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熊 本 県 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 後 の 抗 HIV 薬 服 用 マニュアル 平 成 25 年 3 月

マニュアル 使 用 上 の 注 意 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 ( 事 象 ) 後 のHIV 感 染 を 防 止 するためには 事 象 発 生 後 できるだけ 早 く 抗 HIV 薬 の 服 用 を 開 始 する 必 要 がある 事 象 発 生 後 速 やかに 服 用 するために 医 療 従 事 者 及 び 医 療 事 故 担 当 医 ( 施 設 の 責 任 者 )は 当 マニュアルをよく 読 み あらかじめ 予 防 服 用 や 副 作 用 に ついて 理 解 しておく 必 要 がある 事 象 発 生 後 予 防 服 用 を 開 始 するかどうかは 被 汚 染 者 が 予 防 服 用 の 利 益 不 利 益 を 考 慮 して 自 己 決 定 しなければならない 当 マニュアルに 基 づき 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 抗 HIV 薬 の 提 供 を 依 頼 する 際 には 必 ず 本 人 の 同 意 書 と 医 療 事 故 担 当 医 ( 施 設 の 責 任 者 )の 依 頼 書 を 提 出 すること ただし 訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 は 依 頼 書 はFAXで 提 出 し 依 頼 書 の 原 本 は 後 日 提 出 すること 当 マニュアルは 一 般 医 療 機 関 あるいは 訪 問 看 護 先 においてHIVへの 職 業 上 曝 露 が 発 生 した 場 合 に 被 汚 染 者 が 専 門 医 に 受 診 できるまでの 緊 急 対 応 用 として 作 成 したものである 専 門 医 ( 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 )の 時 間 外 の 対 応 は あくまでも 被 汚 染 者 の 依 頼 に 基 づき 抗 HIV 薬 を 提 供 するだけであり 内 服 適 応 の 判 断 やHIV 抗 体 検 査 は 行 わない HIV(ヒト 免 疫 不 全 ウイルス)とは H:Human(ヒト) I:Immunodeficiency( 免 疫 不 全 ) V:Virus(ウイルス) 本 マニュアルは 熊 本 県 庁 のホームページに 掲 載 してありますので 抗 HI V 薬 予 防 服 用 同 意 書 及 び 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 書 等 はダウンロードしてご 利 用 ください また 使 用 禁 忌 薬 等 の 情 報 は 更 新 される 場 合 がありますので 必 要 に 応 じて ホームページをご 確 認 ください ( 掲 載 場 所 ) 熊 本 県 庁 ホームページ エイズ で 検 索 熊 本 県 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 後 の 抗 HIV 薬 服 用 マニュアルについて http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/32/harisashimanyuaru.html

目 次 予 防 服 用 フローチャート( 緊 急 対 応 用 ) 一 般 医 療 機 関 で 事 象 が 発 生 した 場 合 1 訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 2 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 が 発 生 した 一 般 医 療 機 関 での 対 応 3 訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 の 対 応 5 抗 HIV 薬 配 置 病 院 での 対 応 7 抗 HIV 薬 予 防 服 用 説 明 書 8 HIV 感 染 防 止 の 予 防 薬 服 用 目 安 9 抗 HIV 薬 予 防 服 用 同 意 書 及 び 提 供 依 頼 書 10 抗 HIV 薬 配 置 病 院 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 連 絡 先 リスト 12 参 考 : 併 用 禁 忌 について お 薬 の 飲 み 方 について

予 防 服 用 フローチャート( 緊 急 対 応 用 ) 一 般 医 療 機 関 で 事 象 が 発 生 した 場 合 マニュアル p.3~4 参 照 事 象 発 生 HIV 抗 体 陽 性 血 液 陽 性 が 強 く 疑 われる 血 液 応 急 処 置 ニューモシスチス 肺 炎 クリプトコッ カス 髄 膜 炎 等 の 症 状 がありHIV 抗 体 陽 性 であること が 推 定 できる 血 液 被 汚 染 者 の 採 血 HIV 抗 体 検 査 一 般 医 療 機 関 院 内 のマニュアルがある 場 合 は それを 参 照 する 医 療 事 故 担 当 医 ( 責 任 者 )に 報 告 妊 娠 の 有 無 の 確 認 B 型 肝 炎 ウイルス 腎 障 害 の 有 無 の 確 認 同 意 書 依 頼 書 作 成 第 1 回 目 の 服 用 の 適 否 は 被 汚 染 者 本 人 が 自 己 決 定 する 配 置 病 院 へ 電 話 連 絡 配 置 病 院 受 診 配 置 病 院 抗 HIV 薬 受 領 服 用 同 意 書 依 頼 書 提 出 第 1 回 目 の 服 用 は 事 故 後 少 なくとも 2 時 間 以 内 に 行 う 熊 大 病 院 熊 大 病 院 受 診 服 用 継 続 の 判 断 第 1 回 目 の 抗 HI V 薬 服 用 後 12 時 間 以 内 に 受 診 する 服 用 を 継 続 するか どうかは 専 門 医 と 相 談 の 上 決 定 する 1

予 防 服 用 フローチャート( 緊 急 対 応 用 ) 訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 マニュアル p.5~6 参 照 事 象 発 生 HIV 抗 体 陽 性 血 液 陽 性 が 強 く 疑 われる 血 液 応 急 処 置 ニューモシスチス 肺 炎 クリプトコッ カス 髄 膜 炎 等 の 症 状 がありHIV 抗 体 陽 性 であること が 推 定 できる 血 液 訪 問 看 護 先 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )に 電 話 で 報 告 妊 娠 の 有 無 の 確 認 B 型 肝 炎 ウイルス 腎 障 害 の 有 無 の 確 認 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 ) が 依 頼 書 を 作 成 第 1 回 目 の 服 用 の 適 否 は 被 汚 染 者 本 人 が 自 己 決 定 する 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )が 配 置 病 院 へ 電 話 連 絡 後 依 頼 書 をFAXで 提 出 配 置 病 院 受 診 配 置 病 院 熊 大 病 院 同 意 書 を 作 成 提 出 抗 HIV 薬 受 領 服 用 熊 大 病 院 受 診 被 汚 染 者 の 採 血 HIV 抗 体 検 査 時 間 内 のみの 対 応 服 用 継 続 の 判 断 第 1 回 目 の 服 用 は 事 故 後 少 なくとも 2 時 間 以 内 に 行 う 第 1 回 目 の 抗 HI V 薬 服 用 後 12 時 間 以 内 に 受 診 する 服 用 を 継 続 するか どうかは 専 門 医 と 相 談 の 上 決 定 する 後 日 被 汚 染 者 は 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )が 作 成 した 依 頼 書 の 原 本 を 配 置 病 院 に 提 出 する 2

針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 が 発 生 した 一 般 医 療 機 関 での 対 応 (1) 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 ( 事 象 ) 発 生 ここでいう 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 ( 事 象 )とは 針 や 鋭 利 な 医 療 器 具 による 切 創 等 皮 内 へのHIV 汚 染 血 液 の 曝 露 及 び 粘 膜 や 傷 のある 皮 膚 への HIV 陽 性 血 液 あ るいは 陽 性 が 強 く 疑 われる 血 液 の 曝 露 をさす (2) 陽 性 が 強 く 疑 われる 血 液 陽 性 が 強 く 疑 われる 血 液 とは HIV 抗 体 検 査 の 結 果 は 不 明 だが ニューモシスチス (カリニ) 肺 炎 クリプトコッカス 髄 膜 炎 等 の 症 状 があり HIV 陽 性 であることが 推 定 できる 血 液 をさす 単 に HIV 抗 体 不 明 の 場 合 曝 露 源 患 者 不 明 の 場 合 は 対 象 とし ない (3) 応 急 処 置 汚 染 事 象 が 発 生 した 場 合 は 血 液 又 は 体 液 に 曝 露 された 創 部 又 は 皮 膚 を 石 鹸 と 流 水 で 十 分 に 洗 浄 する( 針 など 鋭 利 物 で 受 傷 した 場 合 血 液 を 絞 り 出 すことや 汚 染 部 位 を 消 毒 することについて 有 効 性 を 示 すエビデンスはない) 手 指 消 毒 剤 では 効 果 が 低 い 粘 膜 が 汚 染 された 場 合 眼 鼻 では 水 や 生 理 食 塩 水 で 十 分 に 洗 浄 し 口 腔 内 は 水 でうがい する (4) 被 汚 染 者 の 採 血 及 び 検 査 被 汚 染 者 の 採 血 を 行 い HIV 抗 体 検 査 を 行 う( 院 内 のマニュアルがある 場 合 は そ れを 参 照 する) 医 療 機 関 で HIV 抗 体 検 査 を 実 施 できない 場 合 は まず 採 血 を 行 い 後 日 必 要 に 応 じて 民 間 の 検 査 機 関 等 に 依 頼 する (5) 医 療 事 故 担 当 医 に 報 告 被 汚 染 者 は 事 象 の 発 生 時 刻 状 況 程 度 事 象 の 原 因 となった 患 者 の 病 状 等 を 直 ちに 院 内 の 医 療 事 故 担 当 医 に 報 告 する 医 療 事 故 担 当 医 は 事 象 の 状 況 を 確 認 し 感 染 リスクが 高 いと 判 断 される 場 合 には 抗 HIV 薬 予 防 服 用 説 明 書 により 予 防 服 用 の 効 果 について 説 明 する 被 汚 染 者 は 予 防 服 用 の 利 益 と 不 利 益 を 考 慮 して 服 用 を 開 始 するかどうか 自 己 決 定 する その 際 担 当 医 は 被 汚 染 者 のプライバシーの 保 護 について 十 分 に 留 意 する 必 要 がある なお 院 内 での 感 染 報 告 経 路 については 1 服 用 開 始 の 迅 速 性 2プライバシーの 保 護 を 考 慮 し 可 能 な 範 囲 で 短 縮 する 診 療 所 の 医 師 等 で 被 汚 染 者 が 医 療 事 故 担 当 医 を 兼 ねている 場 合 などは 自 身 で 判 断 する (6) 妊 娠 の 有 無 確 認 医 療 事 故 担 当 医 は 被 汚 染 者 が 女 性 の 場 合 は 妊 娠 の 有 無 を 確 認 し 抗 HIV 薬 は 妊 娠 初 期 での 胎 児 への 安 全 性 は 確 認 されていないことを 説 明 し 可 能 な 場 合 は 妊 娠 反 応 検 査 を 実 施 する 3

(7)B 型 肝 炎 ウイルス 腎 障 害 の 有 無 確 認 医 療 事 故 担 当 医 は 被 汚 染 者 のB 型 肝 炎 ウイルス 感 染 の 有 無 あるいは 腎 障 害 の 有 無 を 確 認 し 抗 HIV 薬 の 中 には 投 与 中 の 腎 機 能 障 害 投 与 終 了 後 のB 型 肝 炎 の 憎 悪 の 副 作 用 があるものがあることを 説 明 する (8) 同 意 書 依 頼 書 作 成 被 汚 染 者 は 予 防 服 用 を 希 望 する 場 合 抗 HIV 薬 予 防 服 用 同 意 書 に 署 名 する 医 療 事 故 担 当 医 は 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 書 に 記 載 し 署 名 する (9) 抗 HIV 薬 配 置 病 院 への 電 話 依 頼 医 療 事 故 担 当 医 は 抗 HIV 薬 の 提 供 を 依 頼 する 場 合 抗 HIV 薬 配 置 病 院 抗 H IV 薬 提 供 依 頼 連 絡 先 リスト に 基 づき 必 ず 事 前 に 抗 HIV 薬 配 置 病 院 の 担 当 者 に 電 話 連 絡 する (10) 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 受 診 薬 剤 受 領 服 用 被 汚 染 者 は 事 象 後 できるだけ 早 く( 少 なくとも2 時 間 以 内 に) 服 用 開 始 するため 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 緊 急 受 診 し 同 意 書 及 び 依 頼 書 を 提 出 して 薬 剤 を 受 領 後 直 ちに 第 1 回 目 の 服 用 をする (11) 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 受 診 被 汚 染 者 は 第 1 回 目 の 抗 HIV 薬 服 用 後 12 時 間 以 内 に 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 を 受 診 する 事 象 発 生 が 土 日 祝 日 の 場 合 は 抗 HIV 薬 を 継 続 して 服 用 し 月 曜 日 ( 平 日 )に 速 やかに 受 診 する 受 診 後 の 服 用 については 専 門 医 と 相 談 の 上 決 定 する 問 い 合 わせ 先 : 国 立 大 学 法 人 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 医 事 ユニット 感 染 対 策 担 当 TEL 096-373-5654 平 日 :8:30~17:00 事 象 が 発 生 した 一 般 医 療 機 関 では 原 因 となった 患 者 の 抗 体 検 査 が 未 実 施 の 場 合 は 必 ず 患 者 の 同 意 を 得 た 上 で 抗 体 検 査 ( 迅 速 検 査 など)を 実 施 する 4

訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 の 対 応 (1)~(3) 事 象 が 発 生 した 一 般 医 療 機 関 での 対 応 と 同 様 の 対 応 をする (4) 管 理 者 に 電 話 で 報 告 被 汚 染 者 は 事 象 の 発 生 時 刻 状 況 程 度 事 象 の 原 因 となった 患 者 の 病 状 等 を 直 ちに 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )に 電 話 で 報 告 する 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 事 象 の 状 況 を 確 認 し 感 染 リスクが 高 いと 判 断 される 場 合 には 抗 HIV 薬 予 防 服 用 説 明 書 により 予 防 服 用 の 効 果 について 説 明 する 被 汚 染 者 は 予 防 服 用 の 利 益 と 不 利 益 を 考 慮 して 服 用 を 開 始 するかどうか 自 己 決 定 す る その 際 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 被 汚 染 者 のプライバシーの 保 護 について 十 分 に 留 意 する 必 要 がある 被 汚 染 者 が 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )を 兼 ねている 場 合 などは 自 身 で 判 断 する (5) 妊 娠 の 有 無 確 認 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 被 汚 染 者 が 女 性 の 場 合 は 妊 娠 の 有 無 を 確 認 し 抗 H IV 薬 は 妊 娠 初 期 での 胎 児 への 安 全 性 は 確 認 されていないことを 説 明 する (6)B 型 肝 炎 ウイルス 腎 障 害 の 有 無 確 認 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 被 汚 染 者 のB 型 肝 炎 ウイルス 感 染 の 有 無 あるいは 腎 障 害 の 有 無 を 確 認 し 抗 HIV 薬 の 中 には 服 用 中 の 腎 機 能 障 害 服 用 終 了 後 のB 型 肝 炎 の 憎 悪 の 副 作 用 があるものがあることを 説 明 する (7) 依 頼 書 作 成 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 被 汚 染 者 の 予 防 服 用 の 希 望 を 電 話 で 確 認 し 抗 HIV 薬 の 提 供 を 依 頼 する 場 合 は 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 書 に 記 載 し 署 名 する (8) 抗 HIV 薬 配 置 病 院 への 電 話 依 頼 依 頼 書 をFAXで 提 出 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )は 抗 HIV 薬 配 置 病 院 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 連 絡 先 リ スト に 基 づき 必 ず 事 前 に 抗 HIV 薬 配 置 病 院 の 担 当 者 に 電 話 連 絡 し 抗 HIV 薬 の 提 供 を 口 頭 で 依 頼 し 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 書 をFAXで 提 出 する (9) 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 受 診 同 意 書 作 成 薬 剤 受 領 服 用 被 汚 染 者 は 事 象 発 生 後 少 なくとも2 時 間 以 内 に 服 用 開 始 するため 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 緊 急 受 診 し 抗 HIV 薬 配 置 病 院 において 抗 HIV 薬 予 防 服 用 同 意 書 に 署 名 提 出 して 薬 剤 を 受 領 後 直 ちに 第 1 回 目 の 服 用 をする 5

(10) 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 受 診 被 汚 染 者 は 第 1 回 目 の 抗 HIV 薬 服 用 後 12 時 間 以 内 に 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 を 受 診 する 事 象 発 生 が 土 日 祝 日 の 場 合 は 抗 HIV 薬 を 継 続 して 服 用 し 月 曜 日 ( 平 日 )に 速 やかに 受 診 する 受 診 後 の 服 用 については 専 門 医 と 相 談 の 上 決 定 する 問 い 合 わせ 先 : 国 立 大 学 法 人 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 医 事 ユニット 感 染 対 策 担 当 TEL 096-373-5654 平 日 :8:30~17:00 (11) 依 頼 書 の 提 出 被 汚 染 者 は 後 日 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )が 作 成 した 依 頼 書 の 原 本 を 抗 HIV 薬 配 置 病 院 に 速 やかに 提 出 する (12) 被 汚 染 者 の 採 血 及 び 検 査 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 において 必 要 に 応 じ 被 汚 染 者 の 採 血 を 行 い HIV 抗 体 検 査 を 行 う 6

抗 HIV 薬 配 置 病 院 での 対 応 (1) 事 前 準 備 電 話 で 緊 急 の 抗 HIV 薬 提 供 の 依 頼 を 受 けた 抗 HIV 薬 配 置 病 院 は 事 象 発 生 後 でき るだけ 早 く 第 1 回 目 の 服 用 が 可 能 となるよう 直 ちに 薬 剤 の 準 備 をする (2) 抗 HIV 薬 の 提 供 抗 HIV 薬 配 置 病 院 では 同 意 書 及 び 依 頼 書 の 提 出 があった 場 合 には 専 門 医 を 受 診 できるまでに 必 要 な 最 小 限 の 量 の 抗 HIV 薬 を 提 供 する ( 訪 問 看 護 先 で 事 象 が 発 生 した 場 合 ) 被 汚 染 者 が 所 属 する 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )から 電 話 で 抗 HIV 薬 の 提 供 依 頼 が あり FAXで 依 頼 書 が 提 出 される 被 汚 染 者 は 直 接 抗 HIV 薬 配 置 病 院 を 受 診 し 抗 HIV 薬 配 置 病 院 で 同 意 書 を 作 成 する 抗 HIV 薬 配 置 病 院 は 同 意 書 受 領 後 専 門 医 を 受 診 できるまでに 必 要 な 最 小 限 の 量 の 抗 HIV 薬 を 提 供 する 抗 HIV 薬 配 置 病 院 は 後 日 施 設 の 責 任 者 ( 管 理 者 等 )が 作 成 した 依 頼 書 の 原 本 を 受 領 する 7

抗 HIV 薬 予 防 服 用 説 明 書 針 刺 し 切 創 などでHIV 汚 染 血 液 に 曝 露 した 場 合 の 感 染 リスクは B 型 C 型 肝 炎 と 比 較 してかなり 低 く B 型 肝 炎 の1/100 C 型 肝 炎 の1/10 程 度 で 針 刺 し 切 創 におい ては 平 均 0.3% 程 度 です また 感 染 直 後 に 抗 HIV 薬 を 服 用 することで 感 染 リス クは 約 80% 低 下 すると 言 われています しかし 抗 HIV 薬 は 決 して 副 作 用 の 少 ない 薬 ではありません 特 に 妊 娠 初 期 での 胎 児 への 安 全 性 は 確 認 されていません 各 薬 剤 の 主 な 副 作 用 は 下 記 のとおりです 感 染 を 予 防 する 利 益 と 副 作 用 による 不 利 益 を 考 え 合 わせた 上 で 予 防 服 用 が 必 要 と 判 断 された 場 合 には 少 しでも 早 く 服 用 を 開 始 することをお 勧 めします 基 本 形 カレトラ + ツルバダ 妊 娠 の 可 能 性 がある 場 合 カレトラ + コンビビル カレトラ:1 日 2 回 1 回 2 錠 ( 主 な 副 作 用 ) 下 痢 嘔 気 腹 痛 など 下 痢 止 め 制 吐 剤 などで 軽 減 することもあります ( 注 意 点 ) カレトラ 錠 に 含 まれるロピナビルとリトナビルは 多 くの 薬 剤 と 相 互 作 用 を 有 します 特 にリトナビルは 代 表 的 な 肝 酵 素 であるCYP3A4に 対 する 影 響 が 強 く 多 くの 薬 剤 の 代 謝 を 協 力 に 阻 害 し 作 用 を 増 強 するため 注 意 が 必 要 となります 他 の 薬 剤 を 内 服 している 場 合 は 医 師 へ 必 ずその 旨 を 伝 えて ください 禁 忌 薬 あり( 下 記 参 照 ) ツルバダ:1 日 1 回 1 回 1 錠 ( 主 な 副 作 用 ) 腹 部 膨 満 感 腎 障 害 など 腎 機 能 が 著 しく 低 下 している 場 合 は 専 門 医 に 相 談 してください ( 注 意 点 ) 抗 B 型 肝 炎 ウイルス 効 果 があります しかし B 型 肝 炎 患 者 がこの 薬 剤 を 半 年 以 上 服 用 した 後 の 中 止 後 肝 炎 が 悪 化 することがあるため この 薬 剤 を 服 用 する 前 には 必 ずB 型 肝 炎 の 有 無 を 確 認 し B 型 肝 炎 患 者 の 場 合 は 専 門 医 と 相 談 してください 禁 忌 薬 あり( 下 記 参 照 ) コンビビル:1 日 2 回 1 回 1 錠 ( 主 な 副 作 用 ) 嘔 気 疲 れ ( 注 意 点 ) B 型 慢 性 肝 炎 にかかっている 人 では この 薬 の 使 用 を 中 止 するとB 型 慢 性 肝 炎 が 悪 化 することがあります 好 中 球 数 が 750/mm3 未 満 またはヘモグロ ビン 濃 度 が 7.5g/dL 未 満 に 減 少 している 人 は 使 用 できません この 薬 には 併 用 してはいけない 薬 [イブプロフェン 製 剤 (ブルフェン 等 )]や 併 用 を 注 意 すべき 薬 があります 他 の 薬 を 使 用 している 場 合 や 新 たに 使 用 する 場 合 は 必 ず 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください 禁 忌 薬 あり( 下 記 参 照 ) 禁 忌 薬 あり 併 用 禁 忌 について 参 照 禁 忌 薬 は 更 新 される 場 合 があります 必 ず 事 前 にHPでご 確 認 下 さい http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/32/harisashimanyuaru.html 8

HIV 感 染 防 止 の 抗 HIV 薬 服 用 目 安 基 本 形 カレトラ + ツルバダ カレトラ ツルバダ 1 回 目 2 錠 1 錠 2 回 目 2 錠 3 回 目 2 錠 1 錠 週 末 3 日 分 ( 金 土 日 ) 4 回 目 2 錠 5 回 目 2 錠 1 錠 6 回 目 2 錠 7 回 目 2 錠 1 錠 3 連 休 を 想 定 8 回 目 2 錠 妊 娠 の 可 能 性 がある 場 合 カレトラ + コンビビル カレトラ コンビビル 1 回 目 2 錠 1 錠 2 回 目 2 錠 1 錠 3 回 目 2 錠 1 錠 週 末 3 日 分 ( 金 土 日 ) 4 回 目 2 錠 1 錠 5 回 目 2 錠 1 錠 6 回 目 2 錠 1 錠 7 回 目 2 錠 1 錠 3 連 休 を 想 定 8 回 目 2 錠 1 錠 服 薬 方 法 カレトラ: ツルバダ: コンビビル: 1 日 2 回 1 回 2 錠 1 日 1 回 1 回 1 錠 1 日 2 回 1 回 1 錠 1 回 目 の 服 用 は 事 故 後 1~2 時 間 以 内 その 後 の 服 用 は 概 ね12 時 間 間 隔 9

< 取 扱 注 意 > 抗 HIV 薬 予 防 服 用 同 意 書 私 は HIV 汚 染 防 止 血 液 等 曝 露 後 の 抗 HIV 薬 予 防 服 用 における 利 益 と 不 利 益 につ いて 説 明 を 受 け 妊 婦 の 服 用 は 胎 児 への 影 響 について 不 明 である 点 を 含 め 十 分 に 理 解 しました 私 は 自 らの 意 志 により 予 防 服 用 を 希 望 します 服 用 希 望 薬 剤 ( 必 ず 本 人 がチェックすること) 基 本 形 カレトラ + ツルバダ 妊 娠 の 可 能 性 がある 場 合 カレトラ + コンビビル 配 置 病 院 病 院 長 様 年 月 日 署 名 抗 HIV 薬 配 置 病 院 にて 抗 HIV 薬 を 受 領 する 際 に ご 記 入 ください 受 領 者 サイン( 受 領 時 に 記 入 ): [ 代 理 人 の 場 合 ] 原 則 被 汚 染 者 が 受 領 所 属 施 設 又 は 続 柄 : [ 本 人 確 認 ] 〇 で 囲 んでください ( 抗 HIV 薬 配 置 病 院 の 担 当 者 がご 記 入 ください ) 保 険 証 運 転 免 許 証 身 分 証 ( )の 書 類 提 示 あり 10

< 取 扱 注 意 > 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 書 氏 名 性 別 男 女 被 汚 染 者 生 年 月 日 年 月 日 妊 娠 ( 女 性 のみ) 有 無 未 検 査 現 在 服 用 中 の 薬 剤 無 有 ( ) 発 生 日 時 年 月 日 時 分 発 生 状 況 事 象 内 容 針 刺 し 切 創 粘 膜 汚 染 皮 膚 汚 染 ( ) 原 因 患 者 の 病 状 AIDS HIV 抗 体 陽 性 HIV 抗 体 陽 性 疑 上 記 の 者 は HIV 感 染 の 恐 れがあり 予 防 服 用 についての 説 明 に 同 意 があった ので レ を 入 れたレジメンの 服 用 回 数 分 ( 専 門 医 受 診 までの 回 数 )の 抗 HIV 薬 の 提 供 を 依 頼 いたします 基 本 形 カレトラ + ツルバダ 奇 数 回 服 用 分 : カレトラ 2 錠 + ツルバダ 1 錠 偶 数 回 服 用 分 : カレトラ 2 錠 回 分 回 分 妊 娠 の 可 能 性 がある 場 合 カレトラ + コンビビル カレトラ 2 錠 + コンビビル 1 錠 回 分 レジメン 内 容 は マニュアル 内 HIV 感 染 防 止 の 抗 HIV 薬 服 用 目 安 を 参 照 参 考 : 服 用 者 向 け 説 明 書 お 薬 の 飲 み 方 について 配 置 病 院 病 院 長 様 年 月 日 機 関 所 在 地 機 関 名 連 絡 先 担 当 医 署 名 ( 管 理 者 ) 11

抗 HIV 薬 配 置 病 院 抗 HIV 薬 提 供 依 頼 連 絡 先 リスト 抗 HIV 薬 配 置 病 院 郵 便 番 号 住 所 診 療 時 間 内 連 絡 先 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 860-8556 熊 本 市 中 央 区 本 荘 1 丁 目 1 番 1 号 医 事 ユニット 感 染 対 策 担 当 096-373-5654 診 療 時 間 外 抗 HIV 薬 依 頼 先 西 病 棟 11 階 当 直 医 096-373-7071 FAX 番 号 診 療 時 間 内 ( 月 ~ 金 曜 日 :8:30~17:15) 医 事 ユニット 感 染 対 策 担 当 096-373-5957 診 療 時 間 外 ( 上 記 以 外 ) 西 病 棟 11 階 096-373-7071 公 立 玉 名 中 央 病 院 865-0064 玉 名 市 中 1950 番 地 救 急 外 来 看 護 師 0968-73-5000( 代 表 ) 救 急 外 来 看 護 師 0968-73-5000( 代 表 ) 救 急 外 来 0968-73-5300 12 健 康 保 険 熊 本 総 合 病 院 866-8660 八 代 市 通 町 10 番 10 号 血 液 内 科 江 藤 医 師 0965-32-7111( 代 表 ) ( 交 換 を 通 して) 血 液 内 科 江 藤 医 師 0965-32-7111( 代 表 ) 救 急 外 来 0965-34-2530 阿 蘇 中 央 病 院 869-2225 阿 蘇 市 黒 川 1178 薬 局 0967-34-0311( 代 表 ) 救 急 外 来 0967-34-0311( 代 表 ) 通 常 診 療 日 の 時 間 内 0967-34-2273 夜 間 休 日 0967-34-2274 健 康 保 険 人 吉 総 合 病 院 868-8555 人 吉 市 老 神 町 35 番 地 薬 剤 部 0966-22-2191( 代 表 ) 内 線 135/134/133 夜 間 受 付 0966-22-2191( 代 表 ) 0966-24-2116( 代 表 ) 健 康 保 険 天 草 中 央 総 合 病 院 863-0033 天 草 市 東 町 101 番 地 内 科 外 来 0969-22-0011( 代 表 ) 当 直 医 0969-22-0011( 代 表 ) 月 ~ 日 曜 日 :8:00~17:00 医 事 課 0969-24-2108 予 防 薬 服 用 後 の 熊 本 大 学 病 院 受 診 の 際 の 連 絡 先 本 マニュアルに 関 する 問 い 合 わせ 先 国 立 大 学 法 人 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 医 事 ユニット 感 染 対 策 担 当 TEL 096-373-5654 平 日 :8:30~17:00 熊 本 県 健 康 福 祉 部 健 康 危 機 管 理 課 TEL 096-333-2240 FAX 096-387-0167 平 日 :8:30~17:15