲 に 関 して TS 36.521-1 の 表 6.5.2.2.5-1 に 示 す 値 を 超 えてはなりません 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 71

In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3) LO leakage Parameters Relative limit (dbc) 3.2dBm ±3.2dB 24.2 26.8dBm ±3.2dB 19.2 36.8dBm ±3.2dB 9.2 表 23: 相 対 搬 送 波 漏 洩 パワーの 試 験 要 件 ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.5.2.2.5-1) 2.17 In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3) In-Band Emissions は 非 割 り 当 てリソース ブロック 内 に 発 生 する 干 渉 の 尺 度 です In-Band Emissions は 12 個 のサブキャリアに 対 する 平 均 として 定 義 され また 割 り 当 てられている UL 送 信 帯 域 幅 のエッジからの RB オフセットの 関 数 として 定 義 され ます In-Band Emissions は 割 り 当 て RB 内 の UE 出 力 パワーに 対 する 非 割 り 当 て RB 内 の UE 出 力 パワーの 比 率 として 測 定 されます In-Band Emissions の 基 本 測 定 間 隔 は 時 間 領 域 の 1 スロット 上 で 定 義 されます SRS との multiplexing により PUSCH や PUCCH 送 信 スロットが 短 縮 されると それに 応 じて In-Band Emissions の 測 定 間 隔 は 1 つの SC-FDMA 記 号 の 分 だけ 削 減 されます 2.17.1 試 験 内 容 このテスト ケースには 2 つのサブ 試 験 が 含 まれます 1 つは PUSCH In-Band Emissions 試 験 もう 1 つは PUCCH In-Band Emissions 試 験 です ソフトウェア バージョン 2.0.20.12 以 降 では CMW500 で 両 方 の 信 号 をサポートします 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 6.5.2.3.4.1-1 に 定 められています 図 58 に 要 件 結 果 の 3 種 類 のパートを 示 します General DC (Carrier Leakage) IQ Image の 3 種 類 ですが いずれも 仕 様 に 定 める 許 容 値 を 超 えないことが 必 要 です 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 72

In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3) DC (Carrier Leakage) IQ Image Allocated RB General 図 58: In-Band Emissions for Non-Allocated RBs の 結 果 に 示 される 3 つのパート ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 channel 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 がありま す この 試 験 の 目 的 は 3 つの 出 力 パワーレベルで QPSK と 部 分 RB 割 り 当 てを 使 用 して In-Band Emissions を 確 認 することです 2.17.2 試 験 手 順 2.17.2.1 PUSCH の In-Band Emissions 測 定 この 試 験 では Band 7 20MHz channel 帯 域 幅 および Low range channel を 使 用 し ます 表 24 に 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 し TS 36.521-1 の 表 6.5.2.3.4.1-1 に 従 った RMC と RB 位 置 および 出 力 パワー 条 件 の 一 覧 を 示 します ここの 例 では Test Set 1 と Test Set 2 を 使 用 します #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 Low QPSK 3.2 ±3.2dBm Test Set 2 18 High QPSK 3.2 ±3.2dBm Test Set 3 18 Low QPSK 26.8 ±3.2dBm Test Set 4 18 High QPSK 26.8 ±3.2dBm Test Set 5 18 Low QPSK 36.8 ±3.2dBm Test Set 6 18 High QPSK 36.8 ±3.2dBm 表 24: PUSCH In-Band Emissions 測 定 に 対 する 試 験 セットアップ 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 73

In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3) Test Set 1: 1. # RB を 18 RB Pos/Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します 2. Active TPC Setup を Closed Loop に 設 定 します Closed-Loop Target Power を 3 dbm に 設 定 して 出 力 パワーの 範 囲 として 0dBm~6.4dBm を 確 保 します 3. 図 59 に 示 す In-Band Emissions 測 定 画 面 で 測 定 結 果 を 読 み 取 ります 図 59: In-Band Emissions 測 定 画 面 に 表 示 された Test Set 1 の 測 定 結 果 Test Set 2 1. # RB を 18 RB Pos/Start RB を High Modulation を QPSK に 設 定 します 2. Active TPC Setup を Closed Loop に 設 定 します Closed-Loop Target Power を 3 dbm に 設 定 して 出 力 パワーの 範 囲 として 0dBm~6.4dBm を 確 保 します 3. 図 60 に 示 す In-Band Emissions 測 定 画 面 で 測 定 結 果 を 読 み 取 ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 74

In-Band Emissions for Non-Allocated RBs (TS 36.521-1, 6.5.2.3) 図 60: In-Band Emissions 測 定 画 面 に 表 示 された Test Set 2 の 測 定 結 果 6 つの Test Set のすべてに 関 し 非 割 り 当 て 領 域 内 において 出 力 パワー( 青 )はリ ミットライン( 赤 )を 超 えてはなりません 加 えて 測 定 トレースとリミットラインの 間 の 最 小 Margin についても 対 応 する SCPI コマンドを 使 用 して CMW500 から 読 み 取 ることができます 2.17.2.2 PUCCH の In-Band Emissions 測 定 この 測 定 のセットアップは 6.5.2.1 PUCCH EVM と 同 じです 3 つの UL パワーポイ ントは PUSCH In-Band Emissions 測 定 用 のものと 同 じです 図 61 に 示 す 測 定 例 では channel 帯 域 幅 20 MHz と PUCCH Closed Loop を 3.2 dbm に 設 定 しています 備 考 : PUCCH 用 の RF リファレンス レベルは PUCCH closed-loop パワーに 応 じ て 手 動 で 設 定 する 必 要 があります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 75

EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4) 図 61: PUCCH In-Band Emissions 測 定 の 結 果 2.17.3 試 験 要 件 Statistic count が 20 の In-Band Emissions 結 果 のいずれも TS 36.521-1 の 表 6.5.2.3.5-1 に 示 すそれぞれの 値 を 超 えてはなりません 2.18 EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4) EVM Equalizer Spectrum Flatness は EVM 測 定 プロセスで 生 成 されるイコライザ 係 数 の 変 動 ( 単 位 は db)として 定 義 されます 2.18.1 試 験 内 容 TS 36.521 のリリース 9 の 後 に 2 つの 試 験 要 件 が 新 たに 追 加 されました そのため それぞれに 対 応 する 測 定 機 能 が CMW500 に 追 加 されました このテスト ケースを 実 行 する 前 に 周 波 数 範 囲 のどの 部 分 を 測 定 するのかを 最 初 に 特 定 し 測 定 領 域 を 明 確 にする 必 要 があります 周 波 数 レンジの 定 義 には Normal condition と Extreme condition の 2 種 類 があります この 2 種 類 の 条 件 の 違 いは 仕 様 に 定 義 されています 一 般 的 には Normal condition が 使 用 されます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 76

EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4) Normal condition 下 では 試 験 は Range 1 と Range 2 に 分 割 されます これらの Range は TS 36.521-1 の 表 6.5.2.4.5-1 に 定 義 されていて TS 36.521-1 の 図 6.5.2.4.5-1 に 説 明 図 が 掲 載 されています この 試 験 では 合 計 で 2~4 セット(セット 数 は 送 信 帯 域 幅 の 場 所 によります)の 結 果 を 使 用 して LTE UE の 性 能 を 検 定 します 1. Max (Range1) Min (Range1)/Ripple 1 2. Max (Range2) Min (Range2)/Ripple 2 3. Max (Range1) Min (Range2) 4. Max (Range2) Min (Range1) 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください channel 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.5.2.4.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.5.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 channel 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 がありま す この 試 験 の 目 的 は 最 大 出 力 パワーレベルにおいて QPSK と 全 RB 割 り 当 てを 使 用 して Spectrum Flatness を 確 認 することです 2.18.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セル を 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が ネットワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 Low range および Middle range を 使 用 します これにより 測 定 Range により 試 験 の 結 果 に 多 少 の 違 いが 生 じることを 示 してみます 1. Downlink Channel を 2505 MHz # RB を 100 RB Pos を Low Modulation を QPSK に 設 定 します 2. Active TPC setup を Max. Power に 設 定 し UE パワーが 最 大 に 達 するようにします 3. 図 62 に 示 すように 対 応 する 測 定 画 面 から EVM Equalizer Spectrum Flatness を 読 み 取 ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 77

EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4) 図 62: EVM Equalizer Spectrum の 測 定 結 果 例 1:Low frequency チャネル 送 信 channel 帯 域 幅 は Range 1 と Range 2 の 両 方 をカバー 4. Downlink Channel を 2535 MHz # RB を 100 RB Pos を Low Modulation を QPSK に 設 定 します 5. Active TPC setup を Max Power に 設 定 し UE パワーが 最 大 に 達 するようにします 図 63 に 示 すように 対 応 する 測 定 画 面 から EVM Equalizer Spectrum Flatness を 読 み 取 ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 78

EVM Equalizer Spectrum Flatness (TS 36.521, 6.5.2.4) 図 63: EVM Equalizer Spectrum の 測 定 結 果 例 2:Middle frequency チャネル 送 信 帯 域 幅 は Range 1 のみをカバー 2.18.3 試 験 要 件 この 試 験 の 要 件 を 表 25 に 示 します Frequency range F UL_Meas F UL_Low 3 MHz and F UL_High F UL_Meas 3 MHz(Range 1) Maximum ripple [db] 5.4(p-p) F UL_Meas F UL_Low < 3 MHz or F UL_High F UL_Meas < 3 MHz(Range 2) 9.4(p-p) Note 1 : F UL_Meas refers to the subcarrier frequency for which the equalizer coefficient is evaluated Note 2 : F UL_Low and F UL_High refer to each E-UTRA frequency band specified in TS 36.521-1, Table 5.2-1 表 25: Normal Condition 下 での EVM Equalizer Spectrum Flatness の 試 験 要 件 ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.5.2.4.5-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 79

Occupied Bandwidth (TS 36.521, 6.6.1) 2.19 Occupied Bandwidth (TS 36.521, 6.6.1) Occupied Bandwidth とは 割 り 当 てられたチャネル 上 において 送 信 スペクトラムの 全 積 分 平 均 パワーの 99% を 含 む channel 帯 域 幅 を 表 す 尺 度 です すべての 送 信 channel 帯 域 幅 設 定 (Resource Block)に 関 する 占 有 チャネル 帯 域 幅 は チャネル 帯 域 幅 より 狭 い 必 要 があります 2.19.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください channel 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.6.1.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.6.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz 10MHz 15MHz および 20MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします channel 帯 域 幅 の 各 設 定 を Middle range channel に 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は QPSK 変 調 と 全 RB 割 り 当 てを 使 用 して UE Occupied Bandwidth を 確 認 することです 2.19.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 1. # RB を 100 RB Pos/Start RB を Low Modulation を QPSK に 設 定 します 2. Active TPC Setup を Max Power に 設 定 し UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するように します 3. 結 果 一 覧 画 面 で Occupied Bandwidth(OBW)を 読 み 取 ります( 図 64 の 例 では 16.928 MHz) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 80

Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1) 図 64: Occupied Bandwidth(OBW)の 結 果 一 覧 画 面 2.19.3 試 験 要 件 Occupied Bandwidth の 測 定 値 は TS 36.521 1 の 表 6.6.1.5 1( 本 書 の 表 26 に 複 製 ) に 示 す 値 を 超 えてはなりません Occupied channel bandwidth / Channel bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Channel bandwidth [MHz] 1.4 3 5 10 15 20 表 26: Occupied channel bandwidth( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 6.6.1.5-1) 2.20 Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1) Out-of-band emissions は nominal channel のすぐ 外 側 で 発 生 する 不 要 放 射 です 変 調 プロセスから 発 生 し また 送 信 機 の 非 直 線 性 から 発 生 する 現 象 ですが スプリアス 放 射 はこれに 含 まれません 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 81

Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1) The adjacent channel leakage [power] ratio(aclr)と Spectrum emission mask (SEM)は out-of-band emission 試 験 を 構 成 するものです この 2 つのテスト ケースは 帯 域 外 性 能 をそれぞれ 別 の 観 点 から 検 定 します すなわち SEM は 性 能 を 各 測 定 ポイント(RBW)に 分 けて 検 査 するために また ACLR は 積 分 結 果 (チャネル 帯 域 幅 )を 検 査 するために 使 用 されます Spectrum emission mask 試 験 の 目 的 は どの UE 放 射 のパワーも 対 応 するチャネル 帯 域 幅 に 対 する 規 定 レベルを 超 えないことを 確 認 することです 2.20.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください channel 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.6.2.1.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.6.2.1.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz 10MHz および 15MHz channel 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があ ります この 試 験 の 目 的 は 送 信 信 号 の 品 質 を QPSK と 16QAM との 関 連 で また 部 分 RB 割 り 当 てと 全 RB 割 り 当 てとの 関 連 で 確 認 することです また RB 位 置 の 違 い も 考 慮 に 入 れます R&S CMW500 ファームウェア バージョン 2.0.20 以 降 では すべての 帯 域 幅 設 定 測 定 をサポートします したがって 以 下 のデモでは 20MHz を 基 準 として 使 用 します 2.20.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 図 65 に 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 し RMC TS 36.521-1 の 表 6.6.2.1.4.1-1 に 従 った RB 位 置 および 出 力 パワー 条 件 の 一 覧 を 示 します ここの 例 では Test Set 1 と Test Set 6 を 使 用 します 図 65 に 赤 い 枠 で 囲 った 設 定 値 は 重 要 な 項 目 ですので 注 意 してください #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 High QPSK P UMAX Test Set 2 18 Low QPSK P UMAX Test Set 3 18 High 16QAM P UMAX Test Set 4 18 Low 16QAM P UMAX Test Set 5 100 Low QPSK P UMAX Test Set 6 100 Low 16QAM P UMAX 表 27: Spectrum Emission Mask に 対 する 試 験 セットアップ(Middle range) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 82

Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1) Test Set 1: 1. # RB を 18 RB Pos を High Modulation を QPSK に 設 定 します 2. UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで Active TPC Setup を Max Power に 設 定 して おきます 3. R&S CMW LTE V2.1.10 では 測 定 を 開 始 する 前 に Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 する 必 要 があります 4. SEM 結 果 を 図 65 のように 対 応 する 測 定 画 面 で 読 み 取 ります 図 65: Test Set 1 の SEM 測 定 結 果 Test Set 4: 5. # RB を 100 RB Pos を Low Modulation を 16QAM に 設 定 します(また Demodulation Signal を Auto または 16QAM に 忘 れずに 設 定 します) 6. UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで Active TPC Setup を Max Power に 設 定 して おきます 7. R&S CMW LTE V2.1.10 では 測 定 を 開 始 する 前 に Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 する 必 要 があります 8. SEM 結 果 を 図 66 のように 対 応 する 測 定 画 面 で 読 み 取 ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 83

Spectrum Emission Mask (TS 36.521, 6.6.2.1) 図 66: Test Set 4 の SEM 測 定 結 果 2.20.3 試 験 要 件 この 試 験 の 要 件 を 表 28 に 示 します f OOB (MHz) Spectrum emission limit (dbm)/ Channel bandwidth 1.4MHz 3.0MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz Measurement bandwidth 0 1 8.5 11.5 13.5 16.5 18.5 19.5 30kHz 1 2.5 8.5 1MHz 2.5 2.8 23.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 1MHz 2.8 5 1MHz 5 6 23.5 11.5 11.5 11.5 11.5 1MHz 6 10 23.5 1MHz 10 15 23.5 1MHz 15 20 23.5 1MHz 20 25 23.5 1MHz NOTE 1: The first and last measurement position with a 30 khz filter is at YfOOB equal to 0.015 MHz and 0.985 MHz. NOTE 2: At the boundary of the spectrum emission limit, the first and last measurement position with a 1 MHz filter is the inside of +0.5MHz and 0.5MHz, respectively. NOTE 3: The measurements are to be performed above the upper edge of the channel and below the lower edge of the channel. NOTE 4: For the 2.5 MHz 2.8 MHz offset range with 1.4 MHz channel bandwidth, the measurement position is at YfOOB equal to 3 MHz. 表 28: General E-UTRA Spectrum Emission Mask(TS 36.521-1 の 表 6.6.2.1.5-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 84

Additional Spectrum Emission Mask (TS 36.521-1, 6.6.2.2) この 試 験 要 件 では 主 に Spectrum Emission Mask 測 定 結 果 の 絶 対 パワーレベルを 規 定 します CMW500 のデフォルトの 許 容 値 は 原 則 として 仕 様 に 従 って 設 定 されているため 簡 単 な 方 法 は 青 色 の 結 果 トレースが 赤 色 のリミットラインを 超 えているかどうかを 調 べ ることです 2.21 Additional Spectrum Emission Mask (TS 36.521-1, 6.6.2.2) この 試 験 の 目 的 は 追 加 要 件 が 規 定 される 展 開 シナリオにおいて いかなる UE 放 射 のパワーも 対 応 するチャネル 帯 域 幅 に 対 する 規 定 レベルを 超 えないことを 確 認 する ことです 2.21.1 試 験 内 容 ネットワーク 信 号 (network signal NS) 値 は この 試 験 項 目 に 関 する 重 要 なパラメー タです このパラメータおよびその 使 用 方 法 については A-MPR 試 験 の 項 で 説 明 して います NS の 詳 細 は そちらを 参 照 してください NS は オペレーショナル バンドおよびチャネル 帯 域 幅 と 固 定 関 係 にあります こ れについては TS 36.521 の 表 6.2.4.3-1 に 詳 述 があります その 表 に 示 されているよ うに NS_03 NS_04 NS_06 NS_07 のみが Additional Spectrum Emission の 計 算 に 使 用 されます その 他 の NS 値 は Spectrum Emission 試 験 に 使 用 されます 2.21.2 試 験 手 順 ここでの 試 験 方 法 は Spectrum Emission Mask(6.6.2.1)の 場 合 と 同 じです ただし 対 応 する NS 値 は SIB2 で 設 定 およびブロードキャストする 必 要 があります 本 機 で NS 値 を 設 定 する 方 法 については 2.4 項 Additional Maximum Power Reduction (TS 36.521-1, 6.2.4) に 詳 しい 説 明 があります RMC RB 位 置 周 波 数 channel 帯 域 幅 の 設 定 値 をそれぞれの 表 に 示 してあります NS 値 と 試 験 設 定 表 との 関 係 を 表 29 の 一 覧 に 示 します Additional spectrum emission Test configuration table in TS 36.521-1 Table 1 NS_03 6.6.2.2.4.1-1 Table 2 NS_04 6.6.2.2.4.1-4 Table 3 NS_06 6.6.2.2.4.1-2 Table 4 NS_07 6.6.2.2.4.1-3 表 29: TS 36.521-1 に 掲 載 されている A-SEM の 試 験 設 定 表 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 85

Adjacent Channel Leakage Power Ratio (TS 36.521, 6.6.2.3) 2.21.3 試 験 要 件 NS 値 が 異 なると 要 件 が 異 なります 表 30 に それぞれの 試 験 要 件 およびそれら が 記 載 されている 表 を 示 します Additional spectrum emission Test configuration table in TS 36.521-1 NS_03 Table 6.6.2.2.5.1-1 NS_04 Table 6.6.2.2.5.2-1 NS_06 Table 6.6.2.2.5.3-1 NS_07 Table 6.6.2.2.5.3-1 表 30: TS 36.521-1 に 掲 載 されている A-SEM の 試 験 要 件 表 2.22 Adjacent Channel Leakage Power Ratio (TS 36.521, 6.6.2.3) この 試 験 の 目 的 は UE 送 信 機 が Adjacent Channel に 許 容 できない 干 渉 を 引 き 起 こ さないことを 確 認 することです Adjacent Channel Leakage [Power] Ratio(ACLR) を 求 めて 確 認 します ACLR 要 件 は 図 67 に 示 すように 隣 接 E-UTRA ACLR チャネルと 隣 接 UTRA ACLR1/2 チャネルに 関 する 2 つのシナリオに 対 して 規 定 されています foob E-UTRA channel E-UTRA ACLR1 UTRA ACLR2 UTRA ACLR1 RB 図 67: Adjacent Channel Leakage Power Ratio の 要 件 (TS 36.521 の 図 6.6.2.3.3-1) 2.22.1 試 験 内 容 UE がその 最 大 パワーを E-UTRA チャネルで 送 信 しているときは rectangular filter を 使 用 して 隣 接 E-UTRA チャネルへのパワー 漏 洩 量 を 計 算 します この 計 算 は E-UTRA に 関 する ACLR を 求 めるために 実 行 されます さらに 3.84MHz 帯 域 幅 の RRC フィ ルタを 使 用 して 隣 接 UTRA チャネルへのパワー 漏 洩 量 を 計 算 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 86

Adjacent Channel Leakage Power Ratio (TS 36.521, 6.6.2.3) 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください channel 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 については TS 36.521 の 表 6.6.2.3.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 6.6.2.3.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz 10MHz および 20MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は QPSK 16QAM および 部 分 RB 割 り 当 てと 全 RB 割 り 当 ての それぞれに 関 する ACLR を 確 認 することです また RB 位 置 の 違 いも 考 慮 に 入 れま す 2.22.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します この 試 験 では Band 7 20MHz channel 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 表 31 に 20MHz channel 帯 域 幅 に 関 し TS 36.521-1 の 表 6.6.2.3.4.1-1 に 規 定 して いる RMC と RB 位 置 および 出 力 パワー 条 件 の 一 覧 を 示 します ここの 例 では Test Set 6 を 使 用 します #RB RB Pos/Start RB Modulation UE Output Power Test Set 1 18 High QPSK P UMAX Test Set 2 18 Low QPSK P UMAX Test Set 3 18 High 16QAM P UMAX Test Set 4 18 Low 16QAM P UMAX Test Set 5 100 Low QPSK P UMAX Test Set 6 100 Low 16QAM P UMAX 表 31: ACLR に 対 する 試 験 セットアップ(Middle range channel) Test Set 6: 1. # RB を 100 RB Pos を Low Modulation を 16QAM に 設 定 します 2. UE 出 力 パワーが P UMAX に 達 するまで Active TPC Setup を Max Power に 設 定 して おきます 3. R&S CMW LTE V2.1.10 では 測 定 を 開 始 する 前 に Active TPC Setup を Constant Power に 設 定 する 必 要 があります 4. ACLR 結 果 を 図 68 のような 対 応 する 測 定 画 面 で 読 み 取 ります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 87

Adjacent Channel Leakage Power Ratio (TS 36.521, 6.6.2.3) Adjacent channel frequency offset Channel measurement BW ACLR (dbc) Neg. ACLR (dbc) Pos. ACLR1_UTRA ±7.5MHz 3.84MHz 40.89 40.66 ACLR1_UTRA ±12.5MHz 3.84MHz 42.99 42.19 ACLR_EUTRA ±10MHz 9MHz 36.88 36.17 表 32: ACLR 測 定 の 一 般 的 要 件 図 68: ACLR 結 果 を 読 み 取 るための 測 定 画 面 2.22.3 試 験 要 件 10MHz channel 帯 域 幅 の 場 合 は UTRA と EUTRA に 関 する ACLR は 表 33 に 定 める 許 容 値 を 超 えないことが 必 要 です その 他 のチャネル 帯 域 幅 の 場 合 は TS 36.521 の 表 6.6.2.3.5.1-1 と 6.6.2.3.5.1-2 を 参 照 してください Adjacent channel frequency offset Channel measurement BW ACLR (dbc) ACLR1_UTRA ±7.5MHz 3.84MHz 32.2 ACLR1_UTRA ±12.5MHz 3.84MHz 35.2 ACLR_EUTRA ±10MHz 9MHz 29.2 表 33: 10MHz channel 帯 域 幅 の 場 合 の UTRA と EUTRA に 関 する ACLR 限 度 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 88

受 信 機 特 性 受 信 試 験 の 概 要 3 受 信 機 特 性 3.1 受 信 試 験 の 概 要 3.1.1 外 部 干 渉 の 説 明 表 34 に 掲 げる 受 信 機 試 験 項 目 が このアプリケーションノートに 記 載 されています 仕 様 に 定 めるその 他 の 試 験 項 目 は 本 機 でサポートしていますが このアプリケー ションノートでは 取 り 上 げていません それらを 実 行 するためには 外 部 フィルタや スペクトラム アナライザが 必 要 になるからです それらに 関 連 する 手 順 を 記 載 する ことは この 短 いアプリケーションノートの 範 囲 を 超 えています これらの 試 験 用 に ローデ シュワルツが 提 供 する 準 適 合 / 適 合 性 試 験 システムついては 最 寄 の 代 理 店 にお 問 い 合 わせください Section in TS 36.521-1 Test case Extra Generator needed 1 7.3 Reference sensitivity level No 2 7.4 Maximum input level No 3 7.5 Adjacent channel selectivity Yes/ LTE Signal 4 7.6.1 In-band blocking Yes/ LTE Signal 5 7.6.3 Narrow band blocking Yes/ CW Signal 表 34: このアプリケーション ノートに 記 載 している 受 信 機 テスト ケース テスト ケース 7.5, 7.6.1 と 7.6.3 を 実 行 するためには 追 加 の 干 渉 を LTE 通 信 信 号 と 共 存 させることが 必 要 になります 必 要 な 干 渉 信 号 を 生 成 する 方 法 は 多 数 あります 例 えば R&S SMU などの 外 部 ジェネレータを 使 用 して 干 渉 信 号 を 生 成 することがで きます あるいは 本 機 の 2 番 目 のチャネルを 使 用 して 干 渉 信 号 を 生 成 することも 不 可 能 ではなく そうすれば 外 部 装 置 を 使 用 せずにすみます 本 機 に R&S CMW500- H590D 高 度 フロント エンドを 搭 載 しているときは 一 段 と 単 純 化 が 図 れます すな わち 相 互 の 信 号 を 内 部 で 組 み 合 わることさえ 可 能 なため 外 部 の 結 合 器 が 不 要 にな ります 次 に 紹 介 するテスト ケースでは 本 機 の 2 番 目 のチャネルを 使 用 して 干 渉 信 号 を 生 成 し 外 部 結 合 器 を 採 用 して LTE 通 信 信 号 を 干 渉 信 号 と 組 み 合 わせます 図 69 に このときのセットアップを 示 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 89

受 信 機 特 性 Reference Sensitivity Level (TS 36.521-1, 7.3) LTE UE 干 渉 信 号 LTE 通 信 信 号 図 69: 外 部 干 渉 試 験 のセットアップ 詳 細 な 干 渉 設 定 値 については 各 テスト ケースの 試 験 ステップのところで 別 途 説 明 します なお テスト ケース 7.5 と 7.6.1 については 本 機 で GPRF ジェネレータ (ARB モード)を 使 用 して 干 渉 信 号 を 生 成 する 必 要 があります そのため いくつか の ARB ファイルが 必 要 になります さらに このセットアップのケーブル 損 キャリブ レーションについは 使 用 する 結 合 器 の 種 類 により 違 いが 生 じるため よく 注 意 して ください 3.2 Reference Sensitivity Level (TS 36.521-1, 7.3) この 試 験 の 目 的 は 低 信 号 レベル 理 想 的 な 伝 播 付 加 雑 音 なしという 条 件 下 で 指 定 された 基 準 測 定 チャネルに 関 して 所 定 の 平 均 スループットでもって UE がデータを 受 信 できる ということを 確 認 することです 上 記 の 条 件 下 でスループット 要 件 を 満 たせない UE では e-nodeb の 実 効 カバレッ ジ エリアが 減 少 します 3.2.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 し てください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につい ては TS 36.521 の 表 7.3.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 7.3.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 各 帯 域 幅 設 定 を Low range Middle range High range channel に 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は ダウンリンクの QPSK 変 調 と 全 RB 割 り 当 てを 確 認 することです 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 90

受 信 機 特 性 Reference Sensitivity Level (TS 36.521-1, 7.3) 3.2.2 試 験 手 順 ネットワーク 信 号 (NS) 値 を TS 36.521-1 の 表 7.3.3-3 に 規 定 する 値 に 合 致 するよ うに 設 定 します この 表 に 記 載 されていない Band( 例 えば Band 7)については NS_01 を 使 用 します TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にします その 後 に LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE がネッ トワークに Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します ダウンリンクとアップリンクの RMC は TS 36.521-1 の 表 7.3.4.1-1 に 従 って 構 成 す る 必 要 があります 使 用 している 帯 域 によっては TS 36.521-1 の 表 7.3.3-2 による 適 切 なアップリンク RB Allocation 値 のみが チャネル 帯 域 幅 ごとに 試 験 されます この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range チャネルを 使 用 します TS 36.521-1 の 表 7.3.4.1-1 と 7.3.3-2 に 従 い ダウンリンク 100RB 割 り 当 てとアップ リンク 75RB 割 り 当 てのみを 設 定 する 必 要 があります さらに アップリンク RB 位 置 (RB Pos)は ダウンリンク チャネルに 近 接 させるためには 高 く 設 定 する 必 要 があります 他 のユーザがいることをシミュレートするために 本 機 で OCNG を 有 効 にする 必 要 があります Active TPC Setup を Max Power に 設 定 し EU パワーが 最 大 に 達 するようにします TS 36.521-1 の 表 7.3.5-1 に 従 ってダウンリンクパワーレベルを 設 定 します TS 36.521-1 の 表 7.3.5-1 において パワーレベルが P REFSENS となっていることに 注 意 し てください この 値 は 本 機 で 使 用 している RS EPRE(リソース エレメントあたり の 基 準 信 号 エネルギー)と 次 のような 固 定 関 係 にあります P REFSENS = RS EPRE + 10 * log10(n_re) ここで N_RE はリソース エレメント 数 (12 RB 数 )で これは DL セル 帯 域 幅 によって 異 なります このため Band 7 では 20MHz 帯 域 幅 RS EPRE を -122.1 dbm に 設 定 し P REFSENS = - 91.3 dbm に 達 するようにする 必 要 があります(-91.3dBm - 10*log10(1200) = - 122.1dBm) これらの 条 件 下 で 達 成 されるスループットを 測 定 します この 例 でスループットは 7884 kbps であり これは RMC 設 定 値 による 予 定 スループットの 100% に 相 当 します この 結 果 は 測 定 画 面 で 直 接 確 認 できます また TS 36.521-1 の 表 A.3.2-1 を 調 べるこ とでも 確 認 できます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 91

受 信 機 特 性 Maximum Input Level (TS 36.521-1, 7.4) 図 70: ブロック 誤 り 率 (BLER) 試 験 の 測 定 画 面 3.2.3 試 験 要 件 スループットは 基 準 測 定 チャネルの 最 大 スループットの 95% 以 上 であるものとしま す FDD の 場 合 の 最 大 スループットは TS 36.521-1 の Annex A.2.2 および 表 A.3.2 に 定 めてあります 3.3 Maximum Input Level (TS 36.521-1, 7.4) 最 大 入 力 レベル 試 験 の 目 的 は 高 信 号 レベル 理 想 的 な 伝 播 付 加 雑 音 なしという 条 件 下 で 指 定 された 基 準 測 定 チャネルに 関 して 所 定 の 平 均 スループットでもって UE がデータを 受 信 する 能 力 を 評 価 することです 上 記 の 条 件 下 でスループット 要 件 を 満 たせない UE では e-nodeb 近 辺 のカバレッ ジ エリアが 減 少 します 3.3.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 7.4.4.1-1 に 定 められています 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 92

受 信 機 特 性 Maximum Input Level (TS 36.521-1, 7.4) ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 7.4.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 を Middle range チャネルのみに 適 用 する 必 要 があります リリース 9 の 仕 様 では ダウ ンリンク RB 設 定 値 は UE カテゴリに 応 じて 設 定 されます UE カテゴリは TS36.306 に 定 義 されています( 例 えば カテゴリ 1 ではダイバーシティのみをサポートし カ テゴリ 5 では 4 層 の MIMO ソリューションをサポートします) この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 3.3.2 試 験 手 順 TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にし LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が 本 機 に Attach され ます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します ダウンリンクとアップリンクの RMC は TS 36.521-1 の 表 7.4.4.1-1 に 従 って 設 定 す る 必 要 があります この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します ここでの UE カテゴリは 3 です そのため TS 36.521-1 の 表 7.4.4.1-1 に 従 ってデバ イスの 設 定 として ダウンリンクでは RB Allocation を 100 に 変 調 を 64QAM Modulation に 設 定 し アップリンクでは RB Allocation を 18 に 変 調 を QPSK Modulation に 設 定 する 必 要 があります 同 じく TS 36.521-1 の 表 7.4.4.1-1 に 従 って 他 のユーザの 存 在 をシミュレートするためには 本 機 で OCNG を 有 効 にする 必 要 があ ります 全 セル 帯 域 幅 出 力 パワーは -25.7 dbm に 設 定 する 必 要 があります したがって RS EPRE を -56.5 dbm に Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power を 17.3 dbm に 設 定 する 必 要 があります(3GPP 36.521 の 表 6.2.2.3-1 の 注 2 が 該 当 し ないとき) 仕 様 に 従 い UL パワーを P CMAX_L より 4dB 低 く 設 定 する 必 要 がありま す ただし P CMAX_L が 3GPP 36.521 の 6.2.5 項 の 定 めに 従 っていて かつ 各 パ ワーが 0dB~-3.4dB の 範 囲 内 にあることとします この 設 定 を 本 機 のクローズループ Power Control メカニズムに 対 応 させるためには 目 標 パワーが P CMAX_L より 5.7dB 低 い 必 要 があります この 条 件 下 で 達 成 されるスループットを 測 定 します この 例 でスループットは 55.36234 Mbps であり これは RMC 設 定 値 による 予 定 スループットの 99.76% に 相 当 します このデータは 測 定 画 面 で 直 接 確 認 できます また TS 36.521-1 の 表 A.3.2-1 を 調 べることでも 確 認 できます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 93

受 信 機 特 性 Maximum Input Level (TS 36.521-1, 7.4) 図 71: スループット 結 果 の 測 定 画 面 また ダイアグラム ビューを 選 択 すると 図 72 のようにスループットとサブフ レームの 関 係 を 確 認 することができます 図 72: スループットとサブフレームの 関 係 を 示 すダイアグラム ビュー 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 94

受 信 機 特 性 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) 3.3.3 試 験 要 件 スループットは TS 36.521-1 の 表 7.4.5-1 に 規 定 しているパラメータのもとで TS 36.521-1, Annex A.3.2 で 規 定 している 基 準 測 定 チャネルの 最 大 スループットの 95% 以 上 である 必 要 があります 3.4 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) 隣 接 チャネル 選 択 性 (Adjacent Channel Selectivity:ACS) 試 験 では 指 定 された 基 準 測 定 チャネルに 関 して 所 定 の 平 均 スループットでもって UE がデータを 受 信 できる ことを 検 証 します このとき 割 り 当 てチャネルの 中 心 周 波 数 から 所 定 の 周 波 数 だけ オフセットされた 隣 接 チャネル 信 号 が 存 在 し 理 想 的 な 伝 播 条 件 下 であり かつ 付 加 雑 音 もない 状 態 であるものとします 上 記 の 条 件 下 でスループット 要 件 を 満 たせない UE では 隣 接 チャネルに 他 の e- NodeB 送 信 機 が 存 在 するときにカバレッジ エリアが 減 少 します 3.4.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 7.5.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 7.5.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 を Middle range channel のみに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 の 目 的 は ダウンリ ンクにおいて QPSK Modulation と Full RB Allocation のみを 確 認 することです アップ リンクの RMC 設 定 は QPSK および Partial RB としておきます この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します この 試 験 には 2 つのテスト ケースが 含 まれます 両 方 のテスト ケースで UE が 適 切 に 機 能 することを 確 認 する 必 要 があります 図 73 と 図 74 に テスト ケース の 設 定 を 示 します また 2 つのテスト ケースを 実 行 するときにアップリンク 出 力 パワーが 異 なることにも 留 意 してください ケース 1 では Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power を 17.3 dbm に 設 定 します( 表 6.2.2.3-1 の 注 2 が 該 当 しないとき) 仕 様 に 従 い UL パワー を P CMAX_L より 4dB 低 く 設 定 する 必 要 があります ただし P CMAX_L が 3GPP 36.521 の 6.2.5 項 の 定 めに 従 っていて かつ 各 パワーが 0dB~-3.4dB の 範 囲 内 にある こととします この 設 定 を 本 機 のクローズループ Power Control メカニズムに 対 応 さ せるためには 目 標 パワーが P CMAX_L より 5.7dB 低 い 必 要 があります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 95

受 信 機 特 性 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) ケース 2 では Closed-Loop Target Power を -2.7 dbm にします( 表 6.2.2.3-1 の 注 2 が 該 当 しないとき) 仕 様 に 従 い UL パワーを P CMAX_L より 24dB 低 く 設 定 する 必 要 が あります ただし P CMAX_L が 3GPP 36.521 の 6.2.5 項 の 定 めに 従 っていて かつ 各 パワーが 0dB~-3.4dB の 範 囲 内 にあることとします この 設 定 を 本 機 のクローズ ループ Power Control メカニズムに 対 応 させるためには 目 標 パワーが P CMAX_L より 25.7dB 低 い 必 要 があります LTE Communication signal DL=-77.3dBm, UL= 19dBm Interference signal/-51.8dbm Central Freq=2655MHz; BW= 20MHz BW=5MHz Gap=25KHz Using I_B050_free.wv 図 73: テスト ケース 1 の 構 成 LTE Communication signal DL=-50.5dBm, UL= -1dBm Interference signal/-25dbm Central Freq=2655MHz; BW= 20MHz BW=5MHz Gap=25KHz Using I_B050_free.wv 図 74: テスト ケース 2 の 構 成 3.4.2 試 験 手 順 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 7.5.4.1-1 に 定 められています この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します この 試 験 には 2 つのサブ 試 験 が 含 まれます 以 下 では 両 方 のサブ 試 験 を 示 し 例 とし てはサブ 試 験 2 を 使 用 します 干 渉 信 号 のセットアップの 詳 細 については このアプリケーションノートの 3.1.1 項 を 参 照 してください 詳 細 な 干 渉 設 定 値 を テスト ケース 2 に 関 して 図 77 に 示 し ます 1. 干 渉 波 信 号 の 準 備 a. General Purpose RF Generator 1 を 有 効 にします b. 配 線 を 正 しく 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 96

受 信 機 特 性 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) 以 下 では 本 機 のハードウェア 構 成 の 違 いに 対 応 して それぞれの 例 を 示 し ます i. 本 機 1 台 に 2 つの 基 本 型 フロントエンドを 使 用 する 場 合 RF Frontend (Basic) R&S CMW-B590A 呼 接 続 時 に LTE アップリンク/ダウンリンク 信 号 を RF1 COM または RF2 COM に 配 線 します 干 渉 信 号 は RF3 Out RF3 COM RF4 COM のいずれ かに 配 線 する 必 要 があります 干 渉 波 信 号 は RF3 OUT に 配 線 される アップリンク LTE 信 号 ダウンリンク LTE 信 号 結 合 器 干 渉 波 信 号 図 75: 基 本 型 フロントエンド 2 のハードウェア 構 成 ii. 本 機 1 台 に 1 つの 拡 張 型 フロントエンドを 使 用 する 場 合 RF Frontend (Advanced) R&S CMW-B590D 呼 接 続 時 に LTE アップリンク/ダウンリンク 信 号 を RF1 COM または RF2 COM に 配 線 します 干 渉 波 信 号 は LTE アップリンク/ダウンリンク 信 号 として RF コネクタに 配 線 される アップリンク LTE 信 号 ダウンリンク LTE 信 号 干 渉 波 信 号 図 76: 拡 張 型 フロントエンド 1 のハードウェア 構 成 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 97

受 信 機 特 性 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) 図 77: 干 渉 信 号 の 設 定 例 1: 基 本 型 フロントエンド 2 RF3OUT へ 配 線 c. 波 形 を 印 加 します Baseband Mode を ARB に 設 定 します 帯 域 幅 に 応 じて 干 渉 波 形 を 印 加 します このアプリケーションノート パッ ケージに 下 記 の 3 種 類 の 自 由 干 渉 波 形 が 含 まれています これらを 本 機 に 保 存 する 必 要 があります I_B014_free.wv 帯 域 幅 = 1.4MHz I_B030_free.wv 帯 域 幅 = 3MHz I_B050_free.wv 帯 域 幅 = 5MHZ 図 78: 干 渉 信 号 の 追 加 設 定 例 2: 基 本 型 フロントエンド 2 RF3COM へ 配 線 2. ダウンリンクを 設 定 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 98

受 信 機 特 性 Adjacent Channel Selectivity (TS 36.521-1, 7.5) ダウンリンクの 構 成 は RB allocation を 100 に Modulation を QPSK に 設 定 する 必 要 があります アップリンクには RB allocation を 18 に Modulation を QPSK に 設 定 す る 必 要 があります さらに 表 7.5.4.1-1 に 従 って 他 のユーザの 存 在 をシミュレートす るためには 本 機 で OCNG を 有 効 にする 必 要 があります TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にし LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が 本 機 に Attach され ます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 全 セル 帯 域 幅 出 力 パワーは 50.5 dbm に 設 定 する 必 要 があります したがって RS EPRE を -81.3 dbm に Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power を -2.7 dbm に 設 定 する 必 要 があります(ケース 2) さらに 各 測 定 パワーが - 2.7dBm +/- 1.7dB の 範 囲 内 にあることを 確 認 することが 重 要 です この 条 件 下 で 達 成 されるスループットを 測 定 します この 例 では スループットは 7869.98 kbps と 測 定 されていて これは 予 定 スループットの 99.82% に 相 当 します こ れらの 結 果 から 試 験 に 合 格 しています 図 79: 隣 接 チャネル 選 択 性 試 験 のスループット 結 果 3.4.3 試 験 要 件 スループット R av は TS 36.521-1 の 表 7.5.5-2 に 規 定 の 条 件 下 で また 表 7.5.5-3 に 規 定 する 条 件 下 においても Annex A.3.2 の 規 定 に 従 って 基 準 測 定 チャネルの 最 大 ス ループットの 95% 以 上 であるものとします 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 99

受 信 機 特 性 In-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.1) 3.5 In-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.1) 帯 域 内 ブロッキングは UE 受 信 帯 域 の 15 MHz 下 から 15 MHz 上 までの 範 囲 に 含 ま れる 不 要 干 渉 信 号 に 関 して 定 められています この 範 囲 内 で 相 対 スループットは 規 定 測 定 チャネルの 要 件 に 一 致 またはそれを 超 える 必 要 があります 帯 域 内 ブロッキング 能 力 が 欠 如 していると 他 の e-nodeb 送 信 機 が 存 在 しているとき にカバレッジ エリアが 減 少 します( 隣 接 チャネル 内 およびスプリアス 応 答 はこの 限 りでありません) 3.5.1 試 験 内 容 この 試 験 において 干 渉 は LTE 信 号 である 必 要 があります テスト ポイントは UE 受 信 帯 域 の +/- 15 MHz 以 内 である 必 要 があります さらに テスト ポイント 間 の 周 波 数 ギャップが 干 渉 波 の 帯 域 幅 である 必 要 があります 干 渉 帯 域 幅 は TS 36.521-1 の 表 7.6.1.3-1 に 規 定 されています 干 渉 周 波 数 は 送 信 帯 域 の 中 心 周 波 数 に TS 36.521-1 の 表 7.6.1.3-1 に 定 めるオフ セットを 加 えたものです 干 渉 信 号 パワーは TS 36.521-1 の 表 7.6.1.3-2 に 規 定 されています UE 送 信 パワーは その Power Class の 最 大 パワーより 4dB 低 い 必 要 があります Rx parameter Power in transmission bandwidth configuration Units dbm Channel bandwidth 1.4MHz 3MHz 5MHz 10MHz 15MHz 20MHz REFSENS + Channel bandwidth specific value below 6 6 6 6 7 9 BW Interferer MHz 1.4 3 5 5 5 5 F Ioffset, case 1 MHz 2.1+0.0125 4.5+0.0075 7.5+0.0125 7.5+0.0025 7.5+0.0075 7.5+0.0125 F Ioffset, case 2 MHz 3.5+0.0075 7.5+0.0075 12.5+0.0075 12.5+0.0125 12.5+0.0025 12.5+0.0075 NOTE 1: The transmitter shall be set to 4 db below PCMAX_L at the minimum uplink configuration specified in TS 36.521-1, Table 7.3.3-2 with PCMAX_L as defined in clause 6.2.5. NOTE 2: The interferer consists of the reference measurement channel specified in Annex A.3.2 with onesided dynamic OCNG Pattern OP.1 FDD/TDD as described in TS 36.521-1, Annex A.5.1.1/A.5.2.1 and set-up according to Annex C.3.1. 表 35: 帯 域 内 ブロッキング パラメータ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 7.6.1.3-1) 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 100

受 信 機 特 性 In-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.1) E-UTRA band Parameter Units Case 1 Case 2 Case 3 P Interferer dbm 56 44 30 F Interferer (Offset) MHz = BW/2 F Ioffset, case 1 & =+BW/2 + F Ioffset, case 1 BW/2 F Ioffset, case 2 & +BW/2 + F Ioffset, case 2 BW/2 9 MHz & BW/2 15 MHz 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11,12, 13, 18, 19, 20, 21, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40, 41 F Interferer MHz (Note 2) F DL_low 15 to F DL_high +15 17 F Interferer MHz (Note 2) F DL_low 9.0 to F DL_high +15 F DL_low 15 and F DL_low 9.0 (Note 3) Note 1: For certain bands, the unwanted modulated interfering signal may not fall inside the UE receive band, but within the first 15 MHz below or above the UE receive band. Note 2: For each carrier frequency, the requirement is valid for two frequencies: the carrier frequency BW/2 FIoffset, Case 1, and the carrier frequency + BW/2 + FIoffset, case 1. Note 3: F interferer range values for unwanted modulated interfering signal are interferer center frequencies. Note 4: Case 3 only applies to an assigned UE channel bandwidth of 5 MHz. 表 36: 帯 域 内 ブロッキング パラメータ( 参 照 :TS 36.521-1 の 表 7.6.1.3-1) 3.5.2 試 験 手 順 干 渉 波 信 号 の 準 備 については 3.5.1 項 テスト ケース 7.5 を 参 照 してください ま た 図 80 にも 詳 細 が 示 されています 図 80: 干 渉 波 信 号 の 準 備 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 101

受 信 機 特 性 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) 表 37 に Band4 DL Channel 2000 周 波 数 2115MHz 10MHz 帯 域 幅 の 場 合 の テ スト ポイントの 例 を 示 します 仕 様 に 従 い UL パワーを P CMAX_L より 4dB 低 く 設 定 する 必 要 があります ただし P CMAX_L が 3GPP 36.521 の 6.2.5 項 の 定 めに 従 っ ていて かつ 各 パワーが 0dB~-3.4dB の 範 囲 内 にあることとします この 設 定 を 本 機 のクローズループ メカニズムに 対 応 させるためには 目 標 パワーが P CMAX_L より 5.7dB 低 い 必 要 があります Case # - Testpoint Interferer frequency (MHz) Interferer bandwidth (MHz) Interferer power (dbm) RS EPRE (dbm) UL power (closed loop) (dbm) DL RB # / UL RB # 1-1 2127.5025 5 56 118.1 15.3 50 / 50 1-2 2102.4975 5 56 118.1 15.3 50 / 50 2 1 2097.4875 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 2 2132.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 3 2137.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 4 2142.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 5 2147.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 6 2152.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 7 2157.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 8 2162.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 2 9 2167.5125 5 44 118.1 15.3 50 / 50 表 37: テスト ポイントの 例 周 波 数 帯 域 によっては UL RB の 設 定 を 変 えることができます 詳 細 については TS 36.521-1 の 表 7.3.3-2 を 参 照 してください 試 験 ステップは 干 渉 波 信 号 の 設 定 も 含 め テスト ケース 7.3 の 場 合 と 同 じです 3.5.3 試 験 要 件 試 験 手 順 に 従 って 測 定 したスループットは TS 36.521-1, Annex A.3.2 で 規 定 してい る 基 準 測 定 チャネルの 最 大 スループットの 95% 以 上 である 必 要 があります 3.6 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) この 試 験 の 目 的 は 公 称 チャネル 間 隔 より 低 い 周 波 数 の 不 要 狭 帯 域 連 続 波 (CW)の 干 渉 波 が 存 在 する 状 態 において 受 信 機 に 割 り 当 てられたチャネル 周 波 数 の E-UTRA 信 号 を 受 信 機 が 受 信 できることを 確 認 することです 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 102

受 信 機 特 性 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) 狭 帯 域 ブロッキング 能 力 が 欠 如 していると e-nodeb 送 信 機 が 存 在 しているときにカ バレッジ エリアが 減 少 します 3.6.1 試 験 内 容 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 7.6.3.4.1-1 に 定 められています ここでは Band 7 を 対 象 に TS 36.521 の 表 5.4.2.1-1 と 7.6.3.4.1-1 を 考 慮 に 入 れ 5MHz と 20 MHz 帯 域 幅 に 関 して 試 験 の 内 容 を 明 確 にします 帯 域 幅 の 各 設 定 を Middle range チャネルのみに 適 用 する 必 要 があります この 試 験 では ダウンリンク において QPSK Modulation と Full RB Allocation のみを 確 認 します アップリンクの RMC 設 定 値 は TS 36.521 の 表 7.6.3.4.1-1 に 従 って QPSK および Partial RB Allocation としておきます この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 3.6.2 試 験 手 順 一 般 的 な 試 験 条 件 と 設 定 値 については このアプリケーションノートの 2.1 項 を 参 照 してください 帯 域 幅 周 波 数 RMC に 選 択 する 値 および RB 割 り 当 ての 詳 細 につ いては TS 36.521 の 表 7.6.3.4.1-1 に 定 められています この 試 験 では Band 7 20MHz 帯 域 幅 および Middle range channel を 使 用 します 干 渉 源 信 号 のセットアップについては このアプリケーションノートの 3.1.1 項 を 参 照 してください 干 渉 源 信 号 の 詳 細 設 定 は 図 81 のように 行 ってください 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 103

受 信 機 特 性 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) 図 81: 狭 帯 域 ブロッキング 試 験 のための 干 渉 源 信 号 設 定 値 ダウンリンクでは RB Allocation を 100 にして QPSK Modulation を 設 定 し アップ リンクでは RB Allocation を 75 RB にして QPSK Modulation を 設 定 する 必 要 がありま す さらに TS 36.521-1 の 表 7.6.3.4.1-1 に 従 って 他 のユーザの 存 在 をシミュレート するために 本 機 で OCNG を 有 効 にする 必 要 があります TS 36.508, Annex A の 図 A3 のように CMW500 を UE アンテナ コネクタに 接 続 し ます LTE セルを 有 効 にし LTE UE の 電 源 を ON にします(LTE UE が 本 機 に Attach されます) 次 に Connect を 押 して 接 続 を 確 立 します 全 セル 帯 域 幅 出 力 パワーは 75.3 dbm に 設 定 する 必 要 があります したがって RS EPRE を -106.1 dbm に Active TPC Setup を Closed Loop に Closed-Loop Target Power を 16.3 dbm に 設 定 する 必 要 があります(3GPP 36.521 の 表 6.2.2.3-1 の 注 2 が 該 当 し ないとき) 仕 様 に 従 い UL パワーを P CMAX_L より 4dB 低 く 設 定 する 必 要 がありま す ただし P CMAX_L が 3GPP 36.521 の 6.2.5 項 の 定 めに 従 っていて かつ 各 パ ワーが 0dB~-3.4dB の 範 囲 内 にあることとします この 設 定 を 本 機 のクローズルー プ メカニズムに 対 応 させるためには 目 標 パワーが P CMAX_L より 5.7dB 低 い 必 要 が あります この 条 件 下 で 達 成 されるスループットを 測 定 します この 例 では スループットの 測 定 値 は 7870.86 kbps であり これは 予 定 スループットの 99.83% に 相 当 します した がって 試 験 に 合 格 しています 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 104

受 信 機 特 性 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) 図 82: 狭 帯 域 ブロッキング 試 験 の 測 定 結 果 3.6.3 試 験 要 件 試 験 手 順 から 求 めたスループット 測 定 値 は TS 36.521-1 の 表 7.6.3.5-1 に 規 定 してい るパラメータのもとで TS 36.521-1, Annex A.3.2 で 規 定 している 基 準 測 定 チャネル の 最 大 スループットの 95% 以 上 である 必 要 があります 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 105

参 考 文 献 4 参 考 文 献 [1] 3GPP TS 36.521-1 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); User Equipment (UE) conformance specification; Radio transmission and reception; 3.3.1 Part 1: Conformance testing [2] 3GPP TS 36.508 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Packet Core (EPC); Common test environments for User Equipment (UE) conformance testing [3] R&S CMW500 Wideband Radio Communication Tester Operating Manual 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 106

追 加 情 報 5 追 加 情 報 このアプリケーションノートに 関 するご 意 見 ご 要 望 などは Jenny.Chen@rohde-schwarz.com または Guenter.Pfeifer@rohde-schwarz.com にお 寄 せください また ローデ シュワルツの Web サイト (www.rohde-schwarz.com/product/cmw500)もご 覧 ください 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 107

オーダー 情 報 Narrow-Band Blocking (TS 36.521-1, 7.6.3) 6 オーダー 情 報 当 社 の Web サイト(http://www.rohde-schwarz.co.jp/) にお 立 ち 寄 りください また 最 寄 のローデ シュワルツ 販 売 店 にもお 気 軽 にご 相 談 ください オーダー 情 報 型 番 品 名 オーダー 番 号 R&S CMW500 ワイドバンド 無 線 機 テスタ 1201.0002K50 R&S CMW-PS502 R&S CMW500 メインフレーム 1202.5408.02 R&S CMW-S550B ベースバンド インターコネクション ボード( 固 定 リン ク) 1202.4801.03 R&S CMW-S590A RF フロントエンド モジュール 1202.5108.02 R&S CMW-S600B フロント パネルにディスプレイおよびキー パッド 有 1201.0102.03 R&S CMW-B620A デジタル ビデオ インタフェース(DVI)モジュール 1202.5808.02 R&S CMW-B300A ワイドバンド シグナリング ユニット(SUW) 1202.6304.02 R&S CMW-KS500 LTE FDD リリース 8 SISO シグナリング/ネットワー ク エミュレーション 基 本 機 能 1203.6108.02 R&S CMW-KM500 LTE FDD リリース 8 TX 測 定 アップリンク 1203.5501.02 R&S CMW-KS550 LTE TDD(TD-LTE)リリース 8 シグナリング/ネット ワーク エミュレーション 基 本 機 能 1204.8904.02 R&S CMW-KM550 LTE TDD(TD-LTE)リリース 8 TX 測 定 アップリンク 1203.8952.02 R&S CMW-KS510 LTE リリース 8 SISO シグナリング/ネットワーク エミュレーション 拡 張 機 能 1203.9859.02 R&S CMW-KT055 LTE CMWrun シーケンス ソフトウェア ツール 1207.2107.02 R&S CMW-Z03 Mini-UICC/USIM カード LTE リリース 8 1202.9503.02 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 108

付 録 A PUCCH 関 連 測 定 に 関 する 注 意 事 項 7 付 録 A この 章 には 測 定 誤 差 や 呼 切 断 同 期 誤 差 を 回 避 するために 試 験 時 の 注 意 事 項 を まとめてあります 7.1 PUCCH 関 連 測 定 に 関 する 注 意 事 項 1. R&S CMW500 LTE Signaling/Measurement V2.0.20 を 20MHz channel 帯 域 幅 に 使 用 する 場 合 は スペクトラム 関 係 の 測 定 (ACLR と SEM)を OFF にしなけれ ばなりません この 2 種 類 の 測 定 にはホッピングが 必 要 なため ホッピングによ り PUCCH 接 続 異 常 が 発 生 するからです 2. 現 時 点 では RF Reference Power 設 定 の Auto モードは PUSCH Power 設 定 によ り 制 御 されます PUCCH 測 定 用 のリファレンス パワーを 確 立 するには (Active TPC Pattern を Closed Loop に 設 定 し)PUSCH Closed-Loop Power を Auto モードにします もしくは Expected Power を Manual Mode に 設 定 し パワーレ ベルを 適 切 に 変 更 することが 必 要 です 3. Channel Type for Measurement Control は Auto に 設 定 する 必 要 があります 4. PUCCH Closed-Loop Power を Max Power(23dBm)から -36.8 dbm に 切 り 替 えると きは 呼 切 断 を 回 避 するために 中 間 パワーポイント( 例 えば 0 dbm)が 必 要 にな ります 理 由 は 予 測 パワーを 変 更 することで 現 在 のパワーポイントが 本 機 の ダイナミック レンジから 外 れてしまうからです 5. (RMC UL RB# を 0 より 高 い 値 から 0 に 変 更 して)PUSCH を PUCCH に 初 めて 切 り 替 えるときは 0 dbm で 切 り 替 えを 行 うことを 推 奨 します これにより 同 期 誤 差 や 過 負 荷 /アンダードライブ エラーが 回 避 されます 7.2 ON / OFF Time mask に 関 する 注 意 事 項 1. R&S CMW500 LTE Signaling/Measurement V2.0.20 を 20MHz channel 帯 域 幅 に 使 用 する 場 合 は スペクトラム 関 係 の 測 定 (ACLR と SEM)を OFF にしなけれ ばなりません この 2 種 類 の 測 定 にはホッピングが 必 要 だからです ホッピング により 測 定 の PUCCH スケジュール 判 定 でエラーが 発 生 します ON サブフ レームがスケジュールより 1 サブフレームだけ 早 くなる などの 状 態 が 発 生 しま す 2. OFF パワー 測 定 を 正 確 なものにするためには Reference Level を UE (PUSCH / PRACH / SRS ON Peak Power Level + 2 ) に 設 定 することを 推 奨 します OFF パワー が 本 機 のダイナミック レンジから 外 れると 不 正 なパワーになる 恐 れがありま す 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 109

付 録 A Relative Power Control に 関 する 注 意 事 項 7.3 Relative Power Control に 関 する 注 意 事 項 1. R&S CMW500 LTE Signaling/Measurement V2.0.20 を 20MHz channel 帯 域 幅 に 使 用 する 場 合 は スペクトラム 関 係 の 測 定 (ACLR と SEM)を OFF にしなけれ ばなりません この 2 種 類 の 測 定 にはホッピングが 必 要 だからです ホッピング により TPC トリガでエラーが 発 生 します 2. Subframe offset を 0 に 設 定 した 場 合 4 つの TTI が 経 過 するまでユーザ 定 義 のパ ターンに 従 った TPC が 実 行 されなくなります これは LTE システムの 仕 様 によ るものです 2 つの TPC パターンの 間 に TPC = 0 が UE へ 送 信 されるため 最 初 の 4 つのサブフレームのパワーが 一 定 になっています 3. RF Reference Level は 要 件 に 合 致 するように 手 動 で 設 定 する 必 要 があります 10MHz 以 下 の 場 合 は RMC Mode で 試 験 するフレームに 対 して 20 個 の TPC コマ ンドを 使 用 し 20 個 の TTI を 1 ショットで 試 験 することができます このとき すべてのサブフレームが 観 察 できるように RF Reference Level を 正 しく 設 定 し No. of Subframes を 24 に 設 定 しておきます この 方 法 により 試 験 ステップが 短 縮 されますが これらの 設 定 の 目 的 を 試 験 担 当 者 が 認 識 していることが 必 要 です そうしないと 正 しい 値 が 設 定 されません 4. UE のデバッグが 目 的 でないならば このテスト ケースに CMWRun を 使 用 する ことを 推 奨 します 7.4 PRACH の 測 定 R&S CMW LTE V2.1.20 以 前 のバージョンでは InitialRecivedTargetPower プリアンブ ルと Reference Signal Power は 設 定 不 可 能 です そのため ユーザは 一 時 的 に PRACH パワーを 制 御 できなくなります しかし Reference Signal Power は PUSCH Open Loop Nom. Power の 影 響 を 受 けます PUSCH Open Loop Nom. Power が TC6.3.5.1 のテストポイント 1 に 従 って 設 定 された (20M DL RS EPRE = -85 dbm)ときは メッセージ コンポーネント 値 は 以 下 のよ うになります PreambleInitialReceivedTargetPower = 100 dbm (V2.1.10) / 90 dbm (V2.1.20) ReferenceSignalPower = 8 したがって UE(V2.1.10)からの Expected PRACH パワーは 次 のようになります: min{cmax P, PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER + PL} = -100 + (-8) - (-85) = -23 dbm UE(V2.1.20)からの Expected PRACH パワーは 次 のようになります:min{CMAX P, PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER + PL} = -90+ (-8) - (-85) = -13 dbm DL RS EPRE が -71 dbm のとき ReferenceSignalPower は 6 dbm に 変 更 されます その ため Expected PRACH パワーは 同 じに 維 持 されます 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 110

付 録 A P-MAX 値 と NS 値 の 変 更 PUSCH Open Loop Nom. Power が 9.4 dbm(v2.1.20, 20M)に 設 定 された 場 合 は Reference Signal Power が 4 に 変 更 されます そのため UE からの Expected PRACH パワーは 次 のようになります:min{CMAX P, PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER + PL} = -90+ (4) - (-85) = -1 dbm PRACH を 別 のパワーレベルで 試 験 したい 場 合 は PRACH Time mask 測 定 で 指 定 さ れたセットアップに 基 づいて PUSCH Open Loop Nom. Power を 変 更 することで 試 験 を 実 行 することができます 7.5 P-MAX 値 と NS 値 の 変 更 R&S CMW500 LTE V2.0.20 以 降 では 呼 接 続 状 態 の 間 にも P-MAX と NS の 両 方 の 値 が 変 更 できるようになりました 本 機 はページング 情 報 を 送 出 し システム 情 報 が 変 更 されたことを 通 知 します この 情 報 に UE は 応 答 する 義 務 があります UE が 応 答 しない 場 合 は UE パワーの 1 サイクルを 実 行 する 必 要 があります LTE V2.1.20 から アタッチ プロセス 後 に RRC 接 続 を 解 放 できるようになりました 呼 接 続 状 態 のときに UE がページング 情 報 に 応 答 できない 場 合 LTE セル が OFF の ときに Keep RRC Connection 設 定 を 無 効 にすることを 推 奨 します これで ア タッチ プロセス 後 に 接 続 を 解 放 することができます ローデ シュワルツでは 以 下 のステップを 推 奨 します 1. 接 続 するときに Power Control を クローズドループ に 設 定 する 2. P-MAX / NS を 変 更 し 約 10 秒 間 待 つ 3. 再 接 続 する 4. P-MAX 測 定 が 行 われている 場 合 は TPC を 最 大 パワー に 戻 す 7.6 CMWRun を 用 いた 自 動 試 験 CMWRun は ユーザが 自 動 試 験 用 の 試 験 シーケンスを 自 作 できるようにした ソフ トウェア プラットフォームです このアプリケーションノートに 記 載 したすべての テスト ケースについて 3GPP TS36.521-1 に 準 拠 した 自 動 試 験 をサポートするため に ローデ シュワルツでは LTE3GPPTestv9.3.dll を 提 供 しています 例 として 試 験 プロパティと 測 定 レポートのスクリーンショットを 下 の 図 に 示 します 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 111

付 録 A CMWRun を 用 いた 自 動 試 験 図 83: CMWrun での 36.521 試 験 用 設 定 ウィンドウ 図 84: CMWrun 測 定 結 果 レポートの 例 最 新 の CMWRun ソフトウェアは Rohdes & Schwarz Gloris(https://extranet.rohdeschwarz.com/live/rs/extranet/)からダウンロードすることができます なお LTE3GPPTestv9.3.dll およびその 他 の LTE 試 験 関 連 の dll を 実 行 するには KT055 ソフトウェア オプションが 必 要 です 1CM94_2j ローデ シュワルツ R&S CMW500 による 3GPP TS 36.521-1 準 拠 の LTE RF 測 定 112

ローデ シュワルツについて ローデ シュワルツ グループ( 本 社 :ドイツ ミュンヘン)は エレクトロニクス 分 野 に 特 化 し 電 子 計 測 放 送 無 線 通 信 の 監 視 探 知 お よび 高 品 質 な 通 信 システムなどで 世 界 をリード しています 75 年 以 上 前 に 創 業 し 世 界 70 カ 国 以 上 で 販 売 と 保 守 修 理 を 展 開 している 会 社 です ローデ シュワルツ ジャパン 株 式 会 社 本 社 / 東 京 オフィス 160-0023 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 7-20-1 住 友 不 動 産 西 新 宿 ビル TEL:03-5925-1288/1287 FAX:03-5925-1290/1285 神 奈 川 オフィス 222-0033 神 奈 川 県 横 浜 市 港 北 区 新 横 浜 2-8-12 Attend on Tower 16 階 TEL : 045-477-3570 ( 代 ) FAX : 045-471-7678 大 阪 オフィス 564-0063 大 阪 府 吹 田 市 江 坂 町 1-23-20 TEK 第 2 ビル 8 階 TEL:06-6310-9651( 代 ) FAX:06-6330-9651 サービスセンター 330-0075 埼 玉 県 さいたま 市 浦 和 区 針 ヶ 谷 4-2-20 浦 和 テクノシティビル 3 階 TEL:048-829-8061 FAX:048-822-3156 E-mail: info.rsjp@rohde-schwarz.com http://www.rohde-schwarz.co.jp/ このアプリケーションノートと 付 属 のプログラ ムは ローデ シュワルツ 社 のウェブサイトの ダウンロード エリアに 記 載 されている 諸 条 件 に 従 ってのみ 使 用 することができます 掲 載 されている 記 事 図 表 などの 無 断 転 載 を 禁 止 します おことわりなしに 掲 載 内 容 の 一 部 を 変 更 させて いただくことがあります あらかじめご 了 承 く ださい ローデ シュワルツ ジャパン 株 式 会 社 160-0023 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 7-20-1 住 友 不 動 産 西 新 宿 ビル 27 階 TEL:03-5925-1288/1287 FAX:03-5925-1290/1285 www.rohde-schwarz.co.jp